【SS】从cι˘σ □ σ˘*つ 逆転虹ヶ咲裁判【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


1: (きりたんぽ) (8級) (ワッチョイ bb28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:25:41.70 ID:2xpkwI2x0

キャラ崩壊注意

逆転裁判のパロ

ガバガバ推理
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2: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:26:52.12 ID:2xpkwI2x0
11月10日 【部室】


リナ

「……パンツが無い」


……

……

……


11月11日 【虹ヶ咲裁判所】


ナナ (裁判長)

「では、宮下 愛(みやした あい)の法廷を開廷します」


カリン (検事)

「検察側、準備完了しているわ」


カスミ (弁護士)

「弁護士側も準備完了しています!!」


ナナ (裁判長)

「よろしい。では、審理を始めます。果林検事、証人を呼んで下さい」


カリン (検事)

「分かったわ。まず、被告人・愛の話を聞いてみましょうか」



カスミ (弁護士)

「緊張するなぁ……」


シズク (助手)

「かすみさん!! 今は依頼人(愛)の【情報】を聞き逃さないようにしよう!! 反撃のチャンスは必ずやってくるから!!」

「愛さんが余計なことを言わないように祈ろう!!」


カスミ (弁護士)

『(心配だ。愛先輩、すぐにボロをだすからなぁ……)』


……

……

……

3: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:27:56.78 ID:2xpkwI2x0
アイ (被告人)

「……」


カリン (検事)

「愛、あなたは毎日のように被害者(璃奈)のパンツを盗んでいたようね」


アイ (被告人)

「だから言ってるでしょ!! その日はまだりなりーのパンツを盗んでないって!!!!」



从cι˘◎ □ ◎˘* グヘェ!!!!


カスミ (弁護士)

『(愛先輩、いきなり爆弾発言しないでください!! それもう自供してるじゃないですか!!)』


アイ (被告人)

「いつも通り、りなりーのパンツを盗りに行ったらすでに誰かに盗られてたんだよ!! だから愛さんは盗ってないっての!!」



从cι˘> □ <˘* ギャアア!!!!


カスミ (弁護士)

『(愛先輩!! それ以上何も話さないでください~!!!!)』


カリン (検事)

「つまり、璃奈ちゃんのパンツが入っていたら盗んでいたってことね」ニヤリ


アイ (被告人)

「当たり前でしょ!! 盗まないわけないじゃん!!!!」



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「裁判長、愛はパンツを盗むつもりで荷物を漁ったそうよ。これ以上の審理は必要ないと思うわ」


ナナ(裁判長)

「そのようですね。では判決を言い渡しーー」



<<異議あり!!>>



⁄/*イ`○□○リ !!!!


ナナ (裁判長)

「べっ、弁護人、どうかしたのですか!?」

4: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:29:48.81 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

『(話を聞く限りどう考えても愛先輩が犯人だけど……でもまだ本人から詳しく話を聞いていない!!)』

「まっ、まだ証言を詳しく聞いていません。今すぐ判決を言い渡すのは早いと思います!!!!」



<<異議あり!!>>


┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「裁判長、これ以上の証言は必要ないとおもいーー」


<<異議あり!!>>


カスミ (弁護士)

「愛先輩は盗んでいないと言っています!!!! 詳しく証言を聞いていないのに無理やり判決を言い渡すのは早計だと思います!!」


ナナ (裁判長)

「そうですね。裁判は始まったばかり、判決を言い渡すのは早すぎましたね。弁護人の異議を認めます」


カスミ (弁護士)

「ありがとうございます」

『(よかった。何とか首の皮一枚つながった)』



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「これ以上聞いても無駄だと思うけど?」ハァ~


シズク (助手)

「かすみさん!! ここからは慎重にいかないと!! 愛さんの言っていることを細かく聞き取ってね!!」


カスミ (弁護士)

「うん!! ここからは慎重に、だね!!」

5: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:30:39.29 ID:2xpkwI2x0
<<証言開始>>


~事件当日のパンツについて~


アイ(被告人)

「事件の当日、アタシはりなりーが新しく買ったパンツを盗りに部室に行ったんだよ」

「カナちゃん以外誰も居なかったのを確認してから部室に入ったんだ」

「いつも通り、りなりーがバッグに仕掛けたトラップを解除しようとしたらすでに解除された後だったんだよ」

「おかしいと思って中を見たら、案の定りなりーのおニューのパンツが無かったんだ!!!!」

「くそ!! せっかくおニューのパンツを手に入れるチャンスだったのに!!!!」



カスミ (弁護士)

「証言を聞く限り、どう考えても愛先輩が犯人なんだよなぁ……」


シズク (助手)

「でも自分は犯人じゃないって言ってるよ!! とりあえず詳しく話を聞いてみようよ!!」


ナナ (裁判長)

「では弁護人、尋問をお願いします」


カスミ (弁護士)

「は、はい!!」

7: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:31:55.70 ID:2xpkwI2x0
<<尋問開始>>


~事件当日のパンツについて~


『事件の当日、アタシはりなりーが新しく買ったパンツを盗りに部室に行ったんだよ』

『カナちゃん以外誰も居なかったのを確認してから部室に入ったんだ』


<<待った!!>>


カスミ (弁護士)

「本当に彼方先輩以外に人はいなかったんですか?」


アイ(被告人)

「うん、隠れられるところも全部調べたから、カナちゃん以外に誰も居なかったのは確実だよ」


カスミ (弁護士)

「彼方先輩がいるのに盗もうとしたのはどうして?」


アイ(被告人)

「薄紫色のクッションを枕にしてぐっすり眠ってたからだよ。この日以外にも寝ているカナちゃんの前でパンツを盗んだことがあったし、盗み程度で目を覚まさないのはわかってたからね」


アイ(被告人)

「あっ、そういえば……」


カスミ (弁護士)

「なにか気になることがあったんですか?」


アイ(被告人)

「その時は気のせいかなって思ったんだけど、入ったとき部室がちょっとだけ焦げ臭かったんだよね」


カスミ (弁護士)

「う~ん……りな子あたりが何か実験でもしたんですかね?」



○愛の証言をメモした○

「事件当日、部室が少しだけ焦げ臭かった」

「現場には薄紫色のクッションを枕にして彼方が寝ていた。盗み程度の物音では絶対に起きない」



アイ(被告人)

「それでーー」

8: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:33:43.87 ID:2xpkwI2x0
『いつも通り、りなりーがバッグに仕掛けたトラップを解除しようとしたら、すでに解除された後だったんだよ』


<<待った!!>>


カスミ (弁護士)

「と、トラップですか!?」


アイ(被告人)

