1: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 12:50:18 ID:jwJOQErk00
花帆「はい……きてください梢センパイ……」
梢「ええ……。力を抜きなさい」
梢「ええ……。力を抜きなさい」
2: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 12:52:19 ID:jwJOQErk00
梢「ねえ、花帆さん……」
花帆「なんですか……?」
梢「本当に私でいいの……? 花帆さんなら私じゃなくても……」
花帆「いいんです。梢センパイがいいんです……」
梢「……そう。なら、その期待に答えなくちゃね」
花帆「もう、準備はできてますから……」
花帆「なんですか……?」
梢「本当に私でいいの……? 花帆さんなら私じゃなくても……」
花帆「いいんです。梢センパイがいいんです……」
梢「……そう。なら、その期待に答えなくちゃね」
花帆「もう、準備はできてますから……」
4: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 12:54:38 ID:jwJOQErk00
梢「そうね、まず何からすべきか……」
花帆「あたしはキス──」
梢「深呼吸からしましょう? 花帆さん」
花帆「……」スゥハァ
梢「大丈夫よ花帆さん。落ち着いて。こういうのはね、互いの呼吸を合わせることが重要なの」
花帆「……まあ、そうですね」スゥハァ
花帆「あたしはキス──」
梢「深呼吸からしましょう? 花帆さん」
花帆「……」スゥハァ
梢「大丈夫よ花帆さん。落ち着いて。こういうのはね、互いの呼吸を合わせることが重要なの」
花帆「……まあ、そうですね」スゥハァ
5: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 12:57:31 ID:jwJOQErk00
梢「落ち着いた、かしら?」
花帆「はい……。昨日から今日だって決めてたので覚悟はとうの昔にできてました」
梢「そう……。それじゃあ始めるわよ」
花帆「お願いします……。もう、濡れちゃってますから」フイッ
梢「濡れ……。あっ、そうよね。加湿器の電源を付けるのを忘れてたわ」
花帆「……え」
花帆「はい……。昨日から今日だって決めてたので覚悟はとうの昔にできてました」
梢「そう……。それじゃあ始めるわよ」
花帆「お願いします……。もう、濡れちゃってますから」フイッ
梢「濡れ……。あっ、そうよね。加湿器の電源を付けるのを忘れてたわ」
花帆「……え」
10: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:00:55 ID:jwJOQErk00
カチッ、ブオ~…
梢「これで大丈夫そうね。ふふっ、安心して花帆さん」
花帆「……?」
梢「加湿したのだから、いくら叫んでも声が嗄れることはないわ。だから、ね……?」アゴクイッ
花帆「あ……」クイッ
梢「一晩中、嬌声を上げ続けて貰うわよ。泣いても、喚いても、やめてあげないんだから」
花帆「はい……。好きに、めちゃくちゃにしてください……」ウルウル
梢「これで大丈夫そうね。ふふっ、安心して花帆さん」
花帆「……?」
梢「加湿したのだから、いくら叫んでも声が嗄れることはないわ。だから、ね……?」アゴクイッ
花帆「あ……」クイッ
梢「一晩中、嬌声を上げ続けて貰うわよ。泣いても、喚いても、やめてあげないんだから」
花帆「はい……。好きに、めちゃくちゃにしてください……」ウルウル
11: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:04:29 ID:jwJOQErk00
梢「めちゃくちゃ……ねえ、花帆さん」
花帆「なん、ですか……?」
梢「流石にそれはエ チすぎないかしら……」
花帆「……え」
梢「いえ、ね……その、花帆さんが受け入れてくれるのはたいへん嬉しいことなのよ……?」
梢「けれど、ね? 花帆さんがあまりにも、そう、魅力的だと……歯止めが効かなくなるかもって思って」
