【SS】しずく「あれは…かすみさん?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

しずかす SS


1: 2020/12/05(土) 04:52:17.89 ID:iTb9WH+0
しずかすSS書いていく

4: 2020/12/05(土) 04:54:18.43 ID:mPOh88hG
かすみ「……zzz」スヤァ

しずく「練習終わったと思ったらすぐ居なくなっちゃったから探したんだよ?」

しずく「寝てるの……?」

かすみ「んぅ……zzz」

しずく「もう……こんなベンチで寝っ転がって頭痛くなっちゃうよ」

しずく「はっ!?つい彼方さんの時の癖で膝枕しちゃった」

しずく「おーいかすみさーん、早く着替えてお家に帰ろう?」ホッペツンツン

かすみ「んん……おかぁさん…zzz」ダキッ

しずく「おっ、お母さん!?寝ぼけてるのかな……それにしても………」

しずく「…………………」

5: 2020/12/05(土) 04:55:11.55 ID:mPOh88hG
しずく(あのかすみさんが私に全力で甘えてる♡普段口には出さないけど、自分の中の芯がしっかりしていていざという時には頼りになるかすみさん♡)

しずく(お芝居のことで悩んでいた私に全力でぶつかって話を聞いてくれた時はドキッとしたけど、そんなかすみさんが私のお腹に顔を擦りつけて甘えてる…♡)

しずく(あの時とは違うこのドキドキ……♡この感情は何なんだろう♡もっと、もっと見てみたい♡)ゾクゾクッ

しずく「お、お母さんだよ~///♡」動画撮影開始

かすみ「……かしゅみん、かわいい……もっとぉ…zzz」スリスリ

しずく「何を言ってるかは分からないけど、何となく意味が伝わる辺りかすみさんらしくて可愛いね♡」ナデナデ

かすみ「……かしゅみん、おかぁさん……だぁいすき…zzz」ギュウゥゥ

しずく「ッ!?/////♡」ゾクゾクッ

6: 2020/12/05(土) 04:56:56.69 ID:mPOh88hG
しずく(普段キャラ作り込みで寄りかかって来たりすることはあってもここまで甘えてくるかすみさんはなかなか無い♡)

しずく(こんな無防備に赤ちゃんみたいに……あぁ、可愛いよかすみさん///♡かすみさん……♡)ビクンビクン

しずく「もう我慢出来ない///♡起きて、起きてかすみさん♡」額と額がくっつくまで顔を降ろす

かすみ「んぁ……?おかぁさん……?」パッチリ

かすみ「……って!うわぁあ、し、しず子っ!?顔近っ!?え?何!?」

しずく「あっ、おはようかすみさん♡もう、こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ?」動画撮影終了

かすみ「ごめん…昨日つい夜ふかししちゃって……ってそうじゃなくてそのスマホ何!?まさか撮ってたの!?」ガバッ

しずく「あぁっ、もうちょっと膝枕してても良かったのに……///♡これはね、かすみさんがとっても可愛くて動画を撮ってたの♡一緒に見よう♡」動画再生


――かすみさんの赤ちゃんみたいな痴態鑑賞会―――


かすみ「さっきの夢全部寝言で漏れてるっ!?消してっ!消してよぉ!///」ジタバタ

しずく「お、落ち着いてかすみさん!別にこれを誰かに見せようとか恥ずかしいこととか私は思ってないよ♡」

かすみ「え……?じゃあ何のために?」

7: 2020/12/05(土) 04:58:23.13 ID:mPOh88hG
しずく「今度の演劇の主人公が産まれたての娘を持つ母親の役でね、台本を読んで私が想像した光景に近かったから練習に付き合って貰おうと思って♡」

