1:  2020/02/25(火) 13:14:02.51 ID:ddFQ0E4W
  エマ「果林ちゃん、私のこと呼んだ?」 
  
果林「?呼んでないわ」
  
エマ「おかしいなぁ。確かにエマって聞こえたんだけど……」
  
果林「もしかしてこれのこと?」スッ
  
ピコンッ
  
EMMA「初めまして。私はEMMAです」
  
エマ「わ、ビックリした!」
果林「?呼んでないわ」
エマ「おかしいなぁ。確かにエマって聞こえたんだけど……」
果林「もしかしてこれのこと?」スッ
ピコンッ
EMMA「初めまして。私はEMMAです」
エマ「わ、ビックリした!」
2:  2020/02/25(火) 13:17:12.41 ID:ddFQ0E4W
  エマ「これ、スマホのアプリ?」 
  
果林「そう、最近大阪の大手会社がリリースしたコンシェルジュ?(意味は分かってない)アプリよ」
  
果林「こうやって音声で質問することで、検索やナビゲーションとか色々教えてくれるのよ」
  
果林「確か愛……だったかしら。それで動いてるみたいよ」
  
  
愛「私?」
  
  
エマ「え!愛で動いてるの?なんだか素敵~」
果林「そう、最近大阪の大手会社がリリースしたコンシェルジュ?(意味は分かってない)アプリよ」
果林「こうやって音声で質問することで、検索やナビゲーションとか色々教えてくれるのよ」
果林「確か愛……だったかしら。それで動いてるみたいよ」
愛「私?」
エマ「え!愛で動いてるの?なんだか素敵~」
4:  2020/02/25(火) 13:20:30.67 ID:ddFQ0E4W
  彼方「もしかしてそれってAIのこと~?」 
  
果林「えーあい……?」
  
  
しずく「AI、人工知能のことですよね」
  
?夢「たしか……個人個人の情報を学習して各自に最適な答えを出してくれるんだよね」
  
あなた「とっても便利だよね!私もよく曲作りのアドバイス貰ったりするんだ!」
  
璃奈「私も色々使ってる……」
果林「えーあい……?」
しずく「AI、人工知能のことですよね」
?夢「たしか……個人個人の情報を学習して各自に最適な答えを出してくれるんだよね」
あなた「とっても便利だよね!私もよく曲作りのアドバイス貰ったりするんだ!」
璃奈「私も色々使ってる……」
5:  2020/02/25(火) 13:22:02.11 ID:ddFQ0E4W
  愛「それにしてもAIで愛って、カリンそのギャグ面白すぎー!!ズルいよー!!」 
  
果林「え!そ、そうね。冗談よ。ふふふ……」
  
  
彼方(絶対素で間違えてたな……)
果林「え!そ、そうね。冗談よ。ふふふ……」
彼方(絶対素で間違えてたな……)
6:  2020/02/25(火) 13:23:12.46 ID:ddFQ0E4W
  エマ「へーそんなのあるんだー。私機械苦手だからアプリとかよく知らないんだ~」 
  
  
かすみ「え、もしかしてエマ先輩まだEMMA使ってないんですか!?」
  
  
せつ菜「え!!エマさんそうなんですか!!?」
  
  
エマ「え?え?皆入れてるの?」
  
  
かすみ「多分今時EMMA入れてないのエマ先輩くらいなのでは?」キョロ
  
ウンウン
  
エマ「えー!そうだったのー!?」
かすみ「え、もしかしてエマ先輩まだEMMA使ってないんですか!?」
せつ菜「え!!エマさんそうなんですか!!?」
エマ「え?え?皆入れてるの?」
かすみ「多分今時EMMA入れてないのエマ先輩くらいなのでは?」キョロ
ウンウン
エマ「えー!そうだったのー!?」
8:  2020/02/25(火) 13:27:03.84 ID:ddFQ0E4W
  せつ菜「エマさん!!とっても便利なので絶対入れた方がいいですよ!!!!!」グイッ 
  
  
エマ「う、うん……分かった……」
  
果林「ちょっとせつ菜、あんまりエマにグイグイいかないの」
  
せつ菜「はっ、すみません。つい……」
  
果林「エマ、さっき話してた通り今日は一緒に帰りましょう。ついでだからEMMAを使ってるところを見せてあげるわ!」
  
エマ「うん、ありがとう!どんなアプリなのか気になってたんだ~」
  
  
  
ーーーー
エマ「う、うん……分かった……」
果林「ちょっとせつ菜、あんまりエマにグイグイいかないの」
せつ菜「はっ、すみません。つい……」
果林「エマ、さっき話してた通り今日は一緒に帰りましょう。ついでだからEMMAを使ってるところを見せてあげるわ!」
エマ「うん、ありがとう!どんなアプリなのか気になってたんだ~」
ーーーー
10:  2020/02/25(火) 13:32:10.41 ID:ddFQ0E4W
  エマ「さっき果林ちゃん夕食がどうって言ってたよね。じゃあお店の場所は……」 
  
果林「ふふっ、甘いわエマ」
  
エマ「え?」
  
果林「EMMA、夕食の準備がしたいわ」
  
ピコンッ
  
EMMA「はい、今日はカレー等どうでしょうか」
  
果林「いいわねカレー。美味しいし何日か保って楽だものね」
  
EMMA「材料の場所は~~~です」
  
EMMA「目的地までのナビゲーションを開始します」
果林「ふふっ、甘いわエマ」
エマ「え?」
果林「EMMA、夕食の準備がしたいわ」
ピコンッ
EMMA「はい、今日はカレー等どうでしょうか」
果林「いいわねカレー。美味しいし何日か保って楽だものね」
EMMA「材料の場所は~~~です」
EMMA「目的地までのナビゲーションを開始します」
11:  2020/02/25(火) 13:36:58.62 ID:ddFQ0E4W
  エマ「迷わないようにね、果林ちゃん」 
  
果林「見てなさいエマ、このアプリホントに凄いのよ!なんと私でも無事に目的地に着けるの!」
  
エマ「ええ!?今までどのナビゲーションアプリを使っても迷ってたあの果林ちゃんが!?」
  
果林「そ、そんなに驚くことないでしょ……?」
果林「見てなさいエマ、このアプリホントに凄いのよ!なんと私でも無事に目的地に着けるの!」
エマ「ええ!?今までどのナビゲーションアプリを使っても迷ってたあの果林ちゃんが!?」
果林「そ、そんなに驚くことないでしょ……?」
12:  2020/02/25(火) 13:39:32.97 ID:ddFQ0E4W
  果林「こほん。それじゃあ早速出発しましょう!」ダッ 
  