花帆「……? 泣いても喚いてもやめないんじゃ……」
梢「それはっ、言葉の……綾じゃない」
花帆「綾、ですか……」
梢「え……? 私といたしている最中に他の女の名前を呼ぶの……?」
花帆「なん、ですか……?」
梢「流石にそれはエ チすぎないかしら……」
花帆「……え」
梢「いえ、ね……その、花帆さんが受け入れてくれるのはたいへん嬉しいことなのよ……?」
梢「けれど、ね? 花帆さんがあまりにも、そう、魅力的だと……歯止めが効かなくなるかもって思って」
花帆「……? 泣いても喚いてもやめないんじゃ……」
梢「それはっ、言葉の……綾じゃない」
花帆「綾、ですか……」
梢「え……? 私といたしている最中に他の女の名前を呼ぶの……?」
12: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:10:53 ID:jwJOQErk00
花帆「……はぁ?」
梢「いえ、ごめんなさい。私が不甲斐ないから気もそぞろになってしまうものなのよね。ええ、分かっているわ。大丈夫」
花帆「はあ……」
梢「ふふっ。でも安心して。他の女のことなんて考えられないくらい、虜にしてあげるから」ガバッ
花帆「あっ……」
梢「……重く、ないかしら?」
花帆「はい、梢センパイの体温、重さ……安心できます……」ギュウッ
梢「……ふふっ。そう。花帆さんもあったかいわ。でも、ちょっと待って花帆さん」
花帆「え、なんですか……。ここから軽いついばむようなキスとかに繋がるんじゃ……」
梢「慌てないで。今日は土曜日。練習だって休みにさせた。だから大丈夫。時間的余裕はたっぷりあるわ」
花帆「……いや、そうは言ったって雰囲気ってものがあるじゃないですか」
梢「……ふふっ、花帆さんったらがっついちゃって。処〇みたいよ? くすくす」
梢「いえ、ごめんなさい。私が不甲斐ないから気もそぞろになってしまうものなのよね。ええ、分かっているわ。大丈夫」
花帆「はあ……」
梢「ふふっ。でも安心して。他の女のことなんて考えられないくらい、虜にしてあげるから」ガバッ
花帆「あっ……」
梢「……重く、ないかしら?」
花帆「はい、梢センパイの体温、重さ……安心できます……」ギュウッ
梢「……ふふっ。そう。花帆さんもあったかいわ。でも、ちょっと待って花帆さん」
花帆「え、なんですか……。ここから軽いついばむようなキスとかに繋がるんじゃ……」
梢「慌てないで。今日は土曜日。練習だって休みにさせた。だから大丈夫。時間的余裕はたっぷりあるわ」
花帆「……いや、そうは言ったって雰囲気ってものがあるじゃないですか」
梢「……ふふっ、花帆さんったらがっついちゃって。処〇みたいよ? くすくす」
13: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:15:21 ID:jwJOQErk00
花帆「……はあ?」ブチッ
梢「ええと、どうしたの花帆さん……? 突然キレるだなんてあなたらしくもない」
花帆「……なんでもないです」プイッ
梢「花帆さん……そんなそっぽ向いていてはキスも何もできないわ。あ、もしかして、始まっちゃったの……?」
花帆「……っ。このへたれ! 朴念仁! 唐変木!」
梢「か、花帆さん……? そんな十年前によくいた鈍感系ラノベ主人公に向けられる罵倒をしてどうしたの……?」
梢「ええと、どうしたの花帆さん……? 突然キレるだなんてあなたらしくもない」
花帆「……なんでもないです」プイッ
梢「花帆さん……そんなそっぽ向いていてはキスも何もできないわ。あ、もしかして、始まっちゃったの……?」
花帆「……っ。このへたれ! 朴念仁! 唐変木!」
梢「か、花帆さん……? そんな十年前によくいた鈍感系ラノベ主人公に向けられる罵倒をしてどうしたの……?」
14: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:18:06 ID:jwJOQErk00
花帆「は~……もういいです。梢センパイがリードするって言うからなされるがままにしてたけど、このままじゃ一昼夜通してようやく握手くらいだよ……」