「うん。初めは何も対策されて無かったんだけどね~。最近じゃあバッグを開けたとたんに電流が流れるわ、目に見えない麻酔針が飛んでくるわ、セキュリティが強くなってて盗るのが大変なんだよ」

「まあ、愛さんに掛かればすぐに解除できるけどね」ドヤッ


カスミ (弁護士)

「愛先輩以外にトラップを解除できる人っていないんですか?」」


アイ(被告人)

「仕掛けた本人であるりなりーくらいじゃないかな? 並みの人間だとあのセキュリティは突破できないよ」



○璃奈のバッグに仕掛けられていたトラップについてメモした○

「事件当日に仕掛けられていたトラップは、並の人間では解除できないほどの強固なセキュリティだった。解除しないと電流が流れ、目に見えない麻酔針が飛んでくる」


カスミ (弁護士)

「でも事件当日、トラップが解除されてたんですよね」


アイ(被告人)

「そうなんだよ!! そのせいでおニューのパンツは手に入らないわ、犯人と疑われるわ散々だよ!!!!」



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルつ ビシッ!!


カリン (検事)

「それは犯人である愛自身が解除したからでしょう?」


アイ(被告人)

「だから違うって言ってるでしょ!! アタシ以外に解除出来た人がいたんだよ!!!!」


ナナ (裁判長)

「被告人、落ち着いてください。果林検事、不用意に被告人を刺激しないように」キッ



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


ナナ (裁判長)

「被告人、証言を続けてください」


アイ(被告人)

「わかったよ。それでーー」

12: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:35:21.99 ID:2xpkwI2x0
『おかしいと思って中を見たら、案の定りなりーのおニューのパンツが無かったんだ!!!!』


<<待った!!>>


カスミ (弁護士)

「おニューのパンツですか?」


アイ(被告人)

「うん!! 青いリボンが特徴的な可愛い縞々パンツだよ!! 口りっ子体系のりなりーにぴったりなパンツだよね!! 普段はちょっと背伸びした大人のパンツを履いているんだけど珍しいことに今回りなりーが購入したのが口りっ子御用達の縞々おパンツなんだよまあ私としてはいつもの背伸び大人パンツでも萌えるんだけどやっぱりりなりーに似合うのはーー」


カスミ (弁護士)

「あーーーーっと!!!! その辺で結構です!!!! よくわかりました!!」


アイ(被告人)

「えっ? まだ語り足りないんだけど……」


カスミ (弁護士)

「だっ、大丈夫ですから!!」


カリン (検事)

「一応被害者が盗まれたパンツと同じものを用意してあるわよ」


つ被害者のパンツ


カスミ (弁護士)

「ん? 青いリボンはどこにあるんですか?」


アイ(被告人)

「ここだよ!!」


カスミ (弁護士)

「この側面にある小さいリボンですか? 小さすぎて縞々模様のほうが目立ってると思うんですけど……」


アイ(被告人)

「小さいからいいんだよ!! 口りパン評論家の私に言わせてもらうと、こういう口りを強調する縞々パンツに小さいリボンを備えることによってーー」


カスミ (弁護士)

「あーーーー!!!! わかりましたから!! 青いリボンが特徴的なかわいいパンツですね!!」


アイ(被告人)

「ならいいけど……」プンスカ


カスミ (弁護士)

『(なんで不満顔なんですか!!)』



○盗まれたパンツの特徴をメモした○

「青と白の縞々模様のパンツ、愛が言うには青いリボンが特徴的らしい。しかし、どうみても縞々模様の方が目立っている。側面にある青いリボンはかなり小さい」


……

……

……

13: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:36:31.54 ID:2xpkwI2x0
カリン (検事)

「そろそろ満足したかしら? それでは裁判長」


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ ファサ


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルつ ビシッ!!


カリン (検事)

「この被告人に判決をお願いするわ!! 有罪とね!!!!」


ナナ (裁判長)

「そうですね。証言を聞く限り、被告人が無罪というのは考えられません、では判決をーー」



<<異議あり!!>>


⁄/*イ`○□○リ !!!!


ナナ (裁判長)

「べっ、弁護人、まだ聞くことがあるんですか!? もう無いように思いますけど……」



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「どうせ何も考えずに異議を唱えたんでしょう? かすみちゃん、流石にスマートじゃないわよ」



从cι;˘× □ ע* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(う~バレてる……)』


ナナ (裁判長)

「弁護人、果林検事の言ったことは本当なのですか? 本当なら大きなペナルティを与えますよ!!」キッ



从cι;˘× □ ע* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(う~どうしよう……)』


〖【異議はあります】〗

【私も愛先輩が犯人だと思います!!】

【何も思いつかない。現実は非情である】


カスミ (弁護士)

「異議はあります!!」


ナナ (裁判長)

「よろしい、ではどの部分に異議があるのか答えてもらいましょうか」キッ

14: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:37:35.97 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「それは……」


〖【なぜ愛先輩が逮捕されたのか?】〗

【愛先輩の余罪も追及しましょう!!】

【もうだめだぁ……おしまいだぁ……】


カスミ (弁護士)

「今までの証言を聞く限り、目撃者がいないように思えますし、盗むのに慣れた愛先輩が証拠を残すとは思えません。ですのでーー」書類 ペチペチ



从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


カスミ (弁護士)

「この事件の犯人が愛先輩じゃない可能性があります!!!!」


ナナ (裁判長)

「!?」


シズク (助手)

「????」


┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ



カスミ (弁護士)

『(……)』

『(あれ? 私なにか変なこと言っちゃった?)』


シズク (助手)

「かすみさん、資料読まなかったの?」ボソボソ


カスミ (弁護士)

「遅刻しそうで急いで来たから読んでないんだよね」アハハ


シズク (助手)

「もう!! 急いでるからって読んでこないのは駄目だよ!! 早く読んで!!」


カリン (検事)

「いいのよしずくちゃん、私が代わりに説明してあげるわ」

「かすみちゃん、よく聞くのよ? 実はこの事件にはね、目撃者がいたのよ」



从cι;˘◎ □ ◎˘* !!!!


カスミ (弁護士)

「なっ、なんだってーーーー!!!!!」


……

……

……

16: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:38:35.60 ID:2xpkwI2x0
从cι;˘◎ □ ◎˘* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(まっ、まずい。この事件に目撃者がいたなんて……)』


カリン (検事)

「ふふふ、驚きのあまり固まってしまったようね」



(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ ファサ


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルつビシッ!!


