【SS】クラスの皆「ドッ!ワハハ」 璃奈「wwwww」 クラスメイトA「あ、璃奈ちゃんも笑ってるよw」【ラブライブ!虹ヶ咲】

りなあい SS


1: 2020/10/02(金) 22:04:01.54 ID:v3L4DDQ9
クラスメイトB「えっ!!!璃奈ちゃんが!?」

クラスメイトC「ほ…ほんとだ…笑ってる!!ちゃんと笑えてるよっ!璃奈ちゃん!!!」

クラスメイトD「おめでとう璃奈ちゃん!ついに…ついにクラスの中で笑顔を……」

先生「…………………っ…………」無言で号泣

璃奈「みんな…ありがとう…私いま、とっても嬉しい」フフッ

クラスメイトE「あぁ…なんて可憐な…」

クラスメイトF「まるで天使みたい…」

クラスメイトG「これから毎日この笑顔が隣で見れるなんて…」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
先輩I「りなりーが笑ったってっ!!!?!!!?」ガラララララッッッバーーーン!!!!!


クラスメイトA「あ、璃奈ちゃんの表情筋死んだよ」

2: 2020/10/02(金) 22:05:38.53 ID:v3L4DDQ9
愛「━━ってことがあってさー。あのあと後輩たちの目の前で先生にめっっっちゃ怒られたわー」

果林「そりゃ授業中に乱入したらそうなるわよ…」

愛「しくったねー、こっそり隙間から覗いとけばびっくりさせて笑顔消さずに済んだのに」

果林「でもよくそんなとこに出くわしたわね。愛のクラスからは相当離れてると思うけど…」

愛「そりゃ愛さんとりなりーの愛の力よ」

果林「………盗聴とか…してない?」

愛「馬鹿なこといわないでよ!たまたま体育で外授業だったんだって!」

果林「あぁそうだったの」

果林(一年生の教室って5階よね…)

果林「……でもまぁ…必死になるのも分からなくはないわ。間近で見る璃奈の笑顔はとても素敵だものね」

3: 2020/10/02(金) 22:06:43.77 ID:v3L4DDQ9
愛「え?」

果林「私だっていまQU4RTZの方から笑い声がしたら飛び出しちゃうわよ」

愛「えっその?果林?」

果林「ん?」

愛「りなりーの笑顔って言った?」

果林「えぇ」

愛「見たことのあるの?」

果林「それはあるでしょ。こうして一緒にいるんだから」

果林「……ん?まさか愛って見たこと…?」

愛「なななななない分けないじゃん!!無いだけに!!」

果林「そうよね、あれだけ親身になってるんだもの。最高の笑顔を見てるんでしょうね」

愛「ももっちろん!宇宙一の笑顔だね!!」

愛(ボード越しだけど…)

5: 2020/10/02(金) 22:07:48.99 ID:v3L4DDQ9
愛「果林はどんな時に笑顔にさせたの?」

果林「うん?こないだグループ出場に備えてみんなで一緒にやってたじゃない」

果林「あの時腕や足の動かしかた以外に表情の練習方法も教えたのよ」

愛「あーあの時か…」

果林「割りばし使って口角を上げる簡単なのをやったんけど」

愛「あー!それなら私も一緒にやったよ!あんまり効果無かったっしょ?」

果林「えぇ。まぁ一朝一夕で出来るようになるもんじゃないしね。」

果林「でも頑張る姿みてたら可愛く見えてきてね。つい口に出ちゃったのよ」

愛「ふーん」

果林「そしたら照れながら『エヘヘ』って小さく笑ってくれてね。アレには私も完全にやられたわ」

愛「………」?

果林「今でも一人でやってるの見かけるたびにちょっかいかけちゃうけど、もう観測不可能よ?あの可愛さは」

愛「クソっ」

愛(凄いなぁ果林。短い間にりなりーとそんなに仲良くなってたんだね!)

8: 2020/10/02(金) 22:09:51.76 ID:v3L4DDQ9
璃奈「あ、愛さん。ダイバーディーバ、調子はどう?」

愛「ばっちりだよ!もうこの場で歌っても良いくらい。台場だけに!」

璃奈「ははは」璃奈ちゃんボード『真顔』

愛「そんなことよりりなりーは可愛いね!もう完璧に美少女だよね!」

璃奈「え?えっごめあ、ありがとう…?」璃奈ちゃんボード『キョトン』

愛「いやもう最高だね!制御不可能だね!!」

璃奈「あ、愛さん…?」

愛「……くっ…」

11: 2020/10/02(金) 22:11:11.62 ID:v3L4DDQ9
愛「はぁ…」

彼方「ん~どしたの愛ちゃん?ため息が誰より似合わない子が~」

愛「いや、ちょーっと落ち込むことがあってね」

彼方「あはは。嫌なことあったら寝るに限るよ。さぁさぁこの陽だまりベンチを半分譲ろう」ズルズル

愛「いつもはこんな時は遊んで忘れるようにしてるんだけど…」ストン

彼方「フフフ…遊ぶよりも早い安いうまいが揃ったこの三拍子に抗えるかな~」ユラユラ

愛「うまいはちがくない?」

彼方「チッチッチ舐めてもらっちゃ困るなぁ。彼方ちゃんの寝かしつけ能力はエマさんも舌を巻くほどだぜ~?」フトモモポンポン

愛「んえぇ…?じ…じゃあ一応…お言葉に甘えて…」ポテン

彼方「1名様ごあんな~い」ポーン

12: 2020/10/02(金) 22:12:49.97 ID:v3L4DDQ9
愛「…え?あれーこれ…凄く…良いかも……」ウトウト

彼方「この彼方ちゃんハンドで背中ポーンポーンされるとどんな子でもイチコロなのさ~」ポーンポーン

愛「うわ…もう目開けてらんな…思い出すな……ねえちゃ…ん…の…」ボソボソ

彼方「んー?愛ちゃんも寝言多めかな~?」ポーンポーン

愛「ねご……なん…て………しな……」ムニャムニャ

彼方「そのまま璃奈ちゃんみたいに超可愛い寝顔でクスクス笑ってくれると寝かし付け冥利に尽」

愛「オセアニアでは常識なんだってば!!!!」ガバァッッ!!