梢「そんな……何言ってるの花帆さん。流石に一昼夜も通せば服の一枚くらい脱ぐわよ」
花帆「あたしがさやかちゃんと工 する時は服を脱ぐなんて秒ですよ、秒」
梢「びょ、秒!? それは些か色狂いが過ぎるのではない……って、え? 今なんて言ったの?」
梢「そんな……何言ってるの花帆さん。流石に一昼夜も通せば服の一枚くらい脱ぐわよ」
花帆「あたしがさやかちゃんと工 する時は服を脱ぐなんて秒ですよ、秒」
梢「びょ、秒!? それは些か色狂いが過ぎるのではない……って、え? 今なんて言ったの?」
17: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:22:12 ID:jwJOQErk00
花帆「梢センパイはあたしを処〇だと思ってるみたいだけど、処〇じゃありませんから」
花帆「さやかちゃんといっぱい工 してますから」
梢「……へぇ!?」
花帆「さやかちゃん、凄く上手いんですよ。攻めもすごいし言葉責めもしてくれるんです。梢センパイには絶対できないことですよね」
梢「あ、あ、あぁ……っ!」
花帆「その点……梢センパイと言ったら何ですか。ラ板の下馬評通りのへたれポンチさ」
花帆「こういうのなんて言うか知ってますか?」
梢「よ、様式美、かしら……?」
花帆「安直って言うんです」
梢「ひ°っ」
花帆「さやかちゃんといっぱい工 してますから」
梢「……へぇ!?」
花帆「さやかちゃん、凄く上手いんですよ。攻めもすごいし言葉責めもしてくれるんです。梢センパイには絶対できないことですよね」
梢「あ、あ、あぁ……っ!」
花帆「その点……梢センパイと言ったら何ですか。ラ板の下馬評通りのへたれポンチさ」
花帆「こういうのなんて言うか知ってますか?」
梢「よ、様式美、かしら……?」
花帆「安直って言うんです」
梢「ひ°っ」
19: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:25:21 ID:jwJOQErk00
梢「ぐすっ、ぐすっ。分かっているのよ、そんなこと……」
梢「浮かれるだけ浮かれるポンチの癖に、肝心なところではへたれる臆病者だって……」
花帆「大会直前で振り付けを変えるところもそうですよね」
梢「っっっっっ」ビクビクビクッ
花帆「えっ、なんですか。火の玉ストレートって奴ですか?」
梢「浮かれるだけ浮かれるポンチの癖に、肝心なところではへたれる臆病者だって……」
花帆「大会直前で振り付けを変えるところもそうですよね」
梢「っっっっっ」ビクビクビクッ
花帆「えっ、なんですか。火の玉ストレートって奴ですか?」
20: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:30:25 ID:jwJOQErk00
梢「……ごめんなさいね、花帆さん。こんな先輩で幻滅したでしょう?」
梢「ふふっ、大丈夫よ。私が悪いんだもの……ええ、あなたは何も悪くないわ」
花帆「出ましたね、得意のげっ歯類顔。これも梢センパイの悪癖ですよ」
花帆「風向きが悪くなるとすぐにハムスターになって自虐を披露する。自分が悪いんだって、全て自分が悪いって」
花帆「それを聞かされる身にもなってください。状況が一向に進まないのに雰囲気だけは際限なく沈みまくる。自虐は何にも進展しない悪手なんですよ?」
梢「わっ、わあ……っ!」
花帆「あーあ……ちいかわになっちゃった」
綴理「……さや。その辺にしてあげてよ。そろそろこずが可哀想だ」
梢「ふふっ、大丈夫よ。私が悪いんだもの……ええ、あなたは何も悪くないわ」
花帆「出ましたね、得意のげっ歯類顔。これも梢センパイの悪癖ですよ」
花帆「風向きが悪くなるとすぐにハムスターになって自虐を披露する。自分が悪いんだって、全て自分が悪いって」
花帆「それを聞かされる身にもなってください。状況が一向に進まないのに雰囲気だけは際限なく沈みまくる。自虐は何にも進展しない悪手なんですよ?」
梢「わっ、わあ……っ!」
花帆「あーあ……ちいかわになっちゃった」
綴理「……さや。その辺にしてあげてよ。そろそろこずが可哀想だ」
