【SS】果南「罪と夏」【ラブライブ!サンシャイン!!】

SS


1: 2017/05/24(水) 19:36:19.12 ID:Ny5LgxIj.net
……

-屋上-

鞠莉「ふぅ、少し練習休憩しましょうか」

ダイヤ「そうですわね。今回の曲は学年別のフォーメーションスタイルですが、とりあえず私達の方はそれなりに様になってきたのでは?」

果南「うん、確かに。夏で暑いし集中力が持つうちに短時間で出来るとこまでは詰め込みたいしね」

ダイヤ「えぇ…。私達は、あの頃空っぽにしてしまった時間を今こそ取り戻せるのですわ」
 
2: 2017/05/24(水) 19:41:47.41 ID:Ny5LgxIj.net
鞠莉「…えぇ!」

果南「そうだね。むしろ3年生っていう今の時期だからこそもっと頑張れる気がする」

ダイヤ「ふふっ、言い得て妙ですわね」

鞠莉「…さて、湿っぽい話をオープンしてる場合じゃないわ。水分補給して少し時間が経ったらまた練習リスタートよ!無駄にしてたあの頃を取り戻すんでしょう?」
 
3: 2017/05/24(水) 19:47:06.76 ID:Ny5LgxIj.net
ダイヤ「えぇ、そうですわね!」

果南「うん!……あれ?ミネラルウォーター部室に忘れてきたかな…ちょっと取りに行ってくる!」

鞠莉「なーにぃ、果南ったらそそっかしいわねぇ」

ダイヤ「大事なところで締りませんわねぇ」
 
4: 2017/05/24(水) 19:53:09.48 ID:Ny5LgxIj.net
……

-部室-

果南「えーっと…鞄の中にしまいっ放しかなん?」

果南(……ん?あれは……)

果南(…鞠莉の靴下……)
 
6: 2017/05/24(水) 20:00:42.03 ID:Ny5LgxIj.net
果南「全く…制服はちゃんとロッカーにしまってるのにどうして靴下だけこんな無造作に置かれてるんだか…」

果南(…というか、鞠莉夏場でもこの靴下なんだね…。ニーハイソックス…ってやつだっけ?)

果南「蒸れないのかな…」
 
7: 2017/05/24(水) 20:07:19.81 ID:Ny5LgxIj.net
果南(……いやいや急に何を呟いてるんだ私は…!!)

果南(…でも、確かに鞠莉のその…ちょっと恥ずかしい部分とかあんまり知らないな…)

果南(あの人恥ずかしいって感情あるのかな…?)

果南(…想像するとちょっと…いやまぁまぁそそるけど…)
 
8: 2017/05/24(水) 20:13:21.70 ID:Ny5LgxIj.net
果南「…ちょっとだけなら…」

果南(っていやいや!!何がちょっとだけならなんだ!!ちょいちょい何を呟いてるんだ私は…!!)

果南(…でも)

果南(…私が知らない鞠莉の一面を知る、チャンス…)
 
9: 2017/05/24(水) 20:20:33.42 ID:Ny5LgxIj.net
果南「…うん、ちょっとだけなら大丈夫だよ。鞠莉を知りたいから…嗅がせてもらうだけ…」

果南(あ…やっぱり鞠莉の履いてるものなだけあって手触りがいい…。触れてるだけで気持ちいい。材質がいいんだろうな…)

果南(…やっぱり足裏部分は少し黒ずんでるんだね。でも白い靴下だからそれが目立つだけで、むしろ小綺麗さすら感じるこの黒ずみ…)
 
10: 2017/05/24(水) 20:26:33.15 ID:Ny5LgxIj.net
果南「……よしっ…」

果南(…とりあえず…足裏の匂いから…)

...スンッスンッ...

果南(…?あれ、意外と匂わないぞ。やっぱり鞠莉はそういうところのケアまでしっかりしてるのかな…。いや、でも一日履いた靴下をそんなにすぐ脱臭する方法なんて…)
 
13: 2017/05/24(水) 20:33:23.77 ID:Ny5LgxIj.net
果南「……」

果南(…つ、つま先…嗅いでみようか…)

果南(……ごめん、鞠莉!!)

クンックンッ...
 
16: 2017/05/24(水) 20:40:17.72 ID:Ny5LgxIj.net
果南(…っ!!!!あっ…、酸っぱい…。ちょっと酸っぱい、というか塩?汗しょっぱいというか…!!)

果南(駄目だこれ…頭クラクラする…)

果南(クセになるというか…なんか頭ん中で閃光が走ったよ。)

果南「あっ…、これ変な気起きる…」
 
17: 2017/05/24(水) 20:47:54.64 ID:Ny5LgxIj.net
ドアコンコンッ…

果南「っ!!??」

果南(やばい…!!他人の靴下なんて持ってたら怪しまれる…!!)クツシタポイッ

ガチャッ
 
18: 2017/05/24(水) 20:54:50.64 ID:Ny5LgxIj.net
ダイヤ「果南さん、いますの?」

果南「あ、ダ、ダイヤ!ごめんね…ちょっと、トイレ寄ってて今水取りに来たんだ!」

ダイヤ「あぁ、そういうことでしたの。帰りが遅いから心配しましたわ」

果南「ごめんね。多分…あ、鞄の中に水入れっぱなしなのかなぁ」

ダイヤ「全く、大丈夫ですか…。あら?そちらのソックスは鞠莉さんのかしら?」
 
19: 2017/05/24(水) 21:03:48.79 ID:Ny5LgxIj.net
果南「えっ!?あ…、そうだねっ」

ダイヤ「全く鞠莉さんも…どうしてソックスだけ脱ぎ捨てっぱなしにするのでしょうか…。変なところで抜けがあるというか」

果南「ま、まぁまぁ。鞠莉らしいといえば鞠莉らしいじゃん」

ダイヤ「うーん…まぁそれもそうですが」

果南「あ、水あった!お待たせダイヤ、戻ろっか」

ダイヤ「えぇ。鞠莉さんも屋上で待ってますわ」
 
20: 2017/05/24(水) 21:09:32.40 ID:Ny5LgxIj.net
_____

鞠莉「もー!遅いじゃない果南、待ちくたびれちゃったわよ!」

果南「ご、ごめんごめん。あはは…」

果南(鞠莉の目を見られない…!!)

