【SS】歩夢「またプレゼントは私っての、するつもりだったでしょ」侑「あ、バレた？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

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歩夢「バレバレですー。さっき侑ちゃんちにリボンあったし」

『今年は上手く隠せたつもりだったんだけどなー』

『それで、今日はどっちの家で寝る？』

歩夢「侑ちゃんちがいいな///」

『わかった。じゃあ鍵空けて待ってるから』

歩夢「うん///」

『それじゃあまた♪』

ﾋﾟｯ

歩夢「ふふっ侑ちゃん♪」

侑「ということでプレゼントは私」

歩夢「ありがとう侑ちゃん♪」

歩夢「……それじゃあ早速受け取るね///」

侑「うん。いいよ」

ｷﾞｭｯ…

歩夢「///」

侑（可愛いなぁ歩夢♪）

歩夢「ねぇ侑ちゃん、このまま寝てもいいかな？」

侑「うん。いいよ」

歩夢「///」

侑「♪」

ﾊﾟﾀﾝ…

・・・

歩夢「ごめんね侑ちゃん、朝ごはんまで付き合ってもらって」

侑「大丈夫だよ。母さんもこういう日だって知ってるし」

歩夢「あ、あはは……」

侑「それじゃあ早速食べようか」

歩夢「うん。それじゃあ」

ゆうぽむ「いただきます」

ﾊﾑｯ…

・・・

ﾃｸﾃｸ…　ｷﾞｭｯ…

侑「まあここら辺はいつもと変わらなくなっちゃうね」

歩夢「うん、そうだね」

侑「んー……」

歩夢「どうしたの？侑ちゃん」

侑「どうせだったらいつもと違う事しようかなって考えてたんだけど」

ｷﾞｭｯ…

歩夢「大丈夫だよ、侑ちゃん」

侑「歩夢……」

歩夢「毎日と変わらない日常、それだけでも私嬉しいから♪」

侑「そっか」

歩夢「♪」

侑「あ、そうだ♡」

ﾎｯﾍﾟﾁｭ♡

歩夢「！」ｷｭﾝ♡

侑「へへっちょっとしたスパイス♪」

歩夢「……もう、侑ちゃん///」

侑「歩夢ったら赤くなって、可愛い♪」

歩夢「///」

侑「♪」

ﾃｸﾃｸ…

・・・

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ…

歩夢「…………」

歩夢（ここには、侑ちゃんがいない）

歩夢（去年は、侑ちゃんいたのにな……）

～～

ｷﾞｭｯ…

侑「ちょっちょっと、今は授業中だって」

歩夢「授業だってかんけいないもん」ﾑｰｯ

侑「あーあーあーあーみんなこっち見ちゃってるよ」

ﾋｿﾋｿ…

歩夢「いいもんいいもん。侑ちゃんさえいれば私は」ﾑｰｯ

侑「しょうがないなぁー」

～～

歩夢「侑ちゃん……」

ﾋﾟﾛﾝ♪

歩夢「侑ちゃんから……」

『昼休み、音楽室に集合ね♪』

歩夢「音楽室……なんだろ」

～～

侑「ごめんね歩夢。距離的にお互いここに来たほうが早いと思ったから」

歩夢「ううん、私は大丈夫」

歩夢「それで、ここに来た理由って？」

侑「うん。歩夢にこの曲をね」

歩夢「曲……」

侑「それじゃあ、いくよ」

歩夢「うん」

～♪～♪

歩夢（この曲が私の……）

侑「♪」

歩夢（侑ちゃんの優しさが、曲から伝わって来る……）

～♪～♪

・・・

侑「まだ出来上がったばっかりなんだけど、どうかな？」

歩夢「素敵……///」

侑「歩夢に喜んでもらえて良かった♪」

歩夢「///」

ｷﾞｭｯ…

侑「歩夢？」

歩夢「侑ちゃん……もう、いいかな？」

侑「歩夢……」

歩夢「また、離れると思ったら……寂しくなっちゃって……」

侑「…………」

侑「うん、いいよ」

歩夢「///」

侑「歩夢はせっかちだなぁ♪」

歩夢「だって、侑ちゃんが……」

ｷﾞｭｯ

歩夢「あっ……」

侑「おいで、歩夢……」

歩夢「///」ｺｸｯ…

ﾁｭｯ♡

・・・

せつ菜「おめでとうございます、歩夢さん！」

彼方「おめでと～」

「おめでとう」「おめでとうございます」「おめでとう」

歩夢「みんなありがとう♪」

しずく「あれ、侑さん。プレゼントは……」

侑「うん。私がプレゼント♪」

果林「それで頭にリボンを付けてたわけね」

侑「うん、そういうこと」

