【SS】かのん「もうすぐバレンタインだね～」恋（はぁ……）【ラブライブ！スーパースター!!】

かのん「恋ちゃんは誰かにチョコ渡す予定とかある？」

恋「ふぇっ！？///だ、誰か、というのは……？」

かのん「ん～、親しい人とか、好きな人とか？」

恋「んななっ！？すすすすすす、好きな、人……っ////」ｱﾜｱﾜ

かのん「恋ちゃんにはそういう人っていないの？」

恋「いいい、いません～っ！！いきなり破廉恥な質問をしないで下さいっ！！///」

かのん「いいじゃん別に。恋バナくらい」

恋「ダメなものはダメなのです～っ！！うぅ、うぅぅ………////」

かのん「……」

恋「ぅぅぅ……////」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

かのん「……なんでそんなに身構えてるの？」

恋「ふぇっ！？///」

かのん「もしかして恋ちゃん……片思い中？」

恋「へぅっ！？そ、それは……///」

かのん「それは？」

恋「あぅぅぅ……///」

かのん「……」

恋「ぅ、ぅぅ……///」

かのん「……そっか。片思い中なんだ。ふ～ん」

恋「は、はぅぅ……////」ｷｭｩｩ…
　

かのん「だったらチョコくらい渡しちゃえばいいじゃん。バレンタインなんだし」

恋「で、でもっ……///」

かのん「でも？」

恋「ぅぅぅ……///そっ、そういうかのんさんの方こそっ！！」

かのん「？」

恋「すすす、好きな人っ！！///とかいないのですか！？誰かにチョコ渡す予定とかはないのですか！？」

かのん「あるよ」

恋「ふぇぇぇ～っ！！？///」ﾋﾞｸｯ!
　

かのん「そんなに驚くようなことかなぁ、バレンタインにチョコ渡すのって」

恋「だってぇ……///」

かのん「うん」

恋「……あのっ、確認なのですが///」

かのん「なあに？」

恋「チョコを渡す相手、というのは……かっ、かのんさんの、好きな人っ///」

かのん「うん。もちろん」

恋「ふぇぇ！！？////」ﾄﾞｷｯ!
　

恋（かかかか、かのんさんの好きな人っ……///）

かのん「？」

恋「ぅぅぅ……////だっ、誰なのですか！！かのんさんは一体どなたにチョコを渡すつもりなのです～っ！！？」

かのん「別に誰だってよくない？」

恋「よくないですっ！！知っていないと気が済まないのです～っ！！///」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

かのん「……」

恋「かのんさんっ！！意地悪していないで教えて下さいっ！！///」

かのん「でもさ、私だけ相手を教えるのって不公平じゃない？」

恋「えっ？」

かのん「私だけチョコ渡す予定の人教えるのって不公平じゃん。恋ちゃんも渡す相手の人、言ってくれないと平等じゃないよね？」

恋「ですが、私は今のところ、特に予定は……」

かのん「けどいるんでしょ？片思いの人」

恋「ふぇぇっ！？///」

かのん「だれだれ？教えてよ、恋ちゃん！」ｽﾞｲｯ!

恋「わひゃっ！？///う、うぅぅ……////」ｶｧｧｯ
　

恋「ぅぅぅ……！！////」ｶｧｧｯ!!

かのん「ほらほら～、言っちゃいなよ！協力してあげるからさ～！」

恋「い、言えません言えません言えません～っ！！恥ずかしいから絶対に内緒なのですっ！！///」

かのん「えぇ～？」

恋「っ……///」ｶｧｧｯ

かのん「ん～……じゃあ私もチョコ誰に渡すか言わないけど？」

恋「ふぇ～っ！？///」

かのん「あ～あ、恋ちゃんが言ってくれないんだもんね～、しょうがないよね～」ﾁﾗｯ

恋「ぅ、ぅぅぅ……////」

かのん「せっかく恋ちゃんにだけ、特別に教えてあげようと思ってたのになぁ～……」ﾁﾗﾁﾗ

恋（なっ、特別に……////）

恋「っ……////」

かのん「あ～あ、せっかく

恋「……い、言いますっ////」

かのん「ほんとに！？だれだれ！？」

恋「ぅぅ、ぅぅぅ……////」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
　

かのん「恋ちゃん、誰に片思いしてるの！？」

恋「そっ、それはっ……！！///」

かのん「それは？」

恋「っ……………ﾝｻﾝﾃﾞｽ////」

かのん「えっ？」

恋「はいっ！！言いました！！///今度はかのんさんの番ですっ！！///」

かのん「早口でなーんにも聞こえなかったんだけど」

恋「聞いてないかのんさんが悪いのですっ！！ちゃんと『言う』という約束は果たしたからこれで問題ないのですーっ！！///」

かのん「えぇ～？」
　

恋「ほ、ほらっ！！約束ですっ！！ちゃんとかのんさんの好きな人を教えて下さいっ！！///」

恋「言っておきますけどちゃんと私にも聞こえるように言ってくださいね！小声で喋るのはなしなのですからねっ！！」

かのん（うわぁ、そうやって自分だけバレないようにするの、ズルいなぁ……）

恋「さあ！！かのんさんっ！！///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん「わかったわかった、えっと……私が誰にチョコ渡すか、でいいんだよね？」