彼方「おぉおう!?」

15: 2020/10/02(金) 22:14:15.59 ID:v3L4DDQ9
愛「見ました!彼方chanで笑顔にりなりへも!!?」

彼方「寝ぼけて再翻訳10回繰り返した後みたいな日本語になってるよ…」

愛「いつごろ!?」

彼方「先週頃かなー?いやぁあれには彼方ちゃんも参った。二度寝を忘れるくらいメロメロになったねぇ」

愛「くっそぉおぉおおおおお!!」ダーッ

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璃奈「あ、愛さん。こっちにはんぺん居なかった?お散歩中みたいで」

愛「いや、見てないなっ!そんなことより昼寝しよう!!!!」

璃奈「気合いはいりすぎ…昨日は私、8時間寝たし…」

愛「えー!良いじゃんちょっとくらい。ほらほら愛さんの肩でも太ももでも腹でも貸すから!」トントンペシペシポンポンポン

璃奈「だーめ。規則正しい生活が清く正しい健康に繋がるって教えてくれたの愛さんでしょ」

璃奈「それに愛さんは細身過ぎて…ちょっと体預け難い…」

愛「クッッソマジカヨ…」

16: 2020/10/02(金) 22:16:08.90 ID:v3L4DDQ9
愛「はぁぁ…」

せつ菜「どうしましたか愛さん!何か悪い食べ物にでも当たりましたか!!?」

愛「いや…大丈夫…ちょっと目が冴えたら自分が恥ずかしくなって来ただけ……」

せつ菜「なるほど!!はっちゃけた後に我に返ると虚しくなって不安になることありますよね!!私よく分かりますよ!!!」

愛「あぁうんありがとう…」

愛(ちょっと闇深いよなこの子も…)

せつ菜「でも大丈夫!どれだけこの世界が馬鹿馬鹿しくなってもアニメと漫画があれば人生なんとかなるものですよ!!」

せつ菜「愛さんもどんな抑鬱状態でも見るだけで人格をフラットに戻せる、最後のソウルプレイスといえるような作品を探してみませんか!!」

愛「うんうん。あると違うかもねー」

愛(専門家のケアが必要なのはりなりーよりもこっちなのでは…?)

18: 2020/10/02(金) 22:19:07.99 ID:v3L4DDQ9
愛(まっくら闇深過ぎるだろこれ…)?

愛「あのねせっつー、アニメも良いけどさ…もうちょっとあたしを頼ってくれても」
せつ菜「そうそう!璃奈さんも一緒にこれをみて泣きながら『素敵な作品だね』って笑ってくれたんですよ!!」

愛「でもあたしよりも太陽みたいなことなしやがるんだよなぁ!!」

せつ菜「ど、どうしました!?私また変なことを」

愛「ずるいよなぁ!くっそぅ!!一応ユニット名候補とかではさぁ!!あたしもさぁ!!太陽担当っぽくさぁ!」

せつ菜「だだだ大丈夫ですか愛さん!相談なら乗りますよ!?」

愛「涙の中の笑顔とか最高じゃん!!なぁ!!?」

せつ菜「あぁ、あれはとてもうれしかったですね。全てを溶かす微笑みでしたよ」

愛「あ゛ぁ゛ぁぁぁみたいなぁぁぁぁあそれ!!!!」

せつ菜「えぇ、喜んで!」ペカー

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この後DVDを借りて声をあげて泣いた
璃奈と一緒に見なくてほんとによかったと思った?

19: 2020/10/02(金) 22:24:36.08 ID:v3L4DDQ9
愛「ふぅぅぅ…」

かすみ「浮かない顔ですね。珍しい」

愛「いやぁせっつーからアニメ借りたら一晩で一気見しちゃってね」

かすみ「そんなに面白かったんですか?」

愛「うん」

かすみ「そんな複雑な顔で頷かれても反応に困りますよ…」

愛「かすか…すみんは何か見て感動して泣いちゃったみたいなこと無い?」

かすみ「付け足しても駄目ですかすみんです!」

かすみ「…でも物語で感動ですか……あんまり無いですね。そういうのはしずこの領分で………あっ」

愛「ん?どした?」

20: 2020/10/02(金) 22:25:27.26 ID:v3L4DDQ9
janeのせいか記号がおかしい

21: 2020/10/02(金) 22:27:03.85 ID:v3L4DDQ9
かすみ「そうだ!絶対泣けるっていわれて借りた映画、あの棚の上に置いてそのまんまだった!」

