【SS】花陽「帰ってきたかもしれない火曜から夜更かし」

4年振りの放送！？


絵里「オリンピックか」


花陽「４年経っても私達、高校生」


絵里「やめなさい！」


花陽「本当の私達はいくつなんでしょうね？」


絵里「視聴者に問いかけない」


花陽「１５歳だけど彼氏いない歴１７年って時点でこの世界の時空は歪んでたんだね」


絵里「真姫を巻き込まない！！」


花陽「それってちょっと寒くない？」


絵里「貴方ねぇ...」


夜更かし、始まります
　

この番組は世間で話題になっているスクールアイドルの様々な件に対して
ちょっとだけ首を突っ込んだり、突っ込まなかったりする番組です。


Tuesday　Late show　火曜から夜更かし

絵里「お久しぶりです」

花陽「今回で多分３０回目だけど３ｒｄシーズンの最終回の放送ではありません」

絵里「この４年でまた色々あったわね」

花陽「東京に新たなアイドルが二組できました！！」

絵里「正確にはもっといるんだけどね」

花陽「そしてどこに行っても変わらないものがあります」

絵里「そうね、皆キラキラ輝いて...」

花陽「幼馴染」

絵里「え？」

花陽「幼馴染です」
　

それでは今夜もカードを選択

『スクールアイドルの幼馴染問題再びの件について』や『絢瀬絵里にとれたてを食べさせたい件について』など

スクールアイドルに関する話題のカードを用意
さぁ、この中から二人の標的になる件はどれなのか？

絵里「花陽が言ってたのはこれね」

花陽「うん」

絵里「じゃあ、このカードにしましょうか」

絵里「スクールアイドルの幼馴染問題の件について」

花陽「ＶＴＲどうぞ」
　

幼馴染
それは小さい頃から親しくしていた友達などを指していう言葉である
古くは伊勢物語や大和物語などの古い平安時代から存在している

絵里「へー歴史が深いのね」

近代ではサブカルチャーなどでも注目されるようになり幼馴染を取り扱った書籍やゲームなども多数存在する

花陽「........」

そんな中、スクールアイドルにこのような問題が

『幼馴染問題』

絵里「どういうこと？」

こちらをご覧いただきたい

海未『穂乃果とは生まれる前からお腹の中にいる頃からの幼馴染なんです』

ことり『ごめんね海未ちゃん、穂乃果ちゃんはことりが取っちゃったから』

絵里「あ」

ご存じの通り、μ’ｓにはこのような幼馴染がいて有名であるが
他のグループにもこれにも負けないような幼馴染達がいたのだ
　

まずはこちらの人物を見ていただきたい

歩夢『侑ちゃーん』

今回のターゲットは最近話題の虹ヶ咲スクールアイドル同好会の上原歩夢さん

絵里「あー最近話題になってるわね、この子も見たことあるわ」

花陽「今までないようなスタイルで活動をしていて花陽はとても注目してます」

絵里「へー」

侑『歩夢』

この方は高咲侑、同じくスクールアイドル同好会に所属している上原さんの幼馴染である

絵里「ん？こんな子いたかしら？」

花陽「マネージャー的なポジションみたいだよ、この人は」
　

歩夢『侑ちゃん』

この天真爛漫そうな上原さん、幼馴染の高咲さんが関わるとすごいんです

絵里「すごい？」

とある休日、他の同好会のメンバーと高咲さんがお出かけするのを発見すると....尾行します

花陽「.......」

他にも高咲さんへの思いが溢れてしまって

歩夢『嫌っ！！』

侑『！』

侑さんをベッドに押し倒してしまったり

絵里「ちょっと待てー！！これ放送してもいいの！？」

花陽「この番組は深夜番組だから、それにこの様子は普通に全国放送されました」

絵里「嘘でしょ！？」
　