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
  
果林「あら?」
  
エマ「果林ちゃんホントによく間違うよねぇ」
  
果林「ほら、こういう風に道を間違えてもすぐに教えてくれるのよ!!これを教えるためにわざと間違えたのよ!!」
  
エマ「ふーん……」
  
果林「さ、さぁ、今度こそ行くわよ!!」ダッ
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
果林「あら?」
エマ「果林ちゃんホントによく間違うよねぇ」
果林「ほら、こういう風に道を間違えてもすぐに教えてくれるのよ!!これを教えるためにわざと間違えたのよ!!」
エマ「ふーん……」
果林「さ、さぁ、今度こそ行くわよ!!」ダッ
14:  2020/02/25(火) 14:04:11.20 ID:ddFQ0E4W
  果林「ほら、無事到着したわ!時間だって今までと比べてあまりかかってないし!」 
  
エマ(果林ちゃん結局あれから何回もEMMAに軌道修正されてたよね……)
  
エマ(でも確かに、あんなにすぐ道がそれてることを教えてくれるナビゲーションなら、迷うことなんてないかも)
  
エマ「そのアプリ凄いね!もうこれで果林ちゃんどこへでも行けるね!」
  
果林「そうね、ホントEMMAに出会えて良かったわ!」
エマ(果林ちゃん結局あれから何回もEMMAに軌道修正されてたよね……)
エマ(でも確かに、あんなにすぐ道がそれてることを教えてくれるナビゲーションなら、迷うことなんてないかも)
エマ「そのアプリ凄いね!もうこれで果林ちゃんどこへでも行けるね!」
果林「そうね、ホントEMMAに出会えて良かったわ!」
15:  2020/02/25(火) 14:18:03.08 ID:ddFQ0E4W
  ー翌日ー 
  
ガチャッ
  
エマ「おじゃましまーす」
  
エマ「えっ!!?」
  
  
果林「ふぁぁぁ……おはよう、エマ」
  
  
エマ「かっ……果林ちゃんが起きてる!?」
ガチャッ
エマ「おじゃましまーす」
エマ「えっ!!?」
果林「ふぁぁぁ……おはよう、エマ」
エマ「かっ……果林ちゃんが起きてる!?」
20:  2020/02/25(火) 15:14:06.75 ID:ddFQ0E4W
  果林「驚いてるようね、エマ。他でも無いこの私が一番驚いてるわ!」 
  
エマ「い、今までどんな時計やアプリを使っても起きなかった果林ちゃんが、私が来る前に起きてるなんて……」
  
エマ「どうして!?今までこんなこと一度も無かったのに!!」
  
果林「EMMAに起こしてもらったのよ!」
  
エマ「EMMA……」
エマ「い、今までどんな時計やアプリを使っても起きなかった果林ちゃんが、私が来る前に起きてるなんて……」
エマ「どうして!?今までこんなこと一度も無かったのに!!」
果林「EMMAに起こしてもらったのよ!」
エマ「EMMA……」
21:  2020/02/25(火) 15:18:37.63 ID:ddFQ0E4W
  果林「EMMA凄いのよ?朝起きやすいように何時に寝ればいいのか、寝る前にどうしておけばいいかまで教えてくれるの」 
  
果林「おかげでEMMAに起こしてもらうように頼んだ時間より早く起きちゃった!」
  
エマ「そ、そんな……果林ちゃんどうしちゃったの!?そんなの果林ちゃんらしくないよ!!」ガッ
  
果林「エ、エマ?どうしたの?」
果林「おかげでEMMAに起こしてもらうように頼んだ時間より早く起きちゃった!」
エマ「そ、そんな……果林ちゃんどうしちゃったの!?そんなの果林ちゃんらしくないよ!!」ガッ
果林「エ、エマ?どうしたの?」
22:  2020/02/25(火) 15:22:16.03 ID:ddFQ0E4W
  エマ「あっ、ごめん、つい……」 
  
果林「いいけど……ちょっとびっくりしちゃったわ」
  
エマ「ごめんね」
  
エマ(何やってるんだろう私。何で果林ちゃんが朝起きてただけでこんな……)
  
エマ(それに果林ちゃんが朝起きられたのは喜ばしいことのはずなのに)
  
エマ「そうだね、ちゃんと朝起きられた果林ちゃんはいいこいいこしてあげないとね」
  
エマ「よしよし~」ナデナデ
  
果林「もう、エマったら子ども扱いして!私もう子どもじゃないのよ!?」
  
エマ(ふふ、果林ちゃん可愛いなぁ~)
果林「いいけど……ちょっとびっくりしちゃったわ」
エマ「ごめんね」
エマ(何やってるんだろう私。何で果林ちゃんが朝起きてただけでこんな……)
エマ(それに果林ちゃんが朝起きられたのは喜ばしいことのはずなのに)
エマ「そうだね、ちゃんと朝起きられた果林ちゃんはいいこいいこしてあげないとね」
エマ「よしよし~」ナデナデ
果林「もう、エマったら子ども扱いして!私もう子どもじゃないのよ!?」
エマ(ふふ、果林ちゃん可愛いなぁ~)
24:  2020/02/25(火) 15:26:25.69 ID:ddFQ0E4W
  あなた「よーし、今日も練習行くよー!」 
  
あなた「EMMAに聞いて各自に合わせた練習メニューを組んでくれて!今から配るね!」
  
エマ(EMMAに……)
  
あなた「あれ、エマさんどうしたの?ボーッとして」
  
エマ「あ、ううん、なんでもないの!ありがとう!練習メニュー組んでくれて!」
あなた「EMMAに聞いて各自に合わせた練習メニューを組んでくれて!今から配るね!」
エマ(EMMAに……)
あなた「あれ、エマさんどうしたの?ボーッとして」
エマ「あ、ううん、なんでもないの!ありがとう!練習メニュー組んでくれて!」
25:  2020/02/25(火) 15:29:18.29 ID:ddFQ0E4W
  ー翌日ー 
  
エマ「果林ちゃん入るねー?」
  
  
ガチャッ
  
果林「あら、おはよう、エマ」
  
エマ「えっ、果林ちゃん!?なんでもう制服に着替えてるの!?」
  
果林「なんでって……そりゃあ今日は学校だし……」
  
エマ「そうじゃなくて!」
エマ「果林ちゃん入るねー?」
ガチャッ
果林「あら、おはよう、エマ」
エマ「えっ、果林ちゃん!?なんでもう制服に着替えてるの!?」
果林「なんでって……そりゃあ今日は学校だし……」
エマ「そうじゃなくて!」
26:  2020/02/25(火) 15:34:16.55 ID:ddFQ0E4W
  エマ「いつも私が着替えさせてでしょ?果林ちゃん1人で服着れたの!?」 
  