愛「えーあの棚ー?なんであんな高いとこに置くよ…?」

かすみ「あそこのカレンダー替えてって言ったの愛先輩じゃないですか!その時手に持ってたのポンと…」

かすみ「やっば完全に忘れてた!急いで見て返さなきゃ」脚立ゴソゴソ

かすみ「う…うーん……あーだめだー!置くときちょっと押し込んでたみたいでギリッギリとどかなーい!」グググ

愛「おっけおっけ代わってかっすー。後で一緒に見よ」

かすみ「うーお願いしますー」

愛「よっこいしょ」

脚立『ギャァァァアアアアァアァァァアア!!!!』

愛「きゃあっっ!!?」ダーン

22: 2020/10/02(金) 22:28:06.63 ID:v3L4DDQ9
愛「えぇっ!いま脚立が叫ん…!!?」キョロキョロ

かすみ「……わーいやったー!久々の成功だー!!」

かすみ「どうですか愛先輩!りな子との合作イタズラ!!びっくりしてもらえました?」ニシシ

愛「…………かっすー…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

かすみ「……あっ…やば…本気で怒ってるヤツだこれ…」

愛「あのね…いたずらはいいよ。サプライズはあたしも大好きだし。部員みんなとの絆はいたずらくらいじゃビクともしないよ」

愛「でもこれは良くないな…。もしこれで足を踏み外して頭から倒れたりしたらどうなるか考えてごらん」

かすみ「そ…それは…その…」

愛「たまたま今回はしりもちで済んだから良かったけどね。怪我に泣いて引退するスクールアイドル、かっすーならたくさん知ってるはずだよね?」

23: 2020/10/02(金) 22:29:51.38 ID:v3L4DDQ9
かすみ「はい…ごめんなさい…」

愛「うん…次はさ、もっと別な方法でびっくりするようないたずら考えようよ!誰も乗ってないときに鳴るとかさ!!」フミフミ

脚立『ギャ…ギャギャアァァアアァアァァァアア!!!!』

かすみ「あーそれは難しいですね。それスイッチ式じゃなくて身長を感知して鳴るんで」

愛「へー…えっ?重さじゃなくて?」

かすみ「体重わかっちゃったら可哀想じゃないですか」

愛「無駄なところで人に優しいハイテクだな…」

かすみ「…うーん作ってるときは楽しかったんだけどなー」

かすみ「複数で企むとついやり過ぎになっちゃうのは良くないですね」

愛「二人とも良い子だから逆に振っちゃうと抑えが効かないんだろうね」

かすみ「そうそう。最初は不安上がってたりな子も、いざ作り始めると悪ーい顔でニヤニヤしながら火花散らせてましたね」

かすみ「可愛いけど怖かったですよーあのりな子の笑顔…」

愛「悪い子だな!かっすーはほんっっと悪い子だな!!!」

かすみ「三秒でいうこと真逆になりましたよ!?」

愛「もう一度りなりーを悪巧みに誘うなよ!二度と怒るぞ!!!」

24: 2020/10/02(金) 22:31:18.56 ID:v3L4DDQ9
璃奈「あ、愛さん。かすみちゃん部室にいた?」

愛「うんいたいた。…まんまと引っ掛かったよ…」

璃奈「あの低身長の妬みと憎しみが籠った脚立で、160cm以上のみんなをひっくり返すよ」璃奈ちゃんボード『計画通り』

愛「だーめ!かすみんにも言ったけどあれで誰か怪我しちゃったら大変でしょ!私だってこけた衝撃でお尻が二つに割れたんだから」

璃奈「うっ…ごめんなさ」
愛「愛さんチョップ」

璃奈「あたっ」

愛「………楽しいのは分かるけど、自制はしなきゃ。だから罰として…」

璃奈「はい…」

愛「一緒にいたずら考えようか」ハァハァ

璃奈「三秒でいうこと真逆になってない?」

25: 2020/10/02(金) 22:32:29.87 ID:v3L4DDQ9
愛「はぁーあ」

エマ「あれー?愛ちゃんの溜め息なんて初めて聞いたよー?」

愛「うん…久々に璃奈ちゃんボード『ドン引き』を使われちゃってね…」

エマ「あはは仲がいいからこそだよ、私使われたことないもん」

愛「ふーんそう。それであたしよりもりなりーと仲が良くないエマっちは、りなりーをどうやって笑顔にしたの?」ハァー

エマ「ど、どうしたの愛ちゃん…?大分やさぐれてるね……?」

愛「別に…あれでしょ?必〇の母性ハグでだいしゅきな笑顔を10cmの近さで堪能したんでしょ?どうせ私は細身ですよ…」

27: 2020/10/02(金) 22:34:43.78 ID:v3L4DDQ9
エマ「いやいや愛ちゃん?私璃奈ちゃんの笑顔みたことないよ」

愛「!?ほほほんとに!?」

エマ「うん、いつか見たいねー」

愛「そうか…でも…エマっちならすぐできるよ…あたしなんかと違ってさ…」クソデカタメイキ

エマ「……………愛ちゃん」

愛「ん?」

エマ「じゃんけんポン!」グー

愛「?」チョキ

エマ「あっち向いてホイ! 」?

愛「うぁっ?」(゜ロ゜)

