【SS】侑「・・・・・・あれ? 性徒会室?? 学校にこんな部屋あったっけ??」【ラブライブ!虹ヶ咲】

ゆう (4) SS


3: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:03:46.83 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


~ある日の同好会部室~


かすみ「侑せんぱ~い!!」 ダッ

侑「ん? かすみちゃん!? あぶなっ!!」


 ガバッ


かすみ「うえ~ん!! 侑せんぱいなぐさめてくださいよぉ~!!」 スリスリ

侑「あはは・・・ 何かあったの??」 ナデナデ


かすみ「うえ~ん!!」 スリスリ

侑「なになに?? 言ってくれないと分からないよ~」 ナデナデ


かすみ「てへっ♪」

侑「ん?」


かすみ「実は何でもありませーん!」 ニコニコ

侑「ええっ!?」


かすみ「ただ侑せんぱいに抱きつきたかっただけでーす!!」 スリスリ

侑「そうなの?? まったくもう~、心配して損したなぁ」 アハハ


かすみ「侑せんぱいになでなでしてもらうの気持ちいいです~」 スリスリ

侑「もう~! 何でもないなら、なでなではもう終わりね」


かすみ「何でですかぁ! もっとしてくださいよぉ!」 スリスリ

侑「だめだめ! おしまいね!」 ニコッ

かすみ「うううっ・・・・・・ 侑せんぱいのケチ!」


侑「さてと・・・・・・ 私は用があるから今日は一足先に帰らせて貰おうかな」


かすみ「え!? かすみんを置いて帰るんですかぁ!?」

侑「うん、ちょっとね」


 ガタッ


侑「じゃ、また明日ね~」 ニコニコ

かすみ「ちょっと! 侑せんぱ~い!! ホントに~!?」


 バタンッ


かすみ「侑せんぱいがホントに私を置いて帰るなんて・・・・・・ ううっ・・・」
 
 
4: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:06:08.57 ID:AcsRL3ZI0
────
── +


~廊下~


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・」

侑(あ、そうだ! 職員室にも寄って行かないと~・・・・・・)


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑「ん??」


侑(・・・・・・何かおかしいな) キョロキョロ


侑「・・・・・・あれ? 性徒会室?? 学校にこんな部屋あったっけ??」


侑(生徒会室はここじゃないし・・・・・・)

侑(せつ菜ちゃんに生徒会室が引っ越したとかいう話は一切聞かされてないし・・・・・・)


侑「・・・・・・」 ジーッ


侑(ていうか、“性”徒会室??)

侑(字、間違ってるじゃん・・・・・・)


侑(あははっ・・・・・・) ニヤッ

侑(変なの!!)


侑(それより職員室急がなきゃ・・・・・・)

 
 
6: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:10:11.29 ID:AcsRL3ZI0
 
侑「・・・・・・」


侑(うーん・・・・・・ でも何か気になるよね・・・・・・)

侑(中、覗いてみてもいいかなぁ・・・・・・)


 コンコンッ


侑「・・・・・・・・・・・・」


 コンコンッ・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(無反応?? 室内には誰もいない??)


侑(開けてもいいかな??)


 ──ガチャッ


侑「!?」

侑(鍵は掛かってない!?)


 ギイッ・・・


侑(あ、開いちゃった・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」 キョロキョロ

侑「し、失礼しま~す・・・・・・」 ソローリ


侑(・・・・・・って、真っ暗だ・・・・・・ カーテン閉めてあるのかな??) キョロキョロ

侑(いや、窓が無い部屋か・・・・・・)

 
 
7: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:13:40.14 ID:AcsRL3ZI0
 
侑「こんにちは~!」


 ・・・・・。


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑「誰もいないのかなぁ??」


侑(返事も無いし、真っ暗だし・・・・・・ 誰もいないみたいだ・・・・・・)

侑(明日、この部屋についてせつ菜ちゃんにでも聞いてみるか・・・・・・)


 ──バタンッ


侑「えっ!?」 クルッ


侑(ドアが閉まっちゃった!!)


侑(どうしよう・・・・・・ 完全に真っ暗だよ・・・・・・) ドキドキ

侑(でも、ドアはこっちにあるはず・・・・・・)


侑(えーっと・・・・・・) ジタバタ


侑(あっ・・・・・・ これ・・・・・・) ガチャッ

侑(んっ? ドアノブ・・・・・・ これだよね・・・・・・) ガチャ ガチャ

 
 
8: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:16:39.12 ID:AcsRL3ZI0
 

 「────どちら様ですか??」


侑「えっ??」

侑「あっ、はい! 普通科2年の高咲です!!」


 「下校時刻なのにどうしたのですか?」


侑「はい、ちょっと職員室に行く途中に見かけたもので・・・・・・」 アハハ


 「そうですか」


侑「あの~・・・ 暗いんで電気点けませんか??」


 「困ったものですね・・・・・・」


侑「えっ??」


 ガチャッ


侑「あっ、ドアが開いた・・・・・・」


 「むやみやたらに部屋を開けないでくださいね・・・・・・ 先輩・・・・・・」 ドンッ


侑「うわっ!!」 フラッ


 バタンッ-


侑「いててて・・・・・・」

 
 
9: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:19:04.86 ID:AcsRL3ZI0
 

侑(あら・・・・・・ 追い出されちゃった・・・・・・)

侑(誰だったんだろ? なんか聞いたことあるような声だったけど・・・・・・)


侑(まぁ、時間ないから職員室行くか・・・・・・)


 テク テク テク・・・


 
 
10: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:21:29.29 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


侑「すみません、ありがとうございます!」 ペコッ

侑「はいっ! ご迷惑はお掛けしませんので・・・・・・」


侑「では、来週の日曜日、よろしくお願いします」 ペコッ


 バタンッ


侑(ふうっ・・・・・・) ホッ


侑(まずは上手く行ったかな・・・・・・ これでとりあえず場所は確保したし、かすみちゃんのライブ開催はできそうだぞ・・・・・・っと) ニコニコ


侑(さて、帰ろうかなぁ・・・・・・)


 テク テク テク・・・


 「────せんぱ~い!」


侑「??」 クルッ


侑「か、かすみちゃん!?」

かすみ「侑せんぱ~い!」 ダキッ


侑「うわっ!?」 フラッ


かすみ「珍しくかすみん放って帰ったと思ったら~、こんなところで何してたんですかぁ!?」 ムスッ

侑「あはは・・・ みつかっちゃったか~」 ニコニコ


かすみ「白状してください!!」 ポカポカ

侑「参ったなぁ~」 アハハ

 
 
11: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:23:57.85 ID:AcsRL3ZI0
侑「ホントはサプライズにしようと思ってたんだけど、かすみちゃんの初ライブを計画しててね、その会場を確保しに来ていたわけ」


かすみ「え!?」 ドキッ


かすみ「も、もう~! みずくさいですよぉ! せんぱい!!」 ポカポカ

侑「あはははは」 ニコニコ


かすみ「でも、かすみん嬉しいです・・・・・・」 ウルッ

侑「それなら良かった」 ニコッ


かすみ「かすみん、ライブ頑張りますね」

侑「うん! 成功させようね」 ニコッ


かすみ「侑せんぱい、大好き・・・・・・」 ギュッ

侑「あはは・・・ 人の目もあるし離れようよ~」 ポリポリ


かすみ「いやですっ!」 ギュッ

侑「困った子だなぁ・・・・・・」 アハハ


 
 
12: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:26:06.01 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~廊下~


 テク テク テク・・・


侑(おかしいなぁ・・・・・・ せつ菜ちゃんが先生に講堂使用許可の話、通してくれてるはずなのに・・・・・・)

侑(まさかせつ菜ちゃんが先生に許可申請出し忘れていたなんてことはないだろうし・・・・・・) ウーム


侑(まぁ、いいや・・・・・・)

侑(あとで聞いてみるか・・・・・・)


彼方「────おーい」


侑「??」 クルッ


彼方「侑ちゃ~ん! 元気~??」 ニコッ

侑「あ、彼方さん!!」


彼方「職員室にでも行ってたのぉ??」

侑「うん、講堂使用許可の件でね」


彼方「あれぇ~? かすみちゃんのライブ、商業施設の広場を借りるんじゃなかったの?」

侑「??」


侑「いや、来週土曜日のライブは講堂を使う予定だよ??」

彼方「そうなんだ~、一応彼方ちゃんも同好会に籍を置いている身としては楽しみにしてるからね」

侑「う、うん!」


彼方「じゃ、彼方ちゃんはバイトに行くからね~! またね~!!」 ニコニコ

侑「うんっ! お疲れさま~!!」 ニコッ



侑(あれ? ライブの件、みんなに正しく伝わってない??)

侑(重要な連絡事項はみんな揃った時に話さないとダメかなぁ・・・・・・ う~ん)


 テク テク テク・・・


 
 
13: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:27:54.02 ID:AcsRL3ZI0





侑「・・・・・・!!」


侑(あ、さっきの性徒会室だ・・・・・・)

侑(ていうか、さっきの誰だったんだろ・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(う~ん・・・ 気になる・・・・・・)

侑(もう一度お邪魔してみようかな・・・・・・)



 コンコンッ


侑「・・・・・・」

侑(返事無いな・・・・・・)


 ガチャッ


侑(あ、また鍵掛かってないっぽい・・・・・・)


 ギイッ・・・


侑「・・・・・・」

侑(また真っ暗だ・・・・・・)


侑「こんにちは~・・・・・・」


侑(だれも居なそう・・・・・・)

侑「お邪魔しま~す・・・・・・」 ソローリ


侑(電気のスイッチどこだろ・・・・・・ スマホの灯りで照らしてみようか・・・・・・) ガサゴソ

 
 
14: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:30:38.75 ID:AcsRL3ZI0
 

 バタンッ


侑「!?」

侑(あら!? また勝手にドアが!?)


