【SS】花陽「このチケットってつまり…///と、とにかくにこちゃんに相談しようっ!!」

SS


1: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/06(月) 23:57:57.25 ID:1YKRbuCd.net
花陽「に、にこちゃんっ!」ガチャッ

にこ「ん?そんなに慌ててどうしたの?花陽?」

花陽「あ、あたっちゃったのっ!!」ピラッ

にこ「っ!?そ、それはっ!!」

にこ「いま人気急上昇中でチケット入手が困難なあのアイドルのライブチケットじゃないっ!?」

にこ「しかもペアチケットっ!!」

花陽「うん!そうなのっ!!」

花陽「だから、いつも通りににこちゃんを誘おうと思ったんだけど…」

にこ「へ?…だけど?」

花陽「あ、あのね…このチケット…カップル専用で…///」

にこ「あ、あ~………それならにこは諦めるしかないわね…」

花陽「え、えっとねっ!実はカップルといっても同性でも大丈夫みたいなのっ!!」

にこ「っ!?そ、それなら…花陽とカップルのふりをすれば、私も行けたりするってこと?」

花陽「そうなのっ!で、でもね…そ、その…///」

花陽「このライブでね?恋人をイメージとした新曲のPVを一緒に撮影するみたいでね…そ、その…」
 
  
花陽「カップル専用チケットで入ったカップルは…PV用に恋人っぽい演技の協力をしないといけないみたいで…そ、その…///」カァッ
  
 
にこ「へっ!?え、えっと…つまり?」
 
  
花陽「う、うん…///私とにこちゃんが恋人役としてPVに出演することになっちゃうの…////」
  
 
にこ「っ!?///」カァッ

3: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:00:19.56 ID:BNcCwccV.net
花陽「あ、あはは…///こ、こんなこと言われても困っちゃうよねっ!///」

花陽「ごめんね、にこちゃん!この話はなかったことに…」

にこ「行くわよ」

花陽「だよねぇ~、いくらなんでも恋人役は…………って、ええっ!?」
 
  
にこ「話題のあのアイドルのライブなのよっ!しかもPVにまで出演できるなんてっ!」

にこ「このチャンスを逃すなんて絶対にもったいないわっ!!」
 
  
花陽「そ、それはそうだけどぉ~///」アセアセ

4: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:00:45.73 ID:BNcCwccV.net
花陽「でも、そうなると…わ、私とにこちゃんは恋人同士に…///」

にこ「別に構わないわ!」

花陽「そうだよねぇ~………………え?」

にこ「私はその…は、花陽とだったら別に…恋人同士になってもいいわよ?」

花陽「へ?」
 
  
花陽「えぇぇぇぇぇっ!?////」

7: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:04:23.56 ID:BNcCwccV.net
花陽「まままままま、待って!にこちゃんっ!!///」

花陽「そ、そのっ気持ちはすっごく嬉しいしんだけどっ、その…///」

花陽「私達女の子同士だよっ!?それに突然過ぎだよっ!!///」

花陽「まだ心の準備もできてなかったし…///どうせならもっといいタイミングがいいとかもっとムードがある場所の方がいいし……///」

花陽「そ、それに…そ、そういう流れでいいなら私の方から言いたいというか……///」ゴニョゴニョ
 
  
にこ「ちょ、ちょっと落ち着つきなさい、花陽っ!恋人になる必要があるのはライブの時だけでしょっ!?」
  
 
花陽「っ!?///」
 
  
花陽「そ、そうだよね!あは、あはは…///」

にこ「ったく…花陽が急に慌て始めるから、にこまで慌てそうになったわ…」

花陽「ご、ごめんね…」

にこ「いや、別にあやまらなくてもいいわよ」

8: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:05:23.45 ID:BNcCwccV.net
にこ「…で」

花陽「え?」

にこ「ライブ………どうするつもり?」

花陽「えっ!?え~っと…」

にこ「さっきも言った通り、私は別に構わないわよ?」

にこ「あ…でも花陽が私なんかと恋人がイヤなら…」
 
  
花陽「そんなことないもんっ!!」ガタッ
  
 
にこ「凛とか真姫とかに頼むとかそういう方法も~…って、花陽っ!?」
 
  
花陽「にこちゃんは私の憧れなのっ!そんなにこちゃんと恋人になるのがイヤなんてことは絶対ないよっ!!」クワッ
  
 
にこ「…へ?///」カァッ

花陽「っ!?///」

にこ「え、えっと…///そ、その…………あ、ありがと…///」

花陽「~~~~~~~っ!?///~~~~~~~っ!?///」

9: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:06:08.24 ID:BNcCwccV.net
にこ「こ、こほんっ!///」

