1: (もも) 2020/03/29(日) 20:48:19.37 ID:knuNPepM
公園
鞠莉(そろそろ8時....チカっちはまだかなぁ)
千歌「...にしし♪」
チョンチョン
鞠莉「チカっち?...あれ?」
鞠莉(肩を触られたような気がしたけど...気のせい?)
千歌「...~♪」
鞠莉(そろそろ8時....チカっちはまだかなぁ)
千歌「...にしし♪」
チョンチョン
鞠莉「チカっち?...あれ?」
鞠莉(肩を触られたような気がしたけど...気のせい?)
千歌「...~♪」
3: (もも) 2020/03/29(日) 20:49:34.63 ID:knuNPepM
千歌「...よっ!」
鞠莉「きゃっ!」ビクッ
千歌「あはは、びっくりした~?」
鞠莉「もうっ、チカっちは相変わらずなんだから...おかげで尻餅付いちゃった。早く立たせて...」
千歌「えへへ...ごめんごめん。あ、言うの忘れてた!鞠莉ちゃん久し振り!」
鞠莉「えぇホント...久し振り」
鞠莉「きゃっ!」ビクッ
千歌「あはは、びっくりした~?」
鞠莉「もうっ、チカっちは相変わらずなんだから...おかげで尻餅付いちゃった。早く立たせて...」
千歌「えへへ...ごめんごめん。あ、言うの忘れてた!鞠莉ちゃん久し振り!」
鞠莉「えぇホント...久し振り」
4: (もも) 2020/03/29(日) 20:51:57.43 ID:knuNPepM
千歌「...あれ、鞠莉ちゃん...くんくん」スンスン
鞠莉「...?」
千歌「くんくん...くんくん」
鞠莉「どうかした?」
千歌「鞠莉ちゃんってすっかりオトナのお姉さんって感じだけど...やっぱり変わってない」
鞠莉「...そう?」
鞠莉「...?」
千歌「くんくん...くんくん」
鞠莉「どうかした?」
千歌「鞠莉ちゃんってすっかりオトナのお姉さんって感じだけど...やっぱり変わってない」
鞠莉「...そう?」
5: (もも) 2020/03/29(日) 20:52:52.52 ID:knuNPepM
千歌「そうだよ!それに鞠莉ちゃんの匂い...くんくん...はぁすっごく落ち着く」
鞠莉「香水付けてきたのに匂いが変わってないなんて分かるの?」
千歌「もちろん!」
ぎゅーっ
千歌「はぁ...懐かしいなぁ♪」
鞠莉「何年も見ないうちにすっかりチカっちは子犬から立派な成犬になっちゃって...成長したのね」ホロリ
千歌「千歌は犬じゃないよ!」
鞠莉「香水付けてきたのに匂いが変わってないなんて分かるの?」
千歌「もちろん!」
ぎゅーっ
千歌「はぁ...懐かしいなぁ♪」
鞠莉「何年も見ないうちにすっかりチカっちは子犬から立派な成犬になっちゃって...成長したのね」ホロリ
千歌「千歌は犬じゃないよ!」
6: (もも) 2020/03/29(日) 20:55:44.08 ID:knuNPepM
千歌「はぁ~癒されますなぁ♪」
ヒソヒソ...
鞠莉(うっ、周りから冷たい視線を感じる...)
鞠莉「ね、ねぇチカっち...一旦離れましょうか...世間の目もあるし...変な勘違いされても困るから」
千歌「じゃあ続きは鞠莉ちゃんの部屋で!」
鞠莉「つ、続きなんてないわよ! 」
千歌「冗談だよ鞠莉ちゃん」
鞠莉「むっ...マリーを困らせた罪でチカっちにはシラフで居てもらおうかしら」
千歌「えぇっ!?」
鞠莉「...嘘よ♪」
ヒソヒソ...
鞠莉(うっ、周りから冷たい視線を感じる...)