ダイヤ「お手洗いに行かれてたんですって。」
 
22: 2017/05/24(水) 21:15:33.27 ID:Ny5LgxIj.net
鞠莉「あぁーそういうことねぇ…。スッキリした?」

果南「すっ、すっきり!?あ、あぁ、お陰様で…」

果南(ほんとはまだ悶々としてる…どうしようこの行き場のない火照り…)

ダイヤ「さぁ、練習再開しますわよ。確か2番のAメロから……」
 
24: 2017/05/24(水) 21:21:34.59 ID:Ny5LgxIj.net
……

部活終わり、部室

善子「はぁー!!練習終わったわぁー!!」

花丸「お疲れ様、善子ちゃん」

善子「ヨハネよぅ!」

ルビィ「うふふっ、花丸ちゃんもお疲れ様っ」

花丸「ありがとう。ルビィちゃんもね」

ネェチョット,ヨハネノコトムシッ!?……
 
26: 2017/05/24(水) 21:25:11.03 ID:Ny5LgxIj.net
鞠莉「うふふっ、相変わらず1年生は仲が良くてプリティーシャイニーねぇ」

ダイヤ「そうですね。ルビィもAqoursに打ち解けられたようで良かったです」

果南「…あれ、2年生組は?」

鞠莉「もう少し残って練習していきたいって言ってまだ屋上にいるわ」
 
27: 2017/05/24(水) 21:30:37.40 ID:Ny5LgxIj.net
ダイヤ「熱心なのはいいことですが…完全下校時刻には間に合うように降りてきてもらわないと」

果南「あはは、まぁ2年生は一生懸命な子多いから」

ダイヤ「私達だって一生懸命ですわっ!」

鞠莉「そうよぉ?果南…ってあら…?私ソックスこんなに散乱させて出てきたかしら?」

果南(っ!!!!)
 
29: 2017/05/24(水) 21:37:28.83 ID:Ny5LgxIj.net
ダイヤ「全く…鞠莉さんは変なところでだらしないんですから。果南さんとも先ほどその話しましたのよ」

果南「あっ…うん、あはは…」

鞠莉「イアイア、確かに今日はソックスはロッカーに入れなかったけど、一応畳んでから部室出た気がするのよねぇ」

ダイヤ「本当ですのー?」
 
30: 2017/05/24(水) 21:42:08.75 ID:Ny5LgxIj.net
鞠莉「マリーは記憶力だけはいいのよ?まぁ頭もいいんだけど」

ダイヤ「一言余計ですわ…」

鞠莉「アーハァン…果南?どうしたのさっきから冴えない顔して?」

果南「い、いや、何でもないよ。」

ダイヤ「私も少し気になってたのですのよね…。具合でも悪いんですか?果南さん」
 
31: 2017/05/24(水) 21:49:58.42 ID:Ny5LgxIj.net
果南「あ、えっと…そうかも!今日暑かったし珍しく熱射でやられちゃったかな?……今日は先に帰るね」

鞠莉「ダイジョーブ?1人で帰れる?」

果南「うん、そこまでひどいわけじゃないから。…じゃあね」

ダイヤ「えぇ、お大事になさって」…
 
33: 2017/05/24(水) 21:58:11.25 ID:OIQE9+qu.net
鞠莉「……なーんかいつもと様子が違ったわね、果南」

ダイヤ「そうですわね。ただ単に少し具合が悪いだけでしたらそれでいいのですが…」

鞠莉「…何というか果南、水取りに行って帰ってきてから私と目を合わせてくれてない気がするの」

ダイヤ「それは思い過ごしではなく?」

鞠莉「ンー…そうだったらいいんだけどねぇ」
 
37: 2017/05/25(木) 00:14:01.08 ID:XuqdS5NI.net
……

-果南宅-

果南(はぁー…何やってんだろ。嘘ついてまでそそくさと帰ってきちゃって)

果南(考えたくないけど…でも…私あのまま鞠莉の靴下の匂い嗅いでたら、どうしてたんだろ…)

果南(……あぁぁぁ…家に帰ってきて一人になれば、少しは悶々が晴れると思ってたのに…全然だよ!!)
 
39: 2017/05/25(木) 00:32:04.34 ID:WYKe5rvN.net
果南(鞠莉と目は合わせられないし、しかも私が靴下の位置動かしちゃったの鞠莉気付いてたし……)

果南(でも…でも……)

果南(もう一度だけあの匂いが…欲しい)
 
41: 2017/05/25(木) 00:41:10.35 ID:WYKe5rvN.net
果南(嗅ぎ足りない…って言ったら変に聞こえるけど、何ていうかこれは…完全にクセになってる)

果南(…満足するまであの靴下に鼻を埋めて息を吸い込みたい)
 
42: 2017/05/25(木) 00:56:39.90 ID:WYKe5rvN.net
果南「って!!!!ほんとに何考えてんの私!!!!」

果南「あっ…!!」

果南「うるさいよ私…」

果南(もう…今日は寝よう…)

果南「…ごめん、鞠莉…」
 
43: 2017/05/25(木) 01:07:17.19 ID:WYKe5rvN.net
……

後日、部室

ガラガラッ…

果南「補習やっと終わった…。もう練習始まってるよー…」

果南「さーて早く着替えて屋上に…」

果南(今日は鞠莉の靴下出てないんだ…)
 
44: 2017/05/25(木) 01:24:15.75 ID:WYKe5rvN.net
果南(…そ、そりゃそうだよ!それが当たり前のこと)

果南「え、えーと…どのロッカーが空いてるかな」

ロッカーガチャッ

果南「あっ…」
 
45: 2017/05/25(木) 03:20:08.90 ID:WYKe5rvN.net
果南(鞠莉が使ってるとこ開けちゃった…)

鞠莉「…鞠莉の靴下…あった…」

果南(ニーハイソックス…前のと同じものなのかな…)

ゴクリ…

果南(…も、もう一回だけだから…これ嗅いだらもう終わり…。終わりにするから…)
 
46: 2017/05/25(木) 03:30:49.68 ID:WYKe5rvN.net
果南(…あぁ、この少しジットリとした感じ…。何かよくわからないものが湧き上がってくる…。)

果南(なんて…なんて罪深いつま先のフォルムをしてるんだろうこの靴下は)

スンッスンッ…

果南(んはぁぁぁ……やっぱりつま先の匂いがたまらない…。正直いい匂いなわけじゃないと思うんだけど、でもどうしてこんなにずっと嗅いでいたいと感じるんだろ…)

果南「……」
 
47: 2017/05/25(木) 03:40:49.57 ID:WYKe5rvN.net
果南「……」

果南(これってさ…靴下の中と外を裏っ返せば…鞠莉の素足が直接触れてた部分を…ダイレクトに嗅げるってこと…?)

果南(そ、そんなことが…!夏場で歩き回った鞠莉の素足の汗を一番染み込ませた内側の匂いを直接嗅ぐなんて…!!)