エマ「コショコショコショー!!!」

愛「ちょっあはやめ…ふへへふっあはははははははははははははははははははは!」

28: 2020/10/02(金) 22:36:07.53 ID:v3L4DDQ9
エマ「はい私の勝ち!」

愛「いきなり何をするのさ!?」ハァーハアー

エマ「向こうでの遊びだよ。元気無い子にこれすると一発で元気になってくれるの」

愛「あぁ…そっか…」

エマ「愛ちゃんが落ち込んじゃってると同好会が…うぅん学校全部が暗くなっちゃうよ?」

愛「うん…ありがとうエマっち!!あたしどうかしてたよ!」

エマ「もう大丈夫だね!本番前に緊張してた1年生のみんなにもこれやったけど、二人は大爆笑して元気出してくれたんだよ!!」

愛「よくもだましたアアアア!!だましてくれたなアアアアア!!」

29: 2020/10/02(金) 22:37:23.72 ID:v3L4DDQ9
エマ「えぇ…?」

愛「あたしを…!!ずっとあたしを…!今まで…今まで……今まで…!!」

エマ「いやいや愛ちゃん、璃奈ちゃんはボード付けてたから可愛い笑顔は見てないよ」

エマ「ただしずくちゃんよりものすっごく大声で笑ってくれてね…。過呼吸になりかねないと慌ててボード取ったら、引きつった顔が張り付いてたからしばらく心配だったよ…」

愛「それは見たっていう!笑顔!!」

エマ「いやぁあれはだいしゅきを表す笑顔では無かったよ?強いていうならトロ顔かアh」
愛「はいストップ!それ以上はストップ!!」

エマ「………」

愛「………」

エマ「………え え で濡れ染みが深くて草」ボソッ

愛「やめろ!!マジで!りなりーをそういう目で見るな!!」

愛「…ったく藤丸組は油断も隙もねぇな…!」

30: 2020/10/02(金) 22:38:42.39 ID:v3L4DDQ9
璃奈「あっ愛さん、今日の練習は一緒だったよね」

愛「うん」

璃奈「次のライブのダンス、愛さんのステップに似てる箇所あるからみて欲しい」

愛「おけおけ任せて」

璃奈「ありがとう……愛さんは、来週のライブ…見に来れないんだっけ…?」

愛「あーうん…ごめんね…どうしても外せそうになくて…」

璃奈「…いや…いいよ…仕方ないもん…」

愛「………」

愛「じゃんけんぽん」パー

璃奈「…っえ?」グー

愛「アッチ向いてホイ」?

璃奈「うわっと」璃奈ちゃんボード『(._.)』

愛「……………………」

璃奈「……………………」

愛「………………………」

璃奈「……………………」

愛「ウオラァッ!!!!!」ドゴォッ

愛「……さー今日も頑張るぞー!」プクー

璃奈「えっなにどうしたの?今の何?なんで自分の顔に全力ストレート??」

32: 2020/10/02(金) 22:40:47.59 ID:v3L4DDQ9
愛「……ふぅ…」

歩夢「愛さんお疲れ様!今日は一段とノリノリだったね!」

愛「うん…我慢ってしすぎると心地よくなってくるんだね…」

歩夢「どういうこと?」

愛「いや…分かんなくていいよ……こんなこと…」

歩夢「うぅん。私にも分かるよ!我慢することの大切さと気持ちよさ!」

愛「えぇ…?あー、部長に対してか。そっか歩夢も分かってくれるか…」

歩夢「ん?あなたに対して私我慢なんてしてないよ?」

愛「目が怖い」

33: 2020/10/02(金) 22:41:41.34 ID:v3L4DDQ9
歩夢「あっごっごめんね!」

愛「…でもそれなら…何を我慢なんて…?」

歩夢「えっとね、私最近ゲームにハマってて…愛ちゃんはゴーストバスターズって映画知ってる?」

愛「あー!うんうんみたことあるよ!昔の映画だったけどおっもしろかったねー!!」

歩夢「そうそう、しずくちゃんからの評価はちょっと低めだったけど名作だよね」

愛「あれかぁ…うん今流行りのVRとの相性も良さそうだし、確かにハマっちゃいそうだね!」

歩夢「うぅん。そっちじゃなくてクソゲーの方なの」

愛「え?」

歩夢「クソゲー」

愛「スクールアイドルがクソとかいっちゃダメ!」

35: 2020/10/02(金) 22:43:22.78 ID:v3L4DDQ9
歩夢「ゴーストバスターズのファ○キンクレイジーなゲームが30年以上前に出てるの」

愛「こらー!!」

歩夢「凄いんだよこのゲーム!スタートした途端なんの説明もなくマップに放り出されてね。しかも自分がどこにいるのかも分からないの!」

歩夢「コントローラーごちゃごちゃしてるとゴーストバスターズのマークが自機だって分かるんだけどね、『だからなんだよ』って言っちゃうくらい意味不明なの!!」

歩夢「いきなり車に乗り込んでドライブするんだけど、そこから何をしたらいいのかまるで分かんなくてね!それから最初の幽霊退治まで3時間かかっちゃった!」

愛「……なんで歩夢は笑顔でそれを伝えられるの?」

歩夢「愛ちゃんも言ってたでしょ?我慢するって楽しいよね!」

愛「いやその…うーん?」

36: 2020/10/02(金) 22:44:55.97 ID:v3L4DDQ9
歩夢「それでやっと所持金の増やしかたが分かってね。そこからはひたすらに同じことの繰り返し」

歩夢「5時間くらいかな?その辺りで後ろでみてたあなたは帰っちゃってね」

愛「8時間も付き合ってるの!?凄いな…うちの部長…」

歩夢「うぅん?金欠で3,4回やり直してるから16時間はやってたよ?」

愛「くそやべぇな!!」

歩夢「でもあーだこーだ言い合いながら攻略していくのは楽しくてね…」

愛「あぁそれは…ちょっと分かる…」

歩夢「やっとのことでクリアした時の達成感といったら…スクールアイドルとはたまるで違う感動を味わえるんだよ…!」

愛「…そっか…歩夢もまた楽しいの天才なんだね…」

37: 2020/10/02(金) 22:46:01.59 ID:v3L4DDQ9
歩夢「うん…でもこのゲームの凄まじさはクリア画面にあってね…あれだけ苦労したのに立ち絵もスタッフロールも専用BGMもなく流れてくるのは『りり』の二文字だけ…」