しずく「私たち高校生には難しい役柄だから、オーディションをしてもしこの主人公役に的確な人が居なければ別のお芝居にしようってなったんだけど」

しずく「とっても素敵なお話だったから……私、挑戦してみたいの!」キリッ

かすみ「それってかすみんがしず子相手に赤ちゃんみたいに甘えきゃいけないんでしょ!?恥ずかしいよ!!」

しずく「でもあんな夢を見ちゃうってことは、普段からああやってお母さんに甘えたりもしてるってことだよね?///♡」ササヤキ

かすみ「ゔっ゙……そ、そんなこと……!」ヒヤアセ

しずく「そんな顔で必死に隠そうとしないで!私とかすみさんの仲でしょう!?」

かすみ「ッ!?それって、かすみんが……」キョトン

しずく「ふふっ♡そう、あの時かすみさんが私に言ってくれた言葉だよ」

しずく「本当の自分が怖くて出せなかった私に手を差し伸べてくれたかすみさんだからこそ、そんな風に本当のかすみさんとしての一面を隠して欲しくないの!」

かすみ「しず子……」

しずく「もしかしたら!!かすみさんのこと高校生にもなって未だにお母さんに甘えてる恥ずかしい子だって思う人も居るかも知れないけど!!」

かすみ「」

しずく「私は!そんな中須かすみさんのことをトロットロになるまで甘やかしてあげたいから!」

かすみ「!?」

しずく「だから……私の前でだけは本当のかすみさんを見せてほしいの///♡」

しずく「それにかすみさんは何も悪くないんだよ♡私に頼まれて練習に付き合ってくれるだけなんだから♡」ササヤキ

かすみ「そ、そうだよね……演技の練習だもんね、それにしず子の力になってあげたいし……///」

しずく「それじゃあ♡」

かすみ「わかった!かすみんがしず子の赤ちゃんになってあげる!///」

しずく「!!///♡♡♡」ゾクゾクッ

8: 2020/12/05(土) 04:59:28.18 ID:mPOh88hG
しずく「ありがとうかすみさん♡それじゃあ早速ママのお膝に寝んねしようね♡」ポンポン

かすみ(何だかいつもと雰囲気が違う……もう役に入り込んでるんだ)

かすみ「ば、ばぶー(棒読み)」コテン

しずく「ふふっ♡普通に喋っても平気だよ♡娘が赤ちゃんのシーンは結構すぐ終わっちゃうから♡」ナデナデ

かすみ「なーんだぁ、それなら早く言ってよ!」ムスー

しずく「ただし一つだけ、私のことは“ママ”って呼んでほしいの///♡」

かすみ「うっ……そっちの方が敷居が高いような…」

しずく「大丈夫♡恥ずかしいのは最初の一回だけだから///♡ほら、呼んでみて♡」ナデナデ

かすみ「わ、わかったよぅ……ママ////」ボソッ

しずく(!?///♡♡♡)ゾクゾクッ

しずく(これだこれだこの感覚なんだ///♡これが母性、なのかな?♡かすみさんが愛おしくてたまらない///♡)

かすみ「黙ってないで何か言ってよ、恥ずかしいじゃん!」テレテレ

9: 2020/12/05(土) 05:00:19.27 ID:mPOh88hG
しずく「ごめんね♡あんまりかすみさんが可愛くてボーッとしちゃった♡」ササヤキ

かすみ「しー……じゃなかった、ママぁ、その耳元で喋るのくすぐったいよぅ///」モゾモゾ

かすみ(しず子がこんなに素直にかすみんのこと可愛いって言ってくれてる……///こういうかすみんがしず子は好きなのかな?//)

しずく「でもこれかすみさん好きだよね?♡さっきから耳元で喋ると少しだけ口元が緩んでピクって身体が反応してるの、とっても可愛い♡」ナデナデササヤキ

かすみ「今のこんなかすみんでも可愛いと思う……?///」

しずく「さっきから何度も言ってるでしょ♡私に甘えてくれるかすみさんも可愛くてキュンキュンしちゃう♡だから遠慮しないでほしいな」ササヤキ

かすみ「今なら誰も見てないし……良いのかな…?///」起き上がる

しずく(あと少し……♡あと少し……♡)