花陽「っ!」

にこ「え、え~っと…それじゃあ、そのライブには行くってことでいい?」

花陽「う、うん!そ、その…」

花陽「ふ、ふつつかものですが…よ、よろしくおねぎゃいしみゃっひゅっ!」ペコリ

花陽「ぁぅ…///」カァッ

にこ「はぁ~…だから恋人のフリでしょ?」

にこ「そんなに焦ったり、かしこまらなくってもいいわよ~」ナデナデ

花陽「あっ…そ、そうだよね///」アハハ

にこ「ええ、恋人の演技だってそつなくこなす宇宙No.1アイドル矢澤にこにまかせなさいっ!」

花陽「う、うんっ!」

10: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:06:42.60 ID:BNcCwccV.net
--ライブ当日 ライブ会場入り口前--

にこ「ここが会場ねっ!」

花陽「…///」ポー

にこ「ほら、花陽~なにボーッとしてるのよ?着いたわよ?」

花陽「はっ!?にこちゃんと腕を組んでた感触に気を取られて、ついついっ!?///」

にこ「はぁ~…恋人らしさを出すために腕を組もうって言い始めたのは花陽でしょうが…」

花陽「そ、そうだったね~あはは…///」

にこ「まあここで立ち止まってもしょうがないし、さっそく入りましょ?」

花陽「うん!」

11: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:07:32.37 ID:BNcCwccV.net
花陽「あ、あの!」

係員「はい」

花陽「こ、このチケットなんですけど…」スッ

係員「あ、カップル限定特別チケットでのご来場の方ですね!」

係員「このチケットのお客様には特別なお席を用意していますので、こちらへお進みください」

花陽「あ、ありがとうございます!」

にこ「ありがとうございます」

12: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:08:35.20 ID:BNcCwccV.net
--ライブ前 ライブ会場内カップル限定特別席--

にこ「へぇ~、最前列じゃないっ!」

花陽「うん!ここまでいい席はなかなかないよねっ!」

にこ「なかなかどころか今回が初よっ!」

にこ「しかも周りにあんまり人はいないし!」

花陽「えっと…確かもともと10組くらいしか枠がなくて…」

にこ「そうだったわね!当日来れなくなった人やカップル限定なのに1人で来ちゃった人とかがいたりで…」

にこ「結局今日の特別席は、私達を含めて6組だけになっちゃったのよね!」

花陽「うん!」

にこ「あのアイドルをこんなにいい席で見れるのよっ!?」

にこ「やっぱりあのチケットを使ったのは正解だったのよっ!ありがと、花陽っ!」

花陽「えっ!?///えっと…どういたしまして…///」

にこ「うん、本当に感謝してるわ♪」

花陽「…///」

13: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:09:13.90 ID:BNcCwccV.net
にこ「えっと…それで…」

にこ「本格的なPV撮影はライブ後っていう話だったわよね?」

花陽「うん、でもライブ中の姿とかもPVに使う可能性があるから…」

花陽「ライブ中にも、お客様の邪魔にならない程度に撮影させてもらいますって言ってたよね」

にこ「あ~、そういえばそうだったわね」

花陽「えっと…だからね…その…///」モジモジ

にこ「ん、どうしたのよ?花陽」

花陽「えっと…つまり、このカップル限定特別席でPVの撮影も行われるってこと…だよね?」

にこ「ええ、そうね」

花陽「だ、だからね…その…///」

花陽「ら、ライブ中もイチャついてたりしたほうがいいのかなぁ~って思って…///」
 
  
にこ「それはダメよっ!」
  
 
花陽「だから腕を組んだりとか…///その……///……………え?」

14: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:09:44.28 ID:BNcCwccV.net
花陽「でもでも!恋人をテーマとしたPVだよ?そっちの方がいい気がするんだけど…」

にこ「たしかに…そこだけに注目すればそうかもしれないわね…」

花陽「だったら…」

にこ「でも考えて見なさい、花陽!」

花陽「?」
 
  
にこ「彼氏も彼女も、本当にそのアイドルが好きでカップルでそのライブに参加してる時…」

にこ「そのふたりはライブ中にイチャついてると思う?」
  
 
花陽「っ!?」

にこ「ふふっ、気づいた?」

花陽「うん…」

15: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:10:13.02 ID:BNcCwccV.net
花陽「私とにこちゃんに置き換えれば答えは簡単だったね!」

にこ「へっ!?い、いや…そこは別におきかえなくてもいいわよ?///」

花陽「2人ともアイドルが好きならライブには全力で参加する!」

花陽「ってことだよね、にこちゃん!」

にこ「ええ、その通りよっ!」

にこ「たとえそれでライブ中のシーンはPVに使われなくてもその時はその時よっt!」

にこ「ライブ後に控えてるPV撮影の方で頑張ればいいだけよっ!」

花陽「うん!」

16: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:10:50.20 ID:BNcCwccV.net
にこ「それにまあ…」

花陽「へ?」

にこ「さっきの物販でライブTシャツやタオルとか買ったじゃない?」

花陽「うん、グッズも優先販売してくれたのはうれしかったね~」

にこ「2人でこれに着替えれば、まあ…ペアルックとかになるじゃない?」

花陽「っ!?」パァッ

17: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:11:25.04 ID:BNcCwccV.net
にこ「な~んてね!」

