【謎解きゲーム風SS】ダイヤ「鞠莉さんからの挑戦状？」【ラブライブ！サンシャイン!!】

◇———◇

【注意！】
・マリーpresentsの、ラブライブ！×謎解きゲームよ。あまりナレッジを必要としないで解けるはずだからみんなもぜひトライしてみてね。（わからないことがあればググるのデース！）
・無理やりラブライブ！で問題を作ったから、多少はこじつけがましい部分があるかも。ソーリー。
・おまけのSSは問題パート・ヒントパート・答えパートに分かれています。詰まった時は少し画面を閉じて考えてみると頭の中でシャイニーするかも！？
・問題は全部で６問よ。難易度を星（☆）の数で示しているから、良かったら参考にしてね。

ではでは、レッツシャイニー！

◇———◇
　

ダイヤ（……）

ダイヤ「……何ですか、これは？」

ダイヤ（……）ｷｮﾛｷｮﾛ

ダイヤ「はぁ、果南さん」

果南「ん、どしたの？」

ダイヤ「私の机の上にこんなふざけた紙が置いてあったのですが」

果南「え？なになに？」

ﾋﾟﾗｯ

果南「ん～……」

ダイヤ「心当たりはありませんか？」

果南「うん。ってか鞠莉がやったって書いてあるし」

ダイヤ「鞠莉さんの仕業であることはわかっているのですが、果南さんも共犯ではないかと言っているのです」

果南「やだなぁ。私がそんなめんどくさいことすると思う？」

ダイヤ「はぁ。確かに、言われてみればそうですわね」

ダイヤ（……）

果南「え、なに？もしかして私のこと疑ってんの？」

ダイヤ「はい。身近な人から疑ってかかるのが推理物の鉄則ですわ」

果南「いや、お昼休みに急にサスペンスみたいなこと始められても困るんだけど……」
　

ダイヤ「で、それと一緒にタブレットの端末が」

果南「ふーん」

ダイヤ「どうらやここに回答を入力しろとのことですが……」


【回答を入力デース！】


ダイヤ（……）

ダイヤ「はぁ、鞠莉さんってばまた手が込んだ茶番を……」

果南「いいじゃんいいじゃん。付き合ってあげれば？」

ダイヤ「なぜ私が鞠莉さんの遊びに付き合わなくてはならないのですか。こういう遊びは下級生が興じるものと相場が決まっていますわ」

鞠莉『でもそう言ってダイヤずーっと謎解きやって来なかったでしょ？』

ダイヤ「ま、鞠莉さん！？」
　

鞠莉『チャオ～♪』

ダイヤ「一体どこから……」

果南「あ、どうやらこのタブレットを通して話しかけてきてるみたい」

ダイヤ「なるほど……」

鞠莉『ねえ果南、ダイヤってば冷たすぎると思わない？マリーせっかく頑張って謎解き考えたのよ！』

ダイヤ「はぁ……」

鞠莉『それにダイヤってばこの前も問題作って出題する側だったじゃない』

ダイヤ「まあそう言われればそうですが」

鞠莉『だったらたまには解いてくれたっていいと思わない？』

ダイヤ「……」

鞠莉『頭を使わないと人間どんどんおバカになってっちゃうわよ。いつかはダイヤだってルビィに』


ルビィ『うゆゆゆゆ～！！りゅびぃと違って謎解きも出来ないなんて、おばかなおねいちゃぁー！ぷぷぷっ♪』


鞠莉『って

ダイヤ「わかりました。その安い挑発に乗るというのは少々癪に障る気がしなくもないのですが、鞠莉さんからの挑戦状、受けて立ちますわ」ﾋﾟｷｯ!

鞠莉『ふふっ。その意気よ、ダイヤ！』

果南（うっわ、ダイヤってば単純……）
　

鞠莉『じゃ、問題は全部タブレットに仕込んでおいたから。よろしくね～』

ﾋﾟｯ!