果林「エマ……私のことどう思ってたの?私だって1人で服着替えられるわよ!」
  
果林「そりゃあ朝はいつも着替えさせてもらってたけど」
  
エマ「そ、そうだよね……」
  
エマ「1人でお着替えなんて普通だよね……」シュン
果林「エマ……私のことどう思ってたの?私だって1人で服着替えられるわよ!」
果林「そりゃあ朝はいつも着替えさせてもらってたけど」
エマ「そ、そうだよね……」
エマ「1人でお着替えなんて普通だよね……」シュン
35:  2020/02/25(火) 19:22:37.96 ID:CivGIolW
  つい最近P5Sクリアした自分にはタイムリーなスレ  
70:  2020/02/26(水) 10:20:48.88 ID:mhTbUMyn
  一応急にじゃなくて最初からP5ネタっぽかったけどな 
にしてもペルソナスレは珍しい
にしてもペルソナスレは珍しい
39:  2020/02/26(水) 00:01:06.10 ID:A9tBcjKF
  せつ菜「璃奈さん!ネットニュース見ました!?」 
  
璃奈「うん、見た……。怪盗団、復活?」
  
璃奈「璃奈ちゃんボード『ワクワク』」
  
  
  
エマ「はぁぁぁ……」
  
あなた「ねぇ、果林さん。エマさんどうしたの?」
  
果林「それが私にも分からないのよ……。朝からずっとあんな風で」
  
あなた「何か思い当たることとか無い?」
  
果林「分からないわね……。喧嘩したとかでも無いし」
  
果林「ちょっと部長から話してもらってもいいかしら?」
  
あなた「分かった、あんまり自信無いけど聞いてみるよ」
璃奈「うん、見た……。怪盗団、復活?」
璃奈「璃奈ちゃんボード『ワクワク』」
エマ「はぁぁぁ……」
あなた「ねぇ、果林さん。エマさんどうしたの?」
果林「それが私にも分からないのよ……。朝からずっとあんな風で」
あなた「何か思い当たることとか無い?」
果林「分からないわね……。喧嘩したとかでも無いし」
果林「ちょっと部長から話してもらってもいいかしら?」
あなた「分かった、あんまり自信無いけど聞いてみるよ」
40:  2020/02/26(水) 00:04:59.25 ID:A9tBcjKF
  あなた「エマさん、元気ないみたいだけど大丈夫?」 
  
エマ「あ、ごめんね……。あなたに気を使わせちゃって」
  
エマ「なんでも無いの!私なら大丈夫だから!」
  
あなた「ほんと……?それならいいけど……」
  
  
  
エマ「それよりほら、せつ菜ちゃん達何か盛り上がってるよ?私達も混ぜて貰おう?」
  
エマ「おーい!せつ菜ちゃん!璃奈ちゃん!何の話してるのー?」
エマ「あ、ごめんね……。あなたに気を使わせちゃって」
エマ「なんでも無いの!私なら大丈夫だから!」
あなた「ほんと……?それならいいけど……」
エマ「それよりほら、せつ菜ちゃん達何か盛り上がってるよ?私達も混ぜて貰おう?」
エマ「おーい!せつ菜ちゃん!璃奈ちゃん!何の話してるのー?」
41:  2020/02/26(水) 00:15:08.62 ID:A9tBcjKF
  あなた「あっ……」 
  
あなた「うーん、話してくれないか。何か隠してる気はすんだけどなぁ」
  
  
果林「あなたでも駄目だったみたいね」
  
あなた「ごめんね果林さん」
  
果林「謝る必要は無いわ。無理に聞き出す訳にもいかないし」
  
果林「ねぇ、EMMA。EMMAはどう思う?」
  
  
ピコンッ
  
EMMA「人は誰にも話したくない事があります。今は無理に聞き出さず相手が話しやすい雰囲気作りを心がける事をお勧めします」
  
あなた「だって」
  
果林「EMMAがそう言うなら確実ね。ひとまず様子を見ましょう」
あなた「うーん、話してくれないか。何か隠してる気はすんだけどなぁ」
果林「あなたでも駄目だったみたいね」
あなた「ごめんね果林さん」
果林「謝る必要は無いわ。無理に聞き出す訳にもいかないし」
果林「ねぇ、EMMA。EMMAはどう思う?」
ピコンッ
EMMA「人は誰にも話したくない事があります。今は無理に聞き出さず相手が話しやすい雰囲気作りを心がける事をお勧めします」
あなた「だって」
果林「EMMAがそう言うなら確実ね。ひとまず様子を見ましょう」
42:  2020/02/26(水) 00:19:39.39 ID:A9tBcjKF
  せつ菜「あ、エマさん!昨日渋谷の電波ジャックで宣言された予告状の話をしてたんです?」 
  
エマ「予告状?何の話?」
  
璃奈「心の怪盗団の話」
  
エマ「心の怪盗団?なにそれ?」
  
璃奈「え、エマさん心の怪盗団知らないの?去年あれだけ話題になったのに」
  
せつ菜「あっ!エマさんそういえば去年はまだ日本にいないんでしたっけ」
  
璃奈「そっか。日本にいたら絶対知ってるはずだよね」
エマ「予告状?何の話?」
璃奈「心の怪盗団の話」
エマ「心の怪盗団?なにそれ?」
璃奈「え、エマさん心の怪盗団知らないの?去年あれだけ話題になったのに」
せつ菜「あっ!エマさんそういえば去年はまだ日本にいないんでしたっけ」
璃奈「そっか。日本にいたら絶対知ってるはずだよね」
43:  2020/02/26(水) 00:26:30.46 ID:A9tBcjKF
  璃奈「EMMA、心の怪盗団についてエマさんに教えてあげて」 
  
  
ピコンッ
  
EMMA「分かりました」
  
EMMA「心の怪盗団とは、悪人の盗み、悪人を改心させる謎の集団です」
  
エマ「え、心を盗む?」
  
せつ菜「そうです!心の怪盗団はただの怪盗団じゃないんですよ!」
ピコンッ
EMMA「分かりました」
EMMA「心の怪盗団とは、悪人の盗み、悪人を改心させる謎の集団です」
エマ「え、心を盗む?」
せつ菜「そうです!心の怪盗団はただの怪盗団じゃないんですよ!」
44:  2020/02/26(水) 00:28:51.25 ID:A9tBcjKF
  EMMA「その手口は、ターゲットにした悪人に対して事前に予告状を送ります」 
  