21: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:36:46 ID:jwJOQErk00
梢「あっ、わあっ!?(つ、綴理!? どうして私と花帆さんの寝所に!?)」
花帆?「もう……出てくるのが速すぎますよ綴理先輩」ヌギッ
さやか「梢先輩がここまで自虐体質になったのは、綴理先輩が優しすぎるところも起因してるんですからね?」
梢「か、花帆さんの中からさやかさんが……!?」ギョッ
綴理「ごめん。でも、このままだとこずがおかしくなりそうだったから」
さやか「そうですか? まだへたれポンチだと自覚させるには足りなさそうですが」ジロッ
梢「ヒエッ」ビクッ
綴理「こずがおかしくなる閾値はボクが一番知ってる。おかしくなっていくこずを一番近くで見てきたから」
綴理「どれだけこずを責めればこずが壊れるか。こずの解体方法は熟知してるよ」
花帆?「もう……出てくるのが速すぎますよ綴理先輩」ヌギッ
さやか「梢先輩がここまで自虐体質になったのは、綴理先輩が優しすぎるところも起因してるんですからね?」
梢「か、花帆さんの中からさやかさんが……!?」ギョッ
綴理「ごめん。でも、このままだとこずがおかしくなりそうだったから」
さやか「そうですか? まだへたれポンチだと自覚させるには足りなさそうですが」ジロッ
梢「ヒエッ」ビクッ
綴理「こずがおかしくなる閾値はボクが一番知ってる。おかしくなっていくこずを一番近くで見てきたから」
綴理「どれだけこずを責めればこずが壊れるか。こずの解体方法は熟知してるよ」
22: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:43:06 ID:jwJOQErk00
さやか「そうですか……。綴理先輩がそう言うのでしたらもう何も言いません」
綴理「うん。ありがとうさや」
梢「ええと……どうして二人がここにいるのか聞いてもいいのかしら……。というか、私にはその権利があると思うのだけれど……」
さやか「簡単ですよ。花帆さんがわたしに相談してきたんです。初体験、ちゃんと上手くいくかなって」
梢「え……。は、初体験……?」
さやか「ああ、さっき言ったさやかと花帆が工 しまくりってのはでまかせです。傷口を広げるための法螺ですよ」
瑠璃乃「さやかちゃん容赦ね~」
慈「ね。ジャックナイフ村野の異名は伊達みきおじゃないよね」
瑠璃乃「みきおは余計だよめぐちゃんっ」
梢「!?」
梢「どうしてあなたたちもいるのよ!」
瑠璃乃「なんでって、ねえ、めぐちゃん」
慈「ノリ」
梢「……」
さやか「話が脱線しましたね。初体験を親友に相談するなんて別に珍しくもないですよね」
綴理「うん。ありがとうさや」
梢「ええと……どうして二人がここにいるのか聞いてもいいのかしら……。というか、私にはその権利があると思うのだけれど……」
さやか「簡単ですよ。花帆さんがわたしに相談してきたんです。初体験、ちゃんと上手くいくかなって」
梢「え……。は、初体験……?」
さやか「ああ、さっき言ったさやかと花帆が工 しまくりってのはでまかせです。傷口を広げるための法螺ですよ」
瑠璃乃「さやかちゃん容赦ね~」
慈「ね。ジャックナイフ村野の異名は伊達みきおじゃないよね」
瑠璃乃「みきおは余計だよめぐちゃんっ」
梢「!?」
梢「どうしてあなたたちもいるのよ!」
瑠璃乃「なんでって、ねえ、めぐちゃん」
慈「ノリ」
梢「……」
さやか「話が脱線しましたね。初体験を親友に相談するなんて別に珍しくもないですよね」
23: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:50:40 ID:jwJOQErk00
さやか「ちゃんとリードしてくれるかなって、あたしが進んで頑張った方がいいのかなって、すごく悩んでたんです」
梢「花帆さん……。そんな思い悩んで……」
さやか「梢先輩。初体験って大事なものなんですよ。失敗すれば失敗したってずっと引きずることになると思います」
