SSかなよしーSSラブライブ!サンシャイン!!ーSS松浦果南ーSS津島善子ーSS
2019/10/27(日 03:27:26.33 ID:6IHPrfJ20果南「んっ、うーん……苦しい」私は今まで感じたことのないような苦しさを感じて目が覚めた。そして季節にしては異様に暑い気がする。果南(息もしづらいし、何が起きてるの……?)どうしたらいいか分からないまま顔の前に右手を移動させると、何だかもふもふした温かいものに当たった。今度はそれを両手で掴む。果南「ん……? ああ、君か!」両手の中では黒猫が大きな欠伸をしていた。忘れていたけれど昨日から一緒に住んでいたんだった。私は手に力を入れないように、腹筋を使って上半身を起こした。果南「おはよう、ヨハネコちゃん」「にゃーーお」ヨハネコちゃんは私の挨拶に応えるように一鳴きした後、両手両足をジタバタし始めた。それを見て私の膝の上に下ろすと直ぐにベッドから降りていった。何処へ行くのだろうと目で追っていると、昨日善子ちゃんと一緒に餌をあげた時に使ったお皿の前で座ってこっちを見つめてきた。果南「あ、ご飯欲しいの?」「にゃー。にゃーお。にゃーお」果南「そうかそうか、ちょっと待ってね。昨日善子ちゃんが買ってきてくれたのがもう一つある筈だから」私がそう言ったのを聞くとヨハネコちゃんは鳴くのを止めた。相変わらずこの子は人間の言葉が分かるのか、それともただ私がどんな行動をするのか気になっているだけなのかは分からない。けれど今は待たせると可哀想だからどちらでも良しとしよう。
2021年6月7日 23:00
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