【SS】穂乃果「>>3ちゃんと付き合い始めたよ!」

SS


1: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:00:49.67 ID:n6MCDj0g.net
穂乃果「まだ付き合い始めて1ヶ月も経ってないんだけどね」

付き合っているのは >>3

μ's、A-RISEメンバーのみ エ グロは安価下。

3: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:03:48.53 ID:JXaXDe6W.net
かよちん

5: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:07:40.95 ID:n6MCDj0g.net
 えへへ、実は花陽ちゃんと付き合い始めたんだ。
 きっかけはね、実は喧嘩なの。

 パンとご飯はどちらが主食かっていう、今から考えれば
 どうしてこんなことでみたいなこと。
 あの時に勝ったのは……やめよう、また喧嘩になっちゃう。

穂乃果「ねえ、花陽ちゃん」

花陽「なあに、穂乃果ちゃん」

穂乃果「穂乃果たちもうすぐ付き合って一ヶ月だよね」

花陽「そうだね~」

穂乃果「できれば二人で何かしたいな、なんて思うんだけど」

花陽「↓2 なんてどうかな」

エ グロは安価下。

7: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(浮動国境)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:09:59.25 ID:tFpYkbAN.net
遊園地行く

8: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:17:14.91 ID:n6MCDj0g.net
 花陽ちゃんの選択にはビビビと来たね。
 これはやるしかなーいみたいな感じ。

穂乃果「遊園地か……いいね!」

花陽「でしょう? 花陽、一度行ってみたかったんだぁ」

穂乃果「って言うことはもしかして遊園地に行くの初めて?」

花陽「うん、あんまり遠出してくれるお父さんじゃなかったから……」

穂乃果「そうなんだ」

 ということは主導権は穂乃果にあるね!
 うーん、だけど近くにプールはあるけど遊園地は……
 あ、そうだ。
 花陽ちゃんに最新の遊園地事情っていうのを見せてあげよう!

穂乃果「場所は穂乃果に任せておいて!」

花陽「うん!」

穂乃果「それでぇ、花陽ちゃんはどんなアトラクションに挑戦したいかなあ?」

花陽「↓1 かな?」

9: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:18:26.47 ID:JXaXDe6W.net
ジェットコースター

10: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:25:37.08 ID:n6MCDj0g.net
花陽「ジェットコースターが良いかな」

 なんと。
 いつもおどおど。
 いつもふるふる。
 の、花陽ちゃんにしては珍しく。
 積極的(!)な選択肢。

穂乃果「じゃあ、ジェットコースターが有名なところでいいかな」

花陽「うん!」

 なんとなく嬉しそうな花陽ちゃん。
 これでまた花陽ちゃんの違った一面が見られるのかな?
 ジェットコースターはちょっと怖いけど、そっれはそれで
 花陽ちゃんにくっつくチャンスかもしれないなあ。

穂乃果「それじゃあ練習に行こうか?」

花陽「ふたりきりになってると時間がすごく早いね」

 ほんとうだ。
 
穂乃果「早く行かないと海未ちゃんに叱られちゃう」

花陽「うん!」

12: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:29:42.23 ID:n6MCDj0g.net
 練習の時間はいつも通りに過ぎ、
 ふたりきりでの下校の時間。
 とは言っても二人して最寄り駅は違うから
 分かれ道までなんだけどね。

穂乃果「手を繋いで歩いて行こうよ」

花陽「うん、穂乃果ちゃん」

穂乃果「花陽ちゃんの手あったか~い」

花陽「練習明けだからかな?」

穂乃果「だったら穂乃果の手も暖かいよ」

花陽「うん、穂乃果ちゃんの手、あったかい」

穂乃果「えへへへ、そう?」

花陽「こうして二人で繋がってると、安心する」

穂乃果「そっかぁ」

花陽「楽しみだね、遊園地」

穂乃果「任せて、すごくいいところ探してくるから!」

13: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:34:44.10 ID:n6MCDj0g.net
~休日~

 今日は花陽ちゃんとのデートの日。
 それまでにきちんとジェットコースターで有名なところをリサーチ!
 えへへ、こういうのが得意なニコちゃんに手伝って貰ったんだけどね。

穂乃果「絶好の晴天だね!」

花陽「よく晴れたねえ」

穂乃果「ジェットコースター日和!」

花陽「穂乃果ちゃん……」

 不安そうな声。
 どうしたんだろう?

