【SS】璃奈「ぱふぱふ…何だろう？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

璃奈「ぱふぱふ…？」

璃奈「急に頭に言葉が浮かんで来た…」

璃奈「何だろう…聞いたことない」

璃奈「ぱふぱふ…何かの擬音？わからない」

璃奈「気になる…」

歩夢「あ、璃奈ちゃん」

璃奈「歩夢さん」

歩夢「ちょうどいいところにいた」

璃奈「どうしたの？」

歩夢「ぱふぱふ、してみない？」

璃奈「ぱふぱふ？それって何？気になってたところ」

璃奈「してみたい」

歩夢「あ、いっぺんに何人も相手できないから、1人で来てね♡」

璃奈「？私は一人だけど…」

歩夢「さあ、こっちだよ」

歩夢「ねえ、ベッドに座ってね」

璃奈(…何でベッドが？)

歩夢「明かりを消して暗くしてもいい？」

璃奈「いいよ」

歩夢「ぱふぱふ ぱふぱふ」

璃奈「あ…」

歩夢「ぱふぱふ ぱふぱふ」

璃奈「き、気持ちいい…」

歩夢「どうかな？私のマッサージは」

璃奈「歩夢さん、すごい上手い」

歩夢「でしょ。親から教わったんだけど、肩こりによく効くって言われるの」

歩夢「また肩がこってたらやってあげるね♡」

璃奈「ありがとう、歩夢さん」

璃奈(なるほど、ぱふぱふってマッサージのことなんだ)

かすみ「あ、りな子見つけたー」

璃奈「かすみちゃん？」

かすみ「ぱふぱふしてあげるよ」

璃奈「急にどうしたの？」

璃奈「ぱふぱふならさっき…」

かすみ「いいから、いいから」

かすみ「じゃあ、はじめるよー」

かすみ「はい、ぱふぱふ ぱふぱふ」

かすみ「ぱふりんこ、ぱふりんこ♡」

璃奈「…？」

かすみ「ぱふっちょ、すーや！」

璃奈「……？？」

かすみ「はい、おしまい」

璃奈「これは…何？」

かすみ「今のはね、もてるようになるぱふぱふのおまじないだよ」

璃奈「おまじない…」

かすみ「かすみんの人気の秘密だけど、りな子には特別♡」

璃奈「ありがとう、かすみちゃん」

璃奈(ぱふぱふはおまじないなの…？)

しずく「璃奈さん、ちょっといい？」

璃奈「しずくちゃん」

璃奈「いいけど、どうしたの？」

しずく「ぱふぱふ、させてくれないかな」

璃奈「いいけど…どんな？」

しずく「どんな…ってぱふぱふはぱふぱふだけど」

しずく「それじゃあじっとしててね」

璃奈「うん」

しずく「始めるよ…」

しずく「ぱふぱふぱふ…」

しずく「ぱふぱふぱふ…」

璃奈(…んむっ！)

しずく「それ、ぱふぱふぱふ…」

璃奈「けほっ、けほっ」

しずく「あ、ごめんなさい。苦しかった？」

璃奈「大丈夫…ちょっとむせただけ」

しずく「私…舞台メイクの勉強をしてるんだけど、うまくできなくて粉が周りに飛んじゃって…」

しずく「早く一人前なれるようもっと練習しないと」

しずく「つきあってくれてありがとう、璃奈さん♡」

璃奈(ぱふぱふはメイク…？)

果林「璃奈ちゃん…」

璃奈「果林さん？」

果林「これはぱふぱふしないと駄目なようね…」

璃奈「どういうこと？」

果林「こっちにいらっしゃい」

果林「いい？いくわよ」

果林「そーれぱふぱふぱふ」

果林「ぱふぱふぱふ」

璃奈(すごい…手際がいい)

果林「あなたのお顔にぱふぱふぱふ」

果林「うふふ、もういいわね」

果林「ぱふぱふおしまい♡」

果林「どうかしら？私のお化粧テクは」

果林「いつもよりさらに綺麗になったと思うわよ」

璃奈「自分ではよくわからない…」

璃奈「けどありがとう、果林さん」

璃奈(やっぱりぱふぱふはメイクなんだ…)

愛「お、りなりーじゃん」

璃奈「愛さん」

愛「ちょうどよかった」

愛「ぱふぱふしていかない？」

璃奈「うん。お願いしたい」

愛「よし、いい返事だね」

愛「じゃあ目をつぶっていてね」

愛「準備はいい？」

璃奈(またメイク…だよね？)

愛「いくよ…それっ」

愛「ぱふぱふ、ぱふぱふ」

璃奈「…？」

愛「ぱふぱふ、ぱふぱふ」

愛「どうだった？私のラッパ」

愛「元気が出たでしょ」

璃奈「あー…うん」

愛「お客さんに聞かせたら運気が上がったって評判でさぁ」

愛「りなりーにも聞いてもらいたくなったんだよ」

璃奈(またぱふぱふが分からなくなった…)

