1: (しうまい) 2020/03/30(月) 23:36:06.03 ID:BMPSmghE
千歌「ちょっと!!美渡姉!私のプリン食べたでしょ!!!」
美渡「あ~あれ?千歌のだったの?」
千歌「名前書いてあったでしょ?」
美渡「気づかなかったな~」
千歌「嘘だ!分かってて食べただろ~」
美渡「いつまでも食べないで置いておく方が悪いんだよ。しいたけ、お前もそう思うだろ?」
千歌「開き直ったな~」
美渡「あ~あれ?千歌のだったの?」
千歌「名前書いてあったでしょ?」
美渡「気づかなかったな~」
千歌「嘘だ!分かってて食べただろ~」
美渡「いつまでも食べないで置いておく方が悪いんだよ。しいたけ、お前もそう思うだろ?」
千歌「開き直ったな~」
4: (しうまい) 2020/03/30(月) 23:42:03.41 ID:BMPSmghE
美渡「あんただって前に私のポテチ勝手に食べた癖に」
千歌「いつの話をしてるのさ。半年前の話じゃん。しかもちょっとでしょ!」
美渡「量の問題じゃないんだよ」
千歌「量の問題だよ!だいたい社会人の癖に高校生の妹の大切なオヤツを勝手に食べるなんて恥ずかしくないの?」
美渡「社会人とか関係ないから!」
千歌「関係あるの!こっちは少ないお小遣いでやりくりしてるんだから」
美渡「お小遣い貰ってる身で偉そうに」
千歌「社会人なのにいつまでも実家にいる癖に!早く恋人作って出て行き…」
美渡「は?」
千歌「なよ…」
美渡「頭に来たわ」
千歌「いつの話をしてるのさ。半年前の話じゃん。しかもちょっとでしょ!」
美渡「量の問題じゃないんだよ」
千歌「量の問題だよ!だいたい社会人の癖に高校生の妹の大切なオヤツを勝手に食べるなんて恥ずかしくないの?」
美渡「社会人とか関係ないから!」
千歌「関係あるの!こっちは少ないお小遣いでやりくりしてるんだから」
美渡「お小遣い貰ってる身で偉そうに」
千歌「社会人なのにいつまでも実家にいる癖に!早く恋人作って出て行き…」
美渡「は?」
千歌「なよ…」
美渡「頭に来たわ」
6: (しうまい) 2020/03/30(月) 23:51:03.75 ID:BMPSmghE
美渡「待て~バカ千歌~」
ドタバタ
千歌「悪いのはそっちでしょ~」
ドタバタ
美渡「言っていい事と悪い事があるんだよ~」
ドタバタ
千歌「じゃあ、やって良い事と悪い事があるから」
ドタバタ
志満「美渡~、千歌ちゃん~。静かにしなさい。お客様に迷惑よ」
美渡「バカ千歌~」
ドタバタ
千歌「バカはそっちだぁぁ。くらえ~クッションアッタクーーー」
シュッ
美渡「そんなの当たるか」
千歌「なんで避けるの!」
美渡「なんで当たらなきゃいけなのよ!お返しだ!」
志満「美渡、千歌ちゃん。静かに…」
千歌「あっ、ちょ、どこに投げて…」
バフッ
志満「キャッ」
美渡「あっ…」
千歌「し、志満姉…」
ドタバタ
千歌「悪いのはそっちでしょ~」
ドタバタ
美渡「言っていい事と悪い事があるんだよ~」
ドタバタ
千歌「じゃあ、やって良い事と悪い事があるから」
ドタバタ
志満「美渡~、千歌ちゃん~。静かにしなさい。お客様に迷惑よ」
美渡「バカ千歌~」
ドタバタ
千歌「バカはそっちだぁぁ。くらえ~クッションアッタクーーー」
シュッ
美渡「そんなの当たるか」
千歌「なんで避けるの!」
美渡「なんで当たらなきゃいけなのよ!お返しだ!」
志満「美渡、千歌ちゃん。静かに…」
千歌「あっ、ちょ、どこに投げて…」
バフッ
志満「キャッ」
美渡「あっ…」
千歌「し、志満姉…」
9: (しうまい) 2020/03/30(月) 23:55:51.66 ID:BMPSmghE
志満「……」
美渡「あの…志満姉…手元が狂って…」
志満「……」
千歌「志満姉…だ、大丈夫?」
志満「……」
千歌「志満姉?」
志満「静かにって言ってるのに…」スッ
千歌「え…」
美渡「あっ…し、志満姉?どこに…」
志満「お布団敷いて来なきゃ…」
美渡「あ、あ~。なるほど…」
美渡「あの…志満姉…手元が狂って…」
志満「……」
千歌「志満姉…だ、大丈夫?」
志満「……」
千歌「志満姉?」
志満「静かにって言ってるのに…」スッ
千歌「え…」
美渡「あっ…し、志満姉?どこに…」
志満「お布団敷いて来なきゃ…」
美渡「あ、あ~。なるほど…」
14: (しうまい) 2020/03/30(月) 23:59:37.99 ID:BMPSmghE
千歌「……」
美渡「……」
千歌「ど、どう思う?」
美渡「な、何が?」
千歌「怒ってるのかな?」
美渡「ま、まさか。志満姉だよ?」
千歌「いや…でもさ…なんか雰囲気がいつもと違ったよ?」
美渡「そ、そうかな?」
千歌「分かんないけど。私…志満姉に怒られた事ないし」
美渡「私だってないわよ。軽く注意とかならあるけど…」
美渡「……」
千歌「ど、どう思う?」
美渡「な、何が?」
千歌「怒ってるのかな?」
美渡「ま、まさか。志満姉だよ?」
千歌「いや…でもさ…なんか雰囲気がいつもと違ったよ?」
美渡「そ、そうかな?」
千歌「分かんないけど。私…志満姉に怒られた事ないし」
美渡「私だってないわよ。軽く注意とかならあるけど…」
15: (しうまい) 2020/03/31(火) 00:07:03.38 ID:1jcwGX9r
千歌「み、美渡姉が悪いんだからね!!私のプリンを勝手に食べるから」
美渡「あんたが変な事言わなきゃこんな事にはならなかったのよ!」
千歌「なっ、志満姉にクッション当てたのは志満姉だから」
美渡「最初にやり出したのはあんたの方でしょ?」
千歌「妹に責任転嫁するつもり?」
美渡「あんたこそ」
美渡ーーーー?千歌ちゃーーーーん?
千歌、美渡「は、はいっ!!!」
回覧板置いてくるわね~。
千歌、美渡「は、は~~い」
美渡「……」
千歌「……」
美渡「取り敢えず今日は大人しくしておこう」
千歌「そうだね。それがいいね」
美渡「あんたが変な事言わなきゃこんな事にはならなかったのよ!」
千歌「なっ、志満姉にクッション当てたのは志満姉だから」
美渡「最初にやり出したのはあんたの方でしょ?」
千歌「妹に責任転嫁するつもり?」
美渡「あんたこそ」
美渡ーーーー?千歌ちゃーーーーん?
千歌、美渡「は、はいっ!!!」
回覧板置いてくるわね~。
千歌、美渡「は、は~~い」
美渡「……」
千歌「……」
美渡「取り敢えず今日は大人しくしておこう」
千歌「そうだね。それがいいね」
18: (しうまい) 2020/03/31(火) 00:18:20.33 ID:1jcwGX9r
チュン チュン
千歌「ふぁ~おはよう~」
美渡「おはよう」
千歌「あれ~……お父さんは?」
美渡「もう仕込みしてるよ。寝ぼけてんの?」
千歌「うん。そっかぁ…ふぁ~。志満姉は?」
美渡「それが…」
千歌「ん?」
美渡「朝起きたら…朝食だけ用意してあって」
千歌「え?居ないの?」
美渡「うん」
千歌「ええ!!?」
美渡「目覚めた?」
千歌「とっても。も、もしかして昨日の事で怒って出て行っちゃったのかな?」
美渡「なんか買い物に行ったってお父さんは言ってたけど」
千歌「こんな朝早くから?お店開いてないでしょ?」
美渡「コンビニとかなら」
千歌「志満姉が?コンビニに?こんな朝早くから?」
美渡「知らなけど」
千歌「ふぁ~おはよう~」
美渡「おはよう」
千歌「あれ~……お父さんは?」
美渡「もう仕込みしてるよ。寝ぼけてんの?」
千歌「うん。そっかぁ…ふぁ~。志満姉は?」
美渡「それが…」
千歌「ん?」
美渡「朝起きたら…朝食だけ用意してあって」
千歌「え?居ないの?」
美渡「うん」
千歌「ええ!!?」
美渡「目覚めた?」
千歌「とっても。も、もしかして昨日の事で怒って出て行っちゃったのかな?」
美渡「なんか買い物に行ったってお父さんは言ってたけど」
千歌「こんな朝早くから?お店開いてないでしょ?」
美渡「コンビニとかなら」
千歌「志満姉が?コンビニに?こんな朝早くから?」
美渡「知らなけど」
19: (しうまい) 2020/03/31(火) 00:21:24.61 ID:1jcwGX9r
千歌「え~…そんなぁ」
美渡「とにかく早くご飯食べちゃいな。時間なくなるよ」
千歌「え?あっ、うん。そうだね。頂きます…はあ…」
美渡「朝からため息つかないでよね」
千歌「つきたくもなるよ」
美渡「とにかく早くご飯食べちゃいな。時間なくなるよ」
千歌「え?あっ、うん。そうだね。頂きます…はあ…」
美渡「朝からため息つかないでよね」
千歌「つきたくもなるよ」
27: (しうまい) 2020/03/31(火) 18:32:45.55 ID:1jcwGX9r
美渡「ったく。ちょっと、醤油取ってくれない」
千歌「自分で取りなよ」
美渡「あんたの方が近いでしょ」
千歌「大差ないじゃん」
美渡「使えないなぁ。志満姉なら何も言わずに取ってくれるのに」
千歌「私は志満姉じゃないから」
美渡「誰にも似たのかね」
千歌「こっちの台詞だよ!美渡姉も志満姉みたいにおしとやかな性格だったら良かったのに」
美渡「あれはおしとやかって言うよりもおっとりしてるって言うんだよ」
千歌「確かに」
美渡「それに本当に私が志満姉みたいな性格になったらどうする?」
千歌「気持ち悪い」
美渡「そうでしょ?」
千歌「うん」
千歌「自分で取りなよ」
美渡「あんたの方が近いでしょ」
千歌「大差ないじゃん」
美渡「使えないなぁ。志満姉なら何も言わずに取ってくれるのに」
千歌「私は志満姉じゃないから」
美渡「誰にも似たのかね」
千歌「こっちの台詞だよ!美渡姉も志満姉みたいにおしとやかな性格だったら良かったのに」
美渡「あれはおしとやかって言うよりもおっとりしてるって言うんだよ」
千歌「確かに」
美渡「それに本当に私が志満姉みたいな性格になったらどうする?」
千歌「気持ち悪い」
美渡「そうでしょ?」
千歌「うん」
29: (しうまい) 2020/03/31(火) 18:40:42.80 ID:1jcwGX9r
ピンポーン
千歌「ん?」
千歌ちゃーーーーん。
美渡「梨子ちゃんじゃない?」
千歌「う、うん。え?あーーーーーっ!!?もうこんな時間」