 「────またいらしたのですね」


侑「えっ??」 ビクッ


 「むやみやたらに開けないようにと忠告しましたが・・・・・・」

侑「あはは・・・・・・ そうでしたね」


侑「ていうか、真っ暗だけど電気点けないの?」


 「・・・・・・まぁ、そのままでも帰れたのですけれど、このままお帰り頂きましょうか・・・・・・」

侑「ん??」


 「2度目の忠告です、ここは凄く危険な部屋ですよ?? 2度と興味本意で開かないように・・・・・・」

侑「う、うん・・・・・・ ていうか、校内で危険とか言われてもピンと来ないけどね」 アハハ


 「まったく・・・・・・ 困ったものです」 ヤレヤレ


 ガチャッ


侑「あ、ドアが開いた・・・・・・」


 ドンッ


侑「うわぁっ!!」 フラッ


 バタンッ+


侑「いててて・・・・・・」

侑(また追い出されちゃった・・・・・・ 乱暴だなぁ・・・・・・)


侑(さて、今日はあと帰ろうかな・・・・・・)


 テク テク テク・・・


 
 
15: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:32:45.32 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


~下校途中~


 テク テク テク・・・


かすみ「・・・・・・」 ギュッ

侑「・・・・・・」


かすみ「侑せんぱ~い??」

侑「ん? どうしたの?」


かすみ「今日は帰宅遅くなっても怒られない日なんで侑せんぱいの部屋に寄って行きたいです・・・・・・」

侑「あ、うん! いいよ」 ニコッ

かすみ「わぁい!」 ニコニコ


侑「じゃあ私の部屋でライブの打ち合わせでもしようか?」


かすみ「むぅ~・・・」 ムスッ

侑「ん? どうしたの?」

かすみ「侑せんぱいの可愛いかすみんが部屋に行きたい~って言ってるんですよぉ!?」

侑「うんっ、そうだね」


かすみ「打ち合わせなんて学校でもできるのに侑せんぱいの部屋ですることですかぁ?」 ムスッ

侑「あはは・・・・・・ 分かった分かった」 ニコニコ


侑「あまり大きな声出さないでね?」

かすみ「侑せんぱい次第ですけどね~♡」 ニコッ


 テク テク テク・・・

 
 
16: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:36:44.77 ID:AcsRL3ZI0
────
── +


~侑の部屋~


侑「ふうっ・・・・・・」


 ドサッ


侑「うーんっ・・・・・・」

侑(疲れた~・・・・・・)


 ~♪~♪~♪


侑「??」

侑(電話だ・・・・・・ 誰だろ??)


侑「はい、もしもし~」

せつ菜『あ、侑さん!』

侑「せつ菜ちゃん、どうしたの?」


せつ菜『侑さん、講堂使用許可証の件、私の代わりに取りに行って頂いてありがとうございました』

侑「えっ? その件だけど、職員室に行ったけど先生が何も聞いて無いって言っててさ」

せつ菜『ええっ!? 私、申請提出しておいたのですがね・・・・・・』

侑「うーん・・・ 先生が間違えたとか??」

せつ菜『どうでしょう? それなら私が明日先生に聞いてみますね』

侑「うん、お願いするよ」


侑「ところでさ」

せつ菜『なんですか?』


侑「校内に生徒会室ってもう一つあるの?」


せつ菜『へ??』

 
 
17: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:39:56.83 ID:AcsRL3ZI0
 
侑「生というか性徒会室だけど・・・・・・」


せつ菜『生徒会室がもう一つ??』

侑「うん」


せつ菜『いえ、生徒会室は一つしかありませんが』

侑「ふーん、実は今日見かけたんだよね」

せつ菜『ええっ?』


侑「しかも開けたら真っ暗でさ! 何も使ってない部屋なのかなぁ~」

せつ菜『うーん・・・ 我々が入学するよりも以前に違う部屋を生徒会室として利用していた可能性ならあるかもしれませんね』

侑「なるほど」

せつ菜『でも、現時点では生徒会室は一つしかありませんよ』

侑「そうなんだね、ありがとう」


せつ菜『では、また明日』

侑「はーい」


 プツッ


侑(だったら、あの部屋は何だったんだろ??)

侑(ま、いいか・・・・・・)


 
 
18: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:42:28.51 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


~翌日・昼休み~


 タッタッタッ・・・・・・


かすみ「侑せんぱ~い!! お待たせしましたぁ!」

侑「あ、かすみちゃん!」 ニコッ


かすみ「お昼食べましょ~!!」 ニコニコ

侑「うん! そうだね」


かすみ「今日も部室にします? それとも天気が良いのでお外にします?」

侑「そうだね、たまには外で食べようか」

かすみ「分かりました!! かすみん良い場所知ってるんですよ!」 ニコッ

侑「ほんと?? いいね!!」 ニコッ

かすみ「その場所で今日はお昼にしましょう!! 今日のコッペパンもかなりの自信作ですっ♪」

侑「ほんと?? うわぁ~、楽しみだなぁ」ニコニコ

かすみ「期待して良いですっ!」 ニコッ

侑「いつもありがとね」

かすみ「いえいえ、大好きな侑せんぱいの為ならこれくらい朝飯前ですから♪」 ニコニコ


 
 
20: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:44:57.63 ID:AcsRL3ZI0
────
──


 テク テク テク・・・


侑「へぇ~、中庭にこんな場所があったんだ」

かすみ「過ごしやすいですし~、結構穴場のスポットなんですよ~」 ニコニコ

侑「落ち着いてゆっくり出来そうな場所だね」 ニコッ


かすみ「あ、あのベンチ空いてるみたいですね! あそこに座って食べましょう♪」

侑「あ、うん!」


侑「・・・・・・ あ、そうだ。いつもコッペパンご馳走になってるからたまにはジュースでも奢るよ」 ニコッ

かすみ「べつにいいですよ~、みずくさいですねぇ」

侑「ベンチに座って待ってて? すぐそこに自販機あるみたいだから買ってくるから!」

かすみ「はーい」

侑「かすみちゃん、何飲みたい??」

かすみ「侑せんぱいのお任せで~!」 ニコニコ

侑「了解!」


 タッタッタッ・・・・・・

 
 
22: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:49:52.63 ID:AcsRL3ZI0





侑(えーと・・・ 何のジュースにしようかなぁ・・・・・・) ジーッ


侑(まぁ、食事だからお茶系が無難かなぁ・・・・・・)


 ポチッ

 ガタンッ・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」 ガタッ

侑(よしっ・・・・・・ かすみちゃん待たせてるから急ごう・・・・・・)


 「────どうされたのですか? このようなところで」


侑「??」

侑「あ、菜々さん・・・・・・ 中庭で昼食をとろうかと」


菜々「そうですか、立ち去る際にゴミは持ち帰るかゴミ箱に捨てるようお願いします」

侑「ああ、うん! わかってる」


侑「人、待たせてるから、じゃあね・・・・・・

菜々「高咲侑さん」


侑「・・・ん?」

菜々「一度廃部になったスクールアイドル同好会・・・・・・ 規定人数で申請があったので発足を許可しましたが、実質2人での活動で、3人は活動実態が無い名前のみの登録ということは分かっているのですからね」


侑「あはは・・・・・・ そ、そうだね~・・・・・・」

菜々「だからと言って解散しろというわけではありませんが、もう少し中須かすみさんとの距離感に節度を持たれた方がよろしいのでは??」

侑「ああ・・・・・・ あはは~・・・」


菜々「良からぬ噂をされぬように・・・・・・ では」

侑「お疲れさま~・・・・・・」 アハハ

 
 
23: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:51:55.99 ID:AcsRL3ZI0





侑「────かすみちゃん、お待たせ!!」


かすみ「あっ! 侑せんぱい遅いですよぉ!」

侑「ごめんごめん!」


かすみ「早く座ってください~!!」

侑「うん!」 スタッ


かすみ「ジュース買いに行った割には遅くありませんでしたか~?」 ジトッ


侑「あはは・・・ 自販機の前でたまたま生徒会長と会ってさ」

かすみ「あの生徒会長ですか・・・・・・ 何かまたかすみん達の文句でも?? ぐぬぬ・・・・・・」

侑「文句というか~・・・ 実質2人で活動してるの分かってるんだぞという・・・・・・ 脅し?? ・・・いや、ちがうか・・・・・・」

かすみ「ちゃんと人数集めて受理されてるんだから文句言われる筋合い無いですけどね!」 プンプン

侑「ま、まぁ・・・ グレーゾーンではあるけれど」 アハハ


かすみ「それに、もうスクールアイドル活動はしていないとはいえ、しず子とエマせんぱいと彼方せんぱいのお名前をお借りしているのでちゃんとした同好会だと思います!」

侑「まぁ、建前としてはなかなか悪くないよね」 アハハ


かすみ「でも、侑せんぱいがライブする会場を手配してくれましたし、かすみんがライブを成功させて文句言わせないようにしないといけませんね」

侑「そうだね、頑張ろうね」 ニコッ


かすみ「それより、コッペパン食べましょう♪」

侑「あ、うん! ・・・・・・これ、お茶ね」 スッ


かすみ「わぁい! ありがとうございます♪」 ニコッ


 
 
29: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:55:56.95 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~放課後・同好会部室~


