1: 2017/08/29(火) 19:17:28.49 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「だってさー、私たち全員彼女いるでしょ?」
鞠莉「私が曜で、果南がチカっち、ダイヤがヨハネ」
果南「んー、まあ」
ダイヤ「そうですわね」
鞠莉「なのにそういう話ってあんまりしたことないじゃない?」
ダイヤ「他人に話すようなこともありませんし」
鞠莉「折角みんな彼女もちなんだから情報をシェアしないと!」
果南「あー、まあ初めての彼女だしこれでいいのかなっていうのは気にならなくもないけど」
鞠莉「私が曜で、果南がチカっち、ダイヤがヨハネ」
果南「んー、まあ」
ダイヤ「そうですわね」
鞠莉「なのにそういう話ってあんまりしたことないじゃない?」
ダイヤ「他人に話すようなこともありませんし」
鞠莉「折角みんな彼女もちなんだから情報をシェアしないと!」
果南「あー、まあ初めての彼女だしこれでいいのかなっていうのは気にならなくもないけど」
7: 2017/08/29(火) 19:20:42.70 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「じゃあまずは果南から」
果南「私から!? 普通こういうのって言いだしっぺの鞠莉からするものじゃない!?」
鞠莉「えー? じゃあマリーから?」
ダイヤ「それが妥当ですわね」
鞠莉「むー、最初に果南のを聞いておきたかったのに……」
ダイヤ「言いだしっぺなんだから当然ですわ」
果南「私から!? 普通こういうのって言いだしっぺの鞠莉からするものじゃない!?」
鞠莉「えー? じゃあマリーから?」
ダイヤ「それが妥当ですわね」
鞠莉「むー、最初に果南のを聞いておきたかったのに……」
ダイヤ「言いだしっぺなんだから当然ですわ」
15: 2017/08/29(火) 19:22:22.15 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「まあ、マリーと曜は普通だよ?」
果南「普通って?」
鞠莉「映画館デートしたり、カラオケデートしたり、あとは乗馬デートしたり」
ダイヤ「確かに普通ですわね」
果南「鞠莉のことだからもっと突拍子もないことしてるのかと思ってた」
鞠莉「私だって普通の恋する女の子なの!」
果南「普通って?」
鞠莉「映画館デートしたり、カラオケデートしたり、あとは乗馬デートしたり」
ダイヤ「確かに普通ですわね」
果南「鞠莉のことだからもっと突拍子もないことしてるのかと思ってた」
鞠莉「私だって普通の恋する女の子なの!」
28: 2017/08/29(火) 19:25:00.03 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「おはようのキス、さよならのキスもかかさずしてるよ?」
鞠莉「ほんとは会う度にしたいんだけど曜が嫌がっちゃって」
ダイヤ「は?」
鞠莉「ほんと『は?』だよね!? 恋人なんだから会えばキスしたいっていうのは当然――」
果南「いやいやいや、そうじゃなくて! おはようのキスにさよならのキス!?」
鞠莉「するでしょ?」
ダイヤ「しませんわよ!」
鞠莉「ほんとは会う度にしたいんだけど曜が嫌がっちゃって」
ダイヤ「は?」
鞠莉「ほんと『は?』だよね!? 恋人なんだから会えばキスしたいっていうのは当然――」
果南「いやいやいや、そうじゃなくて! おはようのキスにさよならのキス!?」
鞠莉「するでしょ?」
ダイヤ「しませんわよ!」
45: 2017/08/29(火) 19:28:11.77 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「ダイヤしないの!? ヨハネがかわいそう!」
鞠莉「果南はするでしょ?」
果南「私もしないけど」
鞠莉「チカっちもかわいそうだよ!」
ダイヤ「2対1ということは鞠莉さんが普通じゃないんですのよ?」