にこ「2人でライブTシャツに着替えるくらいはいつもやってるし、今更感はあるけど…」アハハ
 
  
花陽「にこちゃん、今すぐ着替えてこようっ!」
  
 
にこ「おっ、いつもの調子に戻ってきたわね!」

花陽「うん、今日のライブ…おもいっきり楽しもうね!にこちゃん!」

にこ「ええ、もちろんよっ!」


18: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:12:42.11 ID:BNcCwccV.net
とりあえず昨日投下分まで復旧完了
更新分投下していきます

20: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:16:45.89 ID:BNcCwccV.net
--ライブ後 ライブ会場内カップル限定特別席--

花陽「ほわぁ~~~///」ポー

にこ「すっごくよかったわねっ!」

花陽「うん!こんな至近距離で見れた上に、ライブ中に私達に目線もくれたし!」

にこ「そうよね!気のせいじゃなかったわよね!」

花陽「うん!わたし、あまりの嬉しさに気絶しちゃいそうだったもん!」

にこ「この距離で…しかも明らかに私達に向けての目線だったものね!」

花陽「ね!偶然でもうれしかったなぁ~///」

にこ「あ~………そこなんだけど…」

花陽「え?」

にこ「私達…偶然じゃなくて意図的に見られてたりしないかしら?」
 
  
花陽「………え?」

21: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:19:08.31 ID:BNcCwccV.net
花陽「えぇぇぇっ!?か、仮にそうだとしてもいったいどういう理由がっ!?」

にこ「そうね…考えられる理由は2つ…」

花陽「ひ、ひとつは?」

にこ「一つ目は…まあこれは可能性としては低いんだけど…」

花陽「う、うん…」

にこ「私達がスクールアイドルのメンバーμ'sとして気づいてくれたケース」

にこ「"私達のライブをμ'sの娘たちが見に来てくれてるっ!"ってパターンね」

花陽「え、え~っと…それは…」

にこ「ええ、わかってるわよ…だから可能性としては低いって言ったでしょ?」

花陽「う、うん…」

22: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:21:38.62 ID:BNcCwccV.net
花陽「じゃ、じゃあ…もう一つは?」

にこ「もう一つは…」

花陽「う、うん…」
 
  
にこ「ライブ始まる前にあんなこと言っておいてなんだけど…」

にこ「ほら、私も花陽も…ここはカップル限定特別席だっていうことも気にせず…」

にこ「いつも通り…ううん、いつも以上にハシャいでライブを楽しんじゃったじゃない?」
  
 
花陽「あ…」

にこ「しかも、他の参加者の人を見まわしても…」チラッ

にこ「ライブTシャツを着たうえにライブタオルとかの一式のフル装備でサイリウムを全力で振り回して参加してたのって…」

にこ「私達くらいみたいだし…」

花陽「えぇっ!?」

花陽「…」キョロキョロ

花陽「あ、あはは…みんなオシャレなデート用の服のままで…」

花陽「やったとしてもサイリウムを振るだけみたいだったんだね…」

にこ「まあ、ライブを見てるところもPV用のカットに使わせてもらうって言ってたからね…」

花陽「あ、そうだったね…」

にこ「ええ…だから私達だけ悪目立ちしちゃって見られただけとか…」

花陽「あは…あはは…」

23: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:23:28.71 ID:BNcCwccV.net
にこ「まあ過ぎたことはしょうがないわっ!!」

花陽「っ!?」

にこ「どちらの理由にしろ、ライブはもう終わったんですものっ!」

にこ「それに全力でライブを楽しんだのよっ!?後悔はないわっ!!」

にこ「次に控えてるPV撮影の方で全力でがんばりましょう!」

花陽「う、うん!そうだよねっ!」

にこ「よし、それじゃあまたもとの服に着替えに…」
 
  
「あの~すいません」
  
 
花陽「ピャァッ!?」

にこ「え、ええっと?」

24: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:24:19.49 ID:BNcCwccV.net
スタッフ「ああ、驚かせてしまって申し訳ございませんでした」

スタッフ「ええっと…カップル限定特別チケットでご入場の小泉花陽様とそのお連れ様の方ですよね?」

花陽「は、はい!そ、そうですけど?」

にこ「私達がどうかしましたか?」

スタッフ「いや~お二人が着替えてしまう前でよかったです」

スタッフ「お話ししたいことがあるので一緒に別室まで来ていただきますか?」

花陽「は、はいっ!」

にこ「あ、あの着替えとかは?」

スタッフ「あ、そのままの格好でお願いします」

スタッフ「それでは私の後をついてきてくださいね?」

にこぱな「「はいっ!」」

25: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:25:56.00 ID:BNcCwccV.net
花陽「に、にこちゃん…」ヒソヒソ

