0
1: 2024/04/21(日) 21:38:39.00
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ2ndLiveTourの公演内容を含みます。
ネタバレを避けたい方はブラウザバック願います。
ネタバレを避けたい方はブラウザバック願います。
0
2: 2024/04/21(日) 21:39:54.00
一緒に見たいんだ 消えない────
ピピピピピ
吟子「ん……うるさ…ぃ…」ペチッ
吟子「………ふぁ~~~~~ぁ……ん、ん?」
10:47
吟子「っ!!」ガバッ
ピピピピピ
吟子「ん……うるさ…ぃ…」ペチッ
吟子「………ふぁ~~~~~ぁ……ん、ん?」
10:47
吟子「っ!!」ガバッ
0
3: 2024/04/21(日) 21:41:14.00
部室
吟子「ご、ごめんなさい!遅れま………した」
しーん
吟子「え、先輩?…誰も、え……あっ」
吟子「………れんしゅう……………ないんだっけ…」
吟子「そっか…先輩たちが遠征なんだ」
吟子「入部して初めて、何もない休みに……」
吟子(なんか、ちょっと静か…かも)
吟子「はぁ、それにしても走ったらあっつぃ……」
吟子(せっかく練習着に着替えたし…少しだけ)
「あれ?」
吟子「…っ!?」ビクッ
吟子「ご、ごめんなさい!遅れま………した」
しーん
吟子「え、先輩?…誰も、え……あっ」
吟子「………れんしゅう……………ないんだっけ…」
吟子「そっか…先輩たちが遠征なんだ」
吟子「入部して初めて、何もない休みに……」
吟子(なんか、ちょっと静か…かも)
吟子「はぁ、それにしても走ったらあっつぃ……」
吟子(せっかく練習着に着替えたし…少しだけ)
「あれ?」
吟子「…っ!?」ビクッ
0
4: 2024/04/21(日) 21:42:30.00
徒町「吟子ちゃん…?」
吟子「こっ……か、徒町さん、えっと……今日は休みだけど…な、なんで部室に?」
徒町「徒町はなんとなく足が向いたっていうか、吟子ちゃんこそ…あ!まさか百生チャレンジ!?」
姫芽「わぁ~コソ練しようとしてたんだぁ~」
吟子「ひめさっ…安養寺さんまで…なんで」
姫芽「そこまで言ったんなら姫芽って呼んでくれてもいいのになぁ…ねえ小鈴ちゃん?」
徒町「徒町は小鈴でも徒町でもお好きな方で、徒町自身も徒町のことは徒町と呼んでいますから」
吟子「あはは、徒町って何回言うの」ボソッ
姫芽「お、出た出た、吟子ちゃんのスモールボイスツッコミ、配信でも結構好評だったよね」
吟子「そ、そんなぁ…意識しとらんのに…///」
徒町「徒町も好きですよ?クールな感じがします!」
姫芽「じゃあ元気な小鈴ちゃんとクールな吟子ちゃんがくっつけばいいバランスだねえ~」
徒町「んー、それならもっとバランスを取って真ん中に姫芽ちゃんを挟めば……完璧です!ちぇすとっ!」パチンッ
吟子「ちぇ、ちぇすとー?」パチンッ
姫芽「いえーい」パチンッ
吟子「そこはチェストなんじゃ……あっ///」
姫芽「えへへ~かぁいいなあ?」
徒町「徒町もそう思います!」
吟子「こっ……か、徒町さん、えっと……今日は休みだけど…な、なんで部室に?」
徒町「徒町はなんとなく足が向いたっていうか、吟子ちゃんこそ…あ!まさか百生チャレンジ!?」
姫芽「わぁ~コソ練しようとしてたんだぁ~」
吟子「ひめさっ…安養寺さんまで…なんで」
姫芽「そこまで言ったんなら姫芽って呼んでくれてもいいのになぁ…ねえ小鈴ちゃん?」
徒町「徒町は小鈴でも徒町でもお好きな方で、徒町自身も徒町のことは徒町と呼んでいますから」