鞠莉「ね、ねぇチカっち...一旦離れましょうか...世間の目もあるし...変な勘違いされても困るから」
千歌「じゃあ続きは鞠莉ちゃんの部屋で!」
鞠莉「つ、続きなんてないわよ! 」
千歌「冗談だよ鞠莉ちゃん」
鞠莉「むっ...マリーを困らせた罪でチカっちにはシラフで居てもらおうかしら」
千歌「えぇっ!?」
鞠莉「...嘘よ♪」
7: (もも) 2020/03/29(日) 20:56:20.97 ID:knuNPepM
鞠莉「あっ」
千歌「どうしたの?」
鞠莉「お酒買ったのはいいけれどおつまみ買うの忘れちゃった」
千歌「あらら」
鞠莉「はいこれ」
チャリンッ
千歌「カギ?」
千歌「どうしたの?」
鞠莉「お酒買ったのはいいけれどおつまみ買うの忘れちゃった」
千歌「あらら」
鞠莉「はいこれ」
チャリンッ
千歌「カギ?」
9: (もも) 2020/03/29(日) 20:57:49.93 ID:knuNPepM
鞠莉「チカっちは先に部屋で待ってて。マリーはスーパーですぐにおつまみ買って帰るから」
千歌「えぇー久し振りに会ったのに!?もっと鞠莉ちゃんと一緒に居たいよー。買い物付き合うからゆっくり行こ!」
鞠莉「でも...」
千歌「気遣いなんていらないよ!チカ達は昔からの親友なんだからっ!さぁスーパーへレッツゴー♪」
鞠莉(親友...ね。なんかとてもいい響き。大人になってからそんな言葉しばらく聞いてなかった)
千歌「えぇー久し振りに会ったのに!?もっと鞠莉ちゃんと一緒に居たいよー。買い物付き合うからゆっくり行こ!」
鞠莉「でも...」
千歌「気遣いなんていらないよ!チカ達は昔からの親友なんだからっ!さぁスーパーへレッツゴー♪」
鞠莉(親友...ね。なんかとてもいい響き。大人になってからそんな言葉しばらく聞いてなかった)
11: (もも) 2020/03/29(日) 21:01:05.88 ID:knuNPepM
スーパー
鞠莉「おつまみといえばやっぱりスルメよね」
千歌「お菓子も買っていこうよ!」ドサッ
鞠莉「そうね、って何その量!?」
千歌「なんかお腹空いちゃって」
鞠莉「食べられるだけの量にしなさい、晩御飯だって食べていないんだから」
千歌「えーーー」
鞠莉「おつまみといえばやっぱりスルメよね」
千歌「お菓子も買っていこうよ!」ドサッ
鞠莉「そうね、って何その量!?」
千歌「なんかお腹空いちゃって」
鞠莉「食べられるだけの量にしなさい、晩御飯だって食べていないんだから」
千歌「えーーー」
12: (もも) 2020/03/29(日) 21:01:54.41 ID:knuNPepM
鞠莉「これは没収デース」
千歌「そんなぁ...じゃあアイスは!?アイスなら買ってもいいよね!?」
鞠莉「んーアイスは...認めます!」
千歌「やったぁ!!」
鞠莉(やっぱりマリーってチカっちに甘いのかしら)
千歌「そんなぁ...じゃあアイスは!?アイスなら買ってもいいよね!?」
鞠莉「んーアイスは...認めます!」
千歌「やったぁ!!」
鞠莉(やっぱりマリーってチカっちに甘いのかしら)
13: (もも) 2020/03/29(日) 21:03:43.42 ID:knuNPepM
店員「いらっしゃいませー」
ピッ
ピッ
鞠莉「...あら、思ったよりも金額高いわね」
鞠莉「あーっ!チカっち勝手にカゴの中にお菓子入れたわね!」
千歌「へへーん、今頃気づいたかー♪」
鞠莉「全く気が付かなかった」
千歌「帰ったら一緒に食べようねー!」
鞠莉「...もしかして私と一緒に食べる為に沢山カゴに入れたの?」
千歌「ふんふ~ん♪」
鞠莉(...そんなわけないわよね)
ピッ
