【SS】梨子「曜ちゃん、今日って……何の日か知ってる？」曜（え゛！！？）【ラブライブ！サンシャイン!!】

梨子「曜ちゃん」

ﾑｷﾞｭ♡

曜「ひゃ！！？/////」

梨子「見て見て曜ちゃん。あのねあのね、今日は曜ちゃんの大好きなものた～くさんお弁当箱に詰めてきたんだ～」

曜「う、うん」

梨子「ふふっ、もちろんハンバーグもあるよ♪」

曜「よ、よーそろー……」

梨子「せっかくだし食べさせてあげるね♡」

曜「え！？」

梨子「はい、あ～ん♪」

ｷﾞｭｰ♡

曜（う……////）
　

梨子「～♪」

ﾑｷﾞｭｰ!

曜（……////）

梨子「あ～……」

曜「ス、ストップ梨子ちゃん！！//////」

梨子「？」

曜「そ、そのさ……」

梨子「なあに？」

曜「な、なんかいつもより近いし、捕まえられると苦しいし、恥ずかしいし……/////」

梨子「それくらい許してよ。今日は特別な日だもん。でしょ？」

曜「え？」

梨子「えっ？」

曜「……」

梨子「……」

曜「今日って……なんか特別な日なんだったっけ？」

梨子「もしかして曜ちゃん覚えてないの！？」

曜（え゛！！？）
　

梨子「む……」

曜（マズいマズいマズいマズい！梨子ちゃんこのままじゃお怒りモードだ！）

梨子「むう……」

曜「も、もちろん覚えてるよ！特別な日……」

梨子「……」

曜「えっと……」

梨子「うん」

曜「う……」

梨子「……やっぱり曜ちゃん忘れてる」

曜「わ、忘れてないってば！そ、そうだよ！あれだよあれ！記念日だよね！」

梨子「えっ？まあ……そうね」

曜「だよね！」

曜（よし！なんとなく方向性は見えてきた！私が梨子ちゃんとの大切な日を忘れちゃってるパターンだ！）

梨子「……」
　

曜（問題は、梨子ちゃんが『私に教科書見せてあげた記念日』とか『授業中にたまたま目が合っちゃた記念日』とか『調理実習でみんなの前であ～ん♡ってしちゃった記念日』とか、すごく細かそうなところを聞いてきそうなところ……）