カリン (検事)

「裁判長、かすみちゃんはこれ以上異議がないそうよ。判決をお願いするわ」

「これ以上審理を続けても時間の無駄よ」


ナナ (裁判長)

「弁護人、これ以上異議が無いのでしたら判決を出しますけど、よろしいですか?」キッ



从cι;˘◎ □ ◎˘* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(駄目だ……もう打つ手がない……でも何か言わないと……)』

「あ……その……ちょっと待ってください……」


ナナ (裁判長)

「……」首フルフル

「その様子だと無さそうですね」キッ

「では判決を言い渡しーー」


<<異議あり!!>>



⁄/*イ`○□○リ !!!!


カスミ (弁護士)

「!?」


カリン (検事)

「!?」

17: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:39:12.79 ID:2xpkwI2x0
jΣミイ˶º ᴗº˶リ


ナナ (裁判長)

「しっ、しずくさん?」


カスミ (弁護士)

「しず子、異議なんて唱えてどうしたの」ボソボソ


シズク (助手)

「かすみさん!! 諦めるのは早いよ!! まだ聞いていないことが絶対にあるはずだよ!! 愛さんの証言をもう一度整理しよう!!」


ナナ (裁判長)

「いたずらに異議を唱えたのでしたら感心しませんね。何もなければ重大なペナルティを与えますよ」キッ


カスミ (弁護士)

「!?」

『(まずい、このままだとしず子が……大変なことになっちゃう!!)』

「あ……あります!!!」


ナナ (裁判長)

「それでは答えてもらいましょうか? どの部分に異議があるのか」キッ

19: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:41:19.38 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「あう……それは……その……」


从cι;˘◎ □ ◎˘* ダラダラ



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「犯行を目撃した人がいるというのに、これ以上なにがあるというのか……」


カスミ (弁護士)

『(目撃者? そういえば……)』


ーーーーー

カスミ (弁護士)

『本当に彼方先輩以外に人はいなかったんですか?』


アイ(被告人)

『うん、隠れられるところも全部調べたからカナちゃん以外に誰も居なかったのは確実だよ』

ーーーーー


カスミ (弁護士)

『(そうだ!! 愛先輩は犯行に及ぶ前に、目撃者が出ないように部屋の隅々まで確認したはず。あの愛先輩が見逃すはずがない!!)』



从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


カスミ (弁護士)

「愛先輩は犯行を目撃されないように部屋の隅々まで確認したと証言していました!! それが本当なら目撃者はいないはずです!!!!」



从cι˘σ ᴗ σ˘*つビシッ!!


カスミ (弁護士)

「私はその目撃者が本当に愛先輩の犯行を目撃したのか、尋問をしたいと思います!!!!」


ナナ (裁判長)

「たしかに、被告人の証言と矛盾していますね。弁護人の異議を認めます。果林検事、その目撃者を証人として呼んで下さい」



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「そろそろエマのおっ〇〇が恋しくなってきたのだけれど、しょうがないわね」



(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ ファサ


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルつビシッ!!


カリン (検事)

「次の目撃者の証言で、その減らず口をたたき割ってあげるわ」


……

……

……

20: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:42:22.79 ID:2xpkwI2x0
ノレcイ´ーωー) スヤァ……



カリン (検事)

「ふふふ、特に説明は必要ないと思うのだけれど」

「彼女は事件当日、愛が犯行を及んだ現場のソファーで眠っていた、近江 彼方(このえ かなた)よ」



从cι˘> □ <˘* ギャアア!!!!


从cι;˘◎ □ ◎˘* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(愛先輩、彼方先輩におもっくそ見られてるじゃないですか!!!!)』


カリン (検事)

「証言の必要が無いと思うのだけれど、かすみちゃんがどうしてもって言うから呼んだわよ」



(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ ファサ


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルつビシッ!!


カリン (検事)

「さあ、満足するまで尋問しなさい!!」



从cι;˘× □ ע* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(う~、これもう詰(つ)んでるんじゃ……)』

「しっ、しず子~」


シズク (助手)

「かすみさん!! とにかく彼方さんの話を聞こう!! 愛さんの話が本当なら矛盾が見つかるはずだよ!!」


ナナ (裁判長)

「ではさっそく【証言】をしていただきましょうか」

「彼方さん、あなたが事件当日に見たことを話してください」キリッ

21: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:43:24.86 ID:2xpkwI2x0
<<証言開始>>


~事件当日、目撃したこと~


カナタ (目撃者)

「スヤァ……」


……

……

……


ナナ (裁判長)

「……?」


カリン (検事)

「……?」


シズク (助手)

「……?」


カスミ (弁護士)

「……寝てる?」


ナナ (裁判長)

「……彼方さん!!!! 起きてくださーーーーーーーい!!!!」


キーーーーーーーーーーーーン



从cι˘> _ <˘* キーーーーーーン


カスミ (弁護士)

『(菜々先輩、相変わらず声がすごい……)』



ノレcイ´ーωー) スヤァ……


カスミ (弁護士)

『(えっ、この声で彼方先輩起きないの!?)』


ナナ (裁判長)

「誰か、彼方さんを起こしてください!!!!」


シズク (助手)

「え? はっ、はい!! 私が起こします!!!!」タッタッタ

「彼方さん、起きてください!! 裁判が始まってますよ!!」ユッサユッサ



ノレcイ´=ω=) ンア?


カナタ (目撃者)

「おはよ~」フアァ……

22: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:44:44.40 ID:2xpkwI2x0
ナナ (裁判長)

「彼方さん!!!! もう裁判が始まってるんですから寝ないでください!!!!」


カナタ (目撃者)

「ごめんね~、昨日から使ってるこのクッションが凄くふわふわしてて気持ちよくって……」フアァ……



ノレcイ´ーωー) スヤァ……


ナナ (裁判長)

「彼方さん!!!! 寝ないで下さーーーーーい!!!!」


キーーーーーーーーーーーーン



ノレcイ´ーωー) スヤァ……


シズク (助手)

「彼方さん、起きてください!!」ユッサユッサ



ノレcイ´=ω=) ンア?