ダイヤ「問題……？」

果南「これじゃない？第一問から第六問って書いてあるよ。あと全部解けたら素敵なご褒美だって」

ダイヤ「はぁ……で、第一問には何と？」

果南「おっ、やる気だね。ダイヤ」

ダイヤ「受けて立つと言ってしまった以上仕方ありませんわ。それに……」

果南「それに？」

ダイヤ「……せめてルビィ以上の結果を出せないと困りますもの。お姉ちゃんとして」

果南「あ、もしかしてさっきの鞠莉の煽り気にしてる？」

ダイヤ「別に、そういうわけではありませんが。姉としての当然の責務ですわ」

果南「ふーん」

ダイヤ「で、肝心の一番目の問題ですが……」

………
……
…
　

◇———◇

【第一問】「？」が好きなスクールアイドルと言えば？（難易度：☆☆）

「矢野→佐藤→近江→松浦→澁谷→朝香→？」

≪選択肢≫
A：矢澤
B：高海
C：黒澤
D：三船

◇———◇
　

ダイヤ（『？』が好きなスクールアイドル……？）

ダイヤ「……」

ダイヤ（えっと、選択肢Aのにこさんが好きなものと言えば、アイドル、お菓子。Bの千歌さんが好きなものは……みかん。みかんですわね）

ダイヤ（選択肢Cは……これって私のことですの？それともルビィ？スクールアイドルの黒澤とだけ書かれていては絞れませんわ）

ダイヤ（だって私、妹がおりますもの……ってそういえば選択肢の中の４人、どなたも妹か姉がいるのね。これも何か関係あるのかしら？）

ダイヤ「……」

ダイヤ（あーもうっ。頭の中がごちゃごちゃしてきてわけがわかりませんわ。うぅぅ……）

ダイヤ（はぁ、こういう整理を必要とする考えは、私苦手なのに……）

ダイヤ「……」

果南（……）
　

【ヒント！】

ダイヤ「はぁ、うぅぅ……果南さんはわかりました？」

果南「うん」

ダイヤ「え゛！？果南さんなのに！？」

果南「いやその言い方は酷くない？」

ダイヤ「だ、だって、あのおバカ王の果南さんが……」

果南「はいはい。けどそのおバカ王より謎解き出来てないのはどこの誰かな？」

ダイヤ「うっ」

ﾑﾑﾑﾑ

ダイヤ「……」

果南「思いつかない？」

ダイヤ「っ……////」ｺｸｺｸ

果南「そっか。じゃあ答えを教えてあげてもいいけど～」

ダイヤ「け、けど……？」

果南「いいの？それって私に負けたってことになるんだけど」

ダイヤ「へっ！？////」
　

果南「だって私が答え教えちゃったらダイヤが自力で正解できる機会を奪っちゃうことにならない？」

ダイヤ「うっ……」

果南「いいの？ダイヤの負けだよ？」

ダイヤ「………う、うるさいですわ。私が果南さんに負けを認めるなど、一生経ってもあり得ないことです」

果南「じゃあ

ダイヤ「け、けどっ。この問題の答えだけは教えて欲しい………ですわ////」

果南「……」

ダイヤ「っ……////」

果南「……」

果南（はぁ、やっぱダイヤってめんどくさい……）

果南「はいはい、わかったわかった。まあ私の名前が問題文に入っていた時点でちょっとはこっちが有利だったもんね」

ダイヤ「はい……？自分の名前なら、私だって選択肢に

果南「あ、いや選択肢はあんま重要じゃないよ。重要なのは問題文の方」

ダイヤ「？」

果南「答え言っちゃうよ？えっとね、まずは問題文に出てくるみんなの名字を名前に直して～……」

………
……
…
　

【答え！】

果南「まず矢野さんの名前が『妃菜喜』でしょ？」

ダイヤ「はぁ」

果南「ひらがなの読みがひなき。で、次に佐藤さんで、ラブライブに関係がある人物と言えば～」

ダイヤ「鹿角理亞役の佐藤日向さん、ですわね」

果南「うん。名前の読みはひなた。ここからはキャラの名前だよ」

果南「順に、近江かなたちゃん。で、私でしょ？名前はかなん。それから澁谷かのんちゃん、朝香かりんちゃん」

ダイヤ「それがどうかしたんですの？」

果南「気づかない？名前をひらがなにして順番に書いていくと～」

ダイヤ「順番に……ひなき、ひなた、かなた、かなん、かのん、かりん……あっ！」
　

ダイヤ「もしかして、みなさん一文字違いに！？」

果南「うん。妃菜喜さんの最後の文字を『た』にしたら日向さんに、私の名前の真ん中の文字を『の』にしたらかのんちゃんに～、っていう風に繋がってるんだよ」

ダイヤ「では、果林さんの名前の文字を一文字だけ変化させたもの、が好きなスクールアイドル……」

果南「『かり○』か『か○ん』か『○りん』だけど、これでもうわかるよね」

ダイヤ「はい。答えはC。私もルビィもプリンのことが大好きですもの」

果南「そ。だからCが正解だよ」ﾋﾟｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

果南「ほら、正解だって」

ダイヤ「……」ﾎﾟｶｰﾝ
　

ダイヤ「……」

果南「どしたの。鳩が豆鉄砲くらったような顔しちゃって」

ダイヤ「いえ、正解があまりにも簡単でしたので拍子抜けしてしまって……」

果南「答えを知った後のクイズなんてそんなもんじゃない？それにそーんな簡単な問題もダイヤは一人じゃ正解できてなかったわけだし」

ダイヤ「うるさいですわ。私だってもうちょっと考えれば答えにたどり着けたはずです」

果南「はいはい。今更言われても負け惜しみにしか聞こえないよ」

ダイヤ「なっ！？う、うるさいですわ！！次こそぜぇ～ったいに正解してみせますわ！！絶対に！！」

果南（うわ、ダイヤってばめっちゃフラグ立てるじゃん）

果南「こういうところがさ、相変わらず小物感丸出しとか

ダイヤ「う・る・さ・い・で・す・わ！！さっさと次の問題に行って下さいっ！！」ﾑﾆﾆﾆ

果南「わかったわかった～」
　

◇———◇

