【SS】可可「おじゃまシマス！！」すみれ「はい、いらっしゃい」【ラブライブ！スーパースター!!】

クゥすみ

可可「すみれのおウチ...」ｷｮﾛｷｮﾛ


すみれ「なにしてんの、早くあがりなさい」


可可「マッテ、マッテ...」ﾝｼｮﾝｼｮ


すみれ「靴、置きっぱなしでいいから」


可可「お、おっけーデス」ｲｿｲｿ


すみれ「こっちよ」


ﾃｸﾃｸ


可可「すみれ、ご家族は...」


すみれ「居ないわよ、夕方まで」


可可「そですか」ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ

すみれ「...」


可可「あ...これ、ご家族に渡して欲しいデス」ｶﾞｻｯ


すみれ「？、なにあんた、これあそこのお店のケーキじゃない」


可可「すみれにじゃないデス！ご家族にデス！！」


すみれ「あーはいはい、冷蔵庫入れとくわよ」


可可「よろしく言っておいてクダサイ」


すみれ「...」ｼﾞｯ


可可「どうシマシタ？」


すみれ「いや...しっかり日本語勉強してんのね、あんたって」


可可「？」

ｶﾞﾁｬ


すみれ「ん、どうぞ」


可可「おお...すみれのお部屋」ｷｮﾛｷｮﾛ


すみれ「別に普通よ、何も無いわ」


可可「そですか」ｷｮﾛｷｮﾛ


すみれ「お茶持ってくるから、テキトーに寛いでなさいな」


可可「...」ｺｸｺｸｯ


ﾊﾞﾀﾝｯ


ｼｰﾝ


可可「...」

可可「なんだか...緊張するデス」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


可可「...」


可可「あ、これは、レンレンが仲間になった時に5人で撮った写真デス...」


可可「意外デス...すみれ、こういうの大切にするタイプなのデスね」


可可「...」


可可「...」


可可「...」ｺﾞﾛｰﾝ

可可「すみれのお部屋の床デス...案外キレイにしてマスね」


可可「...」


可可「天井...すみれのお部屋の天井デス...」


可可「毎晩この天井を見て寝てマス、すみれは」


可可「...」


可可「クゥクゥ、これはなんの話デスか」


ｶﾞﾁｬ


可可「わわっ」ｱｾｯ

すみれ「遅くなったわね」


可可「お構いなく」


すみれ「なに日本人みたいなこと言ってるのよ」


可可「勉強してきマシタ」


すみれ「マジメねあんたは...はい、ココア」


可可「おおおお！！気が利くやろうデス！」


すみれ「口悪いわね...まぁ喜んでるからいいか」ﾌﾌｯ

可可「ふーっ、ふーっ」


すみれ「熱いわよ？」


可可「...あっちゅ！！」ｽﾞｽﾞｽﾞ


すみれ「あー」ｸｽｯ


可可「ふーっ、ふーっ」


すみれ「私がふーふーしてあげましょうか？」


可可「なに言ってるデスこのグソクムシは」


すみれ「あのね」


ｽﾞｽﾞｽﾞ


可可「んー！チョコワタルシミ」ｷﾗｷﾗ


すみれ「は？」

...