しずく「ほら、かすみさん…おいで♡」両手を広げる

かすみ「///……ママっ♡」ダキッ ギュウウウ

しずく(来たっ!!///♡♡♡)ゾクゾクッ

しずく(かすみさんのいい匂いが私の身体の中を満たしていくみたいで、とってもいい気分♡)

かすみ(つい勢いに任せて抱きついちゃった///心臓めっちゃドキドキしてるのバレないかな?///あ、練習終わってそのままなの忘れてた!!汗の匂いとかしてないと良いけど……///)

しずく「やっと素直になってくれたね、かすみさん♡良い子良い子♡」ナデナデ

かすみ(でもこうして思いっきりしず子のこと抱きしめてると……だんだん色んな事がどうでも良くなってきて落ち着いてきたかも……)

10: 2020/12/05(土) 05:01:02.06 ID:mPOh88hG
かすみ「ママぁ……あのね、私ね、今日練習とっても頑張ったんだよ?///」ギュウウ

しずく「うん、見てたよ♡特にダンスのキレが良くなってて凄かったね♡」ナデナデ

かすみ「もっと♡もっと褒めて♡私褒められて伸びる子だから///♡」

しずく「同好会の活動と同じくらいお勉強も頑張ってくれると嬉しいんだけどなぁ……そろそろテストも近いでしょ?」

かすみ「うっ……勉強頑張ったらまたぎゅーってしてくれる?///」ギュウウウ

しずく「勿論だよ♡私がかすみさんにお願いしてることなんだから♡」

しずく「もう下校時刻になるし、今日はそろそろ帰ろっか?」

かすみ「うん……」離れる

かすみ(何だろうこの気持ち……まだ恥ずかしくてドキドキしてるのかな、ちっとも収まらないや……)

しずく「それじゃあオーディションの日まで“特訓”よろしくね♡かすみさん♡」



その日から同好会の練習終わりに空き教室で“演技の練習”をするのが二人の日課になった。

12: 2020/12/05(土) 05:04:57.25 ID:mPOh88hG
せつ菜「それでは今日はそろそろ終わりにしましょう!お疲れ様でした!」

\オツカレサマー/

しずく「私ちょっとお手洗い行ってきますね」アイコンタクト

かすみ「あっ、かすみんも!」テクテク

ガラガラッ

彼方「あの二人、最近何だか~……」

エマ「しずくちゃんとかすみちゃんがどうかしたの?」キョトン

彼方「前より仲良くなったというか~、ちょっと変というか~」

エマ「んー??」クビカシゲ

彼方「まぁいっか、それよりエマちゃんちょっとだけ膝枕して欲しいな~」

エマ「うん良いよ♪」ニコッ

13: 2020/12/05(土) 05:06:00.75 ID:mPOh88hG
かすみ「ママ……ママぁ///♡」ダキッ

しずく「ひゃっ♡最近のかすみさんはいきなり甘えんぼさんだね♡最初の頃はあんなに遠慮してたのに」ギュウウウ

かすみ「だってしz、ママが甘えてほしいって言ったんでしょ!これはママの為なんだからね!///」

しずく「そうだね、ありがとうかすみさん♡いよいよ明日はオーディションだもん、付き合ってくれたかすみさんの為にも頑張らなくっちゃ!」



かすみ(そう…“しず子の特訓”に付き合っている内はこうやって堂々と抱きしめていられる。その時間も今日で最後になっちゃうけど)

かすみ(最近になってようやく自分の気持ちに気づいた……しず子のことが好きなんだって)

かすみ(はじめの頃は同級生の女の子に甘えてるっていうドキドキ感が心地いいんだと思ってたけど)

かすみ(今までの何倍も近くでしず子のことを感じていく内にドキドキの意味が変わっていった)

かすみ(娘っていう役のかたちを借りて毎日しず子に大好きだよ、とかもっと抱きしめて、とか好き勝手言ってきたけど)

かすみ(やっぱりこういうのは卑怯だと思うから……だから、今日でちゃんと終わりにしよう)