ピッ
鞠莉「...あら、思ったよりも金額高いわね」
鞠莉「あーっ!チカっち勝手にカゴの中にお菓子入れたわね!」
千歌「へへーん、今頃気づいたかー♪」
鞠莉「全く気が付かなかった」
千歌「帰ったら一緒に食べようねー!」
鞠莉「...もしかして私と一緒に食べる為に沢山カゴに入れたの?」
千歌「ふんふ~ん♪」
鞠莉(...そんなわけないわよね)
14: (もも) 2020/03/29(日) 21:04:16.75 ID:knuNPepM
鞠莉「おまたせチカっち!さぁ、家に帰りましょう」
千歌「うんっ!」
鞠莉「んしょ...んしょ...」
千歌「...袋はチカが持つよ!」
鞠莉「え...いいけど結構重いよ?」
千歌「うんっ!」
鞠莉「んしょ...んしょ...」
千歌「...袋はチカが持つよ!」
鞠莉「え...いいけど結構重いよ?」
15: (もも) 2020/03/29(日) 21:05:36.59 ID:knuNPepM
千歌「大丈夫だって!」
パッ
千歌「わっ...おっもー!!」
鞠莉「だから重いって言ったのに...」
ギュッ
鞠莉「一緒に持ってあげる」
千歌「ありがとう鞠莉ちゃん♪...あ、チカがお礼言っちゃったよ。鞠莉ちゃんに感謝されようと思ったのに!」
鞠莉「ふふっ、出来なくて残念ね」
パッ
千歌「わっ...おっもー!!」
鞠莉「だから重いって言ったのに...」
ギュッ
鞠莉「一緒に持ってあげる」
千歌「ありがとう鞠莉ちゃん♪...あ、チカがお礼言っちゃったよ。鞠莉ちゃんに感謝されようと思ったのに!」
鞠莉「ふふっ、出来なくて残念ね」
38: (もも) 2020/04/01(水) 06:13:11.09 ID:TyUWA04q
鞠莉の部屋
ガチャッ
鞠莉「ただいま~」
千歌「おじゃましま~す。おぉ...これが鞠莉ちゃんの部屋かぁ~!結構広いね!」ドサッ
鞠莉「アイスは冷凍室に入れてお酒は上の段に...」
千歌「さぁ飲むぞ~♪」プシュッ
鞠莉「もう開けちゃったの!?」
千歌「大丈夫大丈夫、まだまだ飲むつもりだし!夜は長いんだから!」ゴクゴク
千歌「うーんうまいっ!」
鞠莉「もうっ!それじゃ後は全部冷やしておくわね!」
千歌「は~い!」
ガチャッ
鞠莉「ただいま~」
千歌「おじゃましま~す。おぉ...これが鞠莉ちゃんの部屋かぁ~!結構広いね!」ドサッ
鞠莉「アイスは冷凍室に入れてお酒は上の段に...」
千歌「さぁ飲むぞ~♪」プシュッ
鞠莉「もう開けちゃったの!?」
千歌「大丈夫大丈夫、まだまだ飲むつもりだし!夜は長いんだから!」ゴクゴク
千歌「うーんうまいっ!」
鞠莉「もうっ!それじゃ後は全部冷やしておくわね!」
千歌「は~い!」
39: (もも) 2020/04/01(水) 06:15:11.57 ID:TyUWA04q
鞠莉「さてと♪じゃあマリーはおつまみ作るわね」
千歌「何作るの?」
鞠莉「ちくわとチーズと大葉を使った簡単なお料理よ」
千歌「いいね!じゃあチカはちくわ切るよ!」
鞠莉「あとは何しよう...」
千歌「きゅうりの塩もみにしようよ!簡単に出来るしさ!」
鞠莉「OK、そしたらきゅうりを切るのも頼めるかしら」
千歌「了解です!」
千歌「何作るの?」
鞠莉「ちくわとチーズと大葉を使った簡単なお料理よ」
千歌「いいね!じゃあチカはちくわ切るよ!」
鞠莉「あとは何しよう...」
千歌「きゅうりの塩もみにしようよ!簡単に出来るしさ!」
鞠莉「OK、そしたらきゅうりを切るのも頼めるかしら」
千歌「了解です!」
40: (もも) 2020/04/01(水) 06:16:52.40 ID:TyUWA04q
トントントン...