 ガチャッ


侑「お疲れ~! 今日も練習頑張ろう・・・・・・ って、あれ?」


かすみ「ゆ、侑せんぱい・・・・・・ お、お疲れさまです」 アハハ


しずく「こんにちは、侑さん」 ニコッ

侑「あ! しずくちゃんだ~! 久しぶり!!」 ニコッ

侑「しずくちゃんもスクールアイドルまたやる気になったのかな??」 ワクワク


しずく「いえ、私はもう演劇一筋でやると決めていますので」

侑「なんだぁ・・・ そっか・・・・・・」 シュン


侑「で、何のご用??」


しずく「かすみさん1人きりのスクールアイドル活動と、それを補佐するマネージャーの侑さん・・・・・・ 私は凄く応援しております・・・・・・」


かすみ「・・・・・・」

侑「うん、ありがとね」 ニコッ


しずく「・・・・・・でも、最近のお2人はどうも目に余るものがあるのではないかと思って、かすみさんに話を聞きに来たんです」

侑「そ、そうなんだ・・・・・・」


かすみ「わ、私と侑せんぱいで必死にやってるんだよ? しず子・・・・・・ 来週の日曜、やっとライブもやれるの」

しずく「おめでとう。私も行けたら行くから」


しずく「でも、距離感の近過ぎるお2人を見ているのは少々不快です」

侑「し、しずくちゃん・・・・・・」

 
 
30: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 00:58:20.14 ID:AcsRL3ZI0
 
しずく「校内外でベタベタ腕組んで歩いたり・・・・・・ それ以外にも色々と嫌な噂が耳に入るんです・・・・・・」

かすみ「な、何それ・・・・・・」


しずく「不純異性交友もしているんじゃないか・・・・・・ なんて噂もありますよ」


侑「!?」 ビクッ


かすみ「・・・・・・しず子、たしかに私は侑せんぱいのことが好きなんだよ」

かすみ「スクールアイドル活動を補佐してくれているマネージャーさんとしても好きだし・・・・・・ 何より1人の・・・・・・

しずく「そ、そんなこと聞きたいんじゃないから!!」


しずく「・・・・・・とにかく、もう少し周りの目を気にされたらどうですか?」

侑「そ、そうだね・・・・・・」 アハハ


しずく「では、私は演劇部の稽古がありますので」 ペコッ


 バタンッ


かすみ「・・・・・・・・・・・・」

侑「・・・・・・・・・・・・」


かすみ「侑せんぱい? 気にしなくていいですからね?」

侑「あはは・・・・・・ でも、悪い噂は立てられないようにしようね。活動に支障が出るのはマズいからさ」

かすみ「はぁい・・・」


かすみ「さて! 今日はダンスの練習です! 張り切って行きますよぉ!!」 ニコニコ

侑「おお~!!」


 
 
31: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 01:00:32.80 ID:AcsRL3ZI0
────
── +


~廊下~


 テク テク テク・・・


侑(講堂ライブの段取りも考えないとなぁ・・・・・・ うーん・・・・・・)

侑(一応SIFの前哨戦にもなるわけで・・・・・・)


侑「??」

侑(あ、また性徒会室の前に来ちゃった・・・・・・)


侑(こんな変な名前の部屋、気になって仕方ないよね・・・・・・)

侑(実際に中に人もいたわけで・・・・・・)


侑「・・・・・・」


 ガチャッ・・・ ギイッ


侑「!?」

侑(空いてる・・・・・・)


 ギイッ


侑(来るなって言われるとまた来たくなっちゃうよね・・・・・・ 人の心理として・・・・・・) ソローリ


 バタンッ


侑「・・・・・・・・・・・・」 ドキドキ


 「────また来たのですか・・・・・・」


侑「!?」 ビクッ

侑「は、はい・・・」


 「来るなとは言いましたが、また来るのではないかと思っていましたけれど・・・・・・」

侑「あはは・・・・・・」


 「まぁいいでしょう・・・・・・ せっかくですからもう少し首を突っ込んでみてください・・・・・・」

侑「え?」


 ガチャッ


侑「あ、ドアが・・・・・・」


 ドンッ-


侑「うわっ!!」 フラッ


 ドサッ


侑「ううっ・・・・・・」

侑(またしても手荒に追い出されたよ・・・・・・ いてて)


 
 
35: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 01:06:58.17 ID:AcsRL3ZI0
 
侑(ふぅ・・・ とにかく部室行くか・・・・・・) スクッ

侑(この部屋についてはまたせつ菜ちゃんに聞いてみよう・・・・・・)


 スタ スタ スタ・・・・・・







 「あ! 侑ちゃ~ん!!」


侑「??」 クルッ


エマ「侑ちゃん! どうしたの??」 ニコッ

侑「あ、エマさんと果林さん!」 ニコッ


エマ「これから練習かな??」

侑「うん、もちろんそうだけどエマさんと果林さんも一緒に行こうよ」

果林「まぁ、かすみちゃんは可愛らしいから見学したいところだけど、私達も用事があるのよ」

侑「??」


エマ「じゃ、頑張ってね?」 ニコニコ

侑「う、うん・・・?」


果林「────あ、それと侑??」

侑「はい、果林さん何か?」


果林「あなた達のことは応援しているけど・・・・・・ もう少し周りの目を気にしなさいね」


侑「??」

侑「は、はい・・・・・・」


エマ「果林ちゃん! そういう余計なこと言わないの!」

果林「何よ~! かすみちゃんと侑の為に言ってるのよ!」


エマ「それじゃ、またね! 侑ちゃん!」 ニコッ

侑「は、は~い・・・・・・」


 ・・・・・・スタ スタ スタ


侑(・・・・・・なんかこのところ変な事多いな・・・・・・ 性徒会室もそうだし・・・・・・)

侑(ていうか、エマさんと果林さんは部活休むのかな・・・・・・ う~ん、なんか変な違和感あるなぁ・・・・・・)


 
 
37: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 01:09:54.52 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~同好会・部室~


 ガチャッ


侑「お疲れ~・・・・・・」


侑「??」

侑(誰もいない・・・・・・) キョロキョロ


侑(・・・・・・ていうか、なんで部室がこんなに〇風景なの??)


侑(最低限の物しかない・・・・・・ いつの間に・・・・・・) キョロキョロ


侑(・・・・・・棚の上に写真??)


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(私と・・・・・・ かすみちゃんの写真ばかり???)


侑(いつ撮ったんだっけ・・・・・・??)

侑(ええ~??)


侑(なんかおかしいな・・・・・・)

侑(うっ、目眩が・・・・・・) フラッ


 ~♪~♪~♪


侑(ううっ・・・ で、電話・・・・・・ 誰だろ・・・・・・ 登録してない番号だ・・・・・・)


 ピッ


侑「も、もしもし・・・」


 
 
38: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 01:11:36.71 ID:AcsRL3ZI0
 
 『・・・・・・あ、出てくれましたね。先輩』


侑「?? だれ??」

 『さっきお会いしたばかりなのに・・・・・・』


侑「あ・・・ 性徒会室の・・・・・・」

 『そうです』


侑「あの、お名前は?? そちらは私を知っているようですけど」

 『これは失礼しましたね』


 『うーん・・・ 性徒会長とでも名乗っておきましょうか』

侑「ええっ??」


 『とにかく、今頃違和感に苦しんでいる頃かと思って電話してみたんですよ』

侑「は、はい・・・・・・」


 『信じてくれなくてもいいですけれど、あなたの行動次第ではあり得た世界を夢で見ているとでも思ってください』

侑「え? 夢??」

 『私はこのような世界があり得たということが酷く気に入らないんです』


侑「あ、あの~・・・ 何を言っているのか・・・・・・」


 『まぁ、そのうち分かると思います』

侑「・・・・・・」


 『それを目の当たりにして・・・ どう感じ、どう動くかは先輩次第です』


侑「はい・・・」

 『願わくば、これから起こるイベントを成立させないで欲しいのですが・・・ それは私には出来ないのでお任せします・・・・・・』

侑「うーん・・・・・・ 意味分からないです・・・・・・」


 『帰宅したい時は一度、性徒会室に寄ってくださいね』


侑「??」

侑「・・・・・・わかりました」


 プツッ


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(な、なんだ??)

侑(・・・・・・夢?? 世界??)


侑(いや、普通に目が覚めてるし手足も普通に動いてるけど・・・・・・)


侑(う~ん・・・・・・)

侑(とりあえず、校内の他の場所も見て来よう・・・・・・)


 
 
43: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 01:19:23.30 ID:AcsRL3ZI0
眠くてウトウトなので就寝します
コピペ作業すら危うくなってきたのですみません
24時間以内には再開します
 
51: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 08:27:44.08 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~校庭~


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(部室がおかしかった以外はいつもと変わらないし、別に夢の中というわけでも無さそうなんだけど・・・・・・) キョロキョロ


 テク テク テク・・・


侑「!?」


侑(あ、あそこでダンスの練習しているのは・・・・・・ かすみちゃん??)

侑(そういえば、スクールアイドル同好会に入ろうとしたばかりの頃に、かすみちゃんと練習できる場所探し回ったりしたっけ・・・・・・)


侑(声掛けてみようか・・・・・・)


 タッタッタッ・・・・・・

 
 
52: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 08:33:46.18 ID:AcsRL3ZI0





かすみ「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」

かすみ「侑せんぱいの為にもライブを成功させないと・・・・・・」 ハァ ハァ


侑「────かすみちゃ~ん!」


かすみ「!?」

かすみ「あっ! 侑せんぱ~い! お疲れさまですっ!」 ニコッ


侑「どうしてこんなところでダンス練習してるの??」


かすみ「??」

かすみ「かすみんのダンス練習といえばここか部室かですよね・・・・・・?」


侑「んん??」


かすみ「侑せんぱい! それより、歌唱練習のためのスタジオの使用許可・・・・・・ 取れそうですか?」 ワクワク

侑「え??」


かすみ「んん?? 侑せんぱい・・・・・・ なんか変ですよ??」


侑「あはは・・・・・・ な、なんだろ・・・・・・」


かすみ「もうっ!」 ダキッ

侑「うわぁ!」


かすみ「かすみんに何かイタズラするつもりですかぁ??」 ニヤッ


侑「ちょっ! かすみちゃん! 急に抱きつかれても・・・・・・ 近いから近いから!!」 アタフタ


かすみ「周りの人の文句なんて無視してくださいよ・・・・・・」 ジトッ

かすみ「かすみんと侑せんぱいは特別な2人なんです・・・・・・」


かすみ「だから・・・・・・」 ギュッ


侑「か、かすみちゃん・・・・・・」 ドキッ


かすみ「まぁ、とにかく! 練習の続きやりますね」 ニコッ

かすみ「侑せんぱいが手配してくれた初ライブ、絶対成功させますから♪」

侑「う、うん・・・・・・」


侑(な、なんだ・・・・・・??) ウーム


侑「かすみちゃん! ちょっとまた用足ししてくるね」

かすみ「はーい! 行ってらっしゃい!」 ニコッ


 タッタッタッ・・・・・・


侑(なんだ?? なんだ???)

