【SS】ルビィ「ルービィイーツ始めました！」

『ルービィイーツ始めました！
ルビィがあなたのおうちにおいしい食べ物をお届け！

※料金は要相談ですわ』



ルビィ「このお仕事で荒稼ぎすルビィ！」

ルビィ「さあて、誰か注文してくれるかなー？」

ｺｯﾄﾝｷｬﾝﾃﾞｨｴｲｴｲｵｰ♪

ルビィ「あ！早速注文だ！」


>>3
注文内容
>>5
届け先
　

パイ
　

善子
　

依頼主：ヨハネ
注文内容：サクサク生地のパイを持ってきなさい…！今すぐに…！


ルビィ「あ、善子ちゃんからだ！」

ルビィ「パイ…？いろんな種類があるけど、指定してないし何でもいっか！」

ルビィ「うゆ！早速パイを買いに行くよ！」


ルビィ「…あっ！肝心なこと忘れてたよ…」

ルビィ「ウーバー……ルービィイーツは、乗り物で配達するものなのに、何も用意してなかった…」

ルビィ「どうしよう…？」

安価>>12
1「徒歩でがんばルビィ！」
2「自転車で行くよ！」
3「バイクで飛ばすびぃ！」
4「運転したことないけど車で行くよ！」
5「お馬さんに乗ルビィ！」
　

5
　

ルビィ「そうだ！お馬さんに乗っていこう！」

ルビィ「自転車は疲れるし、バイクは環境によくないけど、お馬さんは疲れないしエコだもんね！」

ルビィ「…あ、もしもし？おねいちゃー？」

〜〜〜

ルビィ「わー！お馬さんだー！」

ダイヤ「鞠莉さんに…お願い、して…」

ダイヤ「調教された馬を…手配して、もらいました…」

ルビィ「おねいちゃありがとー！」

ダイヤ「車には気をつけるのですよー！」

〜〜〜

ルビィ「それじゃあ行くよ！お馬さん！」

馬「」ﾌﾞﾋﾋﾋﾋ

ルビィ「せっかくだし、名前付けてあげようかな」

ルビィ「そうだなぁ…。じゃあこの子の名前は…>>18で！」
　

ルビィ「決めた！この子の名前はサイレンススズカ！」

ルビィ「栗毛の牡馬だし大逃げかましそうな風貌だもん！」

ルビィ「よろしくね、サイレンススズカ！」

サイレンススズカ「」ﾌﾞﾙﾙﾙﾙ


ルビィ「よーし！じゃあ善子ちゃんが待ってるから、パイを買いに行くよー！」

ルビィ「パイといえばあの店だよね！」

目的地
安価>>22
　

六花亭帯広本店
　

ルビィ「パイといえば、『六花亭帯広本店』だよね！」

ルビィ「道に迷わないようスマホでルート検索していこーっと！」

ルビィ「北海道帯広市西2条南9丁目6…ここから車で18時間かー。けっこー遠いなー」

ルビィ「でも善子ちゃんのためだもん！美味しいパイをお届けすルビィ！」

ルビィ「北海道に向けて、レッツゴー！」
　

一方その頃…


善子「……遅い！」

善子「ルビィがウキウキしながら宣伝してたから、お客第一号になってあげたのに…」

善子「……」

善子「まさか、途中で事故に遭ったんじゃ…」

善子「わ、私のせいで、ルビィが…！」

善子「……落ち着くのよ、私…。ルビィの連絡先は知ってるんだし、普通に電話すれば済む話じゃない！」

善子「…」ｽﾏｽﾏ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ


安価下
コンマ偶数で電話つながらず
　

ほい
　

ルビィ『もしもし？善子ちゃん？』

善子「あ、ルビィ！無事だったのね…じゃなくて！」

善子「パイを注文したのにいつまで経っても届かないんだけど！どうなってるのよ！」

ルビィ『ピギィ！く、クレームだぁ…！』

善子「え、ちょっとやめなさいよ！クレーマーにはならないって決めてるんだから！」

善子「もうパイはいいわ…。チョコパイで我慢するから」

ルビィ『え！パイいらないの！？』

善子「ええ。…というか、さっきからなんか馬の嘶きが聞こえるんだけど…」

善子「ルビィ、あんた今どこにいるのよ？」

ルビィ『今は>>30にいるよ』
　

ルビィ『今ね、青森で立ち往生してるの…』

善子「…？」

善子「この辺に青森なんて場所あったかしら…？」

ルビィ『あ、今いるのは青森県だよ』

善子「…理解が追いつかないんだけれど…まあいいわ。ルビィは何故か、青森にいるのね、うん。なんとか納得させたわ」

善子「…で、今は青森で立ち往生してるわけね？」

ルビィ『うゆ…。ちょっと困ったことがあって…』

善子「何かあったの？その…青森…で」

ルビィ『うん…』

安価
1「ルビィのサイレンススズカが…」
2「青森が変なの…」
3自由安価
　

安価下で
　

2
　

ルビィ『青森が変なの…』

善子「変…？」

ルビィ『うん…』

安価下
1「人が誰もいないの…」
2「見たことのない動物さんがいるの…」
3「地図から消えてるの…」
4「銃を持った兵隊さんがいっぱいいるの…」
5自由安価
　

2
　

ルビィ『見たことのない動物さんがいるの…』

善子「それって、ツチノコとかそういう系？」

ルビィ『いや、そうじゃなくて…』

『ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ』

ルビィ『ピギィ！また見つかった…！』

ルビィ『逃げるよ！サイレンススズカ！』

『ﾋﾋｰﾝ』

ルビィ『よ、善子ちゃ…』

『ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ!!』

ﾌﾞﾂｯ


善子「…もしもし、ルビィ？ルビィ！？」

善子「…もう、何がどうなってるのよ！？」
　

善子「ルビィ…すごく怯えてた感じだったけど…」

善子「何かのドッキリ…なわけないわよね？ルビィがあんな演技できるとも思えないし…」

善子「…てことは、ルビィの身に危険が迫ってる…ということ…！？」

善子「焦っちゃダメよ、こういう時こそ冷静に…」

善子「たぶん、ルビィの危機は現在、私しか知らない…」

善子「私はルビィを守るために、何をすればいいかしら…？」

安価下
1「単身、青森に乗り込むわ！」
2「リトルデーモン達と青森に乗り込むわ！」
3「他の誰かに助けを求めましょう…何とかしてくれるはず…」
4「まずは情報収集ね」
5自由安価
　