吟子「あはは、徒町って何回言うの」ボソッ
姫芽「お、出た出た、吟子ちゃんのスモールボイスツッコミ、配信でも結構好評だったよね」
吟子「そ、そんなぁ…意識しとらんのに…///」
徒町「徒町も好きですよ?クールな感じがします!」
姫芽「じゃあ元気な小鈴ちゃんとクールな吟子ちゃんがくっつけばいいバランスだねえ~」
徒町「んー、それならもっとバランスを取って真ん中に姫芽ちゃんを挟めば……完璧です!ちぇすとっ!」パチンッ
吟子「ちぇ、ちぇすとー?」パチンッ
姫芽「いえーい」パチンッ
吟子「そこはチェストなんじゃ……あっ///」
姫芽「えへへ~かぁいいなあ?」
徒町「徒町もそう思います!」
0
5: 2024/04/21(日) 21:43:51.00
吟子「結局2人も練習やるんだ」グッグッ
徒町「なんか落ち着かなくって」ノビー
姫芽「でも1人じゃこうやって…んっ……ストレッチもままならなかっただろうし」ノビー
吟子「けど練習って言っても私は元々軽く走るだけのつもりだったから、何も考えてないんだけど」
徒町「じゃあ徒町たちも走ります!」
吟子「そこまで合わせる必要ある?一緒にストレッチした後は別々に練習をしたっていいのに」
姫芽「まあ……さ?いいじゃん、きっと楽しいよ?」
吟子「それは……わかるけど」
姫芽「へぇ~この気持ちがわかるんだぁ~」ツンツン
吟子「からかうなら1人で先に行くけど」ジトー
姫芽「わーごめんごめん」ニコニコ
吟子「それが謝ってる顔なん?……はぁ」
徒町「なんか落ち着かなくって」ノビー
姫芽「でも1人じゃこうやって…んっ……ストレッチもままならなかっただろうし」ノビー
吟子「けど練習って言っても私は元々軽く走るだけのつもりだったから、何も考えてないんだけど」
徒町「じゃあ徒町たちも走ります!」
吟子「そこまで合わせる必要ある?一緒にストレッチした後は別々に練習をしたっていいのに」
姫芽「まあ……さ?いいじゃん、きっと楽しいよ?」
吟子「それは……わかるけど」
姫芽「へぇ~この気持ちがわかるんだぁ~」ツンツン
吟子「からかうなら1人で先に行くけど」ジトー
姫芽「わーごめんごめん」ニコニコ
吟子「それが謝ってる顔なん?……はぁ」
0
7: 2024/04/21(日) 21:45:10.00
徒町「ふふっ」
吟子「え、笑う要素あった?」
徒町「…なんか楽しみだなって思っちゃいました」
徒町「会ったばっかりなのにもう仲良しになれて、それなら徒町たちが3年生になったらこれ以上どんな感じに仲良くなれるのかなって…えへへ」
姫芽「ケンカするかもよ?」
徒町「大丈夫!徒町的予感です!」
吟子「まあ、徒町さんがいるならなんとかなりそう」
姫芽「あっれぇ~私は?」
吟子「だってからかってくるし」プイッ
姫芽「やっぱ、こういうとこ可愛いね」ボソッ
徒町「はいっ」ボソッ!!
吟子「聞こえてるから…それで、走るのは校舎の外周か湖の近くとかでいい?」
徒町「徒町はおっけーです!」
姫芽「あ、そうだ」
吟子「え、笑う要素あった?」
徒町「…なんか楽しみだなって思っちゃいました」
徒町「会ったばっかりなのにもう仲良しになれて、それなら徒町たちが3年生になったらこれ以上どんな感じに仲良くなれるのかなって…えへへ」
姫芽「ケンカするかもよ?」
徒町「大丈夫!徒町的予感です!」
吟子「まあ、徒町さんがいるならなんとかなりそう」
姫芽「あっれぇ~私は?」
吟子「だってからかってくるし」プイッ
姫芽「やっぱ、こういうとこ可愛いね」ボソッ
徒町「はいっ」ボソッ!!