美渡「あっ!本当だ!!!呑気にお喋りしてる場合じゃなかった」
千歌「どうしよう。まだ何も準備してないよぉ」
美渡「私だって。いつも志満姉が教えてくれるから」
ドタバタ ドタバタ
千歌「あ~歯を磨いて髪の毛とかして」
美渡「私が先でしょ。会社に行くんだから」
千歌「そっちはまだ余裕あるでしょ?こっちは梨子ちゃん待たせてるんだから」
美渡「余裕なんてないから。どきな」
千歌「そっちこそ」
千歌「ん?」
千歌ちゃーーーーん。
美渡「梨子ちゃんじゃない?」
千歌「う、うん。え?あーーーーーっ!!?もうこんな時間」
美渡「あっ!本当だ!!!呑気にお喋りしてる場合じゃなかった」
千歌「どうしよう。まだ何も準備してないよぉ」
美渡「私だって。いつも志満姉が教えてくれるから」
ドタバタ ドタバタ
千歌「あ~歯を磨いて髪の毛とかして」
美渡「私が先でしょ。会社に行くんだから」
千歌「そっちはまだ余裕あるでしょ?こっちは梨子ちゃん待たせてるんだから」
美渡「余裕なんてないから。どきな」
千歌「そっちこそ」
30: (しうまい) 2020/03/31(火) 18:52:06.99 ID:1jcwGX9r
千歌「行ってきま~す」
ガララ
千歌「おはよう。梨子ちゃんお待たせ」
梨子「おはよう。なんか…だいぶバタバタしてたわね」
千歌「あ~あはは…ちょっとね」
梨子「ちょっと?」
千歌「今日、志満姉が朝から居なくてさ~」
梨子「そうなの?お出かけ?」
千歌「買い物って言ってたけど。今までこんな事一回もなかったんだよね。いつも私達を送り出してくれるから」
梨子「そうなの」
千歌「実はさ…もしかしたら昨日志満姉を怒らせちゃったかもしれないんだよね」
梨子「えっ!!?志満さんを?」
千歌「ただ確定じゃないんだよ」
梨子「志満さんって怒ったりするの?あまりイメージ湧かないけど…」
千歌「それが今まで怒られた事ってなくてさ」
ガララ
千歌「おはよう。梨子ちゃんお待たせ」
梨子「おはよう。なんか…だいぶバタバタしてたわね」
千歌「あ~あはは…ちょっとね」
梨子「ちょっと?」
千歌「今日、志満姉が朝から居なくてさ~」
梨子「そうなの?お出かけ?」
千歌「買い物って言ってたけど。今までこんな事一回もなかったんだよね。いつも私達を送り出してくれるから」
梨子「そうなの」
千歌「実はさ…もしかしたら昨日志満姉を怒らせちゃったかもしれないんだよね」
梨子「えっ!!?志満さんを?」
千歌「ただ確定じゃないんだよ」
梨子「志満さんって怒ったりするの?あまりイメージ湧かないけど…」
千歌「それが今まで怒られた事ってなくてさ」
31: (しうまい) 2020/03/31(火) 20:56:44.96 ID:1jcwGX9r
梨子「一度も?」
千歌「そう。一度も」
梨子「他の人を怒ってる所も?」
千歌「うん。怒ってるとかイライラしてるとか。一回も見た事ないの」
梨子「凄いわね。菩薩様みたい」
千歌「そうなの。だから…そんな志満姉がもしかしたら怒ってるんじゃないかと思うと…」
梨子「予測不可能ね。確かに」
千歌「でしょ!どうしよう梨子ちゃん」
梨子「どうしようって言われてもね」
千歌「そう。一度も」
梨子「他の人を怒ってる所も?」
千歌「うん。怒ってるとかイライラしてるとか。一回も見た事ないの」
梨子「凄いわね。菩薩様みたい」
千歌「そうなの。だから…そんな志満姉がもしかしたら怒ってるんじゃないかと思うと…」
梨子「予測不可能ね。確かに」
千歌「でしょ!どうしよう梨子ちゃん」
梨子「どうしようって言われてもね」
32: (しうまい) 2020/03/31(火) 21:11:22.61 ID:1jcwGX9r
~放課後 部室~
ダイヤ「それは怒っているでしょうね」
千歌「えぇ…やっぱりそうかな?」
鞠莉「まっ、ダイヤなら100パーセント怒ってるでしょうね。顔面アタックなんてね」
果南「ダイヤは怒るだろうな」
ダイヤ「今は私の事はいいでしょう!」
果南「あはは。志摩姉でしょ?怒るかな~」
曜「凄い優しいもんね」
千歌「そうなんだけど。万が一って事も…」
梨子「ちゃんと謝ったの?」
千歌「謝って…ないかも…ちゃんとは」
ダイヤ「それではどんな温厚な人でも怒るに決まってるでしょう」
善子「まあね。顔面にアッタクしといてごめんの一言もないんじゃね」
千歌「た、確かに。私なら怒ってる…」
ダイヤ「そうでしょう?」
千歌「やっぱり志満姉怒ってるんだ。どうしよう」
ダイヤ「それは怒っているでしょうね」
千歌「えぇ…やっぱりそうかな?」
鞠莉「まっ、ダイヤなら100パーセント怒ってるでしょうね。顔面アタックなんてね」
果南「ダイヤは怒るだろうな」
ダイヤ「今は私の事はいいでしょう!」
果南「あはは。志摩姉でしょ?怒るかな~」
曜「凄い優しいもんね」
千歌「そうなんだけど。万が一って事も…」
梨子「ちゃんと謝ったの?」
千歌「謝って…ないかも…ちゃんとは」
ダイヤ「それではどんな温厚な人でも怒るに決まってるでしょう」
善子「まあね。顔面にアッタクしといてごめんの一言もないんじゃね」
千歌「た、確かに。私なら怒ってる…」
ダイヤ「そうでしょう?」
千歌「やっぱり志満姉怒ってるんだ。どうしよう」
33: (しうまい) 2020/03/31(火) 21:19:52.35 ID:1jcwGX9r
花丸「お詫びの印に何かデザートでも買って行くとかどうずら?」
千歌「デザートでご機嫌を取るって事?」
花丸「そうずら。甘い物を食べれば怒りも吹き飛ぶずら。善子ちゃんもそうでしょ?」
善子「ヨハネ!そしてそれはずら丸!あんただけよ」
花丸「そんな事ないずら。ね、ルビィちゃん」
ルビィ「うん。ルビィもお姉ちゃんのプリンを勝手に食べちゃった時はそうする」
ダイヤ「え?」
千歌「それで上手くいけば良いけど」
曜「きっと大丈夫だよ」
千歌「あの、曜ちゃん、梨子ちゃん…」
千歌「デザートでご機嫌を取るって事?」
花丸「そうずら。甘い物を食べれば怒りも吹き飛ぶずら。善子ちゃんもそうでしょ?」
善子「ヨハネ!そしてそれはずら丸!あんただけよ」
花丸「そんな事ないずら。ね、ルビィちゃん」
ルビィ「うん。ルビィもお姉ちゃんのプリンを勝手に食べちゃった時はそうする」
ダイヤ「え?」
千歌「それで上手くいけば良いけど」
曜「きっと大丈夫だよ」
千歌「あの、曜ちゃん、梨子ちゃん…」
34: (しうまい) 2020/03/31(火) 21:26:22.74 ID:1jcwGX9r
カァー カァー
ガララ
千歌「ただいま…あの…上がって?」
ようりこ「お邪魔しまーす」
千歌「何かあったら助けてね」
梨子「何かってなに?」
ガチャ
千歌「た、ただいま。あの…今日、曜ちゃんと梨子ちゃんが泊まりに…」
シーーーーン
千歌「あれ?志満姉?」
美渡「お帰り、千歌」
曜「あ、お邪魔します」
梨子「お邪魔します」
美渡「いらっしゃい」
千歌「美渡姉…あの…志満姉は?」
美渡「いや…それが…帰って来たら居なくて…」
千歌「えぇ…なんで?」
美渡「知らないよ」
千歌「もしかして…朝からずっと?昨日の事怒って出て行っちゃったのかな?」
ガララ
千歌「ただいま…あの…上がって?」
ようりこ「お邪魔しまーす」
千歌「何かあったら助けてね」
梨子「何かってなに?」
ガチャ
千歌「た、ただいま。あの…今日、曜ちゃんと梨子ちゃんが泊まりに…」
シーーーーン
千歌「あれ?志満姉?」
美渡「お帰り、千歌」
曜「あ、お邪魔します」
梨子「お邪魔します」
美渡「いらっしゃい」
千歌「美渡姉…あの…志満姉は?」
美渡「いや…それが…帰って来たら居なくて…」
千歌「えぇ…なんで?」
美渡「知らないよ」
千歌「もしかして…朝からずっと?昨日の事怒って出て行っちゃったのかな?」
35: (しうまい) 2020/03/31(火) 21:39:18.70 ID:1jcwGX9r
美渡「まさか…志満姉に限って」
千歌「だよね」
美渡「そうだよ」
千歌「あはははは」
美渡「あはははは」
千歌「はは…じゃあなんで居ないの?」
美渡「分からない」
千歌「やっぱり怒ってるんだぁぁぁぁぁ。どうしよう。志満姉に捨てられたぁぁぁ」
美渡「落ち着けバカ千歌。そ、そんな訳ないじゃない」
千歌「だけど…だけどさ…」
梨子「……」
曜「あはは…」
ピ口りン
千歌「ん?」
美渡「私だ」スッ
『これから帰ります』
美渡「志満姉からだ」
千歌「絵文字も記号もないのが余計に怖い…」
美渡「い、いつもこんなもんじゃない。家族間だし…」
千歌「そうだけど…怒ってる様にも」
千歌「だよね」
美渡「そうだよ」
千歌「あはははは」
美渡「あはははは」
千歌「はは…じゃあなんで居ないの?」
美渡「分からない」
千歌「やっぱり怒ってるんだぁぁぁぁぁ。どうしよう。志満姉に捨てられたぁぁぁ」
美渡「落ち着けバカ千歌。そ、そんな訳ないじゃない」
千歌「だけど…だけどさ…」
梨子「……」
曜「あはは…」
ピ口りン
千歌「ん?」
美渡「私だ」スッ
『これから帰ります』
美渡「志満姉からだ」
千歌「絵文字も記号もないのが余計に怖い…」
美渡「い、いつもこんなもんじゃない。家族間だし…」
千歌「そうだけど…怒ってる様にも」
36: (しうまい) 2020/03/31(火) 21:47:54.55 ID:1jcwGX9r
美渡「一応念の為に駅前でプリンを買って来たのよ!志満姉の好きなお店の!」
千歌「私も!シュークリームを!曜ちゃんおすすめのお店なんだよ!ね!ね!」
曜「え?あっ、うん」
千歌「あっ!私、志満姉が帰ってくるんならコーヒーを入れる準備してくる!曜ちゃんと梨子ちゃんも飲むでしょ?あの、そこで楽にしてて!」
梨子「ここで良いの?」
千歌「今はここに居て!居間だけに、
くつろいでて」
梨子「余裕あるじゃない」
曜「そうだね」
美渡「じ、じゃあたまにはご飯の準備を私が」
千歌「私も!シュークリームを!曜ちゃんおすすめのお店なんだよ!ね!ね!」
曜「え?あっ、うん」
千歌「あっ!私、志満姉が帰ってくるんならコーヒーを入れる準備してくる!曜ちゃんと梨子ちゃんも飲むでしょ?あの、そこで楽にしてて!」