さやか「それに、初体験って名前の通り、人生で一度きりしかないんです。誰だって失敗したくないしいい思い出でおわりたいって思うのは当然の感情ですよね」
さやか「その辺ちゃんと、梢先輩が考えていましたか?」
梢「私は……」
慈「まあでも、梢も被害者よね」
梢「え?」
綴理「うん。こずは確かにネコかもしれない。浮かれポンチかもしれない。でも、へたれポンチかどうかはまだ分からない」
慈「なのにへたれポンチまで現実かのようにラ板では書かれてる。掲示板を見たラ板民の花帆ちゃんが心配するのも無理ないよ」
梢「あなたたち……慰めてくれるのね。ありがとう……」
瑠璃乃「まあ、ほんとだったんすけどね」
梢「ぐへっ」
梢「花帆さん……。そんな思い悩んで……」
さやか「梢先輩。初体験って大事なものなんですよ。失敗すれば失敗したってずっと引きずることになると思います」
さやか「それに、初体験って名前の通り、人生で一度きりしかないんです。誰だって失敗したくないしいい思い出でおわりたいって思うのは当然の感情ですよね」
さやか「その辺ちゃんと、梢先輩が考えていましたか?」
梢「私は……」
慈「まあでも、梢も被害者よね」
梢「え?」
綴理「うん。こずは確かにネコかもしれない。浮かれポンチかもしれない。でも、へたれポンチかどうかはまだ分からない」
慈「なのにへたれポンチまで現実かのようにラ板では書かれてる。掲示板を見たラ板民の花帆ちゃんが心配するのも無理ないよ」
梢「あなたたち……慰めてくれるのね。ありがとう……」
瑠璃乃「まあ、ほんとだったんすけどね」
梢「ぐへっ」
24: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 13:56:03 ID:jwJOQErk00
梢「うぅ……。だって、仕方ないじゃない……。臆病風に吹かれるのは性分だもの。どうしたって体が固まってしまうわ」
さやか「……いいんです。いいんですよ、梢先輩」
梢「いいって、何がよ、ジャックナイフ村野さん……」グスグス
さやか「アレと呼ばれようが浮かれポンチだろうがへたれポンチだろうがリスゴリラだろうが、全て無視すればいいんです」
梢「無視って、でも……そうしても……」
さやか「いいんです。別に初体験で失敗したって」
梢「実体が伴わなければ……え? 失敗してもいい……? な、何を言ってるのよさやかさん! それじゃあまるで真逆じゃない!」
さやか「初体験なんです。上手くいかなくて当然じゃないですか。でも、梢先輩のはやっちゃいけない失敗なんです」
梢「な、何なのよ! やっちゃいけない失敗って!!」
さやか「行為に移ろうとした時、一度でも好きとか愛してるって言いましたか?」
梢「……」
梢「え」
さやか「……いいんです。いいんですよ、梢先輩」
梢「いいって、何がよ、ジャックナイフ村野さん……」グスグス
さやか「アレと呼ばれようが浮かれポンチだろうがへたれポンチだろうがリスゴリラだろうが、全て無視すればいいんです」
梢「無視って、でも……そうしても……」
さやか「いいんです。別に初体験で失敗したって」
梢「実体が伴わなければ……え? 失敗してもいい……? な、何を言ってるのよさやかさん! それじゃあまるで真逆じゃない!」
さやか「初体験なんです。上手くいかなくて当然じゃないですか。でも、梢先輩のはやっちゃいけない失敗なんです」
梢「な、何なのよ! やっちゃいけない失敗って!!」
さやか「行為に移ろうとした時、一度でも好きとか愛してるって言いましたか?」
梢「……」
梢「え」
25: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 14:03:54 ID:jwJOQErk00
さやか「たとえ上手くできなくても、それは回数を重ねればいいだけの話です。でも、性交とは愛し合う行為なんですよ?」
さやか「上手く動けなくても、気持ちよくなくても、気持ちを伝えましょう、梢先輩。好きだって、愛してるって」
さやか「失敗しても、気持ちだけはきちんと愛する人に伝えませんか?」
綴理「うん。こずはきっと視野が狭くなってた。一歩前に踏み出せなくて、そればっかり考えてたんだと思う」