梨子「曜ちゃん？」

曜「ひっ！？」

梨子「ほんとに覚えてないの？」

曜「お、覚えてる覚えてる！」

梨子「だったら

曜「けど！い、一応ね！ヒントちょうだい！」

梨子「ヒント……？」ｷﾞﾛﾘ

曜「ひぃ！？」
　

梨子「……」

曜（り、梨子ちゃんの怒りのボルテージがまた一段階あがっちゃったよ～！）

梨子「……」

曜「えっと、えっと……！あ、わかった！初めての日だよね！初めての日！」

梨子「えっ？う～ん……確かに、初めての日といえば初めての日かも」

曜「だよね！あっ、わかった！初めて梨子ちゃんと手を繋いだ日！」

梨子「違います」

曜（そんなぁ～！）
　

曜「じゃあ……初めて梨子ちゃんとデートした日！」

梨子「違う」

曜「初めて梨子ちゃんとちゅーした日！」

梨子「違うもん」

曜「初めて……初めて梨子ちゃんとお泊りした日！」

梨子「曜ちゃん適当に言えばいつか当たると思ってるでしょ」

曜「え゛！！？そそそそ、そんなことないよ！そんなこと！」

梨子「……」ｼﾞｰｯ

曜「うっ。梨子ちゃん。そんな顔しないでよ～」

梨子「……」

曜「う、うぅぅぅ……」

曜（わ、私が悪いのかなぁ……？でもきっと私が悪いんだろうなぁ……）
　

梨子「……」

千歌「梨子ちゃん、ヒントだけ教えてあげたら？」

梨子「そうね……４月といえば」

曜「出会い！あ、わかった！梨子ちゃんと初めて出会った日！」

梨子「その日はとっくに過ぎたわよ」

曜「そんなぁ～！」

梨子「曜ちゃん……」

曜「う……」

梨子「……むっ」

曜「え゛！？」

梨子「曜ちゃんほんとにな～んにも覚えてないの！！？」

曜「えぇぇぇ～！！？」
　

梨子「曜ちゃん、もしかして私との記念日の日付ひとつも覚えてないの！？ひどい！私はさっき曜ちゃんが言った日の日付ぜ～んぶ言えるのに！」

曜（え゛！！？）

梨子「曜ちゃんのばか！さいってー！私と過ごした日のことこんなにも覚えてくれてないだなんて思わなかった！」

曜「ふ、普通の人は絶対いちいちそんなに覚えてないよ～！」

梨子「でも今日が何の日かだけは曜ちゃん絶対覚えてるはずだもん！絶対！」

曜「そ、そんなこと言われても～！」

曜（皆目見当がつかないよ～！！）

梨子「むっ………」

曜「わ、わぁぁぁぁ……！！？」

梨子「むぅぅぅぅ～～！！」ﾌﾟｸｰ

曜「わぁぁぁ！！？ご、ごめん梨子ちゃん！正解教えて！」

梨子「曜ちゃんのお誕生日！」

曜「えっ！？」

梨子「今日4月17日は、曜ちゃんのお誕生日でしょ！」

曜「え……？あ、そっかぁ。言われてみれば、確かに……」
　

梨子「む～～！！」

曜「ひっ！？」

梨子「曜ちゃんのばか！」

曜「うぇぇぇ！！？」

梨子「ばかばかばかばか！さいってー！信じらんない！なんで自分のことなのに覚えてないの！？」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

曜（わ、わぁぁぁ……！！？）

梨子「私は一週間前から準備してたのに！カレンダーにはなまるつけて！曜ちゃんの印象に残るにはどうしたらいいんだろうって！どうやったら曜ちゃんに嬉しいって言ってもらえるかなって考えたりしたりして！」

梨子「なのに、曜ちゃん……！ばかばかばかばか！」

曜「ご、ごめんね梨子ちゃん！」

梨子「イヤ！」

曜「え゛！？」
　

梨子「絶対にイヤ！」

曜「り、梨子ちゃん！！？////」

ﾑｷﾞｭ!

曜「ひゃああ！？/////」

梨子「曜ちゃんいっつもそうやって軽々しく私のこと傷つけるもん。今日という今日は絶対に許さないって決めたもん」

曜「そ、そんなぁ……」

梨子「……」ｷﾞｭｰ

曜「……」

梨子「むぅ……」ｷﾞｭｰ!

曜（ど、どうしたらいいんだろ……）

梨子「……」

曜「……」

善子（ぶっちゅーってしちゃいなさいよ）

曜（え゛！！？/////）
　

善子（ちゅーしたら全てまーるく収まるわよ）

花丸（そうずらそうずら）

ルビィ（梨子ちゃんのお顔にもちゅーされたいって書いてあるよ？）

曜（し、しないよ！！？そんな恥ずかしいことみんなの前では絶対にしないよ！！？/////）

よしまるびぃ「えーーー」

ルビィ（つまんな）

善子（せっかく私たちがアドバイスしてあげてるのに）

花丸（お笑いをまるでわかっていないずら）

曜（だからこれはお笑いのネタじゃないんだよ～！）

梨子「曜ちゃん？」

曜「ひぃ！！？//////」

梨子「何考えてるの？」

ﾑｷﾞｭ!