鞠莉「えー、恋人なんだからキスしたいって思わないの?」
果南「それとこれとは話が別」
鞠莉「果南はするでしょ?」
果南「私もしないけど」
鞠莉「チカっちもかわいそうだよ!」
ダイヤ「2対1ということは鞠莉さんが普通じゃないんですのよ?」
鞠莉「えー、恋人なんだからキスしたいって思わないの?」
果南「それとこれとは話が別」
60: 2017/08/29(火) 19:30:59.07 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「もしかして恋人でもキスしないのが普通なの……?」
果南「そういうわけでは」
ダイヤ「当然そうですわ」
果南「え?」
ダイヤ「え?」
果南「ダイヤしないの?」
ダイヤ「果南さんも先ほどしないと」
果南「そういうわけでは」
ダイヤ「当然そうですわ」
果南「え?」
ダイヤ「え?」
果南「ダイヤしないの?」
ダイヤ「果南さんも先ほどしないと」
71: 2017/08/29(火) 19:32:59.50 ID:ehYvJaEX.net
果南「おはようのキスとかさよならのキスはしないだけでそういう雰囲気になればするよ!」
ダイヤ「ふ、不潔ですわ! キスというものは結婚してからでしょう!?」
鞠莉「ダイヤ、結婚するまでしないつもりなの!?」
ダイヤ「当然。そりゃあしたいという気持ちがないわけではないですわよ? 善子さんのこと好きですし」
ダイヤ「けれどキスは結婚をしてからするものですわ」
果南「鞠莉も行きすぎだけどダイヤも行きすぎ!」
果南「流石にそれは善子がかわいそうだって!」
ダイヤ「ふ、不潔ですわ! キスというものは結婚してからでしょう!?」
鞠莉「ダイヤ、結婚するまでしないつもりなの!?」
ダイヤ「当然。そりゃあしたいという気持ちがないわけではないですわよ? 善子さんのこと好きですし」
ダイヤ「けれどキスは結婚をしてからするものですわ」
果南「鞠莉も行きすぎだけどダイヤも行きすぎ!」
果南「流石にそれは善子がかわいそうだって!」
84: 2017/08/29(火) 19:35:37.53 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「ヨハネはキスしたがらないの?」
ダイヤ「えぇ」
果南「……善子ヘタレっぽいからなあ」
ダイヤ「ただ、手を繋ごうとはしてきますわ」
鞠莉「おお、ヨハネやるぅ!」
ダイヤ「全く、不潔ですわよね?」
果南「はあ!?」
鞠莉「握らせてあげないの!?」
ダイヤ「えぇ」
果南「……善子ヘタレっぽいからなあ」
ダイヤ「ただ、手を繋ごうとはしてきますわ」
鞠莉「おお、ヨハネやるぅ!」
ダイヤ「全く、不潔ですわよね?」
果南「はあ!?」
鞠莉「握らせてあげないの!?」
100: 2017/08/29(火) 19:38:13.23 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「まだ付き合って間もないのに手を繋ごうなど――」
果南「ダイヤ、善子と付き合ってどれくらい?」
ダイヤ「1ヶ月と15日ですわね。きちんと覚えていますわ」ドヤッ
鞠莉「ヨハネ……」
果南「ダイヤ、ちゃんと善子に好きって伝えてる?」
ダイヤ「こ、言葉にしなくても伝わっているはずですわ!」カアアアアアアア
果南「鞠莉……」
鞠莉「うん……」
果南「ダイヤ、善子と付き合ってどれくらい?」
ダイヤ「1ヶ月と15日ですわね。きちんと覚えていますわ」ドヤッ
鞠莉「ヨハネ……」
果南「ダイヤ、ちゃんと善子に好きって伝えてる?」
ダイヤ「こ、言葉にしなくても伝わっているはずですわ!」カアアアアアアア
果南「鞠莉……」
鞠莉「うん……」
110: 2017/08/29(火) 19:40:16.86 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「なんですの? 2人で顔を見合わせて」
果南「それはまずいよダイヤ」