花陽「ここって、日本一怖いジェットコースターで有名なところだよね?」

穂乃果「そうだよ! どうせ乗るなら怖いところのほうが良いよね!」

花陽「手、握ってもらっていい?」

穂乃果「今から!?」

 大丈夫かな、花陽ちゃん。

14: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:43:20.95 ID:n6MCDj0g.net
 多く並んでいるお客さんをかき分け、一目散に
 ジェットコースターの元へ。

穂乃果「ほらほら花陽ちゃんダッシュで行くよ!」

花陽「ううー、ダレカタスケテー!」

穂乃果「手は離さないでいるから」

花陽「だ、ダレカ……だいじょうぶ、穂乃果ちゃんが一緒なら」

穂乃果「さあ、行くよ!」

 花陽ちゃんの手を握りダッシュ!
 目的の地はあと少し!
 気分は走れメロスだね!

花陽「えへへ、穂乃果ちゃんの手、暖かい」

穂乃果「満喫してる場合じゃないよ! これからは安全バーだけが友達だ!」

花陽「ええー!?」

 もう既に行列ができているジェットコースターまで、駆け抜けるのは止まらない。

15: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 16:50:37.36 ID:n6MCDj0g.net
 開園からダッシュしたのにもう既に出来ている行列に並ぶ穂乃果たち。
 こういうのって優先パスポートとかあるのかなあ?

穂乃果「ふう、ついたついた!」

花陽「はぁはぁ手を急に引っ張られたからびっくりしたよぉ」

穂乃果「あはは、ごめーん」

花陽「ううん、別にいいんだけど」

穂乃果「うーん、行列は30分待ちってところだね」

花陽「そうだね、何かお話でもする?」

穂乃果「じゃあ、>>↓2ちゃんについて話でもしよう!」

17: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(こんにゃく)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 17:03:02.84 ID:+F3rXgtd.net
まき

19: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 17:53:33.63 ID:n6MCDj0g.net
花陽「真姫ちゃん最後まで賛成してくれなかったね」

穂乃果「女の子同士で付き合うんだもんね」

花陽「最後はしぶしぶって感じだったけど」

穂乃果「希ちゃんやことりちゃんが説得してくれたおかげだね」

花陽「実はね、ちょっと今でも気まずいんだ」

穂乃果「そうなの!?」

花陽「凛ちゃんと一緒にいるときは別におかしなことはないんだけど、ふたりきりだとちょっとね」

穂乃果「ううん、壁は高いか……」

花陽「いろんな見方があるもんね」

穂乃果「じゃあ、真姫ちゃんも納得できるような恋人同士になろうよ! そうすれば、ふたりきりでも仲良くできるはずだよ!」

花陽「……うん、そうだね!」

21: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:02:05.48 ID:n6MCDj0g.net
 そうこうお話しているうちにジェットコースターの出番が回ってくる。
 隣同士で座り、黒くて太いアレを体の前に固定し
 体が吹き飛ばないようにするためなのか、金属製のバンドで体を固定する。

花陽「いよいよ、だね」

穂乃果「うー、ワクワクするよおー!」

花陽「穂乃果ちゃん、花陽よりドキドキしてる?」

穂乃果「ドキドキしてる! すっごいワクワク!」

花陽「来て、良かったね」

穂乃果「花陽ちゃん、早い早い、まだ来たばっかし」

花陽「あ、うん、そうだね……」

 そんなことを話しているうちにジェットコースターが動き出す。
 心臓がドキドキして口から出てしまいそう。
 すると花陽ちゃんが手を差し出してきた。
 その手をギュッと握り、いざ、コースターとともに高速回転へと……

22: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:08:51.48 ID:n6MCDj0g.net
 うえあーとか、ウボァーとか、そんな声を漏らしながらジェットコースターとともに回転していると
 隣りにいた花陽ちゃんの顔色が段々と青くなっていく。
 やっぱりジェットコースターは趣味じゃなかったのかなと思っていると、
 花陽ちゃんは弱々しい声で、

花陽「だ、ダレカタスケテー」

 と呟く。
 まったくもうもう、穂乃果のペースに合わせちゃうんだから。
 そんなの恋人同士とは言わないよ。
 地上に降りたらそんなことを言おうと思っていると。

花陽「え、えへへ……」

 とにこやかな笑みを漏らす。

穂乃果「どうしたの?」

花陽「こんな時でも、穂乃果ちゃんと一緒にいると安心する……」

穂乃果「そっか」

 私もだよと言おうとしたところできりもみ回転へと突入。
 うわああああああああああああああああああああ!