恋「はい！誰なのですっ！！」

かのん「ん～っと、お母さんと、お父さんと……」

恋「と……？」

かのん「それとありあかな」

恋「えっ？でもっ！さっき好きな人にチョコを渡すと……」

かのん「うん、好きだよ。だって家族だもん」

恋「ふぇぇっ！？///」

かのん「そんなに驚かなくても良くない？」

恋「いやっ、そのっ……////」

恋（てっきり、恋人的な人にチョコレートを用意してプレゼントするのかと……////）

恋「ぅぅ、ぅぅぅ……///」ｶｧｧｯ

かのん「……」
　

かのん「……で？」

恋「ふぇっ！？」

かのん「恋ちゃんはさ、『恋人として』って意味で好きな人がいるんでしょ？」

恋「ふぇぇ～っ！？そ、それはそのっ……////」

かのん「……」ｼﾞｰｯ

恋「ぅぅぅ………///そのっ、私もサヤさんのことを言って

かのん「嘘だよね？」

恋「はぅぅ！？」

かのん「恋ちゃんずーっと勘違いしてたでしょ？今更隠そうとしてもバレバレなんだからね」

恋「ぅ、ぅぅぅ……////」
　

かのん「……で、誰なの？恋ちゃんの片思いしてる人は」

恋「っ……////」

かのん「言わないとちょっとだけ意地悪しちゃうよ？」

恋「い、言いませんっ！！恥ずかしいから絶対に内緒なのですっ！！///」

かのん「ふ～ん……」

恋「っ……」ﾑｷﾞｭｯ

かのん「……むっ、じゃあいいもん。こっちが勝手に予想するだけだから」
　

かのん「とりあえず……結ヶ丘の人？」

恋「絶対に教えませんっ！！///」

かのん「もしかして音楽科の人なの？」

恋「だから絶対に教えないったら教えないのですっ！！」

かのん「ふ～ん……」ｼﾞｰｯ

恋「うっ、うぅぅ～っ！！///」ｶｧｧｯ

かのん「……と、いうことは普通科の人かぁ」

恋「ふぇっ！？///な、なんでわかったのです……」

かのん「あ、ほんとにそうなんだ。適当に言っただけなのに」

恋「うぇぇぇっ！！？///ずっ、ずるいですずるいですずるいです～っ！！そうやって私に喋らせようとするのは卑怯ですーっ！！」

かのん「ズルいも何も恋ちゃんが勝手に自白したんじゃん」

恋「はぅっ！？うっ、うぅぅぅ～っ！！////」ﾌﾟｸｰｯ!!
　

かのん「そっか、普通科の娘ね。へぇ～」

恋「うっ、うるさいですっ！！いちいち私の心を読まないでくださいっ！！///」ﾌﾟｲｯ!

かのん「普通科で恋ちゃんと接点がある人なんて……Liella!のメンバーくらいしか思いつかないけど」

恋「へっ！？うっ、うぅぅぅ～っ！！////」

かのん「その反応、やっぱりLiella!のメンバーなんだ」

恋「ぅぅぅ……////」ｶｧｧｯ

かのん「ふ～ん……」

恋「うっ、うぅぅぅ～っ！！もうっ！！かのんさんなんて大っ嫌いですっ！！///」

かのん「そっか。それで、メンバーの中の誰なのって話になるんだけど」

恋「イヤですっ！！もう絶対に答えませんっ！！目も合わせたくありませんっ！！///」ﾌﾟｲｯ!!

かのん「いいよ。多分三人の中からくらいだったら当てられるから」

恋「なっ……///」

かのん「ほら、ちょっと腕貸して」

恋「ひゃっ！？かっ、かのんさん！？///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

かのん「ん～……」ｻﾜｻﾜ

恋「なっ、何を……」

かのん「何って、脈拍数を測ってるだけだよ」

恋「へっ？」

かのん（恋ちゃんって動揺とかが体に現れやすそうだし、心拍数測ってれば嘘ついててもすぐわかると思うんだけどなー）

恋「ぅぅぅ……///」

かのん（Liella!のメンバーだってところまでは絞り込めたから、あとは、ちぃちゃんか可可ちゃんかすみれちゃんか……）

恋「っ……///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん「……ねえ、恋ちゃんの好きな人って、もしかしてちぃちゃん？」