EMMA「すると、数日後には人が変わったように罪を自白しだすという非現実的な手口が注目を集め、『現代の義賊』とまで呼ばれるようになりました」
  
せつ菜「そうです!怪盗団は法で裁けない悪人を成敗してくれる正義の味方なんです!!」
  
エマ「へぇ~なんだか凄そうだね」
EMMA「すると、数日後には人が変わったように罪を自白しだすという非現実的な手口が注目を集め、『現代の義賊』とまで呼ばれるようになりました」
せつ菜「そうです!怪盗団は法で裁けない悪人を成敗してくれる正義の味方なんです!!」
エマ「へぇ~なんだか凄そうだね」
46:  2020/02/26(水) 00:34:32.42 ID:A9tBcjKF
  せつ菜「去年の12月頃以降活動が無かったので解散したと言われていましたが、なんと昨日復活したんですよ!!!」 
  
璃奈「これを見て」
  
  
『アンタが奪った人々のネガイ』
  
『今宵我々が頂戴する!』
  
  
エマ「わ!この映像って渋谷の駅前の?あんなにでっかいテレビを乗っ取って声明しちゃうなんてダイナミックだね!」
  
璃奈「電波ジャック。普通に犯罪」
  
せつ菜「いいんですよ!格好いいは正義です!!」
璃奈「これを見て」
『アンタが奪った人々のネガイ』
『今宵我々が頂戴する!』
エマ「わ!この映像って渋谷の駅前の?あんなにでっかいテレビを乗っ取って声明しちゃうなんてダイナミックだね!」
璃奈「電波ジャック。普通に犯罪」
せつ菜「いいんですよ!格好いいは正義です!!」
47:  2020/02/26(水) 00:43:57.20 ID:A9tBcjKF
  璃奈「心の怪盗団の復活は凄く興味深い。今まで通りなら」 
  
せつ菜「えぇ!そのうち心を盗まれて改心するはずです!!」
  
せつ菜「いやー懐かしいです!私も怪チャンによく書き込んでました!」
  
璃奈「え、せつ菜さんあんな胡散臭いサイトに書き込んでたの?」
  
エマ「怪チャン……?」
せつ菜「えぇ!そのうち心を盗まれて改心するはずです!!」
せつ菜「いやー懐かしいです!私も怪チャンによく書き込んでました!」
璃奈「え、せつ菜さんあんな胡散臭いサイトに書き込んでたの?」
エマ「怪チャン……?」
48:  2020/02/26(水) 00:45:05.63 ID:A9tBcjKF
  ピコンッ 
  
EMMA「怪チャン、怪盗チャンネルは、ファンが立ち上げた心の怪盗団を応援するサイトです。主に怪盗団の事に関する掲示板やアンケート、改心してほしい人の依頼等が書かれていました」
  
  
せつ菜「依頼の中にはホントに改心してくれたって人が何人もいたんですよ!凄いですよね!?」
  
せつ菜「実は私も依頼したんです」
  
エマ「そうなんだ。何を依頼したの?」
  
せつ菜「頭の硬い両親を改心してくれ!って勢いで書き込んでました」
  
せつ菜「今思えば勢いで書いただけで怪盗団が改心させるような極悪人でも無かったし、当然相手にされなかったですけどね」
EMMA「怪チャン、怪盗チャンネルは、ファンが立ち上げた心の怪盗団を応援するサイトです。主に怪盗団の事に関する掲示板やアンケート、改心してほしい人の依頼等が書かれていました」
せつ菜「依頼の中にはホントに改心してくれたって人が何人もいたんですよ!凄いですよね!?」
せつ菜「実は私も依頼したんです」
エマ「そうなんだ。何を依頼したの?」
せつ菜「頭の硬い両親を改心してくれ!って勢いで書き込んでました」
せつ菜「今思えば勢いで書いただけで怪盗団が改心させるような極悪人でも無かったし、当然相手にされなかったですけどね」
49:  2020/02/26(水) 00:50:36.50 ID:A9tBcjKF
  せつ菜「とにかく怪盗団は凄いんです!!エマさんも一緒に応援しましょう!!ほら、怪チャンのURL送っておきましたから!!」 
  
璃奈「乗るしかない、このビッグウェーブに!璃奈ちゃんボード『ムンッ』!」
  
エマ「ありがとう2人とも。ちょっと興味が沸いてきたかも。後で調べてみるね」
  
  
果林「エマー!私そろそろ帰ろうと思うんだけどどうするー?」
  
エマ「あ!はーい!今行くー!!」
  
  
エマ「それじゃあまたね!」
  
璃奈「うん、バイバイ」
  
せつ菜「後でって言いましたけど絶対調べて下さいね!!そういう人って大抵後から調べな──」
璃奈「乗るしかない、このビッグウェーブに!璃奈ちゃんボード『ムンッ』!」
エマ「ありがとう2人とも。ちょっと興味が沸いてきたかも。後で調べてみるね」
果林「エマー!私そろそろ帰ろうと思うんだけどどうするー?」
エマ「あ!はーい!今行くー!!」
エマ「それじゃあまたね!」
璃奈「うん、バイバイ」
せつ菜「後でって言いましたけど絶対調べて下さいね!!そういう人って大抵後から調べな──」
50:  2020/02/26(水) 00:54:19.27 ID:A9tBcjKF
  ーーーー 
  
果林「随分盛り上がってたわね。せつ菜達と何話してたの?」
  
エマ「心の怪盗団だよ?」
  
果林「あー、去年流行ってたわね。何でまた急に?」
  
エマ「昨日復活したって言ってたよ」
  
果林「そうだったのね」
果林「随分盛り上がってたわね。せつ菜達と何話してたの?」
エマ「心の怪盗団だよ?」
果林「あー、去年流行ってたわね。何でまた急に?」
エマ「昨日復活したって言ってたよ」
果林「そうだったのね」
51:  2020/02/26(水) 01:00:21.16 ID:A9tBcjKF
  エマ「あ、果林ちゃんそっちは──」 
  
ピコンッ
  
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
  
エマ「あっ……」
  
果林「おっと、ありがとうEMMA」
  
果林「見てエマ!通学路でもEMMAを使うことにしたの!」
  
果林「今まではなぜか散在通った通学路でも道を間違えることがあったけど、これなら確実に迷わずに済むわ!!」
  
エマ「確かにそうだね……」
ピコンッ
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
エマ「あっ……」
果林「おっと、ありがとうEMMA」
果林「見てエマ!通学路でもEMMAを使うことにしたの!」
果林「今まではなぜか散在通った通学路でも道を間違えることがあったけど、これなら確実に迷わずに済むわ!!」
エマ「確かにそうだね……」
52:  2020/02/26(水) 01:02:23.93 ID:A9tBcjKF
  果林「今まで寄り道しちゃって遅刻しかけたり帰るのが遅くなったりしてごめんなさいね?でももう大丈夫よ!高級船に乗った気でいて!」 
  