どうやって馬で津軽海峡を越えるつもりだったのか
　

すまん安価下で
　

4
　

善子「まずは情報収集ね」

善子「ルビィの言っていたことが何かはわからないけど…」

善子「もし青森で異常事態が起きているのだとしたら、無闇に突撃するのは得策とはいえないわ…」

善子「もし青森で何かが起きてるのなら、Twitterに情報が流れてるはず！」

善子「私のSNSをフル活用した情報収集能力、舐めるんじゃないわよー！」ｽﾏｽﾏ



『青森がやばい』

『青森おわた』

『俺らの青森が…』

善子「何よこれ！何の情報もないじゃない！」

善子「…いや、何かが起きてることはわかったわ」



『化け物にやられた。足なくなったけど逃げてきた。誰かたすけつ』

善子「！？」

善子「何この画像…CGとか、フェイクニュース…よね…！？」

善子「こ、これが、青森の現状…」

善子「ルビィ…」

善子「ルビィ…！ルビィ……！！」

安価下
1「今すぐ助けに行くわ…！」
2「さよならリトルデーモン4号…」
　

1
　

善子「今すぐ助けに行くわ…！」

善子「どうか、無事でいて…ルビィ…！」


〜〜〜

一方その頃


化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ」ｽﾞﾄﾞﾝｯ

ルビィ「ピギィ！？」

サイレンススズカ「ヒヒーン」


ルビィ「今のは危なかった…ルビィじゃなきゃ避けれなかったよ」

ルビィ「サイレンススズカの逃げ足が、まさかこんな形で役立つなんて…」

ルビィ「ありがとう、サイレンススズカ…。もうちょっと頑張ってね…！」

サイレンススズカ「ヒヒーン！」

ルビィ「でも、どうしよう…」

ルビィ「このまま逃げてるだけじゃ、埒があかないよ…」

ルビィ「どうしよう…」

安価下
1「戦うしか…ない！」
2「隠れられる場所を探そう！」
3「おねいちゃあ…！」
　

2
　

ルビィ「どこか、隠れられる場所を探そう！」

ルビィ「サイレンススズカもかなり疲れてるし、休憩しないと、いつかやられちゃう…！」

サイレンススズカ「ヒヒーン…」

ルビィ「安全な場所で隠れてたら、きっと誰かが助けに来てくれるはず…」


化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ」

ルビィ「ピギィ！？」

ルビィ「…お、落ち着いて、ルビィ…。こういう時こそ、冷静に…」

ルビィ「逃げながら、最適な隠れスポットを見つけなきゃ…！」

ルビィ「あ！あそこは…！」

安価下
1「森の中に隠れルビィ！」
2「ショッピングモールに隠れルビィ！」
3「地下に隠れルビィ！」
　

2
　

ルビィ「あれは…イオンモールだ！」

ルビィ「あそこなら化け物から隠れられるかも…！」

ルビィ「サイレンススズカ！全力で駆け込むよ！」

サイレンススズカ「ヒヒーン！！」ﾊﾟｶｯ! ﾊﾟｶｯ!



化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ!!」

ルビィ「お願い！間に合って──」

安価下
コンマ奇数で被ダメ
　

大逃げ頼む
　

化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ!!」ｻﾞｼｭｯ!!

ルビィ「ピギャァッ！？」

ﾊﾟﾘｰﾝ....