すみれ「なにしましょうか...といっても、何か特別なものがあるわけじゃないし」


可可「すみれルームを探索シマス！！」


すみれ「たんさく？」


可可「クゥクゥが気になったものをすみれに質問していくコーナーデス！」


すみれ「あー、まぁあんたがそれでいいなら」


可可「なまえ！」


すみれ「はぁ？」


可可「クゥクゥの名前は"あんた"ではないデス」

すみれ「...」


可可「...」


すみれ「くぅくぅ」


可可「えへへ」ﾆｺﾆｺ


すみれ「ならさ、今日はグソクムシも禁止ね」


可可「それは無理デス」ｽﾞｽﾞｽﾞ


すみれ「なんでよ！！」


可可「ココア美味しいデス...」ｽﾞｽﾞｽﾞ


すみれ「聞きなさいよ！」

可可「冗談デス、すみれ」


すみれ「なっ...、うん...まぁいいわ」ﾌﾟｲｯ


可可「照れてるデス？」


すみれ「照れてなんかないわよ」


可可「ほんとは嬉しいクセに」


すみれ「嬉しくない」


可可「なかなか口を割りマセンね」


すみれ「口を割るっていうの？日本語的に」

可可「すみれは、すみれって呼ばれると嬉しくないデスか？」


すみれ「そりゃぁ...まぁ」


可可「クゥクゥは嬉しいデス、すみれって呼べるの、嬉しい...」ｴﾍﾍ


すみれ「...そっか」


可可「でも、みんながいる前で呼ぶのは...まだ慣れマセン」


すみれ「いいんじゃない、ゆっくりで」


可可「うん...普段のグソクムシモードは許してほしいデス」


すみれ「わかってるわよ」

可可「でも今日は！いっぱいすみれすみれできマス！嬉しいデス」


すみれ「なによそれ」ｸｽｯ


可可「なぜ笑うのデスか」


すみれ「ううん、そっかぁって、思っただけ」


可可「むぅ、すみれは気持ちを言ってくれないデスね」


すみれ「はいはい、嬉しいわよ」


可可「流すなデス！」


すみれ「くぅくぅ」


可可「な、なんデスか...」

すみれ「やるんじゃないの？探索」


可可「おっと、そうデシタ」


すみれ「なにもないわよ、ほんとに」


可可「案外すみれはお部屋をキレイにしているということがわかりました」


すみれ「なによ案外って、失礼ね」


可可「床にホコリ1つ落ちてないデス」


すみれ「あんたが来るっていうから掃除しただけよ」


可可「なまえ！」


すみれ「くぅくぅが来るっていうから掃除しただけよ」

可可「クゥクゥのため？」


すみれ「自分のため、こういうのはね、迎える方が気を張るのよ」


可可「ご迷惑デシタか？」


すみれ「そうね」


可可「...」ｼｭﾝ


すみれ「冗談に決まってるでしょ」


可可「なっ！もぉもぉ！グソクムシのくせに！」


すみれ「はいーグソクムシ頂きましたー、罰金」


可可「あー！いまの無しデス！」


すみれ「いやなんでよ」ｸｽｯ

可可「あ！ティアラ飾ってくれてマス！！」


すみれ「ま、まぁ...大切な物だしね」


可可「ふふふふふ」ﾆﾔﾘ


すみれ「な、なに」


可可「可愛いとこあるやつデス」


すみれ「いいでしょ、飾るくらい」ﾌﾟｲｯ


可可「クゥクゥはとっても嬉しいデス」


すみれ「...」

可可「ちょっとお借りシマス」ﾋｮｲｯ


すみれ「？」


可可「我ながら...作りが完璧デスね...」


すみれ「すごい自己肯定感」


可可「ん」ｵｲﾃﾞｵｲﾃﾞ


すみれ「な、なによ」


可可「こっち来るデス」


すみれ「...」ｽｽｽ

可可「んしょ...んしょ...」


すみれ「ちょ、あんた...」


可可「できました！」


すみれ「できましたじゃないわよ、家でこれ付けてたら変なやつじゃない」


可可「すみれは元から変なやつなので大丈夫デス」


すみれ「喧嘩売られてる？」


可可「似合ってます、あの衣装がなくても、素敵デス」


すみれ「あ、ありがと...」ﾒｿﾗｼ


可可「照れてるデス？」


すみれ「...そうかもね」


可可「言い返してもらわないと、調子が狂うのデスが」
」

すみれ「はぁ...もういいでしょ、外すわよ」


可可「マッテ！」


すみれ「な、なに」

可可「...」ﾊﾟｼｬ


すみれ「んなっ、写真撮るならちゃんと事務所通しなさいよ！」


可可「えへへ」


すみれ「無視！」


可可「...すみれフォルダにまた1つ追加デス」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


すみれ「ちょ、なに怖いこと言ってんのよ」


可可「外してやるのでこっち来るデス」


すみれ「ん」

...


