【SS】ヤホーでラブライブを調べてみた

H「ちょっと聴いてもらってもいいですか？」

T「なんですか、いきなり？」

H「この間、とっても寂しいニュースが飛び込んでいまして…肛門見えても、結構、私、落ち込んでるんですよ」

T「見せなくていいです、肛門は仕舞っておいてください…で、どうして落ち込んでるんですか」

H「あの『半ケツ王子』こと…日本ハムの『斉藤投手』が引退しちゃいまして…」

T「『ハンカチ王子』ですね！…『祐ちゃん』お尻は出してませんから」

H「肛門見せてない？」

T「見せてないです！」

H「何を隠そう…私は、高校生の頃から注目してたんですよ！だから、とても残念で…」

T「みんなそうだよ！甲子園の決勝戦で『田中マー君』と投げ合った末に優勝した投手なんだから」

H「『駒大里田まい高校』の？」

T「『苫小牧』ね！まだ里田まいさんとは出会ってません…」

H「大学を経て、プロに入ったんですけど…故障が多くて…残念ながら期待されたほどの活躍はできませんでした」

T「まぁ、祐ちゃん世代なんて呼ばれてましたからね…確かに一時代を築いたスターですし、それは残念なニュースですね」

H「…というわけで…今日は私が如何にして野球が好きになったかを…たっぷり2時間…」

T「いや、いいです！それはしなくていいです！」

H「えっ？聴きたくないですか？」

T「別に聴きたくないですよ」

H「えっ？」

T「えっ？じゃなくて…それしかないんですか？たまには野球とか相撲を離れて、別の話をしません？」

H「わかりました！わかりました！そこまで言うなら、違う話をしましょう…皆さん『ラブライブ』って知ってます？」

T「急にですね…ラブライブ？…アニメですよね？…まぁ、まぁ、一時期結構な話題になりましたから…ここのお客さんたちは皆さん知ってるんじゃないですか」

H「T君は観てた？」

T「ガッツリのめり込んでたわけじゃないですけど…まったく知らないわけでも…ただ、そこまで詳しいかと言われれば…」

H「私も名前は知ってたんですけど、観たことなくて…そうしたら、何か、今、新しいシリーズをやってるらしくて」

T「そうなんですか」

H「そんなに続くのなら、相当面白いんだろうなぁ…と思って『ヤホー』で調べてきました」

T「『Yahoo！』ね」

H「まず、ラブライブという作品は現在、4シリーズありまして」

T「あっ、今そんなにあるんですか」

H「一番最初の作品…これが『無印』って呼ばれてんですよ」

T「シリーズ物の初めは、サブタイトルって言うんですかね、そういうの付いてないことが多いですから」

H「普通はファーストとか言ったりするんですけどね」

T「普通かどうかはわかりませんが…ガンダムとかは言いますかね」

H「その後に続く作品が、セカンド、サード…ショート、レフト、センター、ライト…」

T「言うと思いました」

H「二作目が『ラブライブ！平社員』っていう題名で」

T「サラリーマンが主役なのかな？」

H「三つ目が『ラブプラス姉ヶ崎寧々スクールアイドル同好会』」

T「…違う作品が混ざっちゃってない？」

H「そして、今やってるのが『ラブライブ！スーパースター列伝』」

T「『梶原一騎さん』原作じゃないでしょ？『アントニオ猪木談』とか、出てきます？」

H「その中から今日は…『MUJI』について説明したいと思います」

T「言い方ね！…それだと、いい商品が揃ってるお店みたいになっちゃってるから」

H「主人公は『ののかちゃん』っていう、女の子で」

T「『穂乃果ちゃん』です！…♪迷子の迷子の子猫ちゃん…とか歌ってないですから」

H「通ってる学校…『乙坂学園』って言うんですけど」

T「『音ノ木坂』ね。ベイスターズの選手の学校ではないです」

H「そこが『斉藤の危機』を迎えるんです」

T「斉藤の危機？」

H「あっ！間違った…『廃校の危機』だった！」

T「あぁ、廃校の危機」

H「ハンカチ王子の引退がショックで、つい」

T「わかりますけど…廃校と斎藤は全然違いますから」

H「で、この主人公の『高坂おのののかちゃん』が」

T「穂乃果ちゃん！野球場でビール売ってました…みたいな過去はないですから。旦那さん、競泳選手でもありませんし」

H「この娘が「一緒にスクールアイドルをやろう」って、幼馴染の『園田海』と」

T「関取みたいに言うのはやめてください…字面だけだとわかりづらいですけど…『園田海未』ちゃんね」

H「『南ちゃん』に声を掛けるんですよ」

T「南ちゃん？まぁ、間違ってはいないですけど、あんまり、そう呼ぶ人はいないかな？」

H「ラブライブっていう、スクールアイドルの甲子園みたいなのがありまして…そこに出れば学校の知名度が上がって廃校が阻止できるんじゃないか…って、浅はかにも思うんですよ」