〜〜〜


化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ..」

ルビィ「………」


ルビィ「……行ったみたい」

ルビィ「…ああ、サイレンススズカ…」

サイレンススズカ「ひ、ヒヒーン…」

ルビィ「ごめんね…。ルビィがもっと早く判断できてたら、こんなことには…」

サイレンススズカ「ヒヒー…」

ルビィ「サイレンススズカ…」

安価下
1「薬局から救急箱を取ってくるよ！」
2「ごめん…ルビィは何もしてあげることができないよ…」
3「今、楽にしてあげる…。お肉は美味しくいただくよ」
　

1
　

ルビィ「待っててね、サイレンススズカ…。今救急箱を取ってくるから…！」

ルビィ「手当てしたら、治るはずだから…だから…」

サイレンススズカ「ヒヒー…」

ルビィ（サイレンススズカ、辛そう…）

ルビィ（早く手当てしてあげなきゃ…！）


〜〜〜


ルビィ（モール内にさっきの化け物を連れてきちゃったから、迂闊には動けないね…）

ルビィ（今は気付かれてないけど、音を立てたりしたらすぐにこっちに来ちゃうかも…）

ルビィ（慎重に進まないと…！）


ルビィ「薬局はどこにあるんだろう…？」

ルビィ「あ！館内マップ発見！」

ルビィ「えっと、ここが現在地で…薬局は…」

ルビィ「わっ！かなり遠い…」

ルビィ「…行くしか、ないよね！」


ルビィ「目的地の薬局は、ルビィが今いる1階の奥の方にある…」

ルビィ「そして化け物も、同じく1階…」


安価下
1「早さ優先！1階を進もう！」
2「バレないの優先！2階に上がろう！」
3「近くの店から何か借りよう！」
　

1
　

ルビィ「早く救急箱を持って帰りたいし、多少のリスクは仕方ない…」

ルビィ「1階を突き進もう…！」


〈敵との遭遇率が上がりました。〉


化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ..」

ルビィ（いた！）

ルビィ（吹き抜けになってるところで、辺りを見回してる…）

ルビィ（こっちを見てないタイミングで進めば、通り抜けられるかも…！）


化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ..」ｸﾙｯ

ルビィ（向こうの方を見てる…！今しかないね！）


安価下
コンマ00〜55で通り抜け成功
　

しかし回り込まれてしまった
　

あぶねーｗｗｗ
　

ルビィ「」ｽﾀﾀﾀ


ルビィ「…よかった、バレずに通り抜けられた…！」

ルビィ「このまま薬局まで行くよ…！」


〜〜〜


ルビィ「着いた！薬局！」

ルビィ「これでサイレンススズカを治療できる…！」


「う、うわあああああ！」

ルビィ「！？」

ルビィ（薬局の中から聞こえた…！）

ルビィ（ど、どうしよう…）


安価下
1「店へ突撃だびぃ！」
2「何があるかわからないから、一旦様子を見よう」
3「危なそうだし、諦めよう…」
　

2
　

ルビィ（無策に飛び込んではいけませんっておねいちゃも言ってた…）

ルビィ（ここは一旦、様子を見てみよう…）


ｹﾞｼ ｹﾞｼ ｹﾞｼ

ルビィ「！？」

ルビィ（な、何あれ…！）

ルビィ（さっきの化け物とはまた別の種類…！？）


「う、うわあああ！く、来るなあああ！！」

化け物「ｸｷｸｷ」

「がっ…！ぐわぁっ………」


ルビィ（た、食べられちゃった…！）

ルビィ（あの化け物…脚がいっぱいあって、すごく素早く動けるみたい…）

ルビィ（救急箱…取りに行けるかな…）


安価下
1「行くしかない…！」
2「自分の安全第一…救急箱は諦めよう」
　

1
　

ルビィ「こ、怖いけど…足がガクガク震えるけど…」

ルビィ「行くしか、ないよ…！」

ルビィ「救急箱を取って、サイレンススズカを回復させるんだ…！」


ｹﾞｼ ｹﾞｼ ｹﾞｼ

ルビィ（商品棚の上を徘徊したり、壁に飛び移ったり…）

ルビィ（かなり機動力もありそうだなぁ…）

ルビィ（うまく棚に隠れながら進めれば、見つからずに行けるかも…）


化け物「ｸｷｸｷ」

ルビィ（…よし！今だ！）