梨子「ここで良いの?」
千歌「今はここに居て!居間だけに、
くつろいでて」
梨子「余裕あるじゃない」
曜「そうだね」
美渡「じ、じゃあたまにはご飯の準備を私が」
37: (しうまい) 2020/03/31(火) 21:53:15.05 ID:1jcwGX9r
ドンガラ ガッシャン
梨子「え?何の音?」
曜「台所の方からだよね…千歌ちゃん…だ、大丈夫かな?」
美渡「どうした千歌!!?」
千歌「いててて…」
美渡「あーーーーーー!!!」
千歌「な、なに?」
曜「千歌ちゃん大丈夫?」
梨子「何があったの?」
美渡「バカ千歌!!!!あんた…志満姉のお気に入りの湯呑みを…」
千歌「あ…あーーーーーーー」
美渡「し、知らない。もう私知らないから」
梨子「え?何の音?」
曜「台所の方からだよね…千歌ちゃん…だ、大丈夫かな?」
美渡「どうした千歌!!?」
千歌「いててて…」
美渡「あーーーーーー!!!」
千歌「な、なに?」
曜「千歌ちゃん大丈夫?」
梨子「何があったの?」
美渡「バカ千歌!!!!あんた…志満姉のお気に入りの湯呑みを…」
千歌「あ…あーーーーーーー」
美渡「し、知らない。もう私知らないから」
38: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:02:06.78 ID:1jcwGX9r
千歌「ちょ、見捨てないでよ。ここに居るみんな連帯責任でしょ?」
美渡「知らないわよ!」
梨子「……みんな?」
曜「えっと…あはは…私達も入ってるのかな?」
美渡「とにかく私は知らないから。離しなさよ」
千歌「絶対に離さないよ」ギュゥゥゥゥ
美渡「離せぇぇぇぇ」
千歌「離さな…あぁぁぁ」
フタタビ ドンガラ ガッシャン
千歌「あぁ…また…美渡姉が暴れるから」
美渡「あんたが離さないからよ!」
梨子「もう地獄絵図ね。取り敢えず…片付けなきゃ」
曜「そうだね」
千歌「ご、ごめんね。お客様なのに」
梨子「いや…うん…大丈夫よ」
美渡「知らないわよ!」
梨子「……みんな?」
曜「えっと…あはは…私達も入ってるのかな?」
美渡「とにかく私は知らないから。離しなさよ」
千歌「絶対に離さないよ」ギュゥゥゥゥ
美渡「離せぇぇぇぇ」
千歌「離さな…あぁぁぁ」
フタタビ ドンガラ ガッシャン
千歌「あぁ…また…美渡姉が暴れるから」
美渡「あんたが離さないからよ!」
梨子「もう地獄絵図ね。取り敢えず…片付けなきゃ」
曜「そうだね」
千歌「ご、ごめんね。お客様なのに」
梨子「いや…うん…大丈夫よ」
39: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:10:47.16 ID:1jcwGX9r
梨子「取り敢えず片付けを……ん?何かしら…毛糸?」
シュルシュル
曜「り、梨子ちゃん…それ…」
梨子「へ?」
美渡「志満姉の編みかけのマフラー…」
梨子「えぇ!!!?ど、どうしよう。私…」
千歌「な、なんでそんな物が台所に…」
美渡「さ、さあ?調理の合間に編んでたんじゃ…いや、そんな事はどうでもよくて」
シュルシュル
曜「り、梨子ちゃん…それ…」
梨子「へ?」
美渡「志満姉の編みかけのマフラー…」
梨子「えぇ!!!?ど、どうしよう。私…」
千歌「な、なんでそんな物が台所に…」
美渡「さ、さあ?調理の合間に編んでたんじゃ…いや、そんな事はどうでもよくて」
40: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:18:20.51 ID:1jcwGX9r
ガラガラ
ただいま…。
千歌「え?か、帰って来た。ど、どうしよう…この惨状…」
美渡「くっ…思ったより早く帰って来たわね」
美渡…千歌ちゃん…いるの?
千歌「ど、どうする?なんか…心なしか怒ってる様に聞こえない?」
美渡「確かに…そんな風に聞こえる」
曜「気のせいじゃ…」
美渡「わ、私、用事を思い出したかも」
千歌「え?ず、ずるい!一人だけ逃げる気だ!」
梨子「あの…私、謝って来る」
ただいま…。
千歌「え?か、帰って来た。ど、どうしよう…この惨状…」
美渡「くっ…思ったより早く帰って来たわね」
美渡…千歌ちゃん…いるの?
千歌「ど、どうする?なんか…心なしか怒ってる様に聞こえない?」
美渡「確かに…そんな風に聞こえる」
曜「気のせいじゃ…」
美渡「わ、私、用事を思い出したかも」
千歌「え?ず、ずるい!一人だけ逃げる気だ!」
梨子「あの…私、謝って来る」
41: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:23:23.61 ID:1jcwGX9r
千歌「え?ちょ、梨子ちゃん…」
美渡「どんな目にあうか分からないわよ」
梨子「でも、ちゃんと謝らなきゃ」タッタッタッ
千歌「梨子ちゃん…行っちゃった」
キャァァァァァァ
千歌「り、梨子ちゃんの悲鳴!!?」
曜「えぇ…な、何が…」
美渡「ヤバイ。志満姉…かなり怒ってるんだ…」
千歌「梨子ちゃぁぁぁん」タッタッタッ
美渡「どんな目にあうか分からないわよ」
梨子「でも、ちゃんと謝らなきゃ」タッタッタッ
千歌「梨子ちゃん…行っちゃった」
キャァァァァァァ
千歌「り、梨子ちゃんの悲鳴!!?」
曜「えぇ…な、何が…」
美渡「ヤバイ。志満姉…かなり怒ってるんだ…」
千歌「梨子ちゃぁぁぁん」タッタッタッ
42: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:27:00.45 ID:1jcwGX9r
千歌「志満姉!違うの!悪いのは私で梨子ちゃんは…」
志満「あら?千歌ちゃん…」
千歌「志満姉…」
しいたけ「アウ!ヘッヘッヘッ」
梨子「あ…あ…あぁ…」
千歌「梨子ちゃん…しいたけ…」
志満「しいたけは梨子ちゃんが大好きなのね」
千歌「え?あっ…あの…」
美渡「志満姉!」タッタッタッ
志満「美渡。あら!曜ちゃんも」
曜「お邪魔してます」
志満「あら?千歌ちゃん…」
千歌「志満姉…」
しいたけ「アウ!ヘッヘッヘッ」
梨子「あ…あ…あぁ…」
千歌「梨子ちゃん…しいたけ…」
志満「しいたけは梨子ちゃんが大好きなのね」
千歌「え?あっ…あの…」
美渡「志満姉!」タッタッタッ
志満「美渡。あら!曜ちゃんも」
曜「お邪魔してます」
43: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:33:08.47 ID:1jcwGX9r
千歌「志満姉…あの…今までどこに?」
志満「うん?あぁ、しいたけが脱走しちゃってね」
美渡「しいたけが?」
志満「ご飯をあげようと思ったら居なくなってて探しに行ってたの」
千歌「そ、そうだった。なんだ…」
美渡「そう言う事か…しいたけ…人騒がせな…」
志満「ごめんね。急だったから連絡するのも忘れちゃって。心配だったでしょ?」
美渡「え?あっ、そりゃあもう。心配で心配で…志満姉が怒ってるんじゃないかって…」
志満「え?」
美渡「そうだよね。志満姉が怒る訳ないよな」
千歌「いや~志満姉の湯呑みを割った時は生きた心地がしなかったよ」
志満「え?」
千歌「え?」
志満「千歌ちゃん…私の湯呑み…割っちゃったの?」
千歌「あっ、いや…」
志満「うん?あぁ、しいたけが脱走しちゃってね」
美渡「しいたけが?」
志満「ご飯をあげようと思ったら居なくなってて探しに行ってたの」
千歌「そ、そうだった。なんだ…」
美渡「そう言う事か…しいたけ…人騒がせな…」
志満「ごめんね。急だったから連絡するのも忘れちゃって。心配だったでしょ?」
美渡「え?あっ、そりゃあもう。心配で心配で…志満姉が怒ってるんじゃないかって…」
志満「え?」
美渡「そうだよね。志満姉が怒る訳ないよな」
千歌「いや~志満姉の湯呑みを割った時は生きた心地がしなかったよ」
志満「え?」
千歌「え?」
志満「千歌ちゃん…私の湯呑み…割っちゃったの?」
千歌「あっ、いや…」
44: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:39:58.99 ID:1jcwGX9r
志満「……」
千歌「その…」
志満「千歌ちゃん…?」
千歌「は、はひぃ」
志満「ダメよ!めっ!」
千歌「へ?」
美渡「志満姉…」
千歌「あ…え…」
志満「さてと、お夕飯の支度をしなくちゃ。曜ちゃん達も食べて行くわよね?」
曜「あっ、は、はい。ありがとう…ございます」
千歌「あの…今のって?」
美渡「分からない…奥が深いわね」
千歌「その…」
志満「千歌ちゃん…?」
千歌「は、はひぃ」
志満「ダメよ!めっ!」
千歌「へ?」
美渡「志満姉…」
千歌「あ…え…」
志満「さてと、お夕飯の支度をしなくちゃ。曜ちゃん達も食べて行くわよね?」
曜「あっ、は、はい。ありがとう…ございます」
千歌「あの…今のって?」
美渡「分からない…奥が深いわね」
45: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:42:02.85 ID:1jcwGX9r
曜「所で…梨子ちゃんはなんだったんだろう?」
千歌「さあ?」
しいたけ「ワン!」
梨子「あっ…あぁ…助けて…」
千歌「さあ?」
しいたけ「ワン!」
梨子「あっ…あぁ…助けて…」
46: (しうまい) 2020/03/31(火) 22:42:14.86 ID:1jcwGX9r
完
51: (しうまい) 2020/04/01(水) 23:24:53.25 ID:7FB5XJxS
「仲良し大作戦!」
52: (しうまい) 2020/04/01(水) 23:40:41.70 ID:7FB5XJxS
キーンコーンカーンコーン
善子「ふふっ。見えます」
梨子「何が見えるのよ」
善子「眼前に広がる不穏な空気…ギラン」
梨子「善子ちゃん!!!私の携帯の着信音勝手に変えたでしょ!!!」
花丸「おおっ!善子ちゃんの占いが珍しく当たったずら」
曜「これは当たったって言うのかな?」
善子「リトルデーモンリリー。あなたにはこのヨハネの」