恋「なっ、違いますっ！！///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん（……）

かのん「じゃあ……可可ちゃん？」

恋「ち、違いますけど///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん「だったらすみれちゃんってこと？」

恋「そっ、それも、違い、ます。ぅぅ……////」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん（……）

かのん（……えっ、待って。全然わかんないんだけど）
　

かのん「恋ちゃん、嘘つかないで答えて。好きな人ってちぃちゃんと可可ちゃんとすみれちゃんの中にいるんでしょ？」

恋「だからどれも違うと言っています～っ！！嘘はついていないのでさっさと私のことを解放してくださいっ！！///」

かのん「ほんとに？嘘ついてない？」

恋「ついてないったらついてません！！///」

かのん「……」

かのん（……ほんとだ。恋ちゃん、嘘ついてる時の雰囲気じゃない）

かのん（だったら……）ｻﾜｻﾜ

恋「ふぇっ！？かっ、かのんさんっ！！くすぐったいっ！！///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

かのん（普通科でLiella!のメンバーだけど、ちぃちゃんでも可可ちゃんでもすみれちゃんでもない。そんな人って……）

恋「はぅ、ぅぅぅ……///」

かのん「……えっ、待って。じゃあもしかして私ってこと？」

恋「はぅっ！？////」ﾋﾞｸｯ!!

かのん（わっ！？いま恋ちゃんの身体すっごくびくっ！ってしたんだけど！？）

恋「ぅぅ、ぅぅぅ……！！！？///」ｶｧｧｯ!!!

ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ!!!

かのん（しかも恋ちゃんの心臓、明らかにさっきよりもバクバクしてるよ！！？）

恋「っ……！！！////」

かのん「待って！？ほんとに？嘘でしょ！？」

恋「……////」

かのん「ね、ねえ。嘘だと言ってよ。恋、ちゃん……？」

恋「ふぇっ、かのんさん……///」ｳﾙｳﾙ

かのん「待って。ほん、とに……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

恋「は、はぅぅ……///」

かのん「嘘、じゃないんだ……」

恋「ぅぅぅ～……！！////」ﾌﾟｸｰｯ!!

かのん「……へっ？はえっ？」

かのん（はええええ～っ！！？////）ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ!!
　

かのん「っ！！？////」

かのん（待って待って待って待って！！？気づかないうちに恋ちゃんに告白されちゃってるんだけど～！！？///）

かのん「はれぇ！？はぇぇぇ～っ！！？///」

恋「ぅぅぅ////」

かのん（ふぇっ、私、ど、どうしたら……////）

恋「っ////」

かのん「え、えっと……///と、とりあえず、お、落ち着こうか。うん、落ち着こっ」

恋「ぅぅ……///」

かのん「すぅ～、はぁ～、すぅ～、はぁ～。よ、よし///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん「じゃ、じゃあ、一回落ち着くためにも、きょ、今日はこれで、し、失礼しまー

恋「んなっ！？ま、待ってくださいっ！！ズルいです～っ！！////」ｶﾞｼｯ!!

かのん「ひゃぁっ！？///」
　

恋「かっ、かのんさんだけズルいですーっ！！///私の好きな人だけ聞きだして逃げようだなんて卑怯ですーっ！！ちゃんとかのんさんの好きな人も私に教えて下さいっ！！私だけドキドキさせられるなんて不公平です～っ！！///」

かのん（いや、絶対私の方がドキドキしてる自信あるんだけど……////）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

恋「かのんさんの秘密も私に教えて下さいっ！！教えてくれるまで今日は絶対帰しませんっ！！///」ﾑｷﾞｩｭｯ!!

かのん「きゃあっ！！ちょっと恋ちゃん！！落ち着いてよ～っ！！///」

恋「イヤですイヤですイヤです～っ！！///全部かのんさんが悪いのですっ！！ちゃんと責任とってくださいっ！！///」

かのん「ふええっ！？えっと、どちらかというと私の方が責任取って欲しいような……////」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

恋「うぅぅぅ～っ！！！////」

ｺﾁｮｺﾁｮ

かのん「ひゃぁっ！！？///ちょっと恋ちゃん！！くすぐったい……///」

恋「っ！！！////」ﾊｷﾞｭｯ!

かのん「ひゃっ！！やっ、やめて～っ！！///恥ずかしいしドキドキしちゃうよ～っ！！////」

恋「だったら好きな人を教えて下さいっ！！気になっている人の名前を言ってください～っ！！///」ｺﾁｮｺﾁｮ

かのん「い、言うっ！！言うからぁ～！！///」





このあとめちゃくちゃイチャイチャした
　

終わりです。お粗末様でした