【SS】希「夏休みくらいは二度寝しても許されるやん？」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ



海未「こんにちは、希。お邪魔します」

希「ふわぁ～あ、海未ちゃんおはよぉさん」

海未「まったく……寝間着でお出迎えなんて……」

海未「もうお昼過ぎですよ？」

希「まあまあ」

希「夏休みくらいは二度寝しても許されるやん？」

海未「見事にたるみきってますね……」

希「それに実は言うとな……」

希「乙女なウチは海未ちゃんとのお家デートが楽しみで」

希「昨日はなかなか寝付けんかったん…よ？」ﾁﾗ

海未「……寝間着でデートに挑むなど乙女失格です」

希「やーん、海未ちゃんのいけずー♪」

――――――――――――――――

希「お昼はおうどんさんでええー？」

海未「ええ、なにか手伝うことはありますか？」

希「うーん……」

希「じゃあ青ネギ切ってもらおうかな」

海未「少し大きめに、ですよね」

希「おっ、ウチの好みをよくわかっとるやん」ﾌﾌｯ

海未「希の家にお邪魔する度にうどんをごちそうになってますからね」ﾌﾌｯ

希「なんてったっておうどんさんはウチの得意料理やからねー」

海未「『唯一の』得意料理ですもんね」


のぞうみ「ふふっ……」ｸｽｸｽ

――――――――――――――――


海未「やはり希の作るうどんは絶品ですね」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

希「ふっふーん」ﾄﾞﾔ

海未「この金色のつゆとおあげの相性がまたたまりませんね」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

希「東條家秘伝の出汁を使っとるからね！」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

希「（本当はスープも市販の粉末だけど）」

海未「ふむ……」

希「海未ちゃんが東條海未になってくれればレシピを教えて進ぜよう」

海未「うーん、それはできませんね」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

希「ありゃ、フラれちゃったか」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

海未「私は園田の舞を継がねばならないので」

海未「希が嫁に来るのはどうでしょうか？」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

希「園田希、なんかえらい強そうやんなぁ」ﾁｭﾙﾁｭﾙ

――――――――――――――――

海未「ごちそうさまでした」

希「お粗末さまでした」

希「お腹いっぱいになったらまた眠くなってきたなぁ……」

海未「どれだけ寝るつもりですか……」

希「冗談やん冗談♪」

海未「お昼も頂きましたしそろそろ始めますか」

海未「希がどこまで進めているか楽しみです」ﾆｺ

希「ｷﾞｸｯ」

希「も、もうちょっと海未ちゃんといちゃいちゃごろごろしてたいなぁ」

海未「…いいからちょっと見せてください」

――――――――――――――――


海未「まだ全然進んでないじゃないですか！」

希「う、ウチは最後に一気にやっちゃうから大丈夫やよ」

海未「そう言ってギリギリになって泣くことになるんです」

海未「希は私が見ていないとすぐ怠けるんですから」

希「ウチ…海未ちゃんがいないとダメな身体になっちゃった///」

海未「はいはい、一緒にやってあげますから早く始めますよ」

希「はーい」

ﾌﾞｼﾓｯ！

――――――――――――――――


海未「今回の報酬の凛も」ｼｬﾝｼｬﾝ

海未「最高に可愛いですね」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「そうやねー」ｼｬﾝｼｬﾝ

海未「覚醒前も覚醒後も可愛いので」ｼｬﾝｼｬﾝ

海未「絶対に3枚取らねば」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「まじえんじぇーってやつやね」ｼｬﾝｼｬﾝ

海未「希は今のペースだと2枚取りも怪しいですからね」ｼｬﾝｼｬﾝ

海未「今日はガッツリ走りますよぉ！」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「ひゃー」ｼｬﾝｼｬﾝ

――――――――――――――――


希「またフルコン逃してしもうた…海未ちゃんの曲難し過ぎやんなぁ……」

海未「それでも余裕の一位じゃないですか」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「まあねー」

海未「まったく何なんですかねそのURユニットは」ｼｬﾝｼｬﾝ

海未「課金額は私と変わらないはずなのに……」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「ウチ、昔からくじ引きとか福引とか一等賞ばっかり当たっちゃうんよね」

海未「（まだ生きてたんですかその設定）」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「スピリチュアルやろ」ﾌﾌﾝ