 
 
53: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 08:37:05.17 ID:AcsRL3ZI0
────
──


かすみ「1・2・3・4・5・6・7・8・♪」


かすみ「はぁ・・・ はぁ・・・・・・」

かすみ「よし・・・ このステップも失敗しないようになりましたね・・・・・・」 ハァ ハァ


侑「────かすみちゃーん!!」


かすみ「あっ! 侑せんぱ~い!!」 ニコニコ


侑「かすみちゃん! 来週の月曜から金曜のスタジオ使用許可、取って来たよ!!」 ニコッ


かすみ「うわぁ! そんなに~!! ライブ前にたくさん練習できますね!!」 ダキッ

侑「うわぁっ!」 フラッ


かすみ「侑せんぱい!! だーいすき!!」 スリスリ

侑「あはは!!」 ニコニコ


かすみ「侑せんぱい?」

侑「ん? 何かな?」

かすみ「さっき、何で一度戻ってきたんですか?? 様子変でしたよ?」


侑「え??」

侑「私は使用許可取る為に生徒会室と職員室に行ってたけど・・・・・・」


かすみ「んん?? まぁいいか~・・・・・・」


侑「それより、そろそろ下校時刻になるね」

かすみ「そうですね」


侑「片付けて帰ろうか」

かすみ「はいっ!」 ニコッ


かすみ「週末なので恒例の侑せんぱいとお泊まり~♡」 ニコニコ

侑「あはは! そうだね」 ニコッ

かすみ「今日は朝まで寝かせませんよぉ??」

侑「またまた~! いつもした後、先に眠っちゃうのはかすみちゃんでしょ??」 ニヤッ


かすみ「うう~っ・・・ 今日は寝ないですぅ・・・・・・」 ジトッ

侑「そうだといいね」 ニコッ

かすみ「もう~! 侑せんぱいってば私のこと馬鹿にして~!!」 ポカポカ

侑「あはは! 痛いよかすみちゃん!」 ニコニコ

 
 
54: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 08:42:14.30 ID:AcsRL3ZI0
────
──


 テク テク テク・・・


侑(それにしても何なんだろ・・・・・・ 手の込んだイタズラ??)

侑(みんなで私のこと嵌めようとしてるんじゃないの??)

侑(下校する時に性徒会室に寄れって言われたけど、そこでドッキリでした~とかみんなにやられるんじゃ・・・・・・) ウーン


侑「!?」


侑(あれ? あそこ歩いているのって・・・・・・ かすみちゃん??)

侑(んん? かすみちゃんがべったり腕組んで歩いてるのって・・・・・・)


侑(あの人誰?? かすみちゃんって彼女いるんだっけ??)


侑(あの髪型・・・・・・)


侑(・・・・・・う、嘘だ・・・)

侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(これ、やっぱり絶対に手の込んだ巧妙なイタズラでしょ・・・・・・)

侑(誰が考えるんだろ・・・・・・ こんなこと・・・・・・)


侑(ちょっと尾行して私と同じ髪型にしてる人が誰なのか暴こうか・・・・・・)

侑(いや・・・・・・ 敢えて知らんぷりしてみんなのイタズラに引っ掛かった方が面白いのかな・・・・・・) ウーン

 
 
55: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 08:53:27.08 ID:AcsRL3ZI0
────
──


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(ていうか・・・ 結局尾行してるし、私・・・・・・)


 テク テク テク・・・


侑(かすみちゃんと私に変装した子・・・・・・ 私の家の方に向かってるよね・・・・・・)

侑(どうするつもりなんだろ・・・・・・)


侑(ていうか・・・・・・ かすみちゃん・・・・・・ あんなにベッタリ腕組んで・・・・・・)







 テク テク テク・・・


侑(・・・・・・ちょっ! 私の家向かってるの確定!?)

侑(うそだよね・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(ていうか、性徒会長さんの謎の言動からまさかとは思ってたけど・・・・・・)


侑(私・・・・・・ 違う時間軸? ・・・・・・に来てる??)

侑(何それ・・・・・・ アニメじゃないんだから・・・・・・)


侑(よくわからないけど、性徒会長さんはこの時間軸が気に入らないということ??)

侑(それを私が何とかしろと??)


侑(あはは・・・・・・ やっぱ夢なのかな・・・・・・)

侑(わけわかんないや・・・・・・) アハハ


侑(そういえば、帰りたい時は性徒会室に寄るよう言われてたんだっけ・・・・・・)

侑(仕方ない・・・・・・ 一度学校に戻ろう・・・・・・)

 
 
56: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 09:00:46.86 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~虹ヶ咲学園・校内~


 スタ スタ スタ・・・


侑(また戻ってきちゃった・・・・・・ ちょっと疲れたな・・・・・・)


 スタ スタ スタ・・・


侑「・・・・・・」

侑(性徒会室・・・・・・ 入りますか・・・・・・)


 ガチャッ


侑「こんばんわ~・・・・・・」


 ギイッ


侑「性徒会長さん? いますか??」 キョロキョロ


 バタンッ


侑「!?」 ビクッ

侑(また勝手にドアが閉まるし!!)


 「お帰りなさい、先輩」


侑「あ、性徒会長さん! 真っ暗で見えないけど・・・・・・」


 「どうでしたか?? まさかもう1人の自分を見かけることになるとは思わなかったでしょう?」

侑「ですね・・・・・・ いまだに半信半疑ですけど・・・・・・」


 「見ての通り、この世界線での先輩は・・・・・・ スクールアイドル同好会を中須かすみさんと共に始めたものの、部員を集めることが出来ず2人きりで活動しております」

侑「!?」

侑「そうなんですか・・・・・・」


 「それだけなら良いのですが、2人きりで活動をしてゆく中で2人は恋人同士の仲に発展しているのです」

侑「そ、そうみたいですね・・・・・・」


 「今日は金曜日・・・・・・ 週末は先輩のお宅に中須かすみさんが泊まりに行くのが恒例になっているようです」

侑「だから私の家に2人で・・・・・・」


 「もうご想像がついているでしょうが・・・・・・ わかりますよね?」

侑「そ、そうなんだ・・・・・・」

 
 
58: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 09:03:40.60 ID:AcsRL3ZI0
 「この世界線はそういう世界なんだと言えばそれまでなのですが、こういう乱れた世界線は他の世界線にも悪い影響を及ぼすのです・・・・・・」

侑「・・・・・・というと??」


 「具体的な表現はしづらいのですが・・・・・・」

侑「うーん・・・・・・ 想像付かないな・・・・・・」


 「今日はまず、ご自分の世界線にお帰りください・・・・・・」

侑「はい」


 「そして、もしこの世界線のご自分に思うところがあるならば・・・・・・ また性徒会室にお越し下さい・・・・・・」

 「またこの世界線にお連れ致します・・・・・・」


侑「は、はい・・・・・・」


 ガチャッ


侑「!?」


 ドンッ


侑「うわぁっ!? また押し出すの!?」 フラッ


 ドサッ+


侑「いたたた・・・・・・」


 バタンッ


侑「何で毎回手荒なんだろ・・・・・・ 普通に部屋から出させてくれたらいいのに・・・・・・」 ブツブツ


侑(ていうか、元の世界に戻ってるんだよね?)

侑(さて・・・・・・ 帰ろうかな・・・・・・)


侑(家に帰ったらもう1人の私とかすみちゃんが部屋に居たりしないよね・・・・・・) アハハ

 
 
59: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 09:04:09.23 ID:AcsRL3ZI0
仕事行くのでまた後ほど
 
60: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:01:39.48 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~侑の部屋~


侑「ただいま~・・・・・・」


 バタンッ


侑(よかった・・・・・・ 私の部屋、誰もいない・・・・・・) ホッ


侑(今頃、向こうの世界線の私とかすみちゃんは何をしているんだろうか・・・・・・)

侑(たしかに私はかすみちゃんと仲いいけど・・・・・・ 恋人同士という関係に発展しているのは想像しにくいんだよな・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(もしかして・・・・・・ 今頃セ クスしてるとか・・・・・・) ドキドキ

侑(性徒会長さんもそんなこと仄かしてたし・・・・・・)

侑(私・・・・・・ したことないのに、違う世界線の私は経験済みなんだ・・・・・・)


侑「うわあああああっ!」


侑(凄くモヤモヤする~!!)