【第二問】「？」に入るスクールアイドルのコーレスと言えば？（難易度：☆☆）

「ニジガク→恋→ミア→？→海未→ランジュ→栞子→ニジガク→……」

≪選択肢≫
A：穂乃果
B：千歌
C：歩夢
D：かのん

◇———◇
　

【ヒント！】

ダイヤ「……」

ダイヤ（今度こそ、今度こそ一人で……）

ダイヤ「う～ん……」ﾑﾑﾑ

果南「……」

ダイヤ（先程の問題で私は学びましたわ。どうやら問題文中の『→』は何かの順番を表しているということ）

ダイヤ（ですが……なぜ『ニジガク』が二回も文中に出てくるのです？循環してるということですか？）

ダイヤ「っ……」

ダイヤ（ああ、またごちゃごちゃ、ごちゃごちゃしてきましたわ……）

ダイヤ「はぁ……」

千歌「あれ、ダイヤさんたち何してるの？」

果南「あっ、千歌」

千歌「なになに？ひょっとしてゲーム！？チカにもやらせて！」

果南「いや、ゲームじゃないんだけど……ダイヤ、いい？」

ダイヤ「え？ええ、まあ……」
　

～間～

曜「問題？」

梨子「謎を解けってこと？」

ダイヤ「はい、どうやらこの『？』に入るものを選択肢の中から選べという意味らしく」

千歌「ほぉ……」

曜「なるほど……」

果南「三人とも、わかりそう？」

曜「え？あ、私は、まあ……」

梨子「私も、なんとなくは……」

ダイヤ「え゛！？わ、わかるんですの！？」
　

梨子「えっ！？ま、まあ、なんとなくですけど。それっぽいな～って言うのは……」

曜「私はほぼ完全に解けたかなー」

ダイヤ「ヒント！ヒントを教えて下さいっ！」

曜「えっ！？ダイヤさんなんでそんな食い気味なんですか！？」

ダイヤ「う、うるさいですわ！！////いいからどこをどう考えたらいいのかだけを教えて下さいっ！！」

千歌「梨子ちゃんどこでわかったの？」

梨子「私？私は……」
　

梨子「えっと、まずは被ってる『ニジガク』を除くと、問題文に７個の要素が出てくるでしょ？」

梨子「で、『ニジガク』から始まって『ニジガク』で終わるってことは、7個で１回の循環になってるものなんだなーって思って……」

曜「あとはミアちゃんとランジュちゃんと栞子ちゃんでわかるんじゃない？」

千歌「R3BIRTHのメンバーってこと？」

曜「ううん、そうじゃなくて～」

ダイヤ「ミアさん、ランジュさん、栞子さん……あっ！」
　

【答え！】

ダイヤ「わかりました！答えはＡの穂乃果さんですわ！」

千歌「え、どうして？」

ダイヤ「問題文の順番はドレミファソラシドの音階を表していたんですわ。ミアさんもランジュさんも栞子さんもそれぞれ名前に【ミ】【ラ】【シ】の音が入っていますもの」

千歌「でもこの『ニジガク』っていうのは？」

曜「ニジガクの正式名称は『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』だから【ド】が入ってるよ！」

千歌「あっ、そっかぁ……じゃあ二番目の恋ちゃんはレズの【レ】ってことなんだね！」

果南「いや恋ちゃんにはそのまま【レ】の文字が入ってるけど」

千歌「えっ？……あ、ほんとだ」
　

ダイヤ「そして海未さんは園田の【ソ】、最後に『ファイトだよっ！』のコールアンドレスポンスでおなじみの穂乃果さんを入れて、ドレミファソラシドの完成です」

千歌「すっご～い！じゃあ答えはＡの穂乃果さんだね！」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

果南「正解だって。やるじゃん、ダイヤ」

ダイヤ「まあ正直後輩からのアシストをもらって正解しても全く嬉しくないのですけど……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ダイヤ（うぅぅ、それに曜さん梨子さんはノーヒントで正解までたどり着けていたわけで……わ、私も威厳を見せなくてはですわ。先輩として）
　

千歌「ところでダイヤさんたちはなんで謎解きやってたの？」

ダイヤ「鞠莉さんから出題をされているからですわ。ルビィに負けないように挑戦してみろ、と言われまして」

果南「全部であと４問あるらしいんだけど、千歌たちもやる？」

千歌「やるやる！チカもやる！」

果南「だって。というわけでダイヤ、後輩にも負けないように頑張ってね～」

ダイヤ「むっ、また余計なことを……というか果南さんにも負けたつもりはありませんわ！」

果南「はいはい。じゃ、次の問題いっくよ～！」ﾋﾟｯ!

千歌「ダイヤさんに負けないように頑張ろうね！梨子ちゃん、曜ちゃん！」

曜「お～っ！」

梨子（え、もしかして私たち三人でチームってこと！？）
　

◇———◇

【第三問】「？」に入るのは？（難易度：☆☆☆）

「ラブライブ！二期最終話では挿入歌として、○，♡と【？】が流れた」

≪選択肢≫
Ａ：グー！
Ｂ：チョキ！
Ｃ：パー！

◇———◇
　

【ヒント！】

ダイヤ（ラブライブ！……μ’sのことですわ。ということは私が絶対的に有利なはず）

ダイヤ（だってラブライブ！のアニメは三週以上履修済みで観賞用保存用布教用のDVDを家に飾っておいてあるのですわよ。これくらいならわかって当然ですわ）

ダイヤ（だけど、謎の記号だらけで、問題文が読めない……）

ダイヤ「……」

千歌「なんかさっきの問題と比べるとなぞなぞみたいだね」

曜「う、うん……」

梨子「記号……？記号にそれぞれ何か言葉が入るってこと……？」

ダイヤ「……」

ダイヤ（ラブライブ！の二期最終話に流れた曲は、使用された順に『愛してるばんざーい！』『Oh, Love & Peace!』『Happy maker!』の三曲。オープニングもエンディングも流れてないから、この三曲で全てなはず）

