絵里「生徒会長はキスで引き継ぐことになっているの」ﾁｭ　穂乃果「あぅ…///」

絵里「ん…ちゅ……さぁ、これで今日からあなたは…きゃっ！？」

穂乃果「ぅえりちゃん……んっ……」ﾁｭ

絵里「んんっ…！？ちゅ…ちぅ……穂乃果…？」

穂乃果「今ので生徒会長の座は絵里ちゃんに戻っちゃったよね…？」

穂乃果「だから、その…もう１回絵里ちゃんから…///」ｶｧｧ

絵里「フフ…仕方ない子ね…」ｽｯ

穂乃果「ぁ……///」







海未やことりにバレるオチかと思った？
残念、この後めちゃくちゃ引き継ぎしたチカ
　

　

かしこいわ！考えたわね！
　

じゃあ副会長は直接わしわしで引き継ぎやね
　

ハラショー！
まだ間に合うかしら！
　

ハラショー（小並感）
　

来年は穂乃果ちゃんが後輩とキスする模様
　

のぞうみはよ
　

穂乃果「私たちがいなかったとき、リーダーしてくれてほんとにありがとね」

穂乃果「だからこそ、私は推薦したんだよ」

穂乃果「これからもずっと応援するからね！」

穂乃果「さ、新生徒会長凛ちゃん♪」

穂乃果「生徒会長引き継ぎの儀式、しよっか♪」
　

μ'sのリーダー→凛
アイドル部部長→花陽
生徒会長→真姫
という可能性は
　

真姫ちゃん生徒会長やりたがんなそー
　

絵里と希は先代の生徒会長・副会長から引き継いだわけだよな
つまり
　

？？「仕方ありませんね、留年して生徒会長を目指しましょう。穂乃果がやり残した事は私が引継ぎます。」
　

認められないわあ
この引き継ぎは今回限定よ！
　

このしきたりは穂乃果に引き継ぐときに始まり、引き継いだ後は綺麗さっぱり消えるのよ！
　

希「『決意表明として会長と副会長もする事になってる。』とも去年言ってたよなー？」

希「ウチ初めてやったんよ？」

海未「穂乃果！」ｶﾞﾀｯ
　

音の木坂は実質スクールアイドルに権力握られてるんだよなぁ
　

絢瀬の苗字を穂乃果に引き継がせようとする絵里ちゃん
　

絢瀬穂乃果っていい名前ね
　

希「それじゃ海未ちゃんはウチと、しよっか？」

海未「な///ななな、できるわけないでしょう!?///無理です！破廉恥です!!/////」

希「・・・そんな頑なに拒否されるとちょーっと傷つくなぁ。海未ちゃんはウチの事嫌いなん？」

海未「い、いえ、希が嫌いとかいう訳ではなく、むしろ先輩として好ましく思っていますがこういうことは好き合う者同士が互いの想いを通わせた上で・・・」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

希「そんなら問題ないやん？ウチも海未ちゃんの事好きやし、海未ちゃんとやったらええかな、って思ってるんよ？」

海未「～～～～～ッ/////」ｶｧｧ
　

のぞうみ！
　

キスをしてる間は二人とも生徒会長という不思議な状況になってる
　

ことり「希ちゃん、海未ちゃんだけじゃなくて私にもしてよ」
　

　

翌日の部室

海未「ではこれから会議を始めます」

凛「始めるにゃ～～！」

海未「凛は気合十分ですね」

真姫「もうすぐ本選だから気持ちはわかるけど張り切りスギジャナイノ」

凛「そんなことないよー！凛たちは関東の代表だもん！足りないくらいだよ！」

海未「そうかもしれませんね、私たちはかのA-riseを打倒したのです、彼女たちの魂も背負っていると考えてよいでしょう」

海未「さて、今日の議題ですが――」


穂乃果＆絵里「……」


穂乃果「」ﾎﾞｰ

絵里「」ﾎﾟｹｰ


穂乃果＆絵里（昨日のキスが頭から離れない…）
　

海未「――む、どうしたのですか穂乃果」

穂乃果「ええ！？な、なに！？」

海未「上の空だったようですが」　ｼﾞｰ

穂乃果「そ、そうかな！？」

海未「何か悩みを抱え込んでいるのはないですか？」

穂乃果「そんなことないよ！！だ、だよね！！絵里ちゃん！！？」

絵里「え、」（我に返って）


絵里「も、もちろんそうよ、気合いは十二分に入っているわよ！」


海未「……？」

海未「今は穂乃果の悩みについて話していたのですが？」

絵里「えっ、、（汗」

海未「絵里？」

絵里「あーーーーー、そうねーー、穂乃果の悩みは、えーっと……、大丈夫だと思うわよっ（汗）」

海未「一体何を根拠に……」

絵里「穂乃果が大丈夫だと言っているのだから大丈夫なんでしょう！そうよね穂乃果っ！（汗）」

穂乃果「うん！絵里ちゃん！！！（汗）」

海未「腑に落ちませんがまぁいいでしょう、さぁ会議を再開します」

ほのえり（汗汗）
　

　

海未「今日の議題は、『引継』についてです」


穂乃果「！！？」　絵里「ハァ！？」　机ﾄﾞﾝ!!