梨子「リリーじゃありません!全く。学校に関係ない物をこんなに沢山持って来て。これは何?何に使うの?」
善子「ろうそくよ。見れば分かるでしょ?占いに使うのよ」
梨子「火遊びなんかしてたらオネショするわよ」
善子「しないわよ!」
梨子「これは?」
善子「ペンデュラム。知らない?」
梨子「聞いた事あるけど。これは?」
善子「手錠よ」
梨子「何に使うの?」
善子「だから占いだって」
善子「ふふっ。見えます」
梨子「何が見えるのよ」
善子「眼前に広がる不穏な空気…ギラン」
梨子「善子ちゃん!!!私の携帯の着信音勝手に変えたでしょ!!!」
花丸「おおっ!善子ちゃんの占いが珍しく当たったずら」
曜「これは当たったって言うのかな?」
善子「リトルデーモンリリー。あなたにはこのヨハネの」
梨子「リリーじゃありません!全く。学校に関係ない物をこんなに沢山持って来て。これは何?何に使うの?」
善子「ろうそくよ。見れば分かるでしょ?占いに使うのよ」
梨子「火遊びなんかしてたらオネショするわよ」
善子「しないわよ!」
梨子「これは?」
善子「ペンデュラム。知らない?」
梨子「聞いた事あるけど。これは?」
善子「手錠よ」
梨子「何に使うの?」
善子「だから占いだって」
53: (しうまい) 2020/04/01(水) 23:46:56.39 ID:7FB5XJxS
梨子「手錠でどうやって占うの?」
曜「ちょっと気になるね」
善子「簡単よ。ちょっとずら丸良い?」
花丸「いやずら」
善子「即答!?少しは考えなさいよ!」
花丸「どうせろくな事が起きないずら」
善子「そんな事ないわよ!!!良いから手を貸して」
花丸「痛い痛い。痛いずら」
カチャ
花丸「あーーー」
善子「相性占いよ。こうやって手錠に掛けて相性を知りたい人間にもう片方の…」
ガチャ
果南「お疲れ~」
曜「あっ!果南ちゃん!」
果南「あれ?まだこれだけしか集まってないの?って言うか何してるの?」
曜「ちょっと気になるね」
善子「簡単よ。ちょっとずら丸良い?」
花丸「いやずら」
善子「即答!?少しは考えなさいよ!」
花丸「どうせろくな事が起きないずら」
善子「そんな事ないわよ!!!良いから手を貸して」
花丸「痛い痛い。痛いずら」
カチャ
花丸「あーーー」
善子「相性占いよ。こうやって手錠に掛けて相性を知りたい人間にもう片方の…」
ガチャ
果南「お疲れ~」
曜「あっ!果南ちゃん!」
果南「あれ?まだこれだけしか集まってないの?って言うか何してるの?」
54: (しうまい) 2020/04/01(水) 23:55:18.62 ID:7FB5XJxS
曜「占いだって」
果南「私には占いしてる様には見えないけど…なんで手錠してるの?」
花丸「マルが聞きたいずら」
梨子「この手錠で相性占いをするんですって」
果南「この手錠で~?」
善子「そう。その名も手錠占い」
梨子「そのまんまじゃない」
果南「へ~この手錠でね~」
ガチャ
果南「あっ…」
花丸「ど、どうして…?」
果南「いや…なんとなく。目の前にあったからつい…」
曜「じゃあ花丸ちゃんと果南ちゃんの相性を占うの?」
果南「べ、別に占わなくてもいいよ」
善子「じゃあなんでしたのよ!」
果南「だからなんとなく」
果南「私には占いしてる様には見えないけど…なんで手錠してるの?」
花丸「マルが聞きたいずら」
梨子「この手錠で相性占いをするんですって」
果南「この手錠で~?」
善子「そう。その名も手錠占い」
梨子「そのまんまじゃない」
果南「へ~この手錠でね~」
ガチャ
果南「あっ…」
花丸「ど、どうして…?」
果南「いや…なんとなく。目の前にあったからつい…」
曜「じゃあ花丸ちゃんと果南ちゃんの相性を占うの?」
果南「べ、別に占わなくてもいいよ」
善子「じゃあなんでしたのよ!」
果南「だからなんとなく」
55: (しうまい) 2020/04/02(木) 00:00:55.57 ID:1qwylpM+
善子「せっかくだから占ってあげるわよ。どれどれ~」
梨子「善子ちゃんは何をしてるて?手錠をする意味がある様には思えないけど…」
曜「手錠してるだけだもんね」
善子「する事に意味があるのよ!もうすぐ結果が出るから静かにしてなさいよ」
果南「別に占わなくてもいいって言ってるのに…」
善子「出ました!果南と花丸の相性は」
果南「相性は?」
善子「相性は…」
花丸「早く言うずら」
善子「相性は抜群!」
果南「おっ!」
花丸「本当ずら?」
善子「本当よ」
梨子「善子ちゃんは何をしてるて?手錠をする意味がある様には思えないけど…」
曜「手錠してるだけだもんね」
善子「する事に意味があるのよ!もうすぐ結果が出るから静かにしてなさいよ」
果南「別に占わなくてもいいって言ってるのに…」
善子「出ました!果南と花丸の相性は」
果南「相性は?」
善子「相性は…」
花丸「早く言うずら」
善子「相性は抜群!」
果南「おっ!」
花丸「本当ずら?」
善子「本当よ」
56: (しうまい) 2020/04/02(木) 00:02:48.85 ID:1qwylpM+
果南「相性抜群だってさ!」
花丸「良かったずら。変な結果にならなくて…さあ、善子ちゃん。手錠を外して」
善子「ん?」
花丸「だから手錠を」
善子「……」
花丸「善子ちゃん…?」
花丸「良かったずら。変な結果にならなくて…さあ、善子ちゃん。手錠を外して」
善子「ん?」
花丸「だから手錠を」
善子「……」
花丸「善子ちゃん…?」
57: (しうまい) 2020/04/02(木) 00:21:59.76 ID:1qwylpM+
善子「私…鍵どうしたっけ?」
花丸「知らないよ」
果南「え?鍵ないの?」
善子「……ふふっ」
果南「いや、ふふっ、じゃなくて!」グイッ
花丸「イタタ。痛いずら」
果南「あっ、ごめん」
梨子「善子ちゃん?鍵…ないの?」
善子「どうやら」
かなまる「ええーーーー」
梨子「悲惨ね」
曜「あはは…」
花丸「知らないよ」
果南「え?鍵ないの?」
善子「……ふふっ」
果南「いや、ふふっ、じゃなくて!」グイッ
花丸「イタタ。痛いずら」
果南「あっ、ごめん」
梨子「善子ちゃん?鍵…ないの?」
善子「どうやら」
かなまる「ええーーーー」
梨子「悲惨ね」
曜「あはは…」
58: (しうまい) 2020/04/02(木) 00:32:15.11 ID:1qwylpM+
~翌日~
ルビィ「それで?あの二人は結局手錠をしたまま帰ったの?」
曜「うん。取り敢えず千歌ちゃん家に泊まったみたい。幸い今日は土曜だし練習も午後からだから」
ダイヤ「どうして千歌さんの家に?」
梨子「手錠をしたままだと不便だからって。千歌ちゃんが色々と二人のサポートを」
ダイヤ「千歌さんで大丈夫ですの?」
梨子「それは本人に聞いてみて」
ガチャ
千歌「あ~疲れた~」
ルビィ「千歌ちゃん!」
千歌「もう疲れたよお」
花丸「ちょっと!もう少しゆっくり歩くずら!!!」
果南「そっちこそもっと早く歩きなよ!!」
花丸「果南ちゃんがこんなにガサツな人だとは思わなかったずら!」
果南「私だって花丸がこんなに我が強いとは思わなかったよ!」
ダイヤ「この様子だと苦労したみたいですわね」
千歌「私がね!」
ルビィ「それで?あの二人は結局手錠をしたまま帰ったの?」
曜「うん。取り敢えず千歌ちゃん家に泊まったみたい。幸い今日は土曜だし練習も午後からだから」
ダイヤ「どうして千歌さんの家に?」
梨子「手錠をしたままだと不便だからって。千歌ちゃんが色々と二人のサポートを」
ダイヤ「千歌さんで大丈夫ですの?」
梨子「それは本人に聞いてみて」
ガチャ
千歌「あ~疲れた~」
ルビィ「千歌ちゃん!」
千歌「もう疲れたよお」
花丸「ちょっと!もう少しゆっくり歩くずら!!!」
果南「そっちこそもっと早く歩きなよ!!」
花丸「果南ちゃんがこんなにガサツな人だとは思わなかったずら!」
果南「私だって花丸がこんなに我が強いとは思わなかったよ!」
ダイヤ「この様子だと苦労したみたいですわね」
千歌「私がね!」
60: (しうまい) 2020/04/02(木) 22:34:33.64 ID:1qwylpM+
花丸「マルはもっと静かに暮らしたいのに果南ちゃんと一緒だと全然それが出来ないずら」
果南「私だってマルに合わせたらやりたい事が全然出来ないよ」
花丸「一日中走り回って何の意味があるずら!」
果南「走らないと体が鈍っちゃうんだよ!そっちこそ何時間もジッと文字を読むなんて上記を逸してるね」
花丸「文字じゃないずら。物語を読んでるずら」
果南「一緒じゃん」
花丸「全然違うずら」
千歌「うるさーーーーい。喧嘩をするなーーーーって言うか善子ちゃんはーーーーー」
ルビィ「二人の仲が悪くなってる…」
梨子「占い外れてるじゃない。あの堕天使は…」
曜「千歌ちゃんが一番ストレス溜まってそうだね」
梨子「一体何があったの…」
果南「私だってマルに合わせたらやりたい事が全然出来ないよ」
花丸「一日中走り回って何の意味があるずら!」
果南「走らないと体が鈍っちゃうんだよ!そっちこそ何時間もジッと文字を読むなんて上記を逸してるね」
花丸「文字じゃないずら。物語を読んでるずら」
果南「一緒じゃん」
花丸「全然違うずら」
千歌「うるさーーーーい。喧嘩をするなーーーーって言うか善子ちゃんはーーーーー」
ルビィ「二人の仲が悪くなってる…」
梨子「占い外れてるじゃない。あの堕天使は…」
曜「千歌ちゃんが一番ストレス溜まってそうだね」
梨子「一体何があったの…」
61: (しうまい) 2020/04/02(木) 22:45:57.62 ID:1qwylpM+
~昨日~
千歌「という事で色々不便だろうから今日は私の家に泊まって下さい」
花丸「よろしくお願いしますずら」
果南「よろしく千歌。千歌の家にお泊まりか~。なんか子供の頃を思い出すな~」
花丸「昔はよくお泊まりしてたの?」
果南「してたよ~。幼馴染だからお互いの家によく泊まったよね」
千歌「そうだね。今日は三人で遅くまでガールズトークでもしようか!」
花丸「あっ!楽しそう」
果南「確かに楽しそうだけど明日も午後から練習あるから。程々にね」