鞠莉「...ふふっ♪」
千歌「鞠莉ちゃん楽しそうだね~」
鞠莉「んー?だってチカっちと一緒にお料理をする日が来るなんて思ってなかったから嬉しくて!」
千歌「私も鞠莉ちゃんとお料理できて嬉しいよ」
鞠莉「ありがとう♪何年も経ってもチカっちは優しいね」
千歌「えへへー♪」
鞠莉「...ふふっ♪」
千歌「鞠莉ちゃん楽しそうだね~」
鞠莉「んー?だってチカっちと一緒にお料理をする日が来るなんて思ってなかったから嬉しくて!」
千歌「私も鞠莉ちゃんとお料理できて嬉しいよ」
鞠莉「ありがとう♪何年も経ってもチカっちは優しいね」
千歌「えへへー♪」
41: (もも) 2020/04/01(水) 06:20:08.07 ID:TyUWA04q
鞠莉「....杞憂だったわね。私、卒業したらチカっちともう会うことないかと思ってたわ」
千歌「なんで?鞠莉ちゃんはずーっとチカの友達だよ!?」
鞠莉「うん、そうなのよね。チカっちは私がイタリアに行ってもずっと友達で居てくれたのよ」ニコッ
ナデナデ
千歌「...鞠莉ちゃん?」
鞠莉「本当に嬉しいの。ずっとマリーの友達で居てくれてありがとね」
千歌「なんで?鞠莉ちゃんはずーっとチカの友達だよ!?」
鞠莉「うん、そうなのよね。チカっちは私がイタリアに行ってもずっと友達で居てくれたのよ」ニコッ
ナデナデ
千歌「...鞠莉ちゃん?」
鞠莉「本当に嬉しいの。ずっとマリーの友達で居てくれてありがとね」
42: (もも) 2020/04/01(水) 06:20:55.03 ID:TyUWA04q
千歌「そんなの当たり前だよ」
千歌「...チカはチカでずっと鞠莉ちゃんがイタリアから帰って来るの待ってたんだから」
鞠莉「...遅くなってごめんね」
千歌「本当に遅いよ」ギュッ
鞠莉「...」
鞠莉「チカっちは八年経って涙もろくなったね。それとも酔ってるから?」
千歌「酔ってないし...」
千歌「...チカはチカでずっと鞠莉ちゃんがイタリアから帰って来るの待ってたんだから」
鞠莉「...遅くなってごめんね」
千歌「本当に遅いよ」ギュッ
鞠莉「...」
鞠莉「チカっちは八年経って涙もろくなったね。それとも酔ってるから?」
千歌「酔ってないし...」
43: (もも) 2020/04/01(水) 06:21:47.88 ID:TyUWA04q
ちかまり「ご馳走さまでした」
千歌「それにしても八年経つと色んな事が変わったね。メンバーの何人か八恋人が居たり、中には結婚してる人だっているんだもん」
鞠莉「そしてとうとう恋人が居ないのはマリー達だけになったね」
千歌「そうなんだよ!その話!」
千歌「はぁ...焦るよね」
鞠莉「ね」
千歌「それにしても八年経つと色んな事が変わったね。メンバーの何人か八恋人が居たり、中には結婚してる人だっているんだもん」
鞠莉「そしてとうとう恋人が居ないのはマリー達だけになったね」
千歌「そうなんだよ!その話!」
千歌「はぁ...焦るよね」
鞠莉「ね」
44: (もも) 2020/04/01(水) 06:22:13.60 ID:TyUWA04q
鞠莉「恋人は欲しいとは思ってるのよ」
鞠莉「でも現実、仕事が忙しいし、自分の事で精一杯で...恋愛出来る時間なんてない」
千歌「そうなんだよねぇ...」
鞠莉「ママから時々お見合いの話を持ち掛けてくる時もあるけどそれは全部断るようにしてる」
千歌「えぇ~なんで?」
鞠莉「マリーは自分から好きになった人じゃないと結婚したくないの!」
千歌「せっかくのチャンスなのにもったいない」
千歌「それじゃあ結婚どころか恋人出来るのも随分先の話だね」
鞠莉「言わないで~」
鞠莉「でも現実、仕事が忙しいし、自分の事で精一杯で...恋愛出来る時間なんてない」
千歌「そうなんだよねぇ...」
鞠莉「ママから時々お見合いの話を持ち掛けてくる時もあるけどそれは全部断るようにしてる」
千歌「えぇ~なんで?」
鞠莉「マリーは自分から好きになった人じゃないと結婚したくないの!」