鞠莉「ヨハネ、多分すっごく悩んでるよそれ」
ダイヤ「なぜですの!?」
果南「だってキスはおろか手も繋がないんでしょ?」
ダイヤ「まだ早いので」
鞠莉「その上好きとも伝えてない」
ダイヤ「わざわざ言葉にして伝えることでもないですし」
果南「それはまずいよダイヤ」
鞠莉「ヨハネ、多分すっごく悩んでるよそれ」
ダイヤ「なぜですの!?」
果南「だってキスはおろか手も繋がないんでしょ?」
ダイヤ「まだ早いので」
鞠莉「その上好きとも伝えてない」
ダイヤ「わざわざ言葉にして伝えることでもないですし」
116: 2017/08/29(火) 19:41:13.99 ID:ehYvJaEX.net
果南「ダイヤは善子から好きって言われる?」
ダイヤ「? 言われますわね」
ダイヤ「電話の最後や別れ際に『好き』といわれますわ」
鞠莉「ダイヤはそれをどう思う?」
ダイヤ「善子さんは心配性なのだな、と」
ダイヤ「わざわざ言葉にしなくてもわかっているのに、と」
果南「……普通は言葉にしないと不安になるよ?」
ダイヤ「……そうなんですの?」
ダイヤ「? 言われますわね」
ダイヤ「電話の最後や別れ際に『好き』といわれますわ」
鞠莉「ダイヤはそれをどう思う?」
ダイヤ「善子さんは心配性なのだな、と」
ダイヤ「わざわざ言葉にしなくてもわかっているのに、と」
果南「……普通は言葉にしないと不安になるよ?」
ダイヤ「……そうなんですの?」
122: 2017/08/29(火) 19:42:40.18 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「もし私がダイヤと付き合ってたとしたら不安かな」
果南「善子、ルビィとかに相談してるんじゃない?」
ダイヤ「……そういえば最近ルビィから執拗に善子さんとどうなのか聞かれますわね」
鞠莉「ほら、やっぱりヨハネ不安なんだよ!」
ダイヤ「そ、そんな、わたくしはどうすれば……!」
果南「今すぐ電話! 善子に自分の言葉で好きって伝えなきゃダメだよ!」
ダイヤ「わ、わかりましたわ……!」ピッ
果南(あ、ここでするんだ)
鞠莉(相当焦ってる)ニヤニヤ
果南「善子、ルビィとかに相談してるんじゃない?」
ダイヤ「……そういえば最近ルビィから執拗に善子さんとどうなのか聞かれますわね」
鞠莉「ほら、やっぱりヨハネ不安なんだよ!」
ダイヤ「そ、そんな、わたくしはどうすれば……!」
果南「今すぐ電話! 善子に自分の言葉で好きって伝えなきゃダメだよ!」
ダイヤ「わ、わかりましたわ……!」ピッ
果南(あ、ここでするんだ)
鞠莉(相当焦ってる)ニヤニヤ
126: 2017/08/29(火) 19:43:21.80 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「も、もしもし、善子さん?」
ダイヤ「あ、あの、実は善子さんに伝えたいことがあって」
ダイヤ「え? 何を泣いていますの!?」
ダイヤ「別れ話!? 違いますわ!」
ダイヤ「その、善子さんのこと、好き、ですわよ?」カアアアアアアアア
ダイヤ「言葉にして伝えたことなかったな、と思って」
ダイヤ「だから、その。ずっとわたくしと一緒にいてくださいね……?」
鞠莉「」ニヤニヤ
果南「」ニコニコ
ダイヤ「あ、あの、実は善子さんに伝えたいことがあって」
ダイヤ「え? 何を泣いていますの!?」
ダイヤ「別れ話!? 違いますわ!」
ダイヤ「その、善子さんのこと、好き、ですわよ?」カアアアアアアアア
ダイヤ「言葉にして伝えたことなかったな、と思って」
ダイヤ「だから、その。ずっとわたくしと一緒にいてくださいね……?」
鞠莉「」ニヤニヤ
果南「」ニコニコ
131: 2017/08/29(火) 19:44:13.58 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「も、もう一度!? そんなの言う必要ないでしょう!?」
ダイヤ「……も、もう一度だけですわよ?」
