1: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:34:17.62 ID:3g/qQ209
さやか「なにっ」
綴理「まだなにも言ってないよ…」
綴理「まだなにも言ってないよ…」
2: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:35:32.93 ID:3g/qQ209
⏰<御来光だあッ
さやか「ん……」
さやか「ふぁぁ……もう朝ですか……今日はお休みですけど…綴理先輩を起こしに行かなきゃ…っ」ノビー
さやか「あのネボスケさんは、朝起こさないとお休みなのを良い事に際限なく寝ちゃいますからね…」
さやか「ん……」
さやか「ふぁぁ……もう朝ですか……今日はお休みですけど…綴理先輩を起こしに行かなきゃ…っ」ノビー
さやか「あのネボスケさんは、朝起こさないとお休みなのを良い事に際限なく寝ちゃいますからね…」
4: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:37:18.38 ID:3g/qQ209
📱チカチカ
さやか「あ…」
さやか「着信…じゃなくて、これはメールですね…そういえば昨日ラジオ配信でお便りを募集したんでした…」
さやか「📱」ポチポチ
さやか「ふんふん…」ポチポチ
さやか「す…」
さやか「すごい数のメールが集まってきています!」
さやか「あ…」
さやか「着信…じゃなくて、これはメールですね…そういえば昨日ラジオ配信でお便りを募集したんでした…」
さやか「📱」ポチポチ
さやか「ふんふん…」ポチポチ
さやか「す…」
さやか「すごい数のメールが集まってきています!」
5: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:39:02.99 ID:3g/qQ209
さやか「……という事でですね、今日は一緒にメールの中身と内容を精査して、練習に付き合って欲しいんです」
綴理「……なるほどね」ふぁー
綴理「さやがこんな朝早く突撃してくるなんて、てっきりかわいいジャガイモの事が気になって仕方ないのかと思ったけど、違ったんだね」
さやか「言って、もうニチアサが終わったくらいの時間ですけどね…」
綴理「……なるほどね」ふぁー
綴理「さやがこんな朝早く突撃してくるなんて、てっきりかわいいジャガイモの事が気になって仕方ないのかと思ったけど、違ったんだね」
さやか「言って、もうニチアサが終わったくらいの時間ですけどね…」
6: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:40:23.32 ID:3g/qQ209
綴理「2度寝して良い?」
さやか「ダメです!寮母さんに怒られますよ!」
綴理「けちー」ぶー
さやか「ダメです!寮母さんに怒られますよ!」
綴理「けちー」ぶー
7: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:41:35.23 ID:3g/qQ209
さやか「手伝ってくださったら、後でかわいいジャガイモをポテト・チップにしてあげますから」
綴理「なにっ」
綴理「……許せなかった、さやがボクをモノで釣ろうとしてくる事が…」
綴理「こ、こんな事が…こんな事が許されて良いのか…」
さやか「お味は何にします?うすしおですか?」
綴理「のり塩がいい」
さやか「わかりました」クスッ
綴理「なにっ」
綴理「……許せなかった、さやがボクをモノで釣ろうとしてくる事が…」
綴理「こ、こんな事が…こんな事が許されて良いのか…」
さやか「お味は何にします?うすしおですか?」
綴理「のり塩がいい」
さやか「わかりました」クスッ
8: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:42:39.34 ID:3g/qQ209
さやか「ほら、こんなにメールが来てるんです」📱
綴理「わ、ホントだ…」
綴理「……」
さやか「?どうしました?綴理先輩?」
綴理「……どの世界にも言える事なんだけどね?」
さやか「はい」
綴理「中身のないモノほど、数を誇るんだ、悔しいだろうが仕方ないんだけど」
さやか「なにっ」
綴理「わ、ホントだ…」
綴理「……」
さやか「?どうしました?綴理先輩?」
綴理「……どの世界にも言える事なんだけどね?」
さやか「はい」
綴理「中身のないモノほど、数を誇るんだ、悔しいだろうが仕方ないんだけど」
さやか「なにっ」
10: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:45:23.50 ID:3g/qQ209
さやか「……」
綴理「ね?」
さやか「……ホントですね『ラジオ開設おめでとうございます、嬉しくてハッピーハッピーやんケ』とか…」