歩夢「なんの意味なのか考える間もなくスタート画面に戻されるっていう味も何もない未開封のゴムみたいな結末でね」

歩夢「『20時間も力を合わせてやった結果がこれか…』って溜め息が璃奈ちゃんとハモってね。顔を見合わせたらお互い笑いが止まらなくなっちゃった」

愛「っあー…そーこで来るかぁー…」ハァァァァアァ…

歩夢「どうしたの?」

愛「ちょっとね…話のアクが強すぎてリアクション取れなかったわ…ごめん…」

歩夢「……??…あっ!愛ちゃんもやってみる?この元祖スーパーモンキー大冒険とか評判最悪だよ!!」フフックソゲクソゲー

40: 2020/10/02(金) 22:47:17.42 ID:v3L4DDQ9
愛「どうしようか…これ…」 ⊃『星をみるひと』⊂

璃奈「どうしたの愛さん?クソゲーなんか持って」

愛「うわぁっ!!!」

璃奈「なにその化物にあったような反応」璃奈ちゃんボード『地味にショック』

愛「…いやごめんごめん…これどうしようかと考え込んでてさ」

璃奈「…それ…クリアまで何十時間かかるのか分かんないくらい酷いみたい。歩夢さんは最初の街に入るまで4時間死に続けたって」

愛「よっ……よん……?」

璃奈「うちにはファミコンある。やるなら付き合うよ」璃奈ちゃんボード『やはりエジプトか』

愛「りなりーん家…!……それならや……やっ……………」

璃奈「歩夢さんは50時間くらいやったけど先が見えないから一休みするって」

愛「やっぱ返してくるわ。ありがと…」ショボン

41: 2020/10/02(金) 22:50:05.19 ID:v3L4DDQ9
愛「しずくちゃん!」

しずく「どうしました愛さん?そんな思い詰めた顔して…」

愛「恥を忍んで相談するんだけどさ…見たら誰でも笑顔になるような作品ってないかな?」

しずく「元気が出る作品であれば…アニーとかですかね?」

愛「あー面白そうだ…でもどうだろ…私と一緒にみても…りなりー笑ってくれるかな…」

しずく「あぁそれなら大丈夫!私と見たときは目をキラキラさせて笑ってくれましたから!」

愛「そっか…それじゃあやっぱり…あたしだけなんだ…」

しずく「愛さん…?」

42: 2020/10/02(金) 22:51:20.21 ID:v3L4DDQ9
愛「ははは笑っちゃうよね…あんだけ一緒にいるのに、あたしだけりなりーの笑顔見たことが無かったなんてさ…」

愛「もしかしたらりなりーはあたしのこと鬱陶しいと思ってるのかな…余計なこと…してたかな…」

しずく「そんなことありません!」

愛「!」ビクッ

しずく「先日璃奈さんは演技の方法を私に聞いてました」

しずく「余りに熱心なので理由を尋ねると『嘘でもいい、笑いかけて安心させたい人がいる』って」

愛「り、りなりーが…?」

しずく「えぇ。私は演技とは嘘っぱちから生まれていいものではないと一度は断ってしまいましたが…」

しずく「『お世話になった人ほど表情がぎこちなくなる』ってとても悲しそうな顔で…」

愛「りなりー…」

43: 2020/10/02(金) 22:52:15.79 ID:v3L4DDQ9
しずく「あの顔をみたらもう放ってなどいられません。私は持てる全ての力を使って演技指導を施しましたよ」

しずく「練習後にどこにそんな体力が残ってるのか不思議なくらい璃奈さんは真剣に臨んでくれていましたね…」

しずく「そのすさまじい執念はたった一人の大切な人に対して……お分かりでしょう?…璃奈さんに取ってかけがえのない存在である……そう」

あなた「こ の わ た し の た め ! ! 」バーン!

愛「」

46: 2020/10/02(金) 22:57:31.84 ID:v3L4DDQ9
しずく「えぇ!あのひたむきな気持ち、先輩にも最高の笑顔で届くはずです!!」

愛「えっ?しずく?」

しずく「どうしました愛さん?」

愛「んっ?いや………あれ?いま弱音はいたあたしに思いっきり『そんなことありません』って…」

しずく「あれは璃奈さんの笑顔を見れずにいるのは愛さんだけじゃないっていう意味ですよ」

あなた「でもそれもここまでだよ!しずくちゃんには璃奈ちゃんに、わたしと顔を合わせるだけで笑いが止まらなくなる演技を教えてもらってるからね!」

愛「どんなだよ」

しずく「任せてください先輩!昨晩は写真を見せるだけで吹き出すところまで来ましたよ!あれは迫真の演技でした!」

愛「そんなかよ」

愛「いやそれより…しずく…なんかキャラおかしくない…?それでいいの?」

しずく「もちろんですよ!先輩の力になることが私のアクトレスとして最高の役割なのですから!」

愛「えー…」

48: 2020/10/02(金) 22:59:00.16 ID:v3L4DDQ9
あなた「………あーそれはうん」チョイチョイ

愛「?」テクテク

あなた「ソロ曲の練習に付き合いすぎてたらいつの間にかあぁなっちゃった」小声

愛「えぇ…なんで…?」小声

あなた「曲のキャラに入り込んじゃったみたいでね。今はわたしの理想のヒロインになることしか考えられなくなってるみたい」小声

愛「そんな呪いの歌今すぐ止めさせろ!!」

しずく「なんですか?愛さん…先輩と何を言い争ってるのですか……」ギロッ

愛「あぁいやごめんごめんなんでもないよ」

愛(めんどくせぇー…)

49: 2020/10/02(金) 23:00:32.10 ID:v3L4DDQ9
あなた「次の曲はちゃんと女優っぽい曲にするから…ライブのあとは元のしずくちゃんに戻るよ」小声

