【SS】恋「はっぴぃ にゅう にゃあ…？」【ラブライブ！スーパースター!!】

恋「みなさんおはようございまーす」ｶﾞﾁｬｯ


かのん「んでんでんでｗｗｗ」

すみれ（にゃあ）

可可「にゃーーんデッ」

千砂都「かまってかまって欲しいのｗｗｗ」


恋「」ﾊﾞﾀﾝ
　

恋「…」ｺﾞｼｺﾞｼ

恋「みなさんおは…」ｶﾞﾁｬｯ


かのん「イイ子じゃない時のワタシｗｗｗ」

千砂都「カワイイとかってありえないｗｗｗ」

可可「ソレソレソレー！」

すみれ（にゃお）

かのん「ラーブーｗｗｗもらってもらってくださいｗｗｗ」


恋「」ﾊﾞﾀﾝ
　

恋「…」

恋「これが禁断のセカイですか…（錯乱）」

恋「きっと私は熱でもあるのですね。これは非常事態です」


可可「非常事態が日常デス！」ｶﾞﾁｬｯ

千砂都「好きって言ったら？」ﾀﾞﾀﾞｯ

かのん「ジ・エンドにゃん！」ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ


恋「ひあああああああっ！！？？」
　

恋「きゅ、急に一体なんなんですか！？」

かのん「え？」

千砂都「恋ちゃんまさか知らないの？」

可可「日本が生んだ奇跡の名曲」

すみれ「『はっぴぃ にゅう にゃあ』。ショウビジネスの世界では常識よ？」

すみれ「業界人はみんなこの曲を歌っているんだから」ﾌﾌﾝ

すみれ「私も子供の頃に歌いまくってたわ…」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜｰﾝ

恋「こんなの歌ってばかりだったからネタキャラ扱い《ｸﾞｿｸﾑｼ》にされたのでは？」
　

恋「はっぴぃ にゅう にゃあ…」ｽﾏｽﾏ

恋「2010年に放送された『迷い猫オーバーラン』…アニメの曲ですか」

かのん「懐かしいなぁ。確かリアルタイムで見てたんだよね」

千砂都「2人で深夜まで起きて見てたよね」

恋「10年以上前に？ 深夜アニメを？」

かのん「うん」

千砂都「周りの子に『迷い猫』の話しても通じなくて、いじめられることもあったよ」

かのん「それで私が『二回〇ねー』って言いながら助けに行ってたんだよね」

恋「昔いじめられてたのってそれが理由だったんですか！？」
　

口リれん「ねぇ、ここは私たちの場所なの！」

口リちぃ「んでんでんでーｗｗｗ」

「勝手に使わないでくれる？」「近くに住んでるんでしょ？ なんで知らないの？」

口リちぃ「上から目線のてんこ盛りｗｗｗ」

口リれん「よく分かんないけどムカつく…。この髪紐、罰としてもらっていくから」

口リちぃ「チョウシニノッチャダメーｗｗｗ」

口リかの「コラー！ ちぃちゃんをいじめちゃダメー！ 2回〇ねー！」ﾐｿﾞｵﾁｸﾞｰﾊﾟﾝ


恋「あー…、なんだかお腹の古傷が…」ｽﾞｷｽﾞｷ
　

可可「可可も中国で見てまシタ」

可可「このアニメを見ながら日本語を勉強したものデス」

恋「教材間違ってません？」

可可「そんなことはありまセン」

可可「わがまま そのまま ねこまんま～上から目線のてんこ盛り～」

可可「尻尾のある女の子には命令したって無駄だよ～」

可可「気分次第は秒速です～おととい来たら終わってる～」

恋「その歌詞の意味、理解出来てますか？」

可可「出来てまセン！」
　

恋「それで、何故今頃この曲を歌い出したんですか？」

すみれ「次回のラブライブの課題が『電波ソング』だからよ」ｷﾗﾝ

