【SS】可可「抱きつき税ってなんデスか！！？」【ラブライブ！スーパースター!!】

みんなのお話

可可「かのんかのんー」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


かのん「ん、おはようくぅくぅちゃん」


可可「おはようデス！」ﾀﾞｷｰｯ


かのん「いーち、にー、さーん...」


可可「え、なん...」


かのん「しー、ごー、」


可可「なんデスか！！」ﾊﾟｯ


かのん「5秒で500円になりまーす」


可可「なんでデスか！！！？」

かのん「え？抱きつき税だけど」


可可「ダキツキゼイ？」


かのん「くぅくぅちゃんが今私の事ぎゅーってしたから」


可可「1秒...」


かのん「100円」


可可「5秒で...」


かのん「500円」


可可「なーーー！！」

かのん「あれ、日本だと常識だけど」


可可「そうなのデスか！！？」ｸﾙｯ


すみれ「...そうね」ﾍﾟﾗｯ


千砂都「...」ｺｸｺｸｯ


かのん「ね」


可可「え...いや、でも...」ｵﾛｵﾛ


かのん「なに？」

可可「クゥクゥ自分で言うのもなんですが今まで何度もかのんにギューって...」


かのん「うん、だから、大変なことになってるよ、くぅくぅちゃんの未払い」


可可「っっっ！！」ｸﾙｯ


すみれ「...」


千砂都「あーあ」ﾎﾞｿｯ


可可「?っっっ！！？」ｳﾙｯ


すみれ「だってあんた、考えてもみなさいよ」


可可「な、なん...」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

すみれ「私や千砂都が、かのんに抱き着いたところ、見たことある？」


可可「い、言われてみれば...」


千砂都「まぁ、またその逆も然り、されたこともないね」


可可「あ！思い出しマシタ！！ステージの上で...」


かのん「あれは対象外なんだよね、プライベートじゃないから」


可可「へ？」


すみれ「そこのルール細かいわよねぇ」


千砂都「そうだよね、私も抱き着くタイミング見計らってるけど、いざ行っていいのかどうかいつも迷うよぉ」


可可「な、なんと...」ｶﾞｸﾘｯ

かのん「あれ？すみれちゃんさ、神津島のこと話してあげた？」ﾆﾔﾘ


すみれ「ん？...あー、あれ？ベッドの話かしら」


可可「なんデスか...なんのお話デスか...！！」ｶﾞｸｶﾞｸ


すみれ「あんたさ、私と同じベッドで寝てたじゃない」


可可「...」ｺｸｯ


千砂都「あー...まさかくぅくぅちゃん」ﾆｺﾆｺ


可可「え」

すみれ「夜中、ずっと私に抱き着いてたわよね」


可可「き、記憶にないデス！！それは寝ぼけて！！！」


すみれ「私も反射であんたのことギュッてしちゃったけど、すぐ気づいて離したわ、...まぁ600円くらいだったかしら？」


可可「え！！何故起こしてくれなかったのデスか！！！」


すみれ「いや、練習で疲れてると思って気使って...」


可可「気のツカイカタ！！！！優しさのホウコウセイ！！！！！！！！！！」


かのん「ぷっ...くくくくくく」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

千砂都「ちょ、かのんちゃん」ﾋｿﾋｿ


可可「ん？、かのん？なに笑ってるデス？」


かのん「なに？」ｽﾝｯ


可可「いや、だから...」


かのん「なに？、ていうか、今までの分払ってもらわないと、ねえくぅくぅちゃん」


可可「え」


かのん「払えるの？」


千砂都「たしかー...抱きついてる時間合計したら、約1時間くらいかなぁって、前言ってたよねかのんちゃん」


可可「い、1時間...36万円！！？！？」

すみれ「んぷぷ...ちょ、ちょっと私、トイレ行ってくるわ」ｽﾀｯ


可可「す、すみれぇ...助けてぇ」ｸﾞｲｯ


すみれ「ﾌﾌｯ...ちょ、や、やめて...」


可可「んあ？すみれ、なにニヤニヤしてるデス？？？」


千砂都「あ、やば...」ﾎﾞｿｯ


かのん「くぅくぅちゃんさぁ！！！！」ﾊﾞﾝｯ


可可「っ！？」ﾋﾞｸｯ


かのん「36万円...払えないんなら...」


ﾋﾟﾄｯ


かのん「カラダで払ってもらっても...」ﾂｰｯ


可可「っっっ！！」ﾄﾞｷｯ


かのん「いいんだよ...？」ﾎﾞｿｯ

可可「かかか...からだぁ...」ｳﾙｳﾙ


千砂都「え、それはそれで良くない？ずるくない？？？」


すみれ「千砂都、本音、本音が」


千砂都「私もぎゅーしよっ」ｷﾞｭｯ


かのん「ち、ちーちゃん！？」


可可「な！やめるデス！！税が...」


すみれ「私もしようったらしようかしら」ｷﾞｭｯ


かのん「ちょちょ、2人とも」ﾋｿﾋｿ


可可「なーーー！！！！」


恋「おはようございますみなさん、...？」


可可「レンレン！！！」


かのん「あちゃー」

恋「朝から仲良しですね」


可可「だ、抱き着き税が！！！」


恋「だきつきぜい？」


可可「レンレン知らないのデスか！！！人に抱き着いたら1秒100円なのデス！！！...クゥクゥはもう...30万以上の借金をおぉおおおお...」ｶﾞｸﾘｯ


恋「ちょ、えぇ！？」


かのん「あ、1時限目移動教室じゃない？先いくね私」


千砂都「あ、ずるい！私も...すみれちゃんは」


ｼｰﾝ


千砂都「あの金髪既に逃げてる...！」


恋「はい、お待ちなさい」ﾎﾟﾝｯ


かのん「ひっ」


千砂都「あはは...」


可可「れ、レンレン...？」

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可可「んなぁああああ！！！許せマセン！！！！騙してマシタクゥクゥのこと！！！！」


かのん「いや、ついね、最初は軽い冗談で...」


恋「...」ｷﾞﾛｯ


かのん「恋ちゃん、目が怖いよぉ」


千砂都「まぁ、私とすみれちゃんもおふざけに乗っかっちゃってエスカレートしちゃったんだよね...ごめんねくぅくぅちゃん...ぷっ」


可可「最後笑いマシタこのお団子！！！！反省してないデス！！！！！」


恋「はぁ...まぁ、今回のところは見逃しましょう...くぅくぅさん次第ですが」


可可「クゥクゥは許しマセン！！」

かのん「あはは、かなりお怒りだ」


可可「クゥクゥが罰を与えマス」


恋「あまり過激なのはダメですよ？」


可可「36万円分の借金、カラダで返すデス」


千砂都「あーずるい！！！！！」


可可「それを横で黙って見てるのがチサトの背負う罰デス！！！」


千砂都「うわぁあああああ！！！！」ｶﾞｸﾘｯ


すみれ「あんたたち」ｺﾝｺﾝｯ


可可「んなっ！！！すみれ！！！お前も同罪デス！！！！」

すみれ「あのね、移動教室、もう始まるわよ授業」


恋「あ、私のクラスも移動教室でした、行かなくては！！」ﾀﾞｯ


かのん「お先ーーー！！！」ﾋﾟｭｰﾝ


千砂都「かのんちゃん！！私も後で！！後でカラダで！！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ


かのん「だーもぉうるさい！！」


可可「待つデス！！！まだ話は終わってないデス！！！！」


ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ


すみれ「...」


すみれ「朝から賑やかねぇ」


おわり