エマ「うん……」
  
エマ(道から外れて果林ちゃんと歩くの、それはそれで冒険みたいで好きだったんだけどなぁ)
  
エマ(もうそれが無くなると何だか寂しい……)
  
  
エマ(それに道に外れかけたとき声をかけるのは私の役目だったのに、何だか私がもう必要とされてないみたいで……)
エマ「うん……」
エマ(道から外れて果林ちゃんと歩くの、それはそれで冒険みたいで好きだったんだけどなぁ)
エマ(もうそれが無くなると何だか寂しい……)
エマ(それに道に外れかけたとき声をかけるのは私の役目だったのに、何だか私がもう必要とされてないみたいで……)
53:  2020/02/26(水) 01:05:30.37 ID:A9tBcjKF
  ー翌日ー 
  
ガチャッ
  
エマ「おはよう、果林ちゃん」
  
果林「おはようエマ!」シャキッ
  
エマ(今日も1人で起きてる。制服だしそれに)
  
果林「今エマのために朝ご飯作ってるの。ちょっと待ってて、すぐ出来るから」ジュウジュウ
  
エマ(……………)
ガチャッ
エマ「おはよう、果林ちゃん」
果林「おはようエマ!」シャキッ
エマ(今日も1人で起きてる。制服だしそれに)
果林「今エマのために朝ご飯作ってるの。ちょっと待ってて、すぐ出来るから」ジュウジュウ
エマ(……………)
54:  2020/02/26(水) 01:07:08.72 ID:A9tBcjKF
  果林「はいどうぞ!と言っても料理らしい事は鮭焼いて味噌汁作ったのだけだけど」 
  
エマ「ううん、日本の和食とっても美味しいから私は好きだよ?ありがとう果林ちゃん!」
  
果林「そう?エマに喜んで貰えると私も嬉しいわ」
エマ「ううん、日本の和食とっても美味しいから私は好きだよ?ありがとう果林ちゃん!」
果林「そう?エマに喜んで貰えると私も嬉しいわ」
55:  2020/02/26(水) 01:09:21.49 ID:A9tBcjKF
  パクッ 
  
エマ「…………」
  
モグモグモグ
  
エマ「……………」
  
果林「エマ?」
  
エマ「……………」
  
果林「どうしたの?美味しくない?どこか焦げちゃってたかしら」
  
エマ「え、あ、ううん!そんなんじゃ無いの!」
  
ズズーッ
  
エマ「うん、味噌汁だってとっても美味しい!」
  
果林「そ、そう?ならいいのだけれど……。急に黙っちゃうから心配しちゃったわ」
  
エマ「ごめんごめん」
エマ「…………」
モグモグモグ
エマ「……………」
果林「エマ?」
エマ「……………」
果林「どうしたの?美味しくない?どこか焦げちゃってたかしら」
エマ「え、あ、ううん!そんなんじゃ無いの!」
ズズーッ
エマ「うん、味噌汁だってとっても美味しい!」
果林「そ、そう?ならいいのだけれど……。急に黙っちゃうから心配しちゃったわ」
エマ「ごめんごめん」
56:  2020/02/26(水) 01:12:53.93 ID:A9tBcjKF
  エマ(美味しい。美味しいんだけど) 
  
エマ(何でだろう。とっても悲しい感じがする)
  
エマ(どうしてなんだろう。普通なら喜ぶことなのに)
  
エマ(私、おかしくなっちゃったのかなぁ)
エマ(何でだろう。とっても悲しい感じがする)
エマ(どうしてなんだろう。普通なら喜ぶことなのに)
エマ(私、おかしくなっちゃったのかなぁ)
57:  2020/02/26(水) 01:14:18.75 ID:A9tBcjKF
  果林「あ、そうだエマ」 
  
エマ「ん?何果林ちゃん」
  
  
  
  
  
  
  
果林「明日から朝起こしに来なくてもいいわよ?」
  
  
  
  
  
  
  
  
エマ「……………………」
  
  
  
  
  
  
  
エマ「え?」
エマ「ん?何果林ちゃん」
果林「明日から朝起こしに来なくてもいいわよ?」
エマ「……………………」
エマ「え?」
72:  2020/02/26(水) 12:55:06.38 ID:A9tBcjKF
  エマ「え、どうして…………」 
  
果林「ほら、私今までエマにお世話になってばかりだったじゃない?朝もちゃんと起きれるようになったらエマの負担も減るし」
  
果林「EMMAがあれば何とかなりそうだから、丁度良い機会だしそろそろ私も自立しなきゃって」
  
果林「心配しなくても大丈夫!エマが来るまでは一応は自立できてたんだし!」
  
エマ「………………」
果林「ほら、私今までエマにお世話になってばかりだったじゃない?朝もちゃんと起きれるようになったらエマの負担も減るし」
果林「EMMAがあれば何とかなりそうだから、丁度良い機会だしそろそろ私も自立しなきゃって」
果林「心配しなくても大丈夫!エマが来るまでは一応は自立できてたんだし!」
エマ「………………」
73:  2020/02/26(水) 13:00:27.90 ID:A9tBcjKF
  果林「エマ?」 
  
  
  
エマ「あ、うん」
  
  
エマ「偉いね、果林ちゃん!自立、できるといいね」
  
果林「うん、私頑張るから!エマも見守ってくれると嬉しいわ!」パァァ
  
エマ「応援、してるね……」
  
  
エマ(私は負担になってるなんて全く思ってない。寧ろもっと私に手を焼かせて欲しい、ずっと私がお世話してあげたい)
  
エマ(でもそんなこと、成長するために努力しようとする果林ちゃんに言う事なんて私には出来なかった)
エマ「あ、うん」
エマ「偉いね、果林ちゃん!自立、できるといいね」
果林「うん、私頑張るから!エマも見守ってくれると嬉しいわ!」パァァ
エマ「応援、してるね……」
エマ(私は負担になってるなんて全く思ってない。寧ろもっと私に手を焼かせて欲しい、ずっと私がお世話してあげたい)
エマ(でもそんなこと、成長するために努力しようとする果林ちゃんに言う事なんて私には出来なかった)
74:  2020/02/26(水) 13:13:59.83 ID:A9tBcjKF
  ー数日後ー 
  