さやか「『さやかちゃんの丁寧なラジオは好感がもてる』…みたいな感想メールがほとんどです」
さやか「ラジオのネタとして使えそうなのはまるでない…」
綴理「ありがたい事ではあるんだけどね、感想送ってくれるの」
さやか「そうですね、あとでありがたく全部目を通させて貰います」
綴理「うん、それが良いね」
綴理「ね?」
さやか「……ホントですね『ラジオ開設おめでとうございます、嬉しくてハッピーハッピーやんケ』とか…」
さやか「『さやかちゃんの丁寧なラジオは好感がもてる』…みたいな感想メールがほとんどです」
さやか「ラジオのネタとして使えそうなのはまるでない…」
綴理「ありがたい事ではあるんだけどね、感想送ってくれるの」
さやか「そうですね、あとでありがたく全部目を通させて貰います」
綴理「うん、それが良いね」
11: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:46:11.15 ID:3g/qQ209
さやか「あ!でもコレなんかは使えそうです!コレと、コレも!」
綴理「じゃ、その3つを使って本番形式で練習しよっか?」
さやか「はい!」
綴理「じゃ、その3つを使って本番形式で練習しよっか?」
さやか「はい!」
13: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:47:52.20 ID:3g/qQ209
さやか「えっと…まず最初のお便りは…ラジオ・ネーム『余のメラを喰らったバランの死体』さんから…」
さやか「『最近友だちから受けた幻魔拳の後遺症で、たまに炎に包まれる幻覚を見ます、ウアアア!炎ダーッ!助ケテさやー!』」
さやか「……」
綴理「あ、それボクだ」
さやか「いきなりどんなお悩み相談ですか!もう!」
さやか「『最近友だちから受けた幻魔拳の後遺症で、たまに炎に包まれる幻覚を見ます、ウアアア!炎ダーッ!助ケテさやー!』」
さやか「……」
綴理「あ、それボクだ」
さやか「いきなりどんなお悩み相談ですか!もう!」
14: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:49:01.82 ID:3g/qQ209
綴理「幻魔拳の後遺症だよ?」
綴理「ほら、さやのラジオを聴いたこずが治療してくれるかも知れないからね」
さやか「それは乙宗先輩に直接相談してください!というか今すぐに行って来てください!」
綴理「そうかな…そうかも」
綴理「ほら、さやのラジオを聴いたこずが治療してくれるかも知れないからね」
さやか「それは乙宗先輩に直接相談してください!というか今すぐに行って来てください!」
綴理「そうかな…そうかも」
15: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:49:56.39 ID:3g/qQ209
さやか「というか、いったい何をやらかして幻魔を植え付けられたんですか…」
綴理「秘密」
さやか「聞かない方が良さそうなんで聞かなかった事にします…」
綴理「うん……ありがとう
綴理「秘密」
さやか「聞かない方が良さそうなんで聞かなかった事にします…」
綴理「うん……ありがとう
16: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:53:21.00 ID:3g/qQ209
さやか「えっと…次は『ラジオネーム、みんな丸太は担いだかしら?行くわよ』さんから」
さやか「『さやかさん、こんさやです』あ、こんさやです!ふふっ」
さやか「『新学期になり、わたくしの隣にずっと居てくれるようになった後輩が可愛くて可愛くて仕方ありません、どうすれば良いでしょうか?』」
さやか「『この秘めた気持ちをぶつけて良いものかどうなのか、全国中継で公開告白したさやかさんにアドバイスを貰いたいのだけれども…』」
さやか「『秘密にしておくべきなのか、それともオープンにすべきなのか、どちらが良いのかしら…』」
さやか「『追伸、一応さりげなく歌詞にあなたの事が好きなのだけれども、のように仕込んでます』」
さやか「」
綴理「」
さやか「『さやかさん、こんさやです』あ、こんさやです!ふふっ」
さやか「『新学期になり、わたくしの隣にずっと居てくれるようになった後輩が可愛くて可愛くて仕方ありません、どうすれば良いでしょうか?』」
さやか「『この秘めた気持ちをぶつけて良いものかどうなのか、全国中継で公開告白したさやかさんにアドバイスを貰いたいのだけれども…』」
さやか「『秘密にしておくべきなのか、それともオープンにすべきなのか、どちらが良いのかしら…』」
さやか「『追伸、一応さりげなく歌詞にあなたの事が好きなのだけれども、のように仕込んでます』」
さやか「」
綴理「」
17: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:54:58.43 ID:3g/qQ209
