【SS】しずく「トイレ、行かない？」かすみ「はい？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

しずかす

しずく「トレイ」


かすみ「え？」


しずく「行こう」ｸﾞｲｯｸﾞｲｯ


かすみ「...ははーん」ﾆﾔﾆﾔ


しずく「なに」


かすみ「さっき見たホラー映画のせいでしょ」


しずく「ぎくっ」


かすみ「ぷっ...くふふふ、えー？なに？おトイレついてって欲しいの？」

しずく「...」


かすみ「しず子...しずくちゃーん、なんちゃい？なんちゃいでちゅかぁ？お姉ちゃんがおトイレ一緒にいこーねー」ﾆﾔﾆﾔ


しずく「...」


かすみ「あはははは！しず子にも可愛いとこあるじゃん、ほら、行ってあげるよ、この中須かすみお姉ちゃんがさ」ﾌﾟｸｸｸ


しずく「...」ｷﾞﾛｯ


かすみ「うっ」ﾋｷｯ


しずく「寝る」ｺﾞﾛﾝｯ


かすみ「あーごめんごめん、行ってあげるから、ね？」


しずく「...」ﾊﾞｻｯ

かすみ「拗ねちゃった」


しずく「...」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


かすみ「我慢したまま寝たらつらいよ？」


しずく「いいもん」


かすみ「...電気、消すね」ﾋﾟｯ


しずく「あーだめ！！」


かすみ「な、なに」


しずく「...」ｳﾙｳﾙ


かすみ「え、暗いのもだめなの？」


しずく「...」ｺｸｯ


かすみ「なーもぉ」

しずく「...」


かすみ「前合宿した時はお化けの格好して平気だったじゃん」


しずく「...うん」


かすみ「ホラー映画のせい？」


しずく「...うん」


かすみ「...ぷっ...ﾌﾌﾌ」


しずく「嫌い」

かすみ「あーごめんしず子ー、いこ？ほら、」


しずく「いい、平気」ｸﾙｯ


かすみ「がんこ」


しずく「頑固でいいもん」


かすみ「かすみんのベッドに黄色い地図残されても困るよー」


しずく「残すから、記念に」


かすみ「冗談だよね？」


しずく「ご両親には内緒にして」


かすみ「冗談だよね？？？」

しずく「...」


かすみ「はぁ...、かすみんはおトイレ行ってくるよ？行かないのね？」


しずく「...いく」


かすみ「うん」


しずく「かすみさんが怖いかもしれないから」


かすみ「え？」


しずく「かすみさん、実は怖がってるかもしれないから、ついてってあげる」


かすみ「...」


しずく「...」

かすみ「はい」


しずく「なにその目」


かすみ「もぉいいよ、いこ」


しずく「しかたないですね」


かすみ「みんなにチクってやる」


しずく「...へぇ」ｷﾞﾛｯ


かすみ「睨まないでよ」


しずく「かすみさんと私の言うこと、みんなはどっち信じるかな」


かすみ「どういうこと」

しずく『昨日、かすみさんがホラー映画見たせいでトイレ1人で行けなくなってしまって、...大変だったんですよぉ、夜中起こされるし、くっつき虫みたいになるし...、、え？妹のはるかさんも？、あはは、可愛いところありますね、よかったねかすみさん、仲間がいて、にこりにこり』