果南(…ちょっ…そ、想像するだけでなんか、あの…興奮してきた…)
 
52: 2017/05/25(木) 10:01:57.04 ID:0k1Y78Xo.net
果南(はぁ…はぁ…と、とりあえず、一回裏返してみよう…)

ゴソ…ゴソ…クルッ…

果南(…この靴下の内側のつま先の部分…。鞠莉の汗を一番吸ってる部分…)

ゴクッ…

果南「こんなの…止められるわけないよ…」
 
55: 2017/05/25(木) 14:22:53.33 ID:X3DyyOaa.net
クンカックンカッ…

果南(っ!!!!!!……あっ、ほんとにすごいなこれ。臭い。汗が濃縮されて熟成されたみたいな、臭いのに本能が求めちゃう心地よい酸っぱさ)

果南(やっぱり鞠莉でも夏にこんな靴下履いてたら蒸れるんだ…)

果南(なんだろう…この…)
 
59: 2017/05/25(木) 20:12:50.20 ID:QSKO/nGj.net
果南(えも言われぬ征服感、そして計り知れない背徳感……)

果南(……私、ほんとにこれは、変態…だな)

果南(いや…!これが…最後だから!!)

ガラガラッ!!
 
60: 2017/05/25(木) 20:22:05.90 ID:QSKO/nGj.net
果南「っ!!!!??」

ダイヤ「ちょっと鞠莉さん、教室に入る時はノックぐらい…!」

鞠莉「オーゥ、そぉりぃ!私せっかちだからついね~」

果南(…!!とりあえず靴下ロッカーにほっぽっとこう…!)バッ!
 
62: 2017/05/25(木) 20:33:27.99 ID:QSKO/nGj.net
ダイヤ「…あら、果南さん」

鞠莉「果南、補習終わったのかしら?」

果南「う、うん。なんとか終わらせたよ」

ダイヤ「それはよかったですわ、お疲れ様。では果南さんも着替えて一緒に屋上へ…」

鞠莉「って果南~、そこ私の使ってるロッカーよ?」
 
64: 2017/05/25(木) 20:42:58.10 ID:QSKO/nGj.net
果南「うぁ…え、あっ!ほんとだ!ご、ごめん気が付かなかったよ…。他のとこ使うね」

鞠莉「もぉ~果南ったらHねぇ」

果南「え、え ちって…!!そんな…!ふ、二人はどうして部室に…?」
 
65: 2017/05/25(木) 23:25:02.75 ID:QSKO/nGj.net
ダイヤ「あぁ、それは今回練習してる曲に関して皆さんに見せたい指南書がありまして。それを取りに来ました」

鞠莉「マリーは付き添いよ」

果南「ふーん、そういうことかぁ」

ダイヤ「それにしても果南さん…私達がいますのによく平気で着替えられますわね…」
 
66: 2017/05/25(木) 23:34:01.63 ID:QSKO/nGj.net
果南「え、なんで?いつもみんな着替えてるじゃん」

ダイヤ「そ、それは皆さん同時に着替えてるから大丈夫なだけで…。今は果南さんしか着替えてないので私達にはその…見えてしまうではないですか」

果南「私は別に平気だけどな。というかダイヤが友達の下着姿とかあんまり見たくないタイプ?」

ダイヤ「いえ、そういうわけではないのですが…。その、恥ずかしくはないのかなぁと」
 
68: 2017/05/25(木) 23:43:53.36 ID:QSKO/nGj.net
果南「…恥ずかしい、かぁ」

鞠莉「ダイヤは考えすぎなのよ。着替えの見せ合いなんて全くもってノープロブレムよ」

ダイヤ「別に見せ合いをしてるつもりはありませんわ!」

果南「……」

果南「ごめんお待たせ、着替え終わったよ」
 
69: 2017/05/25(木) 23:56:00.97 ID:QSKO/nGj.net
鞠莉「オッケェ~それじゃ屋上へゴーよ~」

ダイヤ「それにしても果南さん具合の方は大丈夫ですの?」

果南「あ、うん…一晩寝たらすっかり治ったよ」

ダイヤ「それはよかったです」
 
70: 2017/05/26(金) 02:01:08.34 ID:UdfLOdq2.net
……

練習終わり、部室

千歌「はぁ"ぁぁ~疲れたぁ~」

曜「おつかれ千歌ちゃん。でも3人でがんばってるおかげでなんとかフォーメーション動いていけそうだね」

梨子「そうだね。大変だけど、でもそれより楽しいから必死に練習出来ちゃうな」

千歌「確かに!!これからもがんばっていこー!!」

オー!!ッテ,ヨウチャントリコチャンモヤッテヨ!!オー!…
 
71: 2017/05/26(金) 02:10:28.81 ID:UdfLOdq2.net
ダイヤ「2年生方も頑張っているようですわね」

鞠莉「千歌達だけで残って練習したり、ちゃんと考えてるわよね」

ダイヤ「このまま順調にいえば無事全体練習へと向かえそうですわ」

鞠莉「えぇ、そうね……ってあら…?」
 
72: 2017/05/26(金) 02:20:07.61 ID:UdfLOdq2.net
ダイヤ「どうかしました?鞠莉さん」

鞠莉「何か変だと思ったら…私のソックスが裏表反対になってるわ」

果南「っ!!!!」

果南(しまった…!!!!鞠莉の靴下裏返したまんまロッカーに入れたんだ…!!!!)
 
73: 2017/05/26(金) 02:32:03.30 ID:UdfLOdq2.net
ダイヤ「それって…もしかして部外者がここに立ち入って…!!」

鞠莉「んー…その可能性も否めはしないけど、でも見たところ何かそういうことに使えそうなものが取られてるってわけでもなさそうなのよね…」

ダイヤ「そ、そういうことって…まさか破廉恥な…!」

鞠莉「まぁ、ねぇ…?それに浦女は女子校だし、わざわざ私達の部室に来るかしらね」
 
74: 2017/05/26(金) 02:40:11.44 ID:UdfLOdq2.net
ダイヤ「……先生方にお伝えしますか?」

鞠莉「そうねぇ…。ねぇ、果南?あの時私達が部室に来る前、何か不審なことはあったかしら?」

果南「……い、いや…私は特に気が付かなかったかな…」

鞠莉「…そう…。まぁ、私が今朝から裏表アベコベのまま履いてきちゃったって可能性もあるわけだし、今回はこの場で収めてもいいんじゃないかしら」
 
75: 2017/05/26(金) 02:50:02.89 ID:UdfLOdq2.net
ダイヤ「…まぁ、鞠莉さんがそうおっしゃるなら…」

果南「ごめん、力になれなくて」

鞠莉「どうして果南が謝るのよ?単なる私の勘違いかもしれないんだから」

果南「…うん、ありがとう…」

ダイヤ「……」
 
82: 2017/05/26(金) 16:50:07.03 ID:ixiZQBQW.net
……

-果南宅-

果南(…ほんと何やってるんだろ私…今日なんてあと一歩でバレるところだった…)

果南「もう、ほんとに止めよう……」

果南(……あれが鞠莉の足の臭い……)
 
83: 2017/05/26(金) 16:58:59.48 ID:J/mD1VfR.net
果南(正直言って、ちゃんと臭かったな)

果南(でもむしろ…逆にそれが興奮するんだ)

果南(私がこんな感情を理解する時が来るなんて…思わなかった…)