ダイヤ（ということは、○と♡と選択肢の【？】が、ぞれぞれの曲を表していると考えるのが自然……）

ダイヤ「……」
　

果南「そういえば選択肢もちょっと特殊だね。今までのに比べると」

曜「ということはグーとチョキとパーが別の何かを表してるってことじゃない？」

曜「例えば、グーが……」

果南「拳……グーパン？」

曜「チョキが……」

果南「目潰しかな？」

曜「で、パーが……」

果南「平手打ちとか？」

ダイヤ「果南さん、思考の邪魔をしないで下さい。暴力が答えになるはずありませんわ」

果南「えへへ～」
　

曜「でも、選択肢を言い換えるって発想は間違ってないような気がする……」

千歌「……あっ！わかった！」

ダイヤ「なっ！？」

梨子「ほんとに？」

千歌「えへへ、μ’sの曲名のこと考えてたらぱぁ～って閃いちゃった！」

ダイヤ「そ、それで！！【？】に入る曲名は愛してるばんざーい！、Oh, Love & Peace!、Happy maker!の中のどれですの！？」

千歌「ううん、どれでもないよ」

ダイヤ「へ？」
　

【答え！】

ダイヤ「では、その三曲以外にも私が知らない幻の挿入歌があるということに……」

千歌「そうじゃないよ、ダイヤさん」

ダイヤ「じゃあどういう意味なのですっ！？」

千歌「○と♡と【？】が、それぞれ曲名を表してたんじゃなくって～、全部で一つの曲名を表してるんだよ！」

ダイヤ「……はい？」

曜「千歌ちゃん千歌ちゃん、それってどういうこと？」

千歌「むふふっ、答えがわかると気持ちい～ね！」ﾆﾏｯ

ダイヤ「いいからさっさと教えて下さいっ！」

千歌「えっと、まず『○』は『マル』って読むんじゃなくって～」

梨子「零、ゼロ……」

曜「……もしかしてアルファベット？」

千歌「うん！アルファベットの『O（オー）』！」
　

千歌「で、次のハートが～……」

ダイヤ「……ラブ」

千歌「うん。ここまででオー、ラブでしょ？」

曜「ということは、Oh, Love & Peace!が答えってこと？」

千歌「そうだよ！その証拠に○の後ろが『，（コンマ）』になってるのと、グーとチョキとパーの後ろに『！』が付いてるでしょ？」

梨子「た、確かに……」

果南「そっか。『と』の部分を英語にすると『and』だもんね」

ダイヤ「……」

千歌「うん！だから【？】の部分にはPeaceに対応する選択肢が入るんだけど」

曜「あ！そこまで言われたら私もわかったよ！ピースサイン！」

梨子「そうね。チョキ……Ｖサインはピースサインとも言うものね」

千歌「だから答えはＢのチョキ！どうどう、チカ渾身の推理は！合ってる合ってる！？」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

千歌「やったぁー！にししっ、正解だって！」

ダイヤ「……なんか少し拍子抜けな気がしますわね」

果南「いいじゃん別に。正解なんだから」

ダイヤ「むぅ……」
　

千歌「これで私が１ポイントで、梨子ちゃんと曜ちゃんがさっきの問題で１ポイントでしょ～」

ダイヤ「へっ！？ポイント制だったんですの！？」

千歌「そうだよ！」

果南「あ、千歌。私も１ポイント持ってるよ」

曜「じゃあこれでダイヤさん以外が１ポイントずつだね！」

ダイヤ（……）

ダイヤ「……むぅぅ、いいですわ。次こそ私が

ルビィ「あれ、お姉ちゃんたち何やってるの？」

ダイヤ「ルビィ！！？」
　

花丸「マルもいるずら」

善子「ヨハネもいるわよ」

ダイヤ「……」

ダイヤ（また余計な人間が次々と……）

ルビィ「謎解き？」

梨子「鞠莉ちゃんからの挑戦状なんだって」

善子「そういうことならヨハネに任せなさい！華麗に解決してあげるわよ！」

花丸「おらも探偵物には自信があるずら。ずらんっ！」

ルビィ「ルビィも頭の柔らかさなら自信があるよ！」

果南「だってダイヤ。頭の中まで凝り固まってるダイヤお姉ちゃんには結構ピンチなんじゃない？」ﾆﾏｯ

ダイヤ「っ……」ﾋﾟｷｯ!
　