 
 
61: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:02:09.73 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


かすみ「────それでですね、謎のスクールアイドルと言われていたせつ菜せんぱいが何学科の生徒なのか気になるじゃないですか~??」

侑「うんうん、そうだよね」

かすみ「それで少し調べてみたんですけれど、2年生でせつ菜せんぱいを校内で見たという人が全くいないんですよ!? かすみんが聞き込みした範囲内ではありますけど」

侑「たしかに虹ヶ咲学園はマンモス校だからね~」 アハハ

かすみ「絶対おかしいですよ!! 何か秘密があるはずです!」

侑「そうだよね~」 ニコニコ


侑「・・・・・・あっ、そろそろお風呂入る?? かすみちゃん先入っていいよ?」

かすみ「私・・・ 侑せんぱいと入りたいなぁ・・・・・・」 モジモジ


侑「あはは! 親がいるからさすがにそれはね・・・・・・」

かすみ「もし、今度ご両親が居ない時とかあれば、一緒に入りましょうね」

侑「うん、そうだね」


侑「・・・・・・それとか、ラブホテルにでも泊まってみる??」

かすみ「あ、行ってみたいですっ!!」


かすみ「でも・・・・・・ 高校生が入ってもいいのかなぁ・・・・・・」

侑「どうなんだろ??」

かすみ「今度調べておきますね」 ニコッ

侑「うんっ」


かすみ「では、お風呂お先にお借りしま~す♪」

侑「ごゆっくり~」


 
 
62: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:02:45.00 ID:AcsRL3ZI0
────
──


 ガチャ


侑「ふぅっ・・・ いい湯だった」


かすみ「あっ! 侑せんぱいおかえりなさい!」 ニコッ


侑「・・・・・・ん? 私がお風呂入ってる間に何してたの?」

かすみ「あっ!」 バッ


侑「んん? 何か隠さなかった??」

かすみ「な、何でもないですよぉ・・・・・・」 モジモジ

侑「ええ?? 見せてよ~」


かすみ「ううっ・・・・・・ はい」 スッ


侑「ん? なになに??」


侑「・・・・・・」 ジーッ

侑「・・・・・・・・・・・・ライブでやりたいことをまとめてたの?」


かすみ「は、はい・・・・・・ 侑せんぱいとの初ライブ・・・・・・ 成功させたいですし・・・・・・ かすみんなりに色々考えてるんですよ・・・・・・?」


侑「なんだ~、何かと思ったら!」 アハハ

侑「そういうことなら私にも相談してくれたらいいのに」


かすみ「ゆ、侑せんぱいだってライブ会場を手配していたの内緒にしてたじゃないですかぁ~!」 ムスッ

侑「あはは! たしかに! おあいこだね」 ニコッ


かすみ「来週はスタジオで練習できるので、ライブに向けて本格的に詰めて行きましょうね」 ニコッ

侑「うんっ!」


 
 
63: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:03:11.12 ID:AcsRL3ZI0
かすみ「・・・・・・ねぇ、侑せんぱい??」 ジーッ

侑「ん?」


かすみ「んっ・・・・・・・・・」 グッ

侑「・・・・・・っ・・・」



侑「ぷはっ・・・ かすみちゃん! まだ時間早いよ~・・・」 アハハ

かすみ「侑せんぱいっ!! かすみんとキスするのイヤなんですか~!?」 プンプン

侑「そ、そうじゃないけどさ・・・・・・」


かすみ「侑せんぱい・・・・・・」 ダキッ

侑「かすみちゃん・・・・・・」 ギュッ・・・


侑「・・・・・・する?」

かすみ「はい・・・・・・」


侑「じゃあ今日は早くして寝ようか・・・・・・ 明日は学校行ってライブに向けての練習をしよう」 ニコッ

かすみ「もうっ! ムード台無しですねぇ!」 ムスッ

侑「ごめんごめん!」 アハハ



侑「・・・・・・」 ガバッ


 ギシッ


かすみ「あっ・・・・・・」


かすみ「・・・・・・んっ・・・・・・」 ビクッ

 
 
64: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:03:37.23 ID:AcsRL3ZI0





かすみ「すぅ・・・ すぅ・・・」 Zzz


侑(ふふっ・・・ やっぱりぐっすり眠っちゃった・・・・・・)

侑(私も眠ろう・・・・・・ おやすみ・・・ かすみちゃん・・・・・・)


かすみ「んんっ・・・・・・ せんぱい・・・ むにゃむにゃ・・・・・・」 Zzz

侑「・・・・・・・・・・・・」 Zzz

 
 
65: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:04:23.18 ID:AcsRL3ZI0
────
── +


~翌日・同好会部室~


侑「う~ん・・・・・・」 イライラ


せつ菜「侑さん、先程から悩んでいるようですが何かありましたか?」


侑「!?」 ビクッ

侑「・・・・・・あっ、せつ菜ちゃん!?」


侑「ちょっとね・・・・・・ 今度の講堂ライブのことで・・・・・・」 アハハ

せつ菜「私に手伝えることがあれば言ってくださいね」

侑「あ、うん! その時は頼むよ」 ニコッ


侑「それよりも、せっかく休みの日に登校して練習しているわけだし、せつ菜ちゃんの取り組むべき練習に専念して貰った方がいいんじゃないかな」

せつ菜「そうですか、ありがとうございます」 ニコッ

せつ菜「では、頑張りますね」

侑「うんっ! 頑張って!!」 ニコッ


 バタンッ


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑「ふうっ・・・」 ガクッ


侑(ライブの事もそうだけど・・・・・・ 向こうの世界線の私のことがどうも気になっちゃうんだよね・・・・・・)


侑(一応・・・・・・ 自分のことだし・・・・・・)

侑(ん?? 自分?? なんか微妙に違うような・・・・・・ 違くないような・・・・・・) ウーン


侑(ていうか、あっちの私がやろうとしている事を止めろ・・・・・・ だっけ??)


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(私にそんな権利あるの?? 向こうからしてみたら余計なお世話かもしれないよね・・・・・・)


侑(それに・・・・・・ 私と違って仲間を集めることも出来ず2人きりで頑張っているなんて・・・・・・ 障害も多いだろうに、凄いな・・・・・・)

 
 
66: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:05:12.99 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


~虹ヶ咲学園・校門前~


 テク テク テク・・・


侑「さてと、土曜だけど学校に来たからにはしっかり練習しないとね!」

かすみ「もちろんですっ! 初のライブに向けてかすみんのモチベはかなり高いですよ」 キリッ


侑「あはは! その意気その意気!!」 ニコニコ


 ・・・テク テク テク


生徒A「────・・・・・・」 ヒソヒソ

生徒B「────ホントだ・・・」 ヒソヒソ


かすみ「??」 チラッ


 テク テク テク・・・


かすみ「侑せんぱい?? 今すれ違ったの・・・・・・」

侑「あ、うん・・・ 私達のことでしょ」

かすみ「・・・・・・だと思いますけどね」


侑「東雲や藤黄のようなしっかりしたスクールアイドル部がある学校と違ってウチはマンモス校なのにスクールアイドル部が無いからね・・・・・・」

侑「興味がない子達から見れば滑稽なんだろうけど、私達は私達が目指す方向を見失わないように頑張ろうよ」 ニコッ

かすみ「ですね・・・・・・ 虹ヶ咲学園のスクールアイドルといえばかすみんと言わせるまで登り詰めてやりますよ」


侑「とりあえず、部室行こうか」 ニコッ

かすみ「はい!♪」

 
 
67: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:10:55.45 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~同好会・部室~


 バタンッ


侑「さてと・・・・・・」

かすみ「よーし! 練習始めましょう~!!」 ニコッ

侑「到着してすぐ練習開始とはやる気満々だね!」


 コンコンッ


侑「??」

侑「ウチの部室に来客??」

かすみ「め、珍しいですね・・・・・・」


 「────失礼します」


 ガラガラッ


侑「あっ・・・」


菜々「おはようございます」


侑「珍しいね、どうかしたの??」

菜々「土曜なのに登校されて来たのをお見かけしたものですから・・・・・・」


侑「そう? で、何かご用でも?」

かすみ「私達、練習始めるんで邪魔しないでくれませんかね」 ムスッ


菜々「中須かすみさん、そんなに敵対心剥き出しにならなくて結構ですよ」 ニコッ

かすみ「・・・はい??」


菜々「一応情報提供ですが、私から聞かなかったということにしてください」

侑「・・・・・・というと??」


菜々「当校の同好会の中には活動実態が無い同好会も多く、学校側で調査のうえ不必要と判断された場合に強制廃部にされる・・・・・・ かもしれません」


かすみ「!?」

侑「そうなの?? ウチなんか結構ヤバいじゃん!!」

菜々「そうですね、所属部員のうち3名が活動実態が無いことなんて学校が調査すればすぐ分かりますしね」


かすみ「ぐぬぬ・・・・・・ でも、私達は近々ライブをやるんですよ」

菜々「そのようですね」
 
68: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:11:30.01 ID:AcsRL3ZI0
侑「ライブである程度実績を作れば、廃部も免れるのかな?」

菜々「たくさんの観客を動員出来た証拠などがあればかなりの好材料になるかもしれませんね」

かすみ「それならかすみんが最高のパフォーマンスをしてお客さんをたくさん集めますから!!」


菜々「意気込みは素晴らしいですが、そう簡単には行かないと思いますよ」


かすみ「!?」 イラッ

かすみ「なんでそんなこと言うんですかぁ!!」

侑「まぁまぁ、かすみちゃん落ち着いて・・・・・・」


菜々「現実的なところですと、仮に中須さんが最高のパフォーマンスをされるとしても、あなた達2人の評判がよろしくないので、学園内からライブに来てくれる生徒が何人いるのかという問題もあります」