他にも今、急成長中のスクールアイドルにもすごい幼馴染がいた
それは表参道、原宿、青山の街のはざまにある新設校にそのアイドルグループはいた

絵里「これを超える幼馴染がいるってことなの？それにしてもお洒落そうな場所にある学校ね」

その方はこちら嵐千砂都
私立結ヶ丘女子高等学校のスクールアイドルグループ、Liella！のメンバーの一人である

絵里「あ！このグループも知ってるわ！なに？有名なグループには幼馴染の宿命が宿るの？」

なんとこの方、幼馴染でメンバーの一人である澁谷かのんの為に退学をしようとした経歴を持ってます

絵里「はぁ！？た、退学ぅ？留学じゃなくて！？」

花陽「留学はうちだよ」

元々、色々な経緯があって在籍している学科がそれぞれ違った二人
そんな中、嵐さんはダンスの大会に出場結果が出なければ自分は澁谷さんの隣に立つ資格がないと退学をしようとします

絵里「重い！重い！どんだけストイックなのよ」

花陽「.......」
　

そんな中、澁谷さんが嵐さんの元に駆け付けます

絵里「ナイスタイミング！」

ちなみに澁谷さんは用事で前日まで神津島いましたが嵐さんの異変に気付いて都内の会場に駆けつけてます

絵里「え？え？」

花陽「穂乃果ちゃんの空港ワープよりもすごい移動だね」

そして無事に大会が終わり、嵐さんは澁谷さんと共にアイドル活動を始めることになるのでした

花陽「めでたしめでたし」

絵里「.....いや、皆重い！思いがあるのはわかるけど！」
　

絵里「はぁ...こう見てると花陽と凛くらいの幼馴染が普通なのかしら、いつもべったりだけど」

花陽「そう思う？」

絵里「え？」

花陽「交換できる？」

絵里「交換？交換ノート的なやつ？懐かしいわね」

花陽「絵里ちゃんは幼馴染とパ〇〇の交換ができますか？」

絵里「？？？？」

花陽「凛ちゃんは花陽のパ〇〇を持って行ってそれを私が指摘したら代わりに自分のを渡してきました」

絵里「........」

花陽「他にも私が泣いてたら凛ちゃんが泣いてる私も可愛いって



絵里「...幼馴染は業かなにかでも背負って生きてるの！？」
　

絵里「初っ端から思いが重い話だったわね、本当に」

花陽「じゃあ、次のカードに行きましょう」

絵里「あっさりしてるわね...じゃあ、次はこれ？」

花陽「スクールアイドルの海外勢が進化していってる件について」

絵里「ＶＴＲどうぞ」
　

グローバル化
それは人や物材、情報などが国と国との国境を越えてお互いに影響を与え会うことである
メリットもあるがデメリットもあったりする

絵里「ふーん」

我らがスクールアイドルも国と国とを越えてさまざまなグループが存在してます

花陽「μ’ｓにも一応いるもんね」

絵里「一応ってなによ、一応って」

まずはこの方

鞠莉『シャイニー！！』

Ａｑｏｕｒｓの小原鞠莉さん

花陽「そういえばそうでしたね」

彼女はイタリア系のアメリカ人の父親を持つハーフである

絵里「？？それってイタリア？アメリカなの？どっち？」
　

鞠莉『シャイニー☆』

ちなみに彼女は日本語と英語を混ぜた昔流行ったような言葉で話す
いかにもハーフっぽい喋り方である
ちなみに絢瀬さんはクオーターなので１/４で小原さんは１/２である

鞠莉『帰国子女の小原鞠莉デース！よろしくお願いしマース！』

さすがハーフ、ハラショーしか喋れない絢瀬さんとは外人感が大違いです

絵里「なっ！ダスビダーニャも言ってるし」

花陽「そういう問題？」
　

そして虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にはついにハーフではなく海外からの留学生のメンバーにいるのである