安価下
コンマ00〜30で見つかる
　

どうだ
　

ルビィ（店の中に入れた…！）

ルビィ（化け物が離れてる間に、救急箱とか諸々持っていこう…！）

ルビィ（…よし！これであとは、帰るだけ…）


化け物「ｸｷｸｷ」

ルビィ「！？」

ルビィ（近くまで来てる気がする…！）

ルビィ（息を〇して、離れるのを待とう…）


安価下
コンマ00〜45で見つかる
　

こい！
　

ルビィ「……」ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ

化け物「……」

ルビィ「……………」ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ

化け物「……………」


化け物「ｸｷｸｷ」ｹﾞｼｹﾞｼ

ルビィ「っはあ…はあ…」

ルビィ（今のうちに出よう…！）


〜〜〜


ルビィ「…あれ？」

ルビィ「さっきここにいた化け物が、いなくなってる…」

ルビィ「…いないならチャンス！今のうちにサイレンススズカのとこまで戻れる！」


〜〜〜


ルビィ「ただいま！サイレンススズカ！」

ルビィ「ほら、救急箱とか薬とか、いっぱい持って帰ってきたよ！」

サイレンススズカ「…」

ルビィ「今治療するから！ちょっとしみるかもしれないけど、我慢してね！」

サイレンススズカ「ヒヒ…」

ルビィ「包帯を巻いて……はい！完成！」

ルビィ「これでもう大丈夫だね！」

ルビィ「よかったー！サイレンススズカが元気なら、ルビィも嬉しいもん♪」

ルビィ「これからはずっと一緒だからね、サイレンススズカ！」

サイレンススズカ「ヒ…ヒ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
　

一方その頃


ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

「現在、青森上空です」

ダイヤ「なっ…！地上が、めちゃくちゃですわ…」

鞠莉「…こればっかりは、フェイクであってほしかったわね」

「鞠莉お嬢様。いかがなさいますか？」

鞠莉「ルビィ救出が最優先よ。スマホの位置情報からルビィの所在を見つけないと…！」


善子（ルビィ…）

善子（私が、ウーバー……ルービィイーツを頼んだばっかりに…）

善子（これからは、食べたいものは自分で買う！外出が面倒だからって配達に頼った堕落した生活を送ったりしないから！）

善子（だから…神様がいるなら、お願いします…）

善子（ルビィを…守ってあげてください…！）


「現在地を特定しました！ルビィさんはショッピングモール内にいるようです！」

鞠莉「OK…！すぐに向かって！」

鞠莉「…陽動部隊が周囲から化け物を引き離してくれてるわ。着陸したらすぐにルビィを見つけて、救出するわよ！」

ダイヤ「勿論です…！ルビィのためなら、私は…」

鞠莉「…善子。Are you ready?」

善子「…ええ。私が必ず、ルビィを助けるわ！」


ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ....

「周囲、敵影なし！」

鞠莉「…突入よ！」
　

善子「今いるのが4階ね…」

善子「ルビィはどこかの店舗に隠れてるはず…」

善子「どこにいるのかしら…」


善子「…町があんなことになってるのに、モール内はやけに静かね？」

善子「こういう時って、大体よくないことの前兆なのよね…」




化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ..!」

善子「」

善子（いやいや早すぎるでしょ！何で私はいつもこうなのよー！？）

善子（文句言っててもしょうがない！とにかく、倒さなきゃ…！）

善子「くらいなさい…。この、マリーガンを…！」


安価下
1『適当に撃つ（コンマ00〜20で命中）』
2『引きつけてから撃つ（コンマ00〜50で命中、外すと被ダメ）』
　

ほい
　

善子（確実に当てるために、出来るだけ引きつけてから…）

善子「くらいなさい！」ﾊﾞﾝｯ! ﾊﾞﾝｯ!