吟子「聞こえてるから…それで、走るのは校舎の外周か湖の近くとかでいい?」
徒町「徒町はおっけーです!」
姫芽「あ、そうだ」
0
8: 2024/04/21(日) 21:46:49.00
・・・
卯辰山公園
吟子「あー気持ちよかった」ノビー
姫芽「下見も兼ねてね~、んふふっ我ながら天才かもしれない」
徒町「次の自主練もここでやりたいなぁ」
姫芽「それじゃあ広場の方に歩いていこっか、我々の始まりのステージですよお2人~」
・・・
徒町「わぁ……」
姫芽「小鈴ちゃんは来るの始めて?」
徒町「はいっ!ここがステージだって聞いてから来なきゃって思ってたけど、なかなかタイミングがなくって」
吟子「もう少し早ければ桜が綺麗だったんだけど、葉桜ばっかり……あ、山桜のピークは今くらいかも」
卯辰山公園
吟子「あー気持ちよかった」ノビー
姫芽「下見も兼ねてね~、んふふっ我ながら天才かもしれない」
徒町「次の自主練もここでやりたいなぁ」
姫芽「それじゃあ広場の方に歩いていこっか、我々の始まりのステージですよお2人~」
・・・
徒町「わぁ……」
姫芽「小鈴ちゃんは来るの始めて?」
徒町「はいっ!ここがステージだって聞いてから来なきゃって思ってたけど、なかなかタイミングがなくって」
吟子「もう少し早ければ桜が綺麗だったんだけど、葉桜ばっかり……あ、山桜のピークは今くらいかも」
0
9: 2024/04/21(日) 21:51:37.00
姫芽「なんかさ、色が混ざってて逆に綺麗かも、ドリビリのピンクと若葉の緑~みたいな」
吟子「あ、Dream Believersで思い出した」
徒町「はえ?」
吟子「変な夢を見たの」
姫芽「え…」
徒町「吟子ちゃんも?」
吟子「もってことは……えっと、私が見たのは」
徒町「9人で」
姫芽「歌ったんだぁ~」
吟子「それって……っ」
「「「Dream Believers」」」
吟子「なんだろ…先輩たちの遠征だと……そう思うんだけど、先輩たちが先輩たちじゃなくて…えっと」
徒町「徒町たちも…徒町じゃなかった…かも?」
姫芽「お客さん、いっぱいだったねえ~」
吟子「うん、すごく熱くて声も大きくて……いつか」
徒町「いつか、徒町たちもあの景色を」
姫芽「じゃあさ………やっちゃおっか」
吟子「あ、Dream Believersで思い出した」
徒町「はえ?」
吟子「変な夢を見たの」
姫芽「え…」
徒町「吟子ちゃんも?」
吟子「もってことは……えっと、私が見たのは」
徒町「9人で」
姫芽「歌ったんだぁ~」
吟子「それって……っ」
「「「Dream Believers」」」
吟子「なんだろ…先輩たちの遠征だと……そう思うんだけど、先輩たちが先輩たちじゃなくて…えっと」
徒町「徒町たちも…徒町じゃなかった…かも?」
姫芽「お客さん、いっぱいだったねえ~」
吟子「うん、すごく熱くて声も大きくて……いつか」
徒町「いつか、徒町たちもあの景色を」
姫芽「じゃあさ………やっちゃおっか」
0
10: 2024/04/21(日) 21:52:13.00
吟子「まさか、ここで?」
姫芽「うん!ラッキーなことに今日はあそこでお花見してる人くらいしかいないじゃん?なら、チャンスかな~って」
徒町「でも9人のフォーメーションしか習ってないですよ?3人でちゃんと踊れるかな…」
吟子「……やろう先輩たちのスペースは開けてやれば、きっともう踊れるはず」
姫芽「おぉ~う!話がわかるねぇ吟子ちゃん」
徒町「でも…」
姫芽「小鈴ちゃんはいっぱい練習してきたんだからさ…大丈夫、これもチャレンジだと思うなあ」
徒町「徒町…チャレンジ………よおっし!」
姫芽「あ、それは3人で……せーの!」
「「「ちぇすとーー!!!」」」
吟子「じゃあ位置について……」
姫芽「……」
徒町「……」
吟子「…え、音源」
姫芽「あ」
徒町「あの…流石にまだアカペラだと……」
吟子「2人ともスマホとか持ってないの?」
姫芽「充電やばくて部室に置いてきちゃった、吟子ちゃんは?」
吟子「ランニングをする時に落としたら大変だと思って部室に…ほら、バスはカードで乗れる…から」
徒町「それじゃあ徒町のを……あれ」
?シーン
徒町「充電切れちゃった……」