綴理「ボクは……好きって言って貰えるだけですごく嬉しいよ」
梢「……そう、ね。その通り、よ」
梢「勝手に嫌な方向にばかり考えて硬直してしまって、自分のことしか考えてなかった」
梢「ありがとう、みんな。私、もう逃げない。たとえ上手くできなくても、ダメな先輩だって思われても、花帆さんを愛する気持ちだけは伝えてみせるわ!」
慈「やれやれ。ほんと、お世話のし甲斐のあるやつ」
瑠璃乃「とか言ってめぐちゃん。昨日はずっと心配だった癖に~」
慈「そういうこと言わないの~!」グリグリ
梢「それで、あの……花帆さんは今どこに……?」
さやか「はい。今は沙知先輩のところにいるはずですよ。生徒会室に行きましょうか」
梢「ええ。待っていて花帆さん」
さやか「上手く動けなくても、気持ちよくなくても、気持ちを伝えましょう、梢先輩。好きだって、愛してるって」
さやか「失敗しても、気持ちだけはきちんと愛する人に伝えませんか?」
綴理「うん。こずはきっと視野が狭くなってた。一歩前に踏み出せなくて、そればっかり考えてたんだと思う」
綴理「ボクは……好きって言って貰えるだけですごく嬉しいよ」
梢「……そう、ね。その通り、よ」
梢「勝手に嫌な方向にばかり考えて硬直してしまって、自分のことしか考えてなかった」
梢「ありがとう、みんな。私、もう逃げない。たとえ上手くできなくても、ダメな先輩だって思われても、花帆さんを愛する気持ちだけは伝えてみせるわ!」
慈「やれやれ。ほんと、お世話のし甲斐のあるやつ」
瑠璃乃「とか言ってめぐちゃん。昨日はずっと心配だった癖に~」
慈「そういうこと言わないの~!」グリグリ
梢「それで、あの……花帆さんは今どこに……?」
さやか「はい。今は沙知先輩のところにいるはずですよ。生徒会室に行きましょうか」
梢「ええ。待っていて花帆さん」
26: (ワッチョイ 5cc5-b93f) 2023/12/02(土) 14:08:26 ID:jwJOQErk00
ガチャッ
梢「花帆さんっ!」
花帆「梢、センパイ……?」トロリ
梢「……え。どうしてこんなとろけきった表情……」
沙知「はっはっは。ごめんね~梢」
梢「さ、沙知先輩……?」
沙知「花帆があんまりにも可愛いもんだからさ、手籠めにしちゃった。てへっ」
花帆「沙知せんぱぁい……♡♡♡しゅきぃ……♡♡♡」
梢「🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯」
さやか「あ~……恋愛相談してたらそっちになびいちゃうことってよくありますよね……」
おわり!!
梢「花帆さんっ!」
花帆「梢、センパイ……?」トロリ
梢「……え。どうしてこんなとろけきった表情……」
沙知「はっはっは。ごめんね~梢」
梢「さ、沙知先輩……?」
沙知「花帆があんまりにも可愛いもんだからさ、手籠めにしちゃった。てへっ」
花帆「沙知せんぱぁい……♡♡♡しゅきぃ……♡♡♡」
梢「🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯🤯」
さやか「あ~……恋愛相談してたらそっちになびいちゃうことってよくありますよね……」
おわり!!
27: (スプー 5f67-dfe9) 2023/12/02(土) 14:09:28 ID:xJOjNNYMSd
は?おい
34: (ワッチョイ 6dd8-8f3a) 2023/12/02(土) 15:50:12 ID:PO9CDKn.00
沙知先輩、少しお話があるのだけれど…
28: (ワッチョイ efa3-b335) 2023/12/02(土) 14:11:13 ID:oN0dBnvo00
🤯
30: (スプー 623a-7b67) 2023/12/02(土) 14:40:29 ID:q4MTNmzMSd
それはライン越えだろうが…!
32: (ワッチョイ 9edf-dfe9) 2023/12/02(土) 14:55:43 ID:LHL89VCY00
は?なのだけれど!!
引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11177/1701489018/