ダイヤ「愛していますわ、善子さん」
ダイヤ「これでいいでしょう!?」カアアアアアアアアア
ダイヤ「えぇ、ではまた」ピッ
鞠莉「うんうん、青春だね」
果南「これなら善子も安心だね」ウンウン
ダイヤ「めっちゃくちゃ恥ずかしいですわ……」
ダイヤ「……も、もう一度だけですわよ?」
ダイヤ「愛していますわ、善子さん」
ダイヤ「これでいいでしょう!?」カアアアアアアアアア
ダイヤ「えぇ、ではまた」ピッ
鞠莉「うんうん、青春だね」
果南「これなら善子も安心だね」ウンウン
ダイヤ「めっちゃくちゃ恥ずかしいですわ……」
137: 2017/08/29(火) 19:45:09.81 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「で、果南はどんな感じなの?」
ダイヤ「そ、そうですわよ。果南さんの普通じゃないところも探さないと気がすみませんわ!」
果南「えー、私たちは普通だって」
果南「まあ、幼馴染だしちょっと2人とは距離感が違うかもだけど」
ダイヤ「あぁ、妹みたいなものですわよね」
果南「うん。千歌もそうだけど曜も妹みたいなものだから鞠莉と付き合うっていうのも複雑だったし」
鞠莉「あー、妹が取られた、みたいな?」
果南「鞠莉が相手だから不安っていうのもあるけどね」
鞠莉「What!? それどういう意味!?」
ダイヤ「そ、そうですわよ。果南さんの普通じゃないところも探さないと気がすみませんわ!」
果南「えー、私たちは普通だって」
果南「まあ、幼馴染だしちょっと2人とは距離感が違うかもだけど」
ダイヤ「あぁ、妹みたいなものですわよね」
果南「うん。千歌もそうだけど曜も妹みたいなものだから鞠莉と付き合うっていうのも複雑だったし」
鞠莉「あー、妹が取られた、みたいな?」
果南「鞠莉が相手だから不安っていうのもあるけどね」
鞠莉「What!? それどういう意味!?」
142: 2017/08/29(火) 19:46:01.22 ID:ehYvJaEX.net
果南「まあまあ、冗談はさておき。私と千歌の話でしょ?」
果南「昔と変わらないところは多いかな、付き合ったから明確にこれが変わったっていうのも特にないし」
果南「好き、って伝えるようになったのと、雰囲気によって千歌が甘えてきたり、キスしたり」
果南「あぁ、あとは鞠莉みたいにおはようのキス、さよならのキスとまでは行かないけど会えばハグしてるよ」
ダイヤ「ハグ? 会う度に?」
果南「恋人同士のスキンシップってやつ?」
ダイヤ「おかしいですわ! 普通そんなことしませんわ!」
果南「昔と変わらないところは多いかな、付き合ったから明確にこれが変わったっていうのも特にないし」
果南「好き、って伝えるようになったのと、雰囲気によって千歌が甘えてきたり、キスしたり」
果南「あぁ、あとは鞠莉みたいにおはようのキス、さよならのキスとまでは行かないけど会えばハグしてるよ」
ダイヤ「ハグ? 会う度に?」
果南「恋人同士のスキンシップってやつ?」
ダイヤ「おかしいですわ! 普通そんなことしませんわ!」
151: 2017/08/29(火) 19:47:35.31 ID:ehYvJaEX.net
果南「いや、ダイヤがずれてるんだって。ね? 鞠莉?」
鞠莉「うん、会う度にかるーいスキンシップはするよ? それなら曜もそこまで嫌がらないし」
ダイヤ「お2人とも恋人との距離が近すぎるんですのよ!」
鞠莉「でもダイヤさっき言ってたよね?」
ダイヤ「何を?」
鞠莉「2対1ということは私が普通じゃない、って」
果南「あぁ、今はダイヤが1だね」
ダイヤ「っ!」
鞠莉「うん、会う度にかるーいスキンシップはするよ? それなら曜もそこまで嫌がらないし」
ダイヤ「お2人とも恋人との距離が近すぎるんですのよ!」
鞠莉「でもダイヤさっき言ってたよね?」
ダイヤ「何を?」
鞠莉「2対1ということは私が普通じゃない、って」
果南「あぁ、今はダイヤが1だね」
ダイヤ「っ!」
