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ラブライブ!サンシャイン!!ーSS
国木田花丸ーSS
津島善子ーSS
「誰も来ないずらねー」
「なんで誰も来ないのよ!」
今日は浦の星女学院、閉校祭。
昨日、二人で作りあげた堕天占いの館でマルは善子ちゃんと二人、来るのかもわからないお客さんを待っていた。
「せっかくここまで用意したのに……」
隣で善子ちゃんがぶつぶつと呟く。本当に占いがしたくてしょうがないらしい。準備、結構大変だったしね。
でも、善子ちゃんには申し訳ないけど、マルはこの時間が好き。
二人きりの教室、好きな人の隣でのんびり本を読む。ここはまるでマルの理想の世界、なんて。
この時間が永遠に続けばいいのにな――。そんな風に思えてしまう。
2020年11月20日 15:00
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