果南「……鞠莉の恥ずかしい部分知っちゃった…」
 
84: 2017/05/27(土) 00:30:50.17 ID:IxizCABx.net
果南(…でも、その代わりに鞠莉の目を全然見られなくなっちゃった)

果南(……うん、ほんとにもう靴下の臭い嗅ぐのとか止めよう)

果南(ちゃんと、鞠莉の顔を見られるようにならないと)
 
85: 2017/05/27(土) 05:00:06.41 ID:8s7Zay+K.net
……

果南(ダイヤの取り決めで今日はユニットごとの練習かぁ。まぁ新曲の学年ごとでの練習にもキリが付いたし、鞠莉と同じじゃない空間をワンクッション置くのも今はいいのかも…)


ダイヤ「さて果南さん、花丸さん始めますわよ」

花丸「久しぶりのユニット練習、ちょっと楽しみずら」

果南「それで、今回は何するの?」
 
86: 2017/05/27(土) 05:08:15.79 ID:8s7Zay+K.net
ダイヤ「実はAZALEAの新曲がもう少しで出来そうなので、それも同時進行で練習していきたいのです」

花丸「梨子さん一生懸命曲付けてくれてるもんね。感謝ずら」

果南「ほんとだね。私達も頑張って応えないと」

ダイヤ「曜さんにも衣装の試作を作って頂いてまして、私と花丸さんでそれを受け取りに行きますので果南さんは部室へ曲のデモテープを取りに行って頂いてもよろしいですか?」
 
87: 2017/05/27(土) 05:11:58.54 ID:8s7Zay+K.net
果南「うん、わかったよ」

果南(…部室か…)

ダイヤ「では花丸さん、参りましょうか」

花丸「はーいっ」
 
88: 2017/05/27(土) 05:16:05.21 ID:8s7Zay+K.net
_____

果南(みんな曲作ってくれたり衣装作ってくれたりその他にも色々…頑張ってるなぁ。私も負けてられないや)

果南(えーと、デモテープっていうのは…あ、あれかな?)

果南(って…!デモテープの隣に靴下置かれてるんだけど…!!)

果南(ここって…ダイヤが着替えに使ったロッカーの前だよね…)
 
89: 2017/05/27(土) 05:20:28.96 ID:8s7Zay+K.net
果南(そういえばダイヤ…靴下脱いだ後ここに置いてた気がするけど…そのままなのかな…)

果南「…これって…誘ってるじゃん…」

果南(私が今どういう状態なのか分かってるのかな?こんな無造作に…ダイヤの場合はきちんと畳まれて靴下置かれてるけど…それがまた、そそるんだけど…)

果南(こんなにちゃんと整った形して置かれてる靴下でも、こんな夏場にダイヤが一日履き潰してるんだよ?臭くないはずないじゃん…。その、ギャップがまた…)
 
90: 2017/05/27(土) 05:25:11.02 ID:8s7Zay+K.net
果南(いや、でも…既に鞠莉とダイヤには靴下を使われてるっていう事実だけはバレてる…。ここで妙な動きをすると…)

果南(でも、嗅ぎたい…。いや、流石に鞠莉のをまた動かしたら今度こそまた部室に入った私が疑われる可能性がいよいよ出てくる…だから…)

果南(でも…でも…!!)
 
91: 2017/05/27(土) 05:31:00.86 ID:8s7Zay+K.net
果南(……あっ…!わかったよ…)

果南(…ダイヤのを嗅ぐ…。多分また鞠莉とダイヤに不審がられるけど、今度は明日私の靴下を動かして私も被害にあったことにする…。そうすれば、私に容疑を向けられることはない…)

果南(……どうしてこういうことに関しては無駄に頭回るんだろう…)

果南(…うふふっ、それだけ靴下の臭いを嗅ぎたいってことだね。ほんと、もう堕ちたよ私も)
 
92: 2017/05/27(土) 05:36:01.67 ID:8s7Zay+K.net
果南(さて、ダイヤ。貴方の靴下のつま先の蒸れた部分は…どんな臭いをしてるのかな?)

果南(鞠莉のと違ってオーソドックスな黒いハイソックス…。外見だけじゃわからない、でも何故かこの汗を染み込ませてそうな妖艶なフォルム…。何なんだ私は、靴下ソムリエか。)

果南(…まぁ、それもいいのかも。いよいよ開き直ってきたなぁ。一見しただけじゃ蒸れ具合がわからないだけに嗅いだ時の衝撃はそれはそれはすごいことになりそう…)
 
93: 2017/05/27(土) 05:41:09.86 ID:8s7Zay+K.net
果南(鞠莉のと違ってオーソドックスな黒いハイソックス…。外見だけじゃわからない、でも何故かこの汗を染み込ませてそうな妖艶なフォルム…。何なんだ私は、靴下ソムリエか。)

果南(…まぁ、それもいいのかも。いよいよ開き直ってきたなぁ。一見しただけじゃ蒸れ具合がわからないだけに嗅いだ時の衝撃はそれはそれはすごいことになりそう…)

果南(とりあえず、直接足のつま先が触れてた部分を嗅ぐ為にダイヤのも靴下の中と外を裏返そう)
 
94: 2017/05/27(土) 05:46:36.12 ID:8s7Zay+K.net
ゴシゴシ…クルッ

果南(あぁ…ダイヤ…。幼い頃からの長い付き合いだけど、気付けばお互い成長したよね…。私の知らないダイヤの成長した部分、貴方の靴下に教えてもらうね?一番汗の溜まった貴方も自覚してるかわからないムンムンに蒸れた弱みのような部分に…)

スンスンッ…スンスンッ…!

果南(あぁぁぁぁ臭い…!!ダイヤもちゃんと年頃の女子高生なんだね…!酸っぱい…粘っこい酸っぱさ…。潮っけの汗が発酵したこの感じ…。あぁ、いくらでも嗅げる…)
 
95: 2017/05/27(土) 05:51:04.07 ID:8s7Zay+K.net
ガチャッ

果南(っ!!!!??)

ダイヤ「……」

果南「……えっ…?」

ダイヤ「…果南さん」
 
101: 2017/05/27(土) 15:35:15.27 ID:eDPYJe8q.net
果南「…っ!!、あっ、いや、これは…!違うんだ!あの、ダイヤの靴下が外に出てたからロッカーにしまおうと…!」

ツカツカツカ…

果南(…っ!?こっちにくる…!)

ガシッ!!

果南(腕掴まれた…っ!)
 