14: 2020/12/05(土) 05:08:39.56 ID:mPOh88hG
しずく「ぉーい、かすみさん?おーい!」耳元で

かすみ「うわひゃあ!」ビクッ

しずく「どうしたの?ボーッとして、もしかして疲れちゃった?今日も練習頑張ってたもんね♡」ナデナデ

かすみ「う、うん♡だからぁ、膝枕してほしいな///♡」

しずく「勿論♡さ、おいで♡」ポンポン

かすみ「わーい!」ポフン

かすみ「ねぇママぁ?♡ママは私のこと好き?」

しずく「どうしたの急に?♡当たり前でしょ、大好きだよ♡」ナデナデ

かすみ「もっと♡もーっと言って♡」アタマグリグリ

しずく「きゃっ♡もうくすぐったいよ♡大大だーい好きだよ、かすみさん♡」ササヤキ



かすみ(しず子から抱えきれない程の大好きを貰った)

かすみ(それはかすみんにじゃなくて、娘役に向けられたものだけど、今のかすみんにはそれで充分だった)

かすみ(よし!明日からは普通にしなくちゃ!)

15: 2020/12/05(土) 05:11:10.26 ID:mPOh88hG
かすみ「よーしそれじゃ帰ろっかー!」

しずく「今まで付き合ってくれてありがとうかすみさん」

かすみ「そーだよ!かすみんがこんだけ手伝ってあげたんだから、明日のオーディション絶対合格してよね!」

しずく「そう……だよね…」シュン

かすみ「しず子?」クビカシゲ

しずく「うっ、ううん!何でもないの、それじゃあ帰ろう」



しずく(最初はただ小さい子みたいに甘えてきてくれるかすみさんが、新鮮で可愛くてもっと見ていたかっただけだった)

しずく(役作りのお手伝いとして頼んだことも、気付けば役ではなくてかすみさんに夢中になってしまっていたように思う)

しずく(そうでなきゃ始めから娘役の名前の方で呼んでいただろうし……そんな私とは逆にかすみさんは私に甘える時は絶対に自分のことを“かすみん”とは呼ばなかった)

しずく(これじゃどっちが演劇部か分からないよね……どうしちゃったんだろう、私…)

16: 2020/12/05(土) 05:13:06.99 ID:mPOh88hG
――オーディション当日――

しずく「部長、どうでしたか?」

部長「うーんこの役にしてはちょっと艶っぽ過ぎると言うか……しずく何か変わったね」

しずく「そ、そうでしょうか」アセアセ

部長「オーディションまでの期間中、自主練するって言って顔出さなかったけど何してたの?」

しずく「いや、あのそれは……」ヒヤアセ

部長「まぁ良いとして、ちょっとその演技じゃこの役は任せられないかな」

しずく「お、お願いします!もう一度だけチャンスをくれませんか!」

部長「まぁ他の子達も上手く表現出来てた子は居なかったからね」

しずく「それじゃあ!」

部長「但し開演までの期間を考えるとそろそろ練習に入らないとマズいから、三日後に再オーディションしようか」

部長「それで駄目なら演目を変える。そっちの配役は大まかに決めてあるから微調整だけしてすぐ練習に入れるようにしてあるから」

しずく「わかりました!ありがとうございます!」

部長「期待してるよ」

17: 2020/12/05(土) 05:20:43.40 ID:mPOh88hG
――昼休み・外のベンチ――

しずく(はぁ……とは言ったものの、これといった改善策も無いしかすみさんに合わせる顔も無い……)シュン

しずく(お昼一緒にって誘われたけどつい断っちゃった……)スマホポチポチ

しずく(あ、これって一番最初に居眠りしてるかすみさんを撮った動画……これを見てかすみさんの事甘やかしたくなっちゃったんだよね)ジーッ

??「あれ、しずくちゃん?」

しずく(こっちは練習を始めて三日目くらいのかすみさんかな♡、ちょっと慣れてきて抱っこしてあげると一番喜んでたっけ♡)ジーッ

??「おーいしずくちゃん」

しずく(これは初めて耳たぶを甘噛みした時の――)