ナナ (裁判長)

「はあ~、しょうがないですね。しずくさん、彼方さんの証言が終わるまで、寝ないように隣で見張っててくれませんか?」


シズク (助手)

「は、はい!! 分かりました!!」


ナナ (裁判長)

「ありがとうございます。では改めて」

「彼方さん、あなたが事件当日に見たことを話してください」キリッ


カスミ (弁護士)

『(愛先輩の言う通り、ちょっとの物音じゃ彼方先輩が起きることは無さそう)』

『(それじゃあどうして事件当日、彼方先輩は起きたんだろう……)』



○愛の証言を更新した○

「現場には薄紫色のクッションを枕にして彼方が寝ていた。盗み程度の物音では絶対に起きない」

→「現場には薄紫色のクッションを枕にして彼方が寝ていた。【菜々の大声でも】起きなかった。しずくが体をゆすってようやく起きた」


○証拠品についてメモした○

彼方のおやすみクッション枕

「事件当日に枕に使用していた物。事件当日から使い始めたもので、いつも使っているクリーム色のクッションより深い眠りにつくらしい」

23: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:45:49.65 ID:2xpkwI2x0
<<証言開始>>


~事件当日、目撃したこと~


カナタ (目撃者)

「ふあぁぁ~……」

「事件当日、物音がして目を覚ましたら、愛ちゃんがバッグの中をゴソゴソしてたのが見えたんだよね~」

「璃奈ちゃんのパンツが盗まれたって聞いて、あれって璃奈ちゃんのバッグを漁ってたんだ~って気づいたの」

「スヤァ……」



シズク (助手)

「ああ彼方さん、寝ないでください!!」ユッサユッサ


カリン (検事)

「ふふふ、どうかしら? 尋問の必要が無いと思うけれど?」


カスミ (弁護士)

「いえ、尋問はさせてもらいますよ!!」


カリン (検事)

「無駄だと思うけど、それで気が済むなら好きなだけ尋問しなさい」


カスミ (弁護士)

『(彼方先輩の証言には明らかに矛盾しているところがある。とりあえずあの証拠品をつきつけてみよう)』

25: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:47:23.30 ID:2xpkwI2x0
<<尋問開始>>


~事件当日、目撃したこと~


『ふあぁぁ~……』

『事件当日、物音がして目を覚ましたら、愛ちゃんがバッグの中をゴソゴソしてたのが見えたんだよね~』


<<異議あり!!>>



从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


カスミ (弁護士)

「彼方先輩、物音がして目を覚ましたというのは本当ですか?」


ノレcイ´ーωー) スヤァ……


シズク (助手)

「彼方さん、起きてください!!」ユッサユッサ



ノレcイ´=ω=) ンア?


カナタ (目撃者)

「ああ、ごめんね。物音がして起きたのは本当だよ~」


カスミ (弁護士)

「おかしいですね。愛先輩の証言によると、盗みに入った程度の物音では起きないと言っていました。事件当日も薄紫色のクッションを枕にしてぐっすり眠っていたと言っていましたよ」書類 ペチペチ

ーーーーー

○愛の証言○

「事件当日、現場には薄紫色のクッションを枕にして彼方が寝ていた。【菜々の大声でも】起きなかった。しずくが体をゆすってようやく起きた」

ーーーーー

カナタ (目撃者)

「それがどうかしたの? たまたま物音が気になって起きただけだと思うけどな~」


カスミ (弁護士)

「たしかに愛先輩の証言だけだとそれがあり得たかもしれません。ですが先ほど彼方先輩はーー」


从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


从cι˘σ □ σ˘*「【菜々先輩の大声でも】起きなかったんですよ!!!!」



ノレcイ´◎ω◎) え”!?


カスミ (弁護士)

「つまり事件当日、彼方先輩が犯行を目撃するのはありえないはずなのです!!!!」


从cι˘σ □ σ˘*つビシッ!!



ノレcイ´>ω<) グフゥ!!

26: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:49:25.95 ID:2xpkwI2x0
カナタ (目撃者)

「そ、そういえばその時使っていたクッションはクリーム色の古いやつだったから、寝つきがあまり良くなかったのかもね~」ダラダラ

「だから少しの物音で起きたのかも……」


<<異議あり!!>>


ノレcイ´>ω<) ひっ!!


カスミ (弁護士)

「愛先輩の証言では、盗みに入る前に確認したとき、彼方先輩は薄紫色のクッションを枕にして寝ていたと言っていました!!」書類 ペチペチ

「なのでクリーム色のクッションを使っていたのはありえないはずなのです!!!!」


从cι˘σ □ σ˘*つビシッ!!



ノレcイ´>ω<) きゃあああああああ!!



カスミ (弁護士)

「よって、彼方先輩は事件を目撃していなーー」


<<異議あり!!>>


カスミ (弁護士)

「!?」


カリン (検事)

「熱くなっているところ水を差してごめんさいね。彼方の言っていることは本当なのよ」


カスミ (弁護士)

「そんなのありえないですよ!! 愛先輩は盗みに入るとき【だけ】はかなり慎重になる人ですし、いつもと違うクッションを枕にしていたら印象にも残るはずです!!」


カリン (検事)

「それは愛の話が【本当なら】でしょ? 証拠がないわ。もしかしたら彼方に罪を着せるために嘘の証言をしたのかもしれないじゃない」


カスミ (弁護士)

「それは……」


カリン (検事)

「ふふふ、ごめんね。ちょっと意地悪しちゃったわ。弁護人は依頼人を信じるのが仕事ですものね」

「実はね、まだ提出していない証拠品があるのよ。その証拠を見れば彼方が嘘を吐いていないのが分かるはずよ」


カスミ (弁護士)

「え?」

27: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:50:35.76 ID:2xpkwI2x0
カリン (検事)

「裁判長、この証拠品を見てもらいたいのだけれど」


ナナ (裁判長)

「あっ、はい」

「ん? これはカメラですか?」


カリン (検事)

「ええ、そうよ【事件当日の現場の様子】を映したカメラよ」



从cι˘◎ □ ◎˘* ええええええ!!!!


カスミ (弁護士)

『(そんなものを隠し持っていたなんて……だから自信満々だったんだ……)』


シズク (助手)

「あっ、近くで映像を観たいので戻ってもいいですか!?」


ナナ (裁判長)

「いいでしょう。許可します」

「ではさっそく再生してみましょうか」


ピッ



<<カメラの映像>>


ゴソゴソ……


「ここら辺でいいかな?」


ζ㎗òヮóリ ゴソゴソ


「なるべく音を立てないようにーー」ピッ



カリン (検事)

「ごめんなさい、再生する映像を間違えたわ。もう少し先の日付だったわね」



从cι;˘× □ ע* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(なんで映像があるのかなって思ったら愛先輩の盗撮カメラだったんだ。愛先輩、自分で自分の首絞めすぎですよ!!!!!)』

29: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:51:51.15 ID:2xpkwI2x0
<<カメラの映像>>