千歌「せっかくのチャンスなのにもったいない」
千歌「それじゃあ結婚どころか恋人出来るのも随分先の話だね」
鞠莉「言わないで~」
45: (もも) 2020/04/01(水) 06:24:06.30 ID:TyUWA04q
鞠莉「チカっちは今付き合ってる人居ないの?Free?」
千歌「居ない居ない。ていうかあんな田舎じゃあ運命の人を見つける確率も低いって!」
鞠莉「大学時代はぶっちゃけチカっちモテてたでしょ?」
千歌「ま、まぁ人並みにだよ...?告白されたりもしたし...」
鞠莉「へぇっ!じゃあ付き合ったことあるんだ!」
千歌「ううん、付き合ってない!軒並み全部フッたの」
鞠莉「えぇ~もったいないわね」
千歌「居ない居ない。ていうかあんな田舎じゃあ運命の人を見つける確率も低いって!」
鞠莉「大学時代はぶっちゃけチカっちモテてたでしょ?」
千歌「ま、まぁ人並みにだよ...?告白されたりもしたし...」
鞠莉「へぇっ!じゃあ付き合ったことあるんだ!」
千歌「ううん、付き合ってない!軒並み全部フッたの」
鞠莉「えぇ~もったいないわね」
46: (もも) 2020/04/01(水) 06:24:26.08 ID:TyUWA04q
千歌「当時はそんな気分じゃなかったんだよ」
鞠莉「チカっちだってチャンス逃してるじゃない」
千歌「た、確かに...」
鞠莉「なんか...お互い婚期を逃しちゃいそうね...」
千歌「本当だよぉ...最終的には結婚だってしたいんだけどねぇ...はぁ」
ちかまり「....」どんより
鞠莉「あ~やめやめ!気持ちが暗くなる!!お風呂入ろ!」
千歌「そ、そうだね!入ろ入ろ!!」
鞠莉「チカっちだってチャンス逃してるじゃない」
千歌「た、確かに...」
鞠莉「なんか...お互い婚期を逃しちゃいそうね...」
千歌「本当だよぉ...最終的には結婚だってしたいんだけどねぇ...はぁ」
ちかまり「....」どんより
鞠莉「あ~やめやめ!気持ちが暗くなる!!お風呂入ろ!」
千歌「そ、そうだね!入ろ入ろ!!」
47: (もも) 2020/04/01(水) 06:27:43.21 ID:TyUWA04q
チャプンッ
鞠莉「はぁ~...」
千歌「あったか~....」
鞠莉「ってなんでマリーに寄りかかって座るの!?」
千歌「現在チカは鞠莉ちゃんエネルギーが枯渇しているのです。だからこうして鞠莉ちゃんの体に直接触れて補給しているのです」
鞠莉「本当はただ甘えたいだけなのよね」
千歌「....」コクッ
鞠莉「ほら、おいでチカっち」
千歌「うんー」ぐでー
鞠莉「はぁ~...」
千歌「あったか~....」
鞠莉「ってなんでマリーに寄りかかって座るの!?」
千歌「現在チカは鞠莉ちゃんエネルギーが枯渇しているのです。だからこうして鞠莉ちゃんの体に直接触れて補給しているのです」
鞠莉「本当はただ甘えたいだけなのよね」
千歌「....」コクッ
鞠莉「ほら、おいでチカっち」
千歌「うんー」ぐでー
48: (もも) 2020/04/01(水) 06:28:10.49 ID:TyUWA04q
千歌「ねぇ、学生の頃の鞠莉ちゃんって好きな人居なかったの?」
鞠莉「居なかったわ。あの頃も忙しかったし恋してる余裕なかったもの」
千歌「...そっかぁ~」
鞠莉「チカっちは居たの?」
千歌「うん!居たよ!」
鞠莉「え~誰々?誰が好きだったの?」
千歌「えっとね~」
鞠莉「うんうん」
千歌「鞠莉ちゃん!」
鞠莉「え?」
鞠莉「居なかったわ。あの頃も忙しかったし恋してる余裕なかったもの」
千歌「...そっかぁ~」
鞠莉「チカっちは居たの?」
千歌「うん!居たよ!」
鞠莉「え~誰々?誰が好きだったの?」
千歌「えっとね~」
鞠莉「うんうん」
千歌「鞠莉ちゃん!」
鞠莉「え?」
49: (もも) 2020/04/01(水) 06:28:48.81 ID:TyUWA04q