??「しずくちゃん!」トントン

しずく「ひゃんっ!?エ、エマさん!?どうしてここに!?」ビクンッ

エマ「それがね、今日はお弁当作ったから果林ちゃんと食べようと思ったんだけど、迷子になっちゃったみたいで」

しずく「ってそれより!動画……見ちゃいました?」ヒヤヒヤ

エマ「あっ、ごめんね!かすみちゃんとしずくちゃん……だよね?それ」

しずく「うっ……その通りです」ガックリ

エマ「大丈夫だよ、誰にも言ったりしないから♪そういえば元気無さそうだったけど、それと何か関係あるの?」

しずく(こんな事相談できる訳が……いや、私が役に欲している“母性”に現状最も近いのはエマさんなんじゃ…?)

しずく(私一人じゃ気付けない事も、もしかしたらエマさんなら)

しずく「あの……実は」カクカクシカジカ

エマ「うーん……お芝居のことは何も言えないけど…お母さんっぽさっていうなら……ちょっと耳貸して?」ヒソヒソ

しずく「…………えっ、えええええ!?」

18: 2020/12/05(土) 05:26:00.09 ID:mPOh88hG
――放課後・空き教室――

しずく「あっ、かすみさん」ガラガラ

かすみ「あっ!じゃないよもー!何か今日一日避けてたかと思いきやこんなとこ呼び出してさー!」プンプン

しずく「あっはは…ごめんね、実はオーディション落ちちゃったの」シュン

かすみ「しず子……で、でも次があるって!ほら、必要ならかすみんもまた手伝ってあげるし!」

しずく「本当に?実はその“次”っていうのはもうあるの」

かすみ「へ?」キョトン

しずく「他の希望者の人達も上手く表現出来なかったみたいで、希望者だけ集めて再オーディションすることが決まったの」

かすみ「なーんだ!まだチャンスあるんじゃん!次こそ絶対上手くいくって!」


かすみ(またしず子に甘えられるかもと期待しているかすみんと、せっかく吹っ切った気持ちが戻ってきそうで不安なかすみんと)

かすみ(色んなかすみんが居て、友達が困っているときにそのどれもが自分の事しか考えていないのが嫌だった)

19: 2020/12/05(土) 05:27:50.14 ID:mPOh88hG
しずく「ありがとう、それでね……今日呼んだのはまた手伝ってほしいことがあるの…///」カァァァ

かすみ「良いけど…なんかしず子顔真っ赤だよ?だいじょぶ?」キョトン

しずく「ま、まずはお膝にいつもみたいに……ほらっ///」ポンポン

かすみ「おぉぅ…お邪魔します」ポフン

しずく「ちょっと待っててね///すぐ準備するから……♡///」スルスルッ プチップチッ

かすみ「えっ?ちょっ、何でボタン外して……ってうわぁああ!おっ〇〇!?おっ〇〇こぼれてるよしず子!?しまってしまって!」アセアセ

しずく「もう!大きな声で変なこと言わないでっ!」ガバッ

かすみ「ん゙ー!ん゙ーー!」ジタバタ

しずく「聞いて、かすみさんには今から私の胸を……吸ってほしいの/////」カァァァ

かすみ「ぷはぁっ!……って、え…?」ポカン

しずく「あのね!これはエマさんの意見を参考にした特訓なの!//」

しずく「果林さんと喧嘩になったりした時とかに、スイスのお母さんの見様見真似でおっ〇〇をあげてみたら一撃で黙らせたらしくて」

かすみ「えっ!?あの二人なんてことしてるの!?」

しずく「それでこれこそが母性に於いての言わば奥義みたいなものなんじゃないかと思ったの!」

しずく「だからお願いかすみさん、手伝って!///」

かすみ「わ、分かったって!そんな早口でしゃべんなくても手伝うから!…それに私より恥ずかしいのしず子の方だし//」

20: 2020/12/05(土) 05:29:38.91 ID:mPOh88hG
しずく「ありがとうかすみさん///……それじゃあ、ブラ外すね…///」プルンッ