にこ「な、なによ?…」ヒソヒソ

花陽「お話って…この格好でライブ観戦してたことに関係するお話かな?…」ヒソヒソ

にこ「ん~まあ…そうでしょうね…」ヒソヒソ

花陽「ど、どうしようっ?!怒られちゃうのかな…」ヒソヒソ

にこ「まだそうと決まったわけじゃない」ヒソヒソ

にこ「今からそんなに焦ってもしょうがないわよ?」ヒソヒソ

花陽「で、でもぉ…」ヒソヒソ

にこ「はぁ~…しょうがないわね…」ボソッ
 
  
ギュッ
  
 
花陽「っ!?///」

27: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:27:20.37 ID:BNcCwccV.net
花陽「に、にこちゃんっ!?///」

にこ「ほら、手を握っててあげるから…これで落ち着いて?」ギュッ

花陽「え、えっと…ど、どうして急にっ?///」
 
  
にこ「恋人が不安がってるんですもの…手を握るくらいいいでしょ?」ニコッ
  
 
花陽「はぅ…///」
 
  
にこ「って、恋人って言っても、大きな声じゃ言えないけど…フリの関係だけどね…」ヒソヒソ

花陽「…///」ポー

にこ「ん?花陽?」

花陽「ふぇっ!?///だ、だいじょうぶ!だいじょうぶっ!ありがと、にこちゃん!///」

にこ「ん、ならいいけど…」クスッ

花陽「…///」カァッ

28: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:34:25.67 ID:BNcCwccV.net
--ライブ後 ライブ会場内応接室--
 
  
にこぱな「「えぇっ!?私達メインでPVの撮影をっ!?」」
  
 
スタッフ「ええ!あの娘たちメンバー全員、そしてスタッフ一同の総意よ?」

花陽「で、でもなんで私達なんですかっ!?」

花陽「私達以外にもかっこいい人や可愛い人達もたくさんいたのに…」

にこ「それに…私達だけライブTシャツになんか着替えてライブに熱中しちゃってて…」
 
  
スタッフ「そこよっ!」
  
 
にこぱな「「えぇっ!?」」

29: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:37:13.87 ID:BNcCwccV.net
スタッフ「あの娘たちのことを大好きなファン同士のカップルを考えてみてちょうだい?」

にこぱな「「…」」コクコク

スタッフ「そんなカップルがあの娘たちのライブの特等席で参加できたとして…」

スタッフ「その時の二人はどういう感じでライブを観戦すると思う?」

スタッフ「1番、大好きなアーティストのライブとはいえデートなんだから雰囲気や恰好を大事におとなしく参加する」

スタッフ「2番、共通で大好きなアーティストのライブなんだからめいいっぱい楽しむ」

スタッフ「さあ、どちらでしょう?」
 
  
にこぱな「「あっ…」」パァァッ
  
 
スタッフ「ふふっ、わかってくれたみたいで何よりだわ」

スタッフ「あの娘たちもステージ上でそれに気づいたからあなた達に注目したのよ?」

にこ「あ…、だから私達と目線があって…」

スタッフ「あら、それも気づいてくれたのね」

花陽「そ、それはもう…///」

31: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:40:03.25 ID:BNcCwccV.net
スタッフ「まあ、あなた達以外の恋人役で募集人たちはその…」

スタッフ「私達が事前に特別席を用意した上に…」

スタッフ「ライブ中の姿もPVに使うっていう事前告知をしていたせいもあって…」

スタッフ「変に意識しちゃった影響もあるんだろうけど…」

花陽「たしかに…実際、私も変に意識しちゃいそうでしたし…」

スッタフ「ふふっ、でもあなた達はそうじゃなかったでしょ?」

花陽「そ、それはにこちゃんがそう言ってくれたからで…///」

にこ「ちょっ、花陽!?別ににこの名前を出さなくても…」

スタッフ「ふふっ、にこちゃんっていうのね♪」

にこ「は、はい!えっと、花陽の恋人の矢澤にこです!」

花陽「ぁぅ…///」

スタッフ「ふふっ、ステキな相方さんね、ふたりともとってもお似合いよ」

スタッフ「そんなあなた達だからこそ、PVの主演を頼みたいの!」
 
  
にこぱな「「~~~~~っ!?///~~~~~っ!?///」」

32: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:41:29.85 ID:BNcCwccV.net
スタッフ「ということで…」

スタッフ「こちらの事情は説明できたと思ってるけど…」

スタッフ「花陽ちゃんとにこちゃんが主演でのPVの話…」

スタッフ「受けてくれるかしら?」

花陽「え、えっと…」チラッ

にこ「花陽が獲得したチケットでしょ?花陽が決めていいわよ」

花陽「へっ!?う、うん…で、でも…」

にこ「そりゃあ、私は出たいわよ?」

にこ「でも花陽がイヤなら遠慮なく断って?花陽がイヤなことを無理強いできないわ…」

花陽「にこちゃん…///」

にこ「…」コクリ

33: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:43:10.13 ID:BNcCwccV.net
花陽「…よし、決めました!」