  
ピンポーン
  
ガチャッ
  
果林「エマ、おはよう!」
  
エマ「おはよう果林ちゃん」
  
  
エマ「果林ちゃんの方から来るなんて、ホントに早起きできるようになったんだね果林ちゃん」
  
果林「えぇ!道にも全然迷わないし、それに勉強だってちゃんとしてるのよ!」
  
エマ「そうなんだ……」
  
果林「エマ、私変われたかしら?」
  
エマ「うん、果林ちゃんは凄いよ……」
  
エマ(何だろう。果林ちゃんとは毎日一緒なのに、何だか遠くに感じちゃう)
  
エマ(果林ちゃんとはずっと一緒にいなくちゃいけないのにこれじゃあ……)
ピンポーン
ガチャッ
果林「エマ、おはよう!」
エマ「おはよう果林ちゃん」
エマ「果林ちゃんの方から来るなんて、ホントに早起きできるようになったんだね果林ちゃん」
果林「えぇ!道にも全然迷わないし、それに勉強だってちゃんとしてるのよ!」
エマ「そうなんだ……」
果林「エマ、私変われたかしら?」
エマ「うん、果林ちゃんは凄いよ……」
エマ(何だろう。果林ちゃんとは毎日一緒なのに、何だか遠くに感じちゃう)
エマ(果林ちゃんとはずっと一緒にいなくちゃいけないのにこれじゃあ……)
75:  2020/02/26(水) 13:22:09.61 ID:A9tBcjKF
  スタスタ 
  
ドンッ
  
エマ「きゃっ」
  
果林「エマ!大丈夫!?」
  
エマ「う、うん。ぶつかっただけだから平気……」
  
果林「何よあの人。人にぶつかっておいて謝りもせずに。歩きスマホなんかしてるからよ」
  
エマ「果林ちゃん、私なら大丈夫だから」
  
果林「でもっ」
  
エマ「それに歩きスマホなら果林ちゃんもしてるでしょ?」
  
果林「わ、私はちゃんと前見てるから……」
  
エマ「もう、EMMAばっか見てると危ないよ」
  
果林「でもこれが無いと私……」
  
エマ「…………」
ドンッ
エマ「きゃっ」
果林「エマ!大丈夫!?」
エマ「う、うん。ぶつかっただけだから平気……」
果林「何よあの人。人にぶつかっておいて謝りもせずに。歩きスマホなんかしてるからよ」
エマ「果林ちゃん、私なら大丈夫だから」
果林「でもっ」
エマ「それに歩きスマホなら果林ちゃんもしてるでしょ?」
果林「わ、私はちゃんと前見てるから……」
エマ「もう、EMMAばっか見てると危ないよ」
果林「でもこれが無いと私……」
エマ「…………」
77:  2020/02/26(水) 13:31:08.01 ID:A9tBcjKF
  あなた「ねぇEMMA、今日の練習メニューどうすればいいかな?」 
  
せつ菜「EMMAさん、今日のアニメ何がありましたっけ」
  
彼方「EMMA、進路どうすればいいかな~」
  
エマ(あれから皆はより一層EMMAに頼り切るようになっちゃった)
  
エマ(自分で考えることを放棄してEMMAばっかり。これって良くないんじゃないかな)
  
~~~~
  
果林『丁度良い機会だから私も自立しなきゃって』
  
~~~~
  
エマ(確かに1人で何でもできるようになったけど、EMMAに頼り切りの現状は自立してるって言えるのかな)
せつ菜「EMMAさん、今日のアニメ何がありましたっけ」
彼方「EMMA、進路どうすればいいかな~」
エマ(あれから皆はより一層EMMAに頼り切るようになっちゃった)
エマ(自分で考えることを放棄してEMMAばっかり。これって良くないんじゃないかな)
~~~~
果林『丁度良い機会だから私も自立しなきゃって』
~~~~
エマ(確かに1人で何でもできるようになったけど、EMMAに頼り切りの現状は自立してるって言えるのかな)
78:  2020/02/26(水) 13:32:46.93 ID:A9tBcjKF
  あなた「なるほど!EMMAが言うなら間違いないね!」 
  
せつ菜「あ、あのアニメ録画してませんでしたね。ありがとうEMMAさん!!家に帰ったら早速録画します!!」
  
彼方「EMMAが言うならそこにしようかな~」
  
  
エマ(いや、頼り切りどころがこれじゃあまるで言いなりの人形……)
  
  
せつ菜「あーーーっ!!!!!」
  
エマ「」ビクッ
せつ菜「あ、あのアニメ録画してませんでしたね。ありがとうEMMAさん!!家に帰ったら早速録画します!!」
彼方「EMMAが言うならそこにしようかな~」
エマ(いや、頼り切りどころがこれじゃあまるで言いなりの人形……)
せつ菜「あーーーっ!!!!!」
エマ「」ビクッ
80:  2020/02/26(水) 19:54:57.89 ID:A9tBcjKF
  せつ菜「え、え、EMMAが……」 
  
璃奈「強制終了になった……なんで?」
  
彼方「むー、アプリが開けない」ポチッポチッ
  
  
パンッ
  
あなた「きっとそろそろ練習しなさいってことだよ!ひとまず練習始めよう!」
  
  
ハーイ
  
  
  
その後も休憩中に皆スマホを触っていましたが、どうやらEMMAはつかないままだったようです。
璃奈「強制終了になった……なんで?」
彼方「むー、アプリが開けない」ポチッポチッ
パンッ
あなた「きっとそろそろ練習しなさいってことだよ!ひとまず練習始めよう!」
ハーイ
その後も休憩中に皆スマホを触っていましたが、どうやらEMMAはつかないままだったようです。
82:  2020/02/26(水) 20:00:04.36 ID:A9tBcjKF
  あなた「今日はここまでにしよう!皆お疲れ様!昨日より大分良くなったよ!!」 
  
  
  
せつ菜「駄目です。まだEMMA使えないみたいです」
  
璃奈「皆!!このニュース見て!!EMMAの一時利用停止が公式記者会見で正式に発表されてる!!」
  
エマ「えっ……?」
せつ菜「駄目です。まだEMMA使えないみたいです」
璃奈「皆!!このニュース見て!!EMMAの一時利用停止が公式記者会見で正式に発表されてる!!」
エマ「えっ……?」
83:  2020/02/26(水) 20:21:14.74 ID:A9tBcjKF
  璃奈「EMMAがハッキングを受けて個人情報が一部流出、サーバー強化のためEMMAの稼働を一時停止」 
  
