【SS】侑「なになに?歩夢の嫉妬音が聞こえてくるイヤーモニター?」璃奈「うん」【ラブライブ!虹ヶ咲】

ゆう (4) SS


1: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 01:06:27.37 ID:Wf7YKGyi
侑「うーん…また使い所があるようなないようなもの発明したね」

璃奈「…歩夢さん、侑さんへの気持ちが強いのにため込んじゃうと見てる…爆発させててしまった時に何が起こるかは未知数」

璃奈「このモニターから聞こえる音が大きくなってきたら歩夢さんとコミュニケーションをとって鎮めてほしい」

侑「またまた大袈裟な~」

璃奈「無自覚なのってこわい…とにかく音が聞こえたらよろしく」

侑「どんな音なんだろう…まぁ気を付けてみるよ」

7: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 01:16:13.31 ID:QlDUbe7a
─翌日

侑「さっ…出発っ…と忘れてた!イヤーモニター付けてかないと…」

侑「…小さくて目立なさそうだけど…こんな小さいので音が聞こえてくるのかなぁ…」キュポッ

侑「装着完了…外の音も聞こえてくるみたいだね」

侑「これで準備万端!いってきまーす!」

~~

歩夢「おはよー侑ちゃん」

侑「歩夢、おはよー、ごめんねー待ってて貰っちゃって」

歩夢「私は大丈夫だけど…侑ちゃん何かあったの?」

侑「まーちょっと野暮用でね、さあいこっ」

歩夢「うんっ」ギュッ

侑(今のところ、何も聞こえないみたいだね)

11: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 01:28:11.35 ID:Wf7YKGyi
──バス車内

侑「ちょっと今日、混んでるね…」

歩夢「そうだね…いつもだと座れるのに…」

キキーッ!

??「きゃあっ!」グラッ

侑「あっ!危ないっ!」ガシッ

女子生徒「っ…あれっ…?」

侑「大丈夫?怪我はない…?」

女子生徒「はっ、はいっ!助けていただいてありがとうございます///」

侑「そっか…よかったー」

ムッ…

侑(んっ…なんだろう)

ポムッ……ポムッ……

侑(!!)

14: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 01:36:31.72 ID:QlDUbe7a
歩夢「危なかったねー…侑ちゃんは大丈夫?」

侑「あ、うん…私はなんとも…」

ポムッ……ポムッ……

侑(間違いない…歩夢の方から聞こえてくる…これが例の嫉妬音か…)

侑(…ちょっとかわいいかも)

歩夢「普段立つことないから突然止まったら私も転んじゃうかも…気を付けないとなぁ…」ポムッ……ポムッ……

侑(まだ聞こえてる…どうすれば鳴り止むんだろう…ええいっ!)

ギュッ

歩夢「!!」

侑「歩夢が転びそうになったらさ、こんな感じで助けてあげるから大丈夫っ」ニコッ

歩夢「あっ…///侑ちゃんなら危ない時はすぐ助けてくれるもんね」

侑「任せてよっ!」



侑(音が鳴り止んでる…コミュニケーション取ってって話だったけどこれでいいのかな)

18: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 01:45:46.26 ID:QlDUbe7a
歩夢「それでさーそこはゲームが10本500円で売っててね~」

侑「へー!安いねーそこ」



侑(すっかり落ち着いたみたいだね)

??「あら?二人とも、手繋いで登校なんてラブラブじゃない?」

侑「!!」

果林「おはよう、侑、歩夢」ヒラヒラ

エマ「おはよ~」

侑「果林さん!エマさん!おはようございます!」ペコッ

歩夢「おはようございます」

21: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 02:00:02.63 ID:QlDUbe7a
果林「んもう…朝から仲睦まじいところ見せられて胸焼けしそうよ…見せつけてくれるじゃない?」

侑「いやぁ…私と歩夢はそんなんじゃあ…」パッ

歩夢「あっ…」

エマ「果林ちゃん、からかっちゃだめだよー いいなぁ…果林ちゃんってば今朝の朝のハグしてくれなかったんだよ?」

果林「エッ、エマ!その話は今関係ないでしょう??」

エマ「果林ちゃんなかなか自分からしてくれないんだもん…」

侑「へぇ~」ニヤニヤ

果林「侑っ!何よその眼差しは!」

エマ「ねえねえ?侑ちゃん?歩夢ちゃん?」

ゆうぽむ「??」

ハグッ!