千歌「 私ね、高校の時鞠莉ちゃんの事が好きだったんだぁ」ニコッ
鞠莉「....」ポカーン
千歌「....///」
千歌「....」スーッ
鞠莉「えっ、ちょっ!なんで離れるの!?さっきまでくっついてた癖に!」
千歌「だって...急に静かになったから恥ずかしくて///」
鞠莉「逃げないの!」ムギュッ
千歌「わー抱き付くのやめて~!!///」
鞠莉「....」ポカーン
千歌「....///」
千歌「....」スーッ
鞠莉「えっ、ちょっ!なんで離れるの!?さっきまでくっついてた癖に!」
千歌「だって...急に静かになったから恥ずかしくて///」
鞠莉「逃げないの!」ムギュッ
千歌「わー抱き付くのやめて~!!///」
50: (もも) 2020/04/01(水) 06:30:12.27 ID:TyUWA04q
千歌「はぁ...はぁ...はぁ」
千歌「てゆーか、チカが鞠莉ちゃん好きだったの気づいてなかったの?」
鞠莉「全く気づかなかったわ」
千歌「はっきり言うなぁ」
鞠莉「ねぇ、マリーのどこが好きだったの?」ニヤ~
千歌「元気で明るいところ!鞠莉ちゃんと居ると楽しかったし、付き合えたらもっと毎日が楽しいだろうなぁって思ってたよ」
鞠莉「本人目の前にしてよく軽々しく言えるわね」
千歌「てゆーか、チカが鞠莉ちゃん好きだったの気づいてなかったの?」
鞠莉「全く気づかなかったわ」
千歌「はっきり言うなぁ」
鞠莉「ねぇ、マリーのどこが好きだったの?」ニヤ~
千歌「元気で明るいところ!鞠莉ちゃんと居ると楽しかったし、付き合えたらもっと毎日が楽しいだろうなぁって思ってたよ」
鞠莉「本人目の前にしてよく軽々しく言えるわね」
51: (もも) 2020/04/01(水) 06:32:29.00 ID:TyUWA04q
鞠莉「私から言うのもなんだけど、どうして告白しなかったの?もしあの時イタリアに行く前に告白したら、付き合えたかもしれないのに」
千歌「鞠莉ちゃんの負担になりたくなかったんだよ」
千歌「それに遠距離恋愛って続かないって言うし。仮に付き合えたとしても会えない時間が増えて、鞠莉ちゃんを想う好きな気持ちがどんどん離れていくに決まってるよ」
千歌「そんなの辛いじゃん怖いじゃん。だから告白はしなかったの」
鞠莉「...私はチカっちを負担になんてしないわ!」
千歌「あはは、鞠莉ちゃんやさしー。そんなこと言ってくれる鞠莉ちゃんならイタリアに行っても長く付き合えたかもねー」
千歌「鞠莉ちゃんの負担になりたくなかったんだよ」
千歌「それに遠距離恋愛って続かないって言うし。仮に付き合えたとしても会えない時間が増えて、鞠莉ちゃんを想う好きな気持ちがどんどん離れていくに決まってるよ」
千歌「そんなの辛いじゃん怖いじゃん。だから告白はしなかったの」
鞠莉「...私はチカっちを負担になんてしないわ!」
千歌「あはは、鞠莉ちゃんやさしー。そんなこと言ってくれる鞠莉ちゃんならイタリアに行っても長く付き合えたかもねー」
52: (もも) 2020/04/01(水) 06:33:03.65 ID:TyUWA04q
千歌「ちょっと頭ボーッとしてきちゃったチカそろそろ上がるね、鞠莉ちゃんどうする?」ザブンッ
鞠莉「....」
千歌「....鞠莉ちゃん?」
鞠莉「チカっちは...今でもマリーの事好きなの?」
千歌「....えっ?」
鞠莉「....」
千歌「あぁっ!もしかして鞠莉ちゃん、チカの好きな気持ちを知った真剣に考えてくれるようになったの?」
鞠莉「....うん、そんな話されたら少しは意識しちゃうでしょ」
鞠莉「....」
千歌「....鞠莉ちゃん?」
鞠莉「チカっちは...今でもマリーの事好きなの?」
千歌「....えっ?」
鞠莉「....」
千歌「あぁっ!もしかして鞠莉ちゃん、チカの好きな気持ちを知った真剣に考えてくれるようになったの?」
鞠莉「....うん、そんな話されたら少しは意識しちゃうでしょ」