エマ「璃奈ちゃん、みっけ」

璃奈「エマさん」

エマ「ぱふぱふ、していかない？」

璃奈「する」

エマ「じゃあここに座ってね」

エマ「緊張しないで」

エマ「リラックス。リラックス」

璃奈(目が…)

エマ「目隠しをすると気持ちよさが2倍にも3倍にもなるんだよ♡」

璃奈「そうなの？」

エマ「じゃあぱふぱふ始めるよ～」

エマ「そーれ。ぱふぱふ、ぱふぱふ」

璃奈(顔を挟むこれは…？)

エマ「柔らかいでしょ？」

璃奈「うん」

エマ「もっと首の力を抜くとさらに気持ちよくなるよー」

エマ「そーれ。ぱふぱふ、ぱふぱふ」

璃奈(ふわふわ…)

エマ「ぱふぱふ、ぱふぱふ、ぱふぱふ…」

エマ「ふぅ。気持ちよかったでしょ？」

璃奈「うん、すごかった」

璃奈「あれは何だったの？」

エマ「ふふふ…ひ・み・つ♡」

エマ「ぱふぱふが恋しくなったらまた来てね～」

璃奈「エマさん、ありがとう」

璃奈(顔を両側から柔らかいもので包み込まれて…)

璃奈(もしかして、これが本物のぱふぱふ…？)

彼方「璃奈ちゃんや」

璃奈「彼方さん？」

彼方「ぱふぱふをお望みではないかね？」

璃奈「そう。よくわかったね」

彼方「ふふ～、彼方ちゃんがたーんと気持ちよくしてあげるから♡」

彼方「目を開けないでね～」

璃奈「わかった」

彼方「ぱふぱふ、ぱふぱふ」

彼方「うんうん、いい調子だよ～」

璃奈(顔にまとわりつくこれは…？)

彼方「ほらもういっちょ～」

彼方「ぱふぱふ、ぱふぱふ」

「にゃー」

彼方「あ、こら、声出しちゃダメでしょ」

璃奈(にゃー？)

彼方「ぱふぱふ、ぱふぱふ」

「わんっ」

彼方「璃奈ちゃんにばれちゃうよ～」

璃奈(わん？)

彼方「それー、ぱふぱふ、ぱふぱふ」

彼方「あ、こら。逃げちゃダメー！」

璃奈「今のは…はんぺんとオフィーリア？」

彼方「あちゃー、ばれちゃったか～」

彼方「あの子たちのふかふかの毛で包まれたら幸せじゃない？」

璃奈「癒される。彼方さん、ありがとう」

璃奈(動物によるぱふぱふ…そういうのもあるんだ…)

せつ菜「待ってましたよ、璃奈さん」

璃奈「せつ菜さん」

せつ菜「みなさんにぱふぱふしてもらってるそうですね」

璃奈「うん…もしかしてせつ菜さんも？」

せつ菜「はい、私が究極のぱふぱふを体験させてあげます♡」

せつ菜「こっちに来て下さい」

璃奈「ここは…？」

せつ菜「じゃあ目をつぶっていて下さいね」

璃奈(何がくるんだろう…)

せつ菜「ふふっ、緊張しなくていいですよ」

せつ菜「力を抜いてリラックスして…」

璃奈(身体に巻き付くこの感触…)

せつ菜「大丈夫です？きつくないですか？」

璃奈「大丈夫」

せつ菜「我慢できないなら遠慮なく言って下さい」

せつ菜「はい、できました！」

璃奈(手と足が動かせない…)

せつ菜「目を開けていいですよ」

璃奈「えっと…これは？」

せつ菜「ガッツで飛ぼうぜ、気分はヘブン！」

せつ菜「レッツぱふぱふカウントダウン！」

璃奈「え、あの…」

せつ菜「3、2、1」

璃奈「せつ菜さん！？」

せつ菜「バンジーーーーーーー！！！！」

璃奈「ひゃぁぁぁっっ！！」

ぱふ～ん

ぱふ～ん

ぱふ～んぱふ～ん

ぱふ～んぱふ～ん

せつ菜「雲に飛び込む未知の体験」

せつ菜「これぞ、天空のぱふぱふです！」

───
──
─

璃奈「…はっ」

璃奈「全部…夢…？」

璃奈「結局、ぱふぱふって何なんだろう…」

おしまい

エマーパフガールズ

エマさん…？

バンジーあったなそういやw
乙！本物があってよかったやっぱエマちゃんよ

やっぱエマさんなんだよなぁ…

さすエマ