侑「でも、私達の企画してるライブは商業施設の広場を使わせて貰うから、通りすがりの人に見て貰えるかもしれないし」


菜々「なるほど、それならまだ見込める部分はあるかもしれませんが、少々確実性に乏しいと思います」


侑「た、たしかにそうだけど・・・・・・」

かすみ「ぐぬぬ・・・・・・」


菜々「生徒会としましても、生徒の自主性で始めた同好会が学校側から廃部に追い込まれるのは可能な限り阻止したいのです」

菜々「健闘を祈ります」


 バタンッ


侑「・・・・・・・・・・・・」

かすみ「ぐぬぬ・・・・・・」


侑「これから始めようというところなのに、いきなり追い込まれてしまったね・・・・・・」

かすみ「かすみんは絶対負けませんよ・・・・・・」


侑「菜々さん、厳しいところもあるけど何だかんだで優しいんだね」


かすみ「!?」

かすみ「侑せんぱい・・・・・・ それはどういう意味ですかぁ・・・・・・」 ギロッ


侑「!?」 ビクッ

侑「なんでそう言う意味に取るの!?」


かすみ「ふんっ!」 プイッ

侑「大丈夫だよ、私はかすみちゃんだけが好きだから」 ニコッ


かすみ「!!」

かすみ「で、ですよねぇ・・・・・・ えへへ」 ニコニコ


侑「それより、私達の初ライブがかなりの重要性を帯びて来たよ!!」

かすみ「再来週のライブ当日まで完璧に仕上げましょ~!」

侑「おお~!!」

 
 
69: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:26:50.39 ID:AcsRL3ZI0
────
── +


~翌週・放課後~


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・」


侑(だめだ・・・・・・ あれからどう頑張っても向こうの世界線の私のことが頭から離れない・・・・・・)

侑(私も同好会の講堂ライブが近いというのに・・・・・・)


 テク テク テク・・・


侑(このままじゃダメだ・・・・・・ もう一度向こうの世界線に行かせて貰おうかな・・・・・・)

侑(だからって、何か出来るわけではないけれど・・・・・・)


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(性徒会室・・・・・・) ゴクリッ


 ガチャ


侑「こんにちは! 性徒会長いますか??」

侑(って・・・ 相変わらず真っ暗だし・・・・・・)


侑(ていうか、一度入室してまた退室すれば向こうの世界線に行けるんじゃないの??)

 
 
70: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:27:18.45 ID:AcsRL3ZI0
 
 「そんな単純なものじゃありませんよ」


侑「ひいっ!」 ビクッ


侑「お、驚かせないで下さいよ! ただでさえ真っ暗で不安なんだから!」 プンプン


 「ふふふっ、それはすみませんね」


侑「あの・・・ またあの世界線に行きたいのですが・・・・・・」


 「・・・・・・・・・・・・」

 「先輩もあの世界線のご自分にご不満を感じますか??」


侑「いや、そういうわけじゃないけれど・・・・・・ 気になって仕方なくて・・・・・・」

 「それならば、何かしらのケリをつけなければずっと気になったままでしょうね」

侑「だろうね」


 ガチャッ


侑「!?」


 「よろしくお願いしますよ・・・・・・」


 ドンッ


侑「ぐっ・・・・・・」

侑(やはり突き飛ばされるんだね・・・・・・)


 ドサッ-


侑「いった~・・・・・・ 性徒会長に突き飛ばされた中で一番痛かった!」


 バタンッ


侑(・・・・・・さて、あの2人は何処にいるだろ・・・・・・)

侑(部室?? それとも、こないだみたいに外かな??)


侑(とりあえず探そうか・・・・・・)

 
 
71: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:27:46.58 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~同好会・部室~


 コンコンッ


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(返事はない・・・・・・ 勝手に開けてみようか・・・・・・)


 ガラガラッ


侑「失礼しまーす・・・・・・」 キョロキョロ

侑(部室にはいない・・・・・・ となると、外??)


 バタンッ


侑(こないだかすみちゃんを見かけた場所に居そうな気が・・・・・・)

侑(行ってみよう・・・・・・)


 テク テク テク・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」


 ・・・・・・テク テク テク


生徒C「────・・・今日は1人だよ」 ヒソヒソ

生徒D「────・・・別れたとか??」 ヒソヒソ


侑「??」

侑(わ、私の方見て何かヒソヒソ話してたよね・・・・・・ あの人達・・・・・・)


侑(・・・・・・ていうか、私は私だけど・・・ こっちの世界線の私のこと??)

侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(スクールアイドル活動している2人が恋人同士・・・・・・ しかもなりふり構わずベッタリしてるとあれば悪い噂も出るし変な目で見られるわなぁ・・・・・・) ウーン


侑(それって、スクールアイドル活動としてはマイナスにしかならないよね・・・・・・)

侑(ファンになってくれる人も余程近しい人じゃないと居ないかも・・・・・・)


侑(そういえば、今までこっちの世界線で聞いた話から総合すると間もなくライブをするみたいだけど、はたして成功するのかな・・・・・・)


 
 
72: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:28:18.82 ID:AcsRL3ZI0
────
──


 テク テク テク・・・


侑(結局校内を歩き回ったけど、私とかすみちゃんを見つけることは出来なかった・・・・・・)


侑「!?」

侑「ん?? あれは・・・・・・」







 「────・・・あんた達みたいなお遊びと違ってこちらは真面目にやってる部活なわけ・・・・・・」

 「────・・・私達にスタジオ貸してくれないかな?」

かすみ「────・・・スタジオは今週一週間スクールアイドル同好会で学校からお借りしているんですっ!! お引き取りください!!」


 「────・・・あんた達が本当は同好会の最低人数を満たしてなくて幽霊部員使ってるの知ってるんだけどね、学校側に言っちゃおうかな~」

侑「────・・・そ、それは・・・」

かすみ「────・・・とにかく正規に借りてる私達の邪魔しないで貰えます??」


 「────・・・ふふっ、スタジオ内で何をしてるんだかね」 ニヤニヤ

かすみ「────・・・ふざけないでくださいっ!! 年上だからって許しませんよぉ!!」

侑「────・・・かすみちゃん! 乱暴はダメだよ!」


かすみ「────・・・お引き取りください!」


 ・・・・・・ドンッ

 ・・・・・・バタンッ


 「────・・・上手くいけばスタジオ使えると思ったけど意外と強情だったね」

 「────・・・どうせそのうち廃部になるでしょ!」






侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(見かけないと思ったらスタジオ借りて練習してたわけか・・・・・・)


侑(それにしても、横暴な人もいるもんだなぁ・・・・・・ 何の部活だろ?? ちょっとイラつくかも・・・・・・)


侑(まぁでも、相当評判悪いんだな・・・・・・ 私とかすみちゃん・・・・・・)

侑(せめて人前ではイチャイチャしなきゃいいのに・・・・・・) ハアッ


侑(確かに性徒会長さんが言う通り、別の世界線の私がアレではちょっと不満ではある・・・・・・)

侑(性徒会長さんが阻止したいイベントって例のライブ?? 別に放っておいても失敗しそうな気もするけど・・・・・・)


侑(なんか、気にしてたのがバカらしくなってきたな・・・・・・)


侑(帰って自分の世界線の方に取り組むか・・・・・・)

 
 
73: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:28:52.59 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~性徒会室~


 ガチャ


侑「失礼しま~す」 ソローリ


 バタンッ


侑(勝手に閉まるドアにも慣れて来たかも・・・・・・)

侑「性徒会長さん?? いるんでしょ? 帰りたいんですが」


 「早かったですね、先輩」


侑「うん、帰って自分のやるべきことに取り組むよ」

 「・・・・・・そうですか」


侑「前に性徒会長さんが言っていた阻止したいイベント。放っておけば自滅するんじゃない??」


 「・・・・・・ふふっ」

侑「何が可笑しいの?」


 「実は、別世界線の同一人物である先輩がそういう確信を持つと、この世界線の先輩達にも影響が出るんです・・・・・・」

 「良かった・・・・・・ それだと私も少し安心できます」


侑「とりあえず、この部屋真っ暗なのソワソワするから帰してくれませんか??」

 「わかりました・・・・・・」


 ガチャ


 「お疲れ様でした・・・・・・」


 ドンッ


侑「いてっ! 最後まで突き飛ばすんだね・・・・・・」


 ドサッ+


侑「くう~っ・・・」 イテテ


 バタンッ


侑(性徒会室・・・・・・ 不思議な体験させて貰えたけど、もう用はないだろうな・・・・・・)

侑(私はあっちの私と違い、やるべきことは問題なくやり遂げよう・・・・・・ まずは今度の講堂ライブだ・・・・・・)


 テク テク テク・・・


 
 
74: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:29:27.38 ID:AcsRL3ZI0
────
── +


~金曜日放課後・講堂~


侑「よ~し、ステージの装飾もファンの皆さんの協力もあってバッチリかな」 ウンウン


せつ菜「・・・・・・侑さん、素晴らしいステージに仕上がっていますね!」

侑「あ、せつ菜ちゃん! どう? 凄いでしょ??」 ニコッ

せつ菜「演者としては感謝しかありません」 ニコッ


侑「今回は小規模なライブだけれど、東雲・藤黄と合同開催するSIFの前哨戦みたいなものだからね」

せつ菜「そうですね、張り切っていきましょう」 ニコッ


侑(よしっ・・・・・・ スクールアイドル活動も上手く軌道に乗っている・・・・・・)

侑(明日はみんなと共に私も頑張ろう・・・・・・)


────
── +


~帰宅後・侑の部屋~


侑「・・・・・・・・・・・・」 ピラッ


侑(うん、企画書にも不備はないな・・・・・・ 一通りのリハもバッチリだったし・・・・・・ あとは本番でミスが無いようにしよう・・・・・・)


侑「ふうっ・・・・・・」


 ドサッ


侑(うーん・・・・・・ ライブだけじゃなく、変な体験もしちゃったから疲れたな・・・・・・)

侑(眠い・・・・・・) ウトウト


侑(お風呂入ってないのに・・・・・・)


侑「・・・・・・」 Zzz

 
 
75: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:30:44.14 ID:AcsRL3ZI0





侑(────ヤバいヤバい・・・・・・ まだお風呂入ってないのに眠るわけにいかない・・・・・・)

侑(────明日はライブ当日だから朝風呂入ってる余裕なんか無いのに・・・・・・)


侑(────横になってる場合じゃないのに・・・・・・)


侑(────でも・・・ 起きれないよ・・・・・・)



 “────よーしっ! 私達の代から生徒会室はここに引っ越そう~!!”

