駒形花火ーSS

【SS】花火「火花―HIBANA―」 急~No.3~【イキヅライブ!】

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高橋ポルカーSS
江戸は浅草、季節は夏。川開きの花火大会が開かれた。隅田川の近くには出店や屋台が立ち並び、祭りが催された。ポルカ「おーい花火ちゃーん」フリフリポルカは派手な黄色い浴衣を着ていた。この日踊りを披露するために花火が見繕った衣装だ。蛇の目傘の文様が描かれたその浴衣は、雨が上がり日が差すときのような晴れやかな心持を表していた。花火「似合ってるわ、ポルカ」花火は真紅の着物に身を包んでいた。着物の裾には御所車の文様が描かれており、帯は青海波だった。ポルカ「花火ちゃんも素敵だよ」
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【SS】花火「火花―HIBANA―」 破~No.2~【イキヅライブ!】

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江戸は浅草、隅田川沿いの暗い夜道を一人の女が走っていた。亡者「ォオオオオオ」ザッザッポルカ「また~!?」タッタッタッ踊りを生業とする大道芸人のポルカはまたしても化け物に追いかけられていた。以前は人斬りを目撃したと勘違いされたことが原因だったが、今回は心当たりがない。亡者「ォ……」ポルカ「あれ、意外と足遅いな」タッタッタッ毎晩のように追いかけられ続けたせいか、今の彼女に足の遅い化け物など脅威ではないようだ。花火「染霊術・青海波」
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【SS】花火「火花―HIBANA―」 序~No.1~【イキヅライブ!】

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江戸は浅草、隅田川沿いの暗い夜道を一人の女が走っていた。亡者「ォオオオオオ」ザッザッポルカ「もう~! なんで追いかけてくるの~!?」タッタッタッ踊りを生業とする大道芸人のポルカは化け物に追いかけられていた。それにしてはあまり慌てていないようにも思えるが、少し訳があった。ブチッポルカ「うわっ!?」ドサッお化け「ウラメシヤ~」ドロロ履物の鼻緒が切れ、転んでしまった。また別の化け物がにじり寄ってくる。魑魅魍魎「ボボボボボボ」ワシャワシャポルカ「逃げないと……痛っ!」またさらに別の化け物が……いささか多すぎるような気がするが、ポルカは気にする様子はない。兎にも角にも、絶体絶命である。「下がって」ふと見上げると、ポルカの目に映ったのは青海波(せいがいは)の文様だった。先程の声の主と思しき女の着物だった。その女は化け物に臆すことなく近づいた。花火「染霊術・青海波」どこからともなく現れた巨大な波が、化け物たちを飲み込んでいった。
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