彼方『クリーム色のクッションを枕にして眠っている』


愛『部室入り口から顔を出し、周りを見渡したあとに入ってくる』

愛『一通り部室の中を見て回った後、璃奈の物らしきバッグを手に持ちテーブルの上に置く』

愛『バッグの中を漁っている』

愛『バッグの中から黒いパンツを取り出しニヤついている』

愛『自分の着ている制服のポケットから同じような黒いパンツを取り出し、璃奈のバッグの中に入れる』

愛『璃奈のバッグから取り出した黒いパンツをビニール袋に丁寧に入れる』

愛『璃奈のパンツを手に入れて満足したのか、バッグを元の位置に戻しそのまま部室から出ていく』


彼方『愛が部室から出て行った直後に起きる』



ナナ (裁判長)

「これは……なんというか……」


カリン (検事)

「わかったかしら? 事件当日、彼方はクリーム色のクッションを枕にして眠っていたのよ」

「それにこの映像を観て分かる通り、犯人は愛で間違いないわ」


ナナ (裁判長)

「そのようですね。弁護人、どうしますか? 続けますか?」


カスミ (弁護士)

『(確かに、この映像を観ると明らかに犯人は愛先輩だ。でも何か違和感がある)』


〖【もう少し映像を調べてさせてください】〗

【これで愛先輩も言い逃れできないですね】

【愛先輩はどうなってもいいので私としず子は助けてください】



カスミ (弁護士)

「……もう少し映像を調べさせてください」


ナナ (裁判長)

「わかりました」


カリン (検事)

「ふふふ、好きなだけ調べるといいわ」


カスミ (弁護士)

「ありがとうございます」

『(この違和感、絶対に何かあるはず)』

30: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:52:22.91 ID:2xpkwI2x0
シズク (助手)

「どうして今更になってカメラの映像なんて見せたんだろう」


カスミ (弁護士)

「え? なんで?」


シズク (助手)

「だって、初めから出してたらすぐに解決したじゃない?」


カスミ (弁護士)

「たしかに、果林先輩も何か違和感があったのかな? 私も少し気になるところがあるんだよね」


シズク (助手)

「果林さんでは見つけられなかった矛盾があるのかもね。よく映像を観てみようよ」

31: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:53:34.31 ID:2xpkwI2x0
<<カメラの映像>>


彼方『クリーム色のクッションを枕にして眠っている』


愛『部室入り口から顔を出し、周りを見渡したあとに入ってくる』

愛『一通り部室の中を見て回った後、璃奈の物らしきバッグを手に持ちテーブルの上に置く』

愛『バッグの中を漁っている』

愛『バッグの中から黒いパンツを取り出しニヤついている』


<<ここだ!!>>


ナナ (裁判長)

「弁護人、なにか気になることでもあったのですか?」


カスミ (弁護士)

「はい!! この映像の【パンツ】の部分が明らかにこの証拠品と矛盾しています!!」

ーーーーー

○盗まれたパンツの特徴○

「青と白の縞々模様のパンツ、愛が言うには青いリボンが特徴的らしい。しかし、どうみても縞々模様の方が目立っている。側面にある青いリボンはかなり小さい」

ーーーーー


<<くらえ!!>>


ナナ (裁判長)

「これは、被害者が盗まれたと言っていたパンツですね」


カスミ (弁護士)

「はい!! この映像をよく見てください」


愛『バッグの中から【黒いパンツ】を取り出しニヤついている』


カスミ (弁護士)

「この映像で愛先輩が盗んでいるパンツの色は黒です!!」


从cι˘σ □ σ˘*「今回盗まれたパンツの色と明らかに矛盾しています!!」



(ζル > _ < ルヘ キャアアアアア!!!!


カリン (検事)

「くっ、何か違和感があると思ったら……」ダラダラ

32: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:54:47.47 ID:2xpkwI2x0
ナナ (裁判長)

「被告人が盗ったパンツの色が違うということはつまり」


カスミ (弁護士)

「はい、この映像は」


从cι˘σ □ σ˘*「事件のあった日とは別の日に撮られた映像なのです!!!!」



(ζル > _ < ルヘ キャアアアアア!!!!


カリン (検事)

「でっ、でも撮影日は事件の当日になっているわよ?」ダラダラ


カスミ (弁護士)

「そんなのカメラの設定を変更すればいくらでも偽装できますよ」ドヤッ


ナナ (裁判長)

「……それではこの証拠品は意味のないものとなってしまいますね」ヤレヤレ


カスミ (弁護士)

「いえ、そんなことはありませんよ。この証拠品で分かることが3つあります」ドヤッ

「1つ目は、愛先輩が犯行に及んでいるとき、彼方先輩が起きていた日があったということ」

「2つ目は、撮影日を偽装した人物がいること」

「そして3つ目は……その撮影日を偽装することによって得をする人物がいるということです」ニヤリ


ナナ (裁判長)

「その言い方だとまるで……」


カリン (検事)

「くっ……」


カスミ (弁護士)

「私は証人の彼方先輩をこの事件の真犯人として告発したいと思います!!!!」


从cι˘σ □ σ˘*つビシッ!!



(ζル > _ < ルヘ イヤアアアアアア!!!!


ノレcイ´ーωー) スヤァ……



○隠しカメラの映像についてメモした○

「愛が部室に仕掛けた盗撮を目的としたカメラ。日付が偽装されており、事件当日の映像は保存されていない」

「愛が盗みを働いているとき、彼方が起きているときがあったようだ」


……

……

……

33: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:56:08.95 ID:2xpkwI2x0
ナナ (裁判長)

「と、とんでもないことになりました。まさか裁判中に証人が告発されるとは……」

「弁護人、裁判中に告発するということは何か証拠があるんですね」キリッ



カスミ (弁護士)

「証拠はーー」


〖【ありますよ】〗

【これからみんなで探しましょう!!】

【しず子が告発しろって言ったのでわかりません!!】



カスミ (弁護士)

「ありますよ!!」ドヤッ


ナナ (裁判長)

「やはりあるんですね!! その証拠とは?」


カスミ (弁護士)

「それはーー」


ーーーーー

〇彼方のおやすみクッション枕〇

「事件当日に枕に使用していた物。事件当日から使い始めたもので、いつも使っているクリーム色のクッションより深い眠りにつくらしい」

ーーーーー


<<くらえ!!>>


ナナ (裁判長)

「証人が使っている薄紫色のクッションですか? それは何故でしょう、関係ないように思えますが」


カスミ (弁護士)

「それはですね、この薄紫色のクッションで寝るようになった日が重要なんですよ」

「彼方先輩、このクッションはいつ頃から使い始めました?」



ノレcイ´ーωー) スヤァ……


カスミ (弁護士)

「彼方先輩?」


ナナ (裁判長)

「すぅ~……」溜め

「kーー」


シズク (助手)

「ああああ!!!! 私が起こしますので!!」タッタッタ

「彼方さーーーーん!! 起きて下さーーーーい!!」ユッサユッサ

34: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:57:23.58 ID:2xpkwI2x0
ノレcイ´=ω=) ンア?


