ルビィ「大変！大変だよ花丸ちゃん！」 花丸「ずら？どうしたの、ルビィちゃん？」 ルビィ「あのねあのね、見て！ルビィの机の上に予告状が置いてあったの！これ！」 花丸「予告状……？」 ≪パールちゃんは頂いた。返してほしければ私からの謎を解け≫ ルビィ「ふぇぇ、それとルビィのパールちゃんもいなくなっちゃってて……」 花丸「予告状というより完了状ずらね」 ルビィ「ど、どうしよぉ……？」

～スクールアイドル同好会、部室～ ｶﾞﾁｬ せつ菜「侑さん早いですね」 侑「ああ、せつ菜ちゃんお疲れ」ｸﾙｯ せつ菜「何されてたんですか？」 侑「パソコンでスクールアイドルの動画をね」 侑「ほら、みんなの動画もかなり再生数伸びてるよ」 せつ菜「うわぁ！ホントですね！」 侑「それだけ虹ヶ咲も認められるようになってきたということだよね」 せつ菜「くぅー！益々やる気が出てきますよ！」 侑「頑張ろうね！」 せつ菜「はい！」

眠って、鳥の鳴き声が聞こえてきて、すきまから陽ざしが入ってきて、つい昔の癖で夢で浮かんだ歌詩を書きかけたけれど、それはもう過去のことと気付いて微睡みから覚めて、私はカーテンを大きく開いた。「今日はたしか大学の授業はなかったですよね……どうしましょうか」 私の家は由緒正しき日舞の家元で、いずれは私が継ぐことになる。しかし、大学はしっかり行って世のことわりを学んできなさいと、母の教えで現在は大学に通って一人暮らしをしている。 起きてからしばらく経って、朝のランニングから帰ってきた頃には意識がはっきりしていた。 「予定を考えておくべきでしたね……実家に帰りましょうか。それとも、たまには一日、本を読んで過ごすのも良いですね」 そんなふうに頭の中で思考を巡らせていたけれど、そこからものの数秒で、その思考は無駄になることになる。

1: 2021/01/03(日) 14:11:32.65 ID:Q81BCQj+ 侑「けどもう時間も遅いよ…ねえ、私にも何か手伝える事ない？手伝うよ！」 せつ菜「いいんですか！？…けどやっぱり生徒会の仕事まで...

■約25000文字■しずく「なかなか髪型がうまく決まらない…うーんと…」 ﾋﾟﾛﾝ こんな朝早くからメッセージ？ かすみ(今日はちゃんと起きれたよ！) えらいけど毎日ちゃんと起きて欲しいな…。 しずく(ちゃんと起きれたね。えらい！えらいよかすみさん！) かすみ(絶対からかってるでしょ！かすみんにはお見通しなんだからね！) しずく(一応思ってること言ってるよ？) かすみ(一応ってなに？！) かすみさんと喋ってるとついからかいたくなっちゃう。 璃奈さんと話してる時はそんなこと思わないのに。

ﾜｰﾜｰ 侑｢あの2人ってすごい仲いーね｣ かすみ｢SIFで一緒に戦隊モノ的な演出した時からですよ｣ 侑｢せつ菜ちゃんはわかるけどしずくちゃんも？｣ かすみ｢はい ヒーローになりきるせつ菜先輩の本気が、演技に役に立つだとかなんとか｣ 侑｢なるほど｣ せつ菜｢ヤラシード仮面！無駄な抵抗はやめてください！｣ しずく｢そうはいくものか！！｣ 侑｢ヤラシード仮面ってなに｣ かすみ｢タキシード仮面と、しず子の雰囲気を合わせた造語です｣ 侑｢…やらしいってこと？｣ かすみ｢らしいです｣ 侑｢自分で名乗ってるの？｣ かすみ｢演劇部部長の命名らしいですよ｣ 侑｢へえ…(ドン引き)｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗﾗ かすみ「かすみんがいっちばーん！！」 歩夢「お疲れ様、かすみちゃん」ﾆｺﾘｯ かすみ「げっ、歩夢せんぱい...」 歩夢「なにかな、げっ、って」 かすみ「べつにー、なんでもないですが」ﾒｿﾗｼ 歩夢「ごめんね？私が一番で」ﾆｺﾆｺ かすみ「むっ、なんですか、その笑顔は」 歩夢「なんでもないよ」

善子「……」ﾁﾗｯ ルビィ「……」 善子「……」ﾁﾗﾁﾗ さっきからずうっと、善子ちゃんがルビィの方をちらちら見てくる 善子「……」 ルビィ「……」 理由はきっと、ホワイトデーの贈り物 善子「……」 ルビィ（はぁ～……） あーあ、どうせならちゃんとサプライズとかにして欲しかったなぁ。それならルビィだって楽しめたのに