かすみ(わぁ…しず子のおっ〇〇綺麗……じゃなかった!かすみんよりちょっとだけ!大きいのがアレだけどまぁ良いんじゃないかな)

しずく「ジーッと見られると恥ずかしいよ……///」カァァァ

かすみ「これからかすみんに食べられちゃうのにそんな事気にするぅ?」ニシシ

しずく「そ、そうだよね……///それじゃあ、お願いっ///」ユサッ

かすみ「それじゃ、し…失礼します///……ンチュッ♡」

しずく「ぁんっっ!♡♡♡」ビクンッ

かすみ「わわっ!ごめん痛かった!?」オロオロ

しずく「あっ違うの♡大丈夫だから、続けて?///」ビクビクッ

かすみ「そう…?それじゃ……チュパッ♡チュッ♡チュウゥゥ♡」

しずく「んっ♡よしよーし、ママのおっ〇〇沢山飲んで♡んんっ♡すくすく育ってね///♡んああっ///♡」ビクンッ



かすみ(それから少しの間、何も考えられずに夢中になってしず子のおっ〇〇を吸っていた)

かすみ(演技を挟みつつも気持ちよさに抗えなくてえ ちな声を出すしず子が可愛くて止まらなかった)

かすみ(もっと気持ちよくしてあげたい、もっと可愛い声を聞きたい)

かすみ(再オーディションへの特訓なんて名目はとっくに忘れて、ただそんな事ばかり考えて一心不乱にしず子のおっ〇〇を刺激し続けた)

21: 2020/12/05(土) 05:31:35.94 ID:mPOh88hG
しずく「かすみさん…っ///♡かすみさんっ♡あっ、待って!♡来ちゃう!来ちゃうからっ!!///♡」ビクビクッ

かすみ(えっ?来ちゃうって…?)チュパッ チュッ チュウウゥゥゥ

しずく「やんっ//♡だめっ!だめなのっ!!////♡もう…イくっ♡…んんんんっっ!!!//////♡♡♡」ビクンッビクンッ

かすみ(はぁ…はぁ…しず子、おっ〇〇でイっちゃったんだ……なんかとっても綺麗で、私……もう…)

しずく「はぁ…///はぁ…///あ、ありがとねかすみさん」スルスルッ プチップチッ

しずく「おかげで何か掴めた気がするの、これなら再オーディションも――」

かすみ「しず子!!!」

しずく「はっ、はいっ!?」

かすみ「あのね、私……私、しず子のことが好きなのっ///!!!」

しずく「わ、私もかすみさんの事大好きだよ?」キョトン

かすみ「そうじゃなくてっ!私の言ってる好きとしず子の言ってる好きって多分違うの!!」

かすみ「しず子のこと考えると胸が苦しくなって!練習の時も自然と目で追っちゃって!」

かすみ「自分でも抑えきれないくらい!一緒に居たいし触ってほしいし声を聞きたいとか!気持ちが溢れてきちゃうのっ!」

しずく「あの…その……」ポカン

かすみ「もう!!!こんな事言うつもりじゃなかったのに!しず子がおっ〇〇飲ませてくるから言っちゃったじゃん!!」

しずく「あっ…えっ………」アセアセ

しずく(駄目だ何か言わないと…このまま黙ってるのだけは……)

かすみ「そっ、そうだよね…急にこんな事言われても困るよね……っ」シュン

しずく(違うっ違う違うそうじゃないっ…!そうじゃないけど、言葉が出てこないっ!)