◇———◇

【第四問】次の文章が表しているのは？（難易度：☆☆☆☆）

「そのままの意味だとにこちゃんのお胸に、理亞をつけると劇場版の聖地に、恋をつけると隣同士に、英語にすると璃奈ちゃんになるものなーんだ？」

≪選択肢≫
Ａ：ここ
Ｂ：そこ
Ｃ：どこ

◇———◇
　

【ヒント！】

ダイヤ「は？」

ダイヤ（問題文も選択肢もわけがわかりませんわ）

よしまるびぃ「……」ﾋｿﾋｿﾋｿ


ダイヤ「……何をしてるのです？」

ルビィ「作戦会議だよ！」

ダイヤ「作戦会議？」

ルビィ「うん！一年生の知恵を結集してるの！」

花丸「三人寄れば文殊の知恵って言うずら」

善子「まだ小さくても力を合わせれば無限大よ！」

ダイヤ「はぁ……」
　

～一年生会議～

ルビィ「ねえねえ、花丸ちゃんわかった？」ﾋｿﾋｿ

花丸「わかんないずら」

ルビィ「善子ちゃんは？」ﾋｿﾋｿ

善子「全く。そう言うルビィはどうなのよ」

ルビィ「ルビィもぜんぜんわかんない」

よしまるびぃ「う～ん……」
　

花丸「こういう時は一個ずつゆっくりと考えるといいと思うずら」

ルビィ「だね。どこから考えてみる？」

善子「最初に出てくる……『にこの胸』ってところからじゃない？」

花丸「う～ん、にこさんのお胸と言えば……」

よしまるびぃ「……」

善子「……ぺったんこね」

ルビィ「ぺったんこだね」

花丸「ぺったんこずら」
　

ルビィ「次は理亞ちゃん？」

善子「理亞は『つける』って書いてあるわよ」

ルビィ「劇場版の聖地……μ’sのみんなが訪れたのは、アメリカのニューヨークで～」

花丸「マルたちはゔぇねつぃあってところに行ったよ」

ルビィ「えへへ、楽しかったよね。三人であっちこっち走り回ってさ」

花丸「三人でライブの場所を見つけて～」

ルビィ「ね～！」

花丸「ね～！」

善子「で、最後が恋を付けると隣同士で、英語にすると璃奈……ってちょっと！ヨハネの話聞いてるの！？」

ルビィ「だって思い出話の方が面白いんだもーん」

花丸「おらはイタリアの味が今でも忘れられないずら」

ルビィ「善子ちゃんだって海外満喫……あっ！」
　

ルビィ「ルビィわかった！答えわかったよ！」

善子「どこどこ？どこから？」

ルビィ「えっとね、理亞ちゃんをつけるとルビィたちが言った場所に……」

花丸「……あ、マルも今のでわかった気がする」

善子「なるほど、そういうことね」

ルビィ「で、『英語にすると～』のところが……」

花丸「ということは、『恋ちゃんをつけると』の部分はこういうことなんじゃないかなぁ……？前にルビィちゃんとアイドルのライブに行った時に言ってた気がするよ」

善子「で最後の選択肢の方はヨハネに心当たりが


ダイヤ「何がわかったのです？」

ルビィ「えへへ、ルビィたち答え分かっちゃった気がする。ね～？」

花丸「ね～！」

ダイヤ「なっ！！？」

ダイヤ（ル、ルビィがですの！！？）
　

【答え！】

ルビィ「えっとね、まず理亞ちゃんを足すとルビィたちが劇場版で行った場所になるんだけど」

千歌「劇場版……？」

ルビィ「お姉ちゃんたちが卒業旅行で行った場所だよ！」

ダイヤ「ひょっとしてイタリアですか？」

ルビィ「うん。そこから理亞ちゃんを引くと『イタ』でしょ？」

花丸「だからまず問題の答えは『イタ』になるずら」

ダイヤ「はぁ……」
　

曜「えっと、残りは……？」

善子「まず『そのままの意味だとにこの胸』は」

果南「あ、そっか。そのまんまだ」

善子「ええ。そのまんま『板』って意味ね」

花丸「で、板にレンをつけると……レンバン、連番って言葉になるよ」

ルビィ「連番のお席は隣同士って意味だもん。ね～！」

花丸「ね～！」

善子「で、板を英語にすると……」

千歌「ボード！璃奈ちゃんボードだ！」

ルビィ「うん！だから問題の答えは『板』だよ」

ダイヤ「でも、選択肢には『板』という言葉はありませんわよ」

善子「あるわよ。『板』に対応しているスラングが」

ダイヤ「えっ？」
　

千歌「スラング……？」

花丸「俗語って意味だよ。よくインターネットとかで使われる……」

梨子「……あ、そっか。掲示板」

曜「えっ？」

千歌「もしかして梨子ちゃん何かわかったの！？」

梨子「う、うん。えっとね、みんなで書き込める掲示板のことを略称で『板』って言うんだけど」

梨子「ラブライブ！に関する書き込みが多い掲示板、 の……このSSが投下されてもいる、ここ、ラブライブ板のことを指しているんじゃないかなぁ……？」

果南「そっか、だから答えはAの『ここ』になるわけなんだね」

千歌「梨子ちゃんすごーい！」

曜「インターネットにも詳しいなんて、さっすが梨子ちゃん！」

梨子「へっ！？////た、たまたまわかっただけよ！！たまたまなんだからっ！！」

善子（こいつ、絶対普段から覗いてるわね……）

ルビィ「だから、選択肢のＡのボタンを押して～」ﾋﾟｯ!

