こずかほ出産前提のかずぎん【蓮ノ空】

両親が揃って家を空けることになったので、吟子さんに面倒を見てもらえることになった。親の友人であたしの憧れのきれいなきれいなお姉さんとの１日。珍しく親に感謝しちゃうねこれは。
家でお喋りもいいけど、ここはデートと行きましょう。戸惑う吟子さんの手を取って駅前のデパートへ。知り合いに会ったらめっちゃ自慢してやろう。
「いやもう、若い子の服ってぜんぜんわからんね」
定番のウインドウショッピング。あたしは和服姿しか見たことないけど、吟子さんって洋服着るのかな。この色にはこれがいいよ、と服を合わせた肩に真っ白な手が当たる。ちょっとドキドキ。お小遣い貯めて絶対買おう。
ルンルン気分でカフェでお茶。なんていい１日だろう。楽しいですねって口に出そうとしたら、吟子さんは店の外を見てた。辛そうな顔に、口を慌ててつぐんだ。
複雑な関係の紫髪の友達――吟子さんはそう言ってたけどほんとは――を見つけたからだとあたしが知るのは、だいぶあとの話。
　

こずかほ出産前提のかずぎん
　

>こずかほ出産前提
口に出して読みたい日本語🐉
　

出産前提って文字列初めて見た
　

かずえ→大人ぎん←大人ひめめ…？
　

拗れてるねぃ
　

ひめめだったらピンク髪じゃないですよ？
　

かずえちゃんと思うのがそもそもの先入観なのかもしれない…
鈴芽ちゃんかもしれない…
　

すずめ→ぎん→こずと思ったんですよ…
　

鈴芽ちゃん視点でぎん→かほこず…と見せかけて孤高の音楽家ルートかもしれない…
　

たまには吟花ちゃん目線も見たいな！
　

>たまには吟花ちゃん目線も見たいな！
吟花×孤高の音楽家で…
　

>>たまには吟花ちゃん目線も見たいな！
>吟花×孤高の音楽家で…
なんか急に危うくなったんですよ…
　

孤高の音楽家(1週間ほど出張してるだけなのにやたらと悲壮感溢れてるこずかほの梢)
　

>孤高の音楽家(1週間ほど出張してるだけなのにやたらと悲壮感溢れてるこずかほの梢)
こういうことする
　

>孤高の音楽家(1週間ほど出張してるだけなのにやたらと悲壮感溢れてるこずかほの梢)
　こんなに広くなくていいって言ったのに。
「……」
　梢は楽器ケースに触れてそのまま指でなぞるだけにして、ソファに寝転んだ。
　防音性に優れた、広い広いホテルの部屋。
　あの○○様もご宿泊になられた。なんて取引先の担当者が言っていた気がする。名前は出てこない。どちらも。
「……花帆」
　代わりに出るのは愛しい音。
　憂いていた心に清涼な風がすっと吹き込み……もっと、寂しくなった。
　会いたい。花帆に、会いたい。
『ぐすっ……。ぜったい、また、会いましょうね……』
　思い出すのは、別れ際のあの子の涙。
　抱きしめてあげたかった。ずっとそばにいるって約束の通りに、してあげたかった。だというのに、それもこれもーー。
「すみません。イチャイチャする曲以外でお願いします」
　ーーこんな無茶な注文のせいだと、作曲家にて作詞家の乙宗梢は、依頼のものが完成するまで缶詰めされるのであった。なお本日２日目。
　

誰かが失恋して傷つくのは見たくないから全員くっつけばいいと思う
　

かずぎんはもっと流行らすべきだとハチ思う