海未「なんですか絵里」

絵里「ちょっと！どうして海未が引継のこと知ってるのよ！！！」

海未「知っているも何も、今日は『アイドル部の引継』の話をすると決めていたではありませんか」

絵里「あ…」

にこ「そーよ絵里、私たちもうすぐ卒業でしょー」

希「おかしなえりちやなぁ」

絵里「そ、そうだったわね…（完全に忘れていたわ……）」

穂乃果「……」

海未「寂しい気持ちはわかりますが部室内も片づけなければなりませんし、次期部長も決定しなければなりません」

絵里「そうよね…取り乱して悪かったわ…」


海未「では改めて、引継について、何か意見のある方はいますか？」


μ's一同「うーん……」　しばしの沈黙




「ハイ！」（挙手）
　
　

　

海未「穂乃果ですか、どうぞ」

穂乃果「えーっと……」


穂乃果　チラｯ（絵里をﾁﾗ見して）

絵里（穂乃果……？）


穂乃果「私は……」


穂乃果「私は引継がしたいっ！！」


絵里「！！」

他7人「？？」


海未「…ですからどのように、と聞いているのですが？」

穂乃果「とにかくしたいんだ……引継が……」

穂乃果　（絵里を見ながら）

穂乃果「いますぐしたいんだよ！！」

にこ「ちょっと穂乃果ーそんなに私たちと早く別れたいってわけ？」

穂乃果「いや、そゆことじゃなくて……（絵里をチラチラ見ながら）」

絵里（穂乃果……！）


絵里「私もしたいわ、いいえ、引継するべきだと思うの！（穂乃果をガン見して）」


穂乃果「！！」

他7人「？？」
　

　
海未「引継は既に決定事項です、これから話すことはその次の――」

穂乃果「海未ちゃん！！！ハイ、ハーイ！（挙手）」

海未「まだ話の途中ですが……」


穂乃果「私！高坂穂乃果はこれからトイレに行ってきます！！」


絵里（！！）

海未「その程度でいちいち挙手しないでください」

穂乃果「それでは行ってきます」　ﾋﾞｼｯ

穂乃果　部室out



絵里「ﾊｲ」　綺麗に腕を伸ばして挙手

海未「……」

海未「今度はまともな意見をお願いしますよ」


絵里「私、絢瀬絵里はトイレに行きたいです」


他7人「……」

海未「行ってきたらいいではないですか…」

絵里「では失礼します」　ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ　扉ｶﾞﾁｬ

絵里　部室out

海未「一体何のなのですかあの2人は……」
　

　
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ……（走）


絵里「穂乃果っ……穂乃果っ……」


ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ……（ﾀﾞｯｼｭ）




―女子トイレ前


ガチャ（トイレの扉開き）


絵里「穂乃っ……」



ｷﾞｭｯ



トイレに入って間もなく穂乃果に抱きしめられた絵里……


絵里「っ果……」

穂乃果「絵里ちゃ……」　とろーん


ﾁｭｯ


小さなキスを唇にお見舞いする絵里…

穂乃果「こんなんじゃ全然引継足りない…」

絵里「わかっているわ、こっちもこんなもので終わらせるつもりはないの」


ﾁｭｯ………ﾁｭ､ﾁｭ、


制服がしわくちゃになるくらいに抱きしめ合ってキスをする2人…
これからも引継を隠語にしていくことでしょう
　

絵里「ねえ穂乃果」

穂乃果「ん？」

絵里「……私と初めて引継したときのこと、覚えてる？」

穂乃果「えーーっと……」




穂乃果「なんだっけ？」




絵里「ｶﾞｰﾝ」　ﾁｶｧ…

穂乃果「うーそ、ちゃーんと覚えてるよ絵里ちゃん」　


ｷﾞｭｯ

絵里を抱きしめる穂乃果……
　

　
穂乃果「あの時は“引継”するために引継しなきゃいけないんだ！って絵里ちゃん言ってきてさぁー、私すっかり騙されちゃったなぁ（笑）」

絵里「しないほうが良かったかしら…？」　ｼｮﾎﾞｰﾝ

穂乃果「ううん」

穂乃果「私は絵里ちゃんと引継を交わすことが出来て嬉しかったし、アレがあったから今があると思うし」

穂乃果「それに今だって……」

ﾁｭｯ

絵里「！」

穂乃果「ふふん、穂乃果の引継も結構うまくなったでしょ？」　ドヤッ

絵里「そうねー、70点ってところね」　ｸｽｸｽ
　

　
穂乃果「えー！残りの30点はーー！？」


ﾁｭｯ


穂乃果の唇をそっと口づけする絵里…


絵里「これで100点♪」

穂乃果「あははっ」

穂乃果「また絵里ちゃんに美味しいところ持ってかれちゃったぁ」

絵里「穂乃果もまだまだ甘いわねっ♪」

穂乃果「でも、」

穂乃果「今日はもう1つ引継したいものがあって……」　ｺﾞｿｺﾞｿ

絵里「？」


懐から何かを取り出す穂乃果


穂乃果「絵里ちゃん、私ね」

穂乃果「今まで絵里ちゃんと一緒に居られて、引継することができて良かったって思っているし、これからもずっと、」

穂乃果「ずーーーーっと引継したいと思ってるの、だから……」　ﾊﾟｶｯ


そう言って絵里に差し出したのは指輪の入ったケースだった……


絵里「それって……」

穂乃果「うん」

穂乃果「絢瀬絵里さん、私と、、結……ううん、引継、してくれませんか？」


引継の意味が変わった、とある夜の出来事でした
　

ハラショー！素敵ね！