【SS】栞子、湯あみ中にせつ菜を想ふ【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


2: (らっかせい) 2022/09/19(月) 21:52:22.25 ID:3fN0pZkt
>>1
スレ立てありがとうございます!


本作は下記作の続編となっております。
読まなくても大丈夫だとは思いますが、お読み頂くとより理解しやすいかもしれません。


栞子「もっとせつ菜さんと触れ合いたい…どうすればよいのでしょう…。そうだ、ライブ中なら自然に…」
【SS】栞子「もっとせつ菜さんと触れ合いたい…どうすればよいのでしょう…。そうだ、ライブ中なら自然に…」【ラブライブ!虹ヶ咲】
○ライブ一日目 せつ菜「ふぅ……なんとか足持ってくれましたね」トテトテ 栞子「せつ菜さん、お疲れ様です。ほら階段は危険ですからつかまってください」腰ダキッ せつ菜「あっ……。わざわざすみません、栞子さん!」腰抱き返し 栞子「!!……え、ええ。当然のことをしたまでです。さ、もっとしっかりつかまって」ジュク せつ菜「栞子さん、とっても優しいです! 明日も頑張りましょうねっ!」ペカー …… 栞子「成功、成功です……! せつ菜さんが私の腰をこう、ぎゅっと抱いてくれて……ああっ……」ジュワ …… 栞子「……ふぅ。でももしかしたら……明日はもっと積極的にいけるでしょうか……?」こぶしギュ  


【SS】栞子「せつ菜さんとお付き合いすることになりました」
【SS】栞子「もっとせつ菜さんと触れ合いたい…どうすればよいのでしょう…。そうだ、ライブ中なら自然に…」【ラブライブ!虹ヶ咲】
○ライブ一日目 せつ菜「ふぅ……なんとか足持ってくれましたね」トテトテ 栞子「せつ菜さん、お疲れ様です。ほら階段は危険ですからつかまってください」腰ダキッ せつ菜「あっ……。わざわざすみません、栞子さん!」腰抱き返し 栞子「!!……え、ええ。当然のことをしたまでです。さ、もっとしっかりつかまって」ジュク せつ菜「栞子さん、とっても優しいです! 明日も頑張りましょうねっ!」ペカー …… 栞子「成功、成功です……! せつ菜さんが私の腰をこう、ぎゅっと抱いてくれて……ああっ……」ジュワ …… 栞子「……ふぅ。でももしかしたら……明日はもっと積極的にいけるでしょうか……?」こぶしギュ  

 
4: (らっかせい) 2022/09/19(月) 21:53:41.04 ID:3fN0pZkt
―――ちゃぷん、と音を立て。栞子はしなやかな肢体を湯船に揺蕩わせる。


私、三船栞子は、優木せつ菜さんとお付き合いしている。

彼女に惹かれ。ライブ後の肌の触れ合いからお付き合いが始まり。その後正式に告白された。

告白。

まっすぐな、せつ菜さんの想い。

彼女の全力での『大好き』を一身に受け止めて以来。

文字通り、寝ても覚めても彼女のことを考えてしまう。


―――湯船の中で、胸に手を当てる。


彼女のことを、以前は尊敬や憧れに近い感情で、淡く想っていた。

その中には、彼女に触れたい、触れられたいという欲求と、好奇心も含んでいた。

それは、お付き合いが始まってからもそうで。
 
5: (らっかせい) 2022/09/19(月) 21:56:43.35 ID:3fN0pZkt
でも告白を受けてから。

今は違うのだと、自分でもはっきりと分かる。


『恋』


間違いない。

これが所謂、世間で言われているところの『恋』なのだ。


 せつ菜「こうやって一緒に歌うことができて、私もとっても嬉しいですよっ!」

 せつ菜「ずっと……こうしていても、いいんですよ」


目を瞑ればせつ菜さんの笑顔が浮かび。

目を開けていればせつ菜さんのことを考えてしまう。

せつ菜さんのことを考えるのは、まるで溢れる甘い蜜を舐めているようで。止め処なく続けてしまう。

告白してくれた時の言葉も、一言一句間違えずに繰り返せるくらいに覚えている。

何度繰り返し思い出しても、その度にすべてが蕩けそうになる。


栞子「生真面目なところも、謙虚なところも、一生懸命なところも……」

口に出して、復唱してみる。

夕日に照らされ、輝いていた彼女の姿を思い出しながら。
 
7: (らっかせい) 2022/09/19(月) 21:59:33.07 ID:3fN0pZkt
―――ぱしゃ、と手で掬ったお湯を顔に掛ける。


そんなことをしても、何の効果もない。

好き。

好き。

大好き。

大好き。

大好き!!