メンバーはスイスからの留学生、エマヴェルデさん
更にアメリカからミアテイラーさん、香港から鐘嵐珠さんの３人である

絵里「３人もいるの？」

鐘さんは中国人と日本人のハーフですがミアさんとエマさんは完全に海外の人である
ちなみにミアさんは１４歳で飛び級で虹ヶ咲学園に在籍をしています

絵里「１４歳で？すごっ！」

花陽「いかにも海外のエリートって感じだね」

もちろん母国語も日本語も３人ともペラペラである
1/2からついに１に進化である

そう！スクールアイドルは常に色んな方向性で日々進化しているのである

絵里「無理やりまとめたわね」
　

エマ『～♪』

絵里「しかも日本語で普通に歌ってる天才！？」

ミア『～♪』

花陽「こっちは私じゃ歌えないような英語でも歌です！カッコイイ....」

藍綬『～♪』

絵里「たしかにこれは進化....いえ！海外勢が強くなってるわ！まるでスポーツみたいね」

花陽「うん...」

絵里「私達も負けてられないわ！！」

花陽「そうだね！」

以上、スクールアイドルの海外勢が進化していってる件についてでした
　

花陽「........」ジッ

絵里「？な、なに？」

花陽「黙ってれば1/4じゃないんだけどね」

絵里「それってどういう意味？」

花陽「ふふふ.....」

ＣＭの後もまだまだ夜更かし続きます
　

今週の音ノ木坂劇場は

ある時は幼馴染の為に一人で巨大な敵とまたある時は密林で謎の生物とまたある時にはエージェントとして巨大な組織と戦って全てに勝利
未だ敗北を知らない女、園田海未
その彼女が今、直面する今がかつてない恐ろしい挑戦