綴理「ボク、このメールを出した人に心当たりがあるんだ…(白目)」
さやか「奇遇ですね、私もです(白目)」
さやか「というか、あれ『さりげなく』レベルだったんですね…」
綴理「ボク、火の玉ストレートだと思った」
さやか「はい…」
さやか「奇遇ですね、私もです(白目)」
さやか「というか、あれ『さりげなく』レベルだったんですね…」
綴理「ボク、火の玉ストレートだと思った」
さやか「はい…」
19: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:55:37.82 ID:3g/qQ209
さやか「え、えっと」
綴理「あ、続けるんだね練習」
さやか「は、はい!ラジオをする以上、このくらいのお悩み相談は出来るようにならないと!」
綴理「がんばれー」ファイトー
綴理「あ、続けるんだね練習」
さやか「は、はい!ラジオをする以上、このくらいのお悩み相談は出来るようにならないと!」
綴理「がんばれー」ファイトー
20: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:56:39.90 ID:3g/qQ209
さやか「えっと……その後輩の人が乙宗せ…じゃない、丸太さんの隣にずっと居るという時点で憎からず思って居るとは思いますから、とりあえず当たって砕けてみてはどうでしょうか?」
さやか「まぁ私は当たってみたら砕けるどころか最愛の人とお姉ちゃんを一石二鳥出来たんですけどね、ふふふっ」
さやか「とにかく頑張ってください!」
さやか「まぁ私は当たってみたら砕けるどころか最愛の人とお姉ちゃんを一石二鳥出来たんですけどね、ふふふっ」
さやか「とにかく頑張ってください!」
21: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:57:23.10 ID:3g/qQ209
綴理「隙あらばマウントを取るのはルールで禁止だよ…さや…」
さやか「恋愛に関しては、ルールは無用ですよ」
綴理「さやのつよつよメンタルを参考にするのは無理な気がするよ…こず…」
さやか「恋愛に関しては、ルールは無用ですよ」
綴理「さやのつよつよメンタルを参考にするのは無理な気がするよ…こず…」
22: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:58:41.99 ID:3g/qQ209
綴理「次が最後だね…」
さやか「もうなんだか次に誰からメールが来るか分かったような気がしますけどね」
さやか「えーっと……『ラジオ・ネーム、中須さんの後輩ムーブを見習いたい』さんからです」
さやか「『さやかちゃん、こんさや~』こんさや~」👋
さやか「『私には尊敬するセンパイが居ます、そのセンパイとコンビを組んでスクール・アイドル活動をしているのですが』」
さやか「『センパイが作る歌詞がどストレートなラブソング過ぎて困ってます』…」
さやか「もうなんだか次に誰からメールが来るか分かったような気がしますけどね」
さやか「えーっと……『ラジオ・ネーム、中須さんの後輩ムーブを見習いたい』さんからです」
さやか「『さやかちゃん、こんさや~』こんさや~」👋
さやか「『私には尊敬するセンパイが居ます、そのセンパイとコンビを組んでスクール・アイドル活動をしているのですが』」
さやか「『センパイが作る歌詞がどストレートなラブソング過ぎて困ってます』…」
23: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 10:59:34.61 ID:3g/qQ209
さやか「『もしかして、センパイにはそういう意中の人が居たりするんでしょうか?』」
さやか「『吊り革で手が当たってドキドキしたり、ジェット・コースターでロマンス感じたりする人がいるんじゃ……と考えたら夜も寝られません!どうすれば良いですか?』」
さやか「『吊り革で手が当たってドキドキしたり、ジェット・コースターでロマンス感じたりする人がいるんじゃ……と考えたら夜も寝られません!どうすれば良いですか?』」
24: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 11:00:10.71 ID:3g/qQ209
さやか「花帆さん……その歌詞は全部あなたに向けてですね……(白目)」
綴理「またノロケ?かと思ったら」
綴理「最後の最後に割とガチなのが来たね…」
綴理「夜も眠れないのは重症だ…」
さやか「あ、その点はご心配なく、花帆さん最近授業中にぐーぐー寝てますから」
綴理「こずにバレたら怒られるよ…かほ…」
綴理「またノロケ?かと思ったら」
綴理「最後の最後に割とガチなのが来たね…」
綴理「夜も眠れないのは重症だ…」
さやか「あ、その点はご心配なく、花帆さん最近授業中にぐーぐー寝てますから」