……そう。これがきっと。

彼女が日々口に出していた『大好き』という感情なのだ。

好きという思いが、どんどんと溢れてくる。

せつ菜さんのことが、好きで好きで好きで、愛おしくてたまらない。

ずっと、ずっと、そばにいてほしいと思ってしまう。
 
8: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:01:08.93 ID:3fN0pZkt
今日は、家まで送って頂いた。

せつ菜さんの住んでいるマンションの方が、学園からずっと近いのに。


 せつ菜「それじゃ、今日はここでお別れですねっ」

 栞子「……ええと。その……」


帰り道の、分かれ際。

離れがたくて。きゅっと、彼女の袖を掴んでしまった。


 せつ菜「あっ……ふふっ、栞子さんは意外と甘えんぼさんなんですね。それじゃあ、栞子さんのお家まで、お送りしましょうかっ」


朗らかに笑って、一緒についてきてくれたのだ。

大好きを原動力に、爆発力のある元気さと真っ直ぐさがせつ菜さんの良いところなのだけれど。

それだけではなくて、細かなところにも気が付く、優しくて繊細なところもあるのだ。

それは、生来の性格に根差したものなのだろう。
 
9: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:05:26.37 ID:3fN0pZkt
『中川菜々』

それが、彼女の生来の名前。

実行委員だった私は、彼女と接した時間の方が長いかもしれない。

それでも当時は「生徒会長」や「中川さん」としか呼んでいない。

お付き合いしてからも、「せつ菜さん」と呼んでいるので、「菜々さん」とお呼びしたことはない。


栞子「菜々さん……」


口に出してみると、なんだか新鮮な感じがする。

お呼びしたら、どういう反応をするのだろう。

……もしかしたら、あまり変わりはないのかもしれない。

彼女のお母様に事情を打ち明けたそうで。生徒会長の任も私が引き継がせて頂いた今。

栞子「もしかしたら、せつ菜さんと菜々さんは、だんだん溶け合っていくのでしょうか……」
 
10: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:07:29.15 ID:3fN0pZkt
―――湯船から昇る湯気を、ぼんやりと眺める。


そもそも、菜々さんについて、考えることになったきっかけがある。

その……あまりにも気が早いかもしれないけれど。


『パートナーシップ制度』


同性パートナーを事実婚と同様に取り扱うことができる制度がある。

この制度について、私に影響があるなんて、つい最近まで想像もしていなかったけれど。

でもこの先、卒業後も、もしお付き合いが続けられるなら……。

その場合、役所に提出する彼女の名前は『中川菜々』なわけで。

三船家のこととか、色々問題はあるだろうけれど。

それでも、彼女と一緒に暮らす未来のことまで考えてしまう。

……だって、一緒に居たい。ずっとずっと、一緒に居たい。
 
11: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:10:29.42 ID:3fN0pZkt
栞子「……もしかして、私。所謂『重い女』……なのでしょうか……」


―――湯船に深く浸かり、ぶくぶくと息をお湯の中で出してみる。


正直恋愛について、自分は恬淡としていると認識していた。

恋愛に関する適性も、無いように思っていた。

そんな自分が、こんなにも恋愛にうつつを抜かすとは、想像したこともなかった。

『昨日までの私とは違う』どころではない。

以前の自分が今の自分を見たら、驚愕してしまうことだろう。
 
12: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:13:03.66 ID:3fN0pZkt
栞子「……ふぅ」


―――ぱしゃ、と湯船から出て、もう一度身体を洗い始める。


この貧相な胸も、お尻も、彼女は好きだと言ってくれた。

彼女が好きであるならば、せめてお手入れは念入りにしておかないと。


……彼女と肌の触れ合いをするとき。

初めての頃は、同人誌を二人で赤面しながら一緒に覗きこんで、見よう見まねで触り合っていた。


今は、まるでじゃれ合うように、照れながら触れ合って。

せつ菜さんは、壊れ物に触れるように、私を優しく撫でてくれる。

そして、その最中で必ず、こう言うのだ。


 せつ菜「栞子さん……強く触れても、いいでしょうか」


私が頷くと、その言葉が『スイッチ』であるように。

それこそ、まるで菜々さんからせつ菜さんに変わるときのように。

彼女は切り替わる。

多分、大好きを解き放つ時の、『変身』の合図なのだ。
 
14: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:15:04.24 ID:3fN0pZkt
変身した彼女は、まるで炎のように。