ゆうぽむ「!!」

22: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 02:05:50.26 ID:QlDUbe7a
エマ「えへへ~私からのおはようのハグだよー」

侑「うわぁ…///」

歩夢「エマさん…あったかいよぅ…」

エマ「ふたりもぽかぽかであったかい~」

侑「いやいやエマさんには負けちゃうなぁ…しかもこんなに柔らかくって…とってもいい匂いで…///」ギュゥゥ

エマ「もー侑ちゃんでば甘えんぼさんなんだから~」

歩夢「…!」

ポムッ…ポムッ…ポムッ…

侑「!!」

26: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 02:16:02.86 ID:Wf7YKGyi
ポムッ…ポムッ…ポムッポムッ…

侑(まずいっ…またあの音だっ…ええっと…どうすれば…)

侑(そうだっ!)

ギュッ!

歩夢「!!」

侑「わっ、私からも歩夢におはようのハグっ!」

歩夢「んもぅ…/// 侑ちゃん、苦しいよう…///」

エマ「ふふっ、いいなぁ歩夢ちゃん」チラッ

エマ「ねぇ、果林ちゃん?」

果林「え、エマ…」

27: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 02:19:04.19 ID:Wf7YKGyi
エマ「いーなーああいう風に私もハグされたいなー」チラッチラッ

果林「エマ…私…私は…」

エマ「…果林ちゃんのいくじなし」ボソッ

果林「」



侑(ど、どうにかおさまった…)ホッ

歩夢「侑ちゃん…///」

29: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 02:30:46.16 ID:ttec6FQk
歩夢「あのね…その…わたしたちも朝のハグ、しよてみない?」

侑「うん?…もしかして…毎朝?」

歩夢「うんっ…///もしかして…ダメかな?」

侑「んんっーと…」

…ポムッ

侑(ええっ!…どうして聞こえてくるのさ!)

侑「あっ!うんやってみようか!毎朝!」アセアセ

歩夢「ふふっ、約束だよっ♪」



エマ「毎朝のハグだって~うらやましい~」ニコニコ

エマ「そうしてくれる人私の近くにもいないかなー?」

果林「」

64: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 16:57:57.03 ID:c6zEF0v/
侑「…」スッスッ

~~

O'rinally『どう?嫉妬音が鳴った時解消できてる?』

yu-yu『今のところは…』

yu-yu『あと、朝に毎日ハグするっていうモーニングルーティンが出来たかな』

O'rinally『それはいい傾向、会話以外のコミュニケーションも有効だから』

yu-yu『会話以外、ねぇ…考えること多くなっちゃって大変だよ』

O'rinally『難しく考えなくて大丈夫。歩夢さんに、それから侑さん自身に素直でいる事…そうすれば自ずと道は拓れるから』

~~

侑「素直でいること、かぁ…」

69: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 17:47:46.51 ID:c6zEF0v/
─昼休み

侑「んー!やっとお昼だ~お腹空いたー!!」

歩夢「私はお弁当だけど侑ちゃんもお弁当?」

侑「実は休み時間中にささっと買ってきててさ、バッチリ確保済!」ニコッ

歩夢「そっか、じゃあどこかで一緒に食べようよ!どこがいいかなあ」

侑「うーん…じゃあ部室かな~歩夢いこーよ」

歩夢「うんっ」

─同好会部室

かすみ「あっ!侑先輩!歩夢先輩!おはようございます~」

侑「おはよー かすみちゃんも部室でお昼なんだ」

かすみ「はいっ!部室がお気に入りスポットなので!」

侑「それにしてもかすみちゃんのお弁当、いろんな味の小さいコッペパンサンドなんだ~ かすみちゃんらしくってかわいいね~」

かすみ「えへへ~せんぱいに褒められちゃいました~♡良かったらひとつどうですか?好きなの選んでください♡」

侑「ええっ?いいの!?」

かすみ「はーい!歩夢先輩もひとつどうぞ♡」

歩夢「ありがとうっ だけど侑ちゃんの分と合わせてふたつ持っていっちゃうとかすみちゃんの食べる分なくなっちゃわないかな?」

かすみ「心配ご無用です!かすみんの分はじつはまだこの中に用意してますから!」ガサゴソ

侑「だってさ歩夢?かすみちゃんに甘えて貰っちゃおっ?」

歩夢「うんっ…」

93: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 20:17:39.57 ID:c6zEF0v/
侑「はむっ…これはたまごサンドかな?美味しい~」