千歌「あっ、そうだった~」
果南「そう言う所昔から変わらないね」
千歌「という事で色々不便だろうから今日は私の家に泊まって下さい」
花丸「よろしくお願いしますずら」
果南「よろしく千歌。千歌の家にお泊まりか~。なんか子供の頃を思い出すな~」
花丸「昔はよくお泊まりしてたの?」
果南「してたよ~。幼馴染だからお互いの家によく泊まったよね」
千歌「そうだね。今日は三人で遅くまでガールズトークでもしようか!」
花丸「あっ!楽しそう」
果南「確かに楽しそうだけど明日も午後から練習あるから。程々にね」
千歌「あっ、そうだった~」
果南「そう言う所昔から変わらないね」
62: (しうまい) 2020/04/02(木) 22:53:15.58 ID:1qwylpM+
千歌「えへへ~。と言う事で上がって下さい」
花丸「お邪魔しま~す」
果南「お邪魔します…っと」
グイッ
花丸「痛っ」
果南「あっ、ごめん。手錠が繋がってるんだった。靴を脱ごうと思って」
花丸「大丈夫ずら~。なかなか慣れないよね」
果南「そうなんだよ。あはは」
グイッ
花丸「イタタ、痛いずら」
果南「ご、ごめん。つい…」
花丸「き、気をつけて…」
果南「うん…」
千歌「こりゃ苦労しそうだ」
花丸「お邪魔しま~す」
果南「お邪魔します…っと」
グイッ
花丸「痛っ」
果南「あっ、ごめん。手錠が繋がってるんだった。靴を脱ごうと思って」
花丸「大丈夫ずら~。なかなか慣れないよね」
果南「そうなんだよ。あはは」
グイッ
花丸「イタタ、痛いずら」
果南「ご、ごめん。つい…」
花丸「き、気をつけて…」
果南「うん…」
千歌「こりゃ苦労しそうだ」
63: (しうまい) 2020/04/02(木) 23:03:31.70 ID:1qwylpM+
ガララ
千歌「志満姉~」
志満「あら。千歌ちゃん。お帰りなさい」
美渡「ほはへり~」センベイバリバリ
千歌「ただいま。あの、今日果南ちゃんと花丸ちゃんがうちに泊まるからさ」
志満「あら、そうなの。」
花丸「お邪魔しますずら…じゃなくて…します」
果南「お邪魔します」
志満「どうぞ。あら?果南ちゃん…それは…どうしたの?」
果南「あっ…ははは…色々とあってね…」
千歌「そう言う事なんで。じゃあ、部屋行ってるからさ」
美渡「………え?どう言う事なの?」
志満「さあ?」
千歌「志満姉~」
志満「あら。千歌ちゃん。お帰りなさい」
美渡「ほはへり~」センベイバリバリ
千歌「ただいま。あの、今日果南ちゃんと花丸ちゃんがうちに泊まるからさ」
志満「あら、そうなの。」
花丸「お邪魔しますずら…じゃなくて…します」
果南「お邪魔します」
志満「どうぞ。あら?果南ちゃん…それは…どうしたの?」
果南「あっ…ははは…色々とあってね…」
千歌「そう言う事なんで。じゃあ、部屋行ってるからさ」
美渡「………え?どう言う事なの?」
志満「さあ?」
64: (しうまい) 2020/04/02(木) 23:13:33.99 ID:1qwylpM+
ガララ
千歌「志満姉~」
志満「あら。千歌ちゃん。お帰りなさい」
美渡「ほはへり~」センベイバリバリ
千歌「ただいま。あの、今日果南ちゃんと花丸ちゃんがうちに泊まるからさ」
志満「あら、そうなの」
花丸「お邪魔しますずら…じゃなくて…します」
果南「お邪魔します」
志満「どうぞ。あら?果南ちゃん…その手…どうしたの?」
果南「あっ…ははは…色々とあってね…」
千歌「そう言う事なんで。じゃあ、部屋行ってるからさ」
美渡「………え?どう言う事なの?」
志満「さあ。最近の女子高生にはついていけないわね。ふふっ」
美渡「えぇ…」
千歌「志満姉~」
志満「あら。千歌ちゃん。お帰りなさい」
美渡「ほはへり~」センベイバリバリ
千歌「ただいま。あの、今日果南ちゃんと花丸ちゃんがうちに泊まるからさ」
志満「あら、そうなの」
花丸「お邪魔しますずら…じゃなくて…します」
果南「お邪魔します」
志満「どうぞ。あら?果南ちゃん…その手…どうしたの?」
果南「あっ…ははは…色々とあってね…」
千歌「そう言う事なんで。じゃあ、部屋行ってるからさ」
美渡「………え?どう言う事なの?」
志満「さあ。最近の女子高生にはついていけないわね。ふふっ」
美渡「えぇ…」
66: (しうまい) 2020/04/03(金) 00:02:44.76 ID:33c+HCOa
~千歌の部屋~
千歌「さてと」
花丸「はあはあ…」
千歌「ど、どうしたの?」
花丸「つ、疲れたずら」
果南「階段上がるだけなのに随分苦労したよ」
花丸「手錠で繋がってるとこんなに動きにくいなんて」
千歌「二人のペースが全くと言っていいほど合ってないんだよね」
果南「え~そうかな?私達相性抜群のはずなんだけどなぁ。ねえ?」
花丸「うん。その通りずら」
千歌「まあ……ゆっくりしてよ」
千歌「さてと」
花丸「はあはあ…」
千歌「ど、どうしたの?」
花丸「つ、疲れたずら」
果南「階段上がるだけなのに随分苦労したよ」
花丸「手錠で繋がってるとこんなに動きにくいなんて」
千歌「二人のペースが全くと言っていいほど合ってないんだよね」
果南「え~そうかな?私達相性抜群のはずなんだけどなぁ。ねえ?」
花丸「うん。その通りずら」
千歌「まあ……ゆっくりしてよ」
67: (しうまい) 2020/04/03(金) 00:12:22.91 ID:33c+HCOa
千歌ちゃーーーーん。オヤツ用意したから取りに来てーーー。
千歌「だってさ。取りに行ってくるね」タタタ~
果南「悪いね~」
花丸「お構いなく~。でも楽しみずら~」
果南「いや~それにしても酷い目にあったね」
花丸「うん。でもこれはこれで楽しいずら。果南ちゃんと一緒に居られるし」
果南「お~。嬉しい事言ってくれるね~。ウリウリ~」グリグリ
花丸「痛い痛い痛い。果南ちゃん痛いずら~」
果南「あ、ごめん。痛かった?」
花丸「果南ちゃんはちゃんと力が強いずら」
果南「え~そうかなぁ。千歌なんかは喜ぶんだけどな~」
千歌「だってさ。取りに行ってくるね」タタタ~
果南「悪いね~」
花丸「お構いなく~。でも楽しみずら~」
果南「いや~それにしても酷い目にあったね」
花丸「うん。でもこれはこれで楽しいずら。果南ちゃんと一緒に居られるし」
果南「お~。嬉しい事言ってくれるね~。ウリウリ~」グリグリ
花丸「痛い痛い痛い。果南ちゃん痛いずら~」
果南「あ、ごめん。痛かった?」
花丸「果南ちゃんはちゃんと力が強いずら」
果南「え~そうかなぁ。千歌なんかは喜ぶんだけどな~」
69: (しうまい) 2020/04/03(金) 23:41:44.77 ID:33c+HCOa
花丸「もうちょっと優しくやってくれれば嬉しいずら~」
果南「優しくかぁ。優しくやってるつもりなんだけどなぁ」
スッ
千歌「おやつ持って来たよ~」
果南「うりうり~」
花丸「痛い痛い痛い~離すずら~」
千歌「…どう言う事?」
花丸「離すずら~離すずら~」
果南「え?まだ強い?」グリグリ
花丸「痛いってば!いいから離すずら!」
果南「あっ、ごめん」
花丸「はあ…はあ…ふう…」
千歌「何してたの?プロレス?」
果南「優しくかぁ。優しくやってるつもりなんだけどなぁ」
スッ
千歌「おやつ持って来たよ~」
果南「うりうり~」
花丸「痛い痛い痛い~離すずら~」
千歌「…どう言う事?」
花丸「離すずら~離すずら~」
果南「え?まだ強い?」グリグリ
花丸「痛いってば!いいから離すずら!」
果南「あっ、ごめん」
花丸「はあ…はあ…ふう…」
千歌「何してたの?プロレス?」
70: (しうまい) 2020/04/03(金) 23:54:14.59 ID:33c+HCOa
果南「説明すると複雑なんだけど」
花丸「何にも複雑じゃないずら。果南ちゃんが攻撃してきたずら」
果南「攻撃じゃないよ。可愛がってただけだよ」
千歌「可愛がりしてたの?」
果南「その言い方だとさ…まあいいけどさ」
千歌「なんでもいいけどケーキ持って来たよ」
花丸「わ~美味しそうずら~」
千歌「花丸ちゃん好きなの選んでいいよ」
花丸「わーい。えっと……じゃあ、これ!」
果南「千歌は?」
千歌「私はどれでもいいよ。私が好きな3つを厳選して来たから。どれが残ってもいいように」
果南「じゃあ…これ美味しそうだなぁ」
花丸「それ美味しそうだよね~」
果南「え?なに~こっちも食べたいの?」
花丸「いや…そう言う意味で言った訳じゃなくて」
果南「ふふっ。じゃあ半分ずつ食べようか?」
花丸「いいの!」
果南「うん。マルのケーキも美味しそうだしね」
千歌「あ~その手があったかぁ」
花丸「何にも複雑じゃないずら。果南ちゃんが攻撃してきたずら」
果南「攻撃じゃないよ。可愛がってただけだよ」
千歌「可愛がりしてたの?」
果南「その言い方だとさ…まあいいけどさ」
千歌「なんでもいいけどケーキ持って来たよ」
花丸「わ~美味しそうずら~」
千歌「花丸ちゃん好きなの選んでいいよ」
花丸「わーい。えっと……じゃあ、これ!」
果南「千歌は?」
千歌「私はどれでもいいよ。私が好きな3つを厳選して来たから。どれが残ってもいいように」
果南「じゃあ…これ美味しそうだなぁ」
花丸「それ美味しそうだよね~」
果南「え?なに~こっちも食べたいの?」
花丸「いや…そう言う意味で言った訳じゃなくて」
果南「ふふっ。じゃあ半分ずつ食べようか?」
花丸「いいの!」
果南「うん。マルのケーキも美味しそうだしね」
千歌「あ~その手があったかぁ」
71: (しうまい) 2020/04/04(土) 00:06:55.78 ID:o5gXRWIi
果南「じゃあ…よしっ。はい」
花丸「ありがとうずら。手錠を繋がれた相手が果南ちゃんで良かったずら」
果南「おっ!嬉しい事を言って…」
花丸「ストップずら」
果南「あぁ。ごめんごめん。ついね」
花丸「大丈夫ずら」
千歌「なんだ。また部屋でプロレスを繰り広げられるのかと思った」
花丸「そんな事はしないずら~」
果南「ねえ!」
千歌「いやしてたじゃん」
花丸「ありがとうずら。手錠を繋がれた相手が果南ちゃんで良かったずら」
果南「おっ!嬉しい事を言って…」
