【SS】希｢……｣ｶｷｶｷにこ(何を書いてるのかしら？)

にこ(日記？にしては真剣に書いてるけど……)

絵里｢ちょっとにこ、聞いてるの？｣

にこ｢へ？あ、いや、なんだっけ？｣ﾃﾍﾍ

絵里｢もう、今日のBiBiの練習をどうするか話し合ってたんじゃない｣

にこ｢そ、そうだったかしら｣

絵里｢しっかりしてよね、もうすぐライブなんだから｣

にこ｢そうね……それじゃあ今日はフォーメーションの確認と発声練習をしましょう｣

絵里｢おっけー、じゃあ練習にいきましょ｣

にこ｢分かったー。よーし！今日も練習頑張るわよー！！｣

絵里｢おー！｣

にこ｢……｣ﾁﾗｯ






希｢……｣ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

にこ(……気になる)

ー数日後ー

にこ｢おはよー……ってあら？｣

にこ｢誰も居ない…皆たるんでるわね！｣ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

にこ｢ん？……これは｣ﾋｮｲ

にこ｢ノート？希の？何でこんなところに……｣

にこ｢これってあの時の……忘れ物かしら……？｣

にこ(そういえば何か書いてたわね……)

にこ｢あの時いったい何書いてたのかしら…勉強？歌詞？日記？……もしかしてポエムとか？｣

にこ(乙女のノートを勝手見るのはまずいわよね……いやでも何を書いてたのか気になる…普段希は何を考えてるのか分かんないし……)

にこ(そうだ！いつもアイツにわしわしされてるし！復讐よ！うん！)

にこ｢……忘れていった希が悪いってことで……えい！｣ﾍﾟﾗｯ




『にこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっち』

にこ｢｣ﾊﾟﾀﾝ

にこ(おや？見間違いかな？)

にこ｢｣ﾍﾟﾗｯ

『にこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっちにこっち』

にこ｢｣ﾊﾟﾀﾝ

にこ(見間違いじゃなかった……いやいやいやいやいや！え！？どゆこと！？)

にこ(なにこれ！？私希に恨まれてるの！？超怖いんですけど！？何かしたっけ！？)

にこ｢これは確認しなければ……｣ﾍﾟﾗｯ

『○月○日

今日もにこっちが可愛かった♡
でも他の女と話してるのが許せない……
にこっちはウチのものやのに……』

にこ｢oh…｣

にこ｢やだ～、にこってばいつの間にか希さえも虜にしちゃってたのね♡いやーん！にこってば罪なお・ん・な♡｣

にこ｢って言ってる場合じゃない！何よこれ！｣

『今日にこっちの悪口を言う男がいた
許せない……』

『今日はにこっちと話せた♡幸せだった♡』

『今日もにこっちは可愛い、抱きしめたい』

『にこっちを襲いたい』

にこ｢に、にこぉ……｣ｶﾞｸﾌﾞﾙ

にこ(こ、これはヤバイ……とりあえず元の位置に戻して見なかったことに……)

ﾄﾞｻｯ

にこ｢ひゅいっ！？｣ｸﾙｯ

希｢にこっち……それ……｣

にこ｢｣

にこ｢の、希……｣

希｢返して！｣ﾊﾞｼｯ

にこ｢｣

希｢……見たん？｣

にこ｢な、何のこと！？にこは何も見てないにこ～☆｣

希｢……｣ｷﾞﾛｯ

にこ｢！？｣ﾋﾞｸｯ

希｢み・た・ん・や・ろ？｣

にこ｢……！……！！｣ｺｸｺｸｺｸｺｸ

希｢にこっち……｣ｽﾀｽﾀ

にこ｢ひっ……ちょっと…待って…｣ﾄﾝ

希｢｣ﾄﾞﾝｯ

にこ｢ひっ！｣ﾋﾞｸｯ

にこ(これは俗に言う壁ドンってやつ！？てか、顔近っ！ヤバい！///)

希｢……ごめん｣

ﾁｭｯ

にこ｢……ん？んんんんんん！？///｣

にこ(キス！？にこキスされちゃってない！？///)

希｢んっ……んん…｣

にこ｢んんっ！？……ん///｣

にこ(ししし、舌！？舌が中に！？や、やばい……頭が真っ白に……)

にこ(よく見ると希って可愛いわよね……希にならいいかも…)

希｢んっ……ぷはっ｣

にこ｢ふぇ……///｣ﾎﾟｰ

希｢にこっち……ホンマにごめんな｣

にこ｢……はっ！？えっ！？な、なにが！？｣

にこ(緊張のあまり意識が軽くぶっ飛んでたわ……)

希｢なにがって……その、無理矢理、キス、してしまって///｣

にこ(そうだった！希にキスされちゃったんだった！)

希｢うぅ……ホンマにごめん……ごめんな…｣

にこ(泣きそう……ここで怒ったら希を傷つけちゃうわよね……ここは上手く切り返して傷つけないようにしないと……)

にこ｢あ、あ～！その事ね！うんうん！別にいいのよ！別に嫌じゃなかったし！？むしろもっとして欲しいなぁなんて！｣

希｢……へ？｣

にこ(何言ってんの私はぁぁぁぁ！！！)

希｢に、にこっち……///それって……///｣

にこ｢いやっ、違っ！違わないけど！///｣

にこ(あああ！もうダメだ！帰りたい！にこをお家に帰らせてくださーい！)

希｢にこっち……///うれしい……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

にこ｢ちょっ！泣かないでよ！｣

にこ(泣きたいのはこっちよ！)

希｢えへへ……///ウチ、前からにこっちの事が好きで……///嬉しくってつい……｣ｴﾍﾍ

にこ｢あっ｣ｷｭﾝ

希｢にこっち……｣ｷﾞｭｯ

にこ(あ、もういいや、はいそうです。好きです。希のこと)

にこ｢希……｣ｷﾞｭｯ

にこ(ああ、希って温かいわね……幸せ…)

希｢にこっち……あかん、ウチもう抑えられへん///｣ﾊｧﾊｧ

にこ｢……はい？｣

希｢にこっちぃ！///｣ｶﾞﾊﾞｯ

にこ｢へっ！？ま、待って！それはまだ待って！！ここは部室…ちょっ……あっ……///｣


ﾆｺｫｫｫｫｫ………

ー後日ー

希｢にこっち♡アーン♡｣

にこ｢あーん♡｣

希｢どう？おいしい？にこっちの料理よりは劣るかもやけど……｣

にこ｢とんでもない！希が作ってくれたものなら何でも美味しいにこ♡｣

希｢そ、そんな///照れるやん///｣

にこ｢照れてる希も可愛い♡｣ﾁｭｯ

希｢や～ん♡もう、お返しや｣ﾁｭｯ


ｲｯﾁｬｲｯﾁｬｲｯﾁｬｲｯﾁｬｧ


7人｢……｣

海未｢二人共！いい加減にしてください！｣

絵里｢そうよ！口の中が甘ったるくてみてられないわ！｣

真姫｢ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ！｣

海未｢それに希！あなたそんなキャラじゃなかったでしょう！？｣

希｢にこっちとの愛がウチを変えてしまったんやな♡｣

にこ｢希……｣

希｢にこっち……｣

ｲｯﾁｬｧ


凛｢あれはもう何言ってもダメだにゃ｣

穂乃果｢とんだバカップルだよ｣

花陽｢甘いおにぎりもありだね｣ﾓｸﾞ ﾓｸﾞ

凛｢凛はこっちのかよちんも好きにゃ｣




希｢にこっち♡好き♡｣

にこ｢にこも希のこと大好き♡｣


おわり