102: 2017/05/27(土) 15:44:18.19 ID:eDPYJe8q.net
ダイヤ「果南さんの持ってるソックスが私のものだということはまずわかりました」

果南「…っ!!」

ダイヤ「それで、どうして貴方の持ってる私のソックスの裏表の生地が逆になってるのでしょうか?」

果南「そ、それは…っ」
 
103: 2017/05/27(土) 15:58:54.63 ID:9DLR5hpe.net
ダイヤ「先日に鞠莉さんのソックスが本来とは違う形で散乱させられてたり、裏表が逆になった状態になっていたのも…貴方の仕業ですわね?」

果南「…っ!ち、ちが…」

ダイヤ「うふふっ…反論が出来るはずもございませんわね。私の靴下を使ってる時点で、今までの一連の行動も自分がしてるのだと自供してるも同然なのですから」

果南「どっ…どうして…」
 
105: 2017/05/28(日) 00:23:18.32 ID:AGw7yQ4n.net
ダイヤ「果南さんも鞠莉さんがソックスの異変に気が付いたことは知ってましたもの。そして流石にここにきてまた鞠莉さんのソックスを弄るのはまずい…そう思って私のものに手を出したのですわ」

果南「……それは…」

ダイヤ「何か言いたげですわね?」

果南「それはダイヤが靴下出しっぱなしにしてるからじゃん!!こんな…我慢出来るわけないよ!!」
 
106: 2017/05/28(日) 00:30:29.94 ID:AGw7yQ4n.net
ダイヤ「うふふ…それもそうですわね。だってわざとソックスを外に出しておいて、果南さん一人で部室に来てもらったんですもの」

果南「…えっ…?」

ダイヤ「果南さんの様子が最近おかしいことはなんとなく感づいてましたの。それも鞠莉さんがソックスの異変に気が付いた日から急にですわ」

果南「そんな……」
 
107: 2017/05/28(日) 00:44:31.76 ID:AGw7yQ4n.net
ダイヤ「鞠莉さんも果南さんと目線が合わないとおっしゃってたのでまさかとは思いましたが…ふふっ、ビンゴでしたわね…」

果南「…だから急に今日はユニット練習にしようとか言い出したんだ」

ダイヤ「えぇ、色々と状況作りに最適でしたので」

果南「…花丸は?」
 
109: 2017/05/28(日) 00:56:15.57 ID:AGw7yQ4n.net
ダイヤ「実は衣装の試作はまだ出来てなくて、花丸さんには暫くそのお手伝いをして頂いてますわ」

果南「そっか…。…ふふ、軽蔑したでしょ。こんな幼馴染み。」

ダイヤ「えぇ、最低ですわ」

果南「……」
 
110: 2017/05/28(日) 01:01:53.80 ID:AGw7yQ4n.net
ダイヤ「…だからこそ、昂ります」

果南「…え?」

ダイヤ「幼い頃からずっと貴方のことを見てきましたが、運動もお家の手伝いも他人との交友も…。
まぁ勉学の方は多少疎かにしがちですが、Aqoursとしてスクールアイドルを再び始めてからもどんなに厳しい練習もこなしてしまうストイックさ、センター選抜のプレッシャーに負けないメンタル、なのに決して前に前に目立とうとせず常に一歩引いた姿勢…。」

果南「ダイヤ…?」
 
111: 2017/05/28(日) 01:10:23.08 ID:AGw7yQ4n.net
ダイヤ「私の目に映る貴方は…いささか完璧過ぎました。学力の少し足りない部分すら愛しく思えてしまうほど。」

果南「ちょっ…ダイヤ?」

ダイヤ「…それだけに、今しがた目の当たりにした光景は頭ではわかっていながらも衝撃であり、同時に…興奮の焚き付けでもありました」

果南「…ねぇ、何言ってるの…?」
 
115: 2017/05/28(日) 18:00:56.22 ID:p47sOtJN.net
ダイヤ「私の追い掛けていた果南さんにも、こんな至極プライベートな一面があるのだと…とても他人には知られたくないであろう嗜好があるのだと…それを私だけが視認し知り得たという事実が、この上なく私を内から紅潮させるのです」

果南「そ、それって…」

ダイヤ「…うふふっ、お互いずっと見てきたつもりが気が付かないところでの成長もあったのですね」

果南「…本気?」
 
117: 2017/05/28(日) 18:11:57.80 ID:p47sOtJN.net
ダイヤ「えぇ。一つ交渉しませんか?」

果南「…何?」

ダイヤ「簡単なことです。私が果南さんの秘密を口外しない代わりに、その欲望を…私の目の前でさらけ出してくれませんか?」

果南「ど、どういうこと?…何を言ってるの?」
 
118: 2017/05/28(日) 18:20:02.74 ID:p47sOtJN.net
ダイヤ「勿論欲望というものはその対象となるものを目の当たりにしないとその本領は発揮されません。なのでそこらへんは私が協力致します」

果南「ちょっとダイヤ、さっきから意味がわからないんだけど」

ダイヤ「いいんですか?果南さんが他人の…しかも同じ部活に所属してる、ましてや親友とも呼べるような間柄の人物の靴下のつま先の裏地の匂いを嗅いで興奮してしまう変態さんだなんて学院中に知られても…
貴方は特に人気者なんですからすぐに噂なんて広まってしまいますわよ?まぁただの噂ではなく事実なわけですが」

果南「…っ!」
 
119: 2017/05/28(日) 18:30:03.12 ID:p47sOtJN.net
果南(ダイヤに…全部見透かされてる…。変態…とまで言われてる…。普通なら絶望しててもおかしくないのに…なのに…どうして私は何かに少し期待してるの?)

ダイヤ「…んふふ…返事がない、ということは肯定して下さってると受け取っていいのですわね?」

果南(わ、わからない…自分でもこのままことを進めていいのかわからないよ…)
 
120: 2017/05/28(日) 18:40:15.16 ID:p47sOtJN.net
ダイヤ「果南さん?」

果南「……ん」

ダイヤ「うふふ、わかりました。私に任せて下さいませ」

果南(もう、いいや…。どうせわからないならいっそダイヤに全て委ねよう)

果南(いつもと違うダイヤだけど…でも今までずっと一緒にいたんだもん、信じてもいいよね?)
 
122: 2017/05/28(日) 18:50:11.60 ID:p47sOtJN.net
_____

ダイヤ「さて、では始めましょうか」

果南「ちょっ…、ここ…部室で?」

ダイヤ「えぇ、貴方がそうだったように私ももう辛抱なりませんから」

果南「……っ…、でも、もし誰かに見られたら…!」
 
123: 2017/05/28(日) 19:00:05.96 ID:p47sOtJN.net
ダイヤ「貴方にとっては同じことですよ。ここから逃げ出しても私が先程果南さんがなさってたことを外に洩らします。仮にどなたかが部室に入ってきても、その事実が洩れるという結果は変わりません」

果南「でも、ダイヤは…?」

ダイヤ「私は覚悟出来ておりますので。それに言ったでしょう?もう我慢出来ないと…」

果南「ダイヤ…」
 
126: 2017/05/29(月) 03:02:51.80 ID:a4Y98tT0.net
ダイヤ「…うふふ、たまりませんわぁ…。果南さんが私に屈服していると言っても過言ではないこの現状。貴方と私だけの密閉はされていない、でもこの秘密の空間…」