スタッフ「答えを聞かせてくれる?」

花陽「はい!」

にこ「…」
 
  
花陽「PV主演のお話…よろこんで受けさせてもらいます!」キリッ
  
 

にこ「花陽っ!」パァッ

スタッフ「うん、花陽ちゃんならそう言ってくれると思ってたわ」ニコッ

スタッフ「こちらこそ、改めてよろしくね、花陽ちゃん、にこちゃん!」
 
  
にこぱな「「はいっ!」」

34: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:48:11.10 ID:BNcCwccV.net
--ライブ後 PV撮影スタジオ--

スタッフ「カントク、例の2人連れてきました~」

カントク「あ、ごくろうさま~」

カントク「あなた達が花陽ちゃんとにこちゃんね」

花陽「は、はいっ!」

にこ「よろしくお願いします」ペコリ

花陽「あ、よっよろしくお願いしますっ」ペコリ

カントク「うん、こちらこそよろしくお願いね」

カントク「それと急な注文に答えてくれて本当にありがとう!」

カントク「いいPVができるようお互い頑張りましょう!」

にこぱな「「はいっ!」」

35: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:50:23.42 ID:BNcCwccV.net
カントク「それじゃあこれが台本ね」スッ

にこぱな「「ありがとうございますっ!」」

カントク「うん、いい返事ね!」

カントク「撮影の流れを説明させてもらうと…」

カントク「これからPV内のドラマパートの撮影を行っていくわ」

カントク「花陽ちゃんとにこちゃんは女の子同士だけど…」

カントク「台本内の役割としては、花陽ちゃんに彼女役、にこちゃんに彼氏役を演じてもらうわ」

カントク「大まかなストーリーとしては…」

カントク「最初は全然接点のない2人が…」

カントク「ライブ会場でたまたま隣同士の席になり意気投合」

カントク「そして2人は告白して結ばれる」

カントク「だがある日、些細なことで喧嘩してしまいお互いの関係はギクシャク」

カントク「しかし最終的には熱い抱擁とキスで仲直り」

カントク「といった流れよ」

にこぱな「「…」」ボー

36: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 00:52:11.67 ID:BNcCwccV.net
カントク「まあ、すでに付き合っていて、うまくやってる花陽ちゃんとにこちゃんに…」

カントク「告白の演技やけんかの演技をやってもらうのも心苦しいけど…」

にこ「えっ、花陽に告白っ!?///」

カントク「まあ抱き合ったりキスしたりはいつもやってるから問題ないでしょ?」

花陽「に、にこちゃんと抱き合ったり、キキキキ、キスぅっ!?////」

カントク「まぁ、そんな感じの流れだから~………って2人とも大丈夫?」
 
  
にこぱな「「だだだだだ、大丈夫でぇっすっ!!///」」
  
 
カントク「あはは、まあ撮影に緊張しちゃってると思うけど」

カントク「いつもの2人の感じを出せばいいだけだから、お願いね?」
 
  
にこぱな「「は、はい…///」」カァッ

38: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:01:28.82 ID:BNcCwccV.net
--ライブ後 PV撮影~告白シーン~--

カントク「それじゃあ告白シーンの撮影に行ってみましょう!」

カントク「さっきも軽く説明はしたけど、念のためもう1回言っとくわね?」

カントク「音声は後で編集して消させてもらうから、セリフは自由にしゃべってもらっていいわ」

カントク「それで…告白はにこちゃんから花陽ちゃんへ」

カントク「細かなセリフとかは指定しないから、完全に任せちゃうわね」

カントク「なんなら2人が付き合い始めた時のセリフとかでもいいわよ」フフッ

カントク「こう、できるだけ初々しい感じを出してくれると嬉しいけど、無理はしないで自然な感じで~」

カントク「って感じだけど準備はいい?」

にこぱな「「は、はい…///」」カァッ
 
  
カントク「よしっ、それじゃあスタートっ!!」

カッ

39: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:02:56.36 ID:BNcCwccV.net
にこ「花陽っ!」カベドンッ

花陽「きゅ、急にどうしたのにこちゃんっ!?」

にこ「私達すごく仲良しよね?」

花陽「そ、それは…仲は良いと思うけど…」

にこ「花陽は私の事…好き?」

花陽「うん、にこちゃんのことは好きだよ♪」

にこ「ええ、私も花陽のことが大好きよ」

花陽「ん、ありがと、にこちゃん♪」

にこ「………もちろん」アゴクイッ

花陽「ふぇっ!?///」
 
  
にこ「この好きはライクじゃなくてラブの意味だからね?」ボソッ
  
 
花陽「えぇっ!?////」

40: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:04:38.82 ID:BNcCwccV.net
にこ「ねぇ、花陽」ギュッ