璃奈「ハッキングした犯人は……心の怪盗団!?」
  
せつ菜「え!?確かにメンバーにハッカーがいるとの噂はありますがそんな!」
  
璃奈「それに心の怪盗団には〇人の容疑もかかってるって……」
  
步夢「〇人だなんて酷い……」
璃奈「ハッキングした犯人は……心の怪盗団!?」
せつ菜「え!?確かにメンバーにハッカーがいるとの噂はありますがそんな!」
璃奈「それに心の怪盗団には〇人の容疑もかかってるって……」
步夢「〇人だなんて酷い……」
85:  2020/02/26(水) 22:56:24.23 ID:A9tBcjKF
  果林「何てことしてくれのよ怪盗団!!EMMAが使えなくなったら皆がどれだけ困るか分かってるの!?」 
  
せつ菜「?夢さん、果林さん、ちょっと待って下さい!!まだ心の怪盗団がやったって決まったわけじゃ……」
  
果林「ニュースでそう言ってるじゃない!警察にも届け出出したって」
  
せつ菜「怪盗団はそんなことしません!怪盗団はあくまで悪を挫く正義の味方なんですから!」
  
せつ菜「前も濡れ衣を着せられてましたし、きっと今回も──」
  
璃奈「せつ菜さん落ち着いて」
  
せつ菜「璃奈さん!あなたまで怪盗団のせいだっていうんですか!?」
せつ菜「?夢さん、果林さん、ちょっと待って下さい!!まだ心の怪盗団がやったって決まったわけじゃ……」
果林「ニュースでそう言ってるじゃない!警察にも届け出出したって」
せつ菜「怪盗団はそんなことしません!怪盗団はあくまで悪を挫く正義の味方なんですから!」
せつ菜「前も濡れ衣を着せられてましたし、きっと今回も──」
璃奈「せつ菜さん落ち着いて」
せつ菜「璃奈さん!あなたまで怪盗団のせいだっていうんですか!?」
86:  2020/02/26(水) 23:02:33.94 ID:A9tBcjKF
  璃奈「怪盗団はひとまず置いておいて、問題はそこじゃない」 
  
  
あなた「新曲のアドバイス貰おうと思ってたのにどうしよう。次のライブに間に合うかな……」ブツブツ
  
彼方「どうしよう……。面接の対策とかまだ聞いてないのに~」
  
かすみ「わーん!明日の分の宿題いっぱいあるのにEMMAが使えないなんてどうすればいいんですかー!?」
  
  
せつ菜「皆さん……」
  
璃奈「今までEMMAに頼り切りになってた分急にEMMA抜きの生活をするのは難しいと思う。まずは今後の練習の件も含めてその事に関して考えるべき」
あなた「新曲のアドバイス貰おうと思ってたのにどうしよう。次のライブに間に合うかな……」ブツブツ
彼方「どうしよう……。面接の対策とかまだ聞いてないのに~」
かすみ「わーん!明日の分の宿題いっぱいあるのにEMMAが使えないなんてどうすればいいんですかー!?」
せつ菜「皆さん……」
璃奈「今までEMMAに頼り切りになってた分急にEMMA抜きの生活をするのは難しいと思う。まずは今後の練習の件も含めてその事に関して考えるべき」
87:  2020/02/26(水) 23:41:10.58 ID:A9tBcjKF
  せつ菜「……そうですね。すみません璃奈さん」 
  
あなた「ごめん。私も取り乱しちゃって。皆今日はもう遅いし、これからどうしていくか明日ゆっくり考えよう!」
  
あなた「今日は解散!」
  
  
エマ「果林ちゃん、帰ろう?」
  
果林「えぇ……」
あなた「ごめん。私も取り乱しちゃって。皆今日はもう遅いし、これからどうしていくか明日ゆっくり考えよう!」
あなた「今日は解散!」
エマ「果林ちゃん、帰ろう?」
果林「えぇ……」
88:  2020/02/26(水) 23:52:12.75 ID:A9tBcjKF
  トボトボトボ 
  
果林「…………」
  
エマ「果林ちゃん、そっちの道反対だよ?」
  
果林「あっ、そうね……ごめんなさい」
  
  
  
  
トボトボトボ
  
エマ「果林ちゃん、道違うよ?」
  
果林「あっ……」
  
エマ「果林ちゃん、ちゃんと前見ないと危ないよ?」
  
  
果林「ごめんなさいエマ。私ってホント駄目ね」
  
エマ「そんなこと無いよ果林ちゃん。落ち込まないで?」
  
エマ「あ、そうだ。今日は私が果林ちゃんの好きな物作ってあげる!」
  
果林「エマ……ありがとう」
果林「…………」
エマ「果林ちゃん、そっちの道反対だよ?」
果林「あっ、そうね……ごめんなさい」
トボトボトボ
エマ「果林ちゃん、道違うよ?」
果林「あっ……」
エマ「果林ちゃん、ちゃんと前見ないと危ないよ?」
果林「ごめんなさいエマ。私ってホント駄目ね」
エマ「そんなこと無いよ果林ちゃん。落ち込まないで?」
エマ「あ、そうだ。今日は私が果林ちゃんの好きな物作ってあげる!」
果林「エマ……ありがとう」
90:  2020/02/27(木) 00:15:46.59 ID:Q7rXIrnS
  ー翌日ー 
  
エマ「最近果林ちゃん自分で起きてたけど今日は大丈夫かな?」
  
エマ「EMMAしばらく使えないって言ってたけどどうなのかな……」
  
~~~~
  
  
『そろそろ私も自立しなきゃって』
  
  
~~~~
  
エマ「…………」
  
エマ「ごめん果林ちゃん!私やっぱり心配だよ!!」ダッ
エマ「最近果林ちゃん自分で起きてたけど今日は大丈夫かな?」
エマ「EMMAしばらく使えないって言ってたけどどうなのかな……」
~~~~
『そろそろ私も自立しなきゃって』
~~~~
エマ「…………」
エマ「ごめん果林ちゃん!私やっぱり心配だよ!!」ダッ
91:  2020/02/27(木) 00:18:28.57 ID:Q7rXIrnS
  ガチャッ 
  
エマ「果林ちゃん!」
  
  
果林「zzz」クカー
  
エマ「まだ寝てる……」
  
エマ「…………」
  
エマ「はっ!ちょっと喜んじゃった!駄目駄目!」
  
  
エマ「それにしても果林ちゃんの寝顔見るの何だか久しぶかも」
エマ「果林ちゃん!」
果林「zzz」クカー
エマ「まだ寝てる……」
エマ「…………」
エマ「はっ!ちょっと喜んじゃった!駄目駄目!」
エマ「それにしても果林ちゃんの寝顔見るの何だか久しぶかも」
92:  2020/02/27(木) 00:20:57.85 ID:Q7rXIrnS
  エマ「ほら、起きて~果林ちゃん~」 
  