果南「…正直、私も悪くないと思ってるよ…」

ダイヤ「まぁ…!嬉しいですわ…」

果南「……」
 
127: 2017/05/29(月) 03:08:04.06 ID:a4Y98tT0.net
ダイヤ「果南さんは、その…匂いに興奮するのですわよね?」

果南「そうだよ」

ダイヤ「では…先程のように私のソックスを…果南さんの鼻にあてがって下さい」

果南「……」ゴクリッ…

果南「…い、いいの…?」
 
128: 2017/05/29(月) 03:15:18.46 ID:a4Y98tT0.net
ダイヤ「えぇ。持ち主が許可してるのですから遠慮などなさらず」

果南「じゃ、じゃあ…」

ハナニアテガイ…

ダイヤ「あ、そのままストップで。私がいいと言うまで呼吸をしてはなりません」

果南「っ!?」
 
129: 2017/05/29(月) 03:20:53.17 ID:a4Y98tT0.net
ダイヤ「うふふ…それでも、息を吸わなくとも私の靴下の臭気が鼻の中に入り込んでくるでしょう?でもまだ、駄目ですわよ…」

果南「……!!」

果南(この焦らし…!もどかしすぎる…!!気が狂いそう…)

ダイヤ「……」
 
130: 2017/05/29(月) 03:29:26.03 ID:a4Y98tT0.net
果南「……っ」

果南(ダイヤがずっとこっちを見つめてる…。私の恥ずかしい姿見られてるよ…)

ダイヤ「……ふふっ…それでは、呼吸をしてもいいですわよ。たっぷり私の足の匂いを感じ取って?」

果南(っ!!!!)
 
133: 2017/05/29(月) 15:55:31.33 ID:OILE1dUr.net
スンスンッ!!クンクンクンッ…!!

果南「あぁぁぁっ…!!」ゾクゾクッ…

ダイヤ「あぁ…!いいですわ…!もっと…もっと嗅いで下さっていいのですよ…?」

果南「あぁ、ダイヤ…!!ダイヤぁ…!!」

果南(駄目だこれ…!!臭すぎる…!!さっき一人で嗅いでた時と全然違う…!!鼻から靴下を離せない!!)
 
135: 2017/05/29(月) 15:58:45.04 ID:OILE1dUr.net
ダイヤ「あぁ、果南さん…。とても香ばしいでしょう?今日は体育がございましたものね…。その時も授業中ずっと履き続けていた代物ですのよ…?」

果南「…っ!!」

果南(駄目だよそんなこと言われたら…!!…今日の体育はバスケだったし…全体的に動きの激しい回だった…!ダイヤもたくさん動いて…たくさん汗かいて…もちろん足、つま先にも…!!)
 
137: 2017/05/30(火) 00:38:14.72 ID:dL19x+oy.net
果南「ぅあぁぁっ!!!!」クツシタ,バッ!!

果南「……はぁ、はぁ、はぁ…!!」

ダイヤ「あら…どうしましたの?果南さんともあろうものがすごく体力を消耗してらっしゃるような…」

果南「……はぁ、はぁ…これ以上嗅いでたら…はぁ…頭おかしくなるよ…」
 
138: 2017/05/30(火) 00:46:42.26 ID:dL19x+oy.net
ダイヤ「…それは、私のつま先の匂いで…?」

果南「……」

ダイヤ「……果南さん?」

果南「……うん…」

ダイヤ「……っ!!」ゾクゾクッ!!
 
139: 2017/05/30(火) 00:53:30.55 ID:dL19x+oy.net
果南「…でもこのままじゃ私ほんとに駄目だ…。ねぇダイヤ、私は…!」

ダイヤ「ねぇ果南さん?」

果南「……?ダイヤ…?」

ダイヤ「……私の足の臭い…」

果南「…?」
 
140: 2017/05/30(火) 01:00:14.19 ID:dL19x+oy.net
果南「…でもこのままじゃ私ほんとに駄目だ…。ねぇダイヤ、私は…!」

ダイヤ「ねぇ果南さん?」

果南「……?ダイヤ…?」

ダイヤ「……私の足の臭い…」

果南「…?」
 
141: 2017/05/30(火) 01:00:50.86 ID:dL19x+oy.net
ダイヤ「…私の足の臭いを、直に嗅いでみたくはありませんか…?」

果南「え…?」

ダイヤ「……」

果南「…は?ダ、ダイヤ…?」
 
142: 2017/05/30(火) 01:07:35.60 ID:dL19x+oy.net
ダイヤ「…遠慮なさらなくてもよろしいのですよ」

果南「いや、それは…。その…」

ダイヤ「ふふっ…口ごもっているあたり嫌だとは思ってないようですわね…」

果南「……っ」
 
143: 2017/05/30(火) 01:14:56.23 ID:dL19x+oy.net
果南(そりゃ…そうに決まってるじゃん!!嗅げるものなら嗅ぎたいに決まってる!!ダイヤの足の臭いを直接嗅げるなんて、そんな…馬鹿みたいに夢のような話…!!でも…、でも…!!そこまで展開すると、もう後に戻れない気がする…)

ダイヤ「先程の黒いソックスは着替えと同時に脱いでしまい臭いが抜けていく一方ですが、私の生の足は現在進行形で温かくなっています
それに準備運動やそれに付随した軽い運動とはいえ着替えた後にこの夏場にこなしています。ソックスが練習用に変わってるとはいえ私の足の蒸れ具合なんてさぞ…すごいことに…」
 
145: 2017/05/30(火) 01:20:59.86 ID:dL19x+oy.net
果南「っ!!!!~~~~!!!!」

ダイヤ「うふふ…私が貴方の気持ちを汲んで差し上げますわ…」

スルスルッ…

果南(ダイヤが今履いてる靴下を脱ぎ始めた…!!!!)
 