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

ルビィ「やったぁー！正解だって、花丸ちゃん！」

花丸「えへへ、やったね！ルビィちゃん！」

ダイヤ「……」
　

ダイヤ「……」

果南「ダイヤ？」

ダイヤ「……な、納得がいきませんわ」

果南「えっ？」

ダイヤ「審議！！審議ですわ！！三人で知恵を寄せ集めるなんて卑怯ですわ！！ズルいですわ～っ！！」

果南「でも正解は正解なんだから別にいいじゃん」

ルビィ「ルビィたち三人で頑張ったもん」

花丸「そうずらそうずら」

善子「そーよそーよ」

ダイヤ「で、ですが……！！千歌さんっ！！」

千歌「ふむ……いいでしょう。ではダイヤさんの願い、私が受理してさしあげましょう」

千歌「と、いうわけでダイヤさんはここからは一人のチームにするね！」

ダイヤ「は？」

千歌「で、私たち七人でもう一つのチーム！」

ダイヤ「はぁぁ！！？」
　

ダイヤ「ちょっと！私の話を聞いていませんでしたの！？」

千歌「あれ？ダイヤさん一人で問題考えたいって意味じゃなかったの？」

ダイヤ「違いますわ！！私はただ

梨子「じゃあ今までのポイント付けはどうなるの？」

曜「ダイヤさんチームが０ポイントで、私たちチームが４ポイントになるってことじゃない？」

ダイヤ「ちょっと！！勝手に

千歌「それじゃあ！次の問題いっくよ～！」

ダイヤ「あ、だから千歌さんーっ！！」
　

◇———◇

【第五問】次の３つの曲のうち、歌っているグループの構成人数が最も少ないものはどれ？（難易度：☆☆☆☆☆）

Ａ：わたしの（みんなの）曲
Ｂ：（ちぃちゃんの口ぐせ）の曲
Ｃ：（ＲＥ○○Ｉ）の曲

◇———◇
　

【ヒント！】

ダイヤ「はぁ？」

ダイヤ（さっぱりわかりませんわ……）

果南「こういうのこそ一つ一つ分けて考えてみたらいいんじゃない？」

千歌「そうだね！えっと～……」

梨子「……あっ」

曜「梨子ちゃんもしかして閃いた！？」

梨子「う、うん。ちょっと音楽用語に近かったからかな」

ダイヤ「ヒント！ヒントは何ですの！？」

梨子「『みんなの』って部分を色々と言い換えてみたらわかると思うよ」

ダイヤ「みんなの？」

果南「みんな……全員、おそろい、ありったけ……」

ダイヤ（our、all……総体、共有……）

ダイヤ「……」
　

ルビィ「あ、二個目の選択肢はルビィわかったよ！」

花丸「マルも！マルもわかったずら！」

ダイヤ「ふぇっ！？」

ルビィ「結構簡単だったよね～！」

花丸「ね～！」

ダイヤ「なっ……」

善子「最後のやつは私わかったわよ。ユニット曲だったし」

梨子「ユニット曲？……あっ」

曜「どうやって考えればいいの？」

果南「これ……きっとローマ字なんじゃない？」

曜「えっ？」

果南「ほら、○○のところにアルファベット二個当てはめたら言葉が完成しそうじゃない？」

曜「あっ、確かに」

千歌「でも……『レ○イ』なんて言葉、ある？」

善子「あるわよ。正解は……」
　

【答え！】

梨子「まず一番最初の選択肢は『私のSymphony』だよ」

千歌「なんで？」

曜「どうして？」

梨子「えっとね、まずはさっきの『みんなの』って言葉を言い換えるんだけど……」

千歌「ぜんぶ、ぜんぶ……」

ダイヤ「……もしかして『公共の』ということですか？」

梨子「うん。公共の曲で、交響曲。交響曲を英語で？」

千歌「なんて言うの？」

梨子「symphonyよ。だから答えは『私のSymphony』」

曜「なるほど～」
　

果南「それで、二つ目の選択肢は……」

ルビィ「千砂都ちゃんの口ぐせを考えればすぐにわかるはずだよ！」

果南「口ぐせ……」

曜「もしかして『うぃっすー！』ってやつ？」

ルビィ「うん。そこからそこから～」

花丸「うぃっすー！曲、うぃっすーの曲、うぃっす・ソング……Wish Songが完成するずら」

ダイヤ「……」ﾎﾟｶｰﾝ

ルビィ「どうかしたの、お姉ちゃん？」

ダイヤ「そ、そんな簡単な答えだったんですの……！？」

ルビィ「だから言ったじゃん、簡単だって。ね～？」

花丸「ね～！」

ダイヤ「……」ｱﾝｸﾞﾘ
　

善子「で、最後の選択肢の答えは……」

千歌「答えは？」

善子「まず、○と○に入るアルファベットだけど、それぞれNとＡが入るのよ」

曜「ＲＥＮＡＩ？」

千歌「レナイ？」

善子「レンアイよ、恋愛」

果南「あ、そっか。Ｎが一個で『ン』って読むもんね」

善子「そ。だから答えは『レンアイの曲』」

ルビィ「じゃあラブソング？」

花丸「でも、ラブライブ！のラブソングなんていっぱいあるずら……」

善子「『レンアイの曲』からＮとＡが抜け落ちてたでしょ？だから……」

善子「『ＮＡ』が無いレンアイの曲、『ナ』が無い恋愛の曲……名も無き恋の歌、less Love Songが正解よ」
　

ルビィ「そっか。だからさっきユニット曲って言ってたんだね。善子ちゃんたちGuilty Kissの曲だから」

善子「ええ。で、最終的な問題の答えになるわけだけど」

曜「Liella!のメンバーの人数が全部で５人で、善子ちゃんたちGuilty Kissが三人だから……」

善子「答えはＣの『less Love Song』になるわね」ﾋﾟｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

善子「ね？」

千歌「すご～い！」

『次が最後の問題よ！Are you ready？』

ルビィ「最終問題！最終問題だって！」
　

◇———◇

【第六問】今までの中で「ある」に共通するものが最も少なかったのは？（難易度：☆☆☆☆）

・「じもあい曲」にはあるけど「ぐーりんぱ曲」にはない
・「恋アクのカップリング曲」にはあるけど「未ホラのカップリング曲」にはない
・「ラブライブ！スーパースター！！一期OP」にはあるけど「ラブライブ！サンシャイン！！一期OP」にはない
・「R3BIRTHのデビュー曲」にはあるけど「A・ZU・NAのデビュー曲」にはない