23: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:15:35.97 ID:n6MCDj0g.net
 ようやく地上に戻る。

花陽「ふう、ふう、はぁ」

穂乃果「やっぱり評判のジェットコースターは違うね」

花陽「最後の回転するところ、意識が飛ぶかと思ったよぉ」

穂乃果「穂乃果もそう思う……」

花陽「それじゃあ次は何に乗ろうか」

穂乃果「一通りのアトラクションはあるよねえ」

花陽「うん、どの乗り物でも穂乃果ちゃんと一緒にいれば楽しみ」

穂乃果「えへー、穂乃果もだよ!」

何の乗り物に乗る? ↓1 エ グロ安価下

25: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:24:20.23 ID:n6MCDj0g.net
 コーヒーカップに乗ることにしました♡
 恋人同士の二人で乗るならやっぱりこれだよね……多分だけど。

穂乃果「コーヒーカップには流石に行列はできてないよね?」

花陽「でも周りにはちっちゃな子ばっかりでちょっと恥ずかしいよ」

穂乃果「おかしいなあ、穂乃果のリサーチだともっと恋人で溢れてるはず……」

花陽「どんなリサーチだったのぉ!?」

穂乃果「それでさ、さっきの真姫ちゃんの話だけど」

花陽「うん……」

穂乃果「μ'sでいる時には別になんともないじゃん?」

花陽「そうだね……はっ、もしかして!」

穂乃果「うん? どうしたの」

花陽「花陽が穂乃果ちゃんと釣り合ってないから、そこが気に入らないとか!」

26: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:33:24.41 ID:n6MCDj0g.net
 ぽかりと軽く叩きます。

穂乃果「釣り合ってないとか、そんな事絶対にないから」

花陽「そ、そうかなあ」

穂乃果「だって、穂乃果は花陽ちゃんが大好きで、他の誰にも比べられないくらい好きだから!」

花陽「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「だからさ、自信を持って、お互いに両思いだって」

花陽「うん、わかったよ」

 ほんのちょっと自信なさげな花陽ちゃんも好きだけど、
 穂乃果との関係まで疑っちゃうのは無しだよね。

 二人でコーヒーカップに乗る。
 えーっと確か、真ん中のハンドルでぐるぐる回せばいいんだよね。

花陽「音楽に合わせてカップが動くから、私達はゆっくりカップを回せばいいね」

穂乃果「う、うん……」

 いけないいけない本気でカップを回すつもりまんまんだった。

27: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:42:32.99 ID:n6MCDj0g.net
 ちゃらっらちゃらららちゃっちゃっちゃ

穂乃果「(なんでマイムマイムなんだろう……)」

花陽「楽しいね~」

穂乃果「うん、こうしてると超高速回転したくなっちゃうね!」

花陽「か、かんべんしてよぉー」

穂乃果「うふふふ、冗談だよ」

花陽「いくら穂乃果ちゃんでもそんなことをしたら嫌いになっちゃうんだから」

穂乃果「ええー! 嫌だよ嫌だよそんなのーっ!」

花陽「だから回転させなければだいじょうぶだってば」

穂乃果「ほんと? 穂乃果のこと嫌いにならない?」

花陽「嫌いになるわけないよぉ」

穂乃果「んっ、じゃあ、良かった!」

28: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 18:59:23.16 ID:n6MCDj0g.net
 コーヒーカップから降りると、もうお昼になろうかっていう時間だった。

