【SS】恋「どこにも…お母様のスクールアイドルの記録がありません…」理事長「もう少し探してみたら？」【ラブライブ！スーパースター!!】

恋「いえ、資料室も、スクールアイドルの部室もくまなく探しました」

理事長「でももう少し！ほら！探してないところもあるんじゃない？」

恋「…くまなく探しました！やはりお母様は…」

理事長「スクールアイドル部の部室は葉月さんの家にあったのよね？てことは葉月さんに伝えたいメッセージがあるんじゃないかしら？」

恋「メッセージ…ですか？」

理事長「同じ場所で、思いがつながるとか言ってなかった？」

恋「それはよく言ってましたが…」

理事長「ってことは？」

恋「はい？」

理事長「ということはつまり？」

恋「私には何のことだか…」

恋「すいません、失礼します」
　

理事長「…」

理事長「なんで気づかないの！？！？！！？！？」

理事長「部室にあったと思うんだけど！？！？！？」

理事長「母親も真面目系ポンコツだったけどまさかそこまで遺伝してるなんて…」

理事長「もう少しフォローしてみますか…」
　

理事長「葉月さん、見つかりましたか？」

恋「いえ、何も」

理事長「鍵は二つあったのね？」

恋「はい、部室用とあと一つは何の鍵か分かりませんが…」

理事長「それがきっとあなたのお母さんの真実を知ること鍵になるのよ」

恋「はい？どういうことです？」

理事長「鍵っていうかヒントになるのよ」

恋「なるほど…」

理事長「わざわざ鍵を残してるということは…」

恋「いうことは…？」

理事長「…」

恋「…」

恋「すいません、分かりません。」

恋「失礼します…」
　

恋「やはりお母様はスクールアイドル活動を公開していたのでしょうか？」

理事長「そうかしら？」

恋「えっ」

理事長「いや～、そうかしら？」

恋「そうに決まってます！」

理事長「いやいや！そうかしら？」

恋「この学校の記録に一切残ってないのですよ！？！？！！？！？」

理事長「いや～そうかしら？」

恋「そうですよ！！！」

理事長「ホントに！ホンット～に！ホントのホントに部室をくまなく！！！目を皿にして！！！探したのですか！？！？！！？！？」

恋「探しましたよ…」

理事長(嘘だ！！！！！！)

理事長「もう少し！！！ホントにもう一回！！探してみましょ！ね！」

恋「はい…」

恋「失礼します」
　

理事長「どう？何か見つかった？見つかったわよね？流石に」

恋「いえ、何も見つかりませんでした…」

理事長「そんな馬鹿な！？！？！！？！？」

恋「念の為、校庭全部掘り起こしてもなかったのですよ！？」

理事長「そんなバカな！？！？！？！？」

理事長「頑張るベクトルを間違えていませんか！？」

恋「私は…お母様の真実が知りたいだけなのです」

理事長「流石にあるとしたら校舎内にあると思いますよ…」

恋「しかし本当に…お母様は…」

恋「失礼します」
　

理事長「え！？！？嘘ぉ！！ないパターンある？」

理事長「もしかしてホントにないの？？？」

理事長「これホントに無い奴だわ！！流石に！」

理事長「あったらヤバいわ！」

理事長「葉月さんも流石にバカでは無いはず。」

理事長「何かの拍子で捨てられてしまったのかしら…」

理事長「じゃあ何で言わないでとか言ったの？？？ポンコツじゃん！！親子揃って！！！！」

理事長「これもう言った方が良いのかな？」

理事長「…」

理事長「いや、今月！流石に今月言う！」

理事長「だって無いもの！多分無いもの！！！」

理事長「あったら怖いよ！」
　

数日後

かのん「これは葉月さんのお母さんがスクールアイドルをやっていた記録です」

恋「これは…まさか…！」



理事長「あるんかーい！！！！！」

理事長「あると思ったら無い、無いと思ったらあるんかーい！！！！！」

理事長「どういうこと！？」

理事長「あるやんけ！！！！！！！！」

恋「理事長！？落ち着いてください！」

理事長「これが落ち着いていられますか！」

恋「！？」

理事長「あるやんけ！！しかも部室に！！！」

恋「…」

理事長「何回探したんですか！？！？！！？！？」

恋「すみません…」

理事長「はぁ…でも無事に見つかって良かったです。とりあえず、後で理事長室に来て下さい」
　

理事長「これはあなたのお母さんが着ていた、スクールアイドルの衣装です。」

恋「とても、素敵だと思います。お母様は…これを着て…」

理事長「葉月さん、着てみてください。」

恋「えっ」

理事長「いいから！早く！」

恋「わ、分かりました」

数分後

恋「着れましたが…胸もとが少しキツいような…」

理事長「中々似合ってますよ」パシャパシャ

恋「な、なんで撮ってるんですか！？」

理事長「記録に残しておく必要がありますからね。」

恋「？」

理事長「理事長命令です。次は上目遣いで。」

恋「うぅ…理事長命令には逆らえません…」

理事長「次はこっちの衣装を着てください。早く！！」

恋「トホホ…」

終わり
　

おまけ

理事長(25年ぶりの葉月さん！！！！たまんね～！！！！！！)

理事長「髪型も少し変えてみましょうか！！！！！」

恋「はい…」

理事長「ふふふ、綺麗ですよ…！葉月さん！！」