ｽｶｰ

化け物「？」

善子「なんでこの至近距離で当たらないのよぉ！？」


化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ!」ｻﾞｼｭｯ

善子「痛ぁっ…！！」

善子「ぐっ……」

善子（や、やばいやばいやばい…！）

善子（次外したら、終わる…！！）


善子「…流石に、この距離で外すわけないでしょ！」


安価下
コンマ00〜75で命中、外すと瀕死
　

ほい
　

あーあ
　

さすが善子
　

善子「この一撃に名前を付けるなら、そうね……」

善子「絶対命中零距離射撃〈アブソリュート・ゼロ〉…かしら！」



ｶｯ ｶｯ ｶｯ

善子「……」

化け物「？」

善子「お、おかしいでしょ！？何でこのタイミングで弾が詰まるのよ！？」

化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ」

善子「待って！慈悲を！慈悲をくださ…」

化け物「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ!!」ｻﾞｼｭｯ

善子「ヴぁぁっ…！！」


善子（ごめん、ルビィ…）

善子（あんなにかっこつけて助けに来たのに、あっさりやられちゃった…）

善子（私のことはいいから、ルビィだけでも、逃げなさい……）


〜〜〜


ルビィ「！」

ルビィ（今、善子ちゃんの情けない声が…！）

ルビィ「善子ちゃん…？善子ちゃあああああんっ！！！」
　

翌日


ﾙﾋﾞｨ「よかったね、善子ちゃん！命に別状がなくて！」

善子「よくないわよ！全治1ヶ月の大怪我よ！？」

善子「…それでも、あの状況でこれだけの怪我で済んだのは、奇跡だったのかもしれないけど…」

ﾙﾋﾞｨ「うん…本当によかったよ…」

善子「…ルビィ」


善子（私が倒れた後、ダイヤとマリーが駆けつけ、なんとか化け物は追い払ったらしい）

善子（ルビィの救出にも成功し、私たち4人は無事…ではないけど、命からがら青森から脱出することに成功した）

善子（でもルビィの相棒である馬、サイレンススズカは……）

善子（傷が大きく、連れて帰ることが困難ということで、その場で安楽死させることになった）

善子（それは、ルビィ自身の決断だった。これ以上苦しまないよう、楽にしてあげようと。きっと想像を絶するほど辛い決断だっただろう…）

善子（……思えば、私が化け物の攻撃をくらう瞬間…）

善子（茶色の何かが、私を押してくれたような気がする…。だからあの至近距離で、致命傷を避けられたのかもしれない…）



『ここで速報です。政府はアオモリ奪還のため、アメリカ軍に協力を要請したことを明らかに──』

ルビィ「…まだ、戦いは続いてるんだね」

善子「あの化け物共が現れた理由も正体も、未だ不明…」

善子「一説によると、青森弁が影響してるとか言ってる学者もいるらしいけど…」

ルビィ「……」

善子「ルビィ？」

ルビィ「ルビィ……いや、私…戦うよ」

ルビィ「全部、全部、全部全部全部全部〇して、元の平和を取り戻す…！」

ルビィ「そしたら、ようやく…サイレンススズカは安心して、静かに休めるようになると思うんだ…」

善子「ルビィ…」

善子「…しょうがないわねぇ！リトルデーモン4号がそう言うのなら、主人として、黙って見てるわけにはいかないもの！」

善子「私も、協力するわ！」

ルビィ「いや…善子ちゃんは運に呪われてるからいいや…」

善子「なんでよぉ！」
　

善子（こうして、私たちの壮絶な物語が始まった）

善子（これはまだ、ほんの序章に過ぎない…）




『ルービィアーミー始めました！
ルビィとヨハネが戦地に赴き、化け物を滅〇！

※料金は要相談ですわ』



おわり
　

情けない声が…ってさりげなくひどくて草
乙ですわ
　

複雑骨折しても騎手を振り落とさないように立ち続けたサイレンススズカはやっぱ名馬だわ
　

乙
面白かった
善子が゛不運゛と゛踊゛っちまわなかったらもうちっと続いたのかな
　

乙
配達どころじゃなかったけど面白かった