かすみ「はう~嬉しいです~♡」

侑「なんってったってかすみちゃんのコッペパンってとってもふわふわなんだよね~」

かすみ「さっすが侑せんぱい!わかってるなぁ…このパンはかすみんの秘密の製法で焼き上げてますから!!」

侑「いやーお店出せちゃうよこれなら、私なら毎日通っちゃうなぁ…」

かすみ「もーせんぱぁい!それは褒めすぎですってばぁ…」

歩夢「むぅ…」

97: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 20:23:00.80 ID:c6zEF0v/
ポッムン…ポッムン…

侑(あっ…この音はっ!?)

歩夢「…」

かすみ「?? 侑せんぱい?どうしました??」

侑「あ、いやなんでもないっ…」

侑「そうだっ!お店の味って言ったらさ、歩夢の卵焼きだってお店で売ってるみたいな味なんだよー!」

歩夢「!!」

かすみ「へぇ~ 確かに、歩夢先輩の卵焼き…ふわふわでとても美味しそうな…」

侑「で、でしょー?」アセアセ

歩夢「んもぅ!侑ちゃん///」

99: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 20:33:10.62 ID:c6zEF0v/
歩夢「確かに私は卵焼き得意だけど…流石にお店に並ぶほどじゃ…」

侑「えーそうかな…私の舌に狂いはないと思うけど…」

かすみ「えー!歩夢先輩の卵焼きなら絶対美味しいですよぉ~かすみん食べてみた~い」

侑「そうだね!かすみちゃんにも食べてもらうのがいいよ!それなら歩夢も信じるでしょ?」

歩夢「じゃ…じゃあ…」

歩夢「あっ…今日は卵焼き二切れしか入ってなかったんだ…」

歩夢「これじゃ侑ちゃんとかすみちゃんにあげたらなくなっちゃうなぁ…」

侑「そっかぁ…なら私はいいよ、歩夢が食べなよ」

歩夢「えっ…」

ポッムン…ポムン…ポムン

侑(うわああああああっ!?)

101: (もんじゃ) 2021/08/08(日) 20:45:19.30 ID:c6zEF0v/
歩夢「私は…侑ちゃんにも食べてもらいたいなぁ…」

侑「そっ…そっか…そういうことなら…」

歩夢「はいっ、侑ちゃん、かすみちゃん」

かすみ「う~美味しそう~いただきまーす!」

ゆうかす「はむっ… !!」

歩夢「ど…どうかな…///」

かすみ「んー! 甘くてふわっふわで美味しいです~!歩夢先輩の卵焼き~!」

歩夢「本当!?…よかったあ…」

侑「でしょでしょ?…私は歩夢の卵焼きを食べてここまで大きくなりました!」フンス

歩夢「ふふっ…その割には背あまり大きくなってないけどね」

侑「もー!歩夢ー!それは言わないでよ~!!」ポカポカ

かすみ「こらー部室でイチャイチャしないでください~」プンプン



侑(ほっ…静かになった…)