 “────でも、よく学校から許可取れたね”

 “────ふふんっ! 副会長の私にかかれば学校側との交渉は簡単ですよぉ??”


 “────もうっ、歴代生徒会が使って来た生徒会室の方が気が引き締まる思いだったのに・・・・・・ かすみさんったら・・・・・・”



侑(────?? なんだ??)

侑(────1年生の・・・・・・ んん?? あれ? 3年生・・・・・・??)



 “────ドアに生徒会室のプレートも貼っておきましょうね~!” ニコニコ

 “────はい、黒いマジック使う?” スッ

 “────ありがとう!りな子~!”


 キュッ キュキュッ・・・


 “────ああっ! かすみさん!? 何書いてるの??”

 “────へっ??”

 “────性徒会室になってる・・・・・・”

 “────ああっ!? 間違えちゃった~!!” アハハ

 “────もうっ! 高校3年にもなってそんなミスあり得る?? 信じられないよ!”

 “────まあまあ・・・・・・”



侑(────・・・・・・・・・・・・)

侑(────・・・・・・ だから性徒会室・・・・・・)


侑(────・・・・・・これは・・・ ここでもない、向こうでもない、違うとこ・・・・・・ろ・・・・・・)


 
 
76: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:31:20.30 ID:AcsRL3ZI0





侑「!?」 ビクッ

侑「・・・・・・・・・・・・」 キョロキョロ


侑「はっ!?」

侑(あちゃ~・・・・・・ 昨夜はそのまま寝ちゃったのか!)


侑(ヤバい・・・ 時間ないから髪だけ整えて学校行くか・・・・・・) ハアッ


侑(・・・・・・ ていうか、なんか変な夢見てた気がするけど・・・・・・)

侑(思い出せないな・・・・・・)


────
──


~ライブ前・講堂~


侑「じゃあみんな! SIFの前哨戦も兼ねて気合い入れて行こうね!」

一同「おーー!!」







侑「トップバッターは愛ちゃんだね、頑張って!」

愛「まっかせなさい!! 愛さんが会場を暖めてくるからね!」 ニコッ

侑「うん!!」


侑(私はモニターで様子見ながら待機だな・・・・・・)


 
 
77: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:31:59.11 ID:AcsRL3ZI0





侑(今となってはこんなにお客さんを集められるようになったし、もう少ししたらSIFもあるし・・・・・・)

侑(歩夢とスクールアイドルにときめいたばかりの頃からは考えられないくらいの成長だ・・・・・・)


侑(それは・・・ スクールアイドルのみんなやファンの皆さんの協力があったから・・・・・・)

侑(私1人では何もできないんだよね・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(小規模とはいえ、周りの協力もなく、2人きりでライブに臨む2人はどういう心境なんだろ・・・・・・)


侑(つらいだろうな・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・?」


侑(いや・・・ つらいわけないか・・・・・・ 私なんだもん・・・・・・)

侑(きっと・・・ 楽しんでいるに違いない・・・・・・ あっちのかすみちゃんも、私も・・・・・・)


侑(ちょっと素行不良な2人だけど・・・・・・ 頑張っているには違いないんだ・・・・・・)


 ガタッ


せつ菜「??」

せつ菜「侑さん?? どうされました??」


侑「!?」

侑「あはは! ごめんごめん! ついつい立ち上がっちゃった!!」


せつ菜「侑さんもテンション上がってますね」 ニコッ

侑「そ、そうだね!」 アハハ


侑「・・・・・・・・・・・・」

 
 
78: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:32:29.20 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~終演後~


侑「それでは今日はお疲れ様でした! みんな凄く良くてときめいたよ!!」

侑「SIF本番までもう少しあるけれど、この調子で頑張って行きましょう!!」 ニコッ


一同「おーー!!」







せつ菜「侑さん、片付けの段取りはどうなっています?」

侑「ああ、うん! ファンのみんなも手伝ってくれるし問題ないよ」 ニコッ

せつ菜「指示してくださいね、私もやりますから」


侑「演者のみんなは休んでいてくれていいのに~」

せつ菜「そういうわけにはいきません!」 ニコッ


侑「じゃあお願いしようかな」 アハハ

せつ菜「もちろんですっ!」 ペカー

 
 
79: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:33:20.72 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~帰宅後・侑の部屋~


侑(ふうっ・・・・・・)

侑(ひとまず成功でホッとしたなぁ・・・・・・)


侑(疲れた・・・・・・)


 ドサッ


侑(なんか動きたくないよ・・・・・・)


侑(でも・・・・・・ さすがに今日はお風呂入らないと臭くなるかも・・・・・・)

侑(うっかり眠ってしまうことだけは避けないと・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」 ウトウト・・・


侑「!?」 ビクッ


侑(はっ!? ヤバいヤバい・・・・・・)

侑(起きてお風呂入らないと・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」 Zzz


 
 
80: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:44:01.31 ID:AcsRL3ZI0





侑(────・・・あ、ヤバい・・・ また起きれなくなる・・・・・・)

侑(────でも、ふわふわ気持ちいいんだよなぁ・・・・・・)

侑(────明日休みだし・・・・・・ まぁいいか・・・・・・)



 “────高校3年間で1番の発明が出来たかも”



侑(────まただ・・・・・・ 今日は何??)



 “────りな子の発明は凄すぎるからちょっとしたものでは驚かないよぉ~??”

 “────今度は何なの? 璃奈さん”

 “────まぁ、偶然の産物だから発明と言っていいかもあやしいんだけど・・・・・・”

 “────なになに~? もったいぶらないでよぉ!”

 “────アニメや漫画で見たことあると思うけど、こことは違う時間軸を見ることができる装置だよ”



侑(────・・・・・・・・・・・・??)




 “────何それ!? ヤバいじゃん!!”

 “────例えばかすみちゃんであれば、違う時間軸のかすみちゃんを見ることが出来るよ。ただ、過去には遡れるけど未来には行けない”

 “────何それ! 凄い!! 見たい!! 見てみたい!!”

 “────あはは・・・ 私はちょっと怖いなぁ・・・・・・”

 “────でも、見るだけなのぉ?? りな子~?”

 “────試してはいないけど、自分が指定した世界線に自分が入ることは出来ないんじゃないかと”

 “────どういうこと??”

 “────例えば、私が気になる世界線があって、気になる出来事があるとする・・・・・・”

 “────その出来事の当事者や近しい人で尚且つその時の人じゃなきゃ干渉出来ないかと”

 “────難しくてわかんない!!”

 “────つまり、興味はあっても自分が関係しないことには自分で干渉することはできないわけか・・・・・・”

 “────さすが生徒会長”

 “────でも、何かしらの形で少しだけ干渉できそうな手応えがあって、それを今研究している”



侑(────・・・・・・そっか、だから私を使って・・・・・・)



 “────凄いな、璃奈さん。・・・でも、違う世界線の私やみんなが何を頑張っているのか見てみたいという興味はあるよね”



侑(────・・・・・・見たいことも見たくないことも・・・・・・)

侑(────・・・・・・あるんじゃないかな・・・・・・)






 
81: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:44:53.22 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~日曜・朝~


侑「!?」 ビクッ


侑(うわぁ・・・・・・ 2日連続でお風呂入らず寝ちゃったか・・・・・・)

侑「・・・・・・・・・・・・」 スンスンッ


侑(うーん・・・・・・ 自分で自分の臭いはわからないっていうからなぁ・・・・・・) ゲッソリ


侑(とりあえずお風呂入ろ・・・・・・) トボトボ







 チャプンッ


侑「ふうっ・・・・・・」

侑(2日分の垢・・・ 落とさないとね・・・・・・)


侑「・・・・・・」


侑(しかし、2日連続で変な夢見てた気がするんだけど・・・・・・)


侑(うーん・・・・・・)

侑(多分・・・・・・ 向こうの世界線に私が行って来たことに関連する何か・・・・・・)


侑(夢の中で、何か核心に迫ることに気づいたような・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」 ウーン


侑(だめだ! 覚えてない!!)