曜「うっ……」

梨子「……」ﾑｷﾞｭｰ

曜（うぅぅ、どうしたら……）

梨子「……」

曜（だ、誰かぁ。誰か助けてぇ……）

千歌「でも曜ちゃん本人が誕生日のこと忘れてたってことは、お祝いしたの梨子ちゃんが一番最初ってことでしょ？」

梨子「えっ？」
　

千歌「でしょ？」

曜「う、うん！」

梨子「……」

千歌「だって。梨子ちゃん、許してあげたら？」

梨子「……」

曜「ご、ごめんね梨子ちゃん！今度から絶対に忘れないようにするから！大切な日も、全部！」

梨子（……）
　

梨子「……私の誕生日」

曜「えっ？」

梨子「私の誕生日も曜ちゃんが一番にお祝いしてくれたら、許してあげる」

曜「わかった！約束する！」

梨子「ちなみに覚えてないとか言わないわよね？」

曜「覚えてるよ！9月19日！」

梨子「約束！約束だからね！」

曜「よーそろー！」

梨子「む……」ﾑｷﾞｭ

曜（ふぅ……）

梨子「……」ｷﾞｭｰ

曜（なんとか収まったであります……）

梨子「……」

曜「……」

梨子「……」ｷﾞｭｰ

曜「……ね、ねえ」

梨子「？」

曜「あ、あのさ。許してくれたのなら、私のことも解放して欲しいなぁ～って……////」

梨子「……」

曜（……////）

梨子「……」

曜「り、梨子ちゃん……」

梨子「だめ」

曜「え゛！！！？//////」
　

梨子「それとこれとは別問題だもん」

曜「そ、そんなぁ～」

梨子「それに曜ちゃん、お誕生日だからってすぐ他の子からもちやほやされちゃうつもりなくせに。わかってるんだからね」

曜「し、しないよそんなこと！！？」

千歌「でも曜ちゃん去年はクラスの子み～んなから

曜「ち、千歌ちゃん！！？余計なこと言わないでよ～！！//////」

梨子「……」

ﾑｷﾞｭ!