119: (もんじゃ) 2021/08/12(木) 04:44:22.43 ID:2qoMqseN
─放課後

侑「はひぃ…どっと疲れが…」ドタァ

璃奈「お疲れ様、侑さん」

侑「璃奈ちゃん!」ハァ…

璃奈「イヤーモニターの調子はどう?」

侑「ちゃんと動いてる…けどあの音が聞こえてくる度にソワソワしちゃうよ」ハァ…

璃奈「侑さんに協力してもらって感謝してる、私じゃ歩夢さんの嫉妬音は意識向けないと聞き取れないから」

侑「へー、人によって聞こえ方が違うんだね」

璃奈「私が歩夢さんの音聞こうとすると近づいて歩夢さんの方向いてないと聞こえてこない、けど侑さんは意識してなくても耳に入ってくるよね?」

侑「そうなんだ…でもどうしてなんだろ」

璃奈「それは心の距離…歩夢さんと侑さんの心の距離が近いからだと考えてる」

侑「まぁ…歩夢と私は小さい頃からずっと一緒だからね~」

璃奈「…それだけじゃない」

侑「えっ…他に何か…」

127: (もんじゃ) 2021/08/13(金) 11:45:34.31 ID:3lxztPQl
愛「おつかれー!ゆぅゆ、りなりー、早いねー」

侑「愛ちゃん、おつかれ~…ふぅ…」

愛「どうした~?ゆぅゆ?元気無い?」

璃奈「ちょっと疲れてるんだって、侑さん」

愛「そうかそうか~!じゃあ愛さん特別に肩揉んじゃうよ~?もんじゃ屋の娘だけにっ!」

侑「ぷくくっ…いきなりはずるいってばぁ」

愛「おっ、笑顔!ゆぅゆは笑ってた方がかわいいぞ~ じゃこっち来て?始めるから」

侑「じゃあ…せっかくだからお願いしますっ」

愛「まかせてー!」

129: (もんじゃ) 2021/08/13(金) 11:59:23.38 ID:3lxztPQl
愛「どう?気持ちいい?」モミモミ

侑「あはぁ…///丁度いい力加減…上手すぎるよぉ…」

愛「へへーん!おばーちゃんの肩揉んだりして慣れてるからね~」モミモミ

侑「ふへぇ…」トロー

璃奈「侑さん、すっごく蕩けた顔してる、気持ちよさそう…」

侑「すっごいよ、璃奈ちゃん…こんなの味わったことないかも…」

愛「いい感じにほぐれてきたね~…ここはどう?」グゥゥ

侑「あっそこ…効くぅ…」

愛「首の方、ここも疲れたまるからね~」

侑「ああ~幸せ…///」

131: (もんじゃ) 2021/08/13(金) 12:11:48.16 ID:3lxztPQl
歩夢「おはよ~…あれっ侑ちゃん!…愛ちゃんにマッサージしてもらってるの?」

愛「ちぃーっす!歩夢~!…なーんかゆぅゆってばお疲れモードっでさ~…見ての通りで」グイグイ

侑「ふえええええええ…///」

愛「今度はちょーっと痛いかもよー?痛かったら言ってね?」グッ

侑「痛っ!…あっでも大丈夫、痛気持ちいい感じ…」

愛「肩甲骨の周り、この辺張っちゃうと辛いからねー」

侑「んはぁ…///…こんなにほぐしてもらえて助かるよ~」

愛「いっつもゆぅゆにはサポートしてもらってるからね~、こうやって癒してあげられたら愛さんも嬉しい!」

侑「うー癒されてます~…愛さんの愛にぃ…///」

愛「えっへへ~」

歩夢「ふぅん…」

133: (もんじゃ) 2021/08/13(金) 12:35:04.93 ID:3lxztPQl
歩夢「…」

歩夢「愛ちゃん、そろそろ変わろっか?私も侑ちゃんに…」

侑「あああっ!そこっ…くぅ~!!!」

愛「へっへっへ~まだまだだいぶ凝ってますよ~?お客さん?」

侑「うへぇ~…」

キャッキャッ キャッキャッ

歩夢「むぅ…」

141: (調整中) 2021/08/13(金) 19:14:46.57 ID:3lxztPQl
璃奈(いいなぁ…侑さん、気持ちよさそう)チラッ

歩夢「…」ギュゥ

璃奈「!!」

愛「ほれほれ~次は~…」

璃奈「愛さん?」キュッ

愛「おっ、どうしたー?りなりー?」

璃奈「…私も愛さんのマッサージ受けてみたい。最近家で作業が続いてて」

愛「おっ、りなりーもお疲れさんかー?…ゆうゆ、もう大丈夫?」

侑「うんっ…大分ほぐれたよ~ありがとー!」

侑「んーっ!気持ちよかったぁ…」

歩夢「侑ちゃん、身体疲れてたんだね…」

侑「あ…うんっ、知らず知らずのうちに疲れって溜まっちゃってるもんだなーってさ、あはは…」

ポッム…ポッム…

侑(!!)

ポッム!ポッム!ポッム!ポッム!

歩夢「そっか…」

侑(うわっ!すっごい音っ!?)

145: (調整中) 2021/08/13(金) 19:52:29.61 ID:3lxztPQl
ポッム!ポッム!ポッム!ポッム!

