花帆「……さやかちゃん」 さやか「……なんですか？」ｶｷｶｷ 花帆「休憩しない？」 さやか「だめです。前の休憩から三十分も経ってないじゃないですか。これじゃあいつまでも宿題終わりませんよ」 花帆「じゃあ、コーヒーブレイクしない？」 さやか「言い方を変えてもだめです。ほら、もうひと頑張りですよ」 花帆「……ふぅ」ｺﾄｯ さやか「ふぅ、じゃないです」 花帆「……は～、あたしがもっと頭良ければな～。こんな宿題、瞬きの間に一掃できるのに」 さやか「たらればを言っても始まりませんよ」

梨子「良いじゃない。私応援する」 曜「でも上手くいくかわからなくて……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ 梨子「じゃあこのテキスト使ってみる？」 曜「何この本……『好きな子と確実にセ　　　する方法？』」 梨子「私が書いた同人誌よ。それを読んで実践すれば確実に1週間以内には千歌ちゃんとセッできるわ」 曜「本当に！？　ありがとう梨子ちゃん！」ﾊﾟｧ 梨子「3万円ね」 曜「高っ！　そんなに払ってセ　　　出来なかったら立ち直れないよ！」 梨子「そうね。じゃあもし1週間以内に千歌ちゃんとセッ出来なかったら私とセ　　　していいわよ」 梨子「これならどっちに転んでも損しないでしょ？」 曜「ありがとう梨子ちゃん！」

栞子「いきなり何を言ってるんですか」 しずく「じゃあ嗅ぐね？」 栞子「返事も聞かずに止めて下さい」 しずく「答えはもちろん『YES！』と答えるさ～！」 栞子「NOです」