花丸「ストップずら」
果南「あぁ。ごめんごめん。ついね」
花丸「大丈夫ずら」
千歌「なんだ。また部屋でプロレスを繰り広げられるのかと思った」
花丸「そんな事はしないずら~」
果南「ねえ!」
千歌「いやしてたじゃん」
73: (しうまい) 2020/04/04(土) 00:11:49.50 ID:o5gXRWIi
花丸「それじゃあ頂きます~」
グイッ
果南「あっ、ちょっと」
花丸「え?」
ベチャ~
果南「あぁ…」
花丸「あっ…ご、ごめん」
千歌「そりゃあそうなるよ。果南ちゃん手錠で繋がれてる左手でお皿を持ってるのに花丸ちゃんは右手で食べるんだもん」
花丸「ご、ごめんなさいずら」
果南「いや…私も配慮が足らなかったね。千歌もごめんね。床が」
千歌「床は掃除すればいいから」
グイッ
果南「あっ、ちょっと」
花丸「え?」
ベチャ~
果南「あぁ…」
花丸「あっ…ご、ごめん」
千歌「そりゃあそうなるよ。果南ちゃん手錠で繋がれてる左手でお皿を持ってるのに花丸ちゃんは右手で食べるんだもん」
花丸「ご、ごめんなさいずら」
果南「いや…私も配慮が足らなかったね。千歌もごめんね。床が」
千歌「床は掃除すればいいから」
75: (しうまい) 2020/04/05(日) 00:11:50.72 ID:9gxm6agE
果南「ほんとごめんね!」テアワセ
パチン
花丸「あぁ…」
ベチャ
果南「あっ…」
花丸「マルのケーキが…」
千歌「……学習しようよ」
果南「いや…本当に…ごめんなさい」
花丸「ケーキ…」
パチン
花丸「あぁ…」
ベチャ
果南「あっ…」
花丸「マルのケーキが…」
千歌「……学習しようよ」
果南「いや…本当に…ごめんなさい」
花丸「ケーキ…」
76: (しうまい) 2020/04/05(日) 00:21:04.89 ID:9gxm6agE
カァー カァー
千歌「果南ちゃんも花丸ちゃんもお互いに繋がれてる事をもうちょっと意識してさぁ」
果南「簡単に言ってくれるけどなかなか慣れないよ」
花丸「こんなに不便だとは思わなかったずら」
千歌「私も協力するかるさ。もうちょっと頑張ってよ」
果南「うん。頑張るよ」
花丸「マルも」
果南「さて」
千歌「ん?」
花丸「どうしたの?」
果南「こんな状況で練習も出来なかったし…ランニングでも行こうかなって」
花丸「えーーーー。何言ってるずら!!」
果南「いやだって…動かないと体が鈍っちゃうよ?」
花丸「一日くらい平気ずら。そんなに簡単に体力は落ちないずら」
果南「甘いよ。一日サボったら取り戻すのに3日は掛かると思った方がいいよ」
花丸「でも雨の日とか果南ちゃんだって運動しない日はあるでしょ?」
果南「ないね。雨の日だって私は走るよ」
花丸「えぇ…」
千歌「残念ながら本当なんだよ。これが…」
果南「もう体が走りたいって言ってるんだよぉ」
花丸「体は喋らないずら」
果南「そう言うこと言ってるんじゃなくて。分かってるでしょ」
千歌「果南ちゃんも花丸ちゃんもお互いに繋がれてる事をもうちょっと意識してさぁ」
果南「簡単に言ってくれるけどなかなか慣れないよ」
花丸「こんなに不便だとは思わなかったずら」
千歌「私も協力するかるさ。もうちょっと頑張ってよ」
果南「うん。頑張るよ」
花丸「マルも」
果南「さて」
千歌「ん?」
花丸「どうしたの?」
果南「こんな状況で練習も出来なかったし…ランニングでも行こうかなって」
花丸「えーーーー。何言ってるずら!!」
果南「いやだって…動かないと体が鈍っちゃうよ?」
花丸「一日くらい平気ずら。そんなに簡単に体力は落ちないずら」
果南「甘いよ。一日サボったら取り戻すのに3日は掛かると思った方がいいよ」
花丸「でも雨の日とか果南ちゃんだって運動しない日はあるでしょ?」
果南「ないね。雨の日だって私は走るよ」
花丸「えぇ…」
千歌「残念ながら本当なんだよ。これが…」
果南「もう体が走りたいって言ってるんだよぉ」
花丸「体は喋らないずら」
果南「そう言うこと言ってるんじゃなくて。分かってるでしょ」
77: (しうまい) 2020/04/05(日) 00:29:13.24 ID:9gxm6agE
花丸「分かってるけど。この状態で走るのは難しいとマルは思うずら」
果南「大丈夫!マルのペースに合わせるからさ!」
花丸「信用出来ないずら」
果南「なんで!」
花丸「果南ちゃんがゆっくり走れるとは思えないずら。だいたい二人で歩くのだってままならないのに走るなんて無謀だとマルは言いたいずら」
果南「…大丈夫だよ!」
花丸「根拠がないずら!そんな事より本でも読んで過ごした方が有意義ずら。果南ちゃんにも貸してあげるよ」
果南「嫌だよ。文字なんてそんな読んでたらおかしくなっちゃうよ」
花丸「ならないずら!」
果南「とにかくランニング!体力つけなきゃ!」
花丸「怪我をしない為にも大人しく読書ずら!」
果南「ランニング!」
花丸「読書!」
果南「大丈夫!マルのペースに合わせるからさ!」
花丸「信用出来ないずら」
果南「なんで!」
花丸「果南ちゃんがゆっくり走れるとは思えないずら。だいたい二人で歩くのだってままならないのに走るなんて無謀だとマルは言いたいずら」
果南「…大丈夫だよ!」
花丸「根拠がないずら!そんな事より本でも読んで過ごした方が有意義ずら。果南ちゃんにも貸してあげるよ」
果南「嫌だよ。文字なんてそんな読んでたらおかしくなっちゃうよ」
花丸「ならないずら!」
果南「とにかくランニング!体力つけなきゃ!」
花丸「怪我をしない為にも大人しく読書ずら!」
果南「ランニング!」
花丸「読書!」
78: (しうまい) 2020/04/05(日) 00:33:47.22 ID:9gxm6agE
千歌「もーーーー!!!!喧嘩禁止!!!」
果南「千歌…」
花丸「ずら…」
千歌「どうして喧嘩になるの!」
果南「喧嘩なんてしてないよ。ただ…」
千歌「喧嘩じゃん!どう見ても喧嘩だったよ。お互い少しは歩み寄りなよ。どうしてそれが出来ないの!!!」
果南「うっ…」
花丸「それは…」
千歌「ランニングも読書もダメ!」
花丸「え~」
果南「どうして千歌が決めるのさ!」
千歌「ここ私の部屋!!」
果南「あっ…まあ…そうだね」
果南「千歌…」
花丸「ずら…」
千歌「どうして喧嘩になるの!」
果南「喧嘩なんてしてないよ。ただ…」
千歌「喧嘩じゃん!どう見ても喧嘩だったよ。お互い少しは歩み寄りなよ。どうしてそれが出来ないの!!!」
果南「うっ…」
花丸「それは…」
千歌「ランニングも読書もダメ!」
花丸「え~」
果南「どうして千歌が決めるのさ!」
千歌「ここ私の部屋!!」
果南「あっ…まあ…そうだね」
79: (しうまい) 2020/04/05(日) 00:38:09.13 ID:9gxm6agE
千歌「ここは間を取って3人でオセロでもやろう!」
果南「オセロ!?」
花丸「どうして?」
千歌「私の部屋だから私が決めます」
果南「でも3人だしなぁ…ね?」
花丸「うん。オセロは2人でやるものずら」
千歌「そう言う時ばっかり意見が合うんだね。いいよ!そっちは2人で」
果南「そこまでしてやりたいの?」
千歌「2人が喧嘩するからだよ」
果南「オセロ!?」
花丸「どうして?」
千歌「私の部屋だから私が決めます」
果南「でも3人だしなぁ…ね?」
花丸「うん。オセロは2人でやるものずら」
千歌「そう言う時ばっかり意見が合うんだね。いいよ!そっちは2人で」
果南「そこまでしてやりたいの?」
千歌「2人が喧嘩するからだよ」
81: (茸) 2020/04/06(月) 00:04:10.80 ID:wLAOZzWp
果南「千歌がそこまで言うなら…」
花丸「やる?」
果南「うん」
千歌「そうこなくっちゃ」
花丸「やる?」
果南「うん」
千歌「そうこなくっちゃ」
82: (茸) 2020/04/06(月) 00:10:24.48 ID:wLAOZzWp
~対局中~
果南「ん~…ここかな?」
パチン
花丸「あぁ…」
果南「何?」
花丸「そこだと後々…」
果南「でも次角取るなら今ここに置いておかないと」
花丸「そうだけど。目先の角を取るよりも」
果南「いやいや。ガンガン攻めないと足元救われちゃうよ」
花丸「後悔するよりはマシだと思うずら」
果南「いや…別に後悔しないし」
千歌「ねえ!私の番なんだけど!」
果南「ああ、ごめん」
千歌「もう。仲良くやってねっと」
パチン
果南「え?」
花丸「ん?」
果南「ん~…ここかな?」
パチン
花丸「あぁ…」
果南「何?」
花丸「そこだと後々…」
果南「でも次角取るなら今ここに置いておかないと」
花丸「そうだけど。目先の角を取るよりも」
果南「いやいや。ガンガン攻めないと足元救われちゃうよ」
花丸「後悔するよりはマシだと思うずら」
果南「いや…別に後悔しないし」
千歌「ねえ!私の番なんだけど!」
果南「ああ、ごめん」
千歌「もう。仲良くやってねっと」
パチン
果南「え?」
花丸「ん?」
83: (茸) 2020/04/06(月) 00:18:01.42 ID:wLAOZzWp
千歌「なに?」
果南「え?そう来るの?」
花丸「予想がずら。そんな手があったとは」
千歌「こう見えてオセロ得意だからね」
果南「え?そうだったっけ?」
花丸「意外ずら。千歌ちゃんはこう言う頭を使う物は苦手だと思ってたずら」
千歌「へ~…どう言う事かな?」
果南「マル…どうする?」
花丸「どうするって…」
果南「得意なんでしょ?」
花丸「そんな事言った覚えないずら」
果南「さっき先を読んでどうのとか言ってなかった?」
花丸「果南ちゃんこそ先手必勝とかそれっぽい事言ってたずら」
果南「私はあれだから。取り敢えず角を取ることしか考えてないからさ。それにほら!私って体育会系だし!」
花丸「全国の体育会系の人に謝るずら!それにそんな事言ったらマルだって文系だし!」
果南「推理小説とか読むでしょ?」
花丸「それとこれとは違うずら」
果南「え?そう来るの?」
花丸「予想がずら。そんな手があったとは」
千歌「こう見えてオセロ得意だからね」
果南「え?そうだったっけ?」
花丸「意外ずら。千歌ちゃんはこう言う頭を使う物は苦手だと思ってたずら」