侑(ひえっ…愛ちゃんのマッサージに夢中になってたから耳に入ってこなかったのかな?なんとかしないと…)

歩夢「ごめんね、気付いてあげられなくって…ずっと一緒にいる私なのに…」シュン

侑「いや~…疲れが出てくるのにもタイミングがあるじゃん?ひと段落ついた時にドッとくる時とかさ」

侑「あ、あとさ、歩夢といる時は疲れなんか感じないから歩夢からは疲れてないように見えてるだけかも、うん多分!きっとそうだ!」ペチャクチャ

歩夢「ふぅん…そういうものなのかなあ」

侑(よし、このまま…)

150: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 02:54:43.98 ID:SpvlPoJq
侑「ねえ歩夢?私歩夢にマッサージの続きしてもらいたいなあ」

歩夢「えっ私に?…けど私愛ちゃんみたいには出来ないよ?」チラッチラッ

151: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 02:57:36.76 ID:SpvlPoJq
侑「歩夢は私の身体のことよく分かってるから、私の気持ちいいって思うところわかるかなぁって思ったんだけど…」

歩夢「もう、侑ちゃんってば…///それじゃあ、私のとこに来て?」

侑「はいっ、お願いしまーす!」

152: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 03:03:21.47 ID:SpvlPoJq
──

エマ「おつかれさまー!、あれー?みんな何してるの?」

愛「エマっちおっはー!…今ね、お疲れさん達をマッサージしてあげてるところ!」

璃奈「おおおおおおおおおお!」

愛「どう?りなりー?ココ効くっしょ?」

侑(璃奈ちゃん、マッサージされたらああいう声出すんだな…)

歩夢「えいっ!えいっ!侑ちゃん?どう気持ちいい?」

侑「あぁ…歩夢…気持ちいいよ…///あっ…もっと強く…」

果林「…整体院かしら、ここ」

エマ「果林ちゃんも疲れてない?揉んであげよっかー?」

果林「わっ…私はいいわよ…///」

154: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 03:16:43.55 ID:SpvlPoJq
彼方「気持ちよさそー、あんなのされたらすぐにおねむしちゃうよー…すやぁ」

かすみ「彼方先輩はマッサージされてないのに眠っちゃうじゃないですか!起きてください!!」

しずく「そうですよ彼方さん!みんな集まったんですから練習始めますよ!」

侑「んあっ…あれっ?せつ菜ちゃんまだ来てないけど?」ジュルッ

歩夢「侑ちゃん、よだれが垂れてるよ?はいティッシュ」

侑「ごめんごめん、気持ち良くなってて」

愛「せっつーは今日生徒会じゃない?」

侑「ああそうか…じゃあ練習始めよっか、歩夢、マッサージありがとね」ポンポン

歩夢「またしてほしかったら私に言ってね?侑ちゃん」

侑「うんっ」

159: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 14:48:32.54 ID:SpvlPoJq
─練習後

愛「んー!お腹すいたぁ」

かすみ「かすみんもお腹ペコペコですー!」

彼方「遥ちゃん、お腹空かせてくるはず…今日の献立を考えねば…」

歩夢「ねえ一緒に帰ろ?侑ちゃん?」

侑「えーっと…今日はピアノの練習してから帰ろうかなって思っててさ、私に構わず先帰っててよ」

歩夢「そっか…じゃあ、侑ちゃんの練習が終わるまで私も待ってる!」

侑「えぇ~なんか悪いなぁ…」

歩夢「いいの。課題が出てたから待ってるうちにやっちゃおうかなって」

侑「わかった、じゃ終わったら連絡するよ」

歩夢「あまり遅くならないでね?」

160: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 14:56:05.07 ID:SpvlPoJq


侑「~♪」

侑(やっぱり、家のキーボードで練習するのと音楽室のピアノで練習するのでは段違いだな~)

侑(学校で自主練、もっと増やそうかな)

??「音楽室の使用許可は取ったんですか?」

侑「!!…せつ菜ちゃん!?」

菜々「なーんて、お邪魔しちゃいましたね」

164: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 15:18:12.13 ID:SpvlPoJq
侑「ううん、大丈夫。せつ菜ちゃんは生徒会の仕事終わったの?」