花陽「に、にこちゃんっ!?///」

花陽「そ、そんなに強く抱きしめられても…///ほ、ほら!私達女の子同士だし…その…///」

にこ「私は本気よ?」

花陽「はぅ…///」

にこ「ねぇ…花陽…」スッ

花陽「わわっ!///そんなに顔を近づけられても…///」

にこ「今から言うことをよく聞いてちょうだい?」

花陽「は、はひっ…////」
 
  
にこ「花陽、あなたのことが本気で好きなの…」イケボ

にこ「だからね…」

にこ「私と恋人になりましょう?花陽」
  
 
花陽「ぁぅ…////」

にこ「へ・ん・じ・は?」

花陽「…は、はい///…こちらこそお願いします…/////」

にこ「ふふっ、花陽ならそう言ってくれると思ったわ」ニコッ

花陽「ぅぅっ…////」カァッ
 
  
カントク「はい、カットっ!!」カッ
 
  
   
にこぱな「「っ!?/////」」

41: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:07:09.50 ID:BNcCwccV.net
カントク「いやぁ~ふたりとも良かったわよっ!」

カントク「特に花陽ちゃん!」

カントク「まるで初めてにこちゃんに告白されたみたいな初々しさでよかったわっ!」

花陽「だって…///にこちゃんも初めてのはずなのに…私のコトをあんな情熱的に口説いてくれて…////」ゴニョゴニョ

カントク「ん?どうしたの花陽ちゃん?」

花陽「ふぇっ!?///なななななんでもないですっ!///」

カントク「そう?それならいいけど…」

にこ「…///」カァッ

42: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:13:58.68 ID:BNcCwccV.net
--ライブ後 PV撮影~喧嘩シーン~--

カントク「それじゃあ次は~喧嘩してギクシャクしちゃうシーンの撮影を始めるわよ」

カントク「流れとしてはいつも通りにランチをしている2人…」

カントク「しかしその会話はいつも通りではなく…段々不穏な流れに…」

カントク「そしてついカッとなってしまい…2人の関係に亀裂が…」

カントク「っていう流れでお願いしたいんだけど、準備はいい?」

にこぱな「「は、はい…///」」カァッ
 
  
カントク「よしっ、それじゃあスタートっ!!」

カッ

43: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:15:14.79 ID:BNcCwccV.net
にこ「ほら、花陽あ~ん」スッ

花陽「あ~ん」パクッ

花陽「うん♪今日もにこちゃんが作ってくれたお料理がおいしい♪」

にこ「ふふっ、ありがと」ニコッ

にこ「それを言うなら花陽の炊いてくれたお米だっておいしいわよ?」

花陽「ありがと♪あ、お返しにこの一番ふっくら炊けてるところをひとくちあげるね♪」

花陽「はい、にこちゃん♪あ~ん♪」スッ

にこ「あ~ん」パクッ

にこ「うん、やっぱり花陽のお米は最高だわっ!」

花陽「ん、ありがと」ニコッ

にこ「はぁ~こうやってアイドル番組を眺めながら、花陽と過ごす食事時間って幸せね…」フゥ

花陽「うん、そうだねぇ~」ハフゥ

44: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:18:00.91 ID:BNcCwccV.net
にこ「ところで、いま映ってるアイドルだけど」

花陽「うん、今勢いあるよねぇ~」

にこ「ん、そうよね~私としては右から2番目の子を推してるんだけど…」

花陽「え?にこちゃんそれ本気で言ってる?」

にこ「は?何いってんのよ?本気に決まってるでしょ?」

花陽「私もこのアイドルは注目してるよ?」

花陽「でも…よりにもよって…一番の推しがその子なのはダメだよ…」

にこ「ふぅ~ん…話を聞こうじゃないの…」

45: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:19:05.41 ID:BNcCwccV.net
花陽「その子はね…昔の私に似てるの…だからダメ…」

にこ「何言ってんのよっ!それならますます推してもいいじゃないっ!」

花陽「似てるからこそ推しちゃダメなのっ!」

花陽「その子にアイドルはムリだよ…」

にこ「何勝手に決めてるのよ!そんな理由で私の推しを悪く言わないでよっ!」ガタッ

花陽「そんな理由?そんな理由って言ったっ!?私のコトなのにっ!?」ガタッ

にこ「そんな後ろ向きな発言…そんな理由で充分よっ!」フンッ

花陽「にこちゃん、そんなこと言うのっ!わたしだって怒るよっ?!」

にこ「それなら怒ればいいじゃないのっ!受けて立つわよっ!」

花陽「お、怒っちゃうもんっ!!」


46: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:20:19.00 ID:BNcCwccV.net


にこ「はっ…花陽がこんなに話が通じないとは思ってなかったわ…」

花陽「私だって!にこちゃんはもっと物分かりがいい人だと思ってたのに…」
 
  
にこ「失望したわ」

花陽「幻滅したよ」
  
 
にこ「…しばらく距離を置きましょう…」

花陽「私もそれでいいと思う…」

にこぱな「「……」」
 
  
カントク「はい、カットっ!!」カッ
 
  
   