千歌「へ~…どう言う事かな?」
果南「マル…どうする?」
花丸「どうするって…」
果南「得意なんでしょ?」
花丸「そんな事言った覚えないずら」
果南「さっき先を読んでどうのとか言ってなかった?」
花丸「果南ちゃんこそ先手必勝とかそれっぽい事言ってたずら」
果南「私はあれだから。取り敢えず角を取ることしか考えてないからさ。それにほら!私って体育会系だし!」
花丸「全国の体育会系の人に謝るずら!それにそんな事言ったらマルだって文系だし!」
果南「推理小説とか読むでしょ?」
花丸「それとこれとは違うずら」
85: (茸) 2020/04/06(月) 00:20:26.01 ID:wLAOZzWp
果南「え?じゃあ何の為に読んでるの?」
花丸「純粋に作品を楽しんでるずら!アクション映画観てたってアクションが出来るわけじゃないでしょ!」
果南「出来るよ!私は!」
花丸「絶対に出来ないずら。レベルが違うもん」
千歌「早くしてよ…」
果南「分かったよ。もーーえいっ」
ぐいっ
花丸「だから!」
パチン
花丸「純粋に作品を楽しんでるずら!アクション映画観てたってアクションが出来るわけじゃないでしょ!」
果南「出来るよ!私は!」
花丸「絶対に出来ないずら。レベルが違うもん」
千歌「早くしてよ…」
果南「分かったよ。もーーえいっ」
ぐいっ
花丸「だから!」
パチン
86: (茸) 2020/04/06(月) 00:28:52.76 ID:wLAOZzWp
~夕飯~
千歌「はあ…」
もぐもぐ
志満「なんだか…大変そうね」
美渡「私だったら絶対に耐えられないわ。こんな生活」
果南「あはは…そうなんだよね。なかなか慣れなくて」アタマカキカキ
花丸「だから急に手を動かさないでって言ってるのに…」
果南「ごめんて…」
千歌「果南ちゃんは頭で考えるより先に体が動くタイプだもんね」
果南「そんな事は…」
花丸「あるずら」
果南「なんでマルが答えるの!」
千歌「はあ…」
もぐもぐ
志満「なんだか…大変そうね」
美渡「私だったら絶対に耐えられないわ。こんな生活」
果南「あはは…そうなんだよね。なかなか慣れなくて」アタマカキカキ
花丸「だから急に手を動かさないでって言ってるのに…」
果南「ごめんて…」
千歌「果南ちゃんは頭で考えるより先に体が動くタイプだもんね」
果南「そんな事は…」
花丸「あるずら」
果南「なんでマルが答えるの!」
87: (しうまい) 2020/04/06(月) 00:36:26.29 ID:oVkqyKXT
花丸「本当の事を言ったまでずら」
果南「一言多いんだから」
志満「仲良いのね。二人とも」
美渡「私にはそうは見えないけどね~」
果南「あっ、右手動かす時には言ってよ。またこぼしちゃうから」
花丸「動かすずら」
果南「そうじゃなくて!」
美渡「やっぱりそうは見えないね。大丈夫なの?」
千歌「あ~…多分」
果南「一言多いんだから」
志満「仲良いのね。二人とも」
美渡「私にはそうは見えないけどね~」
果南「あっ、右手動かす時には言ってよ。またこぼしちゃうから」
花丸「動かすずら」
果南「そうじゃなくて!」
美渡「やっぱりそうは見えないね。大丈夫なの?」
千歌「あ~…多分」
88: (しうまい) 2020/04/06(月) 00:47:08.18 ID:oVkqyKXT
チャポン
花丸「ついに来てしまったずら」
果南「どうやって脱ぐ?」
千歌「片方ずつ脱げばいいんじゃない?」
果南「いやいや。片方ずつ脱いだって手錠で繋がれてるんだから服が真ん中でぶらんとなるだけでしょ?」
花丸「服は濡れるの覚悟で入る?」
果南「それはどうかなぁ」
千歌「じゃあ一日くらい入らなくてもいいんじゃない?」
果南「それはちょっと…」
花丸「困るずら…」
千歌「じゃあ1人ずつ脱いで順番に洗うんだね。お風呂に浸かるのは諦めて」
果南「それしかないね」
花丸「せっかく千歌ちゃん家に来たのに…」
花丸「ついに来てしまったずら」
果南「どうやって脱ぐ?」
千歌「片方ずつ脱げばいいんじゃない?」
果南「いやいや。片方ずつ脱いだって手錠で繋がれてるんだから服が真ん中でぶらんとなるだけでしょ?」
花丸「服は濡れるの覚悟で入る?」
果南「それはどうかなぁ」
千歌「じゃあ一日くらい入らなくてもいいんじゃない?」
果南「それはちょっと…」
花丸「困るずら…」
千歌「じゃあ1人ずつ脱いで順番に洗うんだね。お風呂に浸かるのは諦めて」
果南「それしかないね」
花丸「せっかく千歌ちゃん家に来たのに…」
89: (しうまい) 2020/04/06(月) 00:54:06.72 ID:oVkqyKXT
チャポン
花丸「良い湯加減ずら~」
千歌「まさかのアイデアだね。服をビニールでくるんで入るなんて。骨折した時にやる方法だよね」
果南「だってマルが浸かりたそうにしてるからさ。本当にこれで大丈夫かなぁ。染みて来なきゃいいけど…」
花丸「一日の疲れが取れるずら」
果南「確かに。今日は疲れたもんね」
花丸「うん」
千歌「なんか知らないけど私も疲れたよぉ」
果南「迷惑掛けるね」
花丸「これも全ては善子ちゃんのせいずら」
果南「言えてる、ふふっ。さて、そろそろ出ようか」
花丸「もうちょっと入るずら」
果南「もう結構入ったでしょ?」
花丸「良い湯加減ずら~」
千歌「まさかのアイデアだね。服をビニールでくるんで入るなんて。骨折した時にやる方法だよね」
果南「だってマルが浸かりたそうにしてるからさ。本当にこれで大丈夫かなぁ。染みて来なきゃいいけど…」
花丸「一日の疲れが取れるずら」
果南「確かに。今日は疲れたもんね」
花丸「うん」
千歌「なんか知らないけど私も疲れたよぉ」
果南「迷惑掛けるね」
花丸「これも全ては善子ちゃんのせいずら」
果南「言えてる、ふふっ。さて、そろそろ出ようか」
花丸「もうちょっと入るずら」
果南「もう結構入ったでしょ?」
90: (しうまい) 2020/04/06(月) 01:00:20.81 ID:oVkqyKXT
花丸「まだまだずら」
果南「のぼせちゃうよ?」
花丸「大丈夫ずら」
果南「見て!ふやけて指がしわしわ。これ以上は本当にのぼせるって」
花丸「平気だよ」
果南「平気じゃないよ!そんなに入ってどうするの?」
花丸「どうするって…疲れを取るんだよ」
果南「これ以上は余計疲れるから!さあ、出よう」グイッ
花丸「だから急に引っ張らないでって何度も何度も言ってるずら!服が濡れるずら」
果南「じゃあ大人しく出てよ!」
花丸「それとこれとは」
果南「一緒だよ!」
千歌「いや~二人共もうちょっと」
果南「千歌は黙ってて」
千歌「私の家だよ!!!何度も言うけど!!!」
果南「のぼせちゃうよ?」
花丸「大丈夫ずら」
果南「見て!ふやけて指がしわしわ。これ以上は本当にのぼせるって」
花丸「平気だよ」
果南「平気じゃないよ!そんなに入ってどうするの?」
花丸「どうするって…疲れを取るんだよ」
果南「これ以上は余計疲れるから!さあ、出よう」グイッ
花丸「だから急に引っ張らないでって何度も何度も言ってるずら!服が濡れるずら」
果南「じゃあ大人しく出てよ!」
花丸「それとこれとは」
果南「一緒だよ!」
千歌「いや~二人共もうちょっと」
果南「千歌は黙ってて」
千歌「私の家だよ!!!何度も言うけど!!!」
91: (しうまい) 2020/04/06(月) 01:08:06.59 ID:oVkqyKXT
そして~
千歌「今日一日お疲れ様でした。二人には悪いけベットは私が使わせて貰うよ。部屋が空いてれば良かったんだけどね」
果南「全然大丈夫だよ」
花丸「果南ちゃん」
果南「何?」
花丸「寝相悪いよね?」
果南「悪くないよ!!!」
花丸「本当?」
果南「本当だよ。合宿でも平気だったでしょ」
花丸「あ~確かに」
果南「ね?」
千歌「もう明かり…消していい?」
果南「あっ、ごめん。おやすみ」
花丸「おやすみずら」
千歌「おやすみ」
千歌「今日一日お疲れ様でした。二人には悪いけベットは私が使わせて貰うよ。部屋が空いてれば良かったんだけどね」
果南「全然大丈夫だよ」
花丸「果南ちゃん」
果南「何?」
花丸「寝相悪いよね?」
果南「悪くないよ!!!」
花丸「本当?」
果南「本当だよ。合宿でも平気だったでしょ」
花丸「あ~確かに」
果南「ね?」
千歌「もう明かり…消していい?」
果南「あっ、ごめん。おやすみ」
花丸「おやすみずら」
千歌「おやすみ」
93: (しうまい) 2020/04/06(月) 20:59:40.79 ID:oVkqyKXT
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
果南「ん…んん…」
花丸「すぅーすぅー」
果南「ん~」くるり
花丸「な、なに?」
ばっ
果南「痛っ…痛ぁ…何?」
花丸「それはこっちのセリフずら」
果南「どう言う事?」
花丸「果南ちゃんが急に引っ張るから」
果南「引っ張ってないけど」
花丸「引っ張ったよ」
果南「引っ張ってないってば」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
果南「ん…んん…」
花丸「すぅーすぅー」
果南「ん~」くるり
花丸「な、なに?」
ばっ
果南「痛っ…痛ぁ…何?」
花丸「それはこっちのセリフずら」
果南「どう言う事?」
花丸「果南ちゃんが急に引っ張るから」
果南「引っ張ってないけど」
花丸「引っ張ったよ」
果南「引っ張ってないってば」
94: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:02:40.42 ID:oVkqyKXT
花丸「引っ張ったずら」
果南「引っ張ってない」
花丸「引っ張ってない」
果南「引っ張ったよ。ん?」
花丸「ほら!」
果南「今のはずるいよ!」
千歌「もーーーーうるさい!!!!何時だと思ってんの!!!」
果南「ご、ごめん」
花丸「ごめんなさいずら」
千歌「疲れてるんだから早く寝てよ」
果南「うん。ごめんね…千歌…」
千歌「じゃあおやすみ」
かなまる「おやすみ…」
果南「引っ張ってない」