菜々「はい!何とか!…部室に顔だけでも出せればと思っていたんですが、こんな時間で」

侑「お疲れ様~」

菜々「生徒会の方が立て込んでて中々練習に合流出来なくて…こういう時実は私もたまに残って自主練してたりするんです」

侑「なるほど…そうだ!なら少し練習してかない?私せつ菜ちゃんの曲弾くからさ」

菜々「ええっ!?いいんですか?」

侑「ちょっとでもやったほうが少しでも身体鈍らないでしょ?それに私も練習になるからね~ 楽しみながらやるのって大事だし」

菜々「そういうことなら…ぜひお願いします!」

165: (もんじゃ) 2021/08/14(土) 15:24:03.76 ID:SpvlPoJq
菜々「さて…」ファサァ

せつ菜「私はこれで準備完了です!」ドヤァ

侑「せつ菜ちゃんさ…私の前で生徒会長なモードからスクールアイドルモードに変わる時、ちょっとキメてるよね?」

せつ菜「ええっ!?い…いぇ…特に意識してるつもりはないですけど…」

侑「私、好きだなぁ…空気がピッと変わる気がして、カッコよくて…ときめいちゃうよ!」(トキメキ眼)

せつ菜「そういうものなんでしょうか…///」

173: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 01:42:52.94 ID:UnWK1aXZ
──

歩夢「…」カリカリ

歩夢「ふぅ…」

歩夢(外、だいぶ暗くなっちゃったな…)

歩夢(侑ちゃん、まだ練習してるのかな…)

歩夢「…」

歩夢「…連絡してみよっと」

174: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 01:55:42.41 ID:UnWK1aXZ
侑「~♪」

せつ菜「はあっ…はあっ…」キュッ

侑「すごい…せつ菜ちゃん最近忙しかったのにレベルアップしてるよ、流石だなぁ」

せつ菜「いえ…調子が出てるからだと思います…侑さんの伴奏に乗せて練習するとなんだかステップがカチッとハマった感じがするんです!」

侑「本当?…実は私もこの伴奏でせつ菜ちゃんに踊ってもらってるって思うと音に思いが入って…良い演奏してるなあって感じがして…」

せつ菜「そう思ってもらえて嬉しいです!演奏してるときの侑さん、気持ちが入ってましたもんね」

せつ菜「…あの、もう少し伴奏お願いしても良いですか?この良い状態を身体に覚え込ませたいんです」

侑「いいよ、けどあまり無理はしないでね?」

せつ菜「はい!それではまた頭からお願いします!!」

175: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 02:03:58.16 ID:UnWK1aXZ
歩夢「…」

歩夢「返事、こないなぁ…」

歩夢「むぅ…」

歩夢「…」

歩夢「音楽室、様子見に行ってみようかな…」

181: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 07:50:45.74 ID:OM+RvcO/
せつ菜「はあっ…はひっ…もうっ…限界…」パタリ

侑「せつ菜ちゃん、凄い汗だけど大丈夫?」

せつ菜「はっ…はい!私は平気です!…この出し切った感じ…練習でここまでボルテージを高められるなんて」

せつ菜「やはり侑さんとやる練習は違いますね。また今度、お願いしてもいいですか?」

侑「私も気持ち高まっちゃうもん、私の方からもお願いするよ」

せつ菜「やった!」ペカー

侑「っとと、せつ菜ちゃん、この汗だと風邪引いちゃうね……はいっタオル…」

ズルッ

侑(っっ!床に落ちた汗で滑って…)

ドサッ!

せつ菜「わあっ!」

183: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 07:54:43.56 ID:OM+RvcO/


歩夢「ここ、だよね。音楽室」

歩夢「ピアノの音は聞こえない…練習終わったのかな」コソッ

歩夢「…! 侑ちゃん、誰かといる…」ドキッ

歩夢「…」ソーッ

歩夢「!!!」

184: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 08:02:47.40 ID:OM+RvcO/
侑「あ…いてて…せつ菜ちゃん大丈夫!?怪我はない!?」

せつ菜「あ…はい…私は大丈夫です…///」

侑「あ…ご、ごめんね!!せつ菜ちゃんに受け止めてもらっちゃって…///」

せつ菜「こ…これは不可抗力ですから…気にしないでください…///」ドキドキ


ポッ…

ポムッ…ポムッ…

侑(えっ…)


ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ

侑「うわああああっ!!」

せつ菜「ゆ、侑さん!?」

185: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 08:17:33.33 ID:OM+RvcO/
侑(この音、歩夢!?…今までにないような音だよ…)

タッタッタッタッ

侑(あの人影、間違いない。追いかけよう!)

