【SS】千砂都「乙宗梢をスカウトしようと思う」【ラブライブ！スーパースター!!】

きな子「いきなりどうしたんすか？　先輩？」

千砂都「次もラブライブ優勝する為に戦力補強しようと思って」

すみれ「前回優勝したんだからこのままでいいじゃない」
　

千砂都「ラブライブのレベルは年々上がってるんだから、慢心したらサニパみたいになっちゃうよ」

可可「......」

恋「そうかもしれませんが、私たちは既に9人もいますし」

かのん「来年はマルガレーテちゃんや新入生も入ってくるから盤石じゃないの？」

夏美「むしろ多すぎですの」
　

メイ「虹ヶ咲学園は12人いるぞ」

四季「でもラブライブ出てないし」

千砂都「出場メンバーを選抜するのも考えてるから人数は多い方が良いんだ」

きな子「ええっ！　選別っすか？！」

千砂都「ラブライブは遊びじゃないんだよ」
　

かのん「その、乙宗さんって言うのはどんな子なの？」

千砂都「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの部長をやってる」

可可「ハスノソラ？　聞いたことないですね」

メイ「昔の優勝校だった気がする」

すみれ「へえー」
　

千砂都「乙宗梢は歌もダンスもハイレベル。クラシックバレエをやってたお嬢様の優等生。作曲もできる」

かのん「恋ちゃんとキャラが被るね」

千砂都「不人気の恋ちゃんの代わりに選抜に入れても良いかもね」

恋「そんなっ」
　

千砂都「それだけじゃないよ。負けず嫌いの力持ちで画伯で機械音痴で百合」

四季「ほう......」

夏美「属性てんこ盛りですの」
　

千砂都「今時のスクールアイドルはキャラが立ってることが求められるからね。今スクールアイドル界では乙宗梢ブームが起きてるんだ」

きな子「そうだったんすか」

千砂都「うちのメンバーってなんかキャラが立ってない気がしてたんだよね」

四季「千砂都先輩がそれ言う......」
　

千砂都「ほら、これが写真だよ」




きな子「うわぁ、美人っす」

メイ「それより何やってるのか気になるな」

恋「面白そうな方ですね」

四季「後ろの子も気になる......//」
　

千砂都「ちゃんと丸の良さもわかってるみたいだし」

かのん「だからか......」

すみれ「そんな子がうちに来てくれるの？」

千砂都「結ヶ丘は前回のラブライブ優勝校。無名の蓮ノ空から見れば破格のオファーだよ。食いつかないわけがない」

メイ「そうかもしれないけど」
　

千砂都「あと、うちは都内のど真ん中。金沢みたいなド田舎の山奥なんかと比べものにならないよ」

きな子「金沢がド田舎だったら富良野はどうなっちゃうんすか......?」
　

千砂都「さらに乙宗梢は過去に結ヶ丘を受けて落ちてると言う情報もある」

恋「それは個人情報じゃないですか？！」

千砂都「勝つ為にはなんでもやるさ」

きな子「怖いっす...」

千砂都「結ヶ丘に落ちた落第生を拾ってあげるんだからありがたいと思ってもらわなきゃ」

かのん「......」
　

千砂都「あと勧誘はかのんちゃんにやってもらうから」

かのん「え？私？」

千砂都「そう。かのんちゃんの勧誘を断れる子はいないよ」
　

すみれ「そういえば私もかのんに勧誘されたわね」

恋「私も...」

きな子「私も...」

メイ「私も...」

夏美「私も...」

かのん「あはは......」
　

千砂都「じゃあ早速かのんちゃんはこの手紙を持ってスカウトしてきて」

かのん「え？　今から？」

千砂都「乙宗梢は今日屋台でバイトしてると言う情報があるから、こっそり接触するチャンス。かのんちゃんは北海道にもすぐ行けるくらいフットワーク軽いから大丈夫でしょ」

かのん「そんな～」

きな子「金沢にも熊はいるみたいっすよ」
　

後日


恋「えー、乙宗さんから正式にお断りの連絡がありました」

千砂都「なんだとー！」


終わり
　

手紙渡すだけとか手抜きしたからだよかのんちゃん
　

何故かスレタイが千葉県民に見えた
　

戦力としてなら綴理の方がいいのでは？
　

綴理は蓮ノ空のエースとして名前が売れたからダメなの
　

1年生で息が合ってない上に直前に振り付け変えて全国行ってるからな
ポテンシャルは高い
　

かすがいがね…
　

相手がクソデカ感情を持っている場合合理的選択はしないからね
仕方ないね