侑「まぁこれには事情があって、中学２年のときにね……」

侑「誕生日おめでとう。はい、これプレゼント♪」

歩夢「侑ちゃん、これ……」

侑「今年はちゃんとしたプレゼント用意しなきゃって思ってね♪」

歩夢「……ありがとう、侑ちゃん」

歩夢「……ぐすっ」

侑「あれ、歩夢？」

歩夢「ごめんね侑ちゃん……せっかくのプレゼントなのに……」

歩夢「これで終わりって思ったら、涙出て来ちゃって……ぐすっ……」

侑「あーあーわかったわかった。いつものやつもちゃんとやるから」ｱｾｱｾ…

歩夢「ホントに！？」ﾊﾟｱｧ

侑「だから泣いちゃ駄目だからね、歩夢♪」

歩夢「うん♪」

～～

しずく「そんなことがあったんですね」

かすみ「侑先輩依存、ここに極まれり……」

侑「というわけで、悪いんだけど今日のメニューは配布プリントの通りだからよろしくね」

せつ菜「了解しました！」

侑「で、歩夢は私とマンツーマン」

歩夢「ふふっ嬉しいな♪」

侑「それじゃあまずはMCの練習から。よろしくね、歩夢」

歩夢「うん♪」



歩夢「私は上原歩夢。スクールアイドルです」

歩夢「侑ちゃんと一緒に同好会に入部して、好きな人は侑ちゃん……///」

侑「それじゃあ配信できないよ」

歩夢「だって、侑ちゃんが……///」

侑「ふふっ、しょうがないな♪」

侑「今日のMCは私と歩夢の二人だけのってことで」

歩夢「侑ちゃん///」

侑「それじゃあ、続きいこうか」

歩夢「うん///」

歩夢「はっ……はっ……」

侑「あと２周だから頑張って！」ｺｷｺｷ…

歩夢「はっ……はっ……」

・・・

侑「お疲れ歩夢。はい、タオル」

歩夢「ありがとう、侑ちゃん」

侑「次はダンス練習、引き続きよろしくね」

歩夢「うん♪」

侑「歩夢、ダンス上手になったね」

歩夢「え、そうかな？」

侑「うん。撮影動画見てそう思ったから」

歩夢「見せてもらってもいいかな」

侑「うん。これなんだけど」

ﾋﾟﾄｯ

歩夢「///」ｷｭﾝ♡

侑「ほら。ここの部分とか、ぎこちなさが無くなっててね」

歩夢「そ、そうなんだ……///」

侑「他にもこの部分とか……」

歩夢「///」

侑「それじゃあダンス再開しようか」

ｷﾞｭｯ…

侑「歩夢？」

歩夢「侑ちゃん……もうちょっとだけ、くっついてていいかな///」

侑「……うん、わかった」

侑「10分だけだからね」

歩夢「うん///」

ｷﾞｭｯ…

侑「♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

歩夢「///」

侑「それじゃあ今日の練習はここまで」

侑「ごめんねみんな。今日はあまり見てあげられなくて」

しずく「いえ、今日は歩夢さんの誕生日ですから」

ｳﾝｳﾝ

侑「みんな……」

～～

侑「それじゃあ、帰ろっか」

歩夢「うん///」

侑「そうだ。今日はどこか寄り道していかない？」

歩夢「それなら、ジョイポリとかがいいな」

侑「え？でも今日はアクセサリーの新作が出るって」

歩夢「それを受け取っちゃうと、それがプレゼントになっちゃうから……」

侑「そっか」

～謎解き迷宮～

侑「んーこっちでいいと思ってたんだけど……」

歩夢「それじゃあ、こっちとかどうかな？」

ｶﾁｯ　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

侑「あ、正解みたいだね」

歩夢「うん」

侑「さすが歩夢、頼りになるねぇ♪」

歩夢「そ、そうかな///」ﾃﾚﾃﾚ///

侑「それじゃあ先行こっか」

歩夢「うん」



歩夢（本当は、侑ちゃんと迷い続けたかったな……）

歩夢「こんな素敵なレストランがあったんだね」

侑「うん。ネットの評判とか色々探してね」

歩夢「わざわざ私の為に……侑ちゃん……///」

侑「今日は特別な日だから」

歩夢「///」

店員「お待たせいたしました」

侑「それじゃあ早速、食べちゃおうか」

歩夢「……うん///」

ﾊﾑｯ…

侑「ん～美味しい♪」

歩夢「うん、そうだね」

侑「あれ？歩夢、食があんまり進んでないみたいだけど」

侑「もしかして体調悪い？」

歩夢「あ、ううん。そんなことないよ」