姫芽「うん!ラッキーなことに今日はあそこでお花見してる人くらいしかいないじゃん?なら、チャンスかな~って」
徒町「でも9人のフォーメーションしか習ってないですよ?3人でちゃんと踊れるかな…」
吟子「……やろう先輩たちのスペースは開けてやれば、きっともう踊れるはず」
姫芽「おぉ~う!話がわかるねぇ吟子ちゃん」
徒町「でも…」
姫芽「小鈴ちゃんはいっぱい練習してきたんだからさ…大丈夫、これもチャレンジだと思うなあ」
徒町「徒町…チャレンジ………よおっし!」
姫芽「あ、それは3人で……せーの!」
「「「ちぇすとーー!!!」」」
吟子「じゃあ位置について……」
姫芽「……」
徒町「……」
吟子「…え、音源」
姫芽「あ」
徒町「あの…流石にまだアカペラだと……」
吟子「2人ともスマホとか持ってないの?」
姫芽「充電やばくて部室に置いてきちゃった、吟子ちゃんは?」
吟子「ランニングをする時に落としたら大変だと思って部室に…ほら、バスはカードで乗れる…から」
徒町「それじゃあ徒町のを……あれ」
?シーン
徒町「充電切れちゃった……」
0
11: 2024/04/21(日) 21:52:56.00
姫芽「え、え~~あんなにいい感じに掛け声までやっておいてこんなことある?」
徒町「ごめんなさい…徒町が充電をちゃんとしておけば…」
吟子「徒町さんは悪くないよ、むしろ私たち2人がかなり悪いからそんなしゅんとしないで…ね?」
徒町「吟子ちゃ~~ん!」ハグッ
姫芽「にしてもどうしよっか、ここで帰るのも消化不良気味だし…把握してるユニットの曲も3人じゃ…ねえ」
「あの、どうかされました?」
吟子「え、あ、お花見してた人」
姫芽「その~実はダンスを踊ろうと思ってたんですけど、スマホをアレしちゃって…」
徒町「あっそうだ!もしよかったらお姉さんのスマホで曲を流してもらえませんか?」
吟子「ちょっと、徒町さん!?」
「あははっいいよー、なんていう曲?」
姫芽「Dream Believersっていう曲で……あ、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブっていうアカウントにダンス動画があるはずなので…」
「あー、その曲なら音源持ってるからそれを流しちゃっても?」
徒町「えっ、もしかしてクラブのファンの方ですか?」
「ファン……うん、ずっと見てきたんだ」
「じゃあ、いきまーす………1.2.3」ポチッ
吟子「あっはじま……っよし」
~~♪
(面白い夢を見たついでにここまで来て、我ながら未練たらしい奴だとは思ったけれど…いやぁ)
「いいものが見れたねぃ」
徒町「ごめんなさい…徒町が充電をちゃんとしておけば…」
吟子「徒町さんは悪くないよ、むしろ私たち2人がかなり悪いからそんなしゅんとしないで…ね?」
徒町「吟子ちゃ~~ん!」ハグッ
姫芽「にしてもどうしよっか、ここで帰るのも消化不良気味だし…把握してるユニットの曲も3人じゃ…ねえ」
「あの、どうかされました?」
吟子「え、あ、お花見してた人」
姫芽「その~実はダンスを踊ろうと思ってたんですけど、スマホをアレしちゃって…」
徒町「あっそうだ!もしよかったらお姉さんのスマホで曲を流してもらえませんか?」
吟子「ちょっと、徒町さん!?」
「あははっいいよー、なんていう曲?」
姫芽「Dream Believersっていう曲で……あ、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブっていうアカウントにダンス動画があるはずなので…」
「あー、その曲なら音源持ってるからそれを流しちゃっても?」
徒町「えっ、もしかしてクラブのファンの方ですか?」
「ファン……うん、ずっと見てきたんだ」
「じゃあ、いきまーす………1.2.3」ポチッ
吟子「あっはじま……っよし」
~~♪
(面白い夢を見たついでにここまで来て、我ながら未練たらしい奴だとは思ったけれど…いやぁ)
「いいものが見れたねぃ」
0
13: 2024/04/22(月) 00:04:49.00
お花見してたお姉さん、一体何先輩なんだ・・・?
引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/11177/1713703119/l50