【SS】優雅な紫の味を知ったメイズ色【ラブライブ!スーパースター!!】

SS
ウィーン・マルガレーテーSS
ラブライブ!スーパースター!!ーSS
桜小路きな子ーSS
ウィーン・マルガレーテーSS
ラブライブ!スーパースター!!ーSS
桜小路きな子ーSS
「マルガレーテ、もう一度確認するぞ」
「何よ」
ある日の科学室の一角、メイ先輩と四季先輩が訝しげな目で私を睨む。
知らない人が今の私達を見たら恐喝か喧嘩にでも思われそうだが、当然実態は違う。
ただ、私がこの人に睨まれるようなことを言ってしまったのは確かである。あるいは言い方の問題か。
「きな子に仕返ししたいって、本気か?」
メイ先輩に相談した内容を復唱される。
「ええ、本気よ」
私も毅然として返す。エイプリルフールはまだ先だし、先輩と仲を深めるため冗談を言ったというわけでもない。
そう、私は本気できな子先輩に仕返しをしたいのだ。