梨子「あっ、いえ・・・ダイヤさんに・・・」 ダイヤ「えぇ、構いませんわ」 果南「・・・」

天王寺家 歩夢「わぁ、広いね～」ｷｮﾛｷｮﾛ 璃奈「そうかな？」 歩夢「うん！　物が少ないからかな？」 璃奈「……」 璃奈「人が少ないから」ﾎﾞｿｯ 歩夢「ん？」 璃奈「人が少ないから、物も必要ないだけ」 歩夢「！」

曜「う～さぶさぶ、さぶぅ」 梨子「曜ちゃん大丈夫？」 千歌「寒がりだもんね～曜ちゃん。あっ、そうだ、よかったらこれ――」 梨子「これ、私のマフラー貸してあげる」 曜「そんな、悪いよ」 梨子「いいのいいの」ｸﾞﾙｸﾞﾙ 曜「えへへ……あったかぁい。くんくん……ちょっと梨子ちゃんの匂いがする？」 梨子「もう！ 匂い嗅がないで！」 千歌「……」 千歌（……なんか最近、あんまり曜ちゃんに絡めてないなー……）

にこ「……」ﾍﾟﾗｯ にこ「……」 絵里「…その雑誌面白い？」 にこ「ええ…」 絵里「…」 にこ「…」 絵里「ねぇ」 にこ「なによ」

凛 「これで一安心だね、ふぅ」 ｽｯ 花陽 「あれ……」 凛 「……」 花陽 「ひ、火が、火が消えたんだけど」 凛 「えーと……」 花陽 「遭難しててやばくて、でもようやく火を出せて、おそらくもう綿はないからこれが最後のチャンスで……」 凛 「うーん……」 花陽 「い、いま凛ちゃんの一息で」 凛 「……」 花陽 「……」

歩夢「うん。じゃあ先に帰ってるね」 侑「ごめんね！」 歩夢「ううん。頑張ってね」