新年なのでラブライブ！の歴史を振り返ろう

2010年
電撃G's magazine7月号にプロジェクトの予告が掲載される。翌月号でスタートした。8月13日～のコミックマーケット78にて、ファーストシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」夏コミ限定版を販売し、8月25日に一般発売されたが、当時は｢アイマスの二番煎じ｣という意見が大半で注目度は低く、売上は初動434枚と厳しいものであった。
11月号で声優が公表、1月号でグループ名μ'sが決定。12月にはセカンドシングル｢Snow halation｣も発売されたが、今やμ'sの代名詞であるこの曲も初動1451枚であった。

2011年
インターネット番組「ラブライ部 ニコ生課外活動 ～ことほのうみ～」放送開始、ラジオ『ラブライ部 ラジオ課外活動 ～にこりんぱな～』、G'sでの漫画連載の開始、3つのミニユニット結成とそれぞれのファーストシングルの発売など、本格的な活動を開始した。8月には｢夏色えがおで1,2,Jump!｣も発売され、爆発的なヒットではないがプロジェクトが概ね軌道に乗ってきた年と言える。年末にμ’s 1stライブが告知された。

2012年
4thシングル「もぎゅっと“love”で接近中!」発売。2月19日にはファーストライブである｢ラブライブ！μ's First LoveLive!｣が横浜BLITZで開催され、同ライブにて翌年のアニメ化が発表された。8月には国内最大級のアニメソングライブイベント「Animelo Summer Live」に初参加し、5thシングル「Wonderful Rush」は、オリコン30位以内に入るなど、徐々にオタク内での知名度を上げていった。PVも初期のグラフィックから現在のアニメ調のグラフィックに近づいた。

2013年
1月頭に、2ndライブ「ラブライブ！μ’s New Year LoveLive! 2013」がTOKYO DOME CITY HALLにて開催。また、冬アニメとして｢ラブライブ！(1期)｣が放送開始。冬クールの所謂｢覇権アニメ｣となり、このヒットによって一大コンテンツ化の一歩を踏み出したと言える。4月はスマートフォン向けゲーム「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」が配信開始、こちらもスマホゲーム黎明期の中でヒット作となり、一般層に浸透する端緒となった。5月には「ラブライブ！School idol diary」第1巻が発売。6月にはパシフィコ横浜国立大ホールにて、3rdライブ「ラブライブ！ μ's 3rd Anniversary LoveLive!」が開催され、アニメ2期制作が発表された。6thシングル｢MusicS.T.A.R.T!!｣も11月に発売。

2014年
2月に4thライブ「ラブライブ！ μ's→NEXT LoveLive! 2014 ～ENDLESS PARADE～」を巨大ホールであるSSAで実施するなど、オタク業界の中でもトップコンテンツの片鱗を見せ始めた2014年。春アニメとして放送されたアニメ2期はBD6万という圧倒的な年内覇権となり、アイマスに取って代わりアイドルアニメの代名詞的存在となった。このヒットでNHKの寵児となり、『MUSIC JAPAN』に出演するなど、お茶の間でもジワジワと存在感を増していった。

2015年
1月、 5thライブ「ラブライブ！ μ's Go→Go! LoveLive! 2015 ～Dream Sensation!～」を再びSSAで開催。アニメの続編である劇場版「ラブライブ！The School Idol Movie」が放映されると、興行収入28億超えという深夜アニメとしては異例の大ヒットを記録(2020年に鬼滅の刃に抜かされるまでは深夜アニメ映画では1位だった)した。社会現象化が最も激しかった年であり、ねぶた祭りのコラボ、ラブライバー大臣を初めとした著名人の宣伝、そして年末の紅白歌合戦への出演など、人気が一般層でも過熱していた一方で、マナーの悪い｢ラブライバー｣が度々炎上するなど、良くも悪くも注目を受けていた年であった。しかし、映画内で活動終了の話を取り扱ったのに呼応するように、声優ユニットも特番「ラブライブ！μ’sのこれまでとこれから」にて“これから”でファイナルライブでの活動休止を発表、最盛期だった故に多大なショックが走った。
一方で、2月に「電撃G’sマガジン」にて『ラブライブ！サンシャイン!!』プロジェクトの予告が掲載され、10月には1stシングル「君のこころは輝いてるかい？」がリリースされるなど、密かに次シリーズの準備も進められていた。

2016年
Finalシングル「MOMENT RING」発売、 3月31日からの2日間「μ’s Final LoveLive！ ~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」が東京ドームで開催され、遂にμ'sは惜しまれながら活動を終了した。
サンシャインの方では、1月に早速アニメ化が発表されるなど、