≪選択肢≫
A：第一問
B：第二問
C：第三問
D：第四問
E：第五問
F：第六問
G：上記のいずれでもない

◇———◇
　

【ヒント！】

千歌「えっと、まず～……」

ダイヤ「ま、待って下さい！！」

果南「ダイヤ？」

ダイヤ「……」

ダイヤ（この問題……最後は絶対、私の力だけで解き明かしてみせますわ）

ダイヤ（だって、ここまで私だけ活躍と呼べる活躍がありませんし、それに……）

ダイヤ（お、お姉ちゃんとしての失われた威厳がかかっているんですもの。ま、負けるわけにはいきませんわ！）

ダイヤ「……」

果南「ダイヤ……」
　

ダイヤ（まず……）

ダイヤ「……」

ダイヤ（……これ、全部ラブライブ！シリーズの楽曲のことを指しているという解釈でいいのですわよね？どうみてもそれっぽいですわよね？）

ダイヤ（楽曲、楽曲……）

ダイヤ「……」

ダイヤ（……あれ？）

ダイヤ（何か今、閃きかけたような……）
　

ダイヤ「っ……」

ダイヤ（うぅぅ～っ！あとちょっと！あとちょっとで思いつきそうですのにっ……！！）

ダイヤ（あぁぁ～っ！！もう頭のここまで浮かんでいるのにっ！！何か、何か特徴が……）

ダイヤ「……」ﾋﾟｺｰﾝ!

ダイヤ（……あっ）

ダイヤ（そう言えば、ラブライブ！の楽曲って、共通する名前が多いですわよね）

ダイヤ（『僕らのLIVE 君とのLIFE』とか、『未来の僕らは知ってるよ』とか、『夢が僕らの太陽さ』とか、『だから僕らは鳴らすんだ！』とか……どれも雰囲気は似ているような……）

ダイヤ（でも、他にも何か、ラブライブ！のシリーズで共通しているような特徴が……）

ダイヤ「……あっ！！」

ﾋﾞｼｯ!!

果南「どうしたの、ダイヤ？」

ダイヤ「わかりました！！わかりましたわ～！！」ﾙﾝﾙﾝ
　

【答え！】

ダイヤ「みなさん。考えてみて下さいませ。私たちの楽曲には……名称に多く使用されている記号がありませんか？」

千歌「記号？」

ダイヤ「はい。例えば、アクアヒーローズとか、マイマイトゥナイトとか、ドキピポエモーションとか、常夏サンシャインとか……」

曜「あれ、今ダイヤさんが挙げてくれた曲って何か共通してたっけ？」

梨子「いや、特に何も……」

ルビィ「……あ！お姉ちゃんが言ってた曲、全部正式な名前にすると『☆』の記号が付いてるよ！」

ダイヤ「はい。記号でなくとも、Tiny StarsやDancing stars on me!、Starlight Prologueなどラブライブの曲には『星』をテーマにした楽曲は数多く存在していますわよね」

千歌「うん。だって輝きを追い求めることがラブライブ！のテーマだもん」
　

梨子「あ、そっか。じゃあ【ある】に含まれている曲には全部『星』が含まれてるんだ」

ダイヤ「ええ。まず、じもあい……曜さんと善子さんのデュオ曲には記号として（地元愛♡満タン☆サマーライフ）、恋になりたいAQUARIUMのカップリング曲には」

梨子「届かない星だとしても。これはそのままね」

ルビィ「でも、残りの二つは？」

ダイヤ「まず『START!! True dreams』……アルファベットの中に『STAR』が含まれていますわ」

善子「『MONSTER GIRLS』の方は？」

ダイヤ「声に出して読んでみて下さいませ」

善子「えっ？モンスターガールズ……あっ」

ダイヤ「はい。音として『スター』が隠れていますわ」

ダイヤ「だから『ある』に共通している答えは星、スターですわ。ですから星の個数が最も少なかったものを選択肢の中から選べばよいのですが……」
　

曜「星……？」

千歌「あ、私わかった！今までの問題ぜーんぶ、難易度が☆の個数で表されてたよ！」

ダイヤ「ええ。わざわざ難易度を星の数で表示させていたことも、全部鞠莉さんが仕掛けた伏線だったということですの」

梨子「でも、問題の難易度って……」

果南「第一問と第二問が、どっちも☆二個だったはずだから、答え一つに絞りこめなくない？」

ダイヤ「いいえ、☆が一個のものがちゃーんと提示されていましたわ」

果南「え？」

ダイヤ「果南さんも一緒に確認したでしょう？全ての問題を解き始める前に、鞠莉さんから送られてきた……」
　

◇———◇

【注意！】
・マリーpresentsの、ラブライブ！×謎解きゲームよ。あまりナレッジを必要としないで解けるはずだからみんなもぜひトライしてみてね。（わからないことがあればググるのデース！）
・無理やりラブライブ！で問題を作ったから、多少はこじつけがましい部分があるかも。ソーリー。
・おまけのSSは問題パート・ヒントパート・答えパートに分かれています。詰まった時は少し画面を閉じて考えてみると頭の中でシャイニーするかも！？
・問題は全部で６問よ。難易度を星（☆）の数で示しているから、良かったら参考にしてね。

ではでは、レッツシャイニー！

◇———◇
　

果南「まさか……最初の挑戦状！？」

ダイヤ「はい。あそこの文章には『難易度を星（☆）の数で示している』と書かれていました。つまり、ここに☆が一個」

ダイヤ「だから……答えはGの、上記のいずれでもない！Q.E.D.証明終了ですわ！」ﾎﾟﾁｯ!