花丸「引っ張ってない」
果南「引っ張ったよ。ん?」
花丸「ほら!」
果南「今のはずるいよ!」
千歌「もーーーーうるさい!!!!何時だと思ってんの!!!」
果南「ご、ごめん」
花丸「ごめんなさいずら」
千歌「疲れてるんだから早く寝てよ」
果南「うん。ごめんね…千歌…」
千歌「じゃあおやすみ」
かなまる「おやすみ…」
95: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:05:47.17 ID:oVkqyKXT
花丸「果南ちゃんのせいで千歌ちゃんに怒られてしまったずら」
果南「こっちのセリフだよ」
花丸「もういいずら。寝よう」
果南「うん。おやすみ」
花丸「おやすみずら」
果南「…」
花丸「…」
果南「…」
花丸「…」
果南「こっちのセリフだよ」
花丸「もういいずら。寝よう」
果南「うん。おやすみ」
花丸「おやすみずら」
果南「…」
花丸「…」
果南「…」
花丸「…」
96: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:13:57.24 ID:oVkqyKXT
果南「ねえ?起きてる?」
花丸「なに?」
果南「トイレに行きたくてさ」
花丸「一人で行ってくるずら…マルは寝るずら」
果南「無理だよ!手錠があるんだから」
花丸「じゃあ我慢するずら」
果南「それも無理だよ。もし万が一の事があったらどうするの?」
花丸「万が一って?」
果南「万が一は万が一だよ」
花丸「お漏らし?」
果南「……そう。千歌の部屋でお漏らしなんて私の面目丸潰れだよ」
花丸「気にする事ないずら」
果南「気にするよ!」
千歌「……気にしないから静かにしてよ。昔も泊まりに来てお漏らしした事あったでしょ?」
果南「ち、千歌…起きてたの?」
花丸「へ~」
千歌「お願いだから大人しく寝てよ~」
花丸「果南ちゃん昔も千歌ちゃん家でお漏らししたんだ~」
果南「ち、違っ。昔だし…とにかく頼むからトイレ…もう…漏れるよ」
花丸「え?」
果南「早く」グイッ
花丸「い、痛っ」
花丸「なに?」
果南「トイレに行きたくてさ」
花丸「一人で行ってくるずら…マルは寝るずら」
果南「無理だよ!手錠があるんだから」
花丸「じゃあ我慢するずら」
果南「それも無理だよ。もし万が一の事があったらどうするの?」
花丸「万が一って?」
果南「万が一は万が一だよ」
花丸「お漏らし?」
果南「……そう。千歌の部屋でお漏らしなんて私の面目丸潰れだよ」
花丸「気にする事ないずら」
果南「気にするよ!」
千歌「……気にしないから静かにしてよ。昔も泊まりに来てお漏らしした事あったでしょ?」
果南「ち、千歌…起きてたの?」
花丸「へ~」
千歌「お願いだから大人しく寝てよ~」
花丸「果南ちゃん昔も千歌ちゃん家でお漏らししたんだ~」
果南「ち、違っ。昔だし…とにかく頼むからトイレ…もう…漏れるよ」
花丸「え?」
果南「早く」グイッ
花丸「い、痛っ」
97: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:17:11.14 ID:oVkqyKXT
チュン チュン
千歌「ふぁ~よく寝た~」
果南「……はあ」
花丸「ずら~」
千歌「おはよう。二人共早いね」
果南「うん。結局あんまり眠れなかったよ」
花丸「果南ちゃんとが寝返りをうつから」
果南「言っておくけどマルもやってるからね。人が寝かけた所で寝返りうってるから」
花丸「やってないずら」
果南「やってるよ」
花丸「やってない」
果南「やってる」
千歌「もうどっちでもいいずら」
千歌「ふぁ~よく寝た~」
果南「……はあ」
花丸「ずら~」
千歌「おはよう。二人共早いね」
果南「うん。結局あんまり眠れなかったよ」
花丸「果南ちゃんとが寝返りをうつから」
果南「言っておくけどマルもやってるからね。人が寝かけた所で寝返りうってるから」
花丸「やってないずら」
果南「やってるよ」
花丸「やってない」
果南「やってる」
千歌「もうどっちでもいいずら」
98: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:22:28.32 ID:oVkqyKXT
そして再び現在
千歌「と言う感じでね。相性抜群所かギスギスしちゃってさ」
ルビィ「大変だったんだね」
曜「性格も趣味も何もかも違うからね」
果南「ほんと。たまったもんじゃないよ」
花丸「それはマルのセリフずら」
千歌「もう喧嘩しないの!」
果南「で?善子はなんで来ないの?」
梨子「ほんと…何してるのかしらあの堕天使は…」
千歌「と言う感じでね。相性抜群所かギスギスしちゃってさ」
ルビィ「大変だったんだね」
曜「性格も趣味も何もかも違うからね」
果南「ほんと。たまったもんじゃないよ」
花丸「それはマルのセリフずら」
千歌「もう喧嘩しないの!」
果南「で?善子はなんで来ないの?」
梨子「ほんと…何してるのかしらあの堕天使は…」
99: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:29:27.33 ID:oVkqyKXT
ガチャ
善子「我を呼んだのはお前たちか!」
花丸「来たずら!全ての元凶!」
果南「やったと来たな!!!!この堕天使」
善子「ちょ…ストップ」
梨子「息ぴったりじゃない」
千歌「文句言う時はね」
果南「で?鍵は?」
花丸「もちろん持ってきたよね?」
善子「それが鍵が見つからなくって」
果南「そっか。善子…歯を食いしばろうか」
花丸「マルがおさえておくずら」
善子「えぇ…」
ダイヤ「お二人とも!暴力はいけません」
花丸「冗談ずら」
果南「流石に殴ったりはしないよ」
ダイヤ「え?」
果南「何?」
善子「我を呼んだのはお前たちか!」
花丸「来たずら!全ての元凶!」
果南「やったと来たな!!!!この堕天使」
善子「ちょ…ストップ」
梨子「息ぴったりじゃない」
千歌「文句言う時はね」
果南「で?鍵は?」
花丸「もちろん持ってきたよね?」
善子「それが鍵が見つからなくって」
果南「そっか。善子…歯を食いしばろうか」
花丸「マルがおさえておくずら」
善子「えぇ…」
ダイヤ「お二人とも!暴力はいけません」
花丸「冗談ずら」
果南「流石に殴ったりはしないよ」
ダイヤ「え?」
果南「何?」
100: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:36:02.53 ID:oVkqyKXT
鞠莉「果南の事を殴ったり殴られたりするのはこの世でたった一人。私だけデース。あの時の事を思い出すと今もドキドキするよ!」
花丸「どう言うことずら?」
果南「鞠莉…わざと変な言い方をするのはやめて。怒るよ!」
鞠莉「そんな事言っちゃっていいのかな~」
果南「何?」
鞠莉「小原家全勢力を駆使してその手錠の鍵を作って来ました~」
果南「え?本当!」
花丸「助かったずら。一時はどうなる事かと思ったずら~」
梨子「良かったわね」
千歌「ね!私も助かった」
花丸「どう言うことずら?」
果南「鞠莉…わざと変な言い方をするのはやめて。怒るよ!」
鞠莉「そんな事言っちゃっていいのかな~」
果南「何?」
鞠莉「小原家全勢力を駆使してその手錠の鍵を作って来ました~」
果南「え?本当!」
花丸「助かったずら。一時はどうなる事かと思ったずら~」
梨子「良かったわね」
千歌「ね!私も助かった」
101: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:46:52.87 ID:oVkqyKXT
ダイヤ「ですが、手錠がその場にないのによく作れましたわね」
曜「確かに。メーカーに問い合わせたとか?」
鞠莉「それは企業秘密!」
梨子「何したの…」
鞠莉「それじゃあさっそく」
カチャ
果南「はずれた!」
花丸「自由ずら!自由ずら~!これでご飯もお風呂もトイレも何一つ不自由しないずら」
果南「やったねマル!」
花丸「うん!」
果南「ハグ!」ギュー
花丸「ハグずら~…いたた…果南ちゃんもっと優しく」
果南「ごめんごめん。つい嬉しくて」
花丸「も~」
千歌「これで一件落着だね」
梨子「そうね。こんな手錠の為に」
ガチャ
梨子「あっ…閉まっちゃった」
曜「……」
ガチャ
梨子「曜ちゃん何してるの?」
曜「梨子ちゃん逮捕しました!なんちゃって」
千歌「あはは。はずれなくなっちゃったりして」
梨子「変な冗談はやめてよ。鞠莉ちゃん。鍵貸して」
鞠莉「オッケー」
梨子「さてと」
ガチャガチャ
梨子「……あら?」
曜「どうしたの?」
曜「確かに。メーカーに問い合わせたとか?」
鞠莉「それは企業秘密!」
梨子「何したの…」
鞠莉「それじゃあさっそく」
カチャ
果南「はずれた!」
花丸「自由ずら!自由ずら~!これでご飯もお風呂もトイレも何一つ不自由しないずら」
果南「やったねマル!」
花丸「うん!」
果南「ハグ!」ギュー
花丸「ハグずら~…いたた…果南ちゃんもっと優しく」
果南「ごめんごめん。つい嬉しくて」
花丸「も~」
千歌「これで一件落着だね」
梨子「そうね。こんな手錠の為に」
ガチャ
梨子「あっ…閉まっちゃった」
曜「……」
ガチャ
梨子「曜ちゃん何してるの?」
曜「梨子ちゃん逮捕しました!なんちゃって」
千歌「あはは。はずれなくなっちゃったりして」
梨子「変な冗談はやめてよ。鞠莉ちゃん。鍵貸して」
鞠莉「オッケー」
梨子「さてと」
ガチャガチャ
梨子「……あら?」
曜「どうしたの?」
102: (しうまい) 2020/04/06(月) 21:47:08.52 ID:oVkqyKXT
完
104: (光) 2020/04/07(火) 12:34:34.90 ID:YUB/Lo/P
雰囲気が好き
107: (関西地方) 2020/04/09(木) 02:56:11.78 ID:xPVW096Q
テンポ良くて面白かった
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1585578966/