あなた「ねー?しずくちゃん?」

しずく「はい!よく聞こえませんでしたが先輩の言うことに間違いはありません!」

愛「この子は変な宗教から守ってやらなきゃな…」

あなた「それでしずくちゃん。璃奈ちゃんアクタージュ化作戦はあとどれくらいで大団円を迎えそう?」

愛「作戦名の縁起が悪すぎる」

あなた「いやほんと、気を付けてよ愛ちゃん」

愛「何にだアァン!!?」

しずく「はい!もう2日ほどあれば笑顔を届けられるかと!」

あなた「璃奈ちゃんにそれとなく話しかけてから一週間…長かった計画もあと2日か…」ニヤァ

あなた「悪いね愛ちゃん、璃奈ちゃんの笑顔はもらってくよ…」ニチャア

あなた「愛ちゃんには最後がお似合いだよ!!せいぜい誰かのおこぼれにあずかれるよう、璃奈ちゃんの側に居続けるんだね!」フハハハハハハ

しずく「あぁ…悪い顔の先輩も……好き……」

愛「目をみて言えよ」

50: 2020/10/02(金) 23:01:40.04 ID:v3L4DDQ9
━━━━━━━━━━━━━━━━━2日後
璃奈「…………」ギチギチ

あなた「……………」

璃奈「……………にこ」ギギギギギ

あなた「……………」

璃奈「……………」サッ)璃奈ちゃんボード『たとえそれが肉焦がし骨焼く鉄板の上でも』

あなた「あっ謝らないで!璃奈ちゃんは何も悪くないよ!!」

しずく「………ごめんなさい…先輩…璃奈さん……」

あなた「しずくちゃん!これは一体!?」

しずく「私…耐えられなかったんです……私以外の人が先輩に笑顔を向けるなんて…!!そんなの私の理想じゃない!!!!」

あなた「アドリブはばっちりだったけどなぁ」メンドクセェー…

51: 2020/10/02(金) 23:03:15.08 ID:v3L4DDQ9
愛&あなた「「はぁ…」」

愛「あれだけ大見得切って結局駄目って…哀れで笑い飛ばすことも出来ないよ…」

あなた(ぐぅ)

愛「……でも…ホントなんでなのかねー…?」

あなた「うーん…」

あなた「…璃奈ちゃんボードを作ったのって愛ちゃんなんだよね?」

愛「ん?んー…提案して二人で一緒に作ったけど…」

あなた「…そこじゃないかと思うんだよね」

愛「ボードが…?」

あなた「うん、愛さんと一緒に作ったボードのおかげで友達や周りと溶け込めるようになったわけじゃない?」

あなた「それを外して愛さんと一緒にいると、最初の根っこが揺らぐようで不安になっちゃうんじゃないかと思うんだよね」

あなた「わたしもそう。璃奈ちゃんには最初に『そのボードは武器になる』って強く言っちゃってね」

あなた「どんどん人気が出てるのは嬉しいけど…今はこの言葉が璃奈ちゃんにとって障害になっちゃうんじゃないかって不安なんだ…」

53: 2020/10/02(金) 23:06:25.82 ID:v3L4DDQ9
愛「きみは…そこまでりなりーのことを…」

あなた「うん…そこでなんだけど、わたしと愛ちゃんの前では出来るだけボードを外してみてもらうようにしてみたらどうかな?」

あなた「思い入れがある愛ちゃんには酷かもしれないけど…」

愛「酷なもんか!りなりーが前に進むためならあんなのいらないよ!!」

あなた「そう…!きっとすぐ笑顔が見れるはずだよ!!」

54: 2020/10/02(金) 23:10:54.31 ID:v3L4DDQ9
翌日

真姫「μ'sに入った経緯を話したときに~」

花陽「や、やよい軒を追い出された話で~////」

凛&花丸「タイトル画面の撮影で~」

海未「…………ラブアローシュート(超小声)で…」


2日後

ことり「26着目の試着で~」

絵里「希にチョコ(プラスチック)の話されて…」

希「絵里ちのチョコ(プラスチック)の話してw」

にこ「こないだチビ達の相手してもらってるとき~」

穂乃果「え?いつも笑顔でしょ?」

愛「………」

55: 2020/10/02(金) 23:11:34.79 ID:v3L4DDQ9
3日後

栞子「いえ、みた記憶はありませんね」

役員A「え?前に預かって欲しいとはんぺんちゃん連れてきた時、会長と二人で破顔の限りを尽くしてたじゃないですか」

栞子「記憶はありませんね」

マイ「あーエマがつれてきた子、着物と笑顔が似合う美少女だったねー」

美里「愛ちゃんのことを笑顔で話してたわよ?」

遥「こないだの体育祭でおねえちゃんと笑ってましたよ?」

56: 2020/10/02(金) 23:12:20.02 ID:v3L4DDQ9
4日後

善子「ニジガクで鍋パーティーした時に~」

ルビィ「お化け屋敷が終わった後に~」

梨子「璃奈ちゃん自作のDTMとセッションして~」

曜「躓いた時に助けたら」

ダイヤ「一日車掌の時の飾りつけに感嘆したとき~」


5日後

果南「二年前の話した時に~」

千歌「お姉ちゃんの話してたら~」

鞠莉「…み………みみみみてないわね……」目逸らし

愛「……………」ジーーーーー

鞠莉「………」アセダラダラ

58: 2020/10/02(金) 23:18:16.08 ID:v3L4DDQ9
一週間後

あなた&愛「「はっあぁぁぁぁぁあ…」」ゲッソリ

愛「意識すればするほどアレだな…ぎこちなくなるや…」

あなた「ここ3日愛さんから避けてるくらいになってるよね」

愛「りなりーのライブ明日じゃん。気を散らさせちゃいけないでしょ」

あなた「うん……その時までに『笑顔を』って思ってたのに……わたしは……」グッタリ

愛「……!……そっ!そういやさ!しずくちゃん以外も二曲目出来てるらしいけどさ!愛さんの新曲はどう?」

あなた「あぁ…それ…」

愛「どうどう?アゲアゲな曲を完璧に歌い上げちゃうよ!!」

あなた「いや…うん………大体出来てるような……ほぼ完成なような…」

59: 2020/10/02(金) 23:18:51.63 ID:v3L4DDQ9
愛「それ…もしかしてあたしだけまだ……?」

あなた「いや……愛ちゃんなら大トリを任せても良い曲を…って思うと中々満足しなくて…ごめんね……」

愛「そ、そっか!ならそういってよ!!フフフしっかり最高のライブにするからね!だから元気出して!」

あなた(優しいギャルはちょろいなぁ)

