SSにこぱなーSSラブライブ!ーSS小泉花陽ーSS矢澤にこーSS
■約50000文字■2015/02/26(木) 22:44:18.94 ID:WdYADGPN.netにこ「――悪いけど、部員は募集してないの。帰ってくれる?」それが最初の言葉だった。その物言いはあまりにもはっきりとしていて、完璧な拒絶を感じさせた。アイドル研究会ってどんなことをするんだろう?サイリウムの100本素振りとかするのかな、それともライブにそなえた体力づくり?ううん、そんなわけないよね。きっとみんなでお菓子とか食べながらワイワイ楽しくアイドルについて語るんだよ。それで、一緒に買物行ったり、ライブ行ったりして、高校生だから泊まりがけのイベントなんか行っちゃったりして――ついさっきまでそんなことを考えていたから、私は今の状況にまったくついていけなかった。何か言わないと、そう思うと余計にアワアワしてしまって何も思いつかない。そ、そうだ。どうしてなのか聞かないと。定員なんですか?それとも何か条件があるとか―花陽「…ぁ」にこ「?」花陽「…」にこ「…とにかく。そういうことだから。」黙っている私を見かねたのか、先輩は部室の中に入っていってしまった。――ああ、どうして私ってこうなんだろう…
2021年8月10日 10:00
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