――――――――――――――――


ﾍﾟｺﾝ

希「おっ、凛ちゃんからラインや」

希「『晩御飯まだならラーメン食べに行かない？』だって？」

海未「もうそんな時間ですか」

希「ほんとに一日中イベント走っとったなぁ……」

希「おうどんさんから麺類続くけどどうする？」

海未「昼夜続けてうどんよりは良いですね」ｸｽ

希「なんてったって可愛い凛ちゃんからのお誘いやしね」

海未「ええ、リリホワラーメンアタックです！」

――――――――――――――――


希「すごい…ラーメン屋さんやったね…」

海未「正直アレをラーメンと呼んで良いものか…」

希「美味しかったけど…量が多すぎて……」

海未「すこし……苦しいです」

希「凛ちゃんは変な呪文唱えてそびえ立つような大盛り頼んどったけど」

海未「あの小さな体のどこにあの量が入ってるんでしょうか……」


のぞうみ「ｳｯﾌﾟ…」


希「あ、食後のデザートにそこのファミレスでかき氷でも食べて帰らん？」

海未「」

希「冗談やん冗談」

――――――――――――――――


希「今日も楽しかったなー」

海未「誰かさんがさぼってたせいで一日中イベント走ってましたけどね」

希「ええの！ウチは海未ちゃんと一緒におるだけで楽しいんやもーん♪」

海未「…ふふっ」

希「なにわろてんねん」

海未「いえ、私も希といるととても楽しいですよ」


のぞうみ「ふふっ……」ｸｽｸｽ

――――――――――――――――


海未「寝る前に少しこれで遊びません？」ｽｯ

希「トランプ？ええでーなにで遊ぶ？」

海未「ここはシンプルにババ抜きで勝負です！」

希「ふっふっふ」

希「このスピリチュアルガールのぞみんに運のゲームで挑むなんてええ度胸やん」

海未「ふふふ、負けませんよ」

――――――――――――――――


希「（アカン）」

海未「くっ、なぜ…勝てないのです……」ﾜﾅﾜﾅ

海未「やはり希の運には敵わないんでしょうか……」

希「（運とかそういう問題じゃないよ）」

希「う、海未ちゃん、もう遅いしそろそろ寝ない？」

海未「も、もう一度お願いします！」

希「うーん、しょうがないなぁ……」

――――――――――――――――


海未「うぅ…また負けてしまいました……」ｸﾞｽｯ

希「（ね、ねむい…）」

海未「の、希！もう一度！もう一度です！」

希「（わざと負けてあげればええんやけど）」

海未「次こそは…何か勝つ方法が…‥」

希「（負け続けて悔しがってる海未ちゃん……）」

希「可愛い///」

海未「？」

希「（もうちょっとだけっ…この海未ちゃんを見ていたい）」ｿﾞｸｿﾞｸｯ

――――――――――――――――

ﾁｭﾝﾁｭﾝ


海未「……ぅう、ん」

海未「朝……ですか…」

海未「のぞみぃ、起きてください…朝ですよ」

希「……ふぁ」

希「ウチ、まだ眠いわぁ……」

希「もう少し…一緒に寝とこ？」

海未「しかしそろそろLPが漏れて…」

希「二度寝の時間ほど幸せな時間もそうそうないよ～」

海未「ですが…」

希「海未ちゃんも眠いんやろ？ほら、おいで♪」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

海未「っ…」

海未「ああもう、仕方ないですね」ｸｽｯ

希「わーい、海未ちゃんと二度寝やー」ｷﾞｭｰｯ

海未「や、やめてください暑苦しいで…す」

希「ええやんええやん～」ﾜｼﾜｼ

海未「もう、これではねむれま…せｎ…」ｽﾔｧ

希「……？」

希「ありゃ？もう寝ちゃったの？」

希「まああれだけ夜更かししちゃったしなぁ」

希「…かわええなぁ」ﾅﾃﾞﾅﾃ

希「ウチももうねむ…ふわぁ……」


希「おやすみ、海未ちゃん」ﾌﾌｯ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい

のぞうみはお互いがお互いにリラックスしてて最高
姉妹みたい

うみりんはあるのにのぞうみ少ないのはなんで

のぞうみいいゾ～＾これ

のぞうみは癒し

のぞうみいいなぁ
何も疑うことなくお泊まりなのがもう

凛ちゃん可愛がってるのぞうみ好き