曜「ぐえ！！？」

梨子「むっ……」

曜（り、梨子ちゃん！！？）

梨子「……」

曜「ま、待ってよ！機嫌悪くしないで！！」

梨子「……」

曜「わぁぁ……！！？」

梨子「……」

曜「わぁぁぁ～！！！？」

梨子「……」

曜（り、梨子ちゃんやっぱりめんどくさいよ～！！）




よしまるびぃ「………」

よしまるびぃ（いやそんなことしてないではよ付き合えや………）

この後めちゃくちゃ捕まった
　

【おまけ】

曜「梨子ちゃん梨子ちゃん！一緒に帰ろっ！」

梨子「うん」


～帰りのバス～

梨子「曜ちゃん、あのねあのね。私この前沼津ですっごくおしゃれなカフェ見つけたんだけど……」

曜「あ、ごめんね梨子ちゃん。今日はすっごく疲れてて」

梨子「えっ？」

曜「少しだけ休ませて～。ふわぁ～……」

梨子（曜ちゃん！？）

曜「すぅ、すぅ……」

梨子「……」

曜「すぅ……」ｺﾃﾝ

梨子「……」

曜「すぅ、すぅ……」

梨子（むっ………）
　

曜「すやぁ、むにゃむにゃ……」

梨子「……」

梨子（なによ。誘ってきたの曜ちゃんからのくせに）

梨子（これじゃあ二人で帰ることずーっと楽しみにしてた私がバカみたいじゃない）

曜「すぅ、すぅ……」

梨子「……」

梨子（……曜ちゃんのばか）

梨子（もしかして私、そんなに一緒にいてつまらない人なの？曜ちゃんにとって私って、ただのバスで寝る時の枕代わりだったの？）

曜「すぅ……」

梨子「……」

梨子（はぁ。ダメだなぁ、私。どんどん考えが悪い方向に行っちゃう……）
　

梨子（でも……）

曜「すぅ、すぅ……」

梨子（……そうだよね。曜ちゃんにはもっと、明るい女の子の方がお似合いだもんね）

梨子（それこそ、千歌ちゃんみたいな……）

曜「ん……」

梨子（曜ちゃんのことを積極的に振り回してくれる女の子の方が、きっと……）

曜「んんっ……」

梨子（……）

梨子「……ねえ、曜ちゃん」

曜「……」

梨子（ごめんね曜ちゃん。変なことばっかり聞いちゃって）


ｿｰｯ…


梨子「私と千歌ちゃん……どっちが好き？」

曜「ん、好きだよ。梨子ちゃん……」

梨子（え！！？）

曜「えへ。梨子ちゃ、大好き……むにゃむにゃ……」

梨子「……」

梨子（……/////）
　

曜「んっ……あ、あれ……？」

曜（ここどこ……？）

曜「って駅！！？や、やばい！！寝過ごしたぁ！！」

梨子「曜ちゃん♪」

ﾄﾝｯ

曜「ひゃん！！？/////」

梨子「てへっ♡」

曜「り、梨子ちゃん！！？なんで！！？とっくにお家過ぎてない！！？」

梨子「なんでもいいでしょ。それより降りなきゃ。終点だよ？」

曜「あ、うん。えっと……」

梨子「～♪」

曜（り、梨子ちゃんすっごくご機嫌だぁ……）

梨子「♪」
　

梨子「曜ちゃん」

曜「な、なあに？」

梨子「せっかく沼津まで来ちゃったんだし、お買い物でもしていかない？付き合ってよ」

曜「えー……」

梨子「曜ちゃんが私のこと枕代わりにしてたから私ここまで来たんだからね」

曜「え゛！！？そ、そうだよね！！ごめんね梨子ちゃん！！」

梨子「ううん、大丈夫だよ♪」

曜「よ、よーそろー……」

梨子「じゃあ……」

ﾑｷﾞｭ!

曜「ひゃ！！？/////」
　

梨子「曜ちゃん。デートの時はどうするんだっけ？」

曜「う、うぅぅ……////」

ｷﾞｭ

曜「……////」

梨子「ふふっ、ありがと。今日も優しいエスコート期待してます♡」

曜「よーそろー……/////」

梨子「じゃあ行こっ？」

曜「う、うん」

梨子「～♪」

ｷﾞｭｰ!

曜「……////」

梨子（～♪）ﾙﾝﾙﾝ

曜「あ……あのさ梨子ちゃん！////」

梨子「？」

曜「な、なんでそんなに機嫌良いの？」

梨子「えっ？」
　

曜「いや、いつもより機嫌がいい気がする……」

梨子「……」

曜「も、もしかして私……また何かやっちゃったとか？」

梨子「さあ」

曜「『さあ』って何！？」

梨子「答えは自分の心に聞いてみたらいいと思うよ。曜ちゃん自身のことだもん」

曜「い、いや。私の身に覚えがないから聞いてるんだけど……」

梨子「曜ちゃん♪」

曜「ひゃ！！？/////」

梨子「話してないで早く行こっ？お店しまっちゃうよ？」むぎゅ

曜「よ、よーそろー……////」

梨子「それと……私も曜ちゃんのこと、大好きからね♡」

曜「え゛！！？」

梨子（てへ♪）

曜（な、なに今の！！？）

曜（絶対明らかに変だよね！！？梨子ちゃ～ん！！//////）

梨子「～♪」

ｷﾞｭｰ♡

曜「う、うぅぅ……/////」

曜（やっぱり！やっぱり梨子ちゃんわけわかんないよ～～！）

梨子「♪」



この後めちゃくちゃデートした
　

終わりです。曜ちゃんお誕生日おめでとう！
　

いつも助かってるよ
乙
　

ようりこ生涯イチャイチャしろ
　

ようりこ定期助かる
　

おつおつ
最高でした
　

めんどくさ内とにぶちん曜すこ
これでまだ付き合ってないとかもうホラーだよ
　

曜誕ようりこありがとう
　

曜ちゃんはせんうた以外にはつよつよムーブとは一体
　

普段はつよつよだけど、いざというときはヘタれるのは他のメンバーでも共通してそう
千歌に関しては普段からよわよわ、って解釈
　

めんどくさ内彼女梨子ちゃんほんと好き一生イチャイチャしてて