桜坂しずくーSS

しずく｢うう…//｣ 愛｢黙ってたらわからないよ～…｣ しずく｢と、トイレに…行きたくて…｣ 愛｢？ 行けばいいじゃん…って、もしかしてしずく、1人で行くの怖いの？｣ しずく｢…｣ｺｸｺｸｺｸｺｸ 愛｢そういうことなら愛さんに任せて…｣ﾌﾞｲｯ しずく｢ありがとうございます…！｣ｺｿｯ

■約12000文字■かすみ「……zzz」ｽﾔｧ しずく「練習終わったと思ったらすぐ居なくなっちゃったから探したんだよ？」 しずく「寝てるの……？」 かすみ「んぅ……zzz」 しずく「もう……こんなベンチで寝っ転がって頭痛くなっちゃうよ」 しずく「はっ！？つい彼方さんの時の癖で膝枕しちゃった」 しずく「おーいかすみさーん、早く着替えてお家に帰ろう？」ﾎｯﾍﾟﾂﾝﾂﾝ かすみ「んん……おかぁさん…zzz」ﾀﾞｷｯ しずく「おっ、お母さん！？寝ぼけてるのかな……それにしても………」 しずく「…………………」

かすみ (とさっきまで思ってました……なのにまさか) ｷｬｧｧｧｧｰｰ! ﾊﾔｸﾆｹﾞﾛｫｫｫｫｰｰ! しずく 「かすみさん！？ 立ち止まっちゃダメです、早く逃げてください！！」 かすみ (まさかこんなことになるなんて……)

侑「ぶー、ハズレだよー！」ﾑﾆﾑﾆ しずく「ふぉっぺうにうにひぃにゃいでくらは～い」 しずく「もう…、突然なんですか？」ﾌﾟｸｰ 侑「しずくちゃんが問題解けなかったから罰ゲームだよ？」 しずく「問題って…、難易度高くありませんか？」 侑「簡単だと思うけどなぁ」 しずく「これに答えなんてあるんですか？」 侑「じゃあヒントだすね。ヒントはしずくちゃん！」

しずく「トレイ」 かすみ「え？」 しずく「行こう」ｸﾞｲｯｸﾞｲｯ かすみ「...ははーん」ﾆﾔﾆﾔ しずく「なに」 かすみ「さっき見たホラー映画のせいでしょ」 しずく「ぎくっ」 かすみ「ぷっ...くふふふ、えー？なに？おトイレついてって欲しいの？」

しずく「...」 かすみ「...やほー」ﾌﾘﾌﾘ しずく「...」 かすみ「しず子？」 しずく「ん」ﾌﾘﾌﾘ かすみ「...」 しずく「今日、休む、練習、ごめんね」 かすみ「...あー、はいはい」

1: 2021/02/24(水) 00:22:42.02 ID:qFbiVnvC しずかす

1: 2021/02/22(月) 22:22:04.09 ID:zOMF2KbQ しずく「にゃーにゃん…にゃんにゃん！」ｸｲｸｲ かすみ「わかったから…」 しずく「にゃ…にゃんっ…！にゃんにゃんっ！」...

■84000文字■ 【春】 【虹ヶ咲学園】 【演劇部　部室】 「……えー、以上で、今年度の演劇部部長に就任しました、私からの挨拶とさせていただきます」 部長「それでは、新1年生の皆さんも居ますので、ここで各々の自己紹介の時間とさせていただきます」 部長「それじゃあまずは、新2年生からお願いします。名簿順で行くと……」 部長「桜坂さん。お願いします」 しずく「はい」 ｻﾞﾜｻﾞﾜ しずく「新1年生の皆さん、初めまして。国際交流学科2年の、桜坂しずくです」 ｻﾞﾜｻﾞﾜ 「ねえ、あの人が桜坂しずくさんだよね……スクールアイドルの……」 「去年の合同のときの主演やってた人だよね…」 「その時は1年生だったのにすごいよね……演技も歌もやばかったし」 ｻﾞﾜｻﾞﾜ 部長「ほら、1年生たち。ざわざわしないでください」

