【SS】『Dance now! Dance now!』 せつ菜「んなっ⁉」

せつな SS


1: 2019/11/14(木) 19:38:47.61 ID:iMLIM3Xs
SELF CONTROL視聴中

せつ菜(なんですかこの曲は……)

『最高!(One more chance time!)言わせるって決めたんだよ(真剣だよ遊びじゃない)Dance now! Dance now!』

『遠くの光へもっとBaby!一緒に跳びたいもっとBaby!ふるえる指先知ってても見ないで 大切なのはSELF CONTROL!!』

せつ菜(めちゃくちゃカッコいい‼)

『ーー走り続ける SELF CONTROL!!』

せつ菜「は~こんなカッコいい曲があったなんて知らなかったな……」

せつ菜「歌っているのは……SaintSnow?北海道のスクールアイドルか」

せつ菜「ん~会ってみたいな~」

せつ菜(ん?SaintSnowって確かAqoursの皆さんと親交があったような)

せつ菜「そうだ、いい事考えた‼」

せつ菜「千歌さんにSaintSnowを紹介してもらいましょう!!」

4: 2019/11/14(木) 19:49:48.12 ID:iMLIM3Xs
次の日

せつ菜「千歌さん‼お願いがあります!!」

千歌「どうしたの?」

せつ菜「千歌さんはSaintSnowのお二人と親交があると聞いた事があって。私、会ってみたいんです」

せつ菜「私に紹介してください!!」

千歌「ちょ、ちょっと待ってせつ菜ちゃん。そんな急に言われても」

せつ菜「あ、すみません。そうですよね……」

せつ菜「私、熱くなると周りが見えなくなっちゃうんです」

千歌「まぁ、一応聖良さんに電話して聞いてみるよ」

せつ菜「本当ですか?ありがとうございます‼」

せつ菜「よければ北海道までお伺いしますと、ぜひお伝えください」

千歌「あはは、まずは話をしてみてからね」

10: 2019/11/14(木) 20:06:19.01 ID:iMLIM3Xs
聖良「私達に会いたい?」

千歌『そうなの、同じスクールアイドル仲間の優木せつ菜ちゃんって言うんだけど』

千歌『もし会えるならそっちまで行くって言ってるよ』

聖良「随分情熱のある方のようですね。ちょっと待ってくださいね。ー理亞」

理亞「なに?姉様」

聖良「千歌さんのお友達が私達に会いたいそうです。会ってあげてもいいですか?」

理亞「姉様が会うと言うなら私は構わない」

聖良「そうですか。ーあぁ、もしもし千歌さん?私達は大丈夫ですよ。せつ菜さんもによろしくお伝えください」

千歌『聖良さん急でごめんね。せつ菜ちゃんの事よろしくね』

聖良「いえ、楽しみにしてます。それでは」

理亞「誰が来るの?」

聖良「優木せつ菜さんという方らしいです」

理亞「聞いた事ない名前……よく初対面の相手に会いに行こうと思えるね。私には無理」

聖良「私達と同じスクールアイドルをやっているようですよ。ルビィさん達みたいにお友達になれるといいですね」

理亞「別に友達にならなくても……いい」

16: 2019/11/14(木) 20:22:42.51 ID:iMLIM3Xs
3日後 函館

せつ菜「う~寒い、これぞ北海道って感じするなぁ」

せつ菜(本当に会えるだなんて千歌さんとSaintSnowの二人には感謝しなきゃな……)

せつ菜「さて、待ち合わせ場所に着いたけどいるのかな?確かお姉さんが来てくれるって聞いたけど」

聖良「優木せつ菜さんですか?」

せつ菜「はい、優木せつ菜です。もしかしてSaintSnowの……」

聖良「はじめまして、鹿角聖良です」

せつ菜「あー本物だぁ、本物の聖良さんだ!!」

せつ菜「ーはっ、失礼しました。虹ヶ咲学園から来ました優木せつ菜といいます。今日は会えて嬉しいです」

聖良「ふふっ、こちらこそわざわざ北海道まで会いに来てくれてありがとうございます」

聖良「本当は妹もいるのですが少し人見知りなところがあって。家で待ってますから一緒に行きましょう」

せつ菜「はい!!よろしくお願いします!!」

せつ菜(聖良さん、上品で凛としていて素敵な人だなぁ……)