53: (もも) 2020/04/01(水) 06:35:29.98 ID:TyUWA04q
千歌「あはは、でも昔の話なんだし鞠莉ちゃんは何も気にしなくていいんだよ!」
千歌「私達はこんな風にいつも通りにしていればいいんだよ!いつかのバカ騒ぎしてた頃みたいにしさ!」
鞠莉「そうよね、ごめんね変なコト聞いて」
千歌「ううん、大丈夫」
千歌「.,..」
千歌「でもその質問。本気で聞いてたとしたら今すぐには答えられないかも」
鞠莉「...いいえ、興味本位で聞いただけだし答える必要なんてないわ」
千歌「....うん、そうだよね」
千歌「私アイスはバニラ味食べるから!鞠莉ちゃん抹茶ね!」
ガチャッ
バタンッ
鞠莉「....はぁ」
鞠莉(なんて馬鹿な質問したんだろ)
千歌「私達はこんな風にいつも通りにしていればいいんだよ!いつかのバカ騒ぎしてた頃みたいにしさ!」
鞠莉「そうよね、ごめんね変なコト聞いて」
千歌「ううん、大丈夫」
千歌「.,..」
千歌「でもその質問。本気で聞いてたとしたら今すぐには答えられないかも」
鞠莉「...いいえ、興味本位で聞いただけだし答える必要なんてないわ」
千歌「....うん、そうだよね」
千歌「私アイスはバニラ味食べるから!鞠莉ちゃん抹茶ね!」
ガチャッ
バタンッ
鞠莉「....はぁ」
鞠莉(なんて馬鹿な質問したんだろ)
54: (もも) 2020/04/01(水) 06:36:21.87 ID:TyUWA04q
鞠莉「はぁ~さっぱりした。チカっち~アイスのスプーンどこにやったかしら~」
鞠莉「チカっち~?」
千歌「....」
鞠莉「あら?寝室に居たのねまだバスタオルのままだったの?早く着替えないと風邪引くわよ?」
千歌「鞠莉ちゃん」ギュッ
鞠莉「チカっち?」
鞠莉「チカっち~?」
千歌「....」
鞠莉「あら?寝室に居たのねまだバスタオルのままだったの?早く着替えないと風邪引くわよ?」
千歌「鞠莉ちゃん」ギュッ
鞠莉「チカっち?」
55: (もも) 2020/04/01(水) 06:39:32.33 ID:TyUWA04q
千歌「ごめん。やっぱり私、鞠莉ちゃんのこと好きだ...ずっと好きでした」
鞠莉「....うん」
千歌「なんかずるいねこういうの。好きな気持ちを再認識させられて告白するのって」
千歌「鞠莉ちゃんのせいだよ?鞠莉ちゃんがあんな質問するから...鞠莉ちゃんを好きな気持ちを思い出しちゃった」
鞠莉「形がどうであれ告白することは素敵なことよ」
千歌「鞠莉ちゃんホント優しい」
鞠莉「....うん」
千歌「なんかずるいねこういうの。好きな気持ちを再認識させられて告白するのって」
千歌「鞠莉ちゃんのせいだよ?鞠莉ちゃんがあんな質問するから...鞠莉ちゃんを好きな気持ちを思い出しちゃった」
鞠莉「形がどうであれ告白することは素敵なことよ」
千歌「鞠莉ちゃんホント優しい」
56: (もも) 2020/04/01(水) 06:41:32.19 ID:TyUWA04q
千歌「...でね、そんな優しい鞠莉ちゃんにお願いしたいことがあるの」
鞠莉「いいわ、どんな事?」
千歌「チカとキスしてください」
鞠莉「....キス?」
千歌「うん、鞠莉ちゃんを好きな気持ちを大事にしたいけれど、それじゃいつまで経っても前に進めないから...」
千歌「....鞠莉ちゃんを想う気持ちはキスをしたその日を最後にしたいの」
鞠莉「チカっち」
千歌「ダメだよね...こんなのただのワガママだし。やっぱり今の無し!」
...どさっ
千歌「きゃっ...鞠莉ちゃん?」
鞠莉「いいわ、どんな事?」
千歌「チカとキスしてください」
鞠莉「....キス?」
千歌「うん、鞠莉ちゃんを好きな気持ちを大事にしたいけれど、それじゃいつまで経っても前に進めないから...」
千歌「....鞠莉ちゃんを想う気持ちはキスをしたその日を最後にしたいの」
鞠莉「チカっち」
千歌「ダメだよね...こんなのただのワガママだし。やっぱり今の無し!」
...どさっ