158: 2017/05/31(水) 01:31:33.14 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「あぁ、暑つい…」

果南(…艶っぽい…。止めなくちゃいけないはずなのに見とれちゃう…)

ダイヤ「ふぅっ…やはり素足の状態は涼しいですわ。靴下で蒸れてただけに尚更気持ち良く感じます…」
 
159: 2017/05/31(水) 01:38:31.89 ID:9qDjy5CY.net
果南(ダイヤの生足…なんだかんだであんまりじっくり見たことなかったな…)

果南(あんなに白くてスラッとして綺麗な足が、靴下にあの臭いを染み込ませるんだ…)

ゴクリッ…
 
160: 2017/05/31(水) 01:45:30.40 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「ふふっ、見とれてしまってますわね」

果南「……」

果南(もう、いいかな…。いいよね…?ダイヤがいいって言ってくれてるんだもんね…。何より私、もう我慢出来ないよ…)
 
161: 2017/05/31(水) 01:52:11.26 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「えぇ、果南さん…。いいですのよ?」

果南「…っ!!」

ダイヤ「では…床に、お座りになって…?」

果南「…うん」
 
164: 2017/05/31(水) 02:00:29.51 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「…あら、進んで正座をなさるなんて…うふふ私、果南さんのそういうところ好きですわよ…」

果南「…ほんと…?」

ダイヤ「勿論。」

果南「私に幻滅してない?」
 
165: 2017/05/31(水) 02:07:47.84 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「えぇ。もしもしてたら私も進んでこういったことはしてないですもの」

果南「そっか…。えへへ、よかった…」

ダイヤ「うふふ…それじゃあ私も失礼して」

ギシッ…
 
166: 2017/05/31(水) 02:15:38.64 ID:9qDjy5CY.net
果南(ダイヤが私の目の前のパイプ椅子に座った…)

果南(私が見上げて、ダイヤに見下ろされるこの状況…。2人で悪いことをしてるようなこの背徳感…)

ダイヤ「さて、では…臭いが逃げないうちに…果南さん、私の足の臭いを嗅ぎなさい」

果南「っ!!」
 
167: 2017/05/31(水) 02:22:49.81 ID:9qDjy5CY.net
果南(…ねぇ、ほ、ほんとにいいの…?ここでいったら私、ほんとに堕ちるところまで堕ちるよ…?…ダイヤは大切な…親友でしょ?)

ダイヤ「……」

果南「…っ!うぅ…!!」
 
168: 2017/05/31(水) 02:30:35.78 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「もう…貴方って人は…。自分に素直になりなさい?ね?」

果南「…っ!!!!」

果南(ダイヤの右足のつま先がわ、私の鼻のすぐ先に…!!!!)

ダイヤ「ほら、後は鼻で一嗅ぎするだけですわよ?そしたら果南さんは幸せになれますの…」
 
169: 2017/05/31(水) 02:37:54.56 ID:9qDjy5CY.net
果南「…………っ」

……スゥッ…

果南「っ!!!!!!!」

ダイヤ「…どう?直で嗅ぐ臭いはお気に召されましたか…?」

果南「あ、あぁぁぁ…!!…………っ!!!!」

スゥーーーー!!!!スンッスンッスンッ…!!
 
170: 2017/05/31(水) 02:45:15.08 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「…うふふ、その様子ですとお気に召して頂けたようですわね…よかった…」

果南「はぁっ、はぁっ…ダイヤっ…!!」

ダイヤ「きゃっ!…もう、私の足を鷲掴んでまで…。私は逃げませんから、安心して?」

果南「……!!!!はっ、はぁっ…!!」
 
171: 2017/05/31(水) 02:52:41.68 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「…親指と人差し指の間の溝あたりなんか、汗の逃げ場がなくて芳しいかと思われますわよ…?」

果南「……!」

クンクンッ…

果南「あぁぁぁ…!!!!ほんとだぁ…!!」
 
172: 2017/05/31(水) 03:00:43.35 ID:9qDjy5CY.net
ダイヤ「……!!」ゾクゾクゾクッ!!!!

ダイヤ「あぁ…まるで子犬かのように鼻を鳴らして私の足に夢中になってしまって…。うふふ、形容し難い高揚感が込み上げる光景ですわ…」

果南「はぁ、はぁ、はぁぁ…!!おかしいよ…!止まらないよぉ…!!」

ダイヤ「…えぇ、無理に止めようとせず心ゆくまで楽しんで下さっていいのですよ…。ほら果南さん、もう一方の足もございますから…」

果南「ぅあぁぁ…!!待って…!駄目、そんなの…ほんとにおかしくなっ…!」

スンスンッ!!クンクンッ!!
 
174: 2017/05/31(水) 03:10:07.67 ID:9qDjy5CY.net
果南「んあぁぁぁぁ…!!!!」

ダイヤ「うふふ…もう既に自分の意思とは関係なく鼻が効いてしまうのですわね…。本能に逆らえずに喘いでしまう果南さん…可愛い」

果南「どうして…!こんなに臭いの…!!どうして…!ダイヤぁ…!すきぃ…!!」

ガチャッ

鞠莉「……果南…?ダイヤ…?」
 
186: 2017/05/31(水) 22:30:13.51 ID:fkHdJUGT.net
…………

バッ!!!!

果南「……っはっ!!!?」

果南「…はぁ…はぁ…、夢…?」

果南「……」
 
187: 2017/05/31(水) 22:37:26.40 ID:fkHdJUGT.net
果南「…あは、あはは…。そうだよね、そりゃそうに決まってるよ。私もダイヤもあんなことするわけ……」

果南「……え?」

果南「ど、どうして私縛られてるの…?ていうか…ここ、どこ…!?」

果南(腕も足もしっかり縛られてて解くことなんておろか立ち上がることすら出来ないよ…!)

果南「ちょっ…誰か…!」
 
188: 2017/05/31(水) 22:45:29.41 ID:fkHdJUGT.net
ガラガラッ

果南「っ!!!!」

果南(誰…!?)

果南「……え?」
 
189: 2017/05/31(水) 22:52:39.42 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「チャオ~!お目覚めかしら?果南」

果南「ま、鞠莉…?どうしてここに…?それに、お目覚めって…」

鞠莉「あら、眠りに落ちる前のことは覚えてないのねぇ。これは相当インパクトのある夢でも見てたのかしら?」

果南「な、何を言ってるの…?…もしこれが鞠莉の仕業なんだったら冗談でも笑えないよ!?」
 
190: 2017/05/31(水) 23:00:04.80 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「果南をその状態にしたのは私だし、これは冗談じゃないわよ?」

果南「は…?」

鞠莉「心配しないで?ノープロブレムよ、これは果南の為でもあるの。少々手荒かもしれないけれど」

果南「…っ、手荒どころじゃないよ!犯罪一歩手前じゃんか!!」
 
191: 2017/05/31(水) 23:07:29.51 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「んもぉ~今日の果南はよく吠えるわねぇ。欲求不満?大丈夫よ、その欲求すぐに満たしてあげるから。…と、その前にそのノイジーなお口は塞いじゃおうかしら」

ガムテープビーッ!!

果南「え、ちょっ…!…んっ!!んーーーー!!!!」
 
192: 2017/05/31(水) 23:15:15.05 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「うふっ、これでよしっ、と」

果南「んんっ!!んんん!!!!」

果南(どういうつもりなの鞠莉…!?)

鞠莉「それじゃ私も一息つこうかしら」

ギシッ…
 
193: 2017/05/31(水) 23:22:14.14 ID:fkHdJUGT.net
果南(……っ!!鞠莉がパイプ椅子に座って…!!)

鞠莉「はぁぁ、疲れたぁ…」

果南「…んっ…!!」

果南(鞠莉が制服着てて…!丁度、目線的にスカートの中から…鞠莉の下着見えちゃいそうなんだけど…っ!)
 
