【SS】花陽「全米が泣いたアニメ」

花陽「これは見るしかありません！！」

花陽「おっこめおっこめええええええ♫」

穂乃果「今日はパンがうめえええええ♫」

花陽「ざけんなパ～ン(笑)」

穂乃果「そんな事言ってる暇があったら稲作でもしてろ」

花陽「わああったよ、やりゃあいんだろ」

花陽「おら、田んぼに水張れや発酵食品」

穂乃果「お前ら全員冷害で枯れろ」

花陽「この品種はいもち病に強ええんだよ」

花陽「どっかのライブの後にぶっ倒れるやつと大違いだぜ」

穂乃果「はっ、うざっ、マジうざっ」

花陽「ほんとにだめなリーダーだな」

穂乃果「一生おかゆでも食ってろ」

花陽「パンよりぜってえうめえから」

梅雨が来た

花陽「お米えええが枯れちまうううう」

穂乃果「てめえ、農薬なんで使わなかった」

花陽「あたしはねえ」

花陽「無農薬で作るってきめたんだよおお」




穂乃果「いい加減にしろよおおお」

穂乃果「てめえの大事なお米たちなんだろ」

穂乃果「無農薬にこだわって見〇しにしていいのかよおお」

花陽「あたしは、お米を見〇しに...！？」


穂乃果「お前はそんなやつだったのかよおおお」

穂乃果「お前の自己満足で傷つくのはお米なんだよおおお」



花陽「そうだなあ、無農薬はあきらめるかあああ」

花陽「穂乃果には感謝してるぜ」

穂乃果「フン、別に俺はやるべきことをやったまでだ」

穂乃果「あまりにも無様だったものでな」

花陽「ハハッ、相変わらずお前は可愛くねえなあ」

花陽「クッソ、いつになったら梅雨あけるんだゴラ」

穂乃果「祈るしかねえだろ」

花陽「今年はきららを植えりゃよかった」

穂乃果「おめえが『ひとめぼれって名前が素敵ですね』って植えたんだろうが」

花陽「そうだな、こいつらは何もわるきゃねえ」

花陽「おめーら、無事に育ってくれよ」

秋

花陽「どいつもこいつも.....実ってねえ」

穂乃果「どれ.....マジだ」

花陽「クソっ、あたしたちの努力はなんだったのさ」

穂乃果「いや、見てみろ」

花陽「おっ......!?」

穂乃果「わずかでも実ってる奴はいるんだな」

穂乃果「実ってくれたのだけでも収穫しようぜ」

花陽「ああ、もちろんさ」

穂乃果「ったく世話かけさせやがって」

花陽「(こいつも成長したな)」

花陽「(お米のように不器用な奴だけど)」

花陽「(あたしは嫌いじゃない)」

穂乃果「さて、私は帰るわ」

花陽「まてよ」

穂乃果「ああん」

花陽「米半分もってけよ」

穂乃果「なんで！？」

花陽「一緒に作った米だろ、もってけよ」

穂乃果「ああ.....ありがとよ」




花陽「こうして稲作1期目は失敗しましたが
どこか大人になった2人でした」

凛「いい話だにゃｰ｣ｳﾙｳﾙ

海未「穂乃果も大人になったにですね｣ｳﾙｳﾙ

ことり「えへへ......いい話なのか...な？」

真姫「ジャンルとしては珍しいからいいんじゃない？」

穂乃果「それにしても口が悪すぎない？」

花陽「北関東の農村部のアイドルっていう設定です」

ことり「その設定...公開しないほうがいいかも」

凛「素敵だにゃ、農業アイドルにゃー」

にこ「ふんっ、アイドルは農業なんて汚いことやらないわ｣ｳﾙｳﾙ

希「一番泣いてたの知ってるで」

にこ「うっ、うるさいわね」

絵里「その脚本何に使うの？」

花陽「7thシングルです」

8人「やめておきなさい」


終わり

イイハナシダナー