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

ダイヤ「へ？」

ルビィ「お姉ちゃんすごーい！」

千歌「正解！正解だって！」

ダイヤ「ほ、ほんとに……？」

果南「うん。タブレットにもCongratulations！って出ているよ」

ダイヤ「そっか、正解。私、一人で……」

果南「うん。すごいね、ダイヤ」

ダイヤ（……）

ダイヤ「……くっ、くぅぅ～！！」
　

ダイヤ「果南さん！私、私やりましたわ！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

ダイヤ「鞠莉さんからの問題！！ついに私一人で解きましたのよ！！すごくないですか！！？」

果南「うん。すごいねダイヤ」

ダイヤ「もっと褒めて下さいっ！！私ついにやりきったんですのよ！？」

果南「よしよし、偉い偉い」

ダイヤ「もっと！！もっと褒めて！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

果南「はいはい、よく頑張ったね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ダイヤ「くぅぅ～！！果南さんっ！！私、私やーっぱり天才ですわ！！ねっ！ねっ！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

果南「うん」

ダイヤ「かしこいかわいい生徒会長ですわよね！？もーっと撫でて下さいませっ！！」

果南「うん。可愛い可愛い」

ダイヤ「えへへ～、私、ついにお姉ちゃんとしての威厳も……」

ようちかりこよしまるびぃ「……」

ダイヤ「……はっ////」

ようちかりこよしまるびぃ「じーっ…………」

ダイヤ「っ……こ、こほんっ///これくらいの謎、私の手にかかれば朝飯前ですわっ////」

ようちかりこよしまるびぃ（嘘つけ……）
　

果南「それで、最初に言ってたご褒美だけど……」

ﾌﾞｰﾝ!!

ルビィ「ぴぎっ！？」

善子「ドローン！？」

鞠莉「チャオ～！頑張ったストゥーデンツには、マリーからご褒美の差し入れよ！」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

花丸「もしかして食べ物ずら！？」

ルビィ「やった～！」

梨子「……ってわざわざドローンで運んでくる必要ある？」

果南「まったく、これだから金持ちは……」
　

鞠莉「差し入れは～……じゃじゃーん！わざわざ京都の専門店から取り寄せた、超高級抹茶プリンデース！」

ダイヤ「！？」

鞠莉「って言いたかったんだけど……」

ﾊﾟｶｯ

鞠莉「ごめんね。ほんとは果南とダイヤと三人で食べるつもりだったから、三つしか用意できてないの」

千歌「えぇ～！？」

鞠莉「ソーリー。ちかっちたちには今度また別のもので埋め合わせしてあげるわ」

花丸「むぅ、マルも食べたかったずらぁ～！」

果南「そうなの？じゃあ私の分はマルにあげるよ」

花丸「いいの！？」

果南「うん。こういうものは後輩に譲るのが最上級生の役目だしね」

ダイヤ「！？」

花丸「あ、ありがとずら～！水ゴリ

ﾑﾆｯ

果南「こーら。せっかく優しくしてあげてるんだから気を損ねるようなこと言わないの」ﾑﾆﾆﾆ

花丸「ふににににに～！！」

ダイヤ「……」
　

鞠莉「じゃあ私の分は善子にあげるわね」

ダイヤ「！！？」

善子「ふふっ、ありがと。鞠莉」

ダイヤ「……」

ルビィ「えっと、ルビィは……」

ダイヤ「……」

ルビィ「ルビィは……」

ダイヤ「っ……」

曜「うわー。自分だけ独占使用だなんて、感じわるーい」

梨子「大切な妹にそういう態度とるんだー」

ダイヤ「っ！？わ、わかってますわ！！はい、ルビィ！！」

ルビィ「えっ？いいの！？」

ダイヤ「ええ！！お姉ちゃんですからね！！ぜんっぜん悔しくなんてありませんわ！！」

ルビィ「えへへ、ありがと！お姉ちゃん！」

ダイヤ（ううぅ、私の抹茶プリンがぁ……）
　

ルビィ「じゃあ、いただきま……」

ダイヤ「あっ……」

ルビィ「い、いただきま

ダイヤ「ああっ……」

ルビィ「……」

ダイヤ「うぅぅ……」

ルビィ「……えへ。じゃあルビィのはお姉ちゃんと半分こだね」

ダイヤ「なっ、いいんですの！？」

ルビィ「うん！」

ダイヤ「ふぇっ、ルビィ……」ｳﾙｳﾙ

ルビィ「えへへ～」

梨子「ふふっ、素敵な妹さんですね」

花丸「とっても美しき姉妹愛ずら」

ルビィ「じゃあ先にルビィが半分だけプリン食べて、その後お姉ちゃんにあげるね！いっただきまーす！」
　

ﾊﾟｸｯ

ルビィ「ん～！美味しいー！もう一口だけ……」

ﾊﾟｸｯ

ダイヤ「ル、ルビィ

ルビィ「このプリンすっごく美味しい！ほっぺが落ちそうだよ～！」

ダイヤ「ル、ルビィ！！そろそろその辺に

ルビィ「えっ？」

ﾊﾟｸｯ!

ダイヤ「あっ……」

ルビィ「……あ、間違えて全部食べちゃった」

千歌「食べちゃったね」

善子「食べちゃったわね」

花丸「食べちゃったずら」

ダイヤ「……」
　

ルビィ「……え、えへへっ。ごめんねお姉ちゃん。また今度

ダイヤ「ルビィ～っ！！！」

ルビィ「ぴぎっ！？」

ダイヤ「私のプリン！！私のプリンがぁ～！！」

ルビィ「お、お姉ちゃんプリン全部くれるって！！

ダイヤ「言ってないですわ！！私のプリン返しなさい、ルビィ～っ！！」

ルビィ「ぴぎっ！？食べちゃったものは無理だよぉ～！！」



この後ちゃーんと鞠莉ちゃんがみんなの分のプリンを用意してくれましたとさ。めでたしめでたし