194: 2017/05/31(水) 23:30:19.90 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「…ん?あら、この位置じゃ見えちゃうわね…っ。もう、果南ったらやっぱりえ ち…」

果南「んんっ…!!」

鞠莉「そんなえ ちな果南には…お仕置きが必要ね?」

果南「…っ!!?」
 
195: 2017/05/31(水) 23:37:35.63 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「…私の足の臭い、嗅ぎなさい」

果南(!!!??)

果南「んん!!んぐっ!!」

果南(駄目だ…っ!縛られてて全然身動き出来ない…!!ま、鞠莉の足のつま先が私の鼻先に…っ!!)
 
196: 2017/05/31(水) 23:50:43.97 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「ほら、遠慮しないで嗅いでいいのよ?口にはガムテープ貼ってるんだから鼻からしか息は出来ないしね…?」

果南(っ!!!!!)

スンッ…

果南「っ!!!!んんんん!!!!んぐぅぅ!!!!」
 
198: 2017/05/31(水) 23:55:32.89 ID:fkHdJUGT.net
鞠莉「あらぁ…そんなに臭いかしら?まぁ確かにこんなただでさえ汗のかきやすい夏場に、より蒸れやすいニーハイソックス履いてたらそれくらいの臭いにもなるのかもねっ」

果南「んぐっ!!んんんん…っ!!!!」

鞠莉「ほら、息苦しいでしょう?もっと鼻から息吸って」

果南(っ!!!!鞠莉のつま先を鼻に密着させられて…!!!!)
 
199: 2017/06/01(木) 00:00:07.11 ID:lvMwQx8M.net
スゥゥゥ…

果南「っ!!んっんっ!!!!んんんぉぉ…!!」

鞠莉「うふふ…いい反応…。もっと苛めたくなっちゃう…」

果南「んんんん…っ!!んぅぅぅ…!!」
 
200: 2017/06/01(木) 03:28:11.88 ID:lvMwQx8M.net
鞠莉「果南はいつも皆より引いた位置で見守ってくれてるもんね?自分をあんまり出さないで調律を保ってくれてるのよね。自分だけは常識を違わないでいようとしてくれてるのよね…」

果南「…っ!!ん、ぐっ…!!」

鞠莉「…でもね?今は全てをさらけ出していいのよ?常識なんかに囚われなくてもいいのよ?私に貴方を…果南を見せて?……ほら、ソックスも脱いで嗅がせてあげるから…」

果南「っ……!!!!んっ!んっ!!んぉぉぉ!!!」

スルッ…スルッ…
 
201: 2017/06/01(木) 03:30:29.43 ID:lvMwQx8M.net
鞠莉「ほら…脱いじゃったよ…?」

果南(っ!!!!鞠莉の、生足…っ!!)

鞠莉「あぁ…自分でもつま先が蒸れてるのがわかるわ…。これは…すごいわよぉ…」

果南(ま、待って…っ!直接はまずいって…!靴下越しでも頭痺れそうだったのに、鞠莉のつま先で直接鼻を塞がれたりしたら…!!)
 
202: 2017/06/01(木) 03:33:43.99 ID:lvMwQx8M.net
鞠莉「はい…っ」

果南(あぁ…!!待って、待って…!!鼻先すぐに鞠莉のつま先がぁ…!!あ、温い…!!息吸ってないのに温い、それにもう臭いよ…!!!!)

鞠莉「好きなだけ嗅いで?」

果南「…っ!!!!」
 
203: 2017/06/01(木) 03:36:17.71 ID:lvMwQx8M.net
スゥーーー…!!

果南「んっぐっ!!!!んんっんんんん!!!!」

果南(臭い…!!!!熟成されてるかのような、発酵してるかのような…!!!!頭痺れる!!!!何も考えらなくなりそうなくらい臭い…!!のに…なのに…臭いを嗅ぐのをやめられない…!!?)
 
204: 2017/06/01(木) 03:40:20.86 ID:lvMwQx8M.net
スンスンッ!!スーー…

鞠莉「まぁっ、そんなにハードに嗅いじゃって…。やっぱり好きなんじゃない、果南」

果南「んんっ…んむ!!!!んんんんん!!!!」

鞠莉「ほら、右だけじゃないわよ?まだ左足も残ってるんだから…」
 
205: 2017/06/01(木) 03:43:15.10 ID:lvMwQx8M.net
果南(…!!!!!だ、駄目…っ!!蒸れた生の両足で同時に鼻なんかに臭い押し寄せられたら…!!!!ほんとに正気保てなくなるよぉ…!!!!)

鞠莉「指と指の間とか汗と蒸れと臭いが篭ってて特に臭いんじゃない…?…存分に味わって?私の恥ずかしいところ…」

果南(!!!!!……え…?)
 
206: 2017/06/01(木) 03:46:17.28 ID:lvMwQx8M.net
スゥーーーッ!!!

果南「っ!!!??んがっ!!!!んっんっんっ…!!んぅぅぅ、んぉぉぉぉ!!!!!」

果南(なに、これ…っ!!!!目が、回る…!!!?臭いが強烈過ぎてダイレクトに脳に衝撃を訴えてくる…!!!!)

鞠莉「うふふ…っ、鼻先でつま先グリグリしてあげる…」

果南「んむぅぉぉぉ!!!!!んんっ!!んっんっんんんんん!!!!!」
 
207: 2017/06/01(木) 03:50:26.06 ID:lvMwQx8M.net
果南(壊れる!!!!!私が、壊れる!!!!!こんな臭い嗅いだことないよ!!!!!なんなのこの強烈にねっとりした酸っぱさは…!!!!!そしてそれを否が応でも無理やりに嗅がされるこの状況は…!!!!!
……なんか、似たような光景知ってる…デジャヴ…???…ねぇ、このままいったら……)

ガチャッ

ダイヤ「……果南さん…?鞠莉さん…?」
 
208: 2017/06/01(木) 03:53:25.76 ID:lvMwQx8M.net
果南(……!!!!!)

鞠莉「あら、ダイヤ」

果南(た、助けて…!!ダイヤ、助けて…!!!!このままじゃ、私ほんとにおかしくなっちゃう…!!夏場に蒸れた足先の臭いずっと鼻だけで嗅がされて壊されちゃう…!!!!)

ダイヤ「……その状況は…」

果南「んっ!!!!!んっ、んんんんん!!!!!」
 
209: 2017/06/01(木) 04:00:01.94 ID:lvMwQx8M.net
ダイヤ「……もう鞠莉さん、既に始めていらしたのね?」

果南(…………え…?)

鞠莉「えぇ、先に楽しませてもらってるわ」

果南(…………やだ…)

ダイヤ「うふふ、じゃあ私も…――」

果南(…や…いや…!やぁぁぁ…!!ああぁぁぁぁぁぁぁ…!!!!)

ダイヤ「――…一緒に嗅がせてあげますわね?」
 

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1495622179/

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