「ハイパージャンボ寝そべりぬいぐるみ限定版ですか....」

愛する穂乃果の為に日本中のスクールアイドルが欲しがるこのぬいぐるみを手にいれなければならない

にこ「最後の一コ頂き！ふふふ悪いわね～」

海未「...これは戦争です」

にこ「え？」

園田海未

シングルオールザウェイ

海未「待っていてください！穂乃果！！！」
　

後半パートに続く
　

花陽「後半戦スタートですね、後半戦と言ったらこれですよね」

絵里「毎回毎回なんかすいませんね...」

花陽「絢瀬絵里にとれたてを食べさせたい件について」

花陽「あ、いつものどうぞ」


「あーすげー悲しい」ゴロゴロ

人生を渋谷区、千代田区の都内２区のみで生きている絢瀬さんに様々な食材のとれたてを味わせてあげるこの企画


今回のテーマは

コッペパン

絵里「パン？」

花陽「パンかぁ....」

絵里「やってもらっておいてなんだけど私向けの企画だからね？一応ね」
　

『ちなみに今回のコッペパンはスペシャルゲストの方の手作りです』

絵里「スペシャルゲスト？花陽、知ってる？」

花陽「ううん、知らない」

絵里「えー？誰かしら？」


～♪

かすみ「はーい、皆のアイドルかすみんだよー」

『今回のゲストは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の中須かすみさんです』

花陽「！」

かすみん「今日はμ’ｓのお二方よりもスタジオの皆を夢中にさせちゃうよー」

絵里「なーんか誰かと被るわね」
　

絵里「えーと、中須さん？でいいかしら」

かすみ「かすみんって呼んでください」

花陽「じゃあ、かすかすさん」

かすみ「なっ！！かすかすじゃないです！！！かすみんです！！！」

花陽「わぁ！生で聞くの初めて！」

かすみ「もう！！わざとやらないでください！」

『ちなみに中須さんは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部長を務めてます』

絵里「部長....」

にこ『にこにーは皆の

絵里「！にこ....」
　

絵里「えーっと気を取り直してコッペパン中須さんが作ったんですか？」

かすみ「かすみんでいいのに」

絵里「まぁまぁ....」

かすみ「パンはかすみんのお手製です！！中身は色んな方からいただいたもので作ってます！」

絵里「いただいたもの？」

花陽「なんだろう？気になるのでそろそろ持ってきてもらいましょうか」


あんじゅ「........」ガラガラ

絵里「お久しぶりですね」

あんじゅ「そうね」

かすみん「わぁ....ＡーＲＩＳＥさんがかすみんのパンを運んできてくれるなんて！」

花陽「いっぱいありそうですね」

かすみん「それではオープンです！！！」
　

絵里「おぉ...色んなのがあるわね」

花陽「美味しそう....」

かすみん「美味しいですよ」

絵里「これは？」

かすみん「これは餡子とバターのコッペパンです」

絵里「コッペパンだけどあんぱん的な感じね」

花陽「なんか紙が置いてあるわね」

『穂むら特製の餡子を作った美味しいコッペパンだよっ！！美味しい餡子なら是非穂むらへ！！』

絵里「穂乃果...」

花陽「商売人の鏡だね」
　

絵里「こっちはフルーツサンドかしら」

かすみ「はい！！これに入ってる蜜柑はＡｑｏｕｒｓの高海さんからいただきました！」

『うちの地元の蜜柑は美味しいよー！！通販もやってるよー』

絵里「ちょっと！！また宣伝？」

花陽「でも美味しいです....」モグモグ

絵里「ちょ！！食べるの早い！！で....こっちは焼きそばパン？」

かすみ「ヨキソバぱんです！！」

絵里「よきそば？」

かすみ「こっちはＡｑｏｕｒｓの渡辺さんが作った焼きそばを使ったやきそばパンなんです！」

『夏はぜひ！沼津へ！！海の家のやきそばは美味しいよー！！』

絵里「なんで番組本編がＣＭみたいになってるのよ！！」
　

絵里「貴方がそういうものを食べてるの見るのなんか新鮮かも」

あんじゅ「そうかしら？結構好きよ、焼きそばパン...というか私も食べてもよかったの？」

絵里「たまにはいいじゃない、久々なんだし」

あんじゅ「まぁ、私は構わないけど...」

花陽「.......」

かすみん「どうですか？」

絵里「具材もそうだけどパンもいい食感してて具材を邪魔しない感じの風味で美味しいわ」

かすみん「えへへ」

花陽「絵里ちゃん」

絵里「え？むぐっ！」

花陽「これも美味しいよ」グイグイ

絵里「むぐぐ....」

あんじゅ「ふふふ」
　

絵里「ふぅ、美味しいかったわ」

かすみん「お粗末様でした」

花陽「パンも悪くないですね」

かすみ「えへへ」

絵里「でもこのコーナーは本当にいろんなものをただで食べさせていただけけありがたいコーナーよね、なんか申し訳ないわね」

花陽「そうだね」

かすみ「かすみんの特製コッペパン！！今度学園で販売しますんでお願いしまーす！！」

絵里「え！最後まで宣伝！？」

花陽「ただよりも高いものはないってことだね」

夜更かし、まだまだ続きます
　

スクールアイドルオールスターが大乱闘！

真姫「知識を総動員して！」

海未「いざ参ります！」

新しい技！新しいキャラクター！

果南「君は私が守る！」

せつ菜「真の力...お見せします！！」

逆転に次ぐ大逆転！
バトルの数だけドラマがある！

大乱闘スクールアイドルオールスターズＤＸ配信中！！
　

次回も４年後！？

絵里「いや、だからオリンピックかって」

花陽「ほら、本家もいつの間にか番組放送時間変わったじゃない」

絵里「？だから？」

花陽「深夜番組が繰り上げされてどうなっていったか...絵里ちゃんここまで言えばわかるよね？」

絵里「内容の変更....それによって視聴率低迷になって打ち切り！？」

花陽「なので私達は特番方式で生き延びましょう」

絵里「成程....」

花陽「それでも皆さん」

絵里「またどこかでお会いしましょう」

次回もお楽しみに
おやすみなさい。
　

これでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございした
　

前に書いたやつ
ノッゾとマッキのホラー映画談義
それではまた　どこかで