あなた「…うん、そうだね。璃奈ちゃんがわたし達をどれだけ特別に思ってるのか…それが分かっただけでも十分だよね」

愛「そうそう!わざわざ無理に見なくたって、話してれば最高の気持ちだって伝わるもんね!!」

あなた「だよね!わたしと愛ちゃんと璃奈ちゃんには、もう絶対切れない絆があるもんね!」
スマホ『ワークワクカナエルストーリードーナルカハボクラシダー』

60: 2020/10/02(金) 23:19:47.08 ID:v3L4DDQ9
あなた「あっ…」ピッ

あなた「もしもし?…うん…あ、もう第7講堂付いた?」スチャッ

愛「?」

あなた「うん分かった、今から行くねそれじゃ」スチャチャッ

愛「………?どうしたの?」

あなた「いやちょっと待たせてる人が居て…行かなきゃ…」

愛「いや電話の用件じゃなくて…その鼻眼鏡と顔に4つ刺さったふきもどしは何…?」

あなた「…………………」プピー

愛「いや…プピーじゃなくて」

あなた「…………あっ!校庭に道に迷って今にも泣きそうな少女が!!」プピー

愛「えっどこどこ!?」

あなた「馬鹿め!!」ダッ

愛「なっちょっ……どこ行く気だ!!」

61: 2020/10/02(金) 23:21:23.86 ID:v3L4DDQ9
あなた「こうなったら実力行使だ!赤ちゃん並みの笑いの本気、みせてあげるよ!!!」スピーダッ

愛「あっ…あの良い流れで抜け駆けする気……!?」

あなた「捕まえられるもんなら捕まえてみてよ!!!!」プピピピピピピピ

愛「上等だ待てゴラァ!!!!」ハーモニーダッシュ

あなた「げぇはっえぇぇ!!この器用富豪が!!!」プピー

愛「あたし一人になってたまるかっ!!!」ハーモニーダッシュ

あなた「くっっっ…」( ゚д゚)ハッ!

あなた「ルビィちゃん!どうしたの?こんなところで一人で!?」プピー

62: 2020/10/02(金) 23:22:08.54 ID:v3L4DDQ9
愛「えっ?」ハーモニーストップ

あなた「何度でもいうぞ馬鹿め!!!」プピーダッ

愛「しまっ……!!」

第7講堂のドア「バタン」カチャッ

愛「くっ…おい!開けろ!!!」ガチャガチャ

璃奈\ドウシタノ?ナニカアッタ?/

あなた\エー…モノマネシマス/

あなた\ハイッワタシスクフェスチャン!オマエモテンブサセテヤロウカ!!!!/

愛「ふきもどし使えや!!!」

63: 2020/10/02(金) 23:22:48.74 ID:v3L4DDQ9
同時刻しずくエマ彼方「「「!?」」」ビクゥッ!?

64: 2020/10/02(金) 23:24:24.21 ID:v3L4DDQ9
璃奈\…………ブッフフッアハハハハハハハハハハハ!!!!!/

愛「アバーーーーーーーーーッ!!?」

あなた\ッシャアァア!!!!リナチャンカワイイヤッター!!!/ピョーン

あなた\ジャアリハーサルハジメヨッカ!イショウキガエテ!ステージアガッテアガッテ!/

璃奈\ハーイwwww/

愛「うわああああああああああぁあぁあ!!!!」ガンガンガンガン

65: 2020/10/02(金) 23:25:07.27 ID:v3L4DDQ9
璃奈「お待たせ」

璃奈「ボードがないと、なんだか、落ち着かないし、怖いね。…でもこれが私。みんなに知って欲しい私だから」

あなた「うん」

璃奈「今の私が出来る、一番素敵なステージに、パフォーマンスにしてみせる、楽しませるよ」

あなた「璃奈ちゃんになら出来るよ。だって今、すごくワクワクしてるでしょう?」

璃奈「え?分かるの?」

あなた「うん!歌うのが、踊るのが、楽しみ!ってまっすぐ心に伝わってきてるよ」

あなた「その証拠に私の顔、璃奈ちゃんと一緒でしょ?」

璃奈「楽しそう…あぁそっか、そういうことなんだ」

あなた「もし当日不安になったら、ファンのみんなの顔を見ればいいよ。そうすれば、璃奈ちゃんの気持ちが伝わってるかどうかがわかるから」

璃奈「そうだね。うん、そうする。でもその前に、私のステージ、見て」

あなた「うん!」

璃奈「今だけは、あなたのために歌うよ」

66: 2020/10/02(金) 23:26:26.88 ID:v3L4DDQ9
愛\アァァンマリダァァァアァアアァア!!!!!/ハーモニーダッシュ

璃奈「……今何か悲鳴が?」

あなた「………」ニチャァアアア

璃奈「あのね、このライブの後なんだけど…」

あなた「うん!任せて!!」

69: 2020/10/02(金) 23:30:14.55 ID:v3L4DDQ9
私と話すとみんなが謝る
クラスのみんなも先生もパパもママも困ったような顔をして「ごめんね」っていう
それがとても嫌だった
嫌で嫌で仕方なかった
だからいつも目立たないようにした
人と話さないようになった
お陰で嫌な気持ちになることは無くなった
このまま静かに毎日が過ぎると思ってた