158: 2017/08/29(火) 19:48:40.40 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「で、では、会う度にスキンシップをするのは普通ですの……?」
果南「まあダイヤと善子の場合はちょっと事情が違うけど、スキンシップくらいは普通かな?」
鞠莉「ダイヤとヨハネの場合はまずは手を繋がないとだけどね」
ダイヤ「て、手を……?」ドキドキ
果南「善子も繋ぎたがってるんでしょ?」
ダイヤ「それは、そうですけど……」
鞠莉「バッと行ってギュッと握ればいいんだよ!」
ダイヤ「バッと行って、ギュッと……」
果南「まあダイヤと善子の場合はちょっと事情が違うけど、スキンシップくらいは普通かな?」
鞠莉「ダイヤとヨハネの場合はまずは手を繋がないとだけどね」
ダイヤ「て、手を……?」ドキドキ
果南「善子も繋ぎたがってるんでしょ?」
ダイヤ「それは、そうですけど……」
鞠莉「バッと行ってギュッと握ればいいんだよ!」
ダイヤ「バッと行って、ギュッと……」
165: 2017/08/29(火) 19:49:48.19 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「ヨハネ、呼び出しておいたから行ってらっしゃい」
ダイヤ「はあ!? なんで呼び出しましたの!?」
鞠莉「スキンシップもしないとヨハネ不安になっちゃうよ?」
果南「そうそう、好きって伝えたのは大きな進歩だけど手も繋がないんじゃまたすぐ不安になっちゃうって」
ダイヤ「恋人ってそういうものですの?」
鞠莉「そういうもの☆」
果南「ファイト、ダイヤ!」
ダイヤ「……わかりましたわ、行ってきます!」
ダイヤ「はあ!? なんで呼び出しましたの!?」
鞠莉「スキンシップもしないとヨハネ不安になっちゃうよ?」
果南「そうそう、好きって伝えたのは大きな進歩だけど手も繋がないんじゃまたすぐ不安になっちゃうって」
ダイヤ「恋人ってそういうものですの?」
鞠莉「そういうもの☆」
果南「ファイト、ダイヤ!」
ダイヤ「……わかりましたわ、行ってきます!」
172: 2017/08/29(火) 19:50:52.93 ID:ehYvJaEX.net
――
善子「もう、マリー。折角人が幸せな気分に浸ってる時に何よ!」
ダイヤ「……」ドキドキ
善子「ってダイヤ!?」ビクッ
ダイヤ「ごめんなさい、鞠莉さんが急に呼び出して」
善子「う、うぅん! ヨハネも会いたかったから!」アセアセ
善子「え、えっと。ダイヤどうしたの?」
ダイヤ「あ、あの、ですね……?」ドキドキ
善子「う、うん」ドキドキ
善子「もう、マリー。折角人が幸せな気分に浸ってる時に何よ!」
ダイヤ「……」ドキドキ
善子「ってダイヤ!?」ビクッ
ダイヤ「ごめんなさい、鞠莉さんが急に呼び出して」
善子「う、うぅん! ヨハネも会いたかったから!」アセアセ
善子「え、えっと。ダイヤどうしたの?」
ダイヤ「あ、あの、ですね……?」ドキドキ
善子「う、うん」ドキドキ
177: 2017/08/29(火) 19:51:35.91 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「善子さんは、私に触れたいですか?」
善子「はあ!?」
ダイヤ「その、手を繋いだり、ハグしたり、き、キスとかしたり」
善子「きゅ、急に何言って――あっ!」
善子「マリーと一緒にいたってことは何か吹き込まれたんでしょ!?」
ダイヤ「実は、鞠莉さんと果南さんとわたくしでガールズトークをしていまして」
善子「……あぁ、なるほど」
善子「はあ!?」
ダイヤ「その、手を繋いだり、ハグしたり、き、キスとかしたり」
善子「きゅ、急に何言って――あっ!」
善子「マリーと一緒にいたってことは何か吹き込まれたんでしょ!?」
ダイヤ「実は、鞠莉さんと果南さんとわたくしでガールズトークをしていまして」
善子「……あぁ、なるほど」
