【SS】エマ「大変！黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつに侑ちゃんが襲われてる！！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

― 部室 ―

かすみ「あれ？ 今日は侑先輩おやすみですか？」

歩夢「う、うん...ちょっとね...??」

しずく「もしかして体調不良ですか？」

歩夢「う～ん、まぁ、そんな感じの...」

エマ「心配だねぇ...みんなでお見舞い行こっか？」

歩夢「えっ！いや、お見舞いにいくってほどじゃぁ...」

ﾊﾞﾀﾝ!!

せつ菜「みなさーん大変！大変です！！」

愛「せっつー？どうしたの？」

せつ菜「テレビをつけてください！！」

璃奈「？」ﾋﾟｯ!

?「こんにちは、虹ヶ咲ニュースキャスター同好会よりニュースをお送りします」

?「本日、虹ヶ先学園近隣の森で黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつが目撃されました」

?「黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつは非常に獰猛で危険です」

?「幸い被害はまだ出ていませんが、黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ捕獲同好会が黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつを捕獲するまでは、生徒の皆さんは森に近づかないよう注意してください」

?「以上でニュースを終わります」

せつ菜「ということです！皆さん気を付けてください！！」

歩夢「あ...ぁ...」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

かすみ「歩夢先輩？」

果林「どうしたの？顔色悪いわよ？」

歩夢「ゅ...ちゃんが...」

しずく「え？」

歩夢「侑ちゃんが今森の方に行っちゃってるのっ！！」

８人「えぇ～っ！！？」

かすみ「ど、どうして侑先輩は森に行っちゃったんですか！？」

歩夢「わ、分かんない...? 朝、侑ちゃんの部屋に突撃して寝起き幼馴染特撰濃厚ガチレズプレイフェスティバルを開催しようとしたらいきなり森の方に走り出しちゃって...??」

愛「それ完全に歩夢が原因だよね」

せつ菜「どうするんですか！？ 黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつはめちゃくちゃ獰猛で襲われたら大変ですよ！？」

璃奈「あわわわわわ...」

歩夢「うああぁぁゆうちゃぁぁぁん」ﾋﾞｴｴｪﾝ

エマ「...ここは私に任せて！！」

彼方「...エマちゃん？」

エマ「私はアルプスで育ったから、森の扱いには慣れてるんだ。私が侑ちゃんを助けてくるね！」

しずく「えぇ...森の扱いってなんですか」

果林「エマ、だめよ...危ないわよ。ここは黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ捕獲同好会に任せましょう？こういうことはプロに頼るのが一番確実なの」

愛「いや、同好会だからアマじゃないの？」

エマ「ぅ...そういわれると...」

歩夢「うぅ...侑ちゃん...」ｸﾞｽｸﾞｽ

エマ「...！！」

エマ「大丈夫だよ歩夢ちゃんっ！私が森へ行って必ず侑ちゃんを歩夢ちゃんのもとへ無事に送り届けてみせるよ！」

歩夢「え、エマさん...っ！」

かすみ「いや、歩夢先輩のもとへ送り届けられたら侑先輩無事じゃすまないと思いますが」

～ 虹ヶ咲学園の近隣にある森 ～

エマ「侑ちゃーん！侑ちゃーん！」

ｼｰﾝ...

エマ「いないなぁ...」

エマ「うーんもっと奥の方かな...？」

ｶﾞｻｶﾞｻ!! ｶﾞｻｶﾞｻ!!

エマ「あっ！侑ちゃん！？」

?「...」

エマ「」

エマ「くっ、黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ...！！」

?「...」ﾉｿﾉｿ

エマ「ひぇっ...！」

?「ｶﾞｳﾞｫｵｫｫｫｫ!!」ｶﾞﾊﾞｯ!

エマ「だれかぁっ！」

ｺﾞｽｯ!!

?「！！」

侑「はぁ...はぁ...エマさん、大丈夫！！？」

エマ「ゆ、侑ちゃん！！」

?「...」ｼﾞﾛﾘ

侑「ひっ...！大きめの石で殴ったのに全然効いてない...！」

侑(歩夢から逃げて森に隠れてたらエマさんの悲鳴が聞こえて駆けつけてきたところまではよかったけど...！)

エマ「うぅ...」

?「...」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

侑「まさか黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつが居るなんて...！」

エマ「ゆ、侑ちゃん...逃げよっ？」

侑「う、うん...でも私たちの足じゃ追いつかれちゃう...。っこは、私が囮になるから...」

エマ「だ、だめだよっ！侑ちゃん何言ってるの！！？」

?「...!! ｸﾞｳﾞｫｵｵｵｵｫｫ!!」ﾀﾞｯ!!

エマ「あっ！！？」

侑「エマさん、危ないっ！！」

訂正
侑「う、うん...でも私たちの足じゃ追いつかれちゃう...。っこは、私が囮になるから...」
↓
侑「う、うん...でも私たちの足じゃ追いつかれちゃう...。ここは、私が囮になるから...」

?「！！」ﾄﾞｶﾞｧｯ!!

侑「うぐっ！！」

エマ「侑ちゃんっ！！！？ 侑ちゃんっ！！！！」

侑「うぅ...」ｶﾞｸ…

?「...」ﾉｿﾉｿ

エマ「...よくも(重低音)」ﾌﾞﾁｯ!

侑(そのあと、何がどうなったのかは分からなかった)

侑(覚えているのは)

エマ「...」ｷﾞﾘｷﾞﾘ!!

?「...っ！？」

侑(アイアンクロー...)

エマ「...」ｷﾞﾁｷﾞﾁ!!

?「...っ！」

侑(ネックハンギングツリー...)

エマ「...」ﾒｷﾒｷ

?「っ...っ...！」

侑（キャメルクラッチ...）

エマ「...」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

?「...」

侑(アルゼンチンバックブリーカー...)

侑(トドメはクマだけに)

エマ「...」ｷﾞﾁｷﾞﾁ…ﾎﾞｷﾞｨ!!

?「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ…

侑(ベアハッグ...)

侑(そこで私の意識は遠のいて...)

侑「...はっ！」

侑「ここは、ベッドの上...？」

侑「い、生きてる...！死なずに...無事に帰ってこれたんだ！！」

歩夢「うわぁぁん侑ちゃんっ心配したんだよっ！」

ｷﾞｭｰ!

侑(そういって、裸の歩夢が抱き着いてくる。そして私も裸だ。どうやら貞操の方は無事ではなかったらしい)

歩夢「今から私が付きっきりで看病(暗喩)してあげるね♡」

侑「あは、あはは...」ﾋｷﾂﾘﾜﾗｲ

― 後日 ―

エマ「みて～！クマヴェルデだぞ～！」ｸﾙｸﾙ

かすみ「わぁ～エマ先輩可愛い！！」

せつ菜「わぁ～～！」ｷﾗｷﾗ

璃奈「もこもこもふもふたまらない」ﾌｽﾌｽ!!

ﾓﾌﾓﾌ! ﾓﾌﾓﾌ!!

エマ「くすぐったいよ～」

果林「...」ｳｽﾞｳｽﾞ

彼方「後で抱っこして一緒に寝よ～？」

愛「くぅ～まったくもって可愛いね！クマだけに！」

エマ「素材を持って行って服飾同好会に作ってもらったんだ～」

しずく「素材ってなんの？」

エマ「う～ん、拾った素材！」

歩夢「ふふっ」ﾆｺﾆｺ

侑「あは、あはは...」ﾋｷﾂﾘﾜﾗｲ

??╰*(..•ヮ•.. ) *╯終わりだよ！??

ハレグゥだったっけ