でもあの人が話しかけて来た
いつものように校庭の隅
校舎にもたれてじっとしてた私に窓辺からいきなり話しかけて来た
「ごっごめんなさい」
私は思わず謝った
当たり前に声をかけてきたものだから
私はどこかで会ったのに忘れてしまった人なんだと勘違いした

70: 2020/10/02(金) 23:30:48.74 ID:v3L4DDQ9
「止めてよなんで謝るのさ!はじめまして!!あたしは宮下愛!」
その人はそう言って笑った

最初は嘲われてるんだと思った
そういう人もいる
そういう人の方が楽
そういう人相手だと余り嫌な気持ちにはならないから

でも違った
愛さんはいつも笑ってた
眉ひとつ動かせない目元を見ても
ピクリとも上がらない唇を見ても
「りなりーは可愛いね!アイドルになれるよ!!」
そういって笑ってくれた

私は何て言って良いのか分からなくてまた謝った
そしたら怒られた
「もう!りなりーはいつも謝る!愛さんに謝るの✕ね!○じゃなくて✕!まるだけに!!」
面白かったのに笑えなくてまた謝りそうになったらチョップされた

71: 2020/10/02(金) 23:31:23.13 ID:v3L4DDQ9
それから私は本当にアイドルになった
少しずつ笑えるようになった
素顔のままみんなと笑えるようになった
謝ることが無くなったら謝られることも無くなってきた



嫌なことなんてもう、1つしか…

72: 2020/10/02(金) 23:32:05.11 ID:v3L4DDQ9
愛「おはよーりなりー!ファンライブ凄かったみたいだね!友達から『天王寺さんのサインもらって!』って言われちゃったよ!!」

璃奈「うん、サインの練習もばっちり」璃奈ちゃんボード『サイン』

愛「便利だなそれ……でどうしたの今日は。朝練なんて暫く無しでいいじゃん?」

璃奈「あのね…私…ドキピポエモーション歌うの、もう最後にする…」

愛「えっ!?なんで!!めっちゃ良い曲じゃん!!可愛いし!!主に可愛いし!!!」

璃奈「でも…歌詞と私が、合わなくなったから…もう私は…」

愛「あ……そっか……そうかそうかそれなら仕方ないな…!」ヘヘヘ

璃奈「だから最後の一回は、愛さんにみて欲しい」

73: 2020/10/02(金) 23:32:47.57 ID:v3L4DDQ9
愛「えっ!いやいやみんなにはまだ伝えて無いんでしょ!それなら最後はみんなの前でやらなきゃ!!」

璃奈「いいの!部長とも話し合って決めたこと!!」

愛「えっ…部長と…?」

━━━愛さんには最後がお似合いだよ!!

愛「あいつ………」

璃奈「だから見ててね。素顔の私の、晴れ舞台!!」

愛「うん!!!」

74: 2020/10/02(金) 23:34:37.82 ID:v3L4DDQ9
昨日よりも大きな声で
昨日よりも大きな動きで
昨日よりも楽しく出来た

ただ、ただどうしても、どうしても笑顔だけが

75: 2020/10/02(金) 23:35:27.76 ID:v3L4DDQ9
愛「やー愛さんの目に狂いは無かったね!!こんな最高の美少女見たこと無かったよ!!」パチパチパチパチ

璃奈「………」

愛「………」ニコニコ

璃奈「わっ私は」
愛「……りなりーがどう思おうと、あたしには最高最強の笑顔が見えてたよ。誰よりも明るい笑顔だった」ニコニコ

璃奈「もう…もう一曲…ある…」

愛「ん?テレテレパシーも歌ってくれるの!おぉー愛さん幸せすぎて困っちゃうな!!」

璃奈「違う。これは愛さんの新曲」

76: 2020/10/02(金) 23:36:13.06 ID:v3L4DDQ9
愛「え?でもあたしの二曲目はまだだって…」

璃奈「ほんとは、ほんとに出来てた。部長と私の二人で作った歌…ただ…これは私から直接こうして渡したいって…」

璃奈「そしたら『今は璃奈ちゃんのライブに集中して、それが終わったらね』って言われて…」

愛「そう…だったんだ…」

璃奈「…私のわがままのせいでごめ……っ」ブンブン

璃奈「…だから聴いてね。今までの気持ち、全部込めるから」ニコッ

愛「あ━━━━━━━━━」

77: 2020/10/02(金) 23:36:49.42 ID:v3L4DDQ9
キーンコーン
クラスメイトA「あっ璃奈ちゃん今日も笑ってるよ!」

クラスメイトB「何か良いことあったの?」

璃奈「うん!!あのね…」

「「「あははははは」」」



終わり

80: 2020/10/02(金) 23:47:56.67 ID:QYVhFfh/
あまりにも幸すぎるもんじゃ

83: 2020/10/02(金) 23:57:41.87 ID:1wR8JTHr
スレタイからわからん名作

84: 2020/10/03(土) 00:26:44.37 ID:q+2cy+iv
天才か
最高すぎるよ

85: 2020/10/03(土) 00:33:20.38 ID:VF+Spwio
乙です 今年一好きなSSになった
小ネタもラストも最高でした

86: 2020/10/03(土) 00:35:47.60 ID:rODFFAB0
ネタかと思ったらちょっとした大作だった

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1601643841/

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