熱く。激しく。私を求めてくる。

私の口を。

首筋を。

胸を。

脇を。

お腹を。

太ももを。

お尻を。

秘所を。

私の全てを、全力で、大好きで満たしてくれる。

彼女の灼熱に、全身が焦がれてしまいそうになって。

私は、はしたなく、声をあげてしまうのだ。
 
15: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:19:23.96 ID:3fN0pZkt
栞子「はぁ……」

吐息が、熱い。


……会いたい。

せつ菜さんに、会いたい。

会いたい。会いたい。

せめて、声を聞きたい。

貴女の声が聴きたい。

好きです栞子さんって言って欲しい。

大好きですって、言って欲しい。


―――手が、指が、我慢できずに、秘部の方へと動いてしまう。


栞子「せつ菜……さん……」

栞子「せつ菜さんっ……」

栞子「せつ菜さんっっ……!!」


彼女への想いが溢れそうになった。
 
17: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:24:17.43 ID:3fN0pZkt
その時。


薫子『しおりこ~。いつもよりお風呂かなり長いけど大丈夫~? のぼせてない~?』


―――浴室の外からの声に、急速に現実に引き戻される。


栞子「ふあっ!!?? す、すみません、姉さんっ!! え、あ、えっと、大丈夫ですっ! もう少しで出ますからっ!」

薫子『んー。のぼせてないなら大丈夫よ~。ごゆっくり~』


―――声が、遠ざかっていく。


栞子「……ふぅ」


……お風呂場で、いったい私は何をしようとしていたのか。

少なくとも、せつ菜さんにのぼせ上がっているのは、間違いない。


「……そうだ、電話……!!」


会えなくても、声を聞く方法はあるのだ。

頭を振り、邪念を払って。

善は急げと、身体についた泡と、内から滲み出てきた欲望の液体を、流し始める。


……
 
18: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:25:41.54 ID:3fN0pZkt
○栞子自室


電話。

文化祭などの時は準備のために、彼女へ時々掛けていた。

今は、声が聞きたい。

ただそれだけの理由の為に掛けようとしている。


……そうだ、今は彼女の大好きなアニメの時間かもしれない。

逸る心を必死に抑え、インターネットで番組表を検索する。

少なくとも、番組表に載っている範囲ではアニメーションは放映していないようだ。

よし、と確認を終えて。


すー。はー。


呼吸を整える。

それでも鼓動は止まらない。

構わずに、スマートフォンから、せつ菜さんの番号を呼び出す。
 
19: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:26:37.09 ID:3fN0pZkt
栞子「……」

電話のコール音。

せつ菜さんの電話の私の着信音は、何にしているのだろう。

好きなアニメの曲とかだろうか。


せつ菜「はい、せつ菜です。栞子さんですか?」

待ち焦がれた声が聞こえる。

栞子「は、はいっ! 栞子ですっ! 夜分遅くに申し訳ありません!」

完全に上擦った声を出してしまった。

せつ菜「ふふっ、いいえ。どうしましたか、栞子さん」

外で会うよりも、幾分落ち着いた、優しい声。

もしかしたら。家の中では、菜々さん成分が強いのかもしれない。

栞子「あ……ええと……」

話したいことはたくさんあったのに、声を聞けた途端、頭の中が真っ白になる。

せつ菜「……はい」

ゆっくりと待ってくれる、優しい声。

心が、落ち着いてくる。
 
20: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:28:24.47 ID:3fN0pZkt
栞子「せつ菜さんの……菜々さんの声を、聴きたくて。お電話してしまいました」