25: 2019/11/14(木) 21:29:49.64 ID:iMLIM3Xs
聖良「ここが私達の家です。甘味処をやっています」

せつ菜「わぁ、かわいいお店ですね」

聖良「どうぞ入ってください」

せつ菜「お邪魔します」

せつ菜「へ~中もいい雰囲気ですね」

聖良「ありがとうございます。今、妹を呼んできますね」



聖良「お待たせしました。理亞?なにを隠れているんです。出てきなさい」

理亞「……」ジーッ

聖良「いい加減にしなさい理亞。せっかく私達に会いに来てくれたのですよ。ご挨拶しなさい」グイッ

理亞「わっ、姉様……引っ張らないで」

せつ菜「はじめまして、虹ヶ咲学園から来ました優木せつ菜です。よろしくお願いします」

理亞「……」

理亞「……鹿角…理亞」

せつ菜「私、理亞さんのラップとダンス大好きなんです。とってもカッコよくて」

理亞「なっ……!!」カァァ

せつ菜「二人を知ったきっかけも理亞さんのラップなんですよ。あれは衝撃的でした」

理亞「……」プルプル

理亞「慣れ慣れしいのは、嫌い」クルッ

聖良「あ、理亞。ごめんなさいね、せつ菜さんに褒められて照れているんですよ」

せつ菜「いえ、私の方こそ動画で見慣れていたけど実際は初対面だと忘れていました。ごめんなさい」

聖良「お気になさらず。気分直しにこのお店の1番人気を振る舞いましょう」

27: 2019/11/14(木) 21:53:15.49 ID:iMLIM3Xs
せつ菜「ん~このパフェおいし~特にこの白玉が絶品ですね」

聖良「その白玉はいつも理亞が作っているんですよ」

せつ菜「理亞さんの手作りですか。すごいですね」

聖良「ところでせつ菜さんはなぜ私達に会いに来てくれたんです?」

せつ菜「それはですね」ノリダシ

せつ菜「この間動画でSELF CONTROLを聴かせてもらったんです。その時に私はお二人の歌う姿がすごくカッコよく見えたんです。あ、まずSaintSnowって名前がカッコいいですよね。それから歌詞がとてもクールで痺れました。それから」ベラベラ

聖良「わ、わかりました。よくわかりましたから座ってください……」

せつ菜「あっ、ごめんなさい。私ったらまた周りが見えなくなって……」

聖良「自分で気付くなら心配ないでしょう。理亞もその半分くらいは喋ってもらいたいものですね」

せつ菜「お恥ずかしい限りです……」

29: 2019/11/14(木) 22:15:27.61 ID:iMLIM3Xs
聖良「せつ菜さんもスクールアイドルだと伺いましたが曲は出していますか?」

せつ菜「はい、2曲程出させてもらっています」

聖良「聴かせてもらってもいいですか?」

せつ菜「も、もちろんです!!待ってください今音楽プレーヤーを出します」

CHASE視聴中

聖良「……」

MELODY視聴中

聖良「……」

聖良「なるほど、2曲ともいい歌ですね。私達の曲に近い気がします」

せつ菜「ありがとうございます。だからお二人の曲に惹かれたのしれませんね」

聖良「それは嬉しいですね。ーーふふっ」

せつ菜「どうしたんです?」

聖良「いえ、理亞がずっと私達を見つめているものですから」

せつ菜「えっ?理亞さん?」

理亞「!!」シュバッ

聖良「丁度いいです。理亞、私は買い物に行って来ますからせつ菜さんのお相手をしてあげてください」

理亞「姉様……」

聖良「少しはお話しないと仲良くなれませんよ」

理亞「……ふん」

聖良「と言う訳で私はちょっと出かけてきますのでしばらく理亞と遊んでいてください」

せつ菜「わかりました。いってらっしゃい」

30: 2019/11/14(木) 22:41:19.43 ID:iMLIM3Xs
せつ菜「理亞さんは普段どんな練習をしているんですか?」

理亞「……」

せつ菜「私はμ'sやAqoursの皆さんと一緒に合宿したりします」

理亞「……」

せつ菜「SaintSnowってユニット名カッコいいですよね」

理亞「……」

せつ菜「私達のグループは同好会なのでそういうユニット名がなくて……もう一つ所属してるユニットもあるのですがそれもなんとも言えません。SaintSnowには敵いません」