すみれ「あとは何か気になるものある？」


可可「...」ｼﾞｯ


すみれ「くぅくぅ？」


可可「...」


すみれ「何見てるのよ」


可可「...」


すみれ「あー、5人で撮ったときの写真ね」


可可「これ、気に入ってるのデスか？」


すみれ「え？、うーん...まぁ...そうね、仲間の写真だし...記念だしね」

可可「クゥクゥと、2人の写真は」ﾎﾞｿﾎﾞｿ


すみれ「え？」


可可「すみれと2人で撮った写真、無いデス」


すみれ「...そうね、一緒に撮ったことないもの」


可可「クゥクゥは、2人で写ったのが欲しいデス」


すみれ「...」


可可「...」


すみれ「なら、今撮る？」

可可「撮ります！！！」ｷﾗｷﾗ


すみれ「そんな？そんなに？」


可可「すみれのお家に初めてお邪魔した記念デスね！！」


すみれ「プリみたいねその理由のこじつけ方...」


可可「プリクラ！！！今度行きマショウ！！約束デス！！」


すみれ「はいはい、ほら、撮るわよ」


可可「最高のクゥクゥをお見せシマス」ﾌﾝｽｯ


すみれ「なにそれ」


可可「すみれはとりあえずその面白い顔やめてクダサイ」


すみれ「生まれつきよ！！失礼ね！！！」


可可「あははは！」


すみれ「もぉ、なんなのよ」ｸｽｯ

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-


ｶｧ-...ｶｧ-...


すみれ「忘れ物ない？」


可可「大丈夫デス！もしあっても、明日すみれが学校に持ってきてキマス」


すみれ「いやよ」


可可「器のちいせぇやつデス」


すみれ「うるさいわね」

可可「...」


すみれ「...」


可可「...」


すみれ「どうしたの？」


可可「帰ったら、その...」


すみれ「？」


可可「また独りぼっちになるので...その、LINEして欲しいデス」


すみれ「ふふっ...はいはい、寂しがり屋さんね」

可可「ち、違いマスよ？きっとすみれが寂しいに違いないと思いマシテ」


すみれ「そうね、寂しいかもね」


可可「...」ﾒｿﾗｼ


すみれ「...はぁ」


可可「...」


すみれ「くぅくぅ」


可可「？」


ｷﾞｭｯ


可可「わわっ」

すみれ「...」


可可「...あたたかい...デス」ﾎﾞｿｯ


すみれ「...はい、おしまい」


可可「...」ｷﾞｭｯ


すみれ「ちょ、離れなさい」


可可「大変デス...すみれ」


すみれ「な、なに」


可可「腕が、言うことをきかないデス」


すみれ「あんたに似て聞き分けがないのね、かわいそうに」ｸｽｯ


可可「喧嘩売りマシタ？」

すみれ「ほら、もう遅いし、帰りなさい...ウチの人たちも帰ってくるから」


可可「...」ｺｸｯ


すみれ「...」


可可「...」


すみれ「今度は、お泊まりにしましょうか」


可可「！」ﾊﾟｧ


すみれ「そしたら、晩ご飯も一緒に食べれるし、夜もずっと一緒だし、寂しくないでしょ」


可可「！！」ｺｸｺｸｯ


すみれ「ふふっ、それじゃ約束ね」


可可「し、仕方ないデスね」ﾆｺﾆｺ


すみれ「すごい顔してるわよ、あんた」

可可「ん、今日は大人しく帰りマス！」ﾌﾘﾌﾘ


すみれ「ええ、それじゃまた明日ね」


可可「お邪魔しました」ﾍﾟｺｯ


すみれ「うん」


可可「では」


ﾋﾟｼｬﾘ


すみれ「...」

すみれ「...」


すみれ「...」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


すみれ「...」ｿｳｼﾝ


すみれ「はぁ」


すみれ「...」


すみれ「写真、プリントしてこなきゃ」


すみれ「部屋に飾っとかないと、怒るもんね...くぅくぅ」ｸｽｯ


『画像送信しました』


おわり