にこ「…」ズキッ

花陽「…」ジワッ

47: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:21:12.43 ID:BNcCwccV.net
花陽「ご、ごめんね!にこちゃん…」ヒック

にこ「え、演技だってわかってるから…だ、大丈夫よ…」ウルッ

花陽「で、でもぉ…でもぉ…」グスッ
 
  
カントク「わ、わあーーーーーーごめん、ごめんね!ふたりともっ!」

カントク「すぐにっ!すぐに仲直りシーン撮るからっ!!」

カントク「ほらっ!みんなすぐスタンバってっ!!はやくっ!まいてまいてっ!!」

48: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:21:44.96 ID:BNcCwccV.net
--ライブ後 PV撮影~仲直りシーン~--

カントク「はいっ!仲直りのシーンの撮影を始めるわよ!」

カントク「流れとしてハグとキスさえ忘れないでくれればいいからっ!」

カントク「大丈夫っ?」

花陽「ぇぅ…」グスッ

にこ「早く始めてっ!」
 
  
カントク「そ、そうねっ!よしっ、スタートっ!!」

カッ

49: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:23:36.53 ID:BNcCwccV.net
花陽「ごめんねっ!ごめんねっ!にこちゃんっ!」ヒック

にこ「私こそ悪かったわ…ついカッとなっちゃって…」

花陽「ううん…私が悪かったの…ごめんね、にこちゃん…」グスッ

にこ「だからそんなにあやまらなくていいわよ」ナデナデ

花陽「でもぉ…でもぉ…」ヒックグスッ

にこ「だあ~~もうっ!」
 
  
ギュッ
  
 
花陽「っ!?///」
 
  
にこ「私だって…花陽と離れてみて…改めて思ったの…」
 
  
   
にこ「花陽…やっぱり私はあなたのことが好きよ…」
   
  
 
花陽「っ!?///」

50: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:25:09.84 ID:BNcCwccV.net
花陽「うぇっ…ひぐぅ…」グスッ

にこ「は、花陽っ!?ど、どうしたのよっ!?」

にこ「やっぱり私なんかに…好かれるのは…」
 
  
花陽「違うのっ!!私があんなヒドイこと言っちゃったのに…」ヒクッ

花陽「好きって言ってくれるにこちゃんがすごくステキで…」グスッ

花陽「好きって言ってくれたことがすっごくうれしくて…」ヒクッ

花陽「泣き止まないといけないのに…うれし涙がとまらなくって…」グズッ

花陽「うれし涙をとめられなくて…困っちゃうんだけど、でもうれしくて…」ヒクッ

花陽「あはは…ごめんね…何言ってるかわからないよね…」グズッヒクッ
  
 
にこ「花陽…」

51: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:26:11.62 ID:BNcCwccV.net
花陽「ご、ごめんね、にこちゃんもう少し待ってくれれば…泣き止むとおも…」グスッ

にこ「花陽、顔あげなさい!」クイッ

花陽「ふぇっ!?にこちゃんっ!?」グスッ

にこ「ん…」
 
  
チュッ
  
 
  
   
花陽「……………え?」
 
  
にこ「ふふっ、泣き止むためのおまじないよ?」

にこ「効果は抜群みたいね」ニコッ
 
  
   
花陽「え……………っと…………」

花陽「…」

花陽「……」

花陽「………」
 
  
   
花陽「~~~~~っ!?///~~~~~っ!?///」ボフッ
 
  
カントク「はい、カットっ!!」カッ
 
  
   
にこ「ふぅ…」

花陽「~~~~~っ!?///~~~~~っ!?///」カァッ

52: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:27:08.51 ID:BNcCwccV.net
カントク「いやぁ~ふたりとも!すっごい良かった!最高だったわっ!」

カントク「特ににこちゃん!」

カントク「まさかキスの注文を口でこなしてくれるなんて…」

にこ「えっ!?………ということはつまり?」

カントク「ん?いや、こっち側としては口でやってくれたのはすっごい助かるんだけど…」

カントク「こういう時ってさすがに口だと恥ずかしくて頬に逃げる人が多かったりするんだよねぇ~」

カントク「そこをためらわずに口に行くなんて!いやぁ二人ともアツアツでいいねっ!」
 
  
にこぱな「「っ!?っ!?」」
 
  
   
にこぱな「「~~~~~っ!?///~~~~~っ!?///」」

53: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:27:42.31 ID:BNcCwccV.net
カントク「よしっと…喧嘩のシーンの前に、撮りたい絵は一通り撮ったし!」