カナタ (目撃者?)

「裁判終わったの? ふあぁぁぁ、じゃあ帰ってもいいんだね」目元 グシグシ


シズク (助手)

「まだ終わってませんよ!! 彼方さんの尋問の最中です!!」


カナタ (目撃者?)

「んあ、そうなんだ。まだ何か聞きたいことがあるの?」グシグシ


カスミ (弁護士)

「ありますよ。正直に答えてくれたらすぐに終わりますので、嘘偽りなく答えてくださいね」ニヤリ


カナタ (目撃者?)

「わかったよ~。聞きたいことってなにぃ?」ふあぁぁぁ……


カスミ (弁護士)

「彼方先輩が手に持っているその薄紫色のクッションのことなんですけど、いつ頃から使いだしたんですか?」


カナタ (目撃者?)

「ああ、このクッション? これはね~」

「……!?」ハッ!!


カスミ (弁護士)

「どうしたんですか? 少なくとも先週まではクリーム色のクッションを枕にして使っていましたよね? そんなに考え込むことじゃないと思いますけど」ドヤッ


カナタ (目撃者?)

「彼方ちゃんちょっと寝ぼけてて思い出せないな~。ごめんね~、ふあああぁぁぁ」



ノレcイ´ーωー) スヤァ……


シズク (助手)

「ちょっと彼方さん!! 寝ないでください!!」ユッサユッサ



ノレcイ´=ω=) ンア?


カスミ (弁護士)

「あくまで白(しら)を切るつもりつもりですね。でも無駄ですよ、ここにちゃんと発言内容をメモをしていますし、裁判中の内容は記録されていますので」書類ペチペチ


カナタ (目撃者?)

「そう言われても、彼方ちゃん何て言ったか覚えてないし~、寝ぼけてテキトーなこと言ったんじゃないかな~」


カスミ (弁護士)

「そんなはずはーー」


<<異議あり!!>>



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「かすみちゃん、告発したとはいえ彼方はあくまでもこの事件の証人なのよ? そんなに突っ込むならそれなりのペナルティを覚悟して欲しいわね」

「それに彼方が使っている薄紫色のクッションとこの事件が関係ないように思えるわ、そんなに彼方の持っているクッションが重要なのかしら?」

35: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:58:25.32 ID:2xpkwI2x0
ナナ (裁判長)

「私もそう思います。弁護人、証人の持っているクッションがなぜ重要なのか説明してもらえますか?」



カスミ (弁護士)

「なぜ重要かというと」


〖【犯行に使われた可能性があるからですよ】〗

【なぜ重要かというと、重要だからですよ】

【私が重要だと思ったからです】



カスミ (弁護士)

「犯行に使われた可能性があるからですよ。厳密にいえば彼方先輩が手に持っている薄紫色のクッションではなく、以前使っていたクリーム色のクッションの方ですが」


ナナ (裁判長)

「犯行に使われた!? それは一体どういうことでしょうか!?」


カリン (検事)

「くっ……」


カスミ (弁護士)

『(果林先輩は気づいたみたいですね)』

「この証拠品を見てください」


ーーーーー

○璃奈のバッグに仕掛けられたトラップ○

「事件当日に仕掛けられていたトラップは、並の人間では解除できないほどの強固なセキュリティだった。解除しないと電流が流れ、目に見えない麻酔針が飛んでくる」

ーーーーー


ナナ (裁判長)

「それは先ほど被告人が証言した、被害者のバッグに仕掛けられていたトラップですね。確かすでに解除されていた後だったと」

36: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 20:59:41.19 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「実は解除されていたわけでは無かったんですよ。先ほどの愛先輩の証言を確認してみてください」


ーーーーー

アイ(被告人)

『あっ、そういえば……』


カスミ (弁護士)

『なにか気になることがあったんですか?』


アイ(被告人)

『その時は気のせいかなって思ったんだけど、入ったとき部室がちょっとだけ【焦げ臭かった】んだよね』

ーーーーー


カスミ (弁護士)

「愛先輩はトラップが解除されていたと勘違いしたみたいですけど、実はこの時すでにトラップが作動した後だったんです!!!!」



ノレcイ´◎ω◎) !?


ノレcイ;´ーωー) スッ……スヤァ……



カスミ (弁護士)

「彼方先輩は忘れたと言っていますが、先ほどの証言でクッションを交換した日は事件当日と言っていました」書類 ペチペチ

「それでは古いクッションはどこにいったんでしょうね」ニヤリ


<<異議あり!!>>


カリン (検事)

「そのトラップと彼方のクッションにはどんな関係があるというのよ。全くの無関係だと思うんだけど?」


<<異議あり!!>>


カスミ (弁護士)

「関係ありますよ」ニヤリ

「被害者のバッグには並の人間では解除出来ないほどの強固なトラップが仕掛けられています。しかし、解除できなくても防ぐことなら誰でも可能なはずです」書類 ペチペチ

「そう、彼方先輩が使っていたクッションのようなものがあれば!!!!」


从cι˘σ □ σ˘*つ ビシッ!!



ノレcイ;´>ω<) グフゥ!!



カスミ (弁護士)

「クッションなら交換しても怪しまれないですし、処分も簡単にできます。予備を持ってきていないのであればテキトーな布を使って修復も簡単にできますし」

38: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:00:45.46 ID:2xpkwI2x0
ナナ (裁判長)

「なるほど!! 今回の事件に使うにはもってこいの物なのですね!!」


カスミ (弁護士)

「事件のあった日、犯行が可能な人物でクッションを交換したのは彼方先輩しかいません!!」

「さあ、彼方先輩!! 事件当日、本当は何をしていたかすべて話してもらいますよ!!」


从cι˘σ □ σ˘*つ ビシッ!!



ノレcイ;´>ω<) グフゥ!!


ノレcイ;´◎ω◎) ダラダラ


カナタ (目撃者?)