かすみ「なんて悪い女」


しずく「シナリオは出来てるんですよ」


かすみ「バラさないから、許して」


しずく「口には気をつけてね」


かすみ「トイレ一人で行けないやつが偉そうに」


しずく「聞こえてた？私の話」


かすみ「ごめんなさい」

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-


ｶﾞﾁｬ


かすみ「しず子からどうぞ」


しずく「...」ｸﾞｲｯｸﾞｲｯ


かすみ「なに」


しずく「一緒に入ろう？」


かすみ「は？」


しずく「2度言わせないで」


かすみ「だからなんでそんな偉そうなの！？」


しずく「お願い」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


かすみ「...」


しずく「...」

かすみ「あーもぉわかりましたよ」


しずく「好き」


かすみ「はいはい」


しずく「ご両親には内緒にして」


かすみ「こんなことかすみんだって言いたくないよ！！？」

しずく「私から、するね」


かすみ「うん」


しずく「後ろ向いて」


かすみ「う、うん」ｸﾙｯ


しずく「耳塞いで」


かすみ「あーもぉ！注文の多い料理店ですかここは！」


しずく「料理店じゃなくてトイレだよ？」


かすみ「そういう冷静なツッコミいらないから！」


しずく「聞こえてるじゃん！ちゃんと耳塞いで！！」


かすみ「むきいいいい！」

しずく「かすみさんかすみさん」


かすみ「...」ﾑｼ


しずく「よし」




ﾁｮﾛﾛﾛﾛﾛ




かすみ「おわった？おわった？」


しずく「...」ﾂﾝﾂﾝ


かすみ「はぁ」ｸﾙｯ

しずく「ありがとう、どうぞ」


かすみ「うん、先出てて」


しずく「イヤ」


かすみ「なんで」


しずく「廊下怖い」


かすみ「なら後ろ向く、耳塞ぐ」


しずく「注文の多い料理店ですかここは」


かすみ「つっこまないよ」

しずく「...」


かすみ「...」


しずく「...」


かすみ「早く後ろ向いてよ！？」


しずく「いいから」


かすみ「よくない！」


しずく「見ててあげる、しずくおねえさんが」


かすみ「いらない、いらない」

しずく「でもさ、少しは見られたいなぁ...って気持ちあるでしょ？」


かすみ「...」


しずく「...ね？」


かすみ「ばか...しず子のばか」


しずこ「素直でよろしい」ﾆｺｯ


かすみ「ばか...ばか」ﾎﾞｿﾎﾞｿ


しずく「ばかでいいから、早く、して？」


かすみ「むぅ...」


しずく「...」ﾆｺﾆｺ

かすみ「内緒ね」


しずく「もちろん。私のも内緒ね」


かすみ「誓う」


しずく「誓う誓う」


かすみ「嘘くさいなぁ！」


しずく「はーやーく♪」




かすみ「...///」

ﾁｮﾛﾛﾛﾛﾛ

-----
---
-


ﾊﾞﾀﾝｯ


しずく「すっきりしたね」ﾆｺﾆｺ


かすみ「うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ


しずく「寝よっか」


かすみ「消すよ？電気」


しずく「だめ」


かすみ「えー、傍にかすみんが居るから平気だよ」


しずく「どこが？かすみさんがそばに居てどうなるの？いざという時なにが出来るの？」


かすみ「いざというときってなに！」

しずく「夕方」


かすみ「え？」


しずく「せめて夕方にして...真っ暗怖い」


かすみ「...あー、ちっちゃい電気のことね」


しずく「...」ｺｸｺｸｯ


かすみ「はーい消しまーす」


しずく「待って！」


ｺﾞﾛﾝｯ　ﾊﾞｻｯ


しずく「おっけーです、隊長！」


かすみ「...かすみん、映画の最後で死ぬ役じゃん、それ」ｼﾞﾄｯ

かすみ「もっとそっち寄って、ふたりで寝るんだから」


しずく「？」


かすみ「なんで我が物顔なの、それかすみんベッド」


しずく「じょーだんだよ」ｿｿｿ


かすみ「もぉ」


ﾋﾟｯ


しずく「はやくはやく、アイツらが来るよ」


かすみ「来ない」

ﾊﾞｻｯ


しずく「いらっしゃい」


かすみ「かすみんのベッド」


しずく「もっとくっついて、狭いんだから」


かすみ「失礼な！」


しずく「ん」ﾋﾟﾄｯ


かすみ「これでいい？」


しずく「勝てる...これで最強」


かすみ「しず子はなにと戦ってるの？」

しずく「私が寝るまで起きてて」


かすみ「めんどくさい彼女！」


しずく「おやすみ」


かすみ「うん、おやすみ」


しずく「...」


かすみ「...」


しずく「かすみさん、起きてる？起きてる？」ﾕｻﾕｻ


かすみ「まだ5秒しか経ってない」


しずく「さすがに早すぎたね」

かすみ「早く寝ないと、アイツらが来ちゃうんでしょ？」


しずく「来るわけないでしょ、映画の世界の出来事なんだから」


かすみ「え」


しずく「...」


かすみ「...」


しずく「...」ﾆｺｯ


かすみ「ちょ、まさか！！！」


しずく「おやすみ」

かすみ「演技！？、ぜんぶ演技！？！！？怖がってたの全部うそ！！？ねぇ！！ねぇ！！！」ﾕｻﾕｻ


しずく「ぐーぐー」


かすみ「寝るな演劇部！その下手くそな寝たフリやめて！！」


しずく「うるさいなぁ」


かすみ「ねぇ！」


しずく「かすみさんのおしっこ姿」


かすみ「は」


しずく「可愛かったよ」ﾆｺﾆｺ


かすみ「むっかぁあああああ！！！」

しずく「いいからちっちゃい電気消して、もういいから」


かすみ「うるさいうるさい！！」


しずく「うるさいのはかすみさん」


かすみ「嫌い！ほんと嫌い！！」


しずく「はいはい、私は好きですよ、おやすみ」


かすみ「ぐぬぬぬぬ...もぉー怒った、覚えとけほんと、ほんと」


しずく「勝った...」


かすみ「ほら！寝るよ！！！もぉ！！！！ばか！！！！！！」


しずく「うん♪」


ｷﾞｭｯ


おわり

乙！この二人の関係性好きだわ

すき

乙
こういう関係いいね