かすみ「さっきのは忘れて!余計なことは考えないで再オーディション頑張ってよね!かすみんがこんなに手伝ってあげたんだから!それじゃっ!」



かすみ「またねっ…」



ガラガラッ

23: 2020/12/05(土) 05:34:10.00 ID:mPOh88hG
しずく(かすみさんが空き教室を出て少ししてから、ようやく金縛りにかかったような思考と身体が動くようになってきた)

しずく(あの時咄嗟に私は何て言えば良かったんだろう……)

気持ちの整理がついていないせいか同じ問答が頭の中を行ったり来たりしている

しずく(かすみさんが……私のことを……)

しずく(さっきの言葉を思い出すと胸の奥がじわりと熱くなるようなこの感覚、思えば私の中に確かに存在した説明し難い気持ちと同じ感覚だったような…)

しずく(でも私はあの時何も返事が出来なかった……いざという時に本当の気持ちが出せないっ…!)

しずく(かすみさんは何度も何度も私に正面からぶつかって来てくれる…それなのに私は……また……っ!)

唇を噛み締め俯いた時だった、窓から差し込む陽の光に反射して床で何かが小さく光っているのが見える
たった一滴ではあったが、それは確実に涙だった

しずく(……!!!!)

バッ! ガラガラッ! ダッダッダッ!

しずく(床で光るかすみさんの涙を見た瞬間に気付けば廊下を走り出していた)

しずく(こんなに全力で廊下を走るのは初めてだと思う。周りの声が耳に上手く入ってこない)

しずく(もしかしたら先生が怒っているのかも知れないけど、今だけはそんなことどうだって良かった。ただ只管に前へ)

しずく(まだ自分の中の気持ちを上手く言葉には出来ないけど、一つだけハッキリしている事があった)


しずく(今かすみさんを行かせたら、絶対に後悔する…!!!)


しずく(言葉に纏められなくたって、キレイなかたちじゃなくたって、どれだけ不格好でも伝えなきゃ…!本当の私の気持ちを……!)

24: 2020/12/05(土) 05:35:20.50 ID:mPOh88hG
かすみ「はぁ……」トボトボ

かすみ(しず子の事困らせちゃったよね……我慢するつもりだったのに…出来なかった)

かすみ(結局何も聞かずに逃げてきちゃったし……明日からどんな顔して会えば良いんだろ)

かすみ「はぁ………」トボトボ


しずく「かすみさんっ!!!!」ダッダッダッ


かすみ「っ!!?し、しず子!?ってうわっ!めっちゃ走って来る!」ダッダッダッ

しずく「ちょっ!?何で逃げるのかすみさんっ!?」ダッダッダッ

かすみ「うっ、うるさい!しず子なんて知らないっ!!」ダッダッダッ

しずく「私はもう逃げないし!逃さない!」ダッダッダッ ガシッ!

かすみ「はぁっ…はぁっ…いやっ!離してよ!」ジタバタ

しずく「はぁっ…はぁっ…離さないっ!……いいから、来て」ササヤキ

かすみ「っ!?///………うん」テクテク



一般通行人(なにこれ……何かの撮影?)