穂乃果「まだアトラクションに二つしか乗ってないのにお昼だよ……」

花陽「やっぱりジェットコースターで時間を取ったから……」

穂乃果「楽しかったけどね!」

花陽「う、うん、楽しかったね」

穂乃果「ごはんを食べられそうなお店は……」

花陽「遊園地の中じゃないと思うけど……」

穂乃果「いや、まだまだわからないよ!」

花陽「穂乃果ちゃん、そんな花陽に気を使わなくてもいいよ?」

穂乃果「少しだけ、少しだけだよ、あとは全然気を使ってないもん!」

花陽「(少しだけの振り子がずいぶん大きい気がするなあ)」

穂乃果「あ、あったよ! 花陽ちゃん、ごはん食べられそうなところ!」

花陽「え!?」キラキラ

29: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 19:10:54.08 ID:n6MCDj0g.net
 キラキラと輝いた瞳は、お店の前につく頃にはすっかり曇ってた。

穂乃果「ほら、花陽ちゃんカレーライスだよ、ライス!」

花陽「ソ、ソウダネー」

穂乃果「どうしたの?」

花陽「ウウン、ベツニタイシタコトナイヨー」

穂乃果「変な花陽ちゃん」

花陽「アハ……ハハハハ……」

 というわけで注文をする。
 花陽ちゃんがライスとカレーは別々でと注文するも、
 できませんの一言で意気消沈するまでがお約束。

 デートは何回かしているけど、
 別々で注文できた試しがないんだよね……

穂乃果「遊園地ってごはん高いよね、意外と」

花陽「ごはんおいしい」

穂乃果「花陽ちゃん?」

花陽「ふえっ!? 聞いてる、聞いてるよ! ごはんおいしいよね!」

穂乃果「花陽ちゃん……」

30: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 19:23:38.09 ID:n6MCDj0g.net
 その後もいろんなアトラクションに乗った。
 たくさん人が並んでいるのとかは乗れなかったけど、それはまた今度。
 だって穂乃果たちは付き合っているんだから、
 今後もデートの機会はいくらでも訪れるはずなんだ。

穂乃果「もう、夕方だねえ」

花陽「そうだねえ」

穂乃果「ジェットコースターが有名なところだったけど、それ以外にも良かったね」

花陽「そうだねえ」

穂乃果「疲れちゃった?」

花陽「んー、少しだけ」

穂乃果「楽しかった?」

花陽「とっても!」

穂乃果「そっか、穂乃果もだよ!」

花陽「嬉しい、お互い一緒だね!」

穂乃果「あはは……」

花陽「あはは……」

32: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 19:44:28.69 ID:n6MCDj0g.net
穂乃果「じゃあ、かえ っか?」

花陽「う……ちょっと、人気のないところに行かない?」

穂乃果「ん? 別にいいけど」

花陽「うん、じゃあ、歩いてこ」

 花陽ちゃんの言われるままに歩き出し
 エアーポケットみたいになってる場所にたどり着く。

穂乃果「すごいね、本当に人気がない」

花陽「実はね、ここ穴場スポットなんだ」

穂乃果「あれ、もしかして花陽ちゃんも調べてた?」

花陽「こういうところだけだけどね」

穂乃果「こういうところ?」

花陽「あのね……ここはキスするところなんだ」

穂乃果「え!?」

花陽「こ、恋人同士が互いに隠れてチューするところなの」

34: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 19:49:54.93 ID:n6MCDj0g.net
花陽「ほら、花陽たちってまだキスしたこともなかったじゃない?」

穂乃果「うん……そ、そうだね」

花陽「もしかして、嫌?」

穂乃果「ううん! そんなことない、すっごくチューしたい!」

花陽「ふふっ」

穂乃果「でも、意外と積極的だね、こういうスポットを見つけるなんて」

花陽「だって、そうでもしなきゃいつまでも友達の延長線上にいるかなって不安だったの」

穂乃果「あ……」

花陽「花陽たちは恋人同士なんだから、当然、キスくらいするよね?」

穂乃果「じゃ、じゃあ、しようか?」

花陽「緊張してる?」

穂乃果「すっごく」

花陽「キス、したくない?」

穂乃果「もおー、意地悪なんだから」

花陽「じゃあ、するよ?」

35: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 19:56:29.47 ID:n6MCDj0g.net
 そして傍から見れば二人の影が重なり……