恋「絶妙にありえなくはないチョイスですね…」

可可「μ'sの『ぷわぷわーお』、Aqoursの『コットンキャンディえいえいおー』など…」

可可「レジェンドスクールアイドルたちもヒット曲を生み出しているジャンルデス」

かのん「それで私たちなりに良さげな電波ソングは何か考えたんだけど…」

千砂都「やっぱり『はっぴぃ にゅう にゃあ』しかないね、って話になったんだ」

恋「なるほど…」

恋（いや、なるほどってなる話ですか…？）
　

恋「しかし、こんな曲ばかり聞いて大丈夫ですか？ 妙に頭にこびりつくというか…」

かのん「電波曲ってそういうものだもんね」

千砂都「昨日からずっと聞いてるから今日の授業頭に入らなかったよ」

すみれ「お陰でミニテスト散々だったわ」

恋「悪影響出まくりじゃないですか」

かのん「私たちはまだマシだよ。108回聞いたけど正気を保ててる分ね」

恋「それは正気じゃないです」

可可「1年生たちは『はっぴぃ にゅう にゃあ 108回耐久レース』に耐えられずダウンしてマス」

恋「大事な後輩に何させてるんですか！？」
　

きな子「んでんでんでーｗｗｗ」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

四季（にゃあ）ｸﾞﾙｸﾞﾙ

メイ「にゃーーんでっ」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

夏美「かまってかまって欲しいのｗｗｗ」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

恋「きな子さん！ 四季さん！ メイさん！ 夏美さん！？」

恋「完全に洗脳されてます…！」

可可「『はっぴぃ にゅう にゃあ』は専用の隔離部屋があるほどの中毒性をもってマス…！」

夏美「『はっぴぃ にゅう にゃあ 108回聞いてみた』の動画…バズってますの…！」ﾊﾞﾀﾘ

恋「夏美さーーん！」
　

千砂都「『迷い猫オーバーラン！』の作者はもうお亡くなりになったんだけど…」

千砂都「葬儀の際にこの曲を流したんだってね」

すみれ「作者本人の意思でね。デビュー作だったし思い入れがあったんでしょうね…」

可可「残った人に笑っていて欲しい、そんな意思を感じマス」

恋「そうなんですか…」

夏美「」

かのん「」ﾎﾟﾁｯ

んでんでんでーｗｗｗにゃーんでっｗｗｗ

夏美「」ﾁｰﾝ
　

千砂都「ところで恋ちゃん、さっきからツッコミまくりだね」

恋「誰のせいですか…」

恋「こんなにボケ倒されたらいくらなんでも拾いきれません…」

かのん「拾いたいなら拾えばーｗｗｗいーじゃんｗｗｗ」

恋「」ｲﾗｯ

恋「もうツッコミません」

かのん「かまってかまってｗｗｗ欲しいのーｗｗｗ」

恋「いつぞやの分をお返ししたい気分です…」ﾌﾞﾁｯ

かのん「ひぃっ！？」
　

すみれ「ちょっと恋、落ち着きなさいよ」

千砂都「そうだよ。良くないよ？」

可可「良い子じゃない時の私は可愛いとかってありえないデスよ」

恋「とりあえず『はっぴぃ にゅう にゃあ』の歌詞から離れて下さい」

千砂都「怒らないで？ 平和なまるまる世界を目指そう？」

可可「逃げるカラ～」

すみれ「追いかけて～」

かのん・可可・すみれ・千砂都「まぁるい世界～ｗｗｗ」The World is FULL of Circles!

