つづめぐは紅白でめでたい【蓮ノ空】

新年はつづめぐ
　

　飾り気のない黒のパジャマを脱がすと、その下には鮮やかな赤があった。透けてしまいそうなほどに儚い肌の白に映える、レースのあしらわれたシルクの下着。夕霧綴理を最も美しく飾るものとして、私――藤島慈が選んだ。
「……綺麗だよ、綴理」
　私が選んだ、私好みの下着を、ただそれだけを身に着けた綴理が目の前にいる。その光景はあまりにも美しく、私の脳を甘い悦びで満たした。
「めぐも脱いで」
　綴理の肢体を眺めながら、それを独り占めできる優越感に浸っていたら、不意に綴理が口を開いた。自分だけ脱がされるのはフェアじゃない、とでも言いたそうな顔だ。
「ん、わかった」
　私が着ているパジャマは、温かな色合いでふわふわの素材。かわいいめぐちゃんを更にかわいくしてくれる優れもの。けどその下には、打って変わって大人びた黒の下着。かわいいめぐちゃんを脱がせると、綺麗で色っぽいめぐちゃんが出てくるというわけだ。
「めぐ、きれい」
　どうやら効果はてきめんらしい、綴理は目を輝かせて体を寄せてきた。そのまま綴理の顔と私の顔とが近づいて、何を考える暇もなく唇が重なった。
「んっ……つづ、り……」
　

　綴理の唇の感触。何度も何度も重ねて、すっかり覚えてしまった柔らかさ。唇を押し付け合うだけのほんの数秒間が、嬉しくて堪らない。
「大好きだよ、めぐ」
「綴理……大好き……」
　唇を離して、顔を見合わせれば、どちらからともなく愛の言葉が口をつく。綴理の体をぎゅっと抱き寄せて、今度は私から唇を重ねた。
「あむ……んぅ……めぐ、すき……」
　綴理の舌が、私の唇の隙間をこじ開けて入り込む。私も舌を出して、歓迎するように絡みつかせた。
「綴理……好き、すき……んっ、だいすきぃ……」
　愛を口にするほどに、愛を耳にするほどに、胸は愛しい気持ちでいっぱいになる。もっと綴理を感じたくて、抱き締める腕の力を強めた。
「んっ……めぐ、めぐ……」
　荒い息が、〇靡な水音が、甘い愛の言葉が、混ざり合って脳に響く。
「つづりぃ……ん、ふぅ、つづり……愛してる……」
　そうして抱き合ったまま、唇を重ねて、舌を絡めて、愛を囁いて。しばらく経ってようやく唇を離すと、二人の唇の間には細い銀の橋が架かっていた。それは部屋の灯りを反射して名残惜しそうに光ると、シーツに落ちて染みになった。そして私たちは、また唇を重ねた。
　

🍉！？
　

ﾂﾂﾞﾒｸﾞﾄﾞｼ🍉
　

つづめぐがフラワー三昧してる…
　

まさか新年早々つづめぐを見るとは🍉
　

新年からフルアクセルなんですよ…！
　

今こんな感じ
　

つづめぐは紅白でめでたい