侑「そっか」

歩夢（ここの料理は確かに美味しい。でも……）

侑「♪」

歩夢（侑ちゃんが美味しそうに食べる姿。それが私の最高のごちそう……///）

侑「こういうの始めたのって、小学２年のときからだったかな……」

歩夢「ふふっ、違うよ侑ちゃん♪」

侑「あれ？そうだっけ？」

歩夢「うん。侑ちゃんの『私がプレゼント』は幼稚園の頃から」

～～

侑「歩夢ちゃん、今日が誕生日なんだ」

歩夢「うん。そうだよ」

侑「ん～」

歩夢「どうしたの？」

つ「リボン」

侑「…………」ｷｭｯ…

歩夢「？」

侑「はい歩夢ちゃん。私がプレゼント♪」

歩夢「え？いいの？」

侑「うん♪」

歩夢「ありがとう♪」

ｷﾞｭｯ…

歩夢「♪」

侑「そういえば、そんなことがあったなぁ」

歩夢「それから毎年、この日を楽しみにしているの♪」

侑「ふふっ、そう言ってもらえると嬉しいよ」

歩夢「♪」

侑「でもそうなると、うーん……」

歩夢「どうしたの？侑ちゃん」

侑「うん。来年以降はどういう計画にしようかなって思って」

歩夢「…………」

ｷﾞｭｯ…

侑「歩夢？」

歩夢「毎年、真剣に私の事考えてくれて嬉しい」

歩夢「でも、そんなに特別なことしなくてもいいからね。侑ちゃん」

侑「歩夢……」

歩夢「私は、侑ちゃんがそばにいるだけで……それだけで……///」

侑「……そっか」

歩夢「///」

侑「結局、レストランも別払いになっちゃったね」

歩夢「うん、これもプレゼントってことにしたくないから」

侑（ま、実は音楽室でひとつ渡してるんだけどね♪）

歩夢「///」

侑「それじゃあ、家に帰ろっか」

歩夢「……うん///」

侑「また、私の家でいいのかな？」

歩夢「うん。侑ちゃんちがいい///」

侑「うん、わかった」

歩夢「///」

侑「ただいまー」

歩夢「おじゃましまーす」

侑「それじゃあ、飲み物用意するから」

歩夢「あ、ううん。大丈夫だよ」

侑「え、でも……」

ｷﾞｭｯ…

歩夢「私は、１秒でも侑ちゃんと長く居たいだけでから///」

侑「歩夢……」

歩夢「侑ちゃん……いいかな……///」

侑「……うん///」

ﾁｭｯ♡

侑（誕生日は決まって私を求めてくる歩夢）

歩夢「///」

侑（そんな歩夢が可愛くて、私は歩夢が大好きで）

侑「♡」

侑（巷では歩夢みたいな子を『重い子』なんて言われてるらしいけど）

ﾁｭｯ♡

侑（私は、歩夢のそんなところも愛しくて、大好きで）

ゆうぽむ「♡♡♡」

・・・

歩夢「今日もあと１時間……」

侑「うん、そうだね」

歩夢「侑ちゃんのプレゼント、終わっちゃう……」

歩夢「……ぐすっ」

侑「…………」

侑「終わらないよ、歩夢」

歩夢「え……？」

ｺﾞｿｯ…

侑「はい、私からのプレゼント」

歩夢「…………」

侑「開けてみて。歩夢」

歩夢「……うん」




歩夢「これ……」

侑「それなら、いつでも使えるかなと思って」

歩夢「侑ちゃん……嬉しい……///」

侑「それじゃあまた明日。って言っても今日か」

歩夢「うん///」

侑「さっきも言ったけど……それ、いつでも使っていいからね」

歩夢「うん///」

侑「それじゃあ、おやすみ」

歩夢「おやすみなさい///」

ﾊﾞﾀﾝ…

歩夢「今年も、終わっちゃったな……」

歩夢「……侑ちゃん///」

侑ちゃんから貰ったこのプレゼント
私は使わずに取っておこうって思ってる

だって、この日を特別な日にし続けたいから……



おわり

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 最高のSSをありがとう

?cﾒ*˶ˆ ֊ ˆ˵ﾘbやっぱりゆうぽむだねっ

どっちも重い定期
最高やな！

重いのにちゃんと可愛くて良いですねぇ！
乙

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ 幸せな誕生日をありがとう

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ はぁ～最高…神SSをありがとう

ぽむ達満開で草
おつです