183: 2017/08/29(火) 19:52:23.98 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「会ったら軽いスキンシップをするのは当然だと」
善子「……まあ確かにヨハネは手を繋ぐくらいはしたいけど」
ダイヤ「っ! そうなんですのね!?」
ダイヤ「で、では、その」スッ
善子「……」バッ
ダイヤ「なんで避けますの!?」
善子「だって、マリーと果南に言われたから繋ごうとしてるんでしょ?」
ダイヤ「えぇ、まあそうなりますわね」
善子「……まあ確かにヨハネは手を繋ぐくらいはしたいけど」
ダイヤ「っ! そうなんですのね!?」
ダイヤ「で、では、その」スッ
善子「……」バッ
ダイヤ「なんで避けますの!?」
善子「だって、マリーと果南に言われたから繋ごうとしてるんでしょ?」
ダイヤ「えぇ、まあそうなりますわね」
191: 2017/08/29(火) 19:53:33.88 ID:ehYvJaEX.net
善子「じゃあ、やだ」
ダイヤ「な、なんでですの!?」
善子「ダイヤは繋ぎたくないんでしょ?」
ダイヤ「それはその……。わたくしたちにはまだ早いというか……」
ダイヤ「けど、手を繋がないことで善子さんが不安になるなら……!」
善子「でもダイヤの意見としてはまだ早いって思うんでしょ?」
ダイヤ「はい」
ダイヤ「な、なんでですの!?」
善子「ダイヤは繋ぎたくないんでしょ?」
ダイヤ「それはその……。わたくしたちにはまだ早いというか……」
ダイヤ「けど、手を繋がないことで善子さんが不安になるなら……!」
善子「でもダイヤの意見としてはまだ早いって思うんでしょ?」
ダイヤ「はい」
198: 2017/08/29(火) 19:54:32.60 ID:ehYvJaEX.net
善子「じゃあ、ヨハネ達にはまだ早いのよ」
善子「マリーや果南達とは違うんだから、こっちはこっちのペースでいいのよ」
善子「好きって言ってくれただけでも嬉しかったから」ニコッ
ダイヤ「善子さん……」
ダイヤ「んっ……!」ギュッ
善子「だ、ダイヤっ!?」
善子「だ、だから無理しなくても――」
ダイヤ「無理なんてしていませんわ」
善子「マリーや果南達とは違うんだから、こっちはこっちのペースでいいのよ」
善子「好きって言ってくれただけでも嬉しかったから」ニコッ
ダイヤ「善子さん……」
ダイヤ「んっ……!」ギュッ
善子「だ、ダイヤっ!?」
善子「だ、だから無理しなくても――」
ダイヤ「無理なんてしていませんわ」
202: 2017/08/29(火) 19:55:06.81 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「わたくし、善子さんと手を繋ぎたいですわ」
ダイヤ「善子さんに触れたいって、そう思って」
善子「……!」カアアアアアアアア
ダイヤ「愛していますわ、善子さん」ギュゥッ
善子「よ、ヨハネも愛してるんだからっ!」ギュッ
ダイヤ「善子さんの手、意外と小さいんですのね」
善子「ダイヤの手は、すべすべで優しい手」
ダイヤ「善子さんに触れたいって、そう思って」
善子「……!」カアアアアアアアア
ダイヤ「愛していますわ、善子さん」ギュゥッ
善子「よ、ヨハネも愛してるんだからっ!」ギュッ
ダイヤ「善子さんの手、意外と小さいんですのね」
善子「ダイヤの手は、すべすべで優しい手」
208: 2017/08/29(火) 19:55:53.02 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「手を握るだけでこんなに心が満たされるんですのね」
善子「……うん」
ダイヤ「……わたくし、これ以上を望んでしまいそうですわ」
善子「これ以上って?」
ダイヤ「善子さんを抱きしめたい」
善子「っ! そ、それは本当にまだ早いから!」
ダイヤ「ふふ、そうですわね」クスクス
善子「……うん」
ダイヤ「……わたくし、これ以上を望んでしまいそうですわ」
善子「これ以上って?」
ダイヤ「善子さんを抱きしめたい」