「じっ、事件当日、私は……」


<<異議あり!!>>



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


┐(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ┌


カリン (検事)

「まったく、黙って聞いていれば……彼方、かすみちゃんの勢いに負けちゃ駄目よ」


カスミ (弁護士)

「そっ、それはどういう意味ですか?」


カリン (検事)

「そのままの意味よ。だってあなたの推理って勢いだけで中身が空っぽですもの」


┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ



カスミ (弁護士)

「かっ、空っぽじゃないですよ!! 今回の事件に彼方先輩の古いクッションが使われたのは確実ですし!!」


カリン (検事)

「確実……ねぇ……証拠はあるの?」


カスミ (弁護士)

「え?」


カリン (検事)

「証拠よ。かすみちゃんもさっきから提出してるでしょ? それに弁護士なら、裁判では証拠が全てってわかるでしょう?」

39: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:01:49.82 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「そっ、それは……」


从cι;˘◎ □ ◎˘* ダラダラ


カスミ (弁護士)

『(しまった!! 勢いに任せて発言したせいで、証拠が無いのに気付かなかった)』



从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


カスミ (弁護士)

「心当たりのありそうなところを探せば見つかるはずです!!!! 部室のごみ箱とか!!」



┐(ζル ー ᴗ ー ル┌ =3 ヤレヤレ


カリン (検事)

「話にならないわね。例え部室のごみ箱に捨ててあったとしてもとっくに掃除しちゃってるし、ごみ収集車が来て全部回収されてるわよ」


从cι˘> □ <˘* グヘェ!!!!



カナタ (目撃者?)

「そういえば彼方ちゃん、古いクッションを部室のごみ箱に捨てた気がするよ~」


カリン (検事)

「……わかったかしら? かすみちゃん」


ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ ファサ


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルつビシッ!!


(ζル ˘ □ ˚ ル「あなたの推理には全く説得力が無いのよ!!!!!」



从cι˘> □ <˘* グギャアアアアアアァァァァァ!!!!


从cι;˘◎ □ ◎˘* ダラダラ


カスミ (弁護士)

「あ……あ……」ダラダラ

40: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:02:57.22 ID:2xpkwI2x0
カリン (検事)

「まだ続けるつもりかしら? この無駄な審理を」


カスミ (弁護士)

「そっ、それは……」

『(思いつく限りのものを全て出し尽くした。これ以上のことなんてもう……)』


从cι˘ー _ ー˘* ガクッ



シズク (助手)

「!?」

「かっ、かすみさん!!」タッタッタ


カリン (検事)

「ふふふ、どうやら再起不能のようね」



(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ ファサ


カリン (検事)

「裁判長、さっさとこのくだらない審理を終わらせましょう」


ナナ (裁判長)

「そうですね。証人が告発されるという前代未聞のことが起きてどうなるかと思いましたが……」


シズク (助手)

「かすみさん!! 裁判が終わっちゃうよ!! しっかりして!!」ユッサユッサ



从cι˘ー _ ー˘*


カスミ (弁護士)

「駄目だよしず子、もう何も思い浮かばないんだ。ハッタリも思いつかないし……」


シズク (助手)

「まだ見逃してる証拠品が絶対にあるはずだよ!! ちゃんと確認しようよ!!」


カスミ (弁護士)

「無理だよ。何十回も確認したけど、決定的な証拠が見つからないんだ……」


シズク (助手)

「かすみさん……」

「あっ、そうだ!! こういう時は発想を逆転させればいいって聞いたことあるよ!」


カスミ (弁護士)

「発想を逆転?」


シズク (助手)

「うん!! 有名な弁護士が心掛けていることらしいんだけど、負けそうになって行き詰ったとき、発想を逆転して考えるようにすると新たな発見が出来るんだって!」

41: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:04:17.07 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「発想を逆転……」



ノレcイ´=ω=) フアアァァ……


カナタ (目撃者?)

「彼方ちゃん、そろそろ帰ってもいいかな~。すごく眠いんだよね~」グシグシ



カスミ (弁護士)

『(そういえば彼方先輩、新しいクッションが凄く気持ちよくて眠くなるって言ってたけど、いくら枕が気持ちいいからって菜々先輩の大声で起きないって事があるのかな? 何かほかに原因があると思うんだけど……)』

『(そっか、こういう時こそ発想を逆転させて考えるんだね。この場合は【新しいクッションを使っているから眠くなる】じゃなくて【眠いからクッションを使ってる】ってことかな?)』

『(そういえば、証拠品に眠りに関するものがいくつかあったような。確認してみようか)』

ーーーーー

○璃奈のバッグに仕掛けられていたトラップについて○

「事件当日に仕掛けられていたトラップは、並の人間では解除できないほどの強固なセキュリティだった。解除しないと電流が流れ、目に見えない麻酔針が飛んでくる」


○愛の証言○

「現場には薄紫色のクッションを枕にして彼方が寝ていた。【菜々の大声でも】起きなかった。しずくが体をゆすってようやく起きた」


〇彼方のおやすみクッション枕〇

「事件当日に枕に使用していた物。事件当日から使い始めたもので、いつも使っているクリーム色のクッションより深い眠りにつくらしい」

ーーーーー


カスミ (弁護士)

『(なるほど、そういうことだったんだ!!)』


ナナ (裁判長)

「いいでしょう。許可……」


<<異議あり!!>>


⁄/*イ`○□○リ !!!!


ナナ (裁判長)

「べっ、弁護人、そろそろ諦めた方がいいのでは?」


カスミ (弁護士)

「いえ、諦めません!! だって証拠が見つかりましたから!!」


カリン (検事)

「!?」


ナナ (裁判長)

「それは本当なのですか!?」

43: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:05:23.92 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「はい!! 意外と近くにありましたよ、決定的な証拠が」ニヤリ


カリン (検事)

「ふっ、どうせまたデタラメでしょう。裁判長、もしこの証拠が決定的な物じゃなかったら、1発ペナルティにしたらどうかしら?」


ナナ (裁判長)

「そうですね。さすがにこれ以上裁判を引っ掻き回されるのもうんざりですからね。それでいいですか? 弁護人」


カスミ (弁護士)

「もちろんいいですよ」ニヤリ


ナナ (裁判長)

「それでは、その証拠品がどこにあるのか教えていただきましょうか」


〖【彼方先輩が持っている】〗

【もちろん私が持っている】

【裁判長、あなたが持っているんですよ】


カスミ (弁護士)

「証人の彼方先輩が持ってますよ」


ナナ (裁判長)

「しょっ、証人がですか!?」


<<異議あり!!>>


カリン (検事)

「何を言い出すのかと思えば……」

「もし彼方が犯人だとして、わざわざ法廷まで証拠品を持ってくるわけないじゃない!!」


(ζル ˚ □ ˚ ルつビシッ


(ζル ˚ □ ˚ ル「負けそうだからってデタラメなことを言うのはスマートじゃないわよかすみちゃん!!」



从cι˘ー ᴗ ー˘* フッ


カスミ (弁護士)

「デタラメではないんですよ果林先輩。だって、その犯人ですら証拠品を持って来ていることに気づいてないんですから」ドヤッ


カリン (検事)

「なんですって?」

44: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:06:33.66 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「犯人ですら気づいていないという事はこの証拠品が示しています」

ーーーーー

○璃奈のバッグに仕掛けられていたトラップについて○

「事件当日に仕掛けられていたトラップは、並の人間では解除できないほどの強固なセキュリティだった。解除しないと電流が流れ、目に見えない麻酔針が飛んでくる」

ーーーーー


カリン (検事)

「これは!?」


カナタ (目撃者?)