恋「どこからでも歌詞に結び付けますねぇ」
　

可可「ソウ！ 『はっぴぃ にゅう にゃあ』は万能なのデス！」

可可「『はっぴぃ にゅう にゃあ』の歌詞ダケでラブライブに行けることが判明」

すみれ「好きって言ったらジ・エンドにゃん（予選落ち）」

恋「負けてるじゃないですか！」

かのん「もらってもらってください～ｗｗｗ（賄賂）」

恋「貴女は最低ですっ！」ﾊﾞｯﾁｨｨｨﾝ

千砂都「拾いたいなら拾えばーいーじゃんｗｗｗ（敗者復活戦）」

恋「そんなシステムはありません！」
　

かのん「だよね…」ﾋﾘﾋﾘ

恋「はっ！ つい勢いで…」

かのん「いいから～ｗｗｗ謝って～ｗｗｗ」

かのん・可可・千砂都・すみれ「鳴き真似するぞーｗｗｗ」

恋「すみませんでした…」

かのん・可可・千砂都・すみれ「にゃーん」

恋（とりあえずここから離れましょう…）

恋「夏美さん、保健室に行きますよ」

夏美「いますぐに～抱き上げてね～ですの～…」ｸﾞﾙｸﾞﾙ
　

夏美「ナッツ！？」

恋「気が付きましたね。意識はしっかりしていますか？」

夏美「恋先輩！？ 私のこと、介抱してくれてましたの…？」ｷｭﾝ

夏美（っていうか本当に抱き上げてくれてるー！）ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

恋「まぁ…他の1年生はともかく夏美さんは完全にダウンしてましたから」

恋（とりあえず部室から離れたかっただけなんですけど）

夏美「デレッデレッデレッ～?」

夏美「ツンっ！？ はっ！ こんな状況でも『はっぴぃ にゅう にゃあ』の歌詞が！」

恋「中毒症状から抜け出すには時間がかかりそうですね…」
　

夏美「恋先輩は、まだ中毒になっていないんですのね?」

恋「はい。まだ今日始めて聞いたばかりですから」

恋「今後も中毒にはなりたくないですね…」

夏美「私もあんなひと昔前のVIPみたいな空気イヤですの…」

恋「VIP？」

夏美「恋先輩まであんな風になってしまったらLiella!はオシマイですの」

恋「ええ。みなさんを中毒症状から脱却させなければ」

恋「しかし…どうしたらいいんでしょう」

夏美「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

夏美「夏美に、いいアイディアがありますの…」

恋「本当ですか！？」

夏美「ええ…」

夏美「中毒から目を覚まさなければならないほどの刺激を与えればいいんですの」

恋「刺激…ですか」

恋「ですが暴力はよくないですよ？」

夏美「そういうのじゃありませんの。ひと昔前のVIPの中学生ノリを粉砕するには」

夏美「強く『現実』を見せつけるしかありませんの…！」

恋「はぁ…」

夏美「恋先輩…覚悟はいいですの？」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

かのん「三毛・ブチ～ｗｗｗ」

メイ「トラ・シロ～」

すみれ（早くしろ）

四季「ウェルカム猫招き～」

かのん・メイ・すみれ・四季・可可・きな子・千砂都「チョウシニノッチャダメー！」

可可「にゃんたら優しすぎるの」

きな子「ダ・イ・キ・ライ～」

すみれ（みゃーん）

かのん・メイ・すみれ・四季・可可・きな子・千砂都「はーっぴぃ にゅう」


恋「そこまでです！」ｶﾞﾁｬｯ
　

恋「もうそんな寒いノリは終わりです///！」

恋「見て下さい…これが『現実』ですっ//////！！！」


夏美「恋先輩…その唇、いただきですのっ！」ﾁｭｯ

恋「っ～～～～///！！！」ｷﾞｭｯ


かのん「え？」

かのん・メイ・すみれ・四季・可可・きな子・千砂都「えぇ……？」

かのん・メイ・すみれ・四季・可可・きな子・千砂都「……………」

かのん・メイ・すみれ・四季・可可・きな子・千砂都「（脳破壊）」
　

夏美「…ふぅ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

恋「…///」ｶｱｱｱｱｱｱ

夏美「どーですの？みなさんが未だに中学生のノリで遊んでいる間…」

夏美「夏美はオトナの階段、登っちゃいましたの…」ﾎﾞｩｯ

千砂都「（脳破壊）」

恋「スムージーの味がします…///」ﾄﾛﾝ

可可「（脳破壊）」

すみれ「（脳破壊）」

夏美「みなさんは、女子高生ライフ満喫しませんの？」

かのん「（脳破壊）」
　

かのん「私たち…一体何を」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

可可「貴重な青春時代を電波ソング中毒になって過ごすナンテ」ｽﾞｰﾝ

すみれ「なんて無為な時間だったの…！ ぎゃら悔しい…！」ｷﾞｬﾗｰﾝ

千砂都「後輩と友だちに先越された…これが『現実』…！」ｶﾞｰﾝ

きな子「上京してすぐ洗脳されるとか都会は怖いっす…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

四季「反省…」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

恋「みなさん中毒症状が解けたようですね」

夏美「ですの！」
　

恋（その後は、悟りを開いた賢者のような目線で電波ソングを考察し）

恋（ラブライブ用の電波曲をみんなで作りだしたのでした…）


夏美「♪～」

恋「夏美さん！ その…」

夏美「なんですの？ 恋せんぱーいっ」ﾋﾟﾄｯ

恋「あ、あの…キスは、洗脳を解くためのもの、ですよね…///？」

夏美「…」ﾆﾔﾘ

夏美「違いますの！ 私、恋先輩のこと本当に好きなんですの！」

恋「！！？」
　

恋「わ、私なにか夏美さんに好かれるようなことしました？」

夏美「してますの！」


恋（まるで猫のように自由で、気が付いたらオーバーランしている元気な後輩）

恋（そんな彼女とこれからどんな日々を歩んでいったものかと迷いながら）

恋（私はまた…新しい『現実』と向き合っていきます）


メイ（猫キャラ取られた…）ｽﾞｰﾝ

恋「あ、言い忘れていましたが」

夏美「ナッツ？」

恋「私は猫より犬派です」

夏美「なんの話ですの？」


完