 その瞬間カシャリというカメラの音がした。

穂乃果「!? 何事!」

花陽「え、ええええええ!?」

 そこにいたのはなんと。

真姫「本当に気づいていなかったのね、一日中尾行してたのに」

穂乃果「一日中!?」

花陽「真姫ちゃん……暇だね……」

真姫「べ、別にいいでしょ、たまの休日くらいどう過ごそうと」

花陽「せめて誰か誘うとかしようよ、一人遊園地はちょっと」

真姫「う、うるさいわね……最初はニコちゃんを誘ったけどバイトだって言うから……」

穂乃果「でも、なんで?」

真姫「賭けしてたのよ」

花陽「賭け?」

真姫「今日、花陽ちゃんと穂乃果ちゃんがキスするかどうか、発起人は希ちゃん」

36: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 20:06:40.34 ID:n6MCDj0g.net
花陽「それで真姫ちゃんは、その現場を確かめるために?」

真姫「そうよ、私はキスしない方に賭けてたんだけどね……」

穂乃果「ちなみにキスしない方に賭けてたのは?」

真姫「私とことりちゃんと海未ちゃんと絵里ちゃん」

花陽「っていうことは、ニコちゃんに希ちゃんに凛ちゃんは勝負に勝ったってことだね」

真姫「あのニコちゃんに負けるなんて、プライドが許せないわ」

穂乃果「でも、賭けなんて、どうなの?」

花陽「そ、そうだよ……」

真姫「他人の恋愛事情なんていいゴシップじゃない、それに私たちは女子高生
    そういう話に興味を持たないほうがどうかしてるわ」

花陽「だからって別に確かめに来なくても……」

真姫「いいでしょ! それに花陽とはちょっと気まずかったし……」

花陽「あ……」

真姫「ま、まあ、こんなことしてもっと気まずくなったらどうしようかとは思わなくもなかったけど」

穂乃果「じゃあさ! 仲直りしようよ!」

真姫「別に喧嘩してたわけじゃあ、ないんだけど」

花陽「うん」

穂乃果「ハイ握手! あーくーしゅ!」

真姫「まったく」

37: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 20:16:45.12 ID:n6MCDj0g.net
 真姫ちゃんは遠慮したけど穂乃果たちは3人で帰ることにした。

穂乃果「ええー、穂乃果そんなに奥手じゃないよぉ」

花陽「奥手だよ」

真姫「奥手ね」

穂乃果「なんだよぉ、二人してー」

花陽「今日だってキスすることさっぱり頭になかったみたいだし」

穂乃果「そ、それはぁ」

真姫「海未ちゃんもことりちゃんも言ってたわ、キスするところなんて想像もつかないって」

穂乃果「うう、二人共酷い……」

真姫「絵里ちゃんなんかは、一ヶ月も経ってキスしてないハラショーって言ってたわよ」

穂乃果「絵里ちゃんまで……」

花陽「そうだよね! 遅すぎたくらいだよね!」

穂乃果「花陽ちゃんは積極的すぎだよ……」

花陽「ええっ!? そうかな?」

真姫「いーや、花陽ちゃんは普通よ、穂乃果が鈍いのよ」

穂乃果「鈍いかあ……」

38: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 20:26:05.13 ID:n6MCDj0g.net
穂乃果「わかった、じゃあこれから毎日チューするもん」

真姫「あら、できるの穂乃果ちゃん」

穂乃果「花陽ちゃんがもうやめて~っていうくらいチューするもん」

花陽「は、恥ずかしいよ……」

穂乃果「穂乃果は鈍くないもん、チューくらいどんと来いだよ」

真姫「(キスより先は当分先か……賭けとこうかしら)」

花陽「あ、あんまり人目につかないところにしてくれると助かるなあ」

穂乃果「あ、そういえば思ったんだけどさ」

花陽「なあに?」

真姫「ん?」

穂乃果「二人ってどうして気まずかったの?」

真姫「穂乃果ちゃんって」

花陽「鈍いなあ……」

穂乃果「ええ!? どうしてどーしてどぉしてー!」

39: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(湖北省)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 20:28:48.33 ID:n6MCDj0g.net
おわ り

41: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/10/14(水) 20:42:13.81 ID:Dz2gIMUa.net
おつ
貴重なほのぱなだった

47: @10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(庭)@\(^o^)/ 2015/10/15(木) 08:19:58.23 ID:bKocsttN.net
最高だったもっと増え ほのぱな

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1444806049/

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