果林「うーん……あと3分~」
  
エマ「もう、お布団捲るからね!」バッ
  
果林「きゃぁぁぁ!!!ってエマ……?」
  
  
果林「……………」ジーッ
  
  
果林「はっ!私1人で起きられなかったの!?」
  
エマ「うん、果林ちゃん気持ちよさそうに寝てたよ?」
  
  
果林「はぁぁぁぁぁ……」ドヨーン
  
エマ「え、果林ちゃんどうしたの!?」
果林「うーん……あと3分~」
エマ「もう、お布団捲るからね!」バッ
果林「きゃぁぁぁ!!!ってエマ……?」
果林「……………」ジーッ
果林「はっ!私1人で起きられなかったの!?」
エマ「うん、果林ちゃん気持ちよさそうに寝てたよ?」
果林「はぁぁぁぁぁ……」ドヨーン
エマ「え、果林ちゃんどうしたの!?」
93:  2020/02/27(木) 00:30:51.75 ID:Q7rXIrnS
  果林「私ってホント駄目ね」 
  
エマ「どうしちゃったの果林ちゃん!?そんなことないよ!?」
  
果林「昨日だって道に迷うし、今日もエマがいなかったら朝起きられなかったし、EMMAを使う前に逆戻り。いえ、EMMAに依存していた分寧ろ前よりダ駄目になった気がするわ」
  
果林「自立したつもりになってたけど、結局EMMAが無かったら私何も出来ないのよ」
  
  
エマ「果林ちゃん……」
  
  
エマ「じゃっ、じゃあ、私がEMMAになるよ!」
  
果林「え?」
エマ「どうしちゃったの果林ちゃん!?そんなことないよ!?」
果林「昨日だって道に迷うし、今日もエマがいなかったら朝起きられなかったし、EMMAを使う前に逆戻り。いえ、EMMAに依存していた分寧ろ前よりダ駄目になった気がするわ」
果林「自立したつもりになってたけど、結局EMMAが無かったら私何も出来ないのよ」
エマ「果林ちゃん……」
エマ「じゃっ、じゃあ、私がEMMAになるよ!」
果林「え?」
94:  2020/02/27(木) 00:34:03.24 ID:Q7rXIrnS
  果林「何言ってるの?エマは元からエマでしょ」 
  
エマ「そうじゃなくて、アプリの方のEMMAだよ!」
  
果林「エマが、EMMAに……?」
  
エマ「うん!私がEMMAの代わりになる!果林ちゃんだけのEMMAになる!」
エマ「そうじゃなくて、アプリの方のEMMAだよ!」
果林「エマが、EMMAに……?」
エマ「うん!私がEMMAの代わりになる!果林ちゃんだけのEMMAになる!」
96:  2020/02/27(木) 00:39:44.46 ID:Q7rXIrnS
  果林「そんな、悪いわ!私結構しょっちゅうEMMAに聞いてたし」 
  
エマ「それなら私もしょっちゅう答えるよ?」
  
果林「それに、EMMAが無くなって私もう何を頼りにして生きていけばいいのか分からないの!」
  
エマ「私を頼って?果林ちゃん!」
  
  
果林「それじゃあ駄目なのよ!」
  
  
エマ「どうして?」
  
  
果林「だって、EMMAと違ってエマはずっと一緒にいるわけじゃないじゃない。私達は3年なんだから、卒業したら離ればなれになるわ」
  
果林「だからエマに頼り切りになるわけにはいかないのよ」
  
エマ「私はずっと一緒にいるよ?」
  
果林「え?」
エマ「それなら私もしょっちゅう答えるよ?」
果林「それに、EMMAが無くなって私もう何を頼りにして生きていけばいいのか分からないの!」
エマ「私を頼って?果林ちゃん!」
果林「それじゃあ駄目なのよ!」
エマ「どうして?」
果林「だって、EMMAと違ってエマはずっと一緒にいるわけじゃないじゃない。私達は3年なんだから、卒業したら離ればなれになるわ」
果林「だからエマに頼り切りになるわけにはいかないのよ」
エマ「私はずっと一緒にいるよ?」
果林「え?」
98:  2020/02/27(木) 00:45:45.73 ID:Q7rXIrnS
  果林「何言ってるのよエマ……」 
  
エマ「冗談なんかじゃ無いよ?果林ちゃんが望んでくれるなら私はずっと果林ちゃんの傍にいるよ!」ギュッ
  
エマ「だから安心して私を頼って?」
  
果林「エマ……」
  
  
果林「本当の私知っての通りこんなだけど、こんな私でも受け止めてくれる……?」
  
果林「ホントにこれからもずっと一緒にいてくれるの……?」
  
エマ「私は最初からそう言ってるよ?」
エマ「冗談なんかじゃ無いよ?果林ちゃんが望んでくれるなら私はずっと果林ちゃんの傍にいるよ!」ギュッ
エマ「だから安心して私を頼って?」
果林「エマ……」
果林「本当の私知っての通りこんなだけど、こんな私でも受け止めてくれる……?」
果林「ホントにこれからもずっと一緒にいてくれるの……?」
エマ「私は最初からそう言ってるよ?」
99:  2020/02/27(木) 00:46:25.71 ID:Q7rXIrnS
  果林「うぅ……エマァァァァ……」ギュゥゥウ 
  
  
エマ「わっ、もう~果林ちゃん子どもみたい」
  
果林「今だけはエマの子どもだもん!」
  
エマ「はいはい、いいこいいこ~」ナデナデ
エマ「わっ、もう~果林ちゃん子どもみたい」
果林「今だけはエマの子どもだもん!」
エマ「はいはい、いいこいいこ~」ナデナデ
101:  2020/02/27(木) 00:50:30.10 ID:Q7rXIrnS
  こうして私は果林ちゃんのEMMAになりました。 
  
怪盗団の方は悪い人かも知れないけど、私の果林ちゃんをEMMAから盗り返してくれてとっても感謝しています!
  
心の怪盗団さん、ありがとうございます❤
  
  
❤ハッピーエンド❤
怪盗団の方は悪い人かも知れないけど、私の果林ちゃんをEMMAから盗り返してくれてとっても感謝しています!
心の怪盗団さん、ありがとうございます❤
❤ハッピーエンド❤
103:  2020/02/27(木) 01:02:45.00 ID:jPGDvNCz
  乙  
105:  2020/02/27(木) 07:04:55.09 ID:jTY3OFWd
  ,,o(cレ..^ヮ^..)  
107:  2020/02/27(木) 08:40:47.89 ID:A39cnclt
  ,,o(cレ..^ ᴗ ^..)  
106:  2020/02/27(木) 07:34:11.65 ID:nz7hfLUp
  えんだあああああああああ!!!!  
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1582604042/