「!?」


カスミ (弁護士)

「どうやら気づいたようですね」ニヤリ

「そうです!! 被害者のバッグには電流が流れる仕掛けの他に、目に見えない麻酔針が飛んでくる仕掛けがあったんですよ!!」

「つまり、彼方先輩のその眠気は新しいクッションが原因ではなくーー」



从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


从cι˘σ □ σ˘*「トラップから発射された麻酔針が原因だったんですよ!!!!」



(ζル > □ < ルヘ イヤアアアアアァァァァ!!!!


ノレcイ´>ω<) ギャアアアアアアア!!!!


カリン (検事)

「そっ、そんなのただの言いがかりじゃない。彼方に麻酔針なんてついてないわよ」


カナタ (目撃者?)

「そっ、そうだよ~、昨日から沢山眠ったし、もう眠気なんてーー」


ノレcイ´ーωー) スヤァ


ノレcイ´◎ω◎) ハッ!!



カスミ (弁護士)

「ふふふ、言葉で否定しても体は正直みたいですね」ニヤリ


从cιつ˘> _ <˘*つミ机 バン!!


从cι˘σ □ σ˘*つ ビシッ!!


カスミ (弁護士)

「彼方先輩、その体を調べさせてください!! その眠気の原因である麻酔針が見つかるはずですよ!!」

45: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:07:01.13 ID:2xpkwI2x0
カナタ (目撃者?)

「あ……う……あ……」


ノレcイ´ーωー) スヤァ


ノレcイ´◎ω◎) ハッ!!


「う……う……う……いや……」


「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……!!!!」



バタン……



ノレcイ´ーωー) スヤァ


……

……

……

46: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:08:55.85 ID:2xpkwI2x0
ナナ (裁判長)

「果林検事、彼方さんの容体は?」


カリン (検事)

「璃奈ちゃんが治療しているわ。彼方に刺さっていた麻酔針は有毒なものではないから、薬ですぐに回復するそうよ」

「逮捕は容体が回復してから行うわ」


ナナ (裁判長)

「そうですか、ありがとうございます」

「まさか裁判中に真犯人が判明するなんて思いませんでした」

「かすみさん、さすがですね」


カスミ (弁護士)

「まっ、まあかすみんは天才ですからね!! こんなの初めから分かってましたよ!!」


シズク (助手)

「もう駄目だって弱気になってたくせに」ボソッ


カスミ (弁護士)

「う”……」


ナナ (裁判長)

「ふふふ、では形式に過ぎませんが、被告人【宮下 愛】に判決を言い渡します」



【無  罪】



✨✨✨✨✨✨
 ✨✨✨✨✨✨
✨✨✨✨✨✨


(ζル ˘ ᴗ ˚ ルヘ「……」


 ✨✨✨✨✨✨
✨✨✨✨✨✨
 ✨✨✨✨✨✨


从cι˘σ ᴗ σ˘*「……」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「……」


✨✨✨✨✨✨
 ✨✨✨✨✨✨
✨✨✨✨✨✨


ζ㎗òヮóリ「……」


……

……

……

47: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:09:57.84 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「ふぅ、なんとか無事に終わったね」ヨロヨロ


シズク (助手)

「ふふふ、お疲れ様」



「かすかすとしずく~!!!!」



カスミ (弁護士)

「かすかすって呼ばないでください!! こういう時くらいかすみんって呼んで下さいよ!!」


アイ (被告人)

「ごめんごめん!! でもホントありがとね!! おかげさまで無罪になったよ!!」


カスミ (弁護士)

「!?」

「そっ、そうですね。本当に無罪になってよかったです」キョドキョド


シズク (助手)

「あっ……」ハッ!!


アイ (被告人)

「ん? どしたの? なんか浮かない顔だけど」


カスミ (弁護士)

「あ~、いや~、その~」



警察

「宮下 愛さんですね?」


アイ (被告人)

「え? あ、はい。そうだけど」フリムキ

「!?」


警察

「あなたに逮捕状が出ております」


アイ (被告人)

「どゆこと? 愛さん無罪になったはずだよね?」

48: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:10:39.89 ID:2xpkwI2x0
カスミ (弁護士)

「え~っと、実は……」


ーーーーー

○隠しカメラの映像○

「愛が部室に仕掛けた盗撮を目的としたカメラ。日付が偽装されており、事件当日の映像は保存されていない」

ーーーーー


<<くらえ!!>>


アイ (被告人)

「……それは、無罪になってないの?」


カスミ (弁護士)

「はい。今回の裁判はりな子のパンツの【盗難】についてですので……」


アイ (被告人)

「へ~……」

「かすみん、次も弁護おねがーー」


カスミ (弁護士)

「嫌です」



おわり

50: (きりたんぽ) (ワッチョイ cd28-ITgd) 2021/11/18(木) 21:11:37.46 ID:2xpkwI2x0
从cι˘σ ᴗ σ˘*「終わりです。ここまで読んで頂き、ありがとうございました!!」

58: (きりたんぽ) (ワッチョイ fb28-RSsa) 2021/11/19(金) 01:38:32.26 ID:qwH0fkRQ0
〇おまけ〇


【???】


カナタ (囚人)

「ごめんね愛ちゃん、罪を着せるような真似して」


アイ (囚人)

「別にいいよ、捕まるのは慣れてるし。それよりも、りなりーのおニューのパンツ、どうだった?」


カナタ (囚人)

「どうって?」


アイ (囚人)

「だって、欲しくて盗んだんでしょ?」


カナタ (囚人)

「別に欲しいから盗んだわけじゃなくって、愛ちゃんがいつも璃奈ちゃんのパンツを嬉しそうに盗むから、興味本位で盗んだだけなんだけど……」


<<異議あり!!>>


カナタ (囚人)

「!?」

「ちょっと、それトラウマになってるから止めてよ~」


アイ (囚人)

「ふふふ、誤魔化しても無駄だよ。だって、興味本位程度の物だったら別に盗まなくても、手に取って見るだけでいいじゃん」


カナタ (囚人)

「うぐっ……」


アイ (囚人)

「もう一度聞くよ? りなりーのおニューのパンツ、どうだった?」


カナタ (囚人)

「……よかった」ニヤリ


アイ (囚人)

「でっしょーーーー!!!!」



2人は徹夜で語り明かした



おわり

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1637234741/

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