T「浅はか…って言っちゃダメね…彼女なりに一生懸命考えたんだから」

H「そこで生まれたセリフが『南ちゃん、私を甲子園に連れてって』」

T「言いません！野球の話ではありませんし…いや、だったとしても南ちゃんが、お願いする方ですし」

H「最終的に、なんやかんやで仲間が9人になって」

T「その過程が面白いんじゃないんですか？」

H「それでね、誰がセンターやるかで揉めたりするんですよ」

T「やっぱり、みんな真ん中に立ちたいですからね」

H「私の方が足が速いから、いや私の方が肩強いから、いや私の方が…」

T「センター争いってそういう？」

H「そこから、なんやかんやがあって」

T「えっ！そこも飛ばします？いや、そのなんやかんやはダメでしょ、飛ばしちゃ…それ飛ばしたら話、なんにもわからないですよ」

H「無事『白鳳を阻止』するという話なんですけど」

T「なんですかか…白鳳を阻止って」

H「あ、すみません…『廃校を阻止』でした…」

T「『はいこう』『はくほう』、あ、本当だ！似てる！…ってそういうボケはいらないです」

H「ハンカチ王子の引退に引っ張られちゃって」

T「確かに白鳳関も引退しましたけど」

H「知ってます？今度、間垣親方になるんですよ」

T「その話は、また別の機会にして…ラブライブの話を続けてください」

H「ラブライブって…他のアニメと違って、突然、登場人物が歌い出したりするんですよ」

T「確かに！特に1話目の最初なんかインパクトありましたね」

H「♪だって、可能性感じ『単打』、そうだ進め～」

T「『たんだ』って、その意味じゃないですけどね」

H「♪なんと私が『選手会長』に、みんなの薦めでなっちゃった～」

T「『生徒会長』！穂乃果ちゃんはNPBと交渉とかしないです」

H「それで、この『ラ・ラ・ランド』は…」

T「ラブライブです…確かにミュージカル要素強いですけど」

H「何が凄いかというと…まずアニメのキャラクターと、まったく同じように、その声優さんが歌って踊るという」

T「あぁ、2.5次元アイドルって言うんでしたっけ？それの先駆けなんて言われますね」

H「そのユニットの名前がミュ…『NEWS』って言いいまして」

T「今、Hさん、μ'sって言いかけましたよね？μ'sはメンバーが次々いなくなったりしないですから」

H「あれ？最終的に3人になるんじゃ…」

T「ならないです。飲酒して脱退とか、そういうのはないですから」

H「そうでしたっけ？」

T「誰も脱退してません」

H「あれ？でも『ニコ』は自由契約になりましたよね？」

T「にこちゃんが？自由契約？…そんな話、ありましたっけ？」

H「ニコもセンターの候補だったんですけど、今一つ、伸び悩んでいたと言うか…もうひとつ、こうインパクトに欠けるところがあって…」

T「にこちゃんが？そうですか？『にっこにっこに～』とか、だいぶインパクトあるんじゃないかと思いますけどね…」

H「あれ？でも『ニコ』は自由契約になりましたよね？」

T「にこちゃんが？自由契約？…そんな話、ありましたっけ？」

H「ニコもセンターの候補だったんですけど、今一つ、伸び悩んでいたと言うか…もうひとつ、こうインパクトに欠けるところがあって…」

T「にこちゃんが？そうですか？『にっこにっこに～』とか、だいぶインパクトあるんじゃないかと思いますけどね…」

H「ベイスターズで思い出したんですけど…横浜に『大和』って選手がいるんですよ」

T「元阪神の…前田大和選手」

H「あと『蛯名』っていう選手もいまして」

T「若手の外野手」

H「でも残念なことに…海老名、大和はいるのに『綾瀬』がいない」

T「神奈川以外の方はピンとこないかもしれませんけど、県央地区を走る相鉄線沿線の市ですね…いたらどうなるんですか？」

H「ニコ、マキ、綾瀬でBIBIが揃ったんですけどよぉ」

T「なぁにぃ？やっちまったな！…違う違う、我々、そういうスタイルで漫才してないですから…」

H「BIBIと言えばBBスターマンですけど…」