25: 2020/12/05(土) 05:38:21.50 ID:mPOh88hG
――都合よく人気の無い場所――


しずく「あのね…かすみさん――」

かすみ「変だって分かってるの…」

しずく「えっ?」

かすみ「演技の練習でしず子に甘えてる内にね、どんどん気持ちが大きくなっていって」

かすみ「今では抑えきれないくらいにしず子の事が好きで、独り占めしたくて、ずっと一緒にいたくて……」

しずく「私もっ!……私もかすみさんのこと大好きだよっ!!」

かすみ「いいよ無理しなくて…しず子は優しいから……大丈夫!明日からはまたいつも通りに戻れるから!だから……っ」ポロポロ

しずく「かすみさんの分からず屋っ!!!」カベドン

かすみ「っ!?///」

しずく「私が大丈夫じゃないのっ!!自分は好き勝手言うだけ言って勝手に話を終わらせないでよ!!!」

しずく「確かに私の纏まってない言葉じゃ説得力無いかもだけど!私もかすみさんのことが大好きだからっ!!だから……」スッ

26: 2020/12/05(土) 05:39:59.40 ID:mPOh88hG
しずく「ごめんね、嫌だったら突き飛ばして……チュッ」

かすみ「!!?///……んっ////」カァァー

しずく「チュッ…………ぷはぁ///」

しずく「これが今の私の気持ちだよ」

かすみ「突き飛ばせる訳ないじゃん……///」

しずく「私もね、最近かすみさんと過ごす時間が増えていって自分の中のもやもやっとして気持ちには気付いてたの」

しずく「さっきかすみさんに告白されたおかげでそれがようやく形になったんだと思うの」

しずく「もう一度言うね、かすみさん……私も大好きだよ」

かすみ「っ!!……ホントにホント?」

しずく「本当だよ」ニコッ

かすみ「ホントのホントのホントに…?///」

しずく「もう、しつこいよ!チュッ……ンッ…ンッ………ぷはぁ///」

かすみ「!!////」カァァー

しずく「流石に優しさだけでファーストキスしたりしないよ」

かすみ「何かしず子ばっかりズルい!かすみんも!!……チュッ///」

しずく「っ!?///自分からするよりされる方がなんか恥ずかしいね…///」カァァー

かすみ「ねぇしず子…かわいいって言って?…だいすきって言って?」ダキッ ギュゥゥ

しずく「ふふっ、かすみさんはいつだって可愛いし、そんなかすみさんが大好きだよ」ギュッ

かすみ「これから毎日言ってね?//毎日抱きしめてね?//」ギュゥゥ

しずく「そういうめんどくさい所ががかすみさんらしくて可愛いと思うよ」

かすみ「もー!めんどくさいとか言わないでよー!!」

しずく「……ふふっ、ふふふふ!」

かすみ「……ぷっ、あははは!」

27: 2020/12/05(土) 05:41:58.90 ID:mPOh88hG
――再オーディション――

しずく「どうでしょうか部長!」

部長「しずくにして珍しく全っ然!駄目だったねー」

しずく「そっ、そんな…」ガックリ

部長「でも何だか顔つきというか……雰囲気変わったねしずく、何か良いことでもあった?」

しずく「それは……///」カァァ

部長「まぁ良いや、そんなしずくにピッタリな役があるから目を通してみない?」

しずく「はい!是非!」パァァ


――――
――


かすみ「ほらしず子~!早くしないと置いてっちゃうよ?」

しずく「ふふっ、ちょっとかすみさん!待ってよ」

ガラガラッ


彼方「ねぇねぇエマちゃん、あの二人さ~」

エマ「またしずくちゃんとかすみちゃんのこと?」

彼方「うーん…なんだかあの二人、何となくだけど前より良くなってるな~って思って」

エマ「ふふっ、そうかもね♪」

彼方「あれっ今回は伝わるんだ、以外~」

エマ「まさかとは思うけどしずくちゃん達もあれやったのかな…?」ボソッ

28: 2020/12/05(土) 05:42:33.76 ID:mPOh88hG
しずく(お互いにわからず屋で頑固者の私たち二人は、あの日を境にその関係が少し変わった)


かすみ「ねぇしず子……手、つなご?///」


しずく(付き合ったからと言って何が変わったということも無いけれど)


しずく「うんっ//」ギュッ


しずく(普段していた何気ないこと一つでも、視点一つ変わるだけでその景色は驚く程変わって見えた)

しずく(これから先どんなことが起きたとしても、その都度真正面からぶつかり合えば何だって乗り越えられる気がする)

しずく(これまでだって、そうしてきたのだから)

29: 2020/12/05(土) 05:43:24.64 ID:mPOh88hG
おわり

見てる人居るかわかんないけどお疲れさまでした

30: 2020/12/05(土) 05:46:02.92 ID:+JDn1Kmq
こういうのでいいんだよ

34: 2020/12/05(土) 06:43:37.97 ID:fDGSG7jY
序盤のやらしさからは想像できない爽やかな終わり方

36: 2020/12/05(土) 07:08:39.84 ID:jJ9bg8cH

ありがとう

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1607111537/

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