侑(でも・・・・・・ 多分、前に性徒会長が言っていた事に繋がるんだよな・・・・・・)

侑(私の思考が向こうの私にも影響する・・・・・・)


侑(うーん・・・・・・)


侑(それより、確か今日は向こうの私とかすみちゃんがライブするはず・・・・・・ 大丈夫なのかな・・・・・・)

 
 
82: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:45:43.27 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~虹ヶ咲学園・廊下~


 テク テク テク・・・


侑(昨日のライブの残務整理・・・・・・ のつもりで学校来たんだけど・・・・・・)


侑(やっぱりここに来ちゃったか・・・・・・)


侑「性徒会室・・・・・・」

侑「・・・・・・・・・・・・」


 ガチャッ


侑「おはようございます・・・・・・」 ソローリ

侑(この真っ暗闇・・・・・・ やだなぁ・・・・・・)


 「おはようございます」


侑「私が来るの分かってたんじゃないの?」


 「厳密には違いますけどね・・・・・・」


侑「なんかね、夢で見たんですよ・・・・・・ あまり覚えてないけど・・・・・・」

 「私が先輩を利用しようとした影響なのでしょうね」

侑「やっぱり・・・・・・」


侑「理由は分からないけど、性徒会長は嫌なんだね・・・・・・」

 「はい・・・・・・ 興味本位で見てしまい後悔しております」


侑「まぁ、性徒会長にとってどういう結果になるか分からないけど、また私に行かせてくれないかな?」

 「そのつもりです。よろしくお願いします」


 ガチャッ


侑「・・・・・・・・・・・・」


 ドンッ


侑「やっぱり突き飛ばすのね・・・・・・ あはは」 フラッ


 ドサッ-


侑「いててて・・・・・・」


 バタンッ


侑(世界線は違えどかすみちゃんは実力があるに違いない・・・・・・ でもそれだけじゃダメだろう)

侑(こっちの私が頑張っても・・・ それだけじゃダメ・・・・・・)

 
 
83: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:46:23.58 ID:AcsRL3ZI0
────
── -


~商業施設・広場~


 ガヤガヤ・・・・・・


侑「よしっ・・・・・・ 借りてきた音響機器も問題ないみたいだ」

かすみ「ありがとうございます♪ せんぱい!」 ニコッ


侑「色々な人に声掛けたけど・・・・・・ 多分・・・ エマさんや彼方さん、果林さんやしずくちゃんくらいかなぁ・・・・・・ 学校関係で来てくれそうなのは・・・・・・」 アハハ

かすみ「いえいえ! 商業施設に来てる通りすがりの人に楽しんでもらいましょう!!」

侑「うんっ! 初めてのライブだけど・・・・・・ 堂々とね!」


かすみ「それと・・・ 侑せんぱい・・・・・・」


侑「うん・・・ 分かってる・・・・・・」

かすみ「このライブ、上手く行った様子を何かしらの記録に残せないと廃部の対象に挙げられた時にマズイんですよね・・・・・・」


侑「うん・・・・・・」

侑「・・・・・・でもさ、もしこれが最後のライブになったとしても胸を張っていられるように頑張ろうよ」 ニコッ


かすみ「そうですね、侑せんぱい!」 ニコッ

 
 
84: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:47:02.74 ID:AcsRL3ZI0
────
──


 ~~♬~~♬~~♬


 スタ スタ スタ・・・


侑(あっ、やっぱりあそこの広場だったか・・・・・・)


侑(でも、あまり近づき過ぎるとまずそうだから遠巻きに眺めるしかないか・・・・・・)


 ~~♬~~♬~~♬


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(私の世界線のかすみちゃんに比べたら荒削りだけど、やっぱ才能あるんだな・・・・・・)

侑(凄いよ、かすみちゃん・・・・・・ 1人・・・ いや、2人だけでここまでのクオリティに仕上げたのか・・・・・・)


侑(でも・・・・・・ 通りすがりの人もなかなか足を止めてくれない・・・・・・)


侑(おそらく、立ち止まって聞いてくれているのは3~4人ってところか・・・・・・)


 ~~♬~~♬~~♬


侑(こないだは、この2人のこと・・・・・・ 見下してしまうように思ってしまったんだっけ・・・・・・)


侑(やっぱり頑張ってほしい・・・・・・)

侑(性徒会長さんには悪いけど・・・・・・)



 ~~♬~~♬~~♬


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑(考え ・・・・・・ 私・・・・・・)


侑(あの2人は凄い・・・・・・ でも、恋人同士になるくらい2人の絆が強いのは凄い武器なんだけど・・・・・・)

侑(だからこそ、2人きりのライブに失敗した時の落ち込みは酷いはず・・・・・・)


侑(なんとか成功させてあげたい・・・・・・)


侑「!?」

侑(そうか・・・・・・ 私の思考が私に影響するって・・・・・・)

侑(ホントかどうかわからないけど・・・・・・)

 
 
85: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:47:31.88 ID:AcsRL3ZI0
 ~~♬~~♬~~♬


侑「すぅ~・・・・・・」


侑「「「まだやれることあるだろ!! 私!!!」」」


 ザワザワ・・・・・・


侑「はぁ・・・ はぁ・・・・・・」

侑(聞こえてはいないと思うけど、大声出すくらいの強い思考なら伝わるんじゃないかな・・・・・・)


侑「・・・・・・」

侑(不審者は立ち去るか・・・・・・)


 スタ スタ スタ・・・・・・

 
 
86: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:48:27.81 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~終演後~


かすみ「はぁ・・・ はぁ・・・・・・」

侑「かすみちゃん! お疲れ様!!」 ダキッ


かすみ「うわぁ! 侑せんぱい!! あはは・・・・・・」

侑「凄く良かったよ!!」 ニコッ


かすみ「ありがとうございます・・・ えへへ」


かすみ「それにしても・・・・・・ 途中から立ち止まるお客さんが急に増えましたね・・・・・・」

侑「うん・・・・・・ ホントはもう無理かと腹括ったんだけど・・・・・・ 急に色々な事が思いついてさ・・・・・・」

かすみ「さすが侑せんぱいですっ!」 ニコッ


侑「気がついたら自分で客引きしたり、色々な手段を試していたよ・・・・・・」


エマ「・・・・・・2人共お疲れさま!!」 ニコッ

侑「あっ! エマさん!! 果林さんも!!」

かすみ「来てくれてたんですね! ありがとうございますっ!」


エマ「せっかくのライブだし、動画撮っておいたよ」 ニコッ

果林「あとでファイルにして渡すから、反省材料にするといいわ」 ニコッ


侑「ありがとうございます!!」 ペコッ


かすみ「動画があれば活動実績の証拠にも使えますね!」

侑「そうだね!」


果林「正直、あなたたち2人の日頃の印象が良くないから期待してなかったんだけど・・・・・・ 凄く可愛かったわよ? かすみちゃん」 ニコッ

かすみ「あ、ありがとうございますっ!!」


エマ「校内にファンがたくさん増えるといいね」 ニコッ


侑「そうですね。今日はエマさんと果林さんだけだけど・・・・・・ もっと増えると嬉しいです」


果林「そういえば、しずくちゃん見かけたわよ?」

かすみ「えっ!?」


エマ「あと、彼方ちゃんと遥ちゃんも来てたよ!」 ニコッ

侑「そうだったんですか・・・・・・」

 
 
87: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:48:51.79 ID:AcsRL3ZI0
かすみ「侑せんぱーい♡ これからもがんばれそうですね~!!」 ダキッ

侑「うわぁ! 人前だよ! かすみちゃん!!」 アタフタ


果林「うふふ・・・ それがあなた達のスタイルなのかもね・・・・・・」 ニコッ

エマ「変に周りに気を使うよりいいのかも!」 ニコニコ


侑「あはは・・・・・・」 ポリポリ

かすみ「侑せんぱいとかすみんはラブラブですからね~♪」 ニコニコ


侑「さて、片付けようか・・・・・・」

かすみ「はい! そうですね」


果林「じゃあね、2人共」 ニコッ

エマ「また学校で!」 ニコッ

 
 
88: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:49:45.95 ID:AcsRL3ZI0
────
──


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(こういう可能性もあるんだ・・・・・・)

侑(いい物見せて貰えたかも・・・・・・) ニコッ


侑(・・・・・・っていうか、性徒会長さんの思惑と外れたわけだけど、逆鱗に触れて自分の世界線に帰してくれなかったらどうしよう・・・・・・)

侑(ううっ・・・ とりあえず学校に行くか・・・・・・)

 
 
89: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:50:08.39 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~性徒会室~


 バタンッ


侑「・・・・・・・・・・・・」

侑「も、戻りました・・・・・・」


 「お疲れ様です」


侑「性徒会長さん・・・・・・ 多分、私・・・・・・」 ソワソワ

 「・・・・・・・・・・・・ですね」


侑「ううっ・・・ 怒ってます??」


 「でも・・・・・・ 私がやろうとしていたことが傲りなのは分かってました・・・・・・」

 「全く違う世界線の先輩達を巻き込んでごめんなさい」


侑「いえいえ、私も勉強になりましたし・・・・・・」


 「先輩の世界線には存在しない性徒会室・・・・・・ もう先輩に干渉することはないでしょう」

侑「はい・・・・・・」


 「私も、こんな姑息なことをしないで、好きな気持ちに正直でいたいと思いました」

侑「そうだね・・・・・・」


 「先輩のおかげで勉強になりました。ありがとうございます」


侑「あはは・・・ なにもしてないけどね・・・・・・」


 「では、お送り致します」


 ガチャ


侑「はいっ!」


 ドンッ


侑「最後の最後まで・・・・・・ 酷いよ・・・・・・ ごふっ」


 ドサッ+


侑「痛い・・・・・・」


 バタンッ


侑「さて、昨日のライブの残務整理するか・・・・・・」


侑「ん??」

侑(性徒会室・・・・・・ 消えてる・・・・・・)


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(よしっ、SIFに向けて頑張るか!!)


 
 
90: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:50:37.86 ID:AcsRL3ZI0
────
──


~同好会・部室~


侑「・・・・・・・・・・・・」 カタカタ


侑(ふうっ・・・・・・ 今日のうちに昨日のライブの動画編集しておこうか・・・・・・)


 カタカタッ・・・


侑「・・・・・・・・・・・・」


侑(私の部屋で歩夢に私の考えを伝えようとした時の歩夢の行動・・・・・・)

侑(あの時は分からなかったけど・・・・・・)


侑(向こうの私とかすみちゃんや性徒会長とやりとりの中で、なんとなくだけど気持ちが分かったような気がする・・・・・・)


侑(歩夢には・・・・・・ ちゃんと応えてあげないと・・・・・・)

 
 
91: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:51:59.54 ID:AcsRL3ZI0
~おしまい~
 
92: (さくらんぼ) (ワッチョイ 5f8b-c39o) 2022/01/27(木) 10:55:09.92 ID:AcsRL3ZI0
書きたいところを細かく書こうとすると倍以上の文字数になりそうだったのでかなり簡略したお話になってしまいました。
読んでくれた方おりましたらありがとうございます。
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1643209317/

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