T「ラブライブの話の話は何処に行きましたか？」

H「あっ！そうだった…」

T「忘れないでください」

H「このラブライブって作品は楽曲が、すっごい沢山ありまして」

T「アニメの中で使われた曲以外のものも含めると…100曲以上もあるんですってね」

H「中でも一番有名な曲が…『スモウハレーション』と言い曲で」

T「スノーですね！」

H「あ、白鳳の引退も結構ショックで」

T「忘れてください。ちょいちょい野球とか相撲のネタを挟まなくてもいいですから」

T「この曲は私も知ってますよ。ライブでやると、間奏の時でしたっけ？会場全体が、一瞬でオレンジに染まるというね」

H「そう、ジャイアンツカラー一色になるんですよ」

T「あれって、そう呼ぶんですか？」

H「場所も東京ドームじゃないですか」

T「それ以外のところでもやってますけどね」

H「あと、ライブと言えば、コール＆レスポンスがやっぱりいいですねぇ」

T「お客さんとの掛け合いね」

H「乙坂ちゃんが」

T「高坂ちゃんね」

H「『せーの！』って言うと、お客さんが『ファイターズだよ！』って叫んだり」

T「『ファイトだよ！』でしょ。まだハンカチ王子引きずってます？」

H「『ハンカチ王子と言えばぁ？』」

T「『斉藤で～す！』…いや、ないです。そんなコールはありません。『凛ちゃんと言えばぁ？』は知ってますけど『ハンカチ王子と言えばぁ？』はないですよ」

H「あぁ、違いました。本当はこうだった…『最高ですかぁ？』」

T「『最高で～す！』…う～ん、そんな『阿部慎之介のヒーローインタビュー』みたいな返しもしないでしょ」

H「何を言ってるんですかぁ！これは『福永法源』ですよ～」

T「えぇ？『法の華三法行の！？』…足つぼマッサージ？…野球の話から急に？…阿部選手のインタビューも法の華三法行も、マニアック過ぎません？誰も付いてこれないですよ」

H「でも一番盛り上げるのが『ノーブランドガールズ』って曲の途中の…『大江！』ってとこですね」

T「ん？大江？」

H「『もっと大きな声で』『大江！！』ってやるじゃないですか…あれ、知りません？『ジャイアンツの背番号64』…」

T「大江？…知るわけないでしょ！いや、それも失礼な言い方ですけど…そんなピンポイントに大江選手をクローズアップしてないと思いますよ」

H「ラブライブっていうのは映画化も大ヒットしたらしいんですけど」

T「はい」

H「公開記念のイベントでインタビュアーに質問されて、真姫ちゃんがぶっきらぼうに『べ、別に…』って答えたら問題になって」

T「違う人です。真姫ちゃんは『ハイパークリエーター』と結婚したりしてないから」

H「離婚しましたけど」

T「そこはどうだっていいです」

H「まさか数年後、クスリで捕まるとは…ねぇ？」

T「まぁ、驚きましたけど…真姫ちゃんの話ではないですから」

H「μ'sはMステ出場、紅白出場と華々しい活躍をしたみたいなんですけども、残念ながら2016年を以って、活動を休止しましてね」

T「まぁ、それは仕方ないですよ…新しい作品が出てきたりすると、後進に道を譲らなきゃいけないですしね」

H「色々と歴史に名を残した、このラブライブってコンテンツですが、μ'sのメンバーも、決して順風満帆だったわけじゃないんですね…」

T「それは色んなことがあったと思いますよ」

H「♪どんなに辛いことがあっても～…クスリだけは手を出して欲しくないですね」

T「それはそうですよ」

H「あ、違った！マッキーはクスリで捕まったんだった！」

T「いやマッキー違いですから」

H「えっ？『どんとき』ってマッキーが歌ってなかったでしたっけ？」

T「あれは『どんなときも』です」

H「あと…♪飛んで、飛んで、高～く…って歌ってますよね？」

T「そういう意味じゃないですから」

H「そんな訳で、皆さんも是非『シャ〇ライフ』を観てみてください」

T「いい加減にしなさい」





～ヤホーでラブライブを調べてみた～
終わり