され、2ndシングル｢恋になりたいAQUARIUM｣が発売、ユニットのデビューが立て続けに行われ、夏アニメとして1期が放映開始されると、これまたそのクールの覇権アニメになり、コンテンツの勢いが依然として続いていることを感じさせることとなった。

2017年
Aqoursのファーストライブである「Aqours 1st LoveLive! ～Step! ZERO to ONE～」が2月末に開催され、8・9月にはAqours 2ndライブツアー「Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR」が開催された。3rdシングル「HAPPY PARTY TRAIN」も発売し、μ's人気に依存しているとの印象が強かったサンシャインシリーズに注目が集まるようになった一年であった。秋アニメとしてテレビアニメ第2期が放送され、宝石の国に覇権は譲ったもののこちらもかなりのヒットを記録し、劇場版制作も決定した。
3月末にスクフェス外伝作品として｢パーフェクトドリームプロジェクト（後の虹ヶ咲学園）」が発表され、9月にはPDP(スクフェス外伝)のゲームとして｢ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS｣の2018年内配信が発表されたが、スクスタの制作は難航し、PDPの活動規模も小さかった。

2018年
4月末に某人気ゲームを模したスマホゲーム｢ぷちぐる！ラブライブ｣が配信されたが、好評のないまま後にサービスを終了した。この数日後に、「Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL」が開催され、以降ライバルユニットであるSaintSnowも積極的にライブなどに露出することとなった。6月末に3rdライブツアー「Aqours 3rd LoveLive! TOUR WONDERFUL STORIES」が開催され、その半年後には4thライブ「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ～Sailing to the Sunshine～」を｢浦の星交響楽団｣をバックに念願の東京ドームで開催し、15万人を動員することに成功、Aqoursはμ'sと並ぶ花形レーベルと言っても遜色ない存在となった。そして遂にAqoursも年末の紅白歌合戦に企画枠ではありながら出演を達成した。
一方で、PDPの供給は少ないままであり、スクスタのリリースも翌年へ引き伸ばしとなった。

2019年
三箇日が終わった直後、劇場版｢ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow｣が公開され、こちらも興行収入13億と大ヒットを記録した。劇場版挿入歌のシングル「僕らの走ってきた道は…」で、オリコン週間シングルチャート1位を獲得し、こちらはμ'sも含めたラブライブ！シリーズ初の快挙となった。6月頭にはメットライフドームで5thライブ「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ～Next SPARKLING!!～」が開催され、9月には久しい4thシングルとなる｢未体験HORIZON｣
が発売された。
また、今年はシリーズ｢9｣周年であり、6月には総合マガジン『LoveLive! Days』の刊行が始まるなど、ラブライブ！シリーズ全体の大型イベントへの機運も高まっていた。そんな中、遂に待望のスクスタが9月にリリースされ、これを以てPDP改めて虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメイン供給がスタート。12月には、虹ヶ咲のファーストライブ「ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live “with You”」が開催された。

2020年
1月18・19日、シリーズ9周年を記念した「LoveLive! Series 9th Anniversary ラブライブ！フェス」がSSAにて開催された。このライブでは活動を休止していたμ'sも5年ぶりにライブに出演し、レジェンドになっていたμ'sの二夜限りの帰還に大勢のファンが湧くこととなった。このライブの2日目の最後に、三作目である新シリーズが発表されることになる。
二次展開は劇場版で締め括りながらもAqours単体の活動は引き続き行われ、2月にはそれぞれのミニユニットライブが開催されることとなった。しかし2月末になると本格的に新型コロナウィルスが問題化し、3つ目であったAZALEAのライブが中止されて以降、その後予定されていたライブは6thライブツアーを含めすべてお流れとなった。暫くすると、オンライン無観客開催という形式でライブ活動も再開されるようになり、Aqoursも二度この形式でライブを実施した。(Saint Snowは11月に単体ファーストライブを有観客で行えている。)厚生省の手洗いポスターにサンシャインのキャラが掲載されるなど、コロナ禍においてもコンテンツへの注目度は下がらなかった。

一方で、リアルライブ中心ではなく、スクスタを中心に展開する虹ヶ咲の供給は本年はとても多く、8月には新メンバー・三船栞子の加入、11月にはメインストーリー二部の開始から更なる新メンバーであるミア・テイラーの加入など、既存シリーズの流れに囚われない展開が賛否ありながらも好評を博した。

2015がやっぱ最盛期だけど、2020も供給多い年だったねんな　コロナさえなければもっと盛り上がったかなあ