【SS】愛「……………」ﾑｽｰ 果林「………」【ラブライブ！虹ヶ咲】

愛「………」

果林「残念だったわね」

愛「……ぅん」

果林「天気もいじわるよね、よりにもよって今日曇るなんて」

愛「……」

果林「24年ぶりだっていうのに…」

愛「……ん…」

果林「で、でもよ？もう二度と見られないって訳じゃないし…」

愛「………12年後…」

果林「…」

果林「で、でも、皆既月食だけなら3年後見られるわよっ」

愛「スーパームーンと一緒なのが見たかった…」

果林「うぅ…」

果林「……愛ってそんなに星とか好きだったの？」

愛「………」

果林「…はぁ」

愛「まぁ…好きだけど……」

果林「そう？知らなかったわ、そんなにイメージ無かったから…」

愛「…好きだったっていうか」

果林「ええ？」

愛「……好きになった…みたいな」

果林「そうなの？」

愛「……うん」

果林「理由、ききたいわ」

愛「ええー…」

果林「ええーとは何よ…」

愛「だってぇ…カリンにはあんまり…」

果林「私には教えるのが嫌ってこと？｣ｼｮﾎﾞﾝ

愛「そ、そうじゃなくて！」

愛「………好きになった原因がカリンっていうか…」

果林「えぇ！？」

果林「そっ……そうだったの……///」

愛「だから言いたくなかった…」

果林「ご、ごめんなさい」

愛「べつにぃ…」

果林「……なんで私が理由で好きになったの…？」

愛「それこそ言いたくない」

果林「私に言えない理由なの？」ｼｸｼｸ

愛「あーーっ…もぅ！」

果林「お姉さんに教えてごらん？♡」ｸﾞｲｸﾞｲ

愛「はぁ…わかったよ…」

果林「～♪」ﾜｸﾜｸ

愛「そ、そんな期待した目でみないでよっ、大した話でもないんだからさ」

果林「愛が話してくれるだけでお姉さんうれしいわよ♡」

愛「も～！その"お姉さん"ってゆーのもやだー！ちょーし狂う…」

果林「はいはい、でも愛が話してくれるのがうれしいって言うのは本当よ？さっきまで私が話しかけても反応してくれなかったもの、悲しかったわ」

愛「そ、それはごめん…」

果林「謝らなくていいわよ、残念だったのは私も一緒よ」

愛「ありがと…」

果林「ふふっ」

愛「…えーっと……それでね、アタシが星とか好きになったのは～っ……うぅ…なんか小学生の発表会みたいで恥ずかしい…//」

果林「かわいいわよ♪愛ちゃん♡」

愛「それもやめてっ！」

果林「うふふっ♪?」

愛「続けるねっ、理由は……最初にカリンと2人で歌った歌がさ、なんか～…星だったじゃん？」

果林「そうね、SUPER NOVAもLoveTriangleも星や宇宙のイメージだったものね」

果林「…それが理由…？」

愛「ぅ…ん//」

果林「へぇ…」ﾆﾔﾆﾔ

愛「う～…//」

果林「なんだかとっても嬉しいわねっ♪」

愛 ｢あ～//あ～//｣

果林 ｢愛ってば、かーわいい♡｣

愛「はいはいっ！もう言ったからおしまいっ！帰るよ、カリン！」

果林「あ～ちょっと待って、愛」

愛「なに？」ｸﾙｯ

果林「こっち向いて」

愛「…ん」

果林「忘れもの♡」ﾁｭｯ♡

愛「んぅっ！？///」

愛 ｢ちょっ！いきなりちゅーするのやめてっていつも言ってっ///｣

果林「うふふ♡皆既月食みたいに顔が真っ赤よ？」

愛「かっ皆既月食だったら赤黒いでしょっ！」

果林「赤いのは認めるのね？」

愛「赤くもないからっ！」

果林「そう？」

愛「そうっ！！」

果林「ふふっまた明日ね」

愛「ねえ」

果林「なぁに？」

愛「アタシ、星の中でも月が1番好きなんだ」

果林「キレイだものね、月」

愛「カリンっぽいから」

果林「………え？///」

愛「えへへ、顔赤いぞー？カリン～♪」

果林「もっもう！からかわないで！//」

愛「さっきのおかえし♪?」

果林「まったく…」

愛「でも、ホントだよ♡」

果林 ｢そ、それなら私だって、愛のこと太陽みたいって思ってるわよ？｣

愛 ｢ほんと！？うれしいこと言ってくれるな～｣

果林 ｢愛が隣にいる時、いつも楽しいくなるもの｣

愛 ｢えへへ～｣

愛 ｢ってかさ、カリンが月で、アタシが太陽なら、今日の月見られなくて良かったかもね｣

果林 ｢どうして？あんなに見たがってたのに｣

愛 ｢だってさ、皆既月食って月と太陽がいっちばん離れちゃう時なんだよ？さびしいじゃん｣

果林 ｢たしかに、それもそうね…結果オーライって感じかしら｣

愛 ｢ってかてか！毎日こんな近くで綺麗なカリンが見られるんだから、別にスーパームーンじゃなくてもいいし！｣ｷﾞｭｰ

果林「あ、愛…///」ｷﾞｭｯ

愛「あ～でもでも、やっぱり見たかったよ～」

果林 ｢そうね…｣

愛 ｢ね！カリン！｣

愛「12年後も一緒に見に行くからねっ！」

果林「…ええ！もちろんよ！」

愛「約束だよっ」ﾆｺｯ

果林「絶対予定開けておくわ」

愛「ふふっ♪」

愛「あーーあとあとぉ…」

果林「まだ何か言いたいこと？」

愛「今日、泊まりに来て欲しい……なんて」

果林「…はぁ」

愛「だめ…？」

果林「こんな時間から外泊許可取るの大変なのよ？」

愛「ご、ごめん…ムリならやっぱい」

果林「だから、このことは秘密ねっ♡」

愛「は、はー！？」

愛「だ、ダメでしょ！絶対怒られるってー！」

果林「大丈夫！ちょっと怒られるくらいなんてことないわ！そ・れ・に♡こんな可愛い女の子に1人で夜道を帰らせるなんてできないもの♪さ、早く行くわよ！｣ﾀｯﾀｯﾀｯ

愛「なにキザなこと言っちゃって～それはアタシのセリフ…あぁ！まってよー！愛さんの方が速いんだからねー！」ﾀｯﾀｯﾀｯ



おしまい

あいかりは良いぞ
乙かりん

乙
癒された

DD助かる
おつおつ

おつおつ
実に良い短編だった

乙
可愛かった 12年後もあいかり書いて