菜々「……っ!」

菜々「……そ、そうでしたか、それは……ええと……ありがとう、ございます」


……間違いない。

今、彼女はきっと。動揺して、赤面している。

見えないのに、不思議と、それが伝わってくる。

菜々「……こんな声でよければ、いつでも。栞子さんなら、何時でも構いません。遠慮しないで、たくさん、掛けてきてくださいね」

栞子「は、はい……」

自分も、赤くなってくるのを自覚する。

身体を重ねた関係であるのに、声を聞くだけであっても、満たされる。
 
21: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:30:46.83 ID:3fN0pZkt
栞子「えっと……菜々さんは、今、どうされていたんですか?」

菜々「……私も。実は、栞子さんの声が、聞きたいな、って思っていました」

くすぐったい。

心が、ふわふわの綿毛でくすぐられているよう。

栞子「……私も。こんな声でよければ、いつでも聞かせますからね」

菜々「は、はい……」

栞子「ふふ。もしかして、照れていますか?」

菜々「あっ、ずるいです! 栞子さんだって、照れていましたよね?」

栞子「ふふっ」

お互いに、笑ってしまう。

それで、緊張はほぐれた。

栞子「さっきまで、お風呂に入っていました」

菜々「ふふ、私もです。それじゃ、離れていても、一緒に入っていたような感じですね」

栞子「あ……そう考えると、なんだか、嬉しいです」

菜々「一緒に……そうだっ、今度、一緒に温泉旅行とか、行ってみたいですねっ」


……
 
22: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:32:59.07 ID:3fN0pZkt
―――それから、取り留めもない話を、楽しくおしゃべりして。


栞子「あ……もうこんな時間ですね。ごめんなさい、夜遅くに」

菜々「いいえ。私も、楽しかったですから」

栞子「ふふ、それなら、嬉しいです」

栞子「……」

菜々「……」

電話越しでも、居住まいを正してから。

栞子「……菜々さん。大好きです」

菜々「私も。私も、栞子さんが、大好きです」

栞子「……嬉しい」

菜々「私も」

お互いに、電話越しに、微笑み合って。
 
23: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:35:10.34 ID:3fN0pZkt
栞子「ふふ。それでは……そろそろ」

菜々「……ええ」

栞子「おやすみなさい、菜々さん」

菜々「おやすみなざい、栞子さん」

栞子「……」

菜々「……」

栞子「……」

菜々「……」

栞子「ふふ、このままだと、電話、切れないですね」

菜々「ええ。……それじゃあ、せーのっ!で一緒に切りましょうか」

栞子「うん……わかりました。それでいきましょう」

菜々「おやすみなさい、大好きな栞子さん」

栞子「おやすみなざい、大好きな菜々さん」

栞子&菜々「せーのっ!」

ピッ、と電話を切る
 
24: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:36:46.75 ID:3fN0pZkt
電話を切る時の、切なさは仕方ないのだけれど。

それでも、今、心がほかほかに満たされている。

これが、きっと『恋』の効果で。

……今なら、歌の詩も、書けるかもしれない。

それでも起きていたら、余計なことを考えて、また欲求が出てきてしまうかもしれない。

今日はもう、眠ってしまおう。

そうすれば、朝、太陽のようにきらきら眩しい彼女に、また会えるのだ。


以前連れて行ってもらったゲームセンターで、一緒に撮った写真を取り出し。

おやすみのキスを彼女にそっとしてから、枕元に置く。

夢でも、彼女に出逢えるように。


「おやすみなさい。せつ菜さん。菜々さん……」



おしまい。
 
25: (らっかせい) 2022/09/19(月) 22:37:51.09 ID:3fN0pZkt
ご支援いただきありがとうございました!
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1663591844/

【SS】栞子「今日はせつ菜さんやみなさんと、冬の花火大会です」【ラブライブ!虹ヶ咲】
ランジュ「ほら見て栞子! 上手くハートを描けているかしら!」♡ を花火で描いて 栞子「ふふ、ええ、よく出来ていますよ」ニッコリ ランジュ「そうでしょう? ふふーん、合宿の時の経験が活きたわね!」胸を張って 璃奈「おー。ミアさん、私達も二人でハート描いてみよう。璃奈ちゃんボード『めらめら』」 ミア「な、なんでボクが。ま、まあ、どうしてもというならやらないことはないけど……」 愛「あ~ん、りなりーもミアチもかわいいよ~~! ほら視線こっちこっち!」パシャパシャ ランジュ「きゃあ! 見事なハートだわ! 二人ともやるじゃない!」
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