善子「っ! そ、それは本当にまだ早いから!」
ダイヤ「ふふ、そうですわね」クスクス
213: 2017/08/29(火) 19:56:35.43 ID:ehYvJaEX.net
善子「……ガールズトークしてたんでしょ? そろそろ戻ったほうがいいんじゃない?」
ダイヤ「わたくし、この手を離したくないですわ」
善子「ダイヤって一度線を越えるととことんハマっちゃうタイプね」
ダイヤ「だって、気持ちを伝えることの、相手に触れることの充足感を知ってしまったら、もう」
ダイヤ「善子さんは手を離したい?」
善子「ヨハネだって離したくない」
ダイヤ「じゃあもう少しこのままで」
善子「……うん」
ダイヤ「わたくし、この手を離したくないですわ」
善子「ダイヤって一度線を越えるととことんハマっちゃうタイプね」
ダイヤ「だって、気持ちを伝えることの、相手に触れることの充足感を知ってしまったら、もう」
ダイヤ「善子さんは手を離したい?」
善子「ヨハネだって離したくない」
ダイヤ「じゃあもう少しこのままで」
善子「……うん」
220: 2017/08/29(火) 19:57:39.72 ID:ehYvJaEX.net
鞠莉「ダイヤってば離したくないですわー、だって」クスクス
果南「しっ、聞こえちゃうよ」
ダイヤ「……ん?」
鞠莉「あっ」
善子「マリーに果南!? いつから見てたのよ!?」
鞠莉「えっと、最初から?」
ダイヤ「なんでついてきてますの……!?」
鞠莉「だってー、ガールズトークの延長、っていうか」
果南「わ、私は止めたんだよ!? でも鞠莉がどうしてもって!」
果南「しっ、聞こえちゃうよ」
ダイヤ「……ん?」
鞠莉「あっ」
善子「マリーに果南!? いつから見てたのよ!?」
鞠莉「えっと、最初から?」
ダイヤ「なんでついてきてますの……!?」
鞠莉「だってー、ガールズトークの延長、っていうか」
果南「わ、私は止めたんだよ!? でも鞠莉がどうしてもって!」
226: 2017/08/29(火) 19:58:12.30 ID:ehYvJaEX.net
ダイヤ「あなたたち、やっていいことと悪いことが――」バッ
善子「……あっ」シュン
ダイヤ「あっ、そ、その」
鞠莉「あーあ、離しちゃったー」
ダイヤ「また、後で続きを」ボソッ
善子「うん……!」
ダイヤ「待ちなさい! 鞠莉さん、果南さん!」
果南「だから! 私は止めたんだってば!」
鞠莉「きゃー! ダイヤが怒ったー!」
善子「……あっ」シュン
ダイヤ「あっ、そ、その」
鞠莉「あーあ、離しちゃったー」
ダイヤ「また、後で続きを」ボソッ
善子「うん……!」
ダイヤ「待ちなさい! 鞠莉さん、果南さん!」
果南「だから! 私は止めたんだってば!」
鞠莉「きゃー! ダイヤが怒ったー!」
235: 2017/08/29(火) 19:59:47.81 ID:ehYvJaEX.net
善子「……手、しばらく洗いたくないかも」
花丸「いや、それは不潔ずら」
善子「ず、ずら丸!? なんでここに!?」
ルビィ「ご、ごめんね、たまたまお姉ちゃんと善子ちゃんが手を握ってるところ見ちゃって――」アセアセ
善子「ルビィも!? 見られてたの!?」
花丸「不可抗力ずら」
善子「うわ、ずら丸とルビィに見られてたと思うと急に恥ずかしい……」
ルビィ「善子ちゃん」トントン
善子「……何よ?」
ルビィ「よかったね」ニコッ
善子「……うん」
おわり
花丸「いや、それは不潔ずら」
善子「ず、ずら丸!? なんでここに!?」
ルビィ「ご、ごめんね、たまたまお姉ちゃんと善子ちゃんが手を握ってるところ見ちゃって――」アセアセ
善子「ルビィも!? 見られてたの!?」
花丸「不可抗力ずら」
善子「うわ、ずら丸とルビィに見られてたと思うと急に恥ずかしい……」
ルビィ「善子ちゃん」トントン
善子「……何よ?」
ルビィ「よかったね」ニコッ
善子「……うん」
おわり
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1504001848/