ىչcY,,╸ྌ╺,,)չ ｽﾔﾋﾟ... しずく「すごい！本物は初めて見ました！写真撮って自慢しよ！///」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ しずく「…でも」 しずく「どうしてこんな所に野生の彼方さんが？」 しずく「ここは江ノ島…危険区域として有名」 しずく「数年前までは野生のかすみさんで溢れる憩いの地域だったけど」 しずく「何が原因か野生の桜坂しずくが急増してしまい、今では一匹のかすみさんも見かけない」 しずく「この子もこのままにしておいたら野生の私に何をされるか…」 しずく「……」

部室 せつ菜「私の変装をして…副会長と一緒に私のライブに来てください！！」 しずく「いや…意味わからないんですけど…」 せつ菜「………」 せつ菜「……事の顛末は…こうです…」 ── 副会長「……あの…会長」 菜々「……？どうかしましたか？」 副会長「…あの……これ」ｽｯ 菜々「…これは……」 副会長「優木せつ菜ちゃんの…ライブのチケットです」 菜々「……なぜ私に？」 副会長「………一緒に行きたいんです、会長と」 菜々「……私と？」 副会長「…はい」 副会長「…その……私…ライブに興味が湧いたんですけど……」 副会長「一度も行ったことないし…勝手もわからないから…」 副会長「誰かと一緒に行きたくて……」 菜々「…それで……私ですか」 副会長「はい…」 副会長「会長、せつ菜ちゃんのファンなんですよね」 菜々「…」 副会長「お願いです会長！一緒に……」 ── せつ菜「……ってことでして」 しずく「ああ…なるほど」

1: 2021/02/19(金) 07:31:25.00 ID:Ebgqj7pH しずく「早く取りにいかないと…」

■約15000文字■ しずく「同好会の方はイベントの出席依頼とかは来てるの？」 かすみ「再来月にエマ先輩と彼方先輩とりな子でライブやるよ～！」 スクールアイドルフェスティバルが終わってからと言うものの、私たちはいろいろなイベントに招待されている。 かすみ「それまでにかすみんの可愛さがランクアップすればいいんだけどなぁ～」 しずく「かすみさんは今のままでも十分可愛いと思うよ？」 かすみ「そーやってからうのはなしだよしず子！」 私は本気で思ってるんだけどな…。 かすみ「そういうしず子だって可愛いよ？『演劇部のお月様』だしね！」 しずく「やめてよかすみさん…お月様だなんて…いきなり言われると恥ずかしいな…」 合同演劇祭が終わってから私のことを「お月様」なんて呼ぶ人が増え始めた。 かすみ「えへへ～、さっきのお返しだよ！」 そう言って彼女は弾けるように笑う。 こういった時間が私が今一番欲しいものなのかもしれない。

2020/03/28(土 19:40:36.38 しずく「ちょ、いきなりどうしたんですか!?」 果林「私がバカだったのよ……」 果林「あんな事を言わなければ……あぁ～!!」 しずく「だから、なにがあったのか話してくださいってば」 果林「……」 果林「実は昨日モデルの撮影があってその時に……」 読モ１「ねぇ、果林ちゃんって彼氏いるの？」 果林「え？彼氏？」 読モ２「なに言ってんの、こんな美人なんだから彼氏いるに決まってんじゃん」 果林「え？いや……」 読モ１「そっかぁ、それもそうだよね。１人の訳ないよね～」 果林「あ、あのね。それはね……」 読モ１「え？もしかしていないの？」 読モ２「うっそーマジで？その見た目で彼氏いないとかあり得なくない？」 果林「なっ……!!」ﾑｶｯ 果林「―わよ……」 果林「私にだって、彼氏くらいいるわよ‼」