理亞「……」

せつ菜「あの、理亞さん……さっきからずっと黙ってますけどなにか気に障るような事私言いましたか?」

理亞「……」

理亞「……さっき姉様と話してた事、本当?」

せつ菜「えっ?」

理亞「その、私達を褒めてくれてたから……」

せつ菜「あぁ、その話ですね。やっぱり私は思う訳ですよ。SaintSnowのお二人の名前もカッコいいですよね、鹿角なんて珍しい苗字に聖良さん理亞さんとお二人にぴったりの名前。まさにSaintSnowを結成する為に生まれた」ベラベラ

理亞「それやめて、話長すぎ」

せつ菜「おっと、失礼しました」

理亞「お喋りは苦手……長話も嫌い」

せつ菜「あはは…ごめんなさい」

理亞「でも、少し羨ましい……かも」

せつ菜「えっ?」

理亞「な、なんでもない‼」

32: 2019/11/14(木) 22:58:51.10 ID:iMLIM3Xs
理亞「……」

理亞「私も、SaintSnowが好き」

せつ菜「理亞さん……」

理亞「姉様が作る曲、姉様が描く詞。姉様が考える振付け、姉様が作る衣装、一緒に立つステージ……全部、好き」

理亞「好きな気持ちはあなたに負けない」

せつ菜「そうですね……」

せつ菜「私が千の言葉を並べても理亞さんの一言には勝てませんね」

理亞「そう、私の方が好きな気持ちが強い」

理亞「でも、SaintSnowを好きだと言ってくれたあなたの言葉も、嬉しかった」

せつ菜「……それはよかったです」

理亞「姉様に聴かせてた歌、私にも聴かせて」

せつ菜「はい、ぜひ批評をお願いします」




理亞「……ふぅん」

理亞「悪くはない。でも、私達ほどじゃない」

せつ菜「思ったとおり辛口でしたね……」

33: 2019/11/14(木) 23:19:53.56 ID:iMLIM3Xs
聖良「ただいま帰りました」

せつ菜「あ、お帰りなさい聖良さん」

理亞「姉様、お帰りなさい。私、せつ菜に勝ったよ」

聖良「おや、いつの間にか名前を呼ぶまでになりましたか。なんの勝負をしたかはわかりませんがよかったですね」

理亞「いや、名前で呼ぶのはその……」

せつ菜「どちらがSaintSnowを好きかという勝負で私が負けてしまったんです。それから名前を呼んでくれるようになったんですよ」

理亞「こっ、こら」

聖良「どうやらせつ菜さんと仲良くなれたようですね」

理亞「仲良くなんてなってない……せつ菜は私のライバル」

せつ菜「それはいいですね!!友としてよりライバルとして共に切磋琢磨しあう!!燃える展開ですよこれは」

理亞「なに訳のわからない事を……」

せつ菜「今度会う時はステージの上ですね。今度はライブで勝負ですよ」

理亞「……ふっ、望むところ」

理亞「ステージの上でも、勝つのは私達」

せつ菜「私も負けませんよ!!」

聖良(理亞、いいライバルが出来ましたね)

34: 2019/11/14(木) 23:30:21.44 ID:iMLIM3Xs
せつ菜「それでは私はそろそろ帰ります。今日はありがとうございました」

聖良「私達もせつ菜さんにお会いできてよかったです。次のライブに向けて頑張らないといけませんね、理亞」

理亞「うん、最高のパフォーマンスでせつ菜を驚かせる」

せつ菜「それは楽しみです。私も全力で歌わせてもらいます」

せつ菜「今度、虹ヶ咲学園にも遊びに来てください。他のメンバーも皆いい人達ですよ」

理亞「……そう、その内……行ってみる」

せつ菜「またいつか、会いましょうね。約束ですよ」

理亞「うん、約束……する」



せつ菜(SaintSnow……)

せつ菜(やっぱり、すごくカッコいい!!)

35: 2019/11/14(木) 23:32:54.64 ID:iMLIM3Xs
遅筆ですいませんでした。これで終わりです。聖良さんとの絡み少なくてもったいない事したなと思いました。ここまで読んで頂きありがとうございました。

37: 2019/11/15(金) 00:28:43.20 ID:Jh6oHSZz
良きかな

39: 2019/11/15(金) 07:52:45.08 ID:DoRNDo0Q
姉様がちゃんと姉様してる
りぁちゃぁかわいいな

40: 2019/11/15(金) 07:57:40.19 ID:d0Aw5Hau
せつりあ流行れ…

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1573727927/

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