千歌「きゃっ...鞠莉ちゃん?」
57: (もも) 2020/04/01(水) 06:42:02.26 ID:TyUWA04q
鞠莉「私は何も無理に忘れることはないと思う」
鞠莉「けれど、チカっちが私を想う気持ちを枷にしていると言うならば、私は貴女の言うことに従うわ」
千歌「ありがと」
鞠莉「....でも本当にキスだけでもいいの?私達はもう大人だよ?」
千歌「....」
鞠莉「バスタオル取ってもいい?」
千歌「... いいよ」
千歌「....」
千歌「鞠莉ちゃん」
鞠莉「なあに?」
千歌「すき」
鞠莉「けれど、チカっちが私を想う気持ちを枷にしていると言うならば、私は貴女の言うことに従うわ」
千歌「ありがと」
鞠莉「....でも本当にキスだけでもいいの?私達はもう大人だよ?」
千歌「....」
鞠莉「バスタオル取ってもいい?」
千歌「... いいよ」
千歌「....」
千歌「鞠莉ちゃん」
鞠莉「なあに?」
千歌「すき」
58: (もも) 2020/04/01(水) 06:50:14.17 ID:TyUWA04q
~間~
千歌「おはよう鞠莉ちゃん」ツンツン
鞠莉「おはよう...あら、チカっち起きるの早いのね」
千歌「まだ朝の3時だよ」
鞠莉「ふむ、通りで外が暗い訳だわ。で、チカっちは何をしていたの?」
千歌「えへへ、ずっと鞠莉ちゃんの寝顔見てた♪」
千歌「おはよう鞠莉ちゃん」ツンツン
鞠莉「おはよう...あら、チカっち起きるの早いのね」
千歌「まだ朝の3時だよ」
鞠莉「ふむ、通りで外が暗い訳だわ。で、チカっちは何をしていたの?」
千歌「えへへ、ずっと鞠莉ちゃんの寝顔見てた♪」
59: (もも) 2020/04/01(水) 06:51:10.04 ID:TyUWA04q
鞠莉「面白い?」
千歌「見てて幸せな気持ちになるよ」
鞠莉「奇遇ね、マリーも今すごく幸せな気分なの」
鞠莉「アレするのも久し振りだったから心と体が幸福で満たされてるわ」
千歌「あー、鞠莉ちゃんそういうこと言う~♪」ツンツン
千歌「見てて幸せな気持ちになるよ」
鞠莉「奇遇ね、マリーも今すごく幸せな気分なの」
鞠莉「アレするのも久し振りだったから心と体が幸福で満たされてるわ」
千歌「あー、鞠莉ちゃんそういうこと言う~♪」ツンツン
60: (もも) 2020/04/01(水) 06:52:30.15 ID:TyUWA04q
鞠莉「でもこれで何年も引きずっていたスッキリ恋にもようやくけじめつけられて出来たでしょ」
千歌「うん、お陰で前に進めるよ」
鞠莉「...頑張ってねチカっち。私はあなたの恋を全力で応援するわ」
千歌「...ありがと鞠莉ちゃん」ギュッ
千歌「うん、お陰で前に進めるよ」
鞠莉「...頑張ってねチカっち。私はあなたの恋を全力で応援するわ」
千歌「...ありがと鞠莉ちゃん」ギュッ
61: (もも) 2020/04/01(水) 06:54:27.45 ID:TyUWA04q
鞠莉「....」ニコッ
鞠莉(はぁ、最後までしたのはいいけど。今思えばキスだけで留めておけば良かった....)
鞠莉(今度は私がチカっちを好きになりかけてるわ...たった一回シただけなのにマリーって結構単純なのかな)
鞠莉(はぁ...早く忘れなくちゃ、こんな気持ち)
千歌「あっ!」
鞠莉「どうしたの?」
千歌「アイス冷蔵庫に出してそのままだ...」
鞠莉「あー」
おわり
鞠莉(はぁ、最後までしたのはいいけど。今思えばキスだけで留めておけば良かった....)
鞠莉(今度は私がチカっちを好きになりかけてるわ...たった一回シただけなのにマリーって結構単純なのかな)
鞠莉(はぁ...早く忘れなくちゃ、こんな気持ち)
千歌「あっ!」
鞠莉「どうしたの?」
千歌「アイス冷蔵庫に出してそのままだ...」
鞠莉「あー」
おわり
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1585482499/