カントク「うん、ふたりとも今日は本当にありがとう!」

カントク「ふたりのおかげでいいPVが作れそうだわ!」

にこぱな「「……/////」」ポケー

カントク「って、お~い!花陽ちゃん、にこちゃ~ん?」

にこぱな「「っ!?///」」

カントク「撮影終わったわよ~本当に2人ともお疲れ様っ!」

にこぱな「「は、はいっ!こちらこそありがとうございました!///」」

54: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:29:46.72 ID:BNcCwccV.net
カントク「いや~2人とも本当にありがとう!」

カントク「PVが完成したら真っ先に2人に郵送するからねっ!」

花陽「あ、ありがとうございまっすっ!///」

にこ「完成、楽しみにしてます!」

カントク「ふふっ、本人たちに言われたなら、これは一層がんばらないとねっ!」

カントク「まかせてっ!あの娘たちも絶賛するような会心の1作を作ってみせるわっ!」

にこぱな「「よろしくお願いしますっ!!」」

56: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:34:27.53 ID:BNcCwccV.net
--PV撮影完了後 帰り道--

にこぱな「「……////」」
 
  
にこぱな「「あ、あのっ!」」
  
 
にこぱな「「っ!?///」」
 
  
花陽「に、にこちゃんから先にどうぞ!」

にこ「いや、花陽の方がちょっと早かったわ!花陽からおねがい!」

花陽「えぇっ!?そ、それじゃあ…///」

57: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:35:02.17 ID:BNcCwccV.net
花陽「あ、あのね!にこちゃんっ!!」

花陽「ちょっとお話したいことがあるの!」

花陽「そこの公園でどうかな?」

にこ「奇遇ね、私もちょうどそう思ってたところよ」

にこ「行きましょ?」

花陽「う、うん!」

58: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:35:54.80 ID:BNcCwccV.net
--夕方 公園--

にこ「それで…話って言うのは?」

花陽「えっとね…///」

花陽「その…///今日は…///その…ありがとね…///」

にこ「それはこっちのセリフよっ!」

にこ「私の方こそ、改めてありがとう、花陽っ!」

にこ「すっごくステキなライブだったわっ!」

花陽「…そ、その…ステキっていうのは…」ボソッ

にこ「ん?なに?花陽?」
 
  
花陽「そのステキっていうのは…そのっ…」

花陽「私と抱き合ったりキスしたことも含めてステキって思ってくれたってことでいい?///」ウワメ
  
 
にこ「なっ!?////」カァッ

59: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:36:26.38 ID:BNcCwccV.net
にこ「そ、それは…///」

花陽「それは?」

にこ「その…つまり…///」

花陽「つまり?」

にこ「うぅ…////」

花陽「…///」ドキドキ
 
  
   
にこ「は、花陽とのハグや…その…き、キスを含めてに決まってるわよ…///」カァッ
 
  
花陽「にこちゃんっ!///」パァッ

60: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:38:50.91 ID:BNcCwccV.net
花陽「だ、だったら、その!///」

にこ「で、でもこれ以上はダメよっ!///」

花陽「えぇっ!?なんでっ!?」
 
  
にこ「私達はスクールアイドル…花陽なら、これでわかるでしょ?」
  
 
花陽「わ、わかるけど………でも…」

にこ「だからね…」

花陽「へ?」
 
  
にこ「だからあと2年とちょっと…」

にこ「ううん、花陽がガマンできないなら私が卒業するまでのちょっとの間だけでもいいの…」

にこ「その時にこの続きの…答えを出すから…」

にこ「だからね…にこの我儘を聞いて、待っててくれるかしら?」
  
 
花陽「に、にこちゃんっ!!」パァァァァッ

61: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:39:16.27 ID:BNcCwccV.net
花陽「うんっ!うんっ!私待ってるねっ!」
 
  
花陽「アイドルとしては失格かもしれないけど!」

花陽「にこちゃんが卒業するまでのちょっとの間!私待ってるからねっ!!」
  
 
にこ「花陽…///」
 
  
にこ「えぇっ!待っててね、花陽っ!」

にこ「絶対にあなたの期待に応えてみせるわっ!!」ニコッ
  
 
花陽「うんっ♪」

62: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:46:00.89 ID:BNcCwccV.net
このしばらく後――――
この日撮影したPVが先行公開され、かわいすぎる百合恋愛PVとして一躍話題になり再生数を記録的な速さで伸ばしていく…
そのPVが同梱されたCDは…予約〇到、売り切れ続出という驚異の売り上げを見せ、PVの主演の2人はどんどん有名になっていく…

そんな中、完成したPVをいちはやく閲覧していた花陽とにこは
そのPVのあまりのクオリティの高さとそれゆえの恥ずかしさもあわさり、
μ'sのメンバーには内緒にしようと2人で決意をするも、
有名になりすぎてしまい、あっさりばれていろいろ質問攻めにあうのはまた別の話である…

63: (笑)@\(^o^)/ 2017/02/07(火) 01:47:01.04 ID:BNcCwccV.net
~fin.~

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1486393077/

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