綴理「こずにバレたら怒られるよ…かほ…」
25: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 11:00:53.84 ID:3g/qQ209
さやか「えっと…この場合って「当たって砕けろ」と言っても良いのでしょうか?」
綴理「どうなんだろうね」
綴理「ボクたちはこの相談者の事を良く知ってるから気軽に言えるけど、知らない人にはそう言えないよね」
さやか「そうなんですそうなんです」
さやか「ラジオをやるって思ったよりも難しいですね…私なんかが気軽に始めて良かったのでしょうか」
綴理「どうなんだろうね」
綴理「ボクたちはこの相談者の事を良く知ってるから気軽に言えるけど、知らない人にはそう言えないよね」
さやか「そうなんですそうなんです」
さやか「ラジオをやるって思ったよりも難しいですね…私なんかが気軽に始めて良かったのでしょうか」
26: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 11:01:43.79 ID:3g/qQ209
綴理「……でもね?」
さやか「はい」
綴理「こういう、知らない人に匿名で相談したい事っていうのはさ」
綴理「きっとたぶん、自分の中に答えがもうあるけど、誰かに聞いて欲しかったり背中を押して貰ったりしたいからするんだと思うんだ」
綴理「だってほら、メールをわざわざ書いて送るって、結構な手間と勇気が必要じゃないかな?」
綴理「みんなに知って欲しいと発信するから尊いんだ、絆が深まるんだ、みたいな?」
綴理「ボクは相談しないでさやを傷つけちゃった側だから、良く分かるんだ」
さやか「綴理先輩…」
さやか「はい」
綴理「こういう、知らない人に匿名で相談したい事っていうのはさ」
綴理「きっとたぶん、自分の中に答えがもうあるけど、誰かに聞いて欲しかったり背中を押して貰ったりしたいからするんだと思うんだ」
綴理「だってほら、メールをわざわざ書いて送るって、結構な手間と勇気が必要じゃないかな?」
綴理「みんなに知って欲しいと発信するから尊いんだ、絆が深まるんだ、みたいな?」
綴理「ボクは相談しないでさやを傷つけちゃった側だから、良く分かるんだ」
さやか「綴理先輩…」
27: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 11:02:36.86 ID:3g/qQ209
さやか「わかりました!背中を押すようにすれば良いんですね!」
綴理「うん」
綴理「さやのいちばん素敵な点は他人の背中を押してくれる点だと思うから、ラジオでどんどん押してあげるとみんな喜ぶと思う」
さやか「はい!」
綴理「まぁ、さやのいちばん素敵な点は他に30個くらいあるんだけどね、ふふふっ」
さやか「それ、いちばんじゃないですよ」クスッ
綴理「みんなちがって、みんな良い!だよ」
綴理「うん」
綴理「さやのいちばん素敵な点は他人の背中を押してくれる点だと思うから、ラジオでどんどん押してあげるとみんな喜ぶと思う」
さやか「はい!」
綴理「まぁ、さやのいちばん素敵な点は他に30個くらいあるんだけどね、ふふふっ」
さやか「それ、いちばんじゃないですよ」クスッ
綴理「みんなちがって、みんな良い!だよ」
28: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 11:03:36.49 ID:3g/qQ209
さやか「あ、そうです」
綴理「?なぁに?さや?」
さやか「これ、新コーナーにしたら面白いかも知れませんね、秘密を打ち明けて私が背中を押してあげるみたいな…」
綴理「うん、良いかも知れないね」
綴理「お悩み相談室だとこずと被るから、秘密を打ち明ける…」
綴理「秘密相談室みたいな?」
さやか「秘密相談室ですね!」
綴理「?なぁに?さや?」
さやか「これ、新コーナーにしたら面白いかも知れませんね、秘密を打ち明けて私が背中を押してあげるみたいな…」
綴理「うん、良いかも知れないね」
綴理「お悩み相談室だとこずと被るから、秘密を打ち明ける…」
綴理「秘密相談室みたいな?」
さやか「秘密相談室ですね!」
29: (もんじゃ) 2023/06/04(日) 11:03:52.06 ID:3g/qQ209
おわり
さやのラジオを聴いたこずが慌ててボクの幻魔を取り除いてくれたよ、良かった
あとスリーズ・ブーケの2人は手を繋いで歩いてたからマイ・ペンライ(大丈夫)
さやのラジオは効果てきめんなんだよね、凄くない?
さやのラジオを聴いたこずが慌ててボクの幻魔を取り除いてくれたよ、良かった
あとスリーズ・ブーケの2人は手を繋いで歩いてたからマイ・ペンライ(大丈夫)
さやのラジオは効果てきめんなんだよね、凄くない?
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1685842457/