【短編SS】梨子「心理テストね、腹ペコのよっちゃんは森の中を歩いてます」善子「うんうん」【ラブライブ！サンシャイン！！】

梨子「すると目の前に美味しそうな一匹の動物が現れました。さて何でしょう」

善子「うーん…うさぎ、かな？」

梨子「うさぎね、うさぎを選んだ人は…」

善子「ﾄﾞｷﾄﾞｷ」

梨子「レズね」

善子「レズぅ！？」

善子「れ。レズ？レズってあのレズ？なんかあれな感じの女の人を指すあのレズぅ！？」

梨子「ええそうよ、女の子が無防備に晒す脇にドキドキしたり練習中うなじを見てムラムラしちゃうあのレズよ」

善子「そ、そんな…」

善子「確かに今まで好きな男の子ができたことってなかったけど…」

梨子「でしょ！？でしょ！？やっぱりそうなのよよっちゃんは！！」

善子「わざわざ女子高に入ったのってまさか…」

梨子「そうよ！心理テストの本によると、えーっと、その…うさぎ！可愛いうさぎちゃんを追い求める飢えたオオカミなのよあなたは！！！」

善子「…リリーなんだか楽しそう」

梨子「ソンナコトナイデスヨ？」

善子「やっぱりそうなんだ…私には普通なんて無理だったんだ、リア充になれるわけなかったんだ…」ｸﾞｽｯ

梨子「よっちゃん…」

梨子「…あのねよっちゃん、普通なんてものは世の中どこにも存在しないのよ？」

善子「…」ｸﾞｽｯ

梨子「人間100人いれば100の個性があるの、1000人いれば1000の性癖があるの」

梨子「よっちゃんはよっちゃんらしく生きていい、そして世界で一つだけの花を…」

梨子「いえ、世界で一つだけの百合の花を咲かせればいいの！！」

善子「リリー…！」

善子「私、他人から嫌われるのが怖かった。高校に入ってから特に人の顔色ばかり伺って生きてきた…」

梨子「うんうん！それからそれから？」

善子「私決めた、これからは…」

善子「自分を偽らないで生きる！！！」

梨子「輝いてる！今のよっちゃん最高に輝いてるよ！」

善子「ありがとうリリー、本当の私を教えてくれて」

梨子「気にしないで！それに色々教えるのはこれからだし…」ﾆﾔﾆﾔ

善子「私のことを大切に思ってくれてる人がすぐ近くにいたのに臆病で、怖くてその人を傷つけてた。悪い女だよね…」

梨子「そそそんなことないよ！確かにボディタッチ露骨に避けられた時は軽く泣いたけど…間に合う！今からでも全然間に合うよ！」

善子「ありがとう、だからね私…」

善子「この気持ちを今、伝えようと思うの！」

後日


花丸「それでなんずら？善子ちゃんがみんなに言っておきたいことって」

善子「それは、その、やっぱり年上のだ、ダイヤちゃんの方から…」

ダイヤ「なっ？卑怯ですわ！大体告白してきたのは善子の方からなのに///」

梨子「」

善子「えっと、つまり…」

花丸「つまりなんずら？丸分からないずら。善子ちゃんとダイヤちゃんがどうなったか皆目見当つかないずら」

善子「分かったわよ！言うわよ！私とダイヤちゃんは、その…お付き合いをしてます///」

梨子「」


ハッピーエンド！

ハッピーエンドね

ハッピーエンドやね

乙です

レズではなく梨子のことが好きという方針に持っていかなかった梨子の失策

乙
梨子は愛のキューピット

策士策に溺れる

乙
レズの目にも涙

すげぇ高尚なスレだった…さすレズ