侑「ごめんっ!せつ菜ちゃんっ!」ダッ

~~

ポポ…ポポポ…

ポポポポポポポポ…

侑(音が強くなってる…間違いない、歩夢はこっちだ!)

タッタッ…

侑(あれは…歩夢!見つけた!!)

侑「おーい!歩夢!!」

??「!!」ビクッ

189: (もんじゃ) 2021/08/15(日) 08:44:32.77 ID:OM+RvcO/
ダダダッ!

侑「! ねえ歩夢!待ってよ!」パシッ

歩夢「やあっ!侑ちゃんっ!離してっ!」ブンブン

侑「歩夢っ!お願い!私の話を聞いてよ!!」

歩夢「やだあ!聞きたくないっ!!」

侑「歩夢ッ!!!」

歩夢「!!」ビクッ…

歩夢「や…聞きたくないよぉ…」グスッ

侑「!」

侑(歩夢っ…泣いて…)

202: (もんじゃ) 2021/08/18(水) 06:54:47.35 ID:R8ggyGnB
侑「…あれは違うんだよ、歩夢…誤解…させちゃってるとおもうんだけど…」

歩夢「や…やっ…侑ちゃん、せつ菜ちゃんがいちばん大事なんだよね…そんなの…」

侑「歩夢…」

ギュッ

歩夢「!」

侑「せつ菜ちゃんは私に憧れをくれた人で大切な人…歩夢もそばにいて一緒に歩んでくれる大切な人…どっちがどっちとかじゃないんだよ」

歩夢「けどっ…」

歩夢「侑ちゃん、私から離れちゃいそうで…それが怖いんだもん」ギュゥゥ

侑「誓って…私は歩夢のそばにいる、約束するよ」

チュッ

歩夢「!!!」

侑「それでこれが、約束のしるし…」

侑「これじゃダメ…かな…?///」

歩夢「ゆっ…」

歩夢「侑ちゃんっ!!」ギュゥゥゥゥ

侑「わあっ!歩夢っ!?」

203: (もんじゃ) 2021/08/18(水) 07:01:06.73 ID:R8ggyGnB
歩夢「侑ちゃんの気持ち…ずっと話してくれるの待ってたんだよ?私嬉しいよぅ…///」ギュゥゥゥゥゥゥ

侑「歩夢ってばぁ…苦しいよ…」

歩夢「約束してくれたからもう侑ちゃんのこと、離さないもん!…ずっと一緒だからね?」

侑「私もっ…歩夢とずっと一緒がいいっ」

歩夢「侑ちゃん…///」スリスリ

204: (もんじゃ) 2021/08/18(水) 07:09:38.44 ID:R8ggyGnB


歩夢「…せつ菜ちゃんとお話してきた?」

侑「うんっ…今日はお二人でって…気を使ってくれて…」

歩夢「…」

歩夢「…やっぱり、せつ菜ちゃんの近くがいいって言うんじゃないかなって…」ギュッ

侑「だっ…大丈夫だよ!…約束したもんっ」ギュッ

歩夢「侑ちゃん…///」

侑「さあっ、帰ろっか」

205: (もんじゃ) 2021/08/18(水) 07:16:14.98 ID:R8ggyGnB
─翌朝

侑「歩夢、おはよー」

歩夢「おはよー侑ちゃん」

歩夢「…///」ドキドキ

ギュッ

侑「はいっ、おはようのハグ!忘れてるっておもったでしょ~?」

歩夢「もー!侑ちゃんだったらちゃんとやってくれる、って思ってたよー?」

侑「本当かー?このこのー!」ツンツン

歩夢「侑ちゃんったらあ…///」

侑「さっ、忘れ物はない?学校向かおっか」ギュッ

歩夢「!」

歩夢「うんっ!」

206: (もんじゃ) 2021/08